JP2016099768A - 電子機器 - Google Patents

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規和 横井
Norikazu Yokoi
規和 横井
秀雄 宝珠山
Hideo Hojuyama
秀雄 宝珠山
康之 元木
Yasuyuki Motoki
康之 元木
斉弘 安田
Narihiro Yasuda
斉弘 安田
さゆり 立川
Sayuri Tachikawa
さゆり 立川
政一 関口
Masaichi Sekiguchi
政一 関口
直樹 關口
Naoki Sekiguchi
直樹 關口
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Abstract

【課題】ユーザに装着されるセンサ部から得られるデータを有効活用することができる。
【解決手段】電子機器(50)は、ユーザに装着されて前記ユーザの生活に関する情報を取得するセンサ部(20)からデータを受信する受信部(51)と、前記受信部が受信したデータに基づいて、前記ユーザの介護に関する情報を生成する生成部(52)と、を備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子機器に関する。
従来、装着型のセンサを用いて生体情報を取得し、携帯電話に送信する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−147705号公報
しかしながら、従来においては、装着型のセンサにおいて得られる情報を十分に活用できているとはいえなかった。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、ユーザに装着されるセンサ部から得られるデータを有効活用することが可能な電子機器を提供する。
本発明の電子機器は、ユーザに装着されて前記ユーザの生活に関する情報を取得するセンサ部(20)からデータを受信する受信部(51)と、前記受信部が受信したデータに基づいて、前記ユーザの介護に関する情報を生成する生成部(52)と、を備えている。
この場合において、前記生成部が生成した情報に基づいて、介護認定を行う認定部(52)を備えていてもよい。また、前記受信部は、前記センサ部から前記ユーザの食事、排泄、歩行及び機器操作の少なくとも一つのデータを受信することとしてもよい。また、前記受信部は、複数の日数に渡り前記センサ部からデータを受信することとしてもよい。
本発明の電子機器は、ユーザに装着されて前記ユーザの生活に関する情報を取得するセンサ部(20)からデータを受信する受信部(51)と、前記受信部が受信したデータに基づいて、前記ユーザの生活に関する提案を行う提案部(52)と、を備えている。
この場合において、前記受信部は、前記センサ部がデータを取得した時刻を取得し、前記提案部は、前記受信部が受信したデータと前記時刻とに基づいて、前記ユーザの生活のリズムに関する提案を行うこととしてもよい。また、前記受信部は、前記センサ部から前記ユーザの食事、排泄、歩行及び機器操作の少なくとも一つのデータを受信することとしてもよい。また、前記受信部は、複数の日数に渡り前記センサ部からデータを受信することとしてもよい。また、前記提案部は、前記ユーザの運動と睡眠との少なくとも一方に関する提案を行うこととしてもよい。また、前記提案部は、前記ユーザが生活において実行すべき行動に関する提案を行うこととしてもよい。また、前記提案部は、前記ユーザの日光浴、前記ユーザの液体摂取、前記ユーザが服用する薬の少なくとも1つに関する提案を行うこととしてもよい。更に、前記提案部は、前記ユーザのケアプラン、前記ユーザが居住する空間のリフォーム又はユーザを補助する道具の調達に関する提案を行うこととしてもよい。また、前記提案部の提案を前記センサ部に送信する送信部(51)を備えていてもよい。また、本発明では、前記ユーザの居住空間の環境を制御する機器(40)と通信する通信部(51)を備えていてもよい。
本発明の電子機器は、ユーザに装着された第1センサ(20)から前記ユーザの生体情報を取得する取得部(51,54)と、生体情報を取得する第2センサ(30)を用いて、前記第1センサの出力を調整する調整部(52)と、調整した前記第1センサの出力を外部機器(10、40)に送信する送信部(51)と、を備えている。
この場合において、前記調整部は、前記第2センサによる前記ユーザの生体情報の取得結果に基づいて、前記第1センサの出力を調整することとしてもよい。
なお、本発明をわかりやすく説明するために、上記においては一実施形態を表す図面の符号に対応つけて説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、後述の実施形態の構成を適宜改良しても良く、また、少なくとも一部を他の構成物に代替させても良い。更に、その配置について特に限定のない構成要件は、実施形態で開示した配置に限らず、その機能を達成できる位置に配置することができる。
第1の実施形態に係る情報処理システムの構成を示す図である。 図1の情報処理システムの機能ブロック図である。 第1の実施形態に係るセンサ・機器一覧の一例を示す図である。 第1の実施形態における処理部の処理を示すフローチャート(その1)である。 第1の実施形態における処理部の処理を示すフローチャート(その2)である。 第1の実施形態に係る介護認定チェックリストの一例を示す図である。 第2の実施形態に係る対処法一覧の一例を示す図である。 第2の実施形態のサーバの処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る機器の制御リストを示す図である。 第2の実施形態の変形例の処理を示すフローチャートである。 第3の実施形態のサーバの処理を示すフローチャートである。 第3の実施形態の変形例の処理を示すフローチャートである。
《第1の実施形態》
以下、第1の実施形態に係る情報処理システムについて、図1〜図6に基づいて詳細に説明する。
図1には、本第1の実施形態に係る情報処理システム100の構成が概略的に示されている。本第1の実施形態の情報処理システム100は、携帯端末10と、装着型センサ20と、据え置き型センサ30と、生活機器40と、サーバ50とを備える。携帯端末10とサーバ50とは、インターネットやLAN(Local Area Network)などのネットワーク80に接続されている。また、携帯端末10と、装着型センサ20、据え置き型センサ30、生活機器40それぞれとの間においては、無線通信や近接通信(例えばBluetooth(登録商標)、RFID(Radio Frequency Identification)、TransferJet(登録商標)など)が可能となっている。
(携帯端末10)
携帯端末10は、スマートフォンや携帯電話などの端末であり、図2に示すように、表示部13と、入力部14と、記憶部11と、第1通信部12aと、第2通信部12bと、制御部15と、を備える。
表示部13は、液晶ディスプレイ等を含み、制御部15の指示の下、各種情報を表示する。
入力部14は、タッチパネル、キーボード、入力ボタン等を含み、携帯端末10のユーザの操作に応じた入力を受け付ける。
記憶部11は、例えば、フラッシュメモリ等の不揮発性の半導体メモリであり、他の装置から送信されてきた測定データ等を記憶する。
第1通信部12aは、他の装置と無線通信(携帯電話回線や無線LAN(Local Area Network)等を用いた通信)を行う。本第1の実施形態では、第1通信部12aは、装着型センサ20、据え置き型センサ30、生活機器40それぞれとの間で通信し、各装置から送信されてくる測定データを受信する。
第2通信部12bは、ネットワーク80を介してサーバ50と通信を行うネットワークインタフェースを含む。本第1の実施形態では、制御部15は、第2通信部12bを介して、記憶部11に記憶された測定データをサーバ50(通信部51)に対して送信する。
制御部15は、携帯端末10全体を統括的に制御する。制御部15は、CPU、RAM、アプリケーションやプログラムや各種データが記憶されているROM等を備える。
なお、携帯端末10は、通話機能、インターネット接続機能、電子メール送受信機能等を有する。また、携帯端末10には、ユーザが円滑に通話をしているかを判定したり、円滑に電子メールを作成し、送受信しているかを判定するためのアプリケーションがインストールされているものとする。このアプリケーションによる判定結果は、サーバ50に通知される。
なお、本第1の実施形態においては、携帯端末10に代えて、携帯端末10と同一又は同等の機能を有するホームサーバやPC(Personal Computer)等の機器を採用してもよい。
(装着型センサ20)
装着型センサ20は、ユーザ(例えば、お年寄り)に装着可能なセンサであり、図3のセンサ・機器一覧に示す、濡れセンサ、脈拍計、血圧計、音声マイク、運動計、体組成計、体温計、アクティビティ・トラッカー等のうち、少なくとも1つを含む。濡れセンサは、衣服やオムツに設けられるセンサであり、尿漏れや汗の量などの体液を検出するためのセンサである。脈拍計は、ユーザの脈拍を計測するセンサであり、血圧計は、ユーザの血圧を計測するセンサである。脈拍計や血圧計は、例えばユーザの腕等に装着されるセンサであるものとする。音声マイクは、ユーザの音声を収音するマイクであり、例えば、ユーザが装着する眼鏡型の端末等に内蔵されているものとする。運動計は、加速度センサを含む歩数計機能やGPSを用いた歩行距離測定機能等を含む。運動計は、例えばユーザの腕等に装着されたり眼鏡型の端末に内蔵されたりする。体組成計は、ユーザの体に微弱な電流を流し、その際の電気の流れやすさ(電気抵抗値:インピーダンス)を計測することで体組成を測定(推定)するセンサである。体温計は、ユーザの体温を測定するセンサであり、ユーザの腕に装着されたり、脇の下に貼付されるセンサである。アクティビティ・トラッカーは、各種センサを複数備える装置であり、心拍数、歩数、生体インピーダンス等のほか、肌や大気の温度、ガルバニック皮膚反応、睡眠の質等を計測する。なお、脈拍計、血圧計、運動計は、ユーザが装着する腕時計に設けるようにしてもよい。
装着型センサ20は、図2に示すように、測定部22、記憶部24、通信部26を有する。測定部22は、各センサの機能に応じた測定処理を実行する。記憶部24は、フラッシュメモリ等であり、測定部22が測定した値(測定データ)を一時記憶する。通信部26は、携帯端末10の第1通信部12aとの間で無線通信、近接通信等を行う。通信部26は、記憶部24に記憶された測定データを適宜又は所定タイミングで、第1通信部12aを介して携帯端末10の制御部15に送信する。
(据え置き型センサ30)
据え置き型センサ30は、ユーザ(お年寄りや被介護者)が生活する居住空間(部屋)内に設けられるセンサである。なお、据え置き型センサ30は、部屋内に固定されるものに限らず、ユーザが常時装着しないセンサであれば移動可能(持ち運び可能)であってもよい。据え置き型センサ30としては、例えば、図3のセンサ・機器一覧に示すように、血圧計、睡眠計、体温計、体組成計、ジェスチャーセンサ、部屋内各所に設けられるタッチセンサ、等が含まれる。
血圧計は、電子式、水銀式、アネロイド型のいずれでもよく、また、上腕式、指式、手首式のいずれでもよい。睡眠計は、ベッド近傍に設置することで、ユーザの眠り(眠りが浅いか深いか、寝つき時刻及び目覚め時刻、夜中に目覚めてないかなど)を測定する。体温計は、電子式体温計や耳式体温計のいずれでもよい。体組成計は、例えば、体脂肪率や筋肉量、内臓脂肪などの体の組成を測定する。ジェスチャーセンサは、赤外光発光部から照射した光のうち、検知対象物(ユーザ)にあたった反射光の変化を受光部で捉えることにより、検知対象物(ユーザ)の動きを検出するセンサである。なお、ジェスチャーセンサは、顔認識あるいは人物認証等の手段により、ユーザ(お年寄りや被介護者)とその他の人とを区別し、誰が動いているかを識別することができるものとする。タッチセンサは、部屋内の各所(壁や手すり、ドアノブや、スイッチなど)に設けられ、ユーザが移動していることや、ユーザが部屋内のどこに触れたかなどを検出する。
据え置き型センサ30は、図2に示すように、測定部32、記憶部34、通信部36を有する。測定部32は、各センサの機能に応じた測定処理を実行する。記憶部34は、フラッシュメモリ等であり、測定部32が測定した値(測定データ)を一時記憶する。通信部36は、携帯端末10の第1通信部12aとの間で無線通信、近接通信等を行う。通信部36は、記憶部34に記憶された測定データを適宜又は所定タイミングで、第1通信部12aを介して携帯端末10の制御部15に送信する。
(生活機器40)
生活機器40は、ユーザが生活する空間(部屋)内に設けられている機器である。生活機器40は、例えば、図3のセンサ・機器一覧に示すように、エアコン、電気ポット、風呂(ジェスチャーセンサ)、トイレ(ジェスチャーセンサ)、照明器具、ラジオ、テレビ(ジェスチャーセンサ)、服薬管理装置、冷蔵庫、ベッド、掃除機、洗濯機等を含む。
エアコンは、ユーザの操作等に応じて、部屋内の温度や湿度を調整する。また、エアコンには、温度センサ、湿度センサ、人感センサ等が設けられている。温度センサや湿度センサは部屋内の温度や湿度を測定するのに用いられ、人感センサは、部屋内の人の位置を測定するのに用いられる。電気ポットは、お湯を沸かす装置である。電気ポットには、ユーザが電気ポットを使用したことを検出することが可能なセンサが設けられている。風呂(ジェスチャーセンサを含む)、トイレ(ジェスチャーセンサを含む)は、風呂やトイレの通常の機能の他、風呂やトイレに設けられたジェスチャーセンサを含み、ユーザが風呂に1人で入ることができるか、1人でトイレを利用できるか等を検出する。照明器具は、ユーザの操作等に応じて、部屋内を照明する器具であり、ユーザが照明器具を使用しているか否かや、照度を検出するセンサを有している。
ラジオは、ラジオ局からの電波を受信し、音声情報を出力する機器である。ラジオは、電源がオンであるか、音量がどの程度であるか等を検出するセンサを有している。テレビ(ジェスチャーセンサを含む)は、通常のテレビ機能の他、ユーザがテレビの前に存在するか、ユーザがテレビの前でどのような動きをしているか等を検出するジェスチャーセンサを有する。服薬管理装置は、ユーザが服用すべき量の薬を、予め定められた時刻に提供する装置であり、ユーザの適切な服薬を支援する。服薬管理装置は、ユーザが服用した薬の量や時刻を検出する。なお、服薬管理装置は、例えば特開2014−36731号に開示されている構成を適用することができる。
冷蔵庫は、内部の食材を冷蔵、冷凍等するための機器であり、ユーザが冷蔵庫の扉を開け閉めしたことを検出するセンサを有する。ベッドは、一例として電動リクライニング機能を有するベッドであるものとする。ベッドは、リクライニング角度を検出するセンサ等を有する。掃除機や洗濯機は、掃除や洗濯に用いられる装置であり、ユーザの操作情報(どのような設定で操作したか、どのボタンを押したかなど)を検出するセンサを有する。
生活機器40は、図2に示すように、機能部48、測定部42、記憶部44、通信部46を有する。機能部48は、生活機器40のうち本来の機能を発揮するための部分であり、例えばエアコンであれば、気温や湿度を調整する機能、電気ポットであれば、お湯を沸かす機能を発揮する。測定部42は、センサ等であり、上述した各機器の測定や検出に関する機能を実現する。記憶部44は、フラッシュメモリ等であり、測定部42が測定した値(測定データ)を一時記憶する。通信部46は、携帯端末10の第1通信部12aとの間で無線通信、近接通信等を行う。通信部46は、記憶部44に記憶された測定データを適宜又は所定タイミングで(例えば1日ごとに)、第1通信部12aを介して携帯端末10の制御部15に送信する。
(サーバ50)
サーバ50は、図2に示すように、通信部51と、処理部52と、記憶部53と、制御部54と、を備える。
通信部51は、ネットワーク80を介して携帯端末10と通信を行うネットワークインタフェースを含む。
処理部52は、携帯端末10から受信した測定データ、すなわち、装着型センサ20、据え置き型センサ30、生活機器40において収集された測定データを処理して、各種処理に必要なデータを作成する。
記憶部53は、例えば、フラッシュメモリ等の不揮発性の半導体メモリであり、携帯端末10から送信されてきたデータ等を記憶する。なお、記憶部53には、複数の日数にわたるデータが記憶されるものとする。
制御部54は、携帯端末10全体を統括的に制御する。制御部54は、CPU、RAM、アプリケーションやプログラムや各種データが記憶されているROM等を備える。
(サーバ50の処理について)
介護保険制度の下では、寝たきりや痴呆等で常時介護を必要とする状態(要介護状態)や、家事や身支度等の日常生活に支援が必要な状態(要支援状態)、になった場合に、介護サービスを受けることができる。この要介護状態や要支援状態にあるかどうか、要介護状態にあるとすればどの程度であるかの判定を行うのが要介護認定であり、市町村に設置される介護認定審査会で判定される。要介護認定は介護サービスの給付額に結びつくことから、その基準については全国一律に客観的に定められている。
本第1の実施形態では、サーバ50は、介護認定審査会がユーザの介護認定を行う際に利用できる情報(介護認定において参照できるチェックリスト)を、装着型センサ20、据え置き型センサ30、生活機器40で収集されたデータから生成して、提供する。以下、サーバ50の処理について、具体的に説明する。なお、図4、図5の処理が実行される段階では、装着型センサ20等によりユーザの測定データが長期(複数の日)に渡り測定され、サーバ50の記憶部53に格納されているものとする。
図4、図5には、サーバ50の処理がフローチャートにて示されている。図4、図5の処理は、介護認定審査会の1人(以下、担当者と呼ぶ)が、ネットワーク80に接続されている端末上で、ユーザ(お年寄り)を指定し、情報提供要求(チェックリスト作成要求)を出した段階で開始される。なお、図4、図5の処理の結果としては、図6に示すようなチェックリストが出力されるものとする。
図4、図5の処理では、まず、ステップS10において、処理部52は、記憶部53を参照して、記憶部53に格納されている指定されたユーザの測定データのうち、直近の所定期間において収集された測定データを抽出する。なお、所定期間とは、1ヶ月や数ヶ月などを採用することができる。このように直近の所定期間において収集された測定データを抽出するのは、チェックリストを作成する際には、ユーザの最新のデータに基づいてユーザの最新の状態(介護が必要かどうか)を判定する必要があるからである。
次いで、ステップS12では、処理部52は、抽出された測定データに基づいて、ユーザが適切な時刻に適切な服薬を1人でできるか否かを判断する。この場合、処理部52は、例えば、ユーザが生活機器40として服薬管理装置を用いている場合に、ユーザが正しい時刻に適切な種類、適切な量の薬を服薬できたか否かを、服薬管理装置のセンサや部屋内に設けられたジェスチャーセンサなどの測定データに基づいて判断する。あるいは、ユーザが装着型のカメラ(メガネのフレームに設けられたユーザの視線と同一方向を撮像可能なカメラ)を装着している場合には、当該カメラの画像に基づいて、ユーザが正しい時刻に適切な種類、適切な量の薬を服用できたかを判断してもよい。このステップS12の判断が肯定された場合、すなわち、ユーザが適切な時刻に適切な服薬を1人でできる場合には、ステップS14に移行し、処理部52は、チェックリストの当該項目(図6参照)にチェックをして、ステップS16に移行する。一方、ステップS12の判断が否定された場合には、ステップS16に直接移行する。
ステップS16に移行すると、処理部52は、ユーザが排泄を1人でできるか否かを判断する。この場合、処理部52は、ジェスチャーセンサ、トイレ(ジェスチャーセンサ)、衣服やオムツに設けられた濡れセンサ、脈拍計、発汗量を測定するセンサ(例えば、ユーザが装着する体組成計やアクティビティ・トラッカーなど)の測定データに基づいて、ユーザが排泄を1人でできるか否かを判断する。例えば、濡れセンサが濡れを検出せず、ジェスチャーセンサがユーザ1人でトイレに入ったことを検出し、脈拍計や発汗量からユーザが排泄を行ったことが検出できた場合には、ステップS16の判断は肯定される。ステップS16の判断が肯定された場合には、ステップS18に移行し、処理部52は、チェックリストの当該項目(図6参照)にチェックをして、ステップS20に移行する。一方、ステップS16の判断が否定された場合には、ステップS20に直接移行する。
ステップS20に移行すると、処理部52は、ユーザが歩行や起き上がりなどの日常生活上の基本動作を自分で行うことが可能か否かを判断する。この場合、処理部52は、ベッドの角度を検出するセンサや、部屋内に設けられたジェスチャーセンサ、アクティビティ・トラッカー、運動計(加速度センサやGPS)などの測定データに基づいて、ユーザが日常生活上の基本動作を自分で行うことが可能か否かを判断する。なお、この場合にも、ユーザが装着型のカメラを装着している場合には、処理部52は、当該カメラの画像に基づいて、基本動作を自分で行うことが可能か否かを判断するようにしてもよい。ステップS20の判断が肯定された場合には、ステップS22に移行し、処理部52は、チェックリストの当該項目(図6参照)にチェックをして、ステップS24に移行する。一方、ステップS20の判断が否定された場合には、ステップS24に直接移行する。
ステップS24に移行すると、処理部52は、ユーザが電話を利用できるか否かを判断する。この場合、処理部52は、携帯端末10にインストールされているアプリケーションの判定結果(ユーザが円滑に通話できるか、電子メールを円滑に利用できるかなどの判定結果)に基づいて、ユーザが電話を利用できるか否かを判断する。ステップS24の判断が肯定された場合には、ステップS26に移行し、チェックリストの当該項目(図6参照)にチェックをして、ステップS28に移行する。一方、ステップS24の判断が否定された場合には、ステップS28に直接移行する。
ステップS28に移行すると、処理部52は、ユーザが入浴を1人でできるか否かを判断する。この場合、処理部52は、ジェスチャーセンサ、風呂(ジェスチャーセンサ)、衣服に設けられた濡れセンサ、脈拍計、発汗量を測定するセンサ(例えば、ユーザが装着する体組成計やアクティビティ・トラッカーなど)の測定データに基づいて、ユーザが入浴を1人でできるか否かを判断する。例えば、ジェスチャーセンサによりユーザ1人で風呂に入ったことが検出されたり、脈拍計によりユーザが入浴を行った可能性が高いことが検出された場合には、ステップS28の判断は肯定される。ステップS28の判断が肯定された場合には、ステップS30に移行し、処理部52は、チェックリストの当該項目(図6参照)にチェックをして、図5のステップS40に移行する。一方、ステップS28の判断が否定された場合には、図5のステップS40に直接移行する。
図5のステップS40に移行すると、処理部52は、ユーザが洗濯、掃除などの家事を1人でできるか否かを判断する。この場合、処理部52は、ジェスチャーセンサの測定データや、掃除機や洗濯機で検出されるユーザの動作に基づいて、ユーザが洗濯、掃除などの家事を1人でできるか否かを判断する。このステップS40の判断が肯定された場合には、ステップS42に移行し、処理部52は、チェックリストの当該項目(図6参照)にチェックをして、ステップS44に移行する。一方、ステップS40の判断が否定された場合には、ステップS44に直接移行する。
ステップS44に移行すると、処理部52は、ユーザが移動、歩行に何かの支えが必要か否かを判断する。この場合、処理部52は、ジェスチャーセンサ、アクティビティ・トラッカー、運動計(加速度センサやGPS)などの測定データに基づいて、歩行に何かの支えが必要か否かを判断する。ただし、これに限らず、処理部52は、ユーザが装着型のカメラを装着している場合には、当該カメラの画像に基づいて、歩行に何かの支えが必要か否かを判断してもよい。あるいは、処理部52は、部屋内の手すりや壁等にタッチセンサが設けられている場合には、タッチセンサへのユーザの接触があったか否かに基づいて、歩行に何かの支えが必要か否かを判断してもよい。ステップS44の判断が否定された場合(支えが必要でない場合)には、ステップS46に移行し、処理部52は、チェックリストの当該項目(図6参照)にチェックをして、ステップS48に移行する。一方、ステップS44の判断が肯定された場合には、ステップS48に直接移行する。
ステップS48に移行すると、処理部52は、ユーザが食事に介助が必要か否かを判断する。この場合、処理部52は、ジェスチャーセンサ、アクティビティ・トラッカー、などの測定データに基づいて、食事に介助が必要か否かを判断する。ただし、これに限らず、処理部52は、ユーザが装着型のカメラを装着している場合には、当該カメラの画像に基づいて、食事に介助が必要か否かを判断してもよい。また、国際公開第2014/097671号に記載されているように検出部が設けられた箸やフォークを用いてユーザの食事の状況を検出するようにしてもよい。ステップS48の判断が否定された場合(介助が必要でない場合)には、ステップS50に移行し、処理部52は、チェックリストの当該項目(図6参照)にチェックをして、ステップS52に移行する。一方、ステップS48の判断が肯定された場合には、ステップS52に直接移行する。
ステップS52に移行すると、処理部52は、ユーザの適度な運動量を算出し、チェックリストに記録する。この場合、処理部52は、ユーザの実際の運動量と、そのときのユーザの状態とに基づいて、適度な運動量を算出する。運動量は、アクティビティ・トラッカーや運動計によって測定されるデータから得られ、ユーザの状態は、脈拍計や血圧計、アクティビティ・トラッカーなどによって測定されるデータから得られる。
次いで、ステップS54では、処理部52は、ユーザに徘徊、認知症、心身不安定など、日常生活に支障を来す症状があれば、チェックリストに記録する。この場合、処理部52は、ユーザに日常生活に支障を来す症状があるか否かを、ジェスチャーセンサ、アクティビティ・トラッカー、音声マイクで得られる測定データなどに基づいて判断することができる。ただし、これに限らず、処理部52は、ユーザが装着型のカメラを装着している場合には、当該カメラの画像に基づいて、日常生活に支障を来す症状があるか否かを判断してもよい。
次いで、ステップS56では、処理部52は、介護認定審査会の担当者が利用する端末に対して、図6のチェックリスト(該当項目への入力がなされたもの)を出力(表示等)する。これにより、担当者は、チェックリストに記録された情報を利用することで、ユーザを要介護と認定するか否かを適切に判断することができる。また、要介護と認定する場合にはその等級を適切に判断することが可能となる。
以上、詳細に説明したように、本第1の実施形態によると、通信部51は、携帯端末10を介して、ユーザに装着されてユーザの生活に関する情報(測定データ)を取得する装着型センサ20等から測定データを受信し、処理部52は、受信した測定データに基づいて、ユーザの介護認定に関する情報(チェックリスト)を生成する。これにより、ユーザが実際に生活している間に取得される測定データに基づいてチェックリストを生成するので、ユーザの生活の一部を担当者が断片的に見て確認したり、近親者からヒアリングを行うなどして介護認定を行う場合と比べて、適切なチェックリストを用いて適切な介護認定を行うことが可能となる。
また、本第1の実施形態では、通信部51は、装着型センサ20からユーザの食事、排泄、歩行及び機器操作の少なくとも一つのデータを受信するので、これらのデータに基づく適切なチェックリストの作成が可能となる。また、本第1の実施形態では、通信部51は、複数の日数に渡り装着型センサ20から測定データを受信するので、長時間の間に得られた測定データを用いて、ユーザの真の状態をチェックリストに反映させることができる。
なお、上記第1の実施形態では、処理部52は、図6のようなチェックリストを作成し、介護認定審査会が当該チェックリストを参照して、介護認定を行う場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、処理部52が、図6のチェックリストを作成し、当該チェックリストに基づいて、介護認定を行うようにしてもよい。この場合、処理部52は、人がチェックリストを用いて行う手順と同様の手順で、介護認定を行うようにしてもよい。これにより、介護認定の手間を低減することができる。なお、介護認定審査会は、処理部52が実行した介護認定の結果をチェックし、処理部52の判断を採用するか否かを審査するようにしてもよい。
《第2の実施形態》
以下、第2の実施形態に係る情報処理システムについて、図7〜図9に基づいて、詳細に説明する。なお、本第2の実施形態の情報処理システムの構成は、第1の実施形態と同様であるので、詳細な説明は省略する。
一般的に、認知症の患者は睡眠が浅いため、症状としてさまざまな睡眠障害が現れることが知られている。例えば、重度の認知症患者はわずか1時間程度の短時間でさえ連続して眠ることができなくなるといわれている。また、認知症患者は夜間の不眠のために昼寝(午睡)が増えてしまい、昼夜逆転の不規則な睡眠・覚醒リズムに陥ったり、しっかりと目が覚めきれず、せん妄といわれる朦朧状態にしばしば陥ったりする。このようなときには認知症患者は不安感から興奮しやすく、攻撃的になる。更に、認知症患者の一部では、睡眠・覚醒リズムの異常のために、夕方から就床の時間帯に徘徊・焦燥・興奮・奇声などの異常行動が目立つ日没症候群という現象がみられる。また、ケアマネージャのような介護をする人が時間通りに食事を配膳して立ち去った場合などは、ユーザが時間通りに食事をしたかどうかがわからない。
一方、認知症患者の睡眠障害に対する有効な薬物療法は知られていないため、認知症患者の睡眠障害への対処法としては、生活リズムを改善することが重要である。具体的には、図7の対処法一覧に示すような対処法がある。しかしながら、図7のような対処法の実践は、介護者等にとって著しい負担となる。
本第2の実施形態では、このような睡眠障害となっている患者に装着された装着型センサ20や患者の部屋内に存在する据え置き型センサ30、生活機器40から患者の生活に関する情報(測定データ)を取得し、取得した情報に基づいて、患者に対する生活提案(睡眠障害に対処するための提案)を携帯端末10や生活機器40を介して行うものである。
図8は、第2の実施形態に係るサーバ50の処理部52が実行する処理を示すフローチャートである。なお、図8の処理が実行される前提として、装着型センサ20等によりユーザの測定データが長期(複数の日)に渡り測定され、サーバ50の記憶部53に格納されているものとする。
図8のステップS210では、処理部52は、測定データに基づいて、生活リズムを作成する。なお、測定データには、当該測定データを装着型センサ20等が取得した時刻の情報(タイムスタンプ)も付加されている。処理部52は、具体的には、ユーザ(認知症患者)が装着する脈拍計や血圧計、運動計、アクティビティ・トラッカーの測定データや、睡眠計の測定データ(起床時刻、就寝時刻など)、ジェスチャーセンサの測定データ等に基づいて、ユーザの生活リズムをデータ化する。生活リズムとしては、例えば、起床時刻、就寝時刻、睡眠波形、活動時刻、食事時刻などをデータ化することができる。なお、食事時刻の検出は、装着型のカメラが食事を撮像した時刻や、国際公開第2014/097671号に記載されている箸やフォークを用いた時刻から検出するようにすればいい。
次いで、ステップS212では、処理部52は、生活リズムに基づいて所定時刻に実施すべき機器の制御リストを決定する。この場合、処理部52は、ステップS210でデータ化した生活リズムに基づいて、睡眠障害にならないようにするために改善すべき点を特定し、正しい生活リズムに矯正するために必要な、所定時刻に実施すべき機器の制御を決定しリスト化する。なお、処理部52は、改善すべき点を特定する際に、図7の対処法一覧等を参照するものとする。図9には、ステップS212で決定される、機器の制御リストの一例が示されている。図9の機器の制御リストには、機器を制御する時刻と、制御対象の機器と、実施すべき制御の内容が格納されている。
次いで、ステップS214では、処理部52は、機器の制御リストに存在する時刻(所定時刻)になるまで待機する。この場合、処理部52は、所定時刻になった段階で、ステップS216に移行する。なお、ここでは、時刻“21:00”になったとして以下説明する。
ステップS216に移行すると、処理部52は、図9の機器の制御リストに基づいて、実施すべき機器の制御を実施する。具体的には、図9の“21:00”のリストに基づいて、処理部52は、携帯端末10に対して、就寝時刻である旨を通知する。携帯端末10においては、制御部15が表示部13等を介して、就寝時刻である旨を出力(表示等)する。また、処理部52は、携帯端末10に対してエアコンを制御することにより室温を自動調整するよう通知する。この場合、携帯端末10の制御部15は、第1通信部12aを介してエアコンと通信し、エアコンの機能部48を制御して、室温を就寝に適した温度となるように調整する。また、処理部52は、携帯端末10に対して照明器具を制御することにより室内が薄暗くなるように自動調整するよう通知する。この場合、携帯端末10の制御部15は、第1通信部12aを介して照明器具と通信し、照明器具の機能部48を制御して、就寝に適した照度となるように調整する。
また、処理部52は、テレビやラジオの電源がオンになっている場合には、携帯端末10に対してテレビやラジオを制御するよう通知する。この場合、携帯端末10の制御部15は、第1通信部12aを介してテレビやラジオと通信し、テレビやラジオの機能部48を制御して、音量が徐々に小さくなるようにしたり、所定時間後に電源が切れるようにオフタイマーをセットする。また、処理部52は、ベッドの角度が起き上がった状態になっていた場合には、携帯端末10に対してベッドの角度を制御するよう通知する。この場合、携帯端末10の制御部15は、第1通信部12aを介してベッドと通信し、ベッドの機能部48を制御して、ベッドの角度を就寝に適した角度に調整する。
以上のような機器の制御により、ユーザの生活に関する提案を行うことで、時刻21:00になったタイミングで、自然に就寝環境を整えることができる。なお、処理部52は、就寝時刻になったことを携帯端末10を介してユーザに通知した後に、ユーザが就寝準備を終了するまで待機し、就寝準備が整った段階で、生活機器の制御を実行することとしてもよい。就寝準備には、歯磨きや、入れ歯外し、排泄、ベッド近傍への飲料水の準備等が含まれるので、処理部52は、就寝準備が整ったか否かをジェスチャーセンサ等を用いて確認するようにすればよい。
図8に戻り、ステップS218に移行すると、所定日数が経過したか否かを判断する。なお、所定日数とは、生活リズムがさほど変化しない日数を意味し、一例として、1〜数週間程度であるものとする。ここでの判断が否定された場合には、ステップS214に戻る。一方、ステップS218の判断が肯定された場合には、ステップS210に戻り、新たに収集された測定データに基づいて、生活リズムや機器の制御リストを再度作成する。
なお、ステップS214の判断が肯定されたときに、時刻が“6:00”であった場合には、図9に示すように、処理部52は、携帯端末10の表示部13に起床時刻になった旨を表示等する。また、処理部52は、携帯端末10を介して、カーテン駆動装置を制御してカーテンを自動的に開放したり、テレビに体操番組を表示したり、ベッドの角度を、ユーザが体を起こし易い程度に制御したりする。
また、ステップS214の判断が肯定されたときに、時刻が“13:00”であった場合には、図9に示すように、処理部52は、ユーザが午前中に外出したか否かを装着型センサ20(例えばアクティビティ・トラッカーなど)から判断し、外出していなかった場合には、携帯端末10やテレビなどを介して外出するように促す。このようにして、ユーザに日光を浴びるよう促すことで、睡眠障害の発生を抑制することができる(図7の番号2参照)。
また、ステップS214の判断が肯定されたときに、時刻が“16:00”であった場合には、図9に示すように、処理部52は、ユーザが起床以降に運動を適度に行ったか否かを装着型センサ20(例えばアクティビティ・トラッカーなど)の測定データから判断する。そして、ユーザが適度な運動を行っていなかった場合には、携帯端末10やテレビなどを介して運動をするように促す。このようにして、ユーザに適度な運動を促すことで、睡眠障害の発生を抑制することができる(図7の番号6参照)。
また、ステップS214の判断が肯定されたときに、時刻が“17:00”であった場合には、図9に示すように、処理部52は、携帯端末10や冷蔵庫に設けられた表示部などを介して、以降の水分の過剰摂取や、アルコール、カフェイン、ニコチンの摂取を控えるよう通知する。このようにして、ユーザに通知を行うことで、睡眠障害の発生を抑制することができる(図7の番号7,8参照)。
なお、図7の番号10に示すように、認知症治療薬(コリンエステラーゼ阻害薬)の午後以降の服薬が睡眠障害に影響すると考えられるので、処理部52は、ユーザが午後以降において認知症治療薬を服薬しようとしていることをジェスチャーセンサの測定データ等から検出した場合には、服薬をしないよう、携帯端末10等を介して警告するようにしてもよい。
なお、サーバ50において、多数の患者の管理を行う場合(図8の処理を同時並行的に多数のユーザに関して実行する場合)には、長期間の運用により、どのようなタイミングで機器を制御すれば効果が生じるか(生活リズムが改善され、睡眠障害の発生が低減するか)が明らかになると考えられる。このため、サーバ50では、睡眠障害の発生が低減した場合の機器の制御パターンが明らかになった場合には、睡眠障害が改善されないユーザに対して当該制御パターンを適用するなどしてもよい。
以上、詳細に説明したように、本第2の実施形態によると、通信部51は、ユーザに装着されてユーザの生活に関する情報(測定データ)を取得する装着型センサ20からデータを受信し、処理部52は、通信部51が受信した測定データに基づいて、機器を制御することで、ユーザの生活に関する提案を行う。これにより、ユーザは、自然に生活リズムを改善することができ、睡眠障害等の発生を抑制することが可能となる。
また、本第2の実施形態では、通信部51は、装着型センサ20が測定データを取得した時刻を取得し、処理部52は、通信部51が受信した測定データと該測定データを取得した時刻とに基づいて、ユーザの生活リズムを改善するための提案(機器の制御リストに基づいた機器制御)を行う。このように、測定データに基づくユーザの実際の生活リズムに基づいて、生活リズムを改善するための提案を行うことで、睡眠障害等の発生を適切に低減することができる。また、処理部52は、ユーザの運動と睡眠に関する提案、実行すべき行動に関する提案を行うので、生活リズムを効果的に改善することができる。
なお、上記第2の実施形態では、ユーザに対する通知を、携帯端末10やテレビなどを用いて行う場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、ユーザが眼鏡型の端末を装着している場合には、当該眼鏡型の端末が有する表示部やスピーカからユーザに対して通知を行うようにしてもよい。また、ユーザが装着する装着型センサ20に付随して表示部等が設けられている場合には、当該表示部等を用いて通知を行うようにしてもよい。
(変形例:ケアプランの立案)
なお、上記第2の実施形態では、ユーザの生活リズムに基づいて機器の制御を行う場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、処理部52は、装着型センサ20等の測定データに基づいて、ユーザ(被介護者)のケアプランの提案を行うこととしてもよい。具体的には、処理部52は、図10に示すような処理を実行する。
なお、図10の処理が開始される前提として、被介護者(ユーザ)以外(介護業者、役所、ケアマネージャ、医師、家族等)が、ネットワーク80に接続された端末を介して、被介護者を指定するとともに、指定した被介護者のケアプラン立案(策定)を実行する旨を入力したものとする。
図10の処理では、処理部52は、まず、ステップS230において、記憶部53に記憶されている、指定された被介護者(ユーザ)の測定データのうち、所定期間内(例えば、直近の1ヶ月間)に得られた測定データを取得する。
次いで、ステップS232では、処理部52は、取得した測定データに基づいて、指定されたユーザのケアプランを立案(策定)する。ケアプランの立案方法としては、例えば、以下のような方法を採用することができる。
(服薬支援の必要性)
処理部52は、例えば、ユーザが生活機器40として服薬管理装置を用いている場合に、ユーザが正しい時刻に適量の薬を服薬できたか否かを、服薬管理装置のセンサや部屋内に設けられたジェスチャーセンサなどの測定データに基づいて判断する。あるいは、ユーザが装着型のカメラ(メガネのフレームに設けられたユーザの視線と同一方向を撮像可能なカメラ)を装着している場合には、当該カメラの画像に基づいて、ユーザが正しい時刻に適量の薬を服用できたかを判断してもよい。そして、処理部52は、判断結果に基づいて、ユーザの服薬を支援する必要があるのかを判定し、ユーザのケアプランを立案する。
(排泄支援の必要性)
処理部52は、ユーザが排泄を1人でできるか否かを、ジェスチャーセンサ、トイレ(ジェスチャーセンサ)、衣服やオムツに設けられた濡れセンサ、脈拍計、発汗量を測定するセンサ(例えば、ユーザが装着する体組成計やアクティビティ・トラッカーなど)の測定データに基づいて判断する。この結果、1人で排泄をできない場合には、処理部52は、ヘルパーによる排泄支援が必要であると判定する。なお、測定データから、排泄を行う凡その時間帯が特定できるような場合には、処理部52は、ヘルパーを何時頃派遣すればよいかを判断し、ケアプランを立案する。
(リハビリの必要性)
処理部52は、ユーザが歩行や起き上がりなどの日常生活上の基本動作を自分で行うことが可能か否かを、ベッドの角度を検出するセンサや、部屋内に設けられたジェスチャーセンサ、アクティビティ・トラッカー、運動計(加速度センサやGPS)などの測定データに基づいて、判断する。なお、この場合にも、ユーザが装着型のカメラを装着している場合には、処理部52は、当該カメラの画像に基づいて、基本動作を自分で行うことが可能か否かを判断するようにしてもよい。この結果、ユーザが日常生活上の基本動作を自分で行うことができないと判断された場合には、処理部52は、例えば、理学療法士や作業療法士が訪問してリハビリや機能訓練をするようケアプランを立案する。
(寝返り支援の必要性)
処理部52は、ユーザが寝返りを打てるか否かを、ベッドの角度を検出するセンサや、部屋内に設けられたジェスチャーセンサ、アクティビティ・トラッカー、運動計(加速度センサやGPS)、睡眠計、音声マイク(呼吸情報)などの測定データに基づいて、判断する。この結果、ユーザが寝返りを打てないと判断された場合には、処理部52は、床ずれ等を防止するため、寝返り支援を行う必要があると判定し、ケアプランを立案する。なお、処理部52は、ベッドに寝ている時間や、浅い睡眠が何時ごろにおとずれるか等に基づいて、寝返り支援が必要な時刻を決定し、ケアプランを立案してもよい。
(介助の必要性)
処理部52は、ユーザが入浴や、掃除、洗濯、食事を1人でできるか否かを、ジェスチャーセンサやアクティビティ・トラッカー、生活機器等の測定データに基づいて判断する。ユーザがこれらの動作を1人で行えないと判断された場合には、処理部52は、介護士による介護が必要であると判断し、ケアプランを立案する。また、ジェスチャーセンサの測定データ等から、ユーザが爪切りを所定期間以上行っていないことが検出された場合には、処理部52は、爪切りの介助が所定時間間隔で必要であると判断し、ケアプランを立案するようにしてもよい。
以上のように、処理部52が、上述した各判定、判断結果に基づいて、ユーザ毎の状況に応じてケアプランを立案することで、介護士の適切な訪問スケジュール、適切な介助スケジュール等を立案することが可能である。なお、処理部52は、記憶部53に記憶されている他のユーザのケアプランから当該ユーザのケアプランを立案したり、ケアプランの一部を変更するようにすればよい。この場合、処理部52は、性別、年齢、病歴、アクテビティ、認定された介護レベル、地域などの近いユーザのケアプランを利用したり、効果が確認されているケアプランを利用するようにすればよい。
図10に戻り、ステップS234では、処理部52は、立案したケアプランを出力する。この場合、ユーザ以外(介護業者等)が利用する端末の表示部上にケアプランが表示等される。
次いで、ステップS236では、処理部52は、ケアプランを立案した後、所定日数が経過するまで待機する。なお、所定日数とは、立案したケアプランを見直す必要が生じる程度の日数を意味する。ステップS236の判断が肯定された場合には、ステップS230に戻り、処理部52は、上述したステップS230〜S234の処理を繰り返す。なお、処理部52は、ステップS236の判断を省略し、ステップS230〜S234の処理を1度だけ行うこととしてもよい。
以上のように、本変形例によると、処理部52は、装着型センサ20等の測定データに基づいてユーザのケアプランを立案するので、ユーザの生活の一部を担当者が断片的に見て確認したり、近親者からヒアリングを行うなどしてケアプランを立案する場合と比べ、適切なケアプランを生成することができる。
なお、処理部52は、測定データからユーザが生活するうえで不便なことや、部屋内の不便な箇所等を特定することができる。この場合、処理部52は、例えば、特定された不便なことに基づいて、不便なことを解消できる道具を特定できた場合には、当該道具を調達すべきという提案情報をネットワーク80に接続された端末(介護業者等が利用する端末)に対して出力してもよい。また、処理部52が、部屋内の不便な箇所を特定できた場合には、当該不便な箇所を解消するためのリフォームの提案情報を端末に対して出力するようにしてもよい。これにより、被介護者が自立した生活を送るための支援を行うことができる。また、被介護者にとって必要最小限の道具を調達したり、最小限のリフォームを行うことで、被介護者の自立した生活を支援できるので、コストの低減等を図ることが可能である。
なお、装着型センサ20、据え置き型センサ30、生活機器40の測定データは、ユーザが日々の生活を通常通り行っているかを監視するためにも用いることができる。例えば、ある生活機器40(例えば電気ポットなど)を所定日数使用していない場合や、アクティビティ・トラッカーの測定値が得られない場合には、ユーザに異常が生じているか、孤独死している可能性があるため、処理部52は、その旨を介護業者等が利用する端末等に出力するようにすればよい。
《第3の実施形態》
次に、第3の実施形態について、図11に基づいて詳細に説明する。本第3の実施形態では、装着型センサ20のうち、据え置き型センサ30と同種の測定データが得られるセンサ(例えば、血圧計)において得られる測定データの信頼性を高めるための処理について説明する。
図11は、サーバ50により実行される、装着型センサ20の測定データを処理するフローチャートの一例である。
図11の処理では、まず、ステップS310において、制御部54が、装着型センサ20から測定データを取得する。本第3の実施形態では、制御部54は、装着型センサ20の血圧計の測定データのほか、その他のセンサ(装着型センサ20のほか、据え置き型センサ30や生活機器40が有するセンサも含む)において同一タイミングで取得された測定データも取得するものとする。なお、血圧計の測定データと同一タイミングで取得された測定データとは、同一時刻に取得された測定データのほか、当該時刻の前後所定時間内に得られた測定データであってもよい。これは、装着型センサ20は、装着状態においては常にユーザの生体データを測定できるというメリットがある一方、測定データの信頼性には改善の余地があるからである。
次いで、ステップS312では、制御部54は、測定データを記憶部53に格納する。ここでは、制御部54は、同一タイミングで取得された各測定データを関連付けて記憶部53に格納するものとする。
次いで、ステップS314では、処理部52は、ユーザの状態に基づいて、記憶した測定データが適切なタイミングで測定されたデータであるかを判定する。ここで、ユーザの状態は、血圧計以外の測定データから判定可能なユーザの状態(安静にしている状態か否か、食事や排泄、入浴している状態か否かなど)を意味する。
次いで、ステップS316では、処理部52は、ステップS314の判定結果が、適切なタイミングであったか否かを判断する。このステップS316の判断が否定された場合には、ステップS310に戻るが、肯定された場合には、ステップS318に移行する。ここでは、ユーザが安静にしており、イス等に腰掛けた状態であれば、適切なタイミングであったと判断される。
ステップS316の判断が肯定され、ステップS318に移行すると、処理部52は、ステップS310で取得された測定データを、信頼性の高い測定データとする。具体的には、処理部52は、記憶部53において、当該測定データに信頼性が高いことを示すフラグを付すなどする。
次いで、ステップS320では、処理部52は、据え置き型センサ30において同一タイミングで、同種の測定データが得られたか否かを判断する。すなわち、据え置き型センサ30の血圧計において、装着型センサ20の血圧計の測定データ(フラグが付されたデータ)と同一タイミングで測定データが得られたか否かを判断する。ここでの判断が肯定された場合には、ステップS322に移行し、処理部52は、装着型センサ20の測定データを同種の測定データで較正する式(又は較正係数)を特定する。具体的には、装着型センサ20(血圧計)の測定データを、据え置き型センサ30(血圧計)の測定データと同一の値にするための式又は係数を特定する。また、処理部52は、ユーザのいる環境(温度、湿度など)に応じて測定データに補正係数を適用するようにしてもよい。なお、処理部52は、医師などがユーザの血圧や、脈拍を測定した際の策定データに基づいて装着型センサ20の測定データを較正するようにすれば、より信頼性を向上することができる。
次いで、ステップS324では、処理部52は、測定データを較正し、携帯端末10等に出力する。その後は、ステップS310に戻る。
一方、ステップS320の判断が否定された場合には、ステップS321に移行し、処理部52は、直近のタイミングで特定された較正する式(又は較正係数)を用いて測定データを較正し、携帯端末10等を用いて出力する。ステップS321の後は、ステップS310に戻る。
以上、詳細に説明したように、本第3の実施形態によると、サーバ50の制御部54は、ユーザに装着された装着型センサ20からユーザの血圧値などの生体情報(測定データ)を取得し、処理部52は、血圧値などの生体情報(測定データ)を取得する据え置き型センサ30を用いて、装着型センサ20の出力を較正し、較正した装着型センサ20の出力を携帯端末10等に送信し、出力する。これにより、装着型センサ20の測定データの精度がさほど良くない(信頼度が低い)場合であっても、据え置き型センサ30用いて較正することで、装着型センサ20の測定データとしての信頼度を高めることができる。
(変形例)
なお、上記第3の実施形態では、装着型センサ20による測定データを、据え置き型センサ30の測定データ(同一ユーザの測定データ)を用いて較正する場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、サーバ50において収集される多数ユーザの測定データを用いて、処理部52が、装着型センサ20の測定データを較正してもよい。本処理について、図12のフローチャートに沿って、説明する。
図12の処理では、まず、ステップS330において、サーバ50の制御部54が、装着型センサ20(血圧計)や、装着型センサ20(血圧計以外)、据え置き型センサ30、生活機器40から同一タイミングで測定された測定データを取得する。
次いで、ステップS332では、処理部52は、装着型センサ20(血圧計)以外の測定データに基づいて、ユーザの状態を判定する。この場合、ユーザの状態としては、例えば、ユーザの体調、動脈硬化の進行度合い、血管の形態や形状などを判定する。
次いで、ステップS334では、処理部52は、ユーザの状態に対応する過去データを参照し、測定データを較正する。ここで、サーバ50の記憶部53には、過去において多数の人において測定された装着型センサ20(血圧計)の測定データと、同一タイミングで据え置き型センサ30(血圧計)で得られた測定データと、測定時のユーザの状態に関する情報とが、関連付けて格納されているものとする。したがって、処理部52は、記憶部53を参照して、ステップS330で取得された装着型センサ20(血圧計)の測定データと、ステップS332で判定されたユーザの状態とに基づいて、据え置き型センサ30(血圧計)で得られるであろう値を予測する。
ここで、膨大な量のデータから一つの分析結果を導き出す場合、データやユーザをグループ化し、測定データに対応するグループのデータを用いることが好ましい。また、グループ化する場合には、グループの数や、各グループの分け方、各グループの性質に応じた適切な予測モデルなどが重要である。たとえば、異種混合型データをマイニングする場合、異種混合学習技術が知られている。この技術を用いることで、データ分割や予測モデルの組み合わせ爆発の問題を回避して高速に最適化することができる。(例えば、http://jpn.nec.com/techrep/journal/g12/n02/pdf/120219.pdf参照)。なお、ベイズ推論や、SVM(Support Vector Machine)やニューラルネットワークによる機械学習なども有用な手段である。
次いで、ステップS336では、処理部52は、ステップS334における予測結果を携帯端末10等に出力する。また、処理部52は、予測結果を記憶部53に記憶する。その後は、ステップS330に戻る。
以上のように、本変形例によれば、ユーザが据え置き型センサ(血圧計)で測定していない場合であっても、装着型センサ20(血圧計)の値から血圧の値を精度良く予測することができる。これにより、装着型センサ20により、血圧等の信頼性の高い測定データを得ることができるため、被介護者や介護者、医療従事者の負担を増やすことなく、定常的に信頼性の高い血圧等の測定を行うことが可能となる。
なお、上記第3の実施形態及び変形例では、血圧計を例にとり説明したが、これに限らず、その他の装着型センサ20(例えば、体温計、脈拍計など)の測定データを較正したり、その他の装着型センサ20(例えば、体温計、脈拍計など)の測定データに基づいて据え置き型センサ30で得られるであろう値を予測するようにしてもよい。
なお、上記第3の実施形態及び変形例では、測定データが携帯端末10に一旦蓄積され、蓄積された測定データが所定時間毎にサーバ50に送信されるようにしてもよい。
なお、上記各実施形態では、サーバ50の処理部52が各種処理を行う場合について説明したが、これに限らず、上記各実施形態で説明した処理部52の各種処理のうちの少なくとも一部を携帯端末10の制御部15が実行するようにしてもよい。
上述した実施形態は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、第1の実施形態〜第3の実施形態および変形例を適宜組み合わせてもよく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
10 携帯端末
20 装着型センサ
30 据え置き型センサ
40 生活機器
50 サーバ
51 通信部
52 処理部
54 制御部

Claims (16)

  1. ユーザに装着されて前記ユーザの生活に関する情報を取得するセンサ部からデータを受信する受信部と、
    前記受信部が受信したデータに基づいて、前記ユーザの介護に関する情報を生成する生成部と、を備えた電子機器。
  2. 前記生成部が生成した情報に基づいて、介護認定を行う認定部を備えた請求項1記載の電子機器。
  3. 前記受信部は、前記センサ部から前記ユーザの食事、排泄、歩行及び機器操作の少なくとも一つのデータを受信する請求項1又は2記載の電子機器。
  4. 前記受信部は、複数の日数に渡り前記センサ部からデータを受信する請求項1〜3のいずれか一項記載の電子機器。
  5. ユーザに装着されて前記ユーザの生活に関する情報を取得するセンサ部からデータを受信する受信部と、
    前記受信部が受信したデータに基づいて、前記ユーザの生活に関する提案を行う提案部と、を備えた電子機器。
  6. 前記受信部は、前記センサ部がデータを取得した時刻を取得し、
    前記提案部は、前記受信部が受信したデータと前記時刻とに基づいて、前記ユーザの生活のリズムに関する提案を行う請求項5に記載の電子機器。
  7. 前記受信部は、前記センサ部から前記ユーザの食事、排泄、歩行及び機器操作の少なくとも一つのデータを受信する請求項5又は6記載の電子機器。
  8. 前記受信部は、複数の日数に渡り前記センサ部からデータを受信する請求項5から7のいずれか一項に記載の電子機器。
  9. 前記提案部は、前記ユーザの運動と睡眠との少なくとも一方に関する提案を行う請求項5から8のいずれか一項に記載の電子機器。
  10. 前記提案部は、前記ユーザが生活において実行すべき行動に関する提案を行う請求項5から9のいずれか一項に記載の電子機器。
  11. 前記提案部は、前記ユーザの日光浴、前記ユーザの液体摂取、前記ユーザが服用する薬の少なくとも1つに関する提案を行う請求項5から9のいずれか一項に記載の電子機器。
  12. 前記提案部は、前記ユーザのケアプラン、前記ユーザが居住する空間のリフォーム又はユーザを補助する道具の調達に関する提案を行う請求項5から11のいずれか一項に記載の電子機器。
  13. 前記提案部の提案を前記センサ部に送信する送信部を備えた請求項5から12のいずれか一項に記載の電子機器。
  14. 前記ユーザの居住空間の環境を制御する機器と通信する通信部を備えた請求項1から13のいずれか一項に記載の電子機器。
  15. ユーザに装着された第1センサから前記ユーザの生体情報を取得する取得部と、
    生体情報を取得する第2センサを用いて、前記第1センサの出力を調整する調整部と、
    調整した前記第1センサの出力を外部機器に送信する送信部と、を備えた電子機器。
  16. 前記調整部は、前記第2センサによる前記ユーザの生体情報の取得結果に基づいて、前記第1センサの出力を調整する請求項15記載の電子機器。
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