JP2008225265A - レンズ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】レンズ鏡胴本体や蓋部材に歪みが発生することを防止でき、高い光学特性を得ることのできるレンズ装置を提供する。
【解決手段】本発明のレンズ装置10は、上面が開口された箱型のレンズ鏡胴本体11と、該レンズ鏡胴本体11の上面に取り付けられる蓋部材110とを備える。蓋部材110とレンズ鏡胴本体11とを固定する固定部(ネジ孔112A〜112C、孔120A〜120C及びネジ126A〜126C)が三カ所に設けられる。蓋部材110をレンズ鏡胴本体11に係止させることによって蓋部材110がレンズ鏡胴本体11から離れることを防止する係止部(係止部116及び係止用開口114)は少なくとも一カ所設けられる。
【選択図】 図5
【解決手段】本発明のレンズ装置10は、上面が開口された箱型のレンズ鏡胴本体11と、該レンズ鏡胴本体11の上面に取り付けられる蓋部材110とを備える。蓋部材110とレンズ鏡胴本体11とを固定する固定部(ネジ孔112A〜112C、孔120A〜120C及びネジ126A〜126C)が三カ所に設けられる。蓋部材110をレンズ鏡胴本体11に係止させることによって蓋部材110がレンズ鏡胴本体11から離れることを防止する係止部(係止部116及び係止用開口114)は少なくとも一カ所設けられる。
【選択図】 図5
Description
本発明はレンズ装置に係り、特に携帯用の撮影映像装置に設けられるレンズ装置に関する。
撮影映像装置に設けられるレンズ装置は、複数の撮影レンズやその駆動機構をレンズ鏡胴の内部に備えている。レンズ鏡胴は、光軸に対して一方の側面が開口されたレンズ鏡胴本体と、このレンズ鏡胴本体の開口を閉塞する蓋部材とで構成される(たとえば特許文献1参照)。このようなレンズ装置は、レンズ鏡胴本体の内部に各構成部品を組み付けた後、レンズ鏡胴本体の開口に蓋部材を取り付けることによって組み立てられる。
特開2002−116365号公報
ところで、特許文献1のレンズ装置は、蓋部材をレンズ鏡胴本体に四カ所で固定しているため、レンズ鏡胴本体や蓋部材に撓みが発生し、レンズ鏡胴本体に支持される撮影レンズの光学特性が低下するおそれがあった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、レンズ鏡胴本体や蓋部材に歪みが発生することを防止でき、高い光学特性を得ることのできるレンズ装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は前記目的を達成するために、上面が開口された箱型のレンズ鏡胴本体と、該レンズ鏡胴本体の上面に取り付けられる蓋部材とを備えたレンズ装置において、前記蓋部材と前記レンズ鏡胴本体とを固定する固定部が三カ所に設けられるとともに、前記蓋部材を前記レンズ鏡胴本体に係止させることによって該蓋部材が前記レンズ鏡胴本体から離れることを防止する係止部が少なくとも一カ所設けられることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、レンズ鏡胴本体と蓋部材との固定部が三カ所に設けられているので、蓋部材をレンズ鏡胴本体に堅固に固定することができ、且つ、固定時に蓋部材やレンズ鏡胴本体が撓むことを防止することができる。
また、請求項1の発明によれば、蓋部材とレンズ鏡胴本体との係止部が少なくとも一カ所設けられているので、レンズ鏡胴本体と蓋部材との固定部を三点とした場合にも、蓋部材がレンズ鏡胴本体から離れることを防止することができる。したがって、レンズ装置が落下等の衝撃を受けた場合にも、蓋部材とレンズ鏡胴本体との間が離れることを防止でき、レンズ鏡胴本体が歪むことを防止することができる。
請求項2に記載の発明は請求項1の発明において、前記蓋部材の四つのコーナー部のうちの三カ所のコーナー部の近傍にそれぞれ前記固定部が設けられるとともに、前記蓋部材の残りのコーナー部の近傍に前記係合部が設けられることを特徴とする。
請求項2の発明によれば、四つのコーナー部で、蓋部材がレンズ鏡胴本体から離れることを防止することができる。
請求項3に記載の発明は請求項1又は2の発明において、前記蓋部材の上面には吊り下げ固定部が設けられ、該吊り下げ固定部を介して前記レンズ装置が吊設されることを特徴とする。レンズ装置を吊り下げた状態に取り付けた場合、落下などの衝撃によって蓋部材とレンズ鏡胴本体との間に隙間が生じやすいという問題が生じるが、本発明ではこれを防止することができる。
本発明によれば、レンズ鏡胴本体と蓋部材との固定部を三カ所に設けるとともに、レンズ鏡胴と蓋部材との係合部を少なくとも一カ所に設けたので、蓋部材やレンズ鏡胴本体が撓むことを防止することができるとともに、蓋部材がレンズ鏡胴本体から離れて隙間ができることを防止することができる。
以下添付図面に従って、本発明に係るレンズ装置の好ましい実施の形態について詳説する。
図1には、実施の形態に係るレンズ装置10の側断面図が示されている。このレンズ装置10は、撮影光軸前方側(被写体側)から撮影光軸後方(撮像側)に向って第1レンズ群12、第2レンズ群14、第3レンズ群16、及び第4レンズ群18から構成されており、これらの第1乃至第4レンズ群12〜18を通過した被写体光は、色分解光学系を構成する色分解プリズム20を介して色分解プリズム20のR、G、Bの各出射端に設けられた撮像素子22、24、26に結像される。なお、このレンズ装置10が装備されるカメラ本体(不図示)には、撮像素子22、24、26から得られた撮像信号に所要の処理(ホワイトバランス、γ補正等)を施して所定形式の映像信号を生成する信号処理回路(不図示)等が搭載されている。
第1レンズ群12はいわゆる前玉レンズであり、第2レンズ群14は焦点距離を変更するバリエータレンズ、第3レンズ群16は手振れ等に起因する振動を打ち消す方向に駆動される防振レンズ、第4レンズ群18は焦点を調整するフォーカスレンズである。
これらの第1乃至第4レンズ群12〜18は、レンズ鏡胴本体11内に保持されている。また、レンズ鏡胴本体11内には、光軸と平行な一対のガイドバー28(一方は不図示)が挿通配置されており、この一対のガイドバー28に第2レンズ群14の保持枠32及び第4レンズ群18の保持枠34がそれぞれスライド移動自在に支持されるとともに、第3レンズ群16の筐体36が一対のガイドバー28に固定されている。なお、筐体36をレンズ鏡胴本体11に直接固定してもよい。
第2レンズ群14には、ねじ送り装置を構成するナット(不図示)が設けられ、このナットに、同じくねじ送り装置を構成する送りねじ(不図示)が螺合連結されている。この送りねじは、光軸と平行に配設されるとともに、その端部がズーム用ステッピングモータ(不図示)の出力軸に連結されている。ズーム用ステッピングモータのズームドライバ回路(不図示)にカメラ本体側からズーム信号が出力されると、ズーム用ステッピングモータはその信号に対応した方向に送りねじを回転駆動する。これによって、第2レンズ群14が一対のガイドバー28に沿って光軸方向に前後移動され、所望の焦点距離に調整される。
第4レンズ群18にも同様に、ねじ送り装置を構成するナット(不図示)が設けられ、このナットに、同じくねじ送り装置を構成する送りねじ(不図示)が螺合連結されている。この送りねじは、光軸と平行に配設されるとともに、その端部がフォーカス用ステッピングモータ(不図示)の出力軸に連結されている。フォーカス用ステッピングモータのフォーカスドライバ回路(不図示)にカメラ本体側からフォーカス信号が出力されると、フォーカス用ステッピングモータはその信号に対応した方向に送りねじを回転駆動する。これによって、第4レンズ群18が一対のガイドバー28に沿って光軸方向に前後移動され、焦点が合わされる。
次に、防振機構の構造について説明する。
図2は、防振レンズ16を装備した筐体36を後方から見た斜視図であり、図3は、図2に示した筐体36からアクチュエータを除いた斜視図である。
これらの図に示すように、第3レンズ群(ここでは便宜上、防振レンズと称する)16は、レンズ保持枠50に保持され、このレンズ保持枠50は撮影光軸Lに直交する面内で、異なる二方向に移動自在に支持される。以下、防振レンズ16の移動方向をX方向(図2、図3の横方向)、Y方向(図2、図3の縦方向)とする。また、防振レンズ16をX方向に移動させる機構をX移動機構、Y方向に移動させる機構をY移動機構と称する。
まず、X移動機構について説明する。
レンズ保持枠50には、移動ガイドバー52が固定される。移動ガイドバー52は、Y方向に配設され、この移動ガイドバー52にスライダ54が係合される。スライダ54は、上辺部と左辺部から成るL字状に形成され、左辺部には二つのガイド部56、56が光軸方向に突出して形成される。各ガイド部56にはガイド孔(不図示)がY方向に形成され、これらのガイド孔に移動ガイドバー52が挿通される。これにより、スライダ54が移動ガイドバー52に沿ってY方向にスライド自在に係合される。したがって、レンズ保持枠50はスライダ54によってY方向にスライド自在に支持される。また、レンズ保持枠50はX方向の動きがスライダ54に規制され、スライダ54をX方向に移動した際にレンズ保持枠50もX方向に移動される。
なお、移動ガイドバー52の図中下端部52Aは、筐体36に形成されたX方向の長孔58に係合されており、これによって、レンズ保持枠50の倒れ(光軸方向に対する傾き)が防止される。
スライダ54の上辺部には、X方向のガイド孔(不図示)が形成されており、このガイド孔に固定ガイドバー60が挿通される。固定ガイドバー60は、X方向に配設され、その両端部は筐体36に固定される。これにより、スライダ54は、固定ガイドバー60に沿ってX方向にスライド自在に支持される。スライダ54をX方向にスライドさせることによって、スライダ54の左辺部に移動ガイドバー52を介して係合されたレンズ保持枠50がX方向にスライドされる。
また、スライダ54の上辺部には、平面状のモータコイル(商品名「ファインパターンコイル」(登録商標))62が固定され、このモータコイル62の下面にフレキシブルプリント基板(以下、フレキと称する)64の出力端が接着固定される。モータコイル62は防振レンズ16の外側周辺でX方向に配設されており、また、フレキ64にホール素子等の位置センサ66が位置決めされて固着されている。
フレキ64は、モータコイル62からX方向に引き出され、筐体36の側面開口68を介して筐体36の外部に引き出される。外部に引き出されたフレキ64は、外側に屈曲され、さらにV状(またはU状)の屈曲部が形成された後、レンズ鏡胴本体11(図1参照)の所定の位置からレンズ鏡胴本体11の外部に引き出される。引き出されたフレキ64は、電源供給や防振レンズ16の動作制御を行うユニットに接続される。なお、筐体36の側面開口68は、スリット70を介して筐体36の端面に連通されており、このスリット70にフレキ64を通すことによってフレキ64が側面開口68の内部に配置される。
モータコイル62の外側には、マグネット72がモータコイル62に対向して配置される。マグネット72は、矩形の板状に形成され、S極72AとN極72BがX方向に並ぶように配設される。前述した位置センサ66はマグネット72のS極72AとN極72Bとの境界部に対向して配置され、磁場の変化を検出し、その検出した信号を、フレキ64を介して前記ユニットに出力する。
マグネット72の外側には、ヨークとなる金属板(不図示)が設けられる。金属板は、マグネット72の磁力によってマグネット72に吸着される。また、金属板は、マグネット72よりも大きな矩形状に形成されており、その縁部がマグネット72から突出した状態で取り付けられる。筐体36の外面には、金属板の大きさの凹部が形成され、さらにその内側にマグネット72の大きさの開口74が形成されており、この筐体36の凹部に金属板が収納され、開口74にマグネット72が収納される。
モータコイル62の内側には、ヨークとなる金属板76がモータコイル62に対向してX方向に配置される。この金属板76は、その一端が前記スリット70に差し込まれ、その他端が筐体36に形成された溝78に差し込まれることにより筐体36に固定される。
上記の如く構成されたX移動機構は、マグネット72及び2枚の金属板(一方は不図示)76によって形成される磁界内にモータコイル62が配設されるので、モータコイル62に通電することによって、モータコイル62及びそれを支持するスライダ54がX方向に力を受ける。したがって、スライダ54及びレンズ保持枠50がX方向に移動され、よって、防振レンズ16がX方向に移動される。以上が防振機構の構造である。
次に、Y移動機構について説明する。
レンズ保持枠50には、移動ガイドバー82が固定される。移動ガイドバー82は、X方向に配設され、この移動ガイドバー82にスライダ84が係合される。スライダ84は、下辺部と右辺部から成るL字状に形成され、下辺部には二つのガイド部86、86が光軸方向に突出して形成される。各ガイド部86にはガイド孔(不図示)がX方向に形成され、これらのガイド孔に移動ガイドバー82が挿通される。これにより、スライダ84が移動ガイドバー82に沿ってX方向にスライド自在に係合される。したがって、レンズ保持枠50はスライダ84によってX方向にスライド自在に支持される。また、レンズ保持枠50はY方向の動きがスライダ84に規制され、スライダ84をY方向に移動した際にレンズ保持枠50もY方向に移動される。
スライダ84の右辺部には、Y方向のガイド孔(不図示)が形成されており、このガイド孔に固定ガイドバー90が挿通される。固定ガイドバー90は、Y方向に配設され、その両端部は筐体36に固定される。これにより、スライダ84は、固定ガイドバー90に沿ってY方向にスライド自在に支持される。スライダ84をY方向にスライドさせることによって、スライダ84の下辺部に移動ガイドバー82を介して係合されたレンズ保持枠50がY方向にスライドされる。
また、スライダ84の右辺部には、平面状のモータコイル(商品名「ファインパターンコイル」(登録商標))92が固定され、このモータコイル92の左面にフレキシブルプリント基板(以下、フレキと称する)94の出力端が接着固定される。モータコイル92は防振レンズ16の外側周辺でY方向に配設されており、また、フレキ94にホール素子等の位置センサ96が位置決めされて固着されている。
フレキ94は、モータコイル92からY方向に引き出され、筐体36の側面開口98を介して筐体36の外部に引き出される。外部に引き出されたフレキ94は、外側に屈曲され、さらにV状(またはU状)の屈曲部が形成された後、レンズ鏡胴本体11(図1参照)の所定の位置からレンズ鏡胴本体11の外部に引き出される。引き出されたフレキ94は、電源供給や防振レンズ16の動作制御を行うユニットに接続される。なお、筐体36の側面開口98は、スリット100を介して筐体36の端面に連通されており、このスリット100にフレキ94を通すことによってフレキ94が側面開口98の内部に配置される。
モータコイル92の外側には、マグネット102がモータコイル92に対向して配置される。マグネット102は、矩形の板状に形成され、S極102AとN極102BがY方向に並ぶように配設される。前述した位置センサ96はマグネット102のS極102AとN極102Bとの境界部に対向して配置され、磁場の変化を検出し、その検出した信号を、フレキ94を介して前記ユニットに出力する。
マグネット102の外側には、ヨークとなる金属板(不図示)が設けられる。金属板は、マグネット102の磁力によってマグネット102に吸着される。また、金属板は、マグネット102よりも大きな矩形状に形成されており、その縁部がマグネット102から突出した状態で取り付けられる。筐体36の外面には、金属板の大きさの凹部が形成され、さらにその内側にマグネット102の大きさの開口104が形成されており、この筐体36の凹部に金属板が収納され、開口104にマグネット102が収納される。
モータコイル92の内側には、ヨークとなる金属板106がモータコイル92に対向してY方向に配置される。この金属板106は、その一端が前記スリット100に差し込まれ、その他端が筐体36に形成された溝108に差し込まれることにより筐体36に固定される。
上記の如く構成されたY移動機構は、マグネット102及び2枚の金属板(一方は不図示)106によって形成される磁界内にモータコイル92が配設されるので、モータコイル92に通電することによって、モータコイル92及びそれを支持するスライダ84がY方向に力を受ける。したがって、スライダ84及びレンズ保持枠50がY方向に移動され、よって、防振レンズ16がY方向に移動される。以上が防振機構の構造である。
次の本発明の特徴部分であるレンズ鏡胴本体11と蓋部材110との固定機構について説明する。図4は、レンズ鏡胴本体11に蓋部材110を組み付けた後のレンズ装置10を示す斜視図であり、図5は、蓋部材110をレンズ鏡胴本体11から取り外した状態を示す斜視図である。
これらの図に示すように、レンズ鏡胴本体11は、上面が開口された箱型に形成されている。レンズ鏡胴本体11は、上部の四つのコーナー部A、B、C、Dのうち、三つのコーナー部A、B、Cの近傍にそれぞれネジ孔112A、112B、112Cが形成されている。また、レンズ鏡胴本体11の側面には、コーナー部Dの近傍に、係止用開口114が形成されており、後述の係止部材116の突起118を係合できるようになっている。
一方、蓋部材110は、矩形の板状に形成されており、この蓋部材110によってレンズ鏡胴本体11の上面開口を閉塞することができる。蓋部材110の三つのコーナー部A、B、Cの近傍には、孔120A、120B、120Cが形成されている。この孔120A〜120Cは、蓋部材110をレンズ鏡胴本体11の上面開口に配置した際に、前述のネジ孔112A〜112Cに一致する位置に形成されている。
また、蓋部材110のコーナー部Dの近傍には、係止部116が設けられている。係止部116は、蓋部材110の下面から下方に延出されており、この係止部116の下端が外側に突出され、突起118が形成されている。
さらに、蓋部材110の上面には、三カ所の吊り下げ固定部122が設けられる。吊り下げ固定部122は、蓋部材110の上面に円柱状に突出して形成されており、この吊り下げ固定部122に上方からネジ孔124が形成される。蓋部材110は、この吊り下げ固定部122を不図示のカメラ本体に付き当てた状態で、ネジ孔124にネジ(不図示)を締め込むことによって、カメラ本体に吊り下げられる。
上記の如く構成された蓋部材110は、係止部116の突起118をレンズ鏡胴本体11の係止用開口114に内側から係合させながら、蓋部材110をレンズ鏡胴本体11の上面開口に配置する。そして、蓋部材110の孔120A〜120Cとレンズ鏡胴本体11のネジ孔112A〜112Cとを合わせた後、ネジ126A〜126Cを締め込むことによって、蓋部材110をレンズ鏡胴本体11に固定する。これにより、蓋部材110はレンズ鏡胴本体11に三つのコーナー部A〜Cで固定される。
このように蓋部材110をレンズ鏡胴本体11に三カ所で固定した場合は、蓋部材110やレンズ鏡胴本体11に歪みを発生することなく、且つ、堅固に固定することができる。すなわち、蓋部材110を四つのコーナー部A〜Dでレンズ鏡胴本体11に固定した場合は、蓋部材110などの加工精度に起因して、蓋部材110やレンズ鏡胴本体11に歪みが発生し、光学性能が低下するという問題が生じる。
これに対して本実施の形態では、レンズ鏡胴本体11と蓋部材110とを三カ所で固定しているので、レンズ鏡胴本体11や蓋部材110に歪みを発生させることなく、蓋部材110をレンズ鏡胴本体11に固定することができる。
また、本実施の形態のレンズ装置10は、コーナー部Dの近傍でレンズ鏡胴本体11と蓋部材110とを係合させているので、蓋部材110とレンズ鏡胴本体11がコーナー部Dの位置で離れることを防止することができる。したがって、全てのコーナー部A〜Dにおいて蓋部材110がレンズ鏡胴本体11から離れることを防止できる。これにより、レンズ装置10を落下させた場合であっても、蓋部材110とレンズ鏡胴本体11との間に隙間ができることを防止できる。よって、レンズ鏡胴本体11が歪むことを防止でき、レンズ鏡胴本体11の光学性能が低下することを防止することができる。
なお、上述した実施の形態は、レンズ鏡胴本体11と蓋部材110との固定手段(すなわち、ネジ孔112A〜112C、孔120A〜120C、ネジ126A〜126C)や、レンズ鏡胴本体11と蓋部材110との係止手段(すなわち、係止部116及び係止用開口114)を、コーナー部A〜Dに配置したが、固定手段や係合手段の配置はこれに限定するものではない。たとえば、コーナー部A、Bの近傍と、コーナー部C、Dの中間位置近傍に固定手段を設け、コーナー部C、Dに係合手段を設けるようにしてもよい。
10…レンズ装置、11…レンズ鏡胴本体、12…第1レンズ群、14…第2レンズ群、16…第3レンズ群、18…第4レンズ群、28…ガイドバー、110…蓋部材、112A〜112C…ネジ孔、114…係止用開口、116…係止部材、118…突起、120A〜120C…孔、122…吊り下げ固定部、126A〜126C…ネジ
Claims (3)
- 上面が開口された箱型のレンズ鏡胴本体と、該レンズ鏡胴本体の上面に取り付けられる蓋部材とを備えたレンズ装置において、
前記蓋部材と前記レンズ鏡胴本体とを固定する固定部が三カ所に設けられるとともに、
前記蓋部材を前記レンズ鏡胴本体に係止させることによって該蓋部材が前記レンズ鏡胴本体から離れることを防止する係止部が少なくとも一カ所設けられることを特徴とするレンズ装置。 - 前記蓋部材の四つのコーナー部のうちの三カ所のコーナー部の近傍にそれぞれ前記固定部が設けられるとともに、前記蓋部材の残りのコーナー部の近傍に前記係合部が設けられることを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
- 前記蓋部材の上面には吊り下げ固定部が設けられ、該吊り下げ固定部を介して前記レンズ装置が吊設されることを特徴とする請求項1又は2のレンズ装置。
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