JP2010099173A - 多人数用の睡眠管理システムおよび多人数用の睡眠管理方法 - Google Patents

多人数用の睡眠管理システムおよび多人数用の睡眠管理方法 Download PDF

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Hitoshi Sugiyama
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Abstract

【課題】多数の使用者の睡眠解析情報を集中管理する多人数用の睡眠管理システムおよび多人数用の睡眠管理方法を提供する。
【解決手段】システムは、生体情報センサ1から検知した睡眠生体情報を受信すると共に睡眠生体情報を発信する端末3と、端末3から発信された睡眠生体情報を受信するサーバ4とをもつ。サーバ4は、端末3から発信された睡眠生体情報を受信する受信部40と、受信された睡眠生体情報に基づいて、睡眠状態を解析して睡眠解析情報を求める睡眠解析部41と、睡眠解析情報を記憶する記憶部42と、睡眠解析情報を端末3、または、登録機器に送信する送信部43と、端末3を登録する登録部48とを有する。端末3は、インターネットを介してサーバ4にアクセス可能な識別情報をもち、且つ、持ち運び可能である。
【選択図】図4

Description

本発明は多人数用の睡眠管理システムおよび多人数用の睡眠管理方法に関する。
特許文献1には、エアマットで被験者の生体情報を検知するセンサと、検出信号から複数の生体信号を分離する処理装置と、分離された複数の生体信号から睡眠段階を判断する睡眠状態判定部とをもつ睡眠分析装置が開示されている。
特許文献2には、睡眠深度を無拘束で推定できる睡眠深度推定装置であり、人体の心拍数と呼吸数とを含む生体情報を検出する生体情報センサと、睡眠深度基礎データを算出する生体情報処理回路と、睡眠深度推定回路とを備えている。 特許文献3には、被験者の生体情報を計測する生体情報計測用パネルを用いた生体情報計測システムが開示されている。生体情報計測用パネルで計測された生体情報は管理装置に送信される。管理装置は、被験者がベッドにいるか否か、ベッドで睡眠している被験者の睡眠深度、ベッドで睡眠している被験者の体動等を判断する。
特開2006−026302号公報 特開2003−260040号公報 特開2008−142461号公報
上記した特許文献1,2に係る技術によれば、多数の使用者の睡眠生体情報から求めた睡眠解析情報を集中管理するものではない。また、特許文献3に係る技術によれば、使用者の睡眠生体情報から求めた睡眠解析情報を管理することができるものの、端末はベッドに据え付けられているものであり、持ち運び可能ではない。
本発明は上記した実情に鑑みてなされたものであり、持ち運び可能な端末を用い、多数の使用者の睡眠生体情報から求めた睡眠解析情報を集中管理する多人数用の睡眠管理システムおよび多人数用の睡眠管理方法を提供することを課題とする。
(1)本発明に係る多人数用の睡眠管理システムは、就寝する使用者の睡眠時における生体に関する睡眠生体情報を検知する多数の生体情報センサと、
生体情報センサから検知した睡眠生体情報を受信すると共に睡眠生体情報をインターネットを介して発信する多数の端末と、
多数の端末から発信された睡眠生体情報をインターネットを介して受信するサーバとを具備しており、
端末は、インターネットを介してサーバにアクセス可能な識別情報をもち、且つ、持ち運び可能であり、
サーバは、端末の識別情報に基づいて端末を登録する登録部と、生体情報センサで検知され各端末から発信された使用者の睡眠時における睡眠生体情報をインターネットを介して受信する受信部と、受信部により受信された睡眠生体情報に基づいて、使用者の睡眠状態を解析して使用者の睡眠解析情報を求める睡眠解析部と、睡眠解析部により解析した使用者の睡眠解析情報を記憶する記憶部と、睡眠解析情報をインターネットを介して端末または登録機器に送信する送信部とを具備していることを特徴とする。
生体情報センサは、就寝する使用者の睡眠時における生体に関する睡眠生体情報を検知する。睡眠生体情報は、使用者の寝息やいびき等を含む呼吸、心拍、眼球動作のうちの少なくとも一方を含む。従って、睡眠生体情報は、使用者の心拍、呼吸、眼球動作の他に、体動を含むことができる。この場合、心拍の波形、単位時間あたりの心拍の数、心拍の強さ、呼吸の波形、単位時間あたりの呼吸の数、呼吸の強さ、単位時間あたりの眼球動作の数、眼球動作の動き量等の少なくとも一つが挙げられる。生体情報センサからの睡眠生体情報は、多数の端末からサーバにインターネットを介して発信される。サーバは、睡眠生体情報に基づいて多数の使用者の睡眠解析情報を解析する。睡眠解析部により解析された多数の使用者の睡眠解析情報は記憶部に記憶される。このように多数の使用者の睡眠解析情報がサーバにより集中管理される。
睡眠解析情報としては、睡眠時間、睡眠の質、寝付きの程度、中途覚醒の程度、いびきの程度、寝言の程度、体動の程度、睡眠に関するランキング情報、睡眠に対するアドバイス、睡眠時無呼吸症の程度等のうちの少なくも一つが挙げられる。
端末は、インターネットを介してサーバにアクセス可能な識別情報をもち、且つ、使用者が持ち運び可能である。使用者は、識別情報で特定された使用者専用の端末を所有することができる。
サーバの登録部は、端末の識別情報に基づいて端末を登録する。これにより端末から睡眠生体情報をサーバに送信可能となる。送信部は、睡眠解析情報をインターネットを介して端末または登録機器に送信する。登録機器とは、使用者の睡眠解析情報をインターネットを介して受信できるように予め登録されている機器をいい、端末以外の使用者自体のパソコンや携帯電話や卓上電話等の機器、あるいは、使用者に関係する関係者のコントローラやパソコンや携帯電話や卓上電話等の機器をいう。関係者とは、使用者に対して一定の関係がある者をいい、特定親等内の血族、姻族が例示される。または、使用者が属する団体等の業務関係者、使用者が属する会社における上司や部下等の職務関係者、使用者の居所の近所に住む一定の関係がある者、使用者が就寝するホテル、旅館、寮、病院などの施設の管理者、使用者の近所に住む一定の関係がある者、使用者の保護司などが関係者として例示される。
好ましくは、サーバは、就寝する使用者が覚醒する希望覚醒時刻、または、希望合計睡眠時間が設定される時刻・時間設定部を有することが好ましい。更に、希望覚醒時刻に到達するとき、または、希望覚醒時刻に対して第1所定時間以内に近づいたとき、または、希望合計睡眠時間の終了時に到達するとき、または、希望合計睡眠時間の終了時に対して第2所定時間以内に近づいたとき、就寝する使用者の覚醒をインターネットを介して促進させる覚醒促進部を具備する(請求項2)。サーバの覚醒促進部は、就寝する使用者の覚醒をインターネットを介して促進させることができる。
好ましくは、サーバは、睡眠解析した使用者の睡眠解析情報を、該当する使用者の端末、または、使用者に関係する登録機器に報知する報知部を具備する(請求項3)。この場合、該当する使用者、または、使用者に関係する関係者は、使用者の睡眠解析情報を認識することができる。
好ましくは、睡眠解析情報は、睡眠時間、睡眠の質、寝付きの程度、中途覚醒の程度、いびきの程度、寝言の程度、体動の程度、睡眠に対するアドバイス、睡眠時無呼吸症の程度のうちの少なくとも一つとすることができる(請求項4)。 好ましくは、サーバの睡眠解析部は、多数の使用者について睡眠解析情報に関するランキング付けを行ってランキング情報を求めることができる。好ましくは、該当する使用者、または、使用者に関係する登録機器に報知する睡眠解析情報は、ランキング情報を含む(請求項5)。この場合、該当する使用者、または、使用者に関係する登録機器は、使用者のランキング情報を含む睡眠解析情報を受信するため、使用者、または、関係者はこれを認識することができる。
(2)本発明に係る多人数用の睡眠管理方法は、就寝する使用者の睡眠時における生体に関する睡眠生体情報を検知する生体情報センサからの睡眠生体情報を、持ち運び可能な多数の端末からサーバにインターネットを介して発信し、サーバが睡眠生体情報に基づいて多数の使用者の睡眠解析情報を解析する睡眠管理方法であって、
(i)端末が、生体情報センサから検知した睡眠時における睡眠生体情報を端末からサーバにインターネットを介して発信する発信ステップと、
(ii)サーバが、生体情報センサで検知され端末から発信された使用者の睡眠時における睡眠生体情報をインターネットを介して受信する受信ステップと
(iii)サーバが、受信ステップにより受信された睡眠生体情報に基づいて、使用者の睡眠状態を解析して使用者の睡眠解析情報を求める睡眠解析ステップと、
(iv)サーバが、睡眠解析部により解析した使用者の睡眠解析情報を記憶する記憶ステップと、
(v)サーバが、睡眠解析ステップで解析した使用者の睡眠解析情報を端末、または、使用者に関係する登録機器に送信する送信ステップとを具備することを特徴とする。
生体情報センサは、就寝する使用者の睡眠時における生体に関する睡眠生体情報(例えば、寝息やいびきを含む呼吸、心拍、眼球動作等の少なくとも一つ)を検知する。生体情報センサからの睡眠生体情報は、多数の端末からサーバの受信部にインターネットを介して発信される。すなわち、発信ステップでは、生体情報センサから検知した睡眠時における睡眠生体情報を端末がサーバにインターネットを介して発信する。受信ステップでは、サーバが、生体情報センサで検知され端末から発信された使用者の睡眠時における睡眠生体情報をインターネットを介して受信する。睡眠解析ステップでは、サーバが、受信ステップにより受信された睡眠生体情報に基づいて、使用者の睡眠状態を解析して使用者の睡眠解析情報を求める。記憶ステップでは、サーバが、睡眠解析部により解析した使用者の睡眠解析情報を記憶する。このように多数の使用者の睡眠解析情報がサーバの記憶部により記憶され、サーバにより集中管理される。送信ステップでは、サーバが、睡眠解析ステップで解析した使用者の睡眠解析情報を、使用者に該当する動端末、または、使用者に関係する登録機器に送信する。これにより使用者、または、関係者は使用者の睡眠解析情報を認識することができる。登録機器とは、使用者の睡眠解析情報を送信されるようにサーバに登録された機器をいう。
好ましくは、サーバが、就寝する使用者が覚醒を希望する希望覚醒時刻に到達するとき、または、希望覚醒時刻に対して第1所定時間以内に近づいたとき、または、使用者が就寝を希望する希望合計睡眠時間の終了時に到達するとき、または、希望合計睡眠時間の終了時に対して第2所定時間以内に近づいたとき、サーバが、使用者の覚醒を促進させる信号をインターネットを介して端末の刺激発生部に送信する覚醒促進ステップを具備する(請求項7)。これにより使用者の覚醒は促進される。この場合、就寝する使用者が起床する起床時刻よりも早いときであっても、浅い眠りであることが検知されると、サーバが、使用者の覚醒を促進させる信号をインターネットを介して端末の刺激発生部に送信する覚醒促進ステップを実施することが好ましい。なお、起床時刻は希望覚醒時刻に相当する。
好ましくは、サーバが、睡眠解析した使用者の睡眠解析情報を、該当する使用者の端末、または、使用者に関係する関係者の登録機器に報知する報知ステップを具備する(請求項8)。該当する使用者、または、使用者に関係する関係者の登録機器は、使用者の睡眠解析情報を認識することができる。
好ましくは、サーバが、睡眠解析ステップにおいて、多数の使用者について睡眠解析情報に関するランキング付けを行ってランキング付け情報を求め、サーバが、報知ステップにおいて、睡眠解析情報のランキング付け情報を、該当する使用者の端末、または、使用者に関係する登録機器に報知する(請求項9)。使用者、または、使用者に関係する登録機器は、ランキング付け情報を認識することができる。
本発明によれば、インターネットを介してサーバにアクセス可能な識別情報をもち、且つ、持ち運び可能な端末が用いられる。そして、生体情報センサで計測された多数の使用者の睡眠生体情報は、端末からサーバに送信される。そして、サーバの睡眠解析部により解析されて睡眠解析情報が求められる。睡眠睡眠状態を解析した多数の使用者の睡眠解析情報は、サーバの記憶部に記憶され、サーバにより集中管理される。このように睡眠解析した使用者の睡眠解析情報を、使用者の端末、または、使用者に関係する関係者の登録機器に送信するため、使用者、または、関係者は、使用者の睡眠解析情報を認識し、それに対処することができる。
本発明によれば、端末は、インターネットを介してサーバにアクセス可能な識別情報をもち、且つ、持ち運び可能であるため、出張、旅行、入院等があったとしても、使用者専用の端末として、ホテル、旅館、病院等といった宿泊可能な施設において使用することができる。
本実施形態に係る多人数用の睡眠管理システムおよび多人数用の睡眠管理方法について説明する。図1(A)に示すように、使用者の睡眠時における生体に関する睡眠生体情報を検知する生体情報センサ1は、ベッド2のうち使用者の身体の荷重や振動を受圧できるように寝具類の付近に設置されている。生体情報センサ1は、就寝している使用者の呼吸による圧力変動(呼吸情報)、使用者の心臓の鼓動による圧力変動(心拍情報)等の物理量を検知するものであり、呼吸検知部、無呼吸検知部、鼓動検知部および体動検知部として機能できるものである。
すなわち、生体情報センサ1は、就寝している使用者の身体による圧力(荷重)の変動を受圧できるように、就寝している使用者の身体に対向する領域に配置されており、就寝者の生体情報のうち、主として呼吸情報(例えば、単位時間あたりの呼吸数)および心拍情報を検出することができる。なお、生体情報センサ1が就寝する使用者の胸部に対向する領域に配置されている場合には、就寝者の生体情報のうち、主として心臓の心拍情報(例えば、単位時間あたりの心拍数等)を良好に検出することができる。なお、生体情報センサ1は、寝具類としてのマットレスの上面側に配置されていても良く、あるいは、ベッド2本体とマットレスとの間に配置されていても良い。
生体情報センサ1は、就寝している使用者から受ける圧力(荷重や振動等)の変動を検知する検知部としての感圧センサを備えている。感圧センサは、受圧した圧力の変動を電気信号として出力するものであり、例えば可撓性を有する面状シートの形状をなしており、圧電センサ、静電容量センサ、歪みゲージ、磁気センサ等を例示できる。圧電センサとしては圧電体を例示でき、殊に圧電ポリマー、圧電セラミックス等を例示できる。具体的には、例えばポリビニリデンフロライド(PVDF)のフィルム、または、シートとすることができる。ここで、圧電ポリマーは広い周波数特性を有しており、更に、圧電セラミックスに比較して、柔軟性、耐衝撃性、耐高電圧性、耐水性、化学的安定性を備えている。
本実施形態によれば、必要に応じて、小型の撮像カメラを生体情報センサとしてアイマスク1xに組み込んでも良い。使用者がアイマスク1xを補助的に装着すれば、アイマスク1xの撮像カメラが眼球が動く頻度を検知できる。眼球の変位を検知する小型の変位センサを生体情報センサとしてアイマスク1xに組み込んでも良い。使用者がアイマスク1xを装着すれば、アイマスク1xの撮像カメラや変位センサが眼球が動く頻度を検知できるため、浅い睡眠であるレム睡眠であるか否かを検知できる。この場合においても、アイマスク1xと端末3とは有線1y、または、無線で繋がる。なお、アイマスク1xは必要に応じて設ければ良い。
ベッド2および生体情報センサ1は、使用者が就寝する場所に設置されている。場所とは、使用者の家庭、使用者が永住的に、または、一時的に宿泊する施設が挙げられる。施設は、多数の使用者が宿泊する場所であり、ホテル、旅館、寮、病院、高齢者施設、障害者施設等の施設が挙げられる。
図1(B)は端末3および生体情報センサ1を示す。端末3は、生体情報センサ1のコード1aの先端のコネクタ部1cを差し込んで接続するコネクタ部33を有する。図1(C)は、生体情報センサ1のコード1aのコネクタ部1cを端末3のコネクタ部33に差し込んで接続した状態を示す。従って、端末3および生体情報センサ1は、使用者が鞄等に収容して持ち運び可能とされていることが好ましい。この意味で、生体情報センサ1は、可撓性であり、曲成畳み可能、折り畳み可能であることが好ましい。端末3および生体情報センサ1は1組として市販されることが好ましい。但し、端末3が市販されるものの、生体情報センサ1はベッド2に予め据え付けられており、使用時において生体情報センサ1のコード1aのコネクタ部1cを、端末3のコネクタ部33に逐一差し込んで接続して使用しても良い。
図3は端末3の概念を示す。端末3は、インターネットを介してサーバ4にアクセス可能とされている。端末3は、マイコン30と、サーバ4にインターネットを介して信号を発信する送信部31と、サーバ4からの信号をインターネットを介して受信する受信部32と、生体情報センサ1に繋がるコネクタ部33と、記憶媒体34と、使用者が希望する起床時刻(希望覚醒時刻)、または、希望する合計睡眠時間を設定するための設定部35と、サーバ4で解析させた睡眠解析情報を簡易的に表示する表示部37と、第2記憶媒体39とをもつ。記憶媒体34は、ベッド2の生体情報センサ1から受信した睡眠生体情報を一時的に記憶する。なお、設定部35および表示部37は、必要に応じて端末3に設けられている。
記憶媒体34には、生体情報センサ1で検知したデータを保存するエリアをもつと共に、端末3を識別するための識別情報としての端末機番、端末3を使用する使用者を識別するための識別情報としてのパスワード、端末3が繋がるサーバ4を識別する識別情報(サーバ名称)が予め記憶されているエリア34cをもつ。サーバ4においても、端末3を識別する端末機番、端末3を使用する使用者を識別するためのパスワードが予め記憶されている。
第2記憶媒体39は、サーバ4が解析した睡眠解析情報のデータを記憶するエリア39cをもつものであり、端末3に対して着脱可能なUSBメモリ、メモリカード等な着脱メモリで形成することができる。従って第2記憶媒体39に記憶されている情報は、使用者のパソコンから読み出すことができる。なお、端末3については、サーバ4が解析した睡眠解析情報のデータを記憶する第2記憶媒体39を装備できない方式でも良い。この場合、個人情報の保護のため、使用者の睡眠解析情報を端末3には保存できず、サーバ4の記憶部42のみに保存することも好ましい。
個人情報の保護のためには、記憶媒体34は、端末3を識別するための識別情報としての端末機番、端末3を使用する使用者を識別するための識別情報としてのパスワード、端末3が繋がるサーバ4を識別する識別情報(サーバ名称)が予め記憶されているエリアをもつものの、生体情報センサ1で検知したデータを永続的に保存するエリアをもたない方式も好ましい、
前述したように端末3は設定部35を有する。使用者は就寝に先立ち、就寝する使用者が覚醒(目覚め)を希望する希望覚醒時刻T1、または、希望合計睡眠時間T2を設定部35に設定することができる。設定部35に設定された希望覚醒時刻T1、または、希望合計睡眠時間T2は、端末3の送信部31からインターネットを介してサーバ受信部32に送信され、サーバ4の時刻・時間設定部35に設定されて記憶される。
図3は本システムを模式的に示す。サーバ4は、多数の端末3とインターネットを介して接続される。サーバ4は、(1)生体情報センサ1で検知され端末3から発信された使用者の睡眠時における睡眠生体情報を受信するサーバ受信部40と、(2)受信部32により受信された睡眠生体情報に基づいて、使用者の睡眠状態を解析して使用者の睡眠解析情報を求める睡眠解析部41と、(3)睡眠解析部41により解析した使用者の睡眠解析情報を記憶する記憶部42と、(4)指令およびデータを端末3に送信するサーバ送信部43とを有する。
更に、サーバ4は、(5)就寝する使用者が覚醒する希望覚醒時刻T1、または、希望合計睡眠時間T2が設定される時刻・時間設定部35を有する。更に、サーバ4は、(6)希望覚醒時刻T1に到達するとき、または、希望覚醒時刻T1に対して第1所定時間tf以内に近づいたとき、または、希望合計睡眠時間T2の終了時に到達するとき、または、希望合計睡眠時間T2に対して第2所定時間ts以内に近づいたとき、就寝する使用者の覚醒をインターネットを介して促進させる覚醒促進部46を有する。
更にサーバ4は、(7)睡眠解析した使用者の睡眠解析情報を、該当する使用者の端末3、または、使用者に関係する登録機器に報知する報知部47と、(8)端末3のパスワード(識別情報)に基づいて端末3を登録する登録部48とをもつ。端末3のパスワードに基づいて端末3をサーバ4の登録部48に登録することを許可する登録ステップを登録部48が実施すれば、その端末3から睡眠生体情報をサーバ4のサーバ受信部40に送信可能となる。なお、端末3を登録部48に登録していない限り、その端末3から睡眠生体情報をサーバ4に送信できない。
サーバ4の睡眠解析部41は、受信部32により受信された多数の使用者の睡眠生体情報に基づいて、該当する使用者の睡眠状態を解析するアルゴリズムを備える解析ソフトウエアを記憶しており、該当する使用者の睡眠解析情報をそれぞれ求める。使用者側の端末3には、上記した解析ソフトウエアは記憶されていない。このため端末3の価格を低廉できるばかりか、解析ソフトウエアのバージョンアップが発生したとしても、サーバ4の睡眠解析部41に記憶されている解析ソフトウエアについてバージョンアップを実行するものの、多数の端末3については解析ソフトウエアのバージョンアップを実行せずとも良い。
図4(A)は、生体情報センサ1で計測された計測波を表す波形図の例を模式的に示す。この計測波は、基本的には、呼吸情報信号P1と心拍情報信号P2とが混合されており、更には突発的に発生する体動情報信号P3も混合されている。ここで、呼吸情報信号P1の周波数(振動数)は、心拍情報信号P2の周波数(振動数)よりも小さく、呼吸情報信号P1の波長は、心拍情報信号P2の波長よりも長い。体動情報信号P3の周波数は、呼吸情報信号P1の周波数、心拍情報信号P2の周波数よりもかなり低く、且つ、振幅も大きいため、ローパスフィルタ機能を有するフィルタ回路により呼吸情報信号P1および心拍情報信号P2に対して容易に識別容易である。
更に説明を加える。サーバ4の睡眠解析部41は、遮断周波数よりも低い周波数の信号を透過させるローパスフィルタ機能と、遮断周波数よりも高い周波数の信号を透過させるハイパスフィルタとをもつ。図2(B)は、フィルタ回路により計測波から選別した呼吸情報信号P1の波形を模式的に示す波形図を模式的に示す。図2(C)は、フィルタ回路により計測波から選別した心拍情報信号P2の波形を模式的に示す波形図を模式的に示す。図2(D)は、フィルタ回路により計測波から選別した体動情報信号P3の波形を模式的に示す波形図を模式的に示す。呼吸情報信号P1の周波数は、心拍情報信号P2の周波数よりも相対的に低い。呼吸情報信号P1の振幅は、心拍情報信号P2の振幅よりも相対的に大きい。このため呼吸情報信号P1と心拍情報信号P2との双方が発生しても、フィルタ回路により周波数および振幅の観点から、両者の識別は容易である。
上記したように生体情報センサ1の生体情報信号は、基本的には、呼吸情報信号P1と心拍情報信号P2とが混合されており、更には突発的に非パルス的に発生する体動信号も混合されている。従って図4に示すように、サーバ4の睡眠解析部41は、周波数が心拍情報信号P2よりも大きい呼吸情報信号P1を選別する第1フィルタ回路411と、周波数が最も小さい心拍情報信号P2を選別する第2フィルタ回路412と、周波数が小さく振幅が大きい体動情報信号P3を選別する第3フィルタ回路413と、第1フィルタ回路411で選別された呼吸情報信号P1を増幅させる第1アンプ部415と、第2フィルタ回路412で選別された心拍情報信号P2を増幅させる第2アンプ部416と、第3フィルタ回路413で選別された体動情報信号P3を増幅させる第3アンプ部417と、第1アンプ部415で増幅された呼吸情報信号P1を周波数解析(FFT解析)する第1周波数解析部418と、第2アンプ部416で増幅された心拍情報信号P2を周波数解析(FFT解析)する第2周波数解析部419と、第3アンプ部417で増幅された体動情報信号P3を周波数解析(FFT解析)する第3周波数解析部420とをもつ。
図5は使用者が端末3をサーバ4の登録部48に登録する例を示す。図5はサーバ4の処理とユーザの処理と端末3の処理をまとめて示す。図5に示すように、端末3を購入したユーザは(ステップS2)、店頭やインターネットや葉書等によりユーザ登録処理を行う(ステップS4)。ユーザ登録はユーザの氏名、住所、支払決済方法等が挙げられる。睡眠解析情報を端末3以外に連絡するためのパソコン、携帯電話器等の登録機器も予め登録したい場合には、登録することが好ましい。サーバ4の登録部48は、ユーザ登録処理を終了する(ステップS6)。端末3は持ち運び可能であるため、ユーザ登録処理後、ユーザは端末3をホテルや旅館等の施設に持ち込むことができる。
ホテルや旅館等の施設、または、一般家庭において就寝者となるユーザは、睡眠をとる前に、LANコードを端末3に接続したり、あるいは、無線LAN環境下に端末3を設置する(ステップS8)。これにより端末3とサーバ4とが通信接続可能となる。ユーザが端末3の電源をオンすると(ステップS10)、端末3はインターネットを介してFTPでサーバ4に送信し(ステップS12)、ログイン処理を行う。すなわち、端末3の端末機番、使用者のパスワードがサーバ4に端末3の送信部31から発信される。端末3から送信された端末機番、パスワードはサーバ4に受信される(ステップS14)。端末3から送信された端末機番、パスワードがサーバ4の登録部48に登録されているか否か、サーバ4は判定する(ステップS16)。端末3から送信された端末機番、パスワード等がサーバ4に登録されていると、サーバ4はユーザ登録確認を終了し(ステップS16のYES)、データ送受信処理が可能となる(ステップS18)。なお、端末3の端末機番、パスワード等がサーバ4に登録されていることがサーバ4により確認されない場合(ステップS16のNO)には、端末3はエラー表示し(ステップS20)し、端末3とサーバ4との通信処理は実行されず(ステップS22)、生体情報センサ1からの信号は端末3の記憶媒体34に記憶可能となる(ステップS24)。
図6は、購入した端末3について、使用者かパソコンを用いてインターネットによりサーバ4の登録部48に登録する一例を示す。端末機番、ユーザID、パスワード、氏名、住所、電話番号、メールアドレスがパソコンを用いてインターネットを介してサーバ4に登録される。
さて、ユーザである使用者が就寝するときには、ベッド2に装備されている生体情報センサ1は、使用者が睡眠しているとき、生体に関する睡眠生体情報をリアルタイムで検知する。生体情報センサ1からの睡眠生体情報は、端末3の記憶媒体34のエリアに一時的に記憶される。図7に示すように、端末3は、FTPでログオン要請する信号A1(サーバ名称、ユーザID、パスワード)をサーバ4のサーバ受信部40に送信する。これによりサーバ4がログオン可否を確認する。サーバ4は、ログオンのOK/NGを示す信号B1を端末3の受信部32に送信する。ログオンOKであれば、端末3は、規定時間(例えば1分間、2分間等)ぶんのその使用者の睡眠生体情報を記憶したファイルを送信できるか確認する信号A2をサーバ4に送信する。サーバ4は、ファイル受信のOK/NGを示す信号B2を端末3の受信部32に送信する。サーバ4がファイル受信OKであれば、端末3は、その使用者の規定時間ぶんの睡眠生体情報を記憶したファイルの信号A3をサーバ4のサーバ受信部40に送信する。端末3は、規定時間(例えば1分間、2分間等)ぶんの睡眠生体情報を記憶したファイルをサーバ4のサーバ受信部40に送信する。睡眠生体情報のファイルの送信が完了すれば、送信完了フラグが立つので、端末3は送信完了フラグの信号A4をサーバ4のサーバ受信部40に送信する。サーバ4は完了承認を行う。このようにログオンOKであれば、端末3は、規定時間(例えば1分間、2分間等)ぶん生体情報センサ1により計測された睡眠生体情報を記憶したファイルをサーバ4のサーバ受信部40に送信する。このようにファイルを送信する処理は、使用者が覚醒するまで実施される。
更にサーバ受信部40は、上記したように使用者の睡眠時における睡眠生体情報のファイルを受信した後、そのファイルについて、サーバ受信部40により受信された睡眠生体情報(例えば、寝息やいびき等の呼吸、心拍)に基づいて、サーバ4の睡眠解析部41は、使用者の睡眠状態を解析して使用者の睡眠解析情報を求める。そしてサーバ4は、睡眠解析部41により睡眠解析した使用者の睡眠解析情報を記憶部42に記憶させる。このようにサーバ4は、多数の端末3からそれぞれ送信された多数の使用者の睡眠生体情報をそれぞれファイル毎に解析し、各使用者の睡眠解析情報をファイル毎に求める。
すなわちサーバ4の睡眠解析部41は、サーバ受信部40が受信した睡眠生体情報のファイルのデータをサーバ4の記憶部42に保存し、更に、内部の解析アルゴリズムを用いて特定周波数毎に生体情報を抽出し、心拍、寝息、いびき、体動をそれぞれ分離する。そして、その生体情報を用いて睡眠深度解析を行う。このようにサーバ4は、多数の端末3からそれぞれ送信された多数の使用者の睡眠生体情報をそれぞれ個別に解析し、各使用者の睡眠解析情報を求める。サーバ4の睡眠解析部41は、睡眠深度解析に基づいて、睡眠時間、寝付き、眠りの質、中途覚醒、いびきを基準点に基づいて点数化する。
そしてサーバ4の睡眠解析部41は、使用者の点数に基づいて、使用者の睡眠についてランキング付けを行う。例えば、眠りの質は点数化の方法は、同年代の多数の睡眠者の結果を予め合計し、平均値を求め、平均値を50として、その使用者の睡眠状態を偏差値化しても良い。あるいは、同姓の多数の睡眠者の結果を予め合計し、平均値を求め、平均値を50として、その使用者の睡眠状態を偏差値化しても良い。あるいは、同年代および同姓の多数の睡眠者の結果を予め合計し、平均値を求め、平均値を50として、その使用者の睡眠状態を偏差値化しても良い。あるいは、平均値以上の使用者は全て100点としても良い。
図8は睡眠ランキングの一例を示す。図8に示すように、睡眠時間、眠りの質、寝付き、中途覚醒、いびきをレーダチャートにして示すことができる。サーバからの情報に基づいて、端末3は、該当する使用者の睡眠ランキングを表示部37に表示する。
なお、施設がホテル、旅館等であれば、それぞれ異なる多数の者が毎晩宿泊するため、1月、半年、1年のデータ蓄積総量は膨大なものとなり、データの母集団が大きくなり、睡眠解析情報の偏差値および平均値の信頼性が向上する。一般家庭であれば、基本的には、同一の者が毎晩使用するため、1月、半年、1年のデータ蓄積総量は膨大なものとなり、データの母集団が大きくなり、特定の使用者に対する睡眠解析情報の変化が明瞭となり、睡眠解析情報に起因する使用者の健康状態を早期に発見することができる。睡眠解析情報の観点から使用者の健康状態に異常が見つかれば、サーバ4は端末3の表示部37にその旨を表示する。
病院、高齢者施設等では、睡眠管理ばかりか、生体情報センサ1からの信号によりベッド2からの使用者の転落、使用者の徘徊もサーバ4側で集中管理できるため、その使用者が就寝する病院、高齢者施設等の管理センターに早期に連絡することができ、転落や徘徊等に対する対策を早期に実施することができる。
更にサーバ4の睡眠解析部41は、レム睡眠とノンレム睡眠とを判定することができる。レム睡眠の時間とノンレム睡眠の時間と、あるいは、レム睡眠の回数とノンレム睡眠の回数とに基づいて、使用者の睡眠年齢をもとめる。ここで、総睡眠時間に占めるレム睡眠とノンレム睡眠との比率は、年齢と共に変化するため、多数の端末3から送信された多数の使用者の睡眠生体情報を母集団とし、多数の使用者の群を年齢毎に分け、また、性別に分ける。このようにした状態で、該当する使用者について、総睡眠時間に占めるレム睡眠とノンレム睡眠との比率を求め、使用者の睡眠年齢を求める。
ここで、レム(REM:Rapid Eye Movement)睡眠は、身体は眠っているが、脳が覚醒している状態である浅い眠りの状態をいう。レム睡眠時には、瞼が閉じているが、眼球が動いたり、呼吸が不規則であったりする。レム睡眠時には呼吸が不規則であるため、レム睡眠であるか否かは呼吸音、眼球動作等により基本的には判定できる。ノンレム睡眠はレム睡眠でない状態をいい、脳が寝ている状態である深い眠りの状態をいう。一般的にはノンレム睡眠およびレム睡眠は繰り返して発生する。なお一般的には、深い眠りの状態であるノンレム睡眠時に覚醒すると、目覚めが悪く、不快感を伴うが、浅い眠りの状態であるレム睡眠時に覚醒すると、目覚めが良いと言われている。このためレム睡眠時に就寝者を起床させることが好ましい。
図9はサーバ4の記憶部42のエリアの内容を示す。図9に示すように、サーバ4の記憶部42には、宿泊場所、睡眠生体情報のデータを採取した日時、端末3の端末機番、ユーザID、パスワード、使用者の性別、使用者の実年齢、睡眠解析情報が各使用者のそれぞれついて記憶するエリアがそれぞれ番地毎に設けられている。睡眠解析情報のエリアとしては、睡眠時間、眠りの質の程度、寝付きの程度、中途覚醒の程度、いびきの程度、寝息の程度、体動の程度、無呼吸症候群の程度、睡眠ランキング、睡眠年齢、睡眠アドバイスといった各エリアが挙げられる。このような睡眠解析情報のデータは、サーバ4において、1ヶ月分、1年分、2年分等として保存される。
本実施形態によれば、サーバ4の報知部47は、使用者が就寝するホテル、旅館、寮、病院、高齢者施設、障害者施設、一般家庭といった施設に、使用者の睡眠解析情報をインターネットを介して発信し、該当する使用者の端末3、または、使用者に関係する登録機器に施設を介して報知する。また、使用者が宿泊した日、あるいは、翌日等において、使用者、または、使用者に関係する登録機器がサーバ4にインターネットを介してアクセスするとき、サーバ4の報知部47は、該当する使用者の上記した睡眠解析情報を、該当する使用者、または、使用者に関係する登録機器に報知する。この場合において、ユーザID、パスワードにより使用者が特定される。
以上説明したように本実施形態によれば、前述した記載から理解できるように、生体情報センサ1から検知した睡眠時における睡眠生体情報を端末3からサーバ4にインターネットを介して発信する発信ステップが実施される。その後、生体情報センサ1で検知され端末3から発信された使用者の睡眠時における睡眠生体情報をサーバ送信部43がインターネットを介して受信する受信ステップを実施する。その後、サーバ4が、受信ステップにより受信された生体情報に基づいて、使用者の睡眠状態を解析して使用者の睡眠解析情報を求める睡眠解析ステップを実施する。その後、サーバ4が、睡眠解析部41により解析した使用者の睡眠解析情報を記憶する記憶ステップを実施する。その後、サーバ4が、睡眠解析ステップで解析した使用者の睡眠解析情報を端末3、または、使用者に関係する登録機器に送信する送信ステップを実施する。
本実施形態によれば、図2示すように端末3は設定部35を有する。使用者は就寝に先立ち、就寝する使用者が覚醒(目覚め)を希望する希望覚醒時刻T1、または、希望合計睡眠時間T2を設定部35に任意に設定することができる。設定部35に設定された希望覚醒時刻T1、または、希望合計睡眠時間T2は、送信部31からインターネットを介してサーバ受信部40に送信され、サーバ4の時刻・時間設定部45のメモリに設定される。そして、使用者の希望覚醒時刻T1になるとき、または、希望覚醒時刻T1に対して第1所定時間tf(例えば40分,30分,10分)以内に近づいたとき、または、希望合計睡眠時間T1の終了時になるとき、または、希望合計睡眠時間T2に対して第2所定時間ts(例えば40分,30分,10分)以内に近づいたとき、サーバ4の覚醒促進部46は、就寝する使用者の覚醒(目覚め)を促進させる信号をサーバ送信部43からインターネットを介して端末3の受信部32に送信する。
すると、端末3のマイコン30は、端末3に搭載されている刺激発生部36を作動させ、就寝している使用者の覚醒を促す刺激を発生させる。刺激発生部36としては、目覚まし時計等をならす聴覚的手段、照明灯を照らす視覚的手段、臭気を発生させる臭覚的手段のうちの少なくとも一つがあげられる。臭気は、心地よさを誘う臭気(芳香)が好ましいが、心地よさを誘わなくても良い。一般的には、芳香等の臭気は相対的に弱い刺激といえる。
ここで、サーバ4は、就寝している使用者の睡眠生体情報に基づいて、現時点がレム睡眠であるかノンレム睡眠であるかを判定しているため、サーバ4の覚醒促進部46は、次のような覚醒制御を採用することができる。先ず、図10に示すように、サーバ4は、現在の時刻を読み込む(ステップS102)。現在の時刻が希望覚醒時刻T1に対して第1所定時間tf(例えば40分,30分,10分)以内に近づいたとき、または、現在の時刻が希望合計睡眠時間T1に対して第2所定時間ts(例えば40分,30分,10分)以内に近づいたという条件が満足されたとき(ステップS104のYES)において、睡眠が浅くなっているレム睡眠状態であるという条件が満たされたとき(ステップS106のYES)において、サーバ4の覚醒促進部46は、就寝する使用者の覚醒を促進させる信号をインターネットを介して端末3の受信部32に送信する。この場合、弱刺激を所定時間Δt1発生させ(ステップS110)、その後、中刺激を所定時間Δt2発生させ(ステップS112)、その後、強刺激を所定時間Δt3発生させる(ステップS114)信号を、サーバ4の覚醒促進部46は端末3の受信部32に送信する。これにより端末3のマイコン30は、端末3に搭載されている刺激発生部36を弱刺激、中刺激、強刺激を順に所定時間づつ発生させる。この結果、就寝している使用者の覚醒を促す。このように使用者が希望する起床時刻前であっても、睡眠が浅くなっているレム睡眠時において、使用者を覚醒させると、目覚めが良い。また、希望覚醒時刻T1に対して第1所定時間tf(例えば40分,30分,10分)以内に近づいていないとき、または、希望合計睡眠時間T2に対して第2所定時間ts(例えば40分,30分,10分)以内に近づいていないとき(ステップS104のNO)には、現在の眠りがレム睡眠であろうが、ノンレム睡眠であろうが、端末3の刺激発生部36を作動させない(ステップS104のNO)。
希望覚醒時刻T1に対して第1所定時間tf(例えば40分,30分,10分)以内に近づいたとき、または、希望合計睡眠時間T2に対して第2所定時間ts(例えば40分,30分,10分)以内に近づいたとき(ステップS104のYES)であっても、睡眠が浅いレム睡眠状態ではなく、睡眠が深いノンレム睡眠状態であるとき(ステップS106のNO)においては、使用者が設定した起床時刻になるまで待機する(ステップS112のNO)。仮に、睡眠が深いノンレム睡眠状態であったとしても(ステップS106のNO)、使用者が設定した起床時刻になれば(ステップS120のYES)、就寝する使用者の覚醒を促進させる信号をサーバ4の覚醒促進部46はインターネットを介して端末3の送信部31に送信する。この場合においても、弱刺激を所定時間Δt1発生させ(ステップS110)、その後、中刺激を所定時間Δt2発生させ(ステップS112)、その後、強刺激を所定時間Δt3発生させる(ステップS114)信号を、サーバ4は端末3に送信する。すると、端末3のマイコン30は刺激発生部36を弱刺激、中刺激、強刺激を順に所定時間づつ発生させる。これにより睡眠が深いノンレム睡眠状態であったとしても、目覚めが良好となり易い。
以上説明したように本実施形態によれば、サーバ4の睡眠解析部41は、睡眠生体情報に基づいて多数の使用者の睡眠解析情報を解析する。睡眠解析部41により解析された多数の使用者の睡眠解析情報は、サーバ4の記憶部42に記憶される。このように多数の使用者の睡眠解析情報がサーバ4により集中管理される。上記した睡眠解析情報としては、睡眠時間、睡眠の質、寝付きの程度、中途覚醒の程度、いびきの程度、寝言の程度、体動の程度、睡眠時無呼吸症の程度、睡眠に関するランキング情報、睡眠に対するアドバイス等が挙げられる。
更に本実施形態によれば、端末3は、生体情報センサ1と共に鞄に収容可能な持ち運び可能な可搬方式であり、出張等において、端末3および生体情報センサ1を鞄に収容して移動させることができる。そして、端末3は専用の端末機番およびパスワードを持っているので、旅行、出張、入院等においても、使用者は端末3をホテル、旅館、病院等といった宿泊する施設において、ベッド2に持ち込み、端末3をインターネットを介してサーバ4に繋げば、その施設において使用者が睡眠しているとき、その睡眠生体情報をサーバ4に送信することができ、サーバ4で解析した睡眠解析情報を得ることができる。
この場合、サーバ4で解析した睡眠解析情報を端末3の記憶媒体39の記憶エリアに保存することができる。この場合、使用者は端末3の表示部37から、サーバ4が解析した睡眠解析情報(睡眠時間、眠りの質の程度、寝付きの程度、中途覚醒の程度、いびきの程度、寝息の程度、体動の程度、無呼吸症候群の程度、睡眠ランキング、睡眠年齢、睡眠アドバイス)を認識することができる。即ち、端末3は、インターネットを介してサーバ4にアクセス可能な識別情報をもち、且つ、持ち運び可能であるため、出張、旅行、入院等があったとしても、使用者専用の端末として、ホテル、旅館、病院等の施設において使用することができる。
また本実施形態によれば、ホテル、旅館、病院等の施設の精算時等において、あるいは、適宜なときに、施設が精算書と共に、サーバ4が解析した睡眠解析情報を使用者、または、関係者に渡しても良い。
(実施形態2)
図11〜図14は実施形態2を示す。本実施形態は前記した実施形態と基本的には同様の構成、および作用効果を有するため、図1〜図10を準用できる。
図11は、サーバ4に設けられている睡眠解析部41の一例を示すブロック図を示す。図11に示すように、睡眠解析部41は、生体情報センサ1に入力された信号のうち所定の周波数よりも低い周波数成分と別の所定の周波数よりも高い周波数成分をカットするフィルタ部450と、取り込まれた信号を増幅させるアンプ部451と、所定の周波数(例えば10kHz)でサンプリングを行い所定のサンプル数(例えば64個)を得るサンプリング部452と、所定の周波数領域(例えば0〜5000Hz)における周波数解析(FFT解析)を行う周波数解析部453と、周波数解析部で複数回(例えば2回)解析したデータを平均化する平均化部454と、睡眠生体情報を得る睡眠生体情報取得部455と、睡眠生体情報の周波数情報を複数の周波数ブロック(例えば8周波数ブロック)に分け、各周波数ブロック毎に物理量(電圧値)の最大値を検出する複数の検出部511〜518と、周波数領域で分けられた複数の検出部511〜518のそれぞれ対して心拍を判別する心拍判定部620と、周波数領域で分けられた複数の検出部511〜518のそれぞれ対して寝息を判別する寝息判定部621と、周波数領域で分けられた複数の検出部511〜518のそれぞれ対していびき音を判別するいびき判定部622と、周波数領域で分けられた複数の検出部511〜518のそれぞれ対して体動を判別する体動判定部623と、周波数情報から単位時間当たりの呼吸音(寝息音、いびき音を含む)をカウントする呼吸音カウント部624と、周波数情報からレム睡眠かノンレム睡眠かを判定するレム睡眠判定部625とを備えている。
ここで、検出部511の検出範囲は周波数f1〜f2未満である。検出部512の検出範囲は周波数f2〜f3未満である。検出部513の検出範囲は周波数f3〜f4未満である。検出部514の検出範囲は周波数f4〜f5未満である。検出部515の検出範囲は周波数f5〜f6未満である。検出部516の検出範囲は周波数f6〜f7未満である。検出部517の検出範囲は周波数f7〜f8未満である。検出部518の検出範囲は周波数f8〜f9未満である。f1<f2<f3<f4<f5<f6<f7<f8<f9である。
複数の検出部511〜518毎に、心拍用の閾値、寝息用の閾値、いびき用の閾値、体動用の閾値が予め設定されている。これらの閾値は予め実験により求められている。心拍判定部620は、上記した検出部511〜518において、出力値の最大値が心拍用の閾値を超えるとき、心拍発生と検知して心拍フラグを立てる。寝息判定部621は、検出部511〜518において出力値の最大値が寝息用の閾値を超えるとき、寝息発生と検知して寝息フラグを立てる。いびき判定部622は、検出部511〜518において出力値の最大値がいびき用の閾値を超えるとき、いびき発生と検知していびきフラグを立てる。体動判定部623は、検出部511〜518において出力値の最大値が体動用の閾値を超えるとき、体動発生と検知して体動フラグを立てる。
図12〜図14は、ある特定人についての1/3オクターブ3Dの分析結果の一例を示す。図12〜図14において横軸は周波数を示し、縦軸は時間を示す。縦軸及び横軸の双方に直交する軸に、強さを示す電圧値が色として示される。図12は寝息音の分析結果を示す。図12に示すように、寝息音の場合には、一般的には周波数250Hz〜4kHzの領域において出力電圧値がパルス的に振幅し、良好な規則的な周期性が認められる。寝息音の場合には一般的には250Hz以下のパルスが少ない。図13はいびき音の分析結果を示す。図13に示すように、いびき音の場合には一般的には周波数63Hz〜16kHzの領域においてパルス的な振幅が認められ、良好な規則的な周期性が認められる。なおいびき音の場合には、1kHz以下、殊に250Hz以下のパルスが寝息音よりも多い。図14は人の体動の分析結果を示す。人の体動の際にはパルスが突発的に非リズム的に発生するので、周期性が認められず、体動は、周期性を有する寝息音及びいびき音に対して識別される。上記した周波数の数値は上記した値に限定されるものではない。
(実施形態3)
図15は実施形態3を示す。本実施形態は前記した実施形態1,2と基本的には同様の構成、および作用効果を有する。本実施形態は、病院、高齢者施設、障害者施設等の施設に適用する場合である。端末3は持ち運び可能であるものの、施設の管理者によりベッド2付近に予め据え付けられており、ベッド2の生体情報センサ1と端末3とは予め接続されている。このため、使用者が生体情報センサ1と端末3とを接続せずとも良い。本実施形態においても、サーバ4の睡眠解析部41は、睡眠生体情報に基づいて、高齢者や障害者等の多数の使用者の睡眠解析情報を解析する。睡眠解析部41により解析された多数の使用者の睡眠解析情報は、サーバ4の記憶部42に記憶される。このように多数の使用者の睡眠解析情報がサーバ4により集中管理される。
更に本実施形態によれば、サーバ4の報知部47は、高齢者や障害者等の使用者が就寝するホテル、旅館、病院、高齢者施設、障害者施設といった施設の管理センター100のコントローラ102(登録機器)に、使用者の睡眠解析情報をインターネットを介して発信し、コントローラ102を介して施設の管理センターに報知する。この管理センター100のコントローラ102は、サーバ4の報知部47が睡眠解析情報を送信する相手先として、サーバ4の登録部48に予め登録されている。なお、必要に応じて、使用者の睡眠解析情報を端末3に送信して良い。
上記した場合において、ユーザID、パスワードにより端末3が特定され、ひいては端末3を使用する使用者が特定される。この場合、管理センター100は、サーバ4が解析した該当する使用者に関する睡眠解析情報(睡眠時間、眠りの質の程度、寝付きの程度、中途覚醒の程度、いびきの程度、寝息の程度、体動の程度、無呼吸症候群の程度、睡眠ランキング、睡眠年齢、睡眠アドバイス)を得ることができる。管理センター100は、多数の使用者に関する睡眠解析情報を集中管理することができる。なお、本実施形態によれば、端末3は持ち運び可能な方式であるが、これに限らず、端末3と生体情報センサ1とを繋いだ状態でベッド2に予め固定的に据え付けられていても良い。
(実施形態4)
図16は実施形態4を示す。本実施形態は前記した実施形態1,2,3と基本的には同様の構成、および作用効果を有する。本実施形態は、特に、睡眠中に異常が発生するおそれがある高齢者、障害者等に適する。本実施形態においても、サーバ4の睡眠解析部41は、睡眠生体情報に基づいて、高齢者や障害者等の多数の使用者の睡眠解析情報を解析する。睡眠解析部41により解析された多数の使用者の睡眠解析情報は、サーバ4の記憶部42に記憶される。このように多数の使用者の睡眠解析情報がサーバ4により集中管理される。
更に本実施形態によれば、使用者の睡眠解析情報に異常が認められる場合、サーバ4の報知部47は、高齢者や障害者等の使用者に関係する関係者105のコントローラ、パソコン、電話器等といった登録機器106に、睡眠中の使用者の異常をインターネット、または、電話回線を介して発信し、使用者105に関係する登録機器106に報知する。なお、サーバ4は必要に応じて使用者の睡眠解析情報を端末3に送信して良い。
本実施形態によれば、ユーザID、パスワードによりユーザ登録がされるとき、予め登録機器106の連絡先(例えばEメールのアドレス、電話番号等)が登録されている。この場合、サーバ4は、サーバ4が睡眠解析した使用者の異常を速やかに報知する。この場合、睡眠解析情報(睡眠時間、眠りの質の程度、寝付きの程度、中途覚醒の程度、いびきの程度、寝息の程度、体動の程度、無呼吸症候群の程度、睡眠ランキング、睡眠年齢、睡眠アドバイス)を併せて登録機器106に報知しても良い。
(実施形態5)
本実施形態は前記した実施形態1,2,3,4と基本的には同様の構成、および作用効果を有する。本実施形態は、無呼吸症候群は、就寝中において、就寝者が呼吸をできず、窒息状態、または、窒息状態に近くなる状態をいい、好ましいものではない。本実施形態によれば、就寝している使用者が所定時間以上呼吸していない状態であると睡眠生体情報に基づいて、サーバ4は、使用者が無呼吸状態であると判定する。当該所定時間としては適宜設定されるが、一般的には、10秒以上の呼吸停止状態が例示されるが、10秒以上に限定されるものではない。
このように睡眠生体情報に基づいて使用者が無呼吸睡眠状態であるとサーバ4が判定すると、サーバ4は、インターネットを介して端末3の受信部32に刺激指令を送信する。すると、端末3のマイコン30は、端末3の刺激発生部36を作動させ、無呼吸睡眠状態の使用者に刺激を与える。これにより使用者の無呼吸状態が軽減、または、解消される。ここで、前述したように、刺激発生部36としては、目覚まし時計等をならす聴覚的手段、照明灯を照らす視覚的手段、気流を発生させる手段、臭気を発生させる臭覚的手段のうちの少なくとも一つがあげられる。
ここで、芳香等の臭気は、就寝者の呼吸状態および無呼吸状態に関与する鼻腔、咽喉等に刺激を与え易いため、就寝者の無呼吸状態の軽減、または、解消に有効である。芳香物質等の臭気物質としては特に限定されないが、就寝者の鼻腔、咽喉等に刺激を与える物質が例示される。端末3は、臭気物質を収容する収容部を有することが好ましい。
一般的には、光および気流は、臭気よりも相対的に強い刺激といえる。臭気、光および気流は就寝者に物理的に大きく影響させるものではないため、就寝者を積極的に覚醒させることを抑制できる。上記した無呼吸状態を抑える刺激は、就寝者に連続的に与えても良いし、間欠的に与えても良い。刺激発生部36は、就寝者を目覚めさせることなく就寝者に刺激を与えることが好ましい。この場合、就寝者を不用意に覚醒させることが抑えられ、就寝者に不快感を与えることが抑制される。刺激発生部36は、無呼吸状態が解消されない限り、刺激の度合を次第に増加させていく形態が例示される。上記した無呼吸睡眠状態は、睡眠解析情報として使用者、管理センター等に報知される。
(その他)
上記した実施形態1,2,3,4によれば、上記した実施形態によれば、生体情報センサ1はベッド1に据え付けられているが、これに限らず、布団、毛布等の寝具に取り付けられていても良い。生体情報センサ1として、就寝している使用者の荷重、振動を受圧する圧電体を採用しているが、これに限らず、使用者の呼吸音に関する物理量を検知するマイクをベッド2に据え付けても良い。そして、マイクと圧電体と併用して用いても良い。生体情報センサとしては、腕時計式の圧電センサにより、就寝者の心拍、呼吸、体動等の睡眠生体情報を検知できる。その他、本発明は上記し且つ図面に示した実施形態のみに限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施可能である。ある実施形態に特有の構造および機能は他の実施形態についても適用できる。上記した記載から次の技術的思想が把握である。
[付記項1]就寝する使用者の睡眠時における生体に関する睡眠生体情報を検知する多数の生体情報センサと、生体情報センサから検知した生体情報を受信すると共に睡眠生体情報をインターネットを介して発信する多数の端末と、多数の前記端末から発信された睡眠生体情報をインターネットを介して受信するサーバとを具備することを特徴とする多人数用の睡眠管理システム。
[付記項2]就寝する使用者の睡眠時における生体に関する睡眠生体情報を検知する多数の生体情報センサと、生体情報センサから検知した生体情報を受信すると共に睡眠生体情報をインターネットを介して発信する多数の端末と、多数の端末から発信された睡眠生体情報をインターネットを介して受信するサーバとを具備しており、サーバは、生体情報センサで検知され端末から発信された使用者の睡眠時における睡眠生体情報を受信する受信部と、受信部により受信された睡眠生体情報に基づいて、使用者の睡眠状態を解析して使用者の睡眠解析情報を求める睡眠解析部と、睡眠解析部により解析した使用者の睡眠解析情報を記憶する記憶部とを具備することを特徴とする多人数用の睡眠管理システム。
[付記項3]就寝する使用者の睡眠時における生体に関する睡眠生体情報を検知する生体情報センサからの睡眠生体情報を多数の端末からサーバにインターネットを介して発信し、睡眠生体情報に基づいて多数の使用者の睡眠解析情報を解析する睡眠管理方法であって、端末が、生体情報センサから検知した睡眠時における睡眠生体情報を端末からサーバにインターネットを介して発信する発信ステップと、サーバが、生体情報センサで検知され端末から発信された使用者の睡眠時における睡眠生体情報をインターネットを介して受信する受信ステップと、サーバが、受信ステップにより受信された生体情報に基づいて、使用者の睡眠状態を解析して使用者の睡眠解析情報を求める睡眠解析ステップと、サーバが、睡眠解析ステップで解析した使用者の睡眠解析情報を記憶する記憶ステップとを具備することを特徴とする多人数用の睡眠管理方法。
[付記項4]上記した各請求項に使用される端末であって、前記インターネットを介して前記サーバにアクセス可能な識別情報をもち、且つ、持ち運び可能であることを特徴とする睡眠管理システムの端末。
[付記項5]上記した各請求項に使用される端末と生体情報センサとの組であって、前記インターネットを介して前記サーバにアクセス可能な識別情報をもち、且つ、持ち運び可能である端末と、端末に接続される生体情報センサとの組。
本発明は、例えば、ホテル、旅館、病院、高齢者施設、障害者施設、寮、一般家庭等における睡眠管理、健康管理として利用することができる。
実施形態1に係り、(A)はベッドに使用者が就寝している状態を模式的に示す斜視図であり、(B)は端末を生体情報センサに接続する前の状態を示す斜視図であり、(C)は端末を生体情報センサに接続した後の状態を示す斜視図である。 サーバおよび生体情報センサに接続される端末を示すブロック図である。 睡眠管理システムを模式的に示すブロック図である。 生体情報センサが測定した信号をフィルタ回路により呼吸情報信号P1、心拍情報信号P2、体動情報信号P3に選別して解析する形態を模式的に示す図である。 端末をサーバに登録する過程を示すチャートである。 パソコンから端末をサーバに登録する状態を示す図である。 生体情報センサで計測した信号のファイルを端末を介してサーバに送信する過程を示す図である。 睡眠ランキングの一例を示す図である。 記憶部に睡眠解析情報を記憶されるエリアを示す図である。 サーバが使用者を覚醒させるために実行する制御を示すフローチャート図である。 実施形態2に係り、睡眠解析部を示すブロック図である。 寝息音を示すグラフである。 いびき音を示すグラフである。 体動を示すグラフである。 実施形態3に係り、睡眠管理システムを模式的に示すブロック図である。 実施形態4に係り、睡眠管理システムを模式的に示すブロック図である。
符号の説明
1は生体情報センサ、2はベッド、3は端末、30はマイコン、31は送信部、32は受信部、33はコネクタ部、34は記憶媒体、35は設定部、36は刺激発生部、4はサーバ、40はサーバ受信部、41は睡眠解析部、42は記憶部、43はサーバ送信部、45は時刻・時間設定部、46は覚醒促進部、47は報知部、48は登録部、410はフィルタ部、412はサンプリング部、413は周波数解析部、620は心拍判定部、621は寝息判定部、622はいびき判定部、623は体動判定部、624は呼吸音カウント部を示す。

Claims (9)

  1. 就寝する使用者の睡眠時における生体に関する睡眠生体情報を検知する多数の生体情報センサと、
    前記生体情報センサから検知した睡眠生体情報を受信すると共に睡眠生体情報をインターネットを介して発信する多数の端末と、
    多数の前記端末から発信された前記睡眠生体情報を前記インターネットを介して受信するサーバとを具備しており、
    前記端末は、前記インターネットを介して前記サーバにアクセス可能な識別情報をもち、且つ、持ち運び可能であり、
    前記サーバは、
    前記端末の識別情報に基づいて前記端末を登録する登録部と、前記生体情報センサで検知され各前記端末から発信された使用者の睡眠時における睡眠生体情報を前記インターネットを介して受信する受信部と、前記受信部により受信された前記睡眠生体情報に基づいて、使用者の睡眠状態を解析して使用者の睡眠解析情報を求める睡眠解析部と、前記睡眠解析部により解析した使用者の前記睡眠解析情報を記憶する記憶部と、前記睡眠解析情報を前記インターネットを介して前記端末または登録機器に送信する送信部とを具備していることを特徴とする多人数用の睡眠管理システム。
  2. 請求項1において、前記サーバは、使用者が覚醒する希望覚醒時刻、または、使用者が希望する希望合計睡眠時間が設定される時刻・時間設定部と、
    前記希望覚醒時刻になるとき、または、前記希望覚醒時刻に対して第1所定時間以内に近づいたとき、または、前記希望合計睡眠時間の終了時になるとき、または、前記希望合計睡眠時間に対して第2所定時間以内に近づいたとき、就寝する使用者の覚醒を前記インターネットを介して促進させる覚醒促進部とを具備することを特徴とする多人数用の睡眠管理システム。
  3. 請求項1、または、2において、前記サーバは、睡眠解析した使用者の前記睡眠解析情報を、該当する使用者の前記端末、または、該当する使用者に関係する登録機器に報知する報知部を具備することを特徴とする多人数用の睡眠管理システム。
  4. 請求項1〜3のうちの一項において、前記睡眠解析情報は、睡眠時間、睡眠の質、寝付きの程度、中途覚醒の程度、いびきの程度、寝言の程度、体動の程度、睡眠に対するアドバイス、睡眠時無呼吸症の程度のうちの少なくとも一つであることを特徴とする多人数用の睡眠管理システム。
  5. 請求項1〜4のうちの一項において、前記サーバの前記睡眠解析部は、多数の使用者について前記睡眠解析情報に関するランキング付けを行ってランキング情報を求め、前記睡眠解析情報は、ランキング情報を含むことを特徴とする多人数用の睡眠管理システム。
  6. 就寝する使用者の睡眠時における生体に関する睡眠生体情報を検知する生体情報センサからの前記睡眠生体情報を、持ち運び可能な多数の端末からサーバにインターネットを介して発信し、前記サーバが前記睡眠生体情報に基づいて多数の使用者の睡眠解析情報を解析する睡眠管理方法であって、
    前記端末が、前記生体情報センサから検知した睡眠時における前記睡眠生体情報を前記端末から前記サーバに前記インターネットを介して発信する発信ステップと、
    前記サーバが、前記生体情報センサで検知され前記端末から発信された使用者の睡眠時における前記睡眠生体情報を前記インターネットを介して受信する受信ステップと、
    前記サーバが、前記受信ステップにより受信された前記睡眠生体情報に基づいて、使用者の睡眠状態を解析して使用者の睡眠解析情報を求める睡眠解析ステップと、
    前記サーバが、前記睡眠解析ステップで解析した使用者の前記睡眠解析情報を記憶する記憶ステップと、
    前記サーバが、前記睡眠解析ステップで解析した使用者の前記睡眠解析情報を前記端末、または、使用者に関係する登録機器に送信する送信ステップとを具備することを特徴とする多人数用の睡眠管理方法。
  7. 請求項6において、前記サーバが、就寝する使用者が覚醒を希望する希望覚醒時刻に到達するとき、前記希望覚醒時刻に対して第1所定時間以内に近づいたとき、または、使用者が就寝を希望する希望合計睡眠時間の終了時に到達するとき、前記希望合計睡眠時間の終了時に対して第2所定時間以内に近づいたとき、
    前記サーバが、使用者の覚醒を促進させる信号を前記インターネットを介して前記端末の刺激発生部に発信する覚醒促進ステップを具備することを特徴とする多人数用の睡眠管理方法。
  8. 請求項6または7において、前記サーバが、睡眠解析した使用者の前記睡眠解析情報を、該当する使用者の端末または登録機器に報知する報知ステップを具備することを特徴とする多人数用の睡眠管理方法。
  9. 請求項6〜8のうちの一項において、前記サーバが、前記睡眠解析ステップにおいて、多数の使用者について前記睡眠解析情報に関するランキング付けを行ってランキング付け情報を求め、
    前記サーバが、前記報知ステップにおいて、前記睡眠解析情報のランキング付け情報を、該当する使用者の前記端末または登録機器に報知することを特徴とする多人数用の睡眠管理方法。
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