JP2016099523A - レンズ鏡筒 - Google Patents

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Abstract

【課題】良好な光学特性を有するレンズ鏡筒を提供する。
【解決手段】交換レンズ100は、前方の可動レンズ群4および後方の可動レンズ群6を同軸に並べて光軸O方向に移動可能に収容した固定枠60を有する。可動レンズ群4を保持したレンズ枠11の可動領域と可動レンズ群6を保持したレンズ枠12の可動領域との間に中間部材40が配置されている。中間部材は、可動レンズ群4と可動レンズ群6の干渉を防止するため両者の間を仕切るとともに、固定枠60に入射して前方の可動領域を通って後方の可動領域に至る光のうち不要な光を遮光する。
【選択図】図5

Description

本発明は、例えば、2組のレンズ群を光軸方向に移動可能に有したレンズ鏡筒に関する。
例えば、レンズ鏡筒として、2組のレンズ群をそれぞれ光軸方向に移動させる2組のアクチュエータを備えたカメラの交換レンズが知られている。2組のアクチュエータは、それぞれ、レンズ群を保持した可動部材に固設したコイル、コイルに対向して外枠側に固設した磁石、および磁気回路を形成するためのヨークを含むボイスコイルモータ(VCM)である。
VCMのコイルに電流を流すと、電磁誘導によって可動部材がヨークに沿って光軸方向に移動する。
特開2000−147350号公報
しかし、コイルに電流を流さない状態では、可動部材がヨークに沿って自由に移動可能となる。このため、2つの可動部材の間には仕切板が必要となる。
また、コイルをヨークに対して移動可能に設けると、コイルとヨークの間の隙間を通して不要な光が伝わる。この光は、2組のレンズ群を連続して通過しない有害な光となり、カメラの撮像画像に悪影響を与える。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、非通電時にレンズが衝突するのを防止し、通電時においては良好な光学特性を有するレンズ鏡筒を提供することを目的とする。
本発明のレンズ鏡筒の一態様は、第1レンズ群を保持した第1可動部材および第2レンズ群を保持した第2可動部材を光軸方向に並べて固定枠に対して移動可能に収容したレンズ鏡筒であって、第1コイル、上記第1コイルに対向して配置された第1磁石、および第1ヨークによって第1の磁気回路を構成し、当該第1の磁気回路によって上記第1可動部材を上記光軸方向に移動させる第1アクチュエータと、第2コイル、上記第2コイルに対向して配置された第2磁石、および第2ヨークによって上記第1の磁気回路とは磁気的に独立した第2の磁気回路を構成し、当該第2の磁気回路によって上記第2可動部材を上記光軸方向に移動させる第2アクチュエータと、上記第1可動部材と上記第2可動部材との間に位置し、上記第1レンズ群及び上記第2レンズ群を含む光学系の絞りとなる絞り部と上記第1可動部材と上記第2可動部材とが衝突するのを防止する衝突防止部とを有する中間部材と、を具備したことを特徴とする。
本発明のレンズ鏡筒によれば、非通電時にレンズが衝突するのを防止し、通電時においては良好な光学特性を有するレンズ鏡筒を提供できる。
図1は、実施形態に係る交換レンズの外観図である。 図2は、図1の交換レンズの縦断面図である。 図3は、図2の交換レンズに組み込まれた2組の可動レンズ群、支持機構、2組のアクチュエータ、および中間部材を組み立てた組立体を示す断面図である。 図4は、図3の組立体を示す斜視図である。 図5は、図4の組立体を別の方向から見た斜視図である。 図6は、図5の組立体を図1の交換レンズに取り付けるための固定枠を示す斜視図である。 図7は、図6の固定枠に取り付ける第1ヨークを示す斜視図である。 図8は、図7の第1ヨークを図6の固定枠に取り付けた状態を示す斜視図である。 図9は、図8のF9−F9に沿った部分断面図である。 図10は、前方のレンズ枠を組み込んだ状態を示す斜視図である。 図11は、第3ヨークを示す斜視図である。 図12は、図11の第3ヨークを取り付けた状態を示す斜視図である。 図13は、中間部材を取り付けた状態を示す斜視図である。 図14は、後方のレンズ枠を取り付けた状態を示す斜視図である。 図15は、第2ヨークを示す斜視図である。 図16は、図15の第2ヨークを固定枠に組み込んだ状態を示す斜視図である。 図17は、図16のF17−F17に沿った部分断面図である。 図18は、緩衝部材のレイアウトを説明するための斜視図である。 図19は、緩衝部材のレイアウトを説明するための断面図である。 図20は、前方のレンズ枠を取り除いた状態の組立体を前方から見た概略図である。 図21は、後方のレンズ枠を取り除いた状態の組立体を後方から見た概略図である。 図22は、ヨークとコイルの間を通る光を遮光する構造を説明するための断面図である。 図23は、ヨークで反射された光を遮光する構造を説明するための断面図である。 図24は、固定枠に入射した光の光線図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明のレンズ鏡筒の一実施形態である交換レンズ100を示す外観図である。また、図2は、図1の交換レンズ100をその光軸Oを含む面で切断した縦断面図である。この交換レンズ100は、例えば、ここでは図示しないデジタルカメラに着脱自在に取り付けられる交換レンズであり、後述する2組の可動レンズ群4、6を有する。以下の説明では、光軸Oに沿った図示しない被写体側(図示左側)を前方と称し、図示しないカメラ本体側(図示右側)を後方と称する。
交換レンズ100は、光軸Oに沿って前方に向けて僅かに外径が大きくなる略円筒形の外枠1を有する。外枠1の内部には、光軸Oに沿って互いに離間した複数組の固定レンズ群2が固設されている。また、外枠1の内部には、光軸Oに沿って前後方向に移動可能な2組の可動レンズ群4、6が設けられている。可動レンズ群4、6は、後述する固定枠60(図6)に組み込まれて外枠1の内部に取り付けられる。各レンズ群2、4、6は、光軸Oがその中心を通る姿勢で同軸に設けられる。
図3は、2組の可動レンズ群4、6を光軸O方向に移動可能に支持する支持機構10、前方の可動レンズ群4を駆動するアクチュエータ20(第1アクチュエータ)、後方の可動レンズ群6を駆動するアクチュエータ30(第2アクチュエータ)、および中間部材40(絞り部、衝突防止部)を組み合わせた組立体50を示す拡大断面図である。また、図4は、図3の組立体50を示す斜視図であり、図5は、図4の組立体50を図4とは別の方向から見た斜視図である。図4では、構造を見易くするため、中間部材40の図示を省略している。この組立体50は、後述する固定枠60に組み込まれて外枠1内に取り付けられる。
支持機構10は、前方の可動レンズ群4(第1レンズ群)を保持したレンズ枠11(第1可動部材)を光軸O方向に移動可能に支持するとともに、後方の可動レンズ群6(第2レンズ群)を保持したレンズ枠12(第2可動部材)を光軸O方向に移動可能に支持する。アクチュエータ20は、支持機構10によって支持された前方のレンズ枠11を光軸Oに沿って前後方向に駆動する。アクチュエータ30は、支持機構10によって支持された後方のレンズ枠12を光軸Oに沿って前後方向に駆動する。中間部材40は、アクチュエータ20によるレンズ枠11の可動領域(第1可動領域)とアクチュエータ30によるレンズ枠12の可動領域(第2可動領域)を仕切るとともに、第1可動領域を通って第2可動領域に入射される光のうち不要な光を遮光する。
より具体的には、支持機構10は、前方の可動レンズ群4を保持したレンズ枠11、および後方の可動レンズ群6を保持したレンズ枠12を有する。これら2つのレンズ枠11、12は、それぞれ、光軸Oと直交する面に沿う姿勢で、光軸O方向に並べて配置されている。前方のレンズ枠11の可動領域と後方のレンズ枠12の可動領域の間には、中間部材40が配置され、2つの可動レンズ群4、6同士が接触することが防止される。また、前方のレンズ枠11の可動領域の前方端、および後方のレンズ枠12の可動領域の後方端にも、ここでは図示しない緩衝部材が設けられ、各レンズ枠11、12の可動領域の範囲が制限されている。
また、支持機構10は、2つのレンズ枠11、12を光軸O方向に移動可能に保持する断面円形の3本のガイド軸13、14、15を有する。これら3本のガイド軸13、14、15は、固定枠60の内面に近接して光軸Oと平行に延設され、固定枠60に固設されている。2本のガイド軸14、15は、ガイド軸13に対してレンズの径方向に離間して反対側に設けられている。ガイド軸13の直径は、ガイド軸14、15の直径より小さい。
径の小さい1本のガイド軸13は、2つのレンズ枠11、12を移動可能に保持する。径の大きい一方のガイド軸14は、前方のレンズ枠11を移動可能に保持する。径の大きい他方のガイド軸15は、後方のレンズ枠12を移動可能に保持する。見方を変えると、前方のレンズ枠11は、2本のガイド軸13、14によって移動可能に保持され、後方のレンズ枠12は、2本のガイド軸13、15によって移動可能に保持されている。
一方、前方のレンズ枠11は、ガイド軸13に嵌合するU字状の嵌合溝11aを有し、後方のレンズ枠12は、ガイド軸13に嵌合するU字状の嵌合溝12aを有する。また、前方のレンズ枠11は、ガイド軸14を挿通する貫通孔11bを有し、後方のレンズ枠12は、ガイド軸15を挿通する貫通孔12bを有する。レンズ枠11の貫通孔11bは、嵌合溝11aに対してレンズの径方向に離間した反対側に設けられ、レンズ枠12の貫通孔12bは、嵌合溝12aに対してレンズの径方向に離間した反対側に設けられている。
前方の可動レンズ群4を駆動するためのアクチュエータ20は、レンズの径方向に離間対向した2組の駆動部を有し、後方の可動レンズ群6を駆動するためのアクチュエータ30は、レンズの径方向に離間対向した2組の駆動部を有する。それぞれ、一方の駆動部は他方の駆動部と同様の構造を有するとともに同様に機能するため、一方の駆動部について説明し、他方の駆動部についての説明を省略する。
前方のレンズ枠11を駆動するためのアクチュエータ20は、レンズ枠11の外縁部に固設された第1コイル21、この第1コイル21の外側に離間対向して固定枠60側に固設された第1磁石22、およびこの第1磁石22および第1コイル21と協働して第1の磁気回路を形成する第1ヨーク23を含む。また、このアクチュエータ20は、第1ヨーク23が後述する第2ヨーク33に対向する端部に接触して設けた第3ヨーク24を有する。第3ヨーク24は、第1の磁気回路の一部を構成する。
第1ヨーク23は、後述する第2ヨーク33から離間した側(前方側)の端部を折り返した断面U字形であり、略矩形の磁性体の板を中央から半分に折り曲げた構造を有する。より具体的には、第1ヨーク23は、固定枠60の内面に固設される第1部分23a、第1部分23aより固定枠60の内側に離間して対向した第2部分23b、および第1部分23aと第2部分23bの一端を一体になだらかにつないだ連結部分23cを有する。第1ヨーク23は、第1部分23aおよび第2部分23bの他端に開口部230を有する。第3ヨーク24は、開口部230を塞ぐ位置に取り付けられる。
第1磁石22は、第1ヨーク23の第1部分23aの固定枠60から離間した内面に貼設されている。第1ヨーク23の第2部分23bは、第1コイル21内に非接触状態で挿通されている。第1コイル21は、第1磁石22に対しても非接触状態となっている。このため、第1コイル21は、その周りの部材に接触しないで第1ヨーク23の第2部分23bに沿って光軸O方向に移動可能となっている。
しかして、図示しない駆動回路から第1コイル21に通電すると、第1コイル21の周りに電流の方向に応じた向きの磁界が発生し、電磁誘導によって第1コイル21に第1磁石22から磁力が作用し、レンズ枠11が光軸方向の一端側に移動される。また、第1コイル21に通電する電流の向きを変えると、レンズ枠11が光軸方向の他端側に移動される。
一方、後方のレンズ枠12を駆動するためのアクチュエータ30は、レンズ枠12の外縁部に固設された第2コイル31、この第2コイル31の外側に離間対向して固定枠60側に固設された第2磁石32、およびこの第2磁石32および第2コイル31と協働して第2の磁気回路を形成する第2ヨーク33を含む。
第2ヨーク33は、第1ヨーク23から離間した側(後方側)の端部を折り返した断面U字形であり、略矩形の磁性体の板を中央から半分に折り曲げた構造を有する。より具体的には、第2ヨーク33は、固定枠60の内面に固設される第1部分33a、第1部分33aより固定枠60の内側に離間して対向した第2部分33b、および第1部分33aと第2部分33bの一端を一体になだらかにつないだ連結部分33cを有する。第2ヨーク33は、第1ヨーク23より光軸O方向に沿った長さが短い。第2ヨーク33は、第1部分33aおよび第2部分33bの他端に開口部330を有する。
第2磁石32は、第2ヨーク33の第1部分33aの固定枠60から離間した内面に貼設されている。第2ヨーク33の第2部分33bは、第2コイル31内に非接触状態で挿通されている。第2コイル31は、第2磁石32に対しても非接触状態となっている。このため、第2コイル31は、その周りの部材に接触しないで第2ヨーク33の第2部分33bに沿って光軸O方向に移動可能となっている。
しかして、図示しない駆動回路から第2コイル31に通電すると、第2コイル31の周りに電流の方向に応じた向きの磁界が発生し、電磁誘導によって第2コイル31に第2磁石32から磁力が作用し、レンズ枠12が光軸方向の一端側に移動される。また、第2コイル31に通電する電流の向きを変えると、レンズ枠12が光軸方向の他端側に移動される。
中間部材40は、レンズの径方向に離間対向した2つの部分に分かれている。中間部材40の2つの部分は、それぞれ、アクチュエータ20、30の2組の駆動部に対応して設けられている。中間部材40の2つの部分は、同じ構造を有するため、ここでは、一方のみを中間部材40と称して代表して説明する。
中間部材40は、表面を例えば黒色に塗装した板状の部材であり、第1ヨーク23の開口部230の近く、すなわち第3ヨーク24の内側に対向する位置に取り付けられる。中間部材40は、光軸Oと直交する面に沿って配置される。中間部材40は、可動レンズ群4および可動レンズ群6を連続して通る有用な光を遮らないように、可動レンズ群4、6のレンズの外形に合わせて外側に湾曲した内縁41を有する。また、中間部材40は、長手方向の両端近くに2つのネジ孔42、43を有する。さらに、中間部材40は、剛性を付与するためのリブ44を少なくとも一方の面に一体に突設している。
また、中間部材40の前方の面40aには、2つの緩衝部材45、46(第1緩衝部材)が貼設されている。本実施形態では、第1ヨーク23に沿って移動する前方のレンズ枠11の一部が接触する位置に緩衝部材45、46を設けている。言い換えると、本実施形態では、中間部材40の後方の面40bには、緩衝部材を設けていない。さらに言い換えると、緩衝部材は、中間部材40の一方の面40a(或いは40b)にのみ設ければ良く、その数も2つに限定されない。
なお、本実施形態では、中間部材40に緩衝部材45、46を貼り付けて緩衝機能を持たせたが、これに限らず、中間部材40自体を緩衝機能を有する材料により形成しても良い。この場合、リブ44を設けることで、中間部材40に適当な剛性を持たせることが有効となる。
次に、図6乃至図17を参照して、上述した組立体50の各構成要素10、20、30、40を固定枠60に組み込むための構造、および組立体50の各構成要素10、20、30、40を固定枠60に組み込む工程について説明する。
図6は、交換レンズ100の外枠1の内部に取り付けられる固定枠60を示す斜視図である。固定枠60は、図2に示すように外枠1内に取り付けられた状態で外枠1と一体化される。このため、固定枠60も、外枠1の一部として機能する。固定枠60は、組立体50を組み込んだ状態で、外枠1の後端側から挿入されて取り付けられる。固定枠60の外枠1に対する取り付け構造および取り付け方法についての詳細な説明は省略する。
固定枠60は、その内壁に、第1ヨーク23を固定するための第1固定部51、第2ヨーク33を固定するための第2固定部52、および第2ヨーク33に当接することで、第1ヨーク23と第2ヨーク33との間に光軸O方向に沿った隙間を設けるための矩形ブロック状の突起53を有する。突起53は、第2ヨーク33が第1ヨーク23に対向する端部を当接させることにより、第1ヨーク23と第2ヨーク33との間に隙間を形成する。
上述したように、可動レンズ群4、6を駆動するためのアクチュエータ20、30は、それぞれ径方向に離間した2組の駆動部を有する。このため、固定枠60も、その内壁の径方向に対向する2位置に、それぞれ、駆動部の第1ヨーク23および第2ヨーク33を取り付けるための構成51、52、53を備えている。ここでは一方の構成のみを代表して説明し、他方についての説明を省略する。
図7は、固定枠60の第1固定部51に取り付けられる第1ヨーク23を示す斜視図であり、図8は、第1ヨーク23を固定枠60の第1固定部51に取り付けた状態を示す斜視図であり、図9は、図8のF9−F9に沿った部分断面図である。第1ヨーク23は、第1部分23aの内面に第1磁石22を備えている。第1磁石22は、第1部分23aに接着固定される。第1部分23aは、接着剤を注入するための2つの貫通孔23dを備えている。
まず始めに、第1磁石22を備えた第1ヨーク23を固定枠60の第1固定部51に取り付ける。この際、第1ヨーク23は、第1部分23aが固定枠60の第1固定部51に対向する向きで、連結部分23cを先頭にして固定枠60内に挿入される。そして、第1ヨーク23の第1部分23aの外面に突設したボス23eを固定枠60の第1固定部51に設けた位置決め孔51aに嵌合させて、第1ヨーク23を固定枠60に対して位置決めする。さらに、固定枠60の外側からネジ挿通孔51bを通してネジ54を挿通し、第1ヨーク23の第1部分23aの外面に設けたネジ穴23fに螺合する。これにより、第1磁石22を備えた第1ヨーク23が固定枠60の第1固定部51に固定される。
次に、図10に示すように、前方の可動レンズ群4を保持したレンズ枠11を取り付ける。この際、レンズ枠11の嵌合溝11aをガイド軸13に嵌合し、レンズ枠11の貫通孔11bにガイド軸14を挿通し、レンズ枠11に固設した第1コイル21の内部に第1ヨーク23の第2部分23bを挿通する。この状態で、2本のガイド軸13、14によって、レンズ枠11の光軸O方向と直交する方向への移動が規制されるため、第1コイル21は、第1ヨーク23に対して非接触状態を維持される。
次に、第1ヨーク23の後方の開口部230を閉じるように、第3ヨーク24を取り付ける。図11は、第3ヨーク24を第2ヨーク33側から見た斜視図である。第3ヨーク24は、一定の厚みを有する板状の磁性体であり、第2ヨーク33に対向する面24aに均一な厚みを有する2枚の矩形シート状の非磁性部材25を備えている。2枚の非磁性部材25は、第3ヨーク24の長手方向に互いに離間して面24aに貼設されている。
図12に示すように、第3ヨーク24は、第1ヨーク23の第2ヨーク33に対向する端部に接触して取り付けられる。第3ヨーク24は、第1磁石22の磁力によって第1ヨーク23に磁気的に吸着される。言い換えると、第3ヨーク24は、第1ヨーク23に接着しない。第3ヨーク24は、第1ヨーク23の第1部分23aの端部から突出した突起23gを逃がすための切欠き24b、および第1ヨーク23の第2部分23bの端部から突出した突起23hを逃がすための切欠き24cを有する。そして、各切欠き24b、24cの内面が各突起23g、23hに接触して磁気的に吸着される。なお、第3ヨーク24は、第1ヨーク23に取り付けた状態で、図3に示すように、第1磁石22から離間している。
次に、図13に示すように、中間部材40を取り付ける。中間部材40は、緩衝部材45、46を貼り付けた面40aがレンズ枠11に対向する向きで固定枠60の後端側から挿入配置される。そして、2本のネジ47、48を中間部材40のネジ孔42、43に挿通して固定枠60に螺合することで、中間部材40が固定枠60に締結固定される。中間部材40は、レンズ枠11の光軸O方向に沿った可動領域とレンズ枠12の光軸O方向に沿った可動領域の間に配置される。中間部材40は、固定枠60以外の周辺部材に非接触状態で取り付けられている。
中間部材40の前方の面40aに貼設した緩衝部材45、46(図13では不図示)は、前方のレンズ枠11がその可動領域の後方端に移動したとき、レンズ枠11の一部に接触してその衝撃を吸収する。一方、後方のレンズ枠12がその可動領域の前方端に移動したとき、レンズ枠12に接触して衝撃を吸収するための緩衝部材が必要となる。本実施形態では、このレンズ枠12の接触による衝撃を吸収する緩衝部材61、62(第2緩衝部材)を固定枠60に貼設した。固定枠60に設けた緩衝部材61〜66のレイアウトについては後に説明する。
本実施形態のように、中間部材40の一方の面40aに前方のレンズ枠11のための緩衝部材45、46を設けて、他方の面40bには緩衝部材を設けずに、中間部材40とは別体の固定枠60に後方のレンズ枠12のための緩衝部材61、62を設けることで、2つのレンズ枠11、12が互いに対向する可動領域の端部にそれぞれ移動したとき、一方のレンズ枠11(12)が衝突する際の衝撃が他方のレンズ枠12(11)に伝わることを防止できる。
中間部材40を取り付けた後、図14に示すように、後方の可動レンズ群6を保持したレンズ枠12を取り付ける。この際、レンズ枠12の嵌合溝12aをガイド軸13に嵌合し、レンズ枠12の貫通孔12bにガイド軸15を挿通する。これにより、2本のガイド軸13、15によって、レンズ枠12の光軸Oと直交する方向への移動が規制され、レンズ枠12が位置決めされる。
次に、固定枠60の第2固定部52に第2ヨーク33を取り付ける。第2ヨーク33は、図15に示すように、第1部分33aの内面に第2磁石32を備えている。第2磁石32は、第1部分33aに接着固定される。第1部分33aは、接着剤を注入するための2つの貫通孔33dを有する。
第2磁石32を備えた第2ヨーク33は、図16に示すように、第1部分33aが固定枠60の第2固定部52に対向する向きで、連結部分33cから離間した前方の端部、すなわち開口部330を先頭にして固定枠60内に挿入される。つまり、この状態で、第1ヨーク23の開口部230と第2ヨーク33の開口部330が対向する。
このとき、レンズ枠12に固設した第2コイル31内に第2ヨーク33の第2部分33bが挿通される。そして、第1部分33aの連結部分33cから離間した端部に設けた切欠き33eに固定枠60の突起53が嵌合して当接し、第2ヨーク33が固定枠60に対して位置決めされる。このように、第2ヨーク33の一部が突起53に当接することで、第2ヨーク33が第1ヨーク23に接触することを防止している。
この後、図17に示すように、固定枠60の外側からネジ挿通孔52aを通してネジ55を挿通し、第2ヨーク33の第1部分33aの外面に設けたネジ穴33fに螺合する。これにより、第2磁石32を備えた第2ヨーク33が固定枠60の第2固定部52に固定される。以上の工程により、組立体50の各構成要素10、20、30、40が固定枠60に組み込まれる。
ここで、図18および図19を参照して、緩衝部材45、46、61〜66のレイアウトについて説明する。図18は、中間部材40に貼り付けた緩衝部材45、46および固定枠60に貼り付けた緩衝部材61〜64のレイアウトを説明するための斜視図であり、図19は、緩衝部材45、46、61〜66のレイアウトを説明するための断面図である。なお、図18では、緩衝部材45、46、61〜66の位置を見易くするため、レンズ枠11、12の図示を省略しており、図19では、さらに、アクチュエータ20、30の図示を省略している。
緩衝部材45、46は、上述したように、中間部材40の前方の面40aに貼り付けられている。これら2つの緩衝部材は、前方のレンズ枠11がその可動領域の後方端に移動したとき、レンズ枠11の後方の面に接触して衝撃を吸収することのできる位置に設けられている。また、緩衝部材61、62は、上述したように、後方のレンズ枠12がその可動領域の前方端に移動したとき、レンズ枠12の前方の面に接触して衝撃を吸収することのできる位置で固定枠60に貼り付けられている。
また、緩衝部材63、64は、前方のレンズ枠11がその可動領域の前方端に移動したとき、レンズ枠11の前方の面に接触して衝撃を吸収することのできる位置に設けられている。さらに、緩衝部材65、66は、後方のレンズ枠12がその可動領域の後方端に移動したとき、レンズ枠12の後方の面に接触して衝撃を吸収することのできる位置に設けられている。
以上のように、緩衝部材45、46、61〜66をレイアウトすることで、レンズ枠11が緩衝部材45、46に衝突する際の衝撃およびレンズ枠12が緩衝部材61、62に衝突する際の衝撃が相互に伝達される不具合を防止でき、アクチュエータ20、30の動作音を小さくすることができる。
なお、本実施形態では、中間部材40の前方の面40aにレンズ枠11の後方端を接触させる緩衝部材45、46(第1緩衝部材)を設けて、固定枠60にレンズ枠12の前方端を接触させる緩衝部材61、62(第2緩衝部材)を設けた場合について説明したが、これに限らず、中間部材40の後方の面40bにレンズ枠12の前方端を接触させる緩衝部材45、46(第1緩衝部材)を設けて、固定枠60にレンズ枠11の後方端を接触させる緩衝部材61、62(第2緩衝部材)を設けても良い。いずれにしても、中間部材40の両面に緩衝部材を設けずに、一方の面にだけ緩衝部材を設ければ良い。
次に、中間部材40の絞り機能について、図20乃至図24を参照して説明する。中間部材40は、上述したように、前方のレンズ枠11の可動領域と後方のレンズ枠12の可動領域との間の空間を仕切る機能の他に、固定枠60に入射した図示しない被写体からの光のうち不要な光が第1可動領域から第2可動領域に伝わらないよう遮光する機能を有する。
図20は、前方のレンズ枠11を取り除いた状態の組立体50を前方から見た図であり、図21は、後方のレンズ枠12を取り除いた状態の組立体50を後方から見た図である。また、図22、23は、組立体50の要部を拡大した部分拡大断面図である。図20乃至図23に示すように、中間部材40は、第1ヨーク23の第2部分23bの内面に接触して取り付けられており、両者の間に隙間が無い状態となっている。
このため、中間部材40は、図22に示すように、第1ヨーク23の第2部分23bと第1コイル21との間の隙間を介して第1可動領域から第2可動領域に入射する光を遮光することができる。また、中間部材40は、図23に示すように、第1ヨーク23の第2部分23bの内面で反射されて第2可動領域に入射する光を遮光することができる。このように、コイルの隙間を通過する光やヨークで反射される不要な光は、図示しないカメラの撮影画像に悪影響を与えるため、このような不要な光を遮光することで、良好な光学特性を有する交換レンズ100を提供できる。
図24は、固定枠60に入射した光の光線図である。これによると、中間部材40の絞り機能により、前方の可動レンズ群4を通過した光のうち、可動レンズ群6を直接通過しないコイルの隙間を通過した光やヨークで反射された光などの不要な光の多くが遮光されているのが分かる。
前方のレンズ枠11の可動領域の光軸O方向に沿った長さは、アクチュエータ20の第1ヨーク23の第2部分23bの光軸O方向の長さによって決まり、後方のレンズ枠12の可動領域の光軸O方向に沿った長さは、アクチュエータ30の第2ヨーク33の第2部分33bの光軸O方向の長さによって決まる。言い換えると、2つの可動領域を仕切る中間部材40の光軸O方向に沿った位置は、第1および第2ヨーク23、33の光軸O方向に沿った長さによって決まる。このため、見方を変えれば、最も良好な絞り機能を果たす位置に中間部材40を配置して、この中間部材40の位置に合わせて第1および第2ヨーク23、33の長さを設計することもできる。
以上のように、本実施形態の交換レンズ100によると、前方のレンズ枠11の可動領域と後方のレンズ枠12の可動領域との間に、仕切り(緩衝)機能と絞り機能を兼ね備えた中間部材40を配置したため、部品点数を少なくでき、組み立てを容易にでき、光学特性を良好にできる。
また、本実施形態によると、アクチュエータ20の第1ヨーク23(および第3ヨーク24)とアクチュエータ30の第2ヨーク33が光軸O方向に離間して互いに分離しているため、一方のアクチュエータ20(30)の動作時に、相互誘導によって、他方のアクチュエータ30(20)にノイズ成分となる磁力が作用することを防止でき、2組の可動レンズ群4、6を正確に駆動制御することができる。第1ヨーク23と第2ヨーク33の間に配置した非磁性部材25は、相互誘導による磁力の影響を少なくするよう機能する。
また、本実施形態によると、第1ヨーク23および第2ヨーク33をU字状にしたため、外枠1の側面に開口部を設けたりすることなく、ヨーク23、33の取り付けを容易にでき、作業性を向上させることができる。また、外枠1に不所望な開口部を設けることがないので、外枠1の剛性を保つことができ、交換レンズ100の機械強度を高めることができる。
さらに、本実施形態によると、第3ヨーク24を第1ヨーク23に接着しないため、組み立て工数を削減でき、接着剤が硬化するまでの待ち時間を無くすことができ、交換レンズ100の製造コストを低減できる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の範囲を超えることなく任意に変更可能である。
1…外枠、 4、6…可動レンズ群、 10…支持機構、 11、12…レンズ枠、 13、14、15…ガイド軸、 20、30…アクチュエータ、 21…第1コイル、 22…第1磁石、 23…第1ヨーク、 24…第3ヨーク、 25…非磁性部材、 31…第2コイル、 32…第2磁石、 33…第2ヨーク、 40…中間部材、45、46…緩衝部材、 50…組立体、 51…第1固定部、 52…第2固定部、 53…突起、 60…固定枠、 61〜66…緩衝部材、 100…交換レンズ、 230、330…開口部、 O…光軸。
本発明のレンズ鏡筒の一態様は、第1レンズ群を保持した第1可動部材および第2レンズ群を保持した第2可動部材を光軸方向に並べて固定枠に対して移動可能に収容したレンズ鏡筒であって、第1コイル、上記第1コイルに対向して配置された第1磁石、およびU字状の第1ヨークによって第1の磁気回路を構成し、当該第1の磁気回路によって上記第1可動部材を上記光軸方向に移動させる第1アクチュエータと、第2コイル、上記第2コイルに対向して配置された第2磁石、およびU字状の第2ヨークによって上記第1の磁気回路とは磁気的に独立した第2の磁気回路を構成し、当該第2の磁気回路によって上記第2可動部材を上記光軸方向に移動させる第2アクチュエータと、上記第1可動部材と上記第2可動部材との間に位置し、上記第1レンズ群及び上記第2レンズ群を含む光学系の絞りとなる絞り部と上記第1可動部材と上記第2可動部材とが衝突するのを防止する衝突防止部とを有する中間部材と、を具備し、上記U字状の第1ヨークの開口部と上記U字状の第2ヨークの開口部とは所定の距離だけ離間するとともに互いに対向して配置され、上記絞り部は、上記第1コイルと上記第1ヨークの間隙を通過する不要光と上記第1ヨークで反射される不要光を遮光するための所定の径を有する開口縁部を有することを特徴とする。
中間部材40は、表面を例えば黒色に塗装した板状の部材であり、第1ヨーク23の開口部230の近く、すなわち第3ヨーク24の内側に対向する位置に取り付けられる。中間部材40は、光軸Oと直交する面に沿って配置される。中間部材40は、可動レンズ群4および可動レンズ群6を連続して通る有用な光を遮らないように、可動レンズ群4、6のレンズの外形に合わせて外側に湾曲した内縁41(開口縁部)を有する。また、中間部材40は、長手方向の両端近くに2つのネジ孔42、43を有する。さらに、中間部材40は、剛性を付与するためのリブ44を少なくとも一方の面に一体に突設している。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の範囲を超えることなく任意に変更可能である。
以下、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]
第1レンズ群を保持した第1可動部材および第2レンズ群を保持した第2可動部材を光軸方向に並べて固定枠に対して移動可能に収容したレンズ鏡筒であって、
第1コイル、上記第1コイルに対向して配置された第1磁石、および第1ヨークによって第1の磁気回路を構成し、当該第1の磁気回路によって上記第1可動部材を上記光軸方向に移動させる第1アクチュエータと、
第2コイル、上記第2コイルに対向して配置された第2磁石、および第2ヨークによって上記第1の磁気回路とは磁気的に独立した第2の磁気回路を構成し、当該第2の磁気回路によって上記第2可動部材を上記光軸方向に移動させる第2アクチュエータと、
上記第1可動部材と上記第2可動部材との間に位置し、上記第1レンズ群及び上記第2レンズ群を含む光学系の絞りとなる絞り部と上記第1可動部材と上記第2可動部材とが衝突するのを防止する衝突防止部とを有する中間部材と、
を具備したことを特徴とするレンズ鏡筒。
[2]
上記第1ヨークと上記第2ヨークは、上記光軸方向において所定の距離だけ離間して配置されていることを特徴とする[1]記載のレンズ鏡筒。
[3]
上記中間部材の上記第1可動部材側には、当該第1可動部材の衝突による衝撃を吸収するための第1緩衝部材が設けられ、
上記第2可動部材の可動領域の上記中間部材側の端部における上記固定枠には、上記第2可動部材の衝突による衝撃を吸収するための第2緩衝部材が設けられていることを特徴とする[1]記載のレンズ鏡筒。

Claims (3)

  1. 第1レンズ群を保持した第1可動部材および第2レンズ群を保持した第2可動部材を光軸方向に並べて固定枠に対して移動可能に収容したレンズ鏡筒であって、
    第1コイル、上記第1コイルに対向して配置された第1磁石、および第1ヨークによって第1の磁気回路を構成し、当該第1の磁気回路によって上記第1可動部材を上記光軸方向に移動させる第1アクチュエータと、
    第2コイル、上記第2コイルに対向して配置された第2磁石、および第2ヨークによって上記第1の磁気回路とは磁気的に独立した第2の磁気回路を構成し、当該第2の磁気回路によって上記第2可動部材を上記光軸方向に移動させる第2アクチュエータと、
    上記第1可動部材と上記第2可動部材との間に位置し、上記第1レンズ群及び上記第2レンズ群を含む光学系の絞りとなる絞り部と上記第1可動部材と上記第2可動部材とが衝突するのを防止する衝突防止部とを有する中間部材と、
    を具備したことを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 上記第1ヨークと上記第2ヨークは、上記光軸方向において所定の距離だけ離間して配置されていることを特徴とする請求項1記載のレンズ鏡筒。
  3. 上記中間部材の上記第1可動部材側には、当該第1可動部材の衝突による衝撃を吸収するための第1緩衝部材が設けられ、
    上記第2可動部材の可動領域の上記中間部材側の端部における上記固定枠には、上記第2可動部材の衝突による衝撃を吸収するための第2緩衝部材が設けられていることを特徴とする請求項1記載のレンズ鏡筒。
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