JP4063618B2 - 睡眠モニタリングシステム及びモニタリング装置 - Google Patents

睡眠モニタリングシステム及びモニタリング装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被験者の睡眠状態をモニタリングする睡眠モニタリングシステム及びモニタリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、様々な在宅健康管理システムが提案されている。そのうちの一つに、睡眠時に測定した人体の情報から睡眠状態を判定する睡眠状態測定装置がある(例えば、特許文献1参照)。この従来の睡眠状態測定装置では、被験者である就寝者の睡眠の良し悪しに関わる要素として、寝付くまでの時間、深い眠りだった時間、中途覚醒の回数等を用いる。そして、これらの要素から被験者の睡眠状態を測定して睡眠の質の良否が判定され、睡眠の質の良否が総合的に評価されている。
【0003】
また、この従来の睡眠状態測定装置では、寝付くまでの時間、深い眠りだった時間、中途覚醒が時系列に測定される。そして、睡眠中の生体情報、特に心拍数あるいは脈拍数をもとに、現在覚醒しているのか、REM睡眠状態にあるか、浅い眠りの状態か、深い眠りの状態かが判定されている。
【0004】
近年、このような睡眠の質に応じて行った判定評価の結果を基に、被験者に対して睡眠に関するアドバイスを提示するようなサービスが提示されている(例えば、特許文献2参照)。このようなサービスでは、寝付くまでの時間が短かったり中途覚醒の回数が多かった場合には寝る前に明るい光を浴びないようにアドバイスをしたりする。
【0005】
しかしながら、従来の睡眠状態測定装置では、被験者の睡眠状態を測定する際に睡眠中の生体情報として心拍データや脈拍データを用いると、被験者が横向きに寝ていた場合などに睡眠中の生体情報を確実に取得することができないことがある。そのため、被験者の睡眠情報を確実に測定することができない。
【0006】
さらに、睡眠には個人差があり、また一被験者の睡眠であっても日々異なるため、睡眠状態として各種の生体情報を用いる場合には、しきい値を設定するのが難しく現実的でない。比較対象を設定することが容易でない。また各種の生体情報を用いる場合、生体情報にしきい値を設けてそれぞれの睡眠状態を比較することも考えられる。しかし、生体情報にしきい値を設定することが非常に困難であり、そのために人それぞれにしきい値を設定することができない。
【0007】
【特許文献1】
特開平5−95935号公報
【特許文献2】
特開2001−61819号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の睡眠状態測定装置では、被験者の心拍データや脈拍データを用いて睡眠状態を判定するため、被験者の向きによって睡眠状態を確実に判定することができず、心拍や脈拍を睡眠状態に使うのが難しいという問題点があった。また、家族や医師等の第三者が被験者の睡眠状態を、プライバシーやセキュリティを守りつつ正確にモニタリングすることができなかった。
【0009】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、第三者が被験者の睡眠状態を無意識、無侵襲、無拘束で、簡便かつ確実にモニタリングすることができ、かつプライバシーやセキュリティを守りつつモニタリングする睡眠モニタリングシステム及びモニタリング装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかる睡眠モニタリングシステムは、被験者の睡眠状態を測定する睡眠状態測定装置と、前記被験者の睡眠状態をモニタリングするモニタリング装置(例えば、発明の実施の形態における管理装置12a及びwebサーバー47)とを備えた睡眠モニタリングシステムであって、前記睡眠状態測定装置は、前記被験者の寝具に設置された装置から睡眠情報を検出する検出手段(例えば、発明の実施の形態における生体情報検出部31)と、当該検出手段により検出された前記被験者の睡眠情報に基づいて、被験者が在床しているか又は離床しているかを示す在床情報、及び被験者が体動を発生させたか否かを示す体動情報を生成する情報生成手段(例えば、発明の実施の形態におけるデータ解析部32のデータ生成部63)と、少なくとも前記在床情報及び前記体動情報を前記モニタリング装置に送信する送信手段(例えば、発明の実施の形態におけるデータ送受信部33)とを有し、前記モニタリング装置は、前記送信手段から送信された前記在床情報及び前記体動情報を受信する受信手段(例えば、発明の実施の形態におけるデータ送受信部45)と、当該受信手段により受信した前記在床情報及び前記体動情報を、予め登録された登録者の端末によって閲覧可能な状態にする情報提示手段(例えば、発明の実施の形態におけるwebサーバー47)とを有するものである。このような構成により、登録者は、被験者の睡眠状態を的確に表す在床情報及び体動情報を、インターネット接続する機器等があれば、どこにいても手軽に閲覧することができる。
【0011】
他方、本発明にかかる睡眠モニタリングシステムは、被験者の睡眠状態を測定する睡眠状態測定装置と、前記被験者の睡眠状態をモニタリングするモニタリング装置(例えば、発明の実施の形態における管理装置12a及びwebサーバー47)とを備えた睡眠モニタリングシステムであって、前記睡眠状態測定装置は、前記被験者の寝具に設置された装置から睡眠情報を検出する検出手段(例えば、発明の実施の形態における生体情報検出部31)と、当該検出手段により検出された前記被験者の睡眠情報に基づいて、被験者が在床しているか又は離床しているかを示す在床情報、及び被験者が体動を発生させたか否かを示す体動情報を生成する情報生成手段(例えば、発明の実施の形態におけるデータ解析部32のデータ生成部63)と、少なくとも前記在床情報及び前記体動情報を前記モニタリング装置に送信する送信手段(例えば、発明の実施の形態におけるデータ送受信部33)とを有し、前記モニタリング装置は、前記送信手段から送信された前記在床情報及び前記体動情報を受信する受信手段(例えば、発明の実施の形態におけるデータ送受信部45)と、当該受信手段により受信した前記在床情報及び前記体動情報に基づいて被験者の入眠及び覚醒、並びに浅い眠り及び深い眠りを判定する判定手段(例えば、発明の実施の形態における判定部48)と、当該判定手段により判定した被験者の前記入眠及び前記覚醒を、予め登録された登録者の端末によって閲覧可能な状態にする情報提示手段(例えば、発明の実施の形態におけるwebサーバー47)とを有するものである。このような構成により、登録者は、被験者の睡眠状態を的確に表す在床情報及び体動情報を、インターネット接続する機器等があれば、どこにいても手軽に閲覧することができる。
【0012】
さらに、本発明にかかる睡眠モニタリングシステムでは、前記判定手段は、前記入眠及び前記覚醒に基づいて被験者の睡眠時間を算出し、前記情報提示手段は、前記登録者の端末によって前記睡眠時間を、インターネット接続する機器等があれば、どこにいても手軽に閲覧可能な状態にすることができる。
【0013】
また、本発明にかかる睡眠モニタリングシステムでは、前記情報生成手段は、前記被験者の睡眠情報から一定以上の振幅を有する測定信号を抽出することにより前記体動情報を生成することができる。これにより、被験者の体動情報を簡便に生成することができる。
【0014】
さらにまた、本発明にかかる睡眠モニタリングシステムは、前記モニタリング装置は、前記登録者からの要求に応じて、前記在床情報及び前記体動情報の取得を要求する情報取得要求手段(例えば、発明の実施の形態におけるwebサーバー47)を有し、前記睡眠状態測定装置の送信手段は、前記情報取得要求手段による要求に応じて、前記在床情報及び前記体動情報を前記モニタリング装置に対して送信することができる。これにより、登録者は、被験者の睡眠状態を的確に表す在床情報及び体動情報を閲覧することができるので、正確に被験者の睡眠状態を効率良くモニタリングすることができる。
【0015】
本発明にかかるモニタリング装置は、被験者の睡眠状態をモニタリングするモニタリング装置(例えば、発明の実施の形態における管理装置12a及びwebサーバー47)であって、前記被験者から検出された睡眠情報に基づいて生成された、被験者が在床しているか又は離床しているかを示す在床情報、及び被験者が体動を発生させたか否かを示す体動情報を取得する情報取得手段(例えば、発明の実施の形態における制御部41及びデータ送受信部45)と、当該情報取得手段により取得された在床情報及び体動情報を、予め登録された登録者の端末によって閲覧可能な状態にする情報提示手段(例えば、発明の実施の形態におけるwebサーバー47)とを備えたものである。このような構成により、登録者は、被験者の睡眠状態を的確に表す在床情報及び体動情報を、インターネット接続する機器等があれば、どこにいても手軽に閲覧することができる。
【0016】
他方、本発明にかかるモニタリング装置は、被験者の睡眠状態をモニタリングするモニタリング装置(例えば、発明の実施の形態における管理装置12a及びwebサーバー47)であって、前記被験者から検出された睡眠情報に基づいて生成された、被験者が在床しているか又は離床しているかを示す在床情報、及び被験者が体動を発生させたか否かを示す体動情報を取得する情報取得手段(例えば、発明の実施の形態における制御部41及びデータ送受信部45)と、当該情報取得手段により取得された在床情報及び体動情報に基づいて、被験者の入眠及び覚醒、並びに浅い眠り及び深い眠りを判定する判定手段(例えば、発明の実施の形態における判定部48)と、当該判定手段により判定された前記被験者の入眠及び覚醒を、予め登録された登録者の端末によって閲覧可能な状態にする情報提示手段(例えば、発明の実施の形態におけるwebサーバー47)とを備えたものである。このような構成により、登録者は、被験者の睡眠状態を的確に表す在床情報及び体動情報を、インターネット接続する機器等があれば、どこにいても手軽に閲覧することができる。
【0017】
さらに、本発明にかかるモニタリング装置は、前記判定手段は、前記入眠及び前記覚醒に基づいて被験者の睡眠時間を算出し、前記情報提示手段は、前記登録者の端末によって前記睡眠時間を閲覧可能な状態にすることができる。これにより、登録者は、正確に被験者の睡眠状態をモニタリングすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
発明の実施の形態1.
発明の実施の形態1では、本発明の実施の形態における睡眠モニタリングシステムについて説明する。図1を用いて、本実施形態における睡眠モニタリングシステムの構成について説明する。図1は、本実施形態における睡眠モニタリングシステムのシステムの一構成例を示すブロック図である。
【0019】
まず、本実施形態における睡眠状態測定装置について説明する。本実施形態における睡眠状態測定装置11aは、被験者である利用者の生体情報から在床データ、体動データを生成するものである。ここで、生体情報は、利用者の寝具等に設置された睡眠状態判定装置11aにより検出される睡眠状態を示す。図1に示すように、睡眠状態測定装置11aは、生体情報検出部31、データ解析部32、データ送受信部33を備えている。図1に示すように、利用者宅11に設けられたデータ送受信部33は、利用者宅11内のデータ送受信をデータ受信センター12との間で無線又は有線で行うためのものである。
【0020】
生体情報検出部31は、利用者の生体情報を検出し、検出信号として出力する。データ解析部32は、生体情報検出部31で検出された検出信号に基づき利用者の在床・離床を示す在床データ、利用者の体動の有無を示す体動データを生成する。
【0021】
図2及び図3を用いて、睡眠状態測定装置11aの一例について説明する。図2は、睡眠状態測定装置11aの一構成例を示す模式図である。図2に示すように、睡眠状態測定装置11aは、例えば、流体封入体31a、エアチューブ31b、圧力センサ31c、データ解析部32を備えている。
【0022】
ここで、流体封入体31a、エアチューブ31b及び圧力センサ31cは、生体情報検出部31を構成している。これらの流体封入体31a、エアチューブ31b及び圧力センサ31cによって人体の変動を検出することができる。
【0023】
流体封入体31aは、バイタルマット、エアマット、流体袋とも呼ばれ、利用者のマットレスやシーツ等の就寝具に取り付けられる。即ち、生体情報を検出するときに、流体封入体31aは、利用者に直接又は間接的に接する。この流体封入体31aには、水や空気等の流体が封入されている。この流体封入体31aは、パッド状であっても、複数個のブロックに分離されたシート状のものであってもよい。
【0024】
エアチューブ31bは、流体封入体31aの圧力変動を圧力センサ31cに伝達するためのものである。このエアチューブ31bは中空状に構成され、流体封入体31aに封入された流体が自由に移動する。エアチューブ31bは、例えば、ビニル等により形成される。
【0025】
圧力センサ31cは、エアチューブ31bを介して流体封入体31aに接続されている。圧力センサ31cは、エアチューブ31bを介して流体封入体31aの圧力変動を検出し、電気信号として出力する。また、圧力センサ31cの代わりに流体封入体31aの外表面形状の変化を計測する変位検出器を用いることも可能である。なお、圧力センサ31cは、エアチューブ31bを介さずに、直接、流体封入体31aに接続されるようにしてもよい。
【0026】
このような睡眠状態測定装置11aを用いることにより、利用者の生体情報を利用者に無意識、無侵襲、かつ無拘束に検出して測定することができる。これにより、利用者を測定する際の精神的負担を低減することができる。
【0027】
図3を用いて、このデータ解析部32の一構成例について説明する。図3は、睡眠状態測定装置11aのデータ解析部32の一構成例を詳細に示すブロック図である。図3に示されるように、データ解析部32は、信号入力部61、バンドパスフィルタリング部62、データ生成部63、制御部64、記憶部65、出力部66を備えている。
【0028】
信号入力部61は、圧力センサ31の信号出力端子と接続されている。この信号入力部61は、圧力センサ31からの検出信号が入力され、信号処理のためのインターフェース処理を実行する。
【0029】
バンドパスフィルタリング部62は、信号入力部61から入力された検出信号からノイズ等を除去して所望の測定データを分離する。また、バンドパスフィルタリング部62は、アナログフィルタであってもよく、入力信号をA/D変換した後にデジタルフィルタにより信号を分離するようにしてもよい。
【0030】
データ生成部63には、バンドパスフィルタリング部62から測定データが入力される。このデータ生成部63は、制御部64の制御によって、測定データから在床データを生成する。例えば、在床データは、測定データのパワーに基づいて生成される。そして、データ生成部63は、測定データと在床データとを制御部64に出力する。
【0031】
さらに、データ生成部63にバンドパスフィルタリング部62から測定データが入力されると、制御部64は、データ生成部63で測定データから体動データを生成させる。例えば、体動データは、測定データの振幅に基づいて生成される。そして、データ生成部63は、体動データを制御部64に出力する。
【0032】
制御部64は、データ解析部32における信号処理制御、表示制御、記憶制御等、各構成による処理を制御するものである。この制御部64は、MPU、CPU、ROM、RAMにより構成される。また、制御部64は、データ生成部63から測定データ、在床データ、体動データを取得して記憶部65に格納する。
【0033】
記憶部65には、測定データ、在床データ、体動データが記憶される。この記憶部65に格納された情報を、外部記憶媒体に格納できるようにしてもよい。記憶部65に格納された情報は、事後的に治療のために用いてもよい。また、記憶部65に、生体情報検出部31からの信号を一時的に記憶してもよいし、データ解析部32で生成されるデータを記憶してもよい。
【0034】
出力部66は、測定データ、在床データ、体動データを外部に知覚可能なように出力する。この出力部66は、例えば、液晶パネル、プラズマディスプレイパネル、有機ELパネルの表示手段、ブザー等の鳴動手段により構成される。
【0035】
データ送受信部33は、制御部64の送信命令に応じて、入力されたデータを管理装置12aのデータ送受信部45に送信する機能を有する。データ送受信部33は、入力されたデータを、公衆回線51を介して管理装置12aのデータ送受信部45に送信する。このデータ送受信部33は、データ送信のために電話回線の開閉を行ってデータの送信を行う。なお、公衆回線51は電話回線だけでなく、インターネット、専用回線、他の公衆網等の通信網であってもよい。またなお、データ送受信部33は、有線によりデータを管理装置12aに送信するだけでなく、無線により送信してもよい。
【0036】
図4は、睡眠状態測定装置11aで作成される在床データ及び体動データの一例を示す模式図である。図4(a)は、睡眠状態測定装置11aで検出された検出信号から生成される測定データの一例を示す波形図である。図4(b)は、睡眠状態測定装置11aで測定された測定データから作成される在床データ及び体動データの一例を示す模式図である。
【0037】
図4(b)に示す在床データは、測定データを示す信号の振幅の有無に基づいて作成される。例えば、データ解析部32のデータ生成部63において、1分間ごとに測定データの振幅の2乗を時間に関して積分した積分値を算出し、この積分値を所定の値と比較する。積分値が所定の値よりも大きい場合には利用者は在床しているとし、積分値が所定の値よりも小さい場合には利用者は離床しているとする。つまり、一定時間の間における測定データの2乗と時間軸との間の面積を基準値と比較して在床・離床を定めることができる。
【0038】
図4(b)に示す体動データは、測定データを示す信号の振幅に基づいて作成される。例えば、データ解析部32のデータ生成部63のおいて、1分間ごとに測定データの振幅と所定のしきい値とが比較される。前述の在床データを用いて、振幅がしきい値よりも大きく、かつ利用者が在床している場合を体動があるものとする。そして、振幅がしきい値よりも小さい場合には体動がないものとする。また、前述の在床データを用いて、在床かつ体動なしの場合を在床、離床かつ体動なしの場合を離床として、在床・離床を定めることができる。
【0039】
このように定められた在床・離床を示す在床データ、体動の有無を示す体動データは、データ解析部32の記憶部65に時間ごとに管理されて格納される。なお、図4(b)の在床データにおいては、空白部分が離床を示している。
【0040】
次に、データ受信センター12の管理装置12aについて説明する。本実施形態における管理装置12aは、利用者の在床データ、体動データから入眠、覚醒を判定するものである。図1に示されるように、データ受信センター12の管理装置12aは、制御部41、入力部44、表示部43、データ送受信部45、記憶部42、判定部48を備えている。
【0041】
そして、管理装置12aは、遠隔地の家族の外部端末14aや携帯端末14cに利用者に関する評価判定結果を電子メール等で送信するメール送受信部46を備えている。
【0042】
さらに、本実施形態における管理装置12aは、webサーバー47を用いて利用者の在床データ、体動データ、さらには利用者の入眠、覚醒を家族又は本人に対して公開するものである。なお、データ受信センター12の記憶部42やメール送受信部46等を物理的に別装置として構成してもよいし、webサーバー47と一体に構成された管理装置としてもよい。
【0043】
制御部41は、当該管理装置12a内の各構成に対して制御を実行する機能を有し、CPU、MPU等により構成される。本実施形態の管理装置12aでは、例えば、制御部41は、測定データを加工したり、在床データや体動データを加工したりし、その加工結果をメモリ等の記憶部42に記憶する機能を有する。また、その加工結果を表示部43に表示する機能も有する。
【0044】
入力部44は、例えばキーボード、マウス等の入力手段である。表示部43は、液晶ディスプレイ、CRT等の表示手段である。表示部43には在床データ、体動データ等の種々のデータが表示される。データ送受信部45は、利用者宅11の睡眠状態測定装置との間でデータの送受信を行うための通信手段である。
【0045】
記憶部42は、種々のデータ、各種制御プログラムを格納するメモリ、ハードディスク等の記憶手段である。また、記憶部42は、各種情報を加工した加工結果、各種制御プログラムから生成されるデータを格納する。なお、記憶部42に格納された各種データに基づいて、利用者毎の体動等の睡眠時の睡眠状態データ及び在床時間帯、睡眠時間等を演算しトレンドデータとしてグラフを表示部43に表示してもよい。
【0046】
判定部48は、比較器等により構成され、制御部41の処理命令に従い、在床データや体動データから利用者の入眠・覚醒した時刻を判定する。さらに、判定部48は、在床データや体動データから判定された利用者の入眠・覚醒を用いて、利用者の入眠から覚醒までの時間である睡眠時間を算出する。さらに、判定部48は、一日の睡眠時間の総計を算出することができる。また、判定部48は、在床データから利用者の入床・離床を判定したり、在床時間を算出したりすることができる。
【0047】
判定部48により、このような測定データ上での入眠の判定を在床データと体動データとを用いて行うことができる。利用者が入床する時点は、在床データから判定することができる。このとき、体動データ上には、利用者の入床にともない、大きな振幅を有する体動を示す部分が現れている。
【0048】
そして、この体動データ上の体動の後に、利用者の入眠を示す時点で再び体動が現れている。これは、利用者が、覚醒時には体に力が入ったり入床しても動いていたりするが、入眠とともに、体の力が抜けたり体を動かさなくなったりするためである。さらに、利用者の入眠後には、利用者の睡眠により体動データに体動がない状態となるため、基本的に在床データが在床を示し、かつ体動データにおいて体動がない状態が現れる。
【0049】
また、入眠と同様に、判定部48によって、覚醒を在床データと体動データとを用いて判定することができる。すなわち、利用者の睡眠時には、基本的に在床データが在床を示し、かつ体動データにおいて体動がない状態である。そして、利用者の覚醒にともなって、在床データが在床を示した状態で、体動データで体動が現れる。これは、利用者が、睡眠時には体の力が抜けていたり体を動かさなかったりするが、覚醒とともに、体に力が入ったり体を動かしたりするためである。この体動データ上の体動の後に、利用者が離床をすると、離床を示す体動が体動データ上に現れる。この後、利用者の離床にともなって在床データが離床を示すことになる。
【0050】
このように、判定部48は、在床データに基づいて入床・離床を判定するのみならず、入床・離床とともに体動データに基づいて入眠・覚醒を簡便かつ確実に判定することができる。また、利用者の睡眠の深さは、例えば体動データに体動が周期的に現れている場合には利用者は深い眠りでよく眠っていると判定することができる。また、例えば、在床していて、かつ体動データに体動が頻繁に現れている場合には、利用者は寝付かれず、浅い眠りの状態であると判定することができる。
【0051】
このように、利用者の入眠は、在床データを用いて入床を判定し、この判定とともに体動データでの体動の現れ方と体動の有無を用いて判定することができる。さらに、利用者の覚醒は、在床データを用いて離床を判定し、この判定とともに体動データでの体動の現れ方と体動の有無を用いて判定することができる。これにより、判定部48は、在床データ及び体動データを用いて利用者の入眠及び覚醒を精度良く判定することができる。
【0052】
メール送受信部46は、制御部41からの命令に従って、メールを送受信する。また、メール送受信部46は、利用者からのデータの受信に応じて、登録された送信先に電子メールを自動で送信することができる。なお、メール送受信部46は、メールサーバーとして管理装置12aと別に設けてもよい。
【0053】
図1に示すように、データ受信センター12は、管理装置12aが通信網52に接続するためのwebサーバー47を備える。webサーバー47は、従来のサーバーであり、例えば、制御部、記憶部、通信制御部を備えている。また、入力部や表示部を備えてもよい。データ受信センター12は、webサーバー47によりwebページを利用者の家族等に公開している。
【0054】
通信網52は、インターネット、公衆網等の通信網である。なお、webサーバー47に外部から接続する際、パスワード等の入力により利用者の家族のような特定の人のみアクセスすることができる。
【0055】
遠隔地の家族宅14の外部端末14aは、従来のパーソナルコンピュータとすることができる。また、家族が有する携帯端末14cは、携帯電話端末のような従来の携帯端末とすることができる。外部端末14aや携帯端末14cは、通信網52に接続し、通信網52を介してデータ受信センター12のwebサーバー47に接続することができる。
【0056】
なお、オペレータは、利用者宅11の睡眠状態測定装置11aより送信された在床データ、体動データ、別途質問状により入手した情報等に基づいて異常があるかどうかを分析して判定評価してもよい。このようにオペレータが判定評価する場合、利用者のかかりつけ医師に当該データを送信することにより入手した分析結果をも参酌するようにしてもよい。
【0057】
さらに続いて、管理装置12aの記憶部42に記憶される各種データについて説明する。図5を用いて、管理装置12aの記憶部42に格納される利用者に関する情報について説明する。
【0058】
図5に示すように、管理装置12aの記憶部42には、利用者属性、家族属性、時間データ、在床データ、体動データ、コメントデータ、測定データ、睡眠状態データ、睡眠時間データ等の利用者に関するデータベース(利用者DB)が格納されている。
【0059】
「利用者属性」は、利用者のIDナンバー、氏名、年齢、生年月日、血液型、利用者宅11の電話番号や住所、メールアドレスのような利用者自身の一般的な情報である。さらに、「利用者属性」として、今までにかかった病気に関する病歴、既往症、当該安否確認サービスにおけるヘルパーステーションの連絡先等が格納されている。
【0060】
「家族属性」は、氏名、家族宅14の電話番号や住所、メールアドレスのような遠隔地の家族の一般的な情報である。また、「時間データ」として、管理装置12aが睡眠状態測定装置11aからデータを受信した時刻が記憶される。
【0061】
「在床データ」は、前述のような睡眠状態測定装置11aが生成する利用者の在床又は離床を示すデータである。「体動データ」は、前述のような睡眠状態測定装置11aが生成する体動を示すデータである。
【0062】
「コメントデータ」は、睡眠状態に関するデータである。
【0063】
「睡眠状態データ」は、利用者の入眠時刻、覚醒時刻等の睡眠状態を示すデータである。「睡眠時間データ」は、利用者の1日あたりの睡眠時間を示すデータである。
【0064】
なお、図5に示す各種情報に限らず、管理装置12aに、長期間に亘って測定された在床データ、体動データを蓄積することができる。これにより、被験者である利用者の特徴(例えば、浅い眠りに入ると、いびきをかき、体動が一定回数以上になる等)を分析することができる。
【0065】
次に、図6を参照しつつ図7を用いて、当該睡眠モニタリングシステムにより実施されるサービスを用いてモニタリング処理フローについて説明する。図7は、睡眠モニタリングシステムによる処理フローの一例を示すフローチャートである。
【0066】
図7に示すように、利用者11bが電源をONすると、睡眠状態測定装置11aはデータの検出・計測を開始する(S101)。この睡眠状態判定状態11aにより計測された計測データは、睡眠状態測定装置11aの記憶部65に格納される。また、睡眠状態測定装置11aのデータ生成部63で在床データ、体動データが生成されて記憶部65に格納される。
【0067】
睡眠状態測定装置11aは、計測したデータを管理装置12aに転送するのに予め設定された転送予定の時間まで待つ(S102)。データを転送する時間になると、睡眠状態測定装置11aは、計測データ、在床データ、体動データをデータ送受信部33から管理装置12aのデータ送受信部45に送信する(S103)。
【0068】
なお、これらの送信するデータを、計測・生成して記憶部65に格納すると同時に管理装置12aに転送してもよい。また、予め設定された転送予定の時間に至らない場合、睡眠状態測定装置11aは、さらにデータを計測して測定データ等を記憶する(S101)。
【0069】
データ受信センター12の管理装置12aは、転送時間ごとに送信されたデータを受信する(S104)。管理装置12aは、受信したデータを記憶部42に格納する。それとともに、webサーバー47のwebページを自動的に更新させる(S105)。
【0070】
そして、管理装置12aは、利用者11bの睡眠状態測定装置11aからデータを受信する受信待ちの状態へと戻って処理フローが終了する。
【0071】
このように処理フローによりデータ受信センター12の管理装置12aが受信したり生成したりしたデータは、管理装置12aの記憶部42に格納される。そして、この記憶部42に格納されたデータに基づいてwebサーバー47のwebページが作成される。このwebページは、予め登録されている利用者11bの家族14bに対して公開され、家族14bが外部端末14aや携帯端末14cを用いて閲覧することができるようになっている。
【0072】
図8乃至図11を用いて、家族が閲覧するwebページの一例について説明する。図8乃至図11は、家族が閲覧する画面の一例を示す模式図である。
【0073】
図8は、家族がwebベージを閲覧するために開く画面の一例を示す。図8に示すように、家族が外部端末14aや携帯端末14c上でブラウザーを開いてwebサーバー47にアクセスしようとすると、「利用者状況ご確認のページ」と題して、家族は、利用者IDとパスワードの入力を要求される。家族が正しい利用者IDとパスワードとを入力して「OK」をクリックすると、webサーバー47は、管理装置12aの記憶部42から利用者IDを読み込んで入力された利用者IDと比較し、さらには入力されたパスワードとwebサーバー47が保管するパスワードを比較する。そして、この比較が合致すると、家族はwebサーバー47にアクセス可能な状態となる。
【0074】
家族がwebサーバー47にアクセスした後、利用者のデータを閲覧したい場合には、「データを見る」をクリックし、当該安否確認サービスの概要等の説明を知りたい場合には「サービスの説明」をクリックする。これらのwebページを表示するために家族がクリックすると、webサーバー47は、管理装置12aの記憶部42に格納された各種のデータを読み込んでwebページを作成し、作成したwebページを表示する。また、「戻る」をクリックすることにより、当該サービスを提供する企業体のホームページに移ることができる。このとき、家族のログアウトの要求を行い、図8に示すwebページに移る時に利用者IDとパスワードの入力を再度要求してもよい。
【0075】
図9は、利用者のデータを見るためのwebページを示す。図9に示すように、家族は、図8に示すwebページにおいて「データを見る」のアイコンをクリックすると、このwebページ上で利用者の各種データを閲覧することができる。家族がwebページ上で閲覧できるデータには、管理装置12aに記憶されるデータに対応して、例えば、利用者指名、利用者の家族氏名、在床データや体動データ、コメントデータ等がある。
【0076】
さらに、webページ上には、「データは、2002年9月10日(火)14:00現在のものです」と表示され、家族が閲覧しているデータの更新状態を知らせることができる。そして、この更新状態で、「ご利用者様の状態は『離床中』です」と表示して、家族に対して利用者の状態を知らせる。また、「戻る」をクリックすることにより、当該サービスを提供する企業体のホームページや図8に示すwebページに移ることができる。
【0077】
家族は、「最新のデータを収集する」をクリックすると、webページを更新して利用者の最新の状態を知ることができる。より具体的には、「最新のデータを収集する」をクリックすると、管理装置12aは睡眠状態測定装置11aに対して、最新データの送信要求を送信する。睡眠状態測定装置11aのデータ送受信部33は、この要求に応じて、最新データ、すなわち、最新の在床データ及び体動データを管理装置12aに対して送信する。管理装置12aは、受信した在床データ及び体動データに基づきwebページを更新する。その際、収集には10分程度の時間がかかり、管理装置12aは、収集完了つまりwebページの更新が完了した場合にメールで家族に対して知らせる。
【0078】
なお、利用者11からデータ受信センター12の管理装置12aが利用者宅11の睡眠状態測定装置11aに対して、最新データの送信要求を行うが、これに限らず、睡眠状態測定装置11aから管理装置12aに対して最新データを送信し続けてもよい。また、睡眠状態測定装置11aから管理装置12aに対してリアルタイムに最新データを送信してもよい。
【0079】
さらになお、管理装置12aからの最新データの送信要求に応じて、睡眠状態測定装置11aではデータ解析部32が在床データ・体動データの生成を開始するようにしてもよい。
【0080】
図10は、在床データをグラフとして表示したwebページの一例を示す。図9に示すwebページ上で、家族が「在床グラフ/状態を見る」のアイコンをクリックすると、図10に示すようなwebページが開かれる。図10に示すように、在床データと体動データを同時に示す棒グラフが表示される。ここでは、1週間分の在床データと体動データとが曜日ごとに表示されている。在床データと体動データとは、体動がある場合には在床しているため、在床データ上に体動データを合成して分かりやすく表示することができる。さらに、大きな体動に対しては色を変えたり、各大きさの体動ごとに色分けたりしてもよい。このように、webページの表示デザインを種々に変更することにより、在床データと体動データとを視覚的に分かりやすく表示することができる。また、在床データと体動データとは、図4(b)に示すように、別々に表示してもよい。
【0081】
図10に示すように、webページ上に表示する在床データと体動データは、1週間分に限らず、種々の期間の在床データと体動データとを表示させることができる。例えば、図中上方の期間を指定するアイコンを調整して「表示の更新」のアイコンをクリックすると、指定した期間の在床データと体動データがwebページ上に表示される。このように、表示を更新することにより、家族14aは利用者の生活スタイルや生活パターンを簡便に知ることができる。また、在床・離床を時系列に表示するため、家族は、利用者の生活パターン等を容易に知ることができる。
【0082】
また、図10の下方に示すように、「最新のデータを収集する」のアイコンをクリックすることにより、どのwebページからいつでも最新のデータに更新することができるようになっている。さらに、図10においては、「ご利用者様の状態は『離床中』です」と表示して、家族に対して利用者の状態を常に知らせ続ける。これにより、家族14aは、どのwebページを閲覧している時でも、利用者の状態を知ることができる。また、「戻る」をクリックすることにより、当該サービスを提供する企業体のホームページや図9に示すwebページ等に移ることができる。
【0083】
図11は、利用者の在床時間を棒グラフとして表示したwebページの一例を示す。図9に示すwebページ上で、家族が「集計グラフを見る」のアイコンをクリックすると、図11に示すように、利用者の在床時間を閲覧することができる。図11に示すように、在床時間を示す棒グラフが表示される。ここでは、1週間分の在床データと体動データとが曜日ごとに表示されている。この棒グラフは、最も時間が多い日のグラフの色を変えたり、各グラフを色分けたりしてもよい。このように、webページの表示デザインを種々に変更することにより、在床時間を視覚的に分かりやすく表示することができる。また、在床時間は、折れ線グラフ、円グラフ等により表示してもよい。
【0084】
図11に示すように、webページ上に表示する在床時間は、1週間分に限らず、種々の期間の在床時間を表示させることができる。例えば、図中上方の期間を指定するアイコンを調整して「表示の更新」のアイコンをクリックすると、指定した期間の在床時間がwebページ上にグラフとなって表示される。このように、表示を更新することにより、家族14aは利用者の生活スタイルや生活パターンを簡便に知ることができる。また、在床時間や離床時間を用いて表示することにより、家族は、利用者の健康状態等を容易に知ることができる。さらに、図11においては、平均在床時間が表示されているため、家族は、利用者の生活スタイルや生活パターンを簡便に概略的に把握することができる。
【0085】
また、「戻る」をクリックすることにより、当該サービスを提供する企業体のホームページや図9に示すwebページ等に移ることができる。なお、図10と同様に、「最新のデータを収集する」のアイコンをクリックすることにより、どのwebページからいつでも最新のデータに更新することができるようにしてもよい。さらに、図10と同様に、「ご利用者様の状態は『離床中』です」と表示して、家族に対して利用者の状態を常に知らせ続けることができる。これにより、家族14aは、どのwebページを閲覧している時でも、利用者の状態を知ることができる。
【0086】
なお、図8及び図11に示すwebページにおいて、例えば、在床データ、体動データを棒グラフ、円グラフ、表等により表現し、視覚的に分かり易いようにしてもよい。この場合、専門的な知識を有さない利用者の家族にとって、より見やすく親しみのある情報とすることができる。さらに、見やすく親しみのある情報とすることにより、利用者にとってきめ細かなサービスとなるだけでなく、家族にとってもきめ細かで行き届いたサービスを提供することができる。
【0087】
以上のように、本実施形態における睡眠モニタリングシステムでは、在床データと体動データを精度良く作成することができる。そのため、家族は、利用者の睡眠状態を的確に表す在床データと体動データを用いて利用者の在床・離床を正確にモニタリングすることができる。さらに、家族は、webページ上で利用者の離床・在床を簡便に知ることができる。これにより、家族は、利用者の生活パターンを簡便かつ正確に知ることができ、さらには利用者の睡眠状態を正確に把握することができる。
【0088】
発明の実施の形態2.
発明の実施の形態2においては、発明の実施の形態1に示したwebページの他の一例について説明する。また、発明の実施の形態1においては在床・離床を表示していたが、発明の実施の形態2においては在床・離床とともに入眠・覚醒及び睡眠時間を表示する場合について説明する。なお、発明の実施の形態2における睡眠モニタリングシステムのシステム構成は、発明の実施の形態1と同様に構成することができるため、システム構成等の説明は省略する。
【0089】
図12を用いて、利用者のデータを見るためのwebページについて説明する。図12は、家族が開く画面の一例を示す模式図である。図9と同様に、家族は、webページ上で利用者に関する種々のデータを閲覧することができる。
【0090】
図12に示す「睡眠データレポート」上には、例えば、利用者の利用者ID、利用者氏名、当該安否サービスを受けるにあたって契約した契約者氏名、利用者の住所等の個人情報が表示されている。これらの情報は、管理装置12aの記憶部42に格納されている。さらに、「睡眠データレポート」には、利用者の睡眠状態を示すデータが表示されている。
【0091】
図12に示す「睡眠データレポート」上には、図9乃至図11と同様に、在床データと体動データを棒グラフとして表示されている。例えば、図8に示すwebページ上に「睡眠データレポートを見る」のアイコンを設け、これを家族がクリックすることにより閲覧可能となっている。また、図12に示す「睡眠データレポート」は、図9乃至図11と同様に、各webページにリンクしてもよい。
【0092】
図12に示すように、在床データと体動データを同時に示す棒グラフが表示される。ここでは、1週間分の在床データと体動データとが曜日ごとに表示されている。在床データと体動データとは、在床していない場合には体動がないため、在床データ上に体動データを合成して分かりやすく表示することができる。さらに、大きな体動に対しては色を変えたり、各大きさの体動ごとに色分けたりしてもよい。このように、webページの表示デザインを種々に変更することにより、在床データと体動データとを視覚的に分かりやすく表示することができる。また、在床データと体動データとは、図4(b)に示すように、別々に表示してもよい。
【0093】
さらに、図12に示す「睡眠データレポート」上の在床データと体動データとを表示する棒グラフには、入床・離床した時点のみならず、入眠・覚醒した時点が表示されている。これらの入眠・覚醒をwebページ上に表示する際、webサーバー47は、管理装置12aの記憶部42に格納された睡眠状態データを読み込み、この読み込んだ睡眠状態データからwebページを作成する。入眠・覚醒した時点は、管理装置12aの判定部48において在床データや体動データに基づいて生成される。
【0094】
そして、各棒グラフの横には、1日の睡眠時間や在床時間が表示され、家族は「睡眠データレポート」から利用者の1日の睡眠時間、在床時間を容易に把握することができるようになっている。また、睡眠時間や在床時間をwebページ上に表示する際、webサーバー47は、管理装置12aの記憶部42に格納された睡眠時間データを読み込み、この読み込んだ睡眠時間データに基づいてwebページを作成する。
【0095】
例えば、在床時間に対して睡眠時間が極めて少ない場合、利用者の寝付きがよくないことが分かり、家族は利用者の健康状態が悪いと推測することができる。また例えば、在床時間と睡眠時間とがほぼ同じ場合、利用者の寝付きがよく、家族は利用者の健康状態が良好と推測して安心することができる。また、周期的に現れる体動データは、利用者が周期的な浅い眠りの状態にあると推測できる。なお、図10や図11と同様に、webページ上に表示する在床データと体動データは、1週間分に限らず、種々の期間の在床データと体動データとを表示可能にしてもよい。
【0096】
このように、管理装置12aの判定部48は、在床データと体動データを用いて睡眠時間を精度良く算出することができる。そのため、家族14aは利用者の精度良く睡眠時間を知ることができる。これにより、利用者の実質的な睡眠状態を正確に知ることができ、利用者の健康状態を確実に把握することができる。さらに、在床データと体動データとを棒グラフを用いて表示することにより、利用者の生活スタイルや生活パターンを視覚的に分かりやすく簡便に知ることができる。また、睡眠時間を用いて実質的な睡眠状態を表示するため、家族は、利用者の生活パターン等を正確に知ることができる。
【0097】
図12においては、「ご利用者様の現在の状態は『睡眠中』です」と表示して、家族に対して利用者の状態を常に知らせ続ける。これにより、家族14aは、どのwebページを閲覧している時でも、利用者の状態を知ることができる。そして、在床データと体動データに入眠の時点を表示することにより、家族は、利用者がいつから睡眠状態に入ったのかを容易に知ることができる。ここで、管理装置12aの判定部48により利用者の入眠・覚醒が判定されているため、利用者が「睡眠中」であるか「入床中」であるかを区別して容易に表示することができる。
【0098】
また図9や図10と同様に、「最新のデータを収集する」のアイコンをクリックすることにより、どのwebページからいつでも最新のデータに更新することができるようにできる。また、「戻る」をクリックすることにより、当該サービスを提供する企業体のホームページや図9に示すwebページ等に移ることができる。
【0099】
以上のように、本実施形態における睡眠モニタリングシステムでは、在床データと体動データを精度良く作成することができる。そのため、家族は、利用者の在床・離床を正確にモニタリングすることができる。さらに、家族は、webページ上で利用者の離床・在床を簡便に知ることができる。これにより、家族は、利用者の生活パターンを簡便かつ正確に知ることができる。
【0100】
さらに、本実施形態における睡眠モニタリングシステムでは、精度の良い在床データと体動データから利用者の入眠・覚醒の時点を算出することができる。そのため、家族は、利用者の睡眠状態を的確に表す在床データと体動データを用いて、利用者が実質的な睡眠状態を正確にモニタリングすることができる。また、家族は、webページ上で利用者の実質的な睡眠時間を簡便に知ることができる。これにより、家族は、webページ上で利用者の健康状態を正確に把握することができる。特に、遠隔地にいる家族であっても、webページ上で、利用者の睡眠状態を簡便かつ正確に把握することができる。
【0101】
発明の実施の形態3.
発明の実施の形態3においては、発明の実施の形態1及び発明の実施の形態2における在床データ、体動データの具体例について、図13乃至図16を用いて説明する。図13乃至図16は、睡眠状態測定装置11aで測定された測定データを示す波形図、在床データ及び体動データを示す模式図である。
【0102】
図13乃至図16は、当日の16時から翌日の8時まで測定した際のデータであるが、前日の8時から当日の16時までの日中のデータは、基本的に利用者が離床しているものとして省略する。
【0103】
図13は、睡眠状態測定装置11aが当日16時から当日19時50分まで測定した際のデータである。図13に示すように、当日16時から18時50分頃までの間、振幅のない波形が続いている。これから、利用者が離床していることが分かる。この間、在床データには、連続的な利用者の在床を示す信号が現れていない。
【0104】
そして、18時50分頃から大きな振幅を有する波形が現れ、利用者が入床したことを読み取ることができる。このとき、在床データには入床にともなって部分的に離散的な信号が現れており、体動データには入床から入眠までの体動を示す離散的な信号が現れている。利用者が入床した後、利用者が19時5分頃に入眠したことを読み取ることができる。この入眠にともない、在床データでは19時5分頃以降に連続的な睡眠を示す信号が表れ、体動データでは入眠にともなって体動を示す信号がなくなっている。
【0105】
なお、利用者は19時30分過ぎに一時的に大きな振幅を有する波形が出現し、それにともなって体動データに一時的に体動を示す信号が現れている。ここで、この19時30分過ぎ前後で体動データが不連続となっていない。また、19時30分過ぎ前後で、後述の図15に示すような振幅が小さな波形に比べて波形が大きいままである。そのため、利用者は、寝相を変化させることなく、睡眠時に手足を動かしたと考えられる。
【0106】
図14に示すように、20時から20時50分頃までの間、いくつか振幅が大きな波形が現れているが、その時々で体動データが不連続となっておらず、また振幅の大きさに変化がない。そのため、利用者は、ほぼ同じ寝相で手足を動かしながら就寝している。そして、20時50分過ぎ頃に、在床データで不連続となり、前後に大きな振幅を有する波形とともに振幅のない信号が現れる。このとき、体動データに、在床データの不連続な部分を挟んで体動を示す信号が現れている。そのため、利用者は一時的に離床し、さらに入床していることが分かる。
【0107】
利用者が離床した後に入床した20時55分頃から21時35分頃までの間、体動データに体動を示す信号があり、また振幅が大きな波形が現れている。このとき、利用者は、再び入床したものの入眠することができず、在床中に寝具の中で動いていると考えることができる。利用者が、21時35分から21時45の間、在床データで不連続となり、前後に大きな振幅を有する波形とともに振幅のない信号が現れる。このとき、体動データに、在床データの不連続な部分を挟んで体動を示す信号が現れている。そのため、利用者は一時的に離床し、さらに入床していることが分かる。
【0108】
再び入床した利用者は、利用者が21時45分頃に入眠したことを読み取ることができる。この入眠にともない、在床データでは21時45分頃以降に連続的な睡眠を示す信号が表れ、体動データでは入眠にともなって体動を示す信号がなくなっている。また、20時から20時50分頃までの間に現れる波形の振幅とほぼ同じ振幅を有する波形が出現しているため、20時から20時50分頃までの就寝時と同様の寝相で利用者は就寝していると考えることができる。
【0109】
23時10分頃に、在床データで不連続となり、前後に大きな振幅を有する波形とともに振幅のない信号が現れる。このとき、体動データに、在床データの不連続な部分を挟んで体動を示す信号が現れている。そのため、利用者は一時的に離床し、さらに入床していることが分かる。利用者が離床した後に入床した23時10分頃から23時30分までの間、体動データに体動を示す信号がないが、睡眠時の波形の振幅が大きくなっている。
【0110】
そして、23時30分から23時40分頃に再び在床データが不連続となり、前後に大きな振幅を有する波形とともに振幅のない信号が現れ、体動データに、在床データの不連続な部分を挟んで体動を示す信号が現れている。そのため、利用者は、23時10分頃に一時的に離床して入床したが、良く寝付くことができず寝具の中で動いていたが、結局、再び離床したものと考えることができる。さらに、体動データで在床を示す信号がない時間が長いことから比較的長い時間離床していたようである。その後、利用者は、10分程度離床していたが、23時45分頃に入床して入眠している。
【0111】
図15に示すように、利用者が再び入眠するのにともない、在床データでは23時50分頃以降に連続的な睡眠を示す信号が表れ、体動データでは入眠にともなって体動を示す信号がなくなっている。また、20時から20時50分頃までの間に現れる波形の振幅とほぼ同じ振幅を有する波形が出現しているため、20時から20時50分頃までの就寝時と同様の寝相で利用者は就寝している。
【0112】
翌日の0時30分前に再び在床データで不連続となり、前後に大きな振幅を有する波形とともに振幅のない信号が現れ、体動データに、在床データの不連続な部分を挟んで体動を示す信号が現れている。そのため、利用者は、0時30分前に一時的に離床して入床している。その後、0時30分頃から0時50分頃までの間、体動データに体動を示す信号が現れ、また振幅が大きな信号現れているため、入眠することができず入床してはいるが寝具の中で動いていたと考えられる。そして、入眠することができない利用者は、0時50分頃から1時5分過ぎまで離床している。ここでも、0時50分頃から1時5分過ぎまで在床データが不連続となり、前後に大きな振幅を有する波形とともに振幅のない信号が現れ、体動データに、在床データの不連続な部分を挟んで体動を示す信号が現れている。
【0113】
1時5分頃に、体動データに体動を示す信号が現れ、また振幅の大きな波形が現れ、利用者は入眠している。この入眠後、3時頃まで睡眠しているのであるが、例えば20時から20時50分頃までの間に現れる波形の振幅に比べて小さな振幅を有する波形が出現している。ここで、離床時には振幅がない波形となるが、この波形は、離床時の振幅のように振幅がないわけではなく、振幅を有している。この波形より、利用者の寝相が横向きになっていると推測される。
【0114】
3時頃から3時10分頃に再び在床データで不連続となり、前後に大きな振幅を有する波形とともに振幅のない信号が現れる。また、体動データに、在床データの不連続な部分を挟んで体動を示す信号が現れている。そのため、利用者は、3時頃に一時的に離床し、3時10分頃に入床している。その後、3時10分頃から3時35分頃までの間、体動データに体動を示す信号が現れ、また振幅が大きな信号現れているため、入眠することができず入床してはいるが寝具の中で動いていたと考えられる。
【0115】
3時10分頃、利用者は入床した後に入眠するのであるが、入眠後の波形が、例えば20時から20時50分頃までの間に現れる波形の振幅とほぼ同じ振幅を有する波形となっている。そのため、離床して再び入床した後に、利用者は最初に入床した当初と同じ寝相で就寝している。またこのとき、在床データは連続的な在床を示す信号が現れ、また体動データには体動を示す信号が現れていない。
【0116】
図16に示すように、3時10分頃に入眠した利用者は、5時20分頃まで睡眠し続ける。5時20分頃から大きな振幅を有する波形が現れ、利用者が覚醒したことを読み取ることができる。このとき、在床データには入床にともなって部分的に離散的な信号が現れており、体動データには入床から入眠までの体動を示す離散的な信号が現れている。利用者が覚醒した後、利用者が5時25分頃に離床したことを読み取ることができる。この離床にともない、在床データでは5時25分頃以降に在床を示す信号がなくなり、体動データでも離床にともなって体動を示す信号がなくなっている。
【0117】
なお、利用者は6時頃に一時的に大きな振幅を有する波形が出現し、それにともなって、在床データに在床を示す信号と体動データに体動を示す信号とが一時的に現れている。この離床後の大きな振幅を有する波形から、例えば、利用者が着替えをする際に寝具上に物を置いたものと考えられる。
【0118】
このような利用者の在床データや体動データを用いて、利用者の在床時間や離床時間を正確に知ることができる。さらに、在床データ、体動データ入眠・覚醒を精度良く判定することができるため、利用者の実質的な睡眠時間を確実に把握することができる。さらに、家族は、webページ上で利用者の離床・在床を簡便に知ることができるため、利用者の生活パターンを簡便かつ正確に知ることができる。これにより、家族14aは、利用者の睡眠状態を的確に表す在床データと体動データを閲覧し、簡便かつ正確で、よりきめ細かなモニタリングサービスを受けることが可能となる。
【0119】
【発明の効果】
本発明によれば、第三者が被験者の睡眠状態を簡易かつ確実にモニタリングすることができる睡眠モニタリングシステム及びモニタリング装置を提供することができる。さらに、本発明の睡眠モニタリングシステムによれば、無意識、無侵襲、無拘束で睡眠状態を確実に取ることができ、第三者及び本人がモニタリングすることにより、被験者自身の状態を把握でき、健康状態をチャックすることができる。また、本発明の睡眠モニタリングシステムにおいては、無意識、無侵襲、無拘束に被験者の睡眠状態を測定することができるため、睡眠状態を測定する際の被験者の精神的負担を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における睡眠モニタリングシステムの一構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態における睡眠状態測定装置の一構成例を示す模式図である。
【図3】本発明の実施の形態における睡眠状態測定装置のデータ解析部の一構成例を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態における睡眠状態測定装置で作成される在床データ及び体動データの一例を示す模式図である。
【図5】本発明の実施の形態における管理装置に記憶されるデータの一例を示す模式図である。
【図6】本発明の実施の形態における睡眠モニタリングシステムの処理フローを示す概略模式図である。
【図7】本発明の実施の形態における睡眠モニタリングシステムの処理フローの一例を示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態1における家族が閲覧する画面の一例を示す模式図である。
【図9】本発明の実施の形態1における家族が閲覧する画面の一例を示す模式図である。
【図10】本発明の実施の形態1における家族が閲覧する画面の一例を示す模式図である。
【図11】本発明の実施の形態1における家族が閲覧する画面の一例を示す模式図である。
【図12】本発明の実施の形態2における家族が閲覧する画面の一例を示す模式図である。
【図13】本発明の実施の形態3における睡眠状態測定装置で測定された測定データを示す波形図、在床データ及び体動データを示す模式図である。
【図14】本発明の実施の形態3における睡眠状態測定装置で測定された測定データを示す波形図、在床データ及び体動データを示す模式図である。
【図15】本発明の実施の形態3における睡眠状態測定装置で測定された測定データの一例を示す波形図、在床データ及び体動データの一例を示す模式図である。
【図16】本発明の実施の形態3における睡眠状態測定装置で測定された測定データの一例を示す波形図、在床データ及び体動データの一例を示す模式図である。
【符号の説明】
11 利用者宅、 11a 睡眠状態測定装置、 11b 利用者、 12 データ受信センター、 12a 管理装置、 12b オペレータ、 13ヘルパーステーション、 14 家族宅、 14a 外部端末、 14c 携帯端末、31a 流体封入体、 31b エアチューブ、 31c 生体情報検出部、32 データ解析部、 33 データ送受信部、 41 制御部、 42 記憶部、 43 表示部、 44 入力部、 45 データ送受信部、 46 メール送受信部、 47 webサーバー、 48 判定部、 51 公衆回線、52 通信網、 61 信号入力部、 62 バンドパスフィルタリング部、63 データ生成部、 64 制御部、 65 記憶部、 66 出力部

Claims (2)

  1. 被験者の睡眠状態を測定する睡眠状態測定装置と、前記被験者の睡眠状態をモニタリングするモニタリング装置とを備えた睡眠モニタリングシステムであって、
    前記睡眠状態測定装置は、
    前記被験者の寝具に設置され、流体封入の圧力変動を圧力センサに伝達することにより、測定データの振幅に基づいて睡眠情報を検出する検出手段と、
    当該検出手段により検出された前記被験者の睡眠情報に基づいて、被験者が在床しているか又は離床しているかを示す在床情報、及び被験者が体動を発生させたか否かを示す体動情報を生成する情報生成手段と、
    少なくとも前記在床情報及び前記体動情報を前記モニタリング装置に送信する送信手段とを有し、
    前記モニタリング装置は、
    前記送信手段から送信された前記在床情報及び前記体動情報を受信する受信手段と、
    当該受信手段により受信された前記在床情報及び前記体動情報を、予め登録された登録者の端末によって閲覧可能な状態にする情報提示手段と、
    前記在床情報と前記体動情報とを用いて、被験者の入眠及び覚醒、浅い眠り、深い眠り、睡眠時間、体動の発生の有無を判定する判定手段と、
    前記在床情報及び体動情報を、操作者の要求に応じて被験者の所定期間のデータとし、さらに被験者の現在の状況と合わせ睡眠時間、在床時間用いて視覚的にわかりやすく表示する表示手段とを備えたことを特徴とする睡眠モニタリングシステム。
  2. 被験者の睡眠状態を測定する睡眠状態測定装置と、前記被験者の睡眠状態をモニタリングするモニタリング装置とを用いる睡眠モニタリング方法であって、
    前記睡眠状態測定装置は、
    前記被験者の寝具に設置され、流体封入の圧力変動を圧力センサに伝達することにより、測定データの振幅に基づいて睡眠情報を検出し、
    検出した前記被験者の睡眠情報に基づいて、被験者が在床しているか又は離床しているかを示す在床情報、及び被験者が体動を発生させたか否かを示す体動情報を生成し、
    少なくとも前記在床情報及び前記体動情報を前記モニタリング装置に送信し、
    前記モニタリング装置は、
    前記睡眠状態測定装置から送信された前記在床情報及び前記体動情報を受信し、
    受信した前記在床情報及び前記体動情報を、予め登録された登録者の端末によって閲覧可能な状態し、
    前記在床情報と前記体動情報とを用いて、被験者の入眠及び覚醒、浅い眠り、深い眠り、睡眠時間、体動の発生の有無を判定し、
    前記在床情報及び体動情報を、操作者の要求に応じて被験者の所定期間のデータとし、さらに被験者の現在の状況と合わせ睡眠時間、在床時間用いて視覚的にわかりやすく表示する睡眠モニタリング方法。
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