JP7023668B2 - レンズ鏡筒 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、ボイスコイルモータ(VCM)によりレンズ保持枠を光軸方向に移動するレンズ鏡筒に関する。
レンズ鏡筒は、レンズを保持したレンズ保持枠、レンズ保持枠を収容配置した円筒部材、およびレンズ保持枠を円筒部材の内側でレンズの光軸方向に移動するボイスコイルモータ(VCM)を有する。VCMは、コイル、磁石、およびヨークを含む。コイルは、その空芯部が光軸と平行になる向きでレンズ保持枠に固定される。磁石は、コイルに対向して円筒部材に固定される。
そして、磁石の磁束がコイルを横切る状態でコイルに通電すると、電磁力によりコイルが光軸方向に付勢され、レンズ保持枠が円筒部材内で光軸方向に移動する。コイルに流す電流の向きを変えると、レンズ保持枠の移動方向が変わる。
国際公開2013/121788号公報 特開2016-99513号公報
レンズ鏡筒の径を小さくし、或いはレンズ鏡筒の径を変えずにレンズの径を大きくするためには、VCMの磁石を小さくする方法が考えられる。しかし、単に磁石を小さくすると、VCMの駆動力が小さくなり、レンズ保持枠を駆動できなくなる。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、VCMの駆動力を維持しつつ、レンズ鏡筒の径を小さくでき、或いはレンズ鏡筒の径を変えずにレンズの径を大きくすることができるレンズ鏡筒を提供することを目的とする。
本発明のレンズ鏡筒の一態様は、円筒部材に対し、レンズ保持枠を当該レンズ保持枠に保持されているレンズの光軸方向に移動させるレンズ鏡筒であって、レンズの光軸方向に延出する第1の延出部と、第1の延出部よりも円筒部材側でレンズの光軸方向に延出する第2の延出部と、第1の延出部と第2の延出部を光軸方向の一端で連結する連結部と、を有して、円筒部材に固定されたヨークと、第2の延出部の第1の延出部側の面に固定された複数の磁石と、レンズ保持枠に固定されていて、長辺部と短辺部が配置された面がレンズの光軸と垂直となるように第1の延出部に巻回され、複数の磁石からの磁束により第1の延出部に沿って光軸方向に移動可能な複数のコイルと、を具備し、複数の磁石は、複数のコイルのそれぞれの長辺部に対向する位置にそれぞれ配置される少なくとも2つの第1の磁石と、2つの第1の磁石の間であって複数のコイルの一方の短辺部のそれぞれに磁束を供給可能な位置に配置された少なくとも1つの第2の磁石と、を有している。
本発明のレンズ鏡筒の一態様は、円筒部材に対し、レンズ保持枠をレンズの光軸方向に移動させるレンズ鏡筒であって、第1の磁石と第2の磁石とが配置されたヨークと、レンズ保持枠に固定されていて、ヨークの第1の磁石に対応する位置で光軸方向に延びる第1の部分に巻回された第1のコイルと、レンズ保持枠に固定されていて、ヨークの第2の磁石に対応する位置で光軸方向に延びる第2の部分に巻回された第2のコイルと、ヨークに配置されていて、レンズの光軸方向から見た際に、第1の磁石と第2の磁石との間に位置するように配置された第3の磁石と、を具備し、第3の磁石は、第1及び第2のコイルに磁束を供給する。
本発明のレンズ鏡筒によれば、VCMの駆動力を維持しつつ、レンズ鏡筒の径を小さくでき、或いはレンズ鏡筒の径を変えずにレンズの径を大きくすることができる。
図1は、第1の実施形態に係る交換レンズを光軸に沿って切断した断面図である。 図2は、図1の交換レンズに組み込まれた組立体を斜め前方から見た斜視図である。 図3は、図2の組立体を斜め後方から見た斜視図である。 図4は、図2の組立体の一部の構成をF4-F4に沿って部分的に破断した斜視図である。 図5は、図2の組立体をF5-F5に沿って切断した断面図である。 図6は、図2の組立体を固定枠に組み込んだ図1の構造体を光軸と直交する面で切断した断面をF6方向から見た断面図である。 図7は、図1のブレ補正機構と後方のレンズ保持枠との位置関係を示す斜視図である。 図8は、第1の実施形態の効果を説明するための図である。 図9は、第2の実施形態に係る交換レンズの要部を示す斜視図である。 図10は、第2の実施形態の効果を説明するための図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明のレンズ鏡筒の第1の実施形態である交換レンズ100をその光軸Oを含む面で切断した断面図である。この交換レンズ100は、例えば、ここでは図示しないデジタルカメラに着脱自在に取り付けられる。以下の説明では、光軸Oに沿った図示しない被写体側(図1で左側)を前方とし、図示しないカメラ本体側(図1で右側)を後方とする。
交換レンズ100は、光軸Oに沿って前方に向けて僅かに外径が大きくなる略円筒形の外枠1を有する。外枠1の内側には、略円筒形の固定枠2(円筒部材)が取り付けられている。固定枠2の前方には、複数枚のレンズ3が同軸に設けられている。固定枠2の内部には、可動レンズ4、6が光軸Oに沿って前後方向に移動可能に設けられている。固定枠2の後方には、レンズ7を光軸Oと直交する面に沿って移動するブレ補正機構8が設けられている。可動レンズ6とレンズ7の間にはレンズ3が設けられている。ブレ補正機構8の後方には、結像レンズ9が設けられている。各レンズ3、4、6、7、9は、光軸Oがその中心を通る姿勢で同軸に取り付けられている。
ブレ補正機構8は、レンズ7を保持したレンズ保持枠61、レンズ保持枠61に取り付けたホール素子62、およびホール素子62を通る磁束を形成するためホール素子62に対向して固定枠2に設けた磁石63を有する。ホール素子62は、レンズ保持枠61の光軸Oと直交する面に沿った移動に伴う磁界の変化を検出して、レンズ保持枠61の位置を検出する。
図2は、可動レンズ4、6を光軸O方向に移動可能に支持する支持機構10、前方の可動レンズ4を駆動するアクチュエータ20、および後方の可動レンズ6を駆動するアクチュエータ30を組み合わせた組立体40を斜め前方から見た斜視図である。図3は、この組立体40を斜め後方から見た斜視図であり、図4は、図2の組立体40の一部の構成を部分的に破断して示す斜視図である。図5は、図2の組立体40を光軸Oを含む面で切断した断面図である。図6は、組立体40を固定枠2に組み込んだ構造体50を光軸Oと直交する面に沿って切断した断面図である。組立体40は、固定枠2に組み込まれて外枠1内に取り付けられる。
支持機構10は、前方の可動レンズ4を保持したレンズ保持枠11を光軸O方向に移動可能に支持するとともに、後方の可動レンズ6を保持したレンズ保持枠12を光軸O方向に移動可能に支持する。アクチュエータ20は、支持機構10によって支持された前方のレンズ保持枠11を光軸Oに沿って前後方向に駆動する。アクチュエータ30は、支持機構10によって支持された後方のレンズ保持枠12を光軸Oに沿って前後方向に駆動する。
レンズ保持枠11、12は、それぞれ、光軸Oと直交する面に沿う姿勢で、光軸O方向に並べて配置されている。各レンズ保持枠11、12の光軸Oに沿った可動範囲は、図示しないストッパー等により、両者が接触することのない範囲に制限されている。
支持機構10は、2つのレンズ保持枠11、12を光軸O方向に移動可能に支持する4本のガイド軸13、14、15、16を有する。これら4本のガイド軸13、14、15、16は、固定枠2の内面に近接して光軸Oと平行に延設され、それぞれの一端が固定枠2に直接固定され、他端が固定枠2に一体に固定されている固定蓋5(図1)に固定されている。なお、各ガイド軸13、14、15、16は、それぞれの両端が固定枠2に直接固定されていても、また、固定枠2に一体に固定されている固定蓋5を設けて両端が固定されている部材を介して固定されても良い。
2本のガイド軸13、15は、前方のレンズ保持枠11に割り当てられており、可動レンズ4の径方向に離間して可動レンズ4を間に挟んで反対側に設けられている。2本のガイド軸14、16は、後方のレンズ保持枠12に割り当てられており、可動レンズ6の径方向に離間して可動レンズ6を間に挟んで反対側に設けられている。つまり、ガイド軸13、15は、前方のレンズ保持枠11を光軸方向に移動可能に支持する。また、ガイド軸14、16は、前方のレンズ保持枠11とは別に、後方のレンズ保持枠12を光軸方向に移動可能に支持する。
前方のレンズ保持枠11は、ガイド軸13に嵌合するU字状の嵌合溝11a、およびガイド軸15を挿通する貫通孔11bを有する。後方のレンズ保持枠12は、ガイド軸14に嵌合するU字状の嵌合溝12a、およびガイド軸16を挿通する貫通孔12bを有する。レンズ保持枠11の貫通孔11bは、嵌合溝11aに対して可動レンズ4の径方向に離間した反対側に設けられ、レンズ保持枠12の貫通孔12bは、嵌合溝12aに対して可動レンズ6の径方向に離間した反対側に設けられている。後方のレンズ保持枠12は、ガイド軸13、15に干渉しない形状に形成されており、前方のレンズ保持枠11は、ガイド軸14、16に干渉しない形状に形成されている。
前方の可動レンズ4を駆動するためのアクチュエータ20は、可動レンズ4の径方向に離間対向した2組の駆動部20a、20bを有し、後方の可動レンズ6を駆動するためのアクチュエータ30は、可動レンズ6の径方向に離間対向した2組の駆動部30a、30bを有する。アクチュエータ20の一方の駆動部20aとアクチュエータ30の一方の駆動部30aは、光軸方向に重なる位置に設けられている。アクチュエータ20の他方の駆動部20bとアクチュエータ30の他方の駆動部30bも、光軸方向に重なる位置に設けられている。
各アクチュエータ20、30の一方の駆動部20a、30aは他方の駆動部20b、30bと略同じ構造を有する。また、アクチュエータ20の駆動部20a、20bとアクチュエータ30の駆動部30a、30bも略同じ構造を有する。つまり、4つの駆動部20a、20b、30a、30bは略同じ構造を有する。よって、ここでは一つの駆動部20aについて代表して説明し、他の駆動部20b、30a、30bについての説明を省略する。
例えば、前方のレンズ保持枠11を駆動するためのアクチュエータ20の一方の駆動部20aは、図4に断面を示すように、可動レンズ4の外周部に沿って互いに離間してレンズ保持枠11に固設した2つのコイル21、22を有する。コイル21(22)は、互いに平行に離間対向した2つの長辺部21a(22a)と互いに平行に離間対向した2つの短辺部21b(22b)を有する。コイル21(22)は、長辺部21a(22a)と短辺部21b(22b)が配置された面が光軸Oと垂直になる姿勢(すなわちコイル21(22)の空芯部が光軸Oと平行になる姿勢)でレンズ保持枠11に固設される。また、コイル21(22)は、可動レンズ4の径方向と一対の長辺部21a(22a)が直交する角度でレンズ保持枠11に固定されている。
駆動部20aは、上述したコイル21、22の他に、固定枠2に固定したヨーク24とヨーク24に固定した3つの磁石26、27、28を有する。
ヨーク24は、可動レンズ4の周方向に互いに離間して隣接し且つ光軸O方向にそれぞれ延びた第1の延出ヨーク24a(第1の部分、第1の延出部)および第2の延出ヨーク24b(第2の部分、第1の延出部)を有する。第1および第2の延出ヨーク24a、24bは、光軸Oに沿った可動レンズ4の可動範囲に応じた長さを有する。第1および第2の延出ヨーク24a、24bは、コイル21、22にそれぞれ対応して設けられている。
レンズ保持枠11に固設したコイル21、22は、第1および第2の延出ヨーク24a、24bに非接触状態で巻回される。言い換えると、第1および第2の延出ヨーク24a、24bは、断面が偏平な矩形の板状に形成され、対応するコイル21、22の空芯部に非接触状態で挿通される。つまり、コイル21、22の空芯部と第1および第2の延出ヨーク24a、24bとは、一定の隙間を介して配置されている。第1および第2の延出ヨーク24a、24bは、光軸Oに対向する面および光軸Oから離間した反対側の面が可動レンズ4の径方向と直交する。
ヨーク24は、第1および第2の延出ヨーク24a、24bよりも固定枠2側(径方向の外側)で光軸O方向に延びた固定部23(第2の延出部)を有する。固定部23は、矩形の板を光軸Oに沿った2箇所で内側に折り曲げた形状を有する。固定部23は、後述する3つの磁石26、27、28を保持する磁石保持部として機能する。
固定部23は、第1の延出ヨーク24aに対向した光軸Oと平行な第1平行部23a、第2の延出ヨーク24bに対向した光軸Oと平行な第3平行部23c、および第1平行部23aと第3平行部23cをつないだ光軸Oと平行な第2平行部23bを有する。第1乃至第3平行部23a~23cは、それぞれ、可動レンズ4の径方向と直交する内面および外面を有する。つまり、固定部23は、第1平行部23aと第2平行部23bとの間で折り曲げられ、第2平行部23bと第3平行部23cとの間で折り曲げられている。固定部23は、可動レンズ4と同心円状に配置されている。
また、ヨーク24は、第1の延出ヨーク24aの光軸Oに沿った前方の端部と固定部23の第1平行部23aの前方の端部をなだらかにU字状に連結した連結部24c、および第2の延出ヨーク24bの光軸Oに沿った前方の端部と固定部23の第3平行部23cの前方の端部をなだらかにU字状に連結した連結部24dを有する。
さらに、ヨーク24は、2つの連結部24c、24dの間で固定部23の第2平行部23bの前方の端部から光軸Oに向かって連結部24c、24dと平行に突出した突出部24eを有する。
ヨーク24は、この他に、固定部23の光軸Oに沿った後方の端部と第1および第2の延出ヨーク24a、24bの後端をつないだ略扇形状の端板部25を有する。端板部25は、必須の構成ではなく、必ずしも設ける必要はない。
また、固定部23は、第2平行部23bの外面から突出した位置決めのための2つの突起23dを有する。図6に示すように、組立体40を固定枠2内に組み込んだ状態で、ヨーク24の固定部23の2つの突起23dが固定枠2の2つの孔2aにそれぞれ嵌合し、ヨーク24が固定枠2の内面に位置決めされる。ヨーク24は、固定枠2にビス締め固定されている。なお、固定部23の外面を固定枠2の内面に接着することでヨーク24を固定枠2に固定しても良い。
固定部23は、この他に、外面側から接着剤を注入するための複数の貫通孔23eを有する。本実施形態では、貫通孔23eは、固定部23の第1乃至第3平行部23a~23cのそれぞれに2個ずつ設けられている。これら複数の貫通孔23eを介して注入した接着剤により、磁石26、27、28をヨーク24の固定部23の内面に接着固定する。
固定部23の第1乃至第3平行部23a、23b、23cそれぞれの内面には、磁石26、27、28が接着固定されている。つまり、3つの磁石26、27、28は、可動レンズ4と同心円状に配置されている。磁石26、27、28は、光軸Oに沿って、第1乃至第3平行部23a、23b、23cと略同じ長さを有する。磁石26、27、28は、光軸Oと平行に延設されている。
磁石26は、連結部24cの内側で第1平行部23aの内面(第1の延出ヨーク24a側の面)に接触して配置され、貫通孔23eを介して注入される接着剤によって固定部23に固定される。磁石27は、突出部24eの内側に対向して第2平行部23bの内面に接触して配置され、貫通孔23eを介して注入される接着剤によって固定部23に固定される。磁石28は、連結部24dの内側で第3平行部23cの内面(第2の延出ヨーク24b側の面)に接触して配置され、貫通孔23eを介して注入される接着剤によって固定部23に固定される。
レンズ保持枠11を2本のガイド軸13、15に取り付けた状態で、ヨーク24の第1および第2の延出ヨーク24a、24bをコイル21、22の空芯部に挿通して、固定部23を固定枠2に固定すると、コイル21、22と第1および第2の延出ヨーク24a、24bが非接触状態となり、コイル21、22と磁石26、28が非接触状態となる。このため、2つのコイル21、22は、その周りの部材に接触しないで光軸O方向に移動可能となる。
図示しない駆動回路からコイル21、22に電流を流すと、コイル21の周りに電流の方向に応じた向きの電界が発生し、コイル22の周りに電流の方向に応じた向きの電界が発生する。一方、コイル21、22には、磁石26、27、28からの磁束が通るため、電磁誘導によってコイル21、22に電磁力が作用し、レンズ保持枠11が光軸O方向の一端側に移動される。コイル21、22に通電する電流の向きを変えると、レンズ保持枠11が光軸方向の他端側に移動される。
このとき、各コイル21、22に流す電流の向きと各磁石26、27、28の磁極の向きは、2つのコイル21、22それぞれに作用する電磁力の向きが同じ方向に揃うように設定する必要がある。もし仮に、コイル21に作用する電磁力の向きと逆向きの電磁力がコイル22に作用した場合、レンズ保持枠11を光軸Oに沿って移動させることができなくなる。このため、本実施形態では、各コイル21、22に作用する電磁力の向きが同じ向きになるように各コイル21、22に流す電流の向きと各磁石26、27、28の磁極の向きを設定した。
さらに、本実施形態では、ブレ補正機構8のレンズ7を保持したレンズ保持枠61に設けたホール素子62がコイル21、22で発生する磁束の影響を受けないように、ホール素子62に近付く可能性のある駆動部30aの各コイル21、22に流す電流の向きと各磁石26、27、28の磁極の向きを設定した。具体的には、ホール素子62を間に挟んで対向する2つのコイル21、22で発生する磁束の向きが互いに逆向きになるように、各コイル21、22に流す電流の向きと各磁石26、27、28の磁極の向きを設定した。
図7は、可動レンズ6を保持したレンズ保持枠12とブレ補正機構8の位置関係を示す斜視図である。図7では、図面を見易くするため、固定枠2側の磁石26、27、28とヨーク24の図示を省略してある。光軸Oに沿った後方のレンズ保持枠12に設けた2つの駆動部30a、30bがブレ補正機構8に近付く可能性があり、本実施形態では、2つの駆動部30a、30bのうち一方の駆動部30aの2つのコイル21、22がホール素子62に対向している。このため、駆動部30aがホール素子62に最も近付いたときに、2つのコイル21、22で発生する磁束がホール素子62を通過して、ホール素子62による検出信号のノイズ成分となる場合がある。
この場合、駆動部30aの2つのコイル21、22で発生する磁束の向きが同じ方向であると、磁束が強め合ってホール素子62でノイズとして検出されてしまう。このため、本実施形態では、駆動部30aの2つのコイル21、22で発生する磁束の向きが図7に矢印Bで示す逆向きになるように、コイル21、22に流す電流の向きと各磁石26、27、28の磁極の向きを設定した。このように、2つのコイル21、22で発生する磁束の向きを逆向きにすることで、互いに磁束を打ち消し合って弱め合い、ホール素子62で検出するノイズをほとんど無くすことができ、検出精度を高めることができる。
以下、上述した第1の実施形態の効果について、図8を参照して説明する。
図8(a)は、従来の一般的な駆動部120の構成例を示す概略図である。この駆動部120は、固定枠に固定するヨーク124の固定部123を平らな板状にして、この固定部123の内面に1つの磁石126を取り付けて、レンズ保持枠に固設した1つのコイル121の空芯部にヨーク124の延出ヨーク124aを挿通したものである。図8(b)は、上述した第1の実施形態の駆動部20aの構成を並べて示す概略図である。
図8(b)に示す第1の実施形態の駆動部20aは、レンズ保持枠11に2つのコイル21、22を設けて、固定枠2に設けたヨーク24にコイル21、22に対向する3つの磁石26、27、28を設けた。図8(a)の従来の駆動部120と比較すると、第1の実施形態の駆動部20aは、コイルを2つに分割し且つ磁石を3つに分割したため、固定枠2の径を小さくすることができている。つまり、可動レンズ4の周りに配置する構成を複数に分割して可動レンズ4と同心円状に並べることで、可動レンズ4の径方向の寸法が小さくなっている。
具体的には、従来の駆動部120を採用した場合の固定枠の内径がR1であるのに対し、第1の実施形態の駆動部20aを用いた場合の固定枠2の内径がR2であり、R1>R2の関係が成り立っていることがわかる。この関係は、図8(a)の駆動部120が発生する駆動力と図8(b)の駆動部20aが発生する駆動力を同じに設計した場合に成り立っている。
上記のように、コイルを2つに分割して従来と同じ角度範囲内にレイアウトすると、各コイル21、22の径が小さくなる。また、磁石も第1の実施形態のように3分割すると、各磁石26、27、28からの磁束は少なくなる。駆動部における駆動力は、コイルを磁束が横切ったところで発生するため、駆動部の構成要素を単純に分割してコイルや磁石を小さくすると、駆動部が発生する駆動力が弱くなってしまう。
ヨーク24の第1平行部23aに設けた磁石26からの磁束は、第1の延出ヨーク24aに巻き回したコイル21の長辺部21aを略垂直に横切る。また、ヨーク24の第3平行部23cに設けた磁石28からの磁束は、第2の延出ヨーク24bに巻き回したコイル22の長辺部22aを略垂直に横切る。これら2組の磁気回路だけを考えると、図8(a)に例示した従来の駆動部120と比較して発生する磁力が小さくなってしまう。このため、第1の実施形態では、上述した2つの磁石26、28の間に第3の磁石27を追加した。
この第3の磁石27からの磁束は、コイル21の短辺部21bを斜めに横切り、コイル21を通る磁束を増やしている。また、磁石27からの磁束は、コイル22の短辺部22bを斜めに横切り、コイル22を通る磁束を増やしている。この結果、各コイル21、22を通る磁束が多くなり、駆動力が増加する。
言い換えると、第1の実施形態では、各コイル21、22の短辺部21b、22bを通る磁束を追加するため、磁石26と磁石28の間に磁石27を設けた。つまり、第1の実施形態では、磁石27の磁束がコイル21の短辺部21bを通るとともに、磁石27の磁束がコイル22の短辺部22bを通る位置に磁石27をレイアウトした。磁石27の配置位置は、可動レンズ4と同心円状に磁石26~28が配置される位置に設定したため、この磁石27を追加することで駆動部20aのサイズが大きくなることがない。
以上のように、第1の実施形態によると、可動レンズ4の径方向に沿った駆動部20aのサイズを小さくすることができ、且つ駆動部20aの駆動力を維持することができる。このため、第1の実施形態によると、交換レンズ100の径を小さくすることができ、および/或いは交換レンズ100の径を変えずに可動レンズ4の径を大きくすることができる。
(第2の実施形態)
図9は、第2の実施形態に係る交換レンズの要部の構造を示す斜視図である。第2の実施形態の交換レンズは、各駆動部20a、20b、30a、30bにおけるコイル21’、22’の光軸Oと直交する面に沿った断面形状、およびヨーク24の第1の延出ヨーク24a’および第2の延出ヨーク24b’の断面形状が異なる以外、上述した第1の実施形態と同様の構造を有する。よって、ここでは、第1の実施形態と同様に機能する構成要素に同一符号を付してその詳細な説明を省略する。また、ここでも、駆動部20aについて代表して説明し、同じ構造の駆動部20b、30a、30bについての説明を省略する。
コイル21’、22’は、光軸Oと直交する面に沿った断面が略五角形である。言い換えると、コイル21’、22’は、可動レンズ4の径方向と直交する一対の長辺部21a、22a、および略径方向に延びた一対の短辺部21b、22bに加えて、コイル21’、22’の間に配置した磁石27に対向する対向辺部21c、22cを有する。対向辺部21c、22cは、可動レンズ4の径方向と略直交し、磁石27と略平行に延びている。
また、コイル21’、22’の空芯部に挿通した第1の延出ヨーク24a’および第2の延出ヨーク24b’の光軸Oと直交する面に沿った断面形状もコイル21’、22’と略相似形の五角形である。言い換えると、第1および第2の延出ヨーク24a’、24b’は、対応するコイル21’、22’の対向辺部21c、22cを間に挟んで磁石27に対向する磁石27と平行な面を有する。
以下、上述した第2の実施形態の効果について図10を参照して説明する。
第2の実施形態においても、上述した第1の実施形態と同様に、コイルを2つに分割して磁石を3つに分割したため、駆動部20aによる駆動力を維持した上で固定枠2の径を小さくすることができ、および/或いは交換レンズの径を変えずに可動レンズ4の径を大きくすることができる。
その上、第2の実施形態によると、各コイル21’、22’が磁石27と平行に対向する対向辺部21c、22cを有するため、磁石27の磁束が各コイル21’、22’を効果的に通過し、その結果、駆動部20aの駆動効率をより高めることができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の発明が含まれており、開示される複数の構成要件から選択された組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、課題が解決でき、効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
例えば、上述した実施形態では、3つの磁石26~28を可動レンズ4の周りに同心円状に配置した場合について説明したが、これに限らず、2つのコイル21、22の間に磁石27を設けて短辺部21b、22bを通る磁束を増やすようにしてもよい。或いは、1つのコイル21を設けて、その短辺部21bに対向する別の磁石を追加してもよい。このように、追加する磁石の配置位置は任意に変更可能であり、用途に応じて選択されるものであり、いずれにしてもコイル21(22)の短辺部21b(22b)を磁束が通る位置に配置すればよい。
また、上述した第2の実施形態では、コイル21’、22’の断面形状を5角形とした場合について説明したが、これに限らず、磁石26、28と平行に対向する長辺部21a、22aに加えて磁石27と平行に対向する対向辺部21c、22cを有していればよい。
2…固定枠、 4、6…可動レンズ、 10…支持機構、 11、12…レンズ保持枠、 13、14、15、16…ガイド軸、 20、30…アクチュエータ、 20a、20b、30a、30b…駆動部、 21、22、21’、22’…コイル、 21a、22a…長辺部、 21b、22b…短辺部、 21c、22c…対向辺部、 40…組立体、 23…固定部、 23a…第1平行部、 23b…第2平行部、 23c…第3平行部、 24…ヨーク、 24a、24a’…第1の延出ヨーク、 24b、24b’…第2の延出ヨーク、 24c、24d…連結部、 24e…突出部、 26、27、28…磁石、 62…ホール素子、 100…交換レンズ、 O…光軸。

Claims (13)

  1. 円筒部材に対し、レンズ保持枠を当該レンズ保持枠に保持されているレンズの光軸方向に移動させるレンズ鏡筒であって、
    上記レンズの光軸方向に延出する第1の延出部と、上記第1の延出部よりも上記円筒部材側で上記レンズの光軸方向に延出する第2の延出部と、上記第1の延出部と上記第2の延出部を上記光軸方向の一端で連結する連結部と、を有して、上記円筒部材に固定されたヨークと、
    上記第2の延出部の上記第1の延出部側の面に固定された複数の磁石と、
    上記レンズ保持枠に固定されていて、長辺部と短辺部が配置された面が上記レンズの光軸と垂直となるように上記第1の延出部に巻回され、上記複数の磁石からの磁束により上記第1の延出部に沿って上記光軸方向に移動可能な複数のコイルと
    具備し、
    上記複数の磁石は、上記複数のコイルのそれぞれの上記長辺部に対向する位置に配置される少なくとも2つの第1の磁石と、上記2つの第1の磁石の間であって上記複数のコイルの一方の前記短部のそれぞれに磁束を供給可能な位置に配置された少なくとも1つの第2の磁石と、を有していることを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 上記第2の磁石は、上記ヨークの上記連結部に隣接する位置に一端を配置していることを特徴とする請求項1記載のレンズ鏡筒。
  3. 上記第2の延出部には、上記光軸に向かって上記連結部と平行に突出する突出部が設けられていて、上記第2の磁石は上記突出部に対向して配置されていることを特徴とする請求項1記載のレンズ鏡筒。
  4. 円筒部材に対し、レンズ保持枠をレンズの光軸方向に移動させるレンズ鏡筒であって、
    第1の磁石と第2の磁石とが配置されたヨークと、
    上記レンズ保持枠に固定されていて、上記ヨークの上記第1の磁石に対応する位置で上記光軸方向に延びる第1の部分に巻回された第1のコイルと、
    上記レンズ保持枠に固定されていて、上記ヨークの上記第2の磁石に対応する位置で上記光軸方向に延びる第2の部分に巻回された第2のコイルと、
    上記ヨークに配置されていて、上記レンズの光軸方向から見た際に、上記第1の磁石と上記第2の磁石との間に位置するように配置された第3の磁石と、を具備し、
    上記第3の磁石は、上記第1及び第2のコイルに磁束を供給することを特徴とするレンズ鏡筒。
  5. 上記第1のコイル及び上記第2のコイルは、各々、長辺部と短辺部が配置された面が上記レンズの光軸と垂直となるように上記第1の部分及び上記第2の部分の各々に巻回され、
    上記各コイルの長辺部は、対応する上記第1の磁石または上記第2の磁石に対向する位置に配置され、
    上記各コイルの短辺部は、上記第3の磁石から磁束を供給される位置に配置されていることを特徴とする請求項4記載のレンズ鏡筒。
  6. 上記ヨークは、
    上記第1の磁石が配置されていて上記第1の部分に対向して配置された上記光軸と平行な第1平行部と、
    上記第3の磁石が配置された上記光軸と平行な第2平行部と、
    上記第2の磁石が配置されていて上記第2の部分に対向して配置された上記光軸と平行な第3平行部と、
    が一体的に連結された磁石保持部を有することを特徴とする請求項4記載のレンズ鏡筒。
  7. 上記第1平行部乃至第3平行部において、上記第1の磁石乃至第3の磁石が取付けられる部位は、上記光軸方向と平行な面を有していることを特徴とする請求項6記載のレンズ鏡筒。
  8. 上記第2平行部には、上記光軸に向かって突出する突出部が設けられていて、上記第3の磁石は上記突出部に対向して配置されていることを特徴とする請求項6記載のレンズ鏡筒。
  9. 上記第1乃至第3の磁石は、上記レンズと同心円状に配置されていることを特徴とする請求項4記載のレンズ鏡筒。
  10. 上記第1乃至第3の磁石が配置された上記ヨーク、および上記レンズ保持枠に固定された上記第1および第2のコイルを含む駆動部が、上記レンズを間に挟んだ反対側にもう1組設けられていることを特徴とする請求項4記載のレンズ鏡筒。
  11. 上記第1及び第2のコイルは、各々、上記第3の磁石と平行に対向する対向辺部を有することを特徴とする請求項4記載のレンズ鏡筒。
  12. 上記第1のコイル及び上記第2のコイルは多角形状をしていることを特徴とする請求項4記載のレンズ鏡筒。
  13. 上記第1のコイル及び上記第2のコイルは5角形状をしていることを特徴とする請求項4記載のレンズ鏡筒。
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