JPH08234092A - 電磁駆動装置及び電磁駆動装置を用いたズーム制御装置並びにフォーカス制御装置 - Google Patents
電磁駆動装置及び電磁駆動装置を用いたズーム制御装置並びにフォーカス制御装置Info
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- JPH08234092A JPH08234092A JP7037387A JP3738795A JPH08234092A JP H08234092 A JPH08234092 A JP H08234092A JP 7037387 A JP7037387 A JP 7037387A JP 3738795 A JP3738795 A JP 3738795A JP H08234092 A JPH08234092 A JP H08234092A
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Abstract
小型化を図る。 【構成】 鏡筒2内に連結部19を介して外側ヨーク筒
部20と内側ヨーク筒部21とが形成されたヨーク17
と、支持軸16A、16Bと、両ヨーク筒部の一方側の
周面に巻回されたコイル18とによって固定部8を構成
する。内側ヨーク筒部21が貫通される突き抜け空間部
30と支持軸16A、16Bによって支持される軸受け
部31、32とが設けられて外側ヨーク筒部20と内側
ヨーク筒部21との間に介挿される被駆動体保持部材2
5と、被駆動体保持部材25に保持された被駆動体24
とにより可動部9を構成する。可動部9に、固定部8が
構成するヨーク17に沿って支持軸16A、16Bに移
動可能に支持するようにして組み合わされるとともに、
被駆動体保持部材25が磁性体材料によって形成され
る。
Description
駆動部を有する可動部材を、ヨークに沿って移動動作さ
せる電磁駆動装置及びこの電磁駆動装置を用いたズーム
制御装置並びにフォーカス制御装置に関し、特にビデオ
カメラ等に搭載されたレンズ鏡筒内のズーミング用の可
動レンズやフォーカシング用の可動レンズを駆動する可
動レンズ駆動機構に用いて好適な電磁駆動装置及びこの
電磁駆動装置を用いたズーム制御装置並びにフォーカス
制御装置に関する。
カス機能を備えたビデオカメラ等のレンズ鏡筒には、ズ
ーミング用の可動レンズ(ズームレンズ)やフォーカシ
ング用の可動レンズ(フォーカスレンズ)をその光軸方
向に移動させてズーム制御やフォーカス制御を行うため
の可動レンズ駆動装置が設けられている。この可動レン
ズ駆動装置としては、例えばコイル及び磁性体材料を有
する電磁駆動型のリニアアクチュエータが比較的多く用
いられている。この電磁駆動型リニアアクチュエータが
備えられたレンズ鏡筒101は、例えば、図5乃至図7
に示すように、レンズキャップ102が取り付けられる
主鏡筒103と後部鏡筒104との内部にレンズ鏡筒1
01の前方側から光軸に沿って順に、可動部108と支
持軸109とからなるズームユニット105、中間枠1
06、固定部110と可動部111とからなるインナー
フォーカスユニット107を配して構成されている。
08は、ビデオカメラのレンズ系のWide端及びTe
le端を決定するもので、その移動範囲は大きい。した
がってこのズームユニット105の可動部108の駆動
機構としては、ステッピングモータを駆動源とし、この
ステッピングモータの回転運動を直線運動に変換する回
転ー直動変換機構が用いられる。また、インナーフォー
カスユニット107を構成する可動部111は、被写体
像を、この後部鏡筒104の後方側に配置される、例え
ばCCD固体撮像素子の撮像面に結像させるために光軸
に沿って移動動作される。したがって、このインナーフ
ォーカスユニット107の可動部111の駆動機構とし
ては、狭い範囲を移動させるのに好適な、ボイス・コイ
ル・モータ等の電磁駆動装置が用いられる。
7の可動レンズ駆動装置を構成する従来の電磁駆動装置
は、図7に示すように、図示しないCCD固体撮像素子
が配設された側面部と対向する他方側面部が開放された
後部鏡筒104内に収容、固定される各構成部材からな
る固定部110と、この固定部110を構成する2本の
支持軸112A、112Bに支持されて光軸方向に移動
可能な可動部111とから構成されている。
面部と対向するCCD固体撮像素子配設側面部の内面の
対角位置にそれぞれ一端を片持ち支持された支持軸11
2A、112Bと、金属製のヨーク113及びこのヨー
ク113に固着されるマグネット114とから構成され
ている。
Bが設けられた後部鏡筒104の側面部と対向する矩形
状の連結部115と、この連結部115の一側面に支持
軸112A、112Bと平行して互いに同心に形成され
た角筒状の内側ヨーク筒部116及び外側ヨーク筒部1
17とから構成されている。
中央部に形成した光学穴118の内周縁から立ち上がり
形成されている。また、外側ヨーク筒部117は、その
外径寸法が後部鏡筒104の開口寸法よりも小とされて
連結部115の外周縁から立ち上がり形成され、各コー
ナ部分が基端部から先端部に亘ってそれぞれ切欠き部が
形成されることによって、外見上、支持軸112A、1
12Bと平行な4個のヨーク片により構成されている。
ク筒部116と対向する各内面に、マグネット114が
例えば接着剤等によってそれぞれ固着されている。これ
らマグネット114は、それぞれ外側ヨーク筒部117
から内側ヨーク筒部116に向かう方向で磁極が異なる
ように着磁されており、外側ヨーク筒部117と内側ヨ
ーク筒部116との間で閉磁路を構成している。
面部から内部に収納され、連結部115が支持軸112
A、112Bを設けた側面部の内面に接合されて固定さ
れる。ヨーク113の切欠き部には、後部鏡筒104の
内部に収納、固定された状態において、支持軸112
A、112Bが対応位置される。
ンズ119が取り付けられる金属製のレンズホルダ12
0と、このレンズホルダ120の一方側面部に固着され
たボビン121とから構成されている。
成され、レンズホルダ本体122と、レンズ保持筒部1
23と、軸受部126A、126Bとが一体に形成され
て構成されている。レンズホルダ本体122は、中央部
分にフォーカスレンズ119の径とほぼ同じ径を有する
光学穴124が穿設されている。レンズ保持筒123
は、レンズホルダ本体122の方側面部に位置し、光学
穴124の周縁から一体に円筒状に突出形成されてい
る。軸受け部126A、126Bは、レンズ保持筒12
3の周側面に突出形成されるとともに先端部の近傍に位
置して支持軸112A、112Bがそれぞれ貫通される
軸孔125A、125Bが穿設されている。
120のレンズ保持筒部123内に接着剤や熱カシメ等
で嵌合固定される。
筒状に形成され、中央部分には断面矩形状の中空部(図
示せず)を有する。このボビン121には、外周部にコ
イル巻回部127が凹設されており、このコイル巻回部
127を利用してコイル128が巻回されている。ま
た、ボビン121は、その中空部の内径寸法が固定部1
10を構成する内側ヨーク筒部116の外径寸法よりも
やや大とされている。さらに、ボビン121は、コイル
128を巻回した状態において、その外径寸法が外側ヨ
ーク筒部117の内径寸法よりもやや小とされている。
に沿って延長されたMRマグネット取付け部129が設
けられている。このMRマグネット取付け部129は、
ボビン121に立設された位置決め板部130と位置検
出用のMRマグネット131とによって構成され、MR
マグネット131が接着剤等によって固着される。この
MRマグネット131は、光軸方向にN極とS極とが交
互に着磁された交互着磁型の磁性体材料によって構成さ
れている。そして、このMRマグネット131は、可動
部111を固定部110に組み合わせた状態において、
可動部111がヨーク113の連結部115に最も近接
した位置において後部鏡筒104の内面に配設した図示
しない磁気抵抗効果素子(MRセンサ)と対向位置す
る。
部鏡筒104に固定された中間枠106に他端が取り付
けられたフレキシブルケーブル132の一端が取り付け
られている。コイル128には、駆動電流がこのフレキ
シブルケーブル132上の接続配線を通して供給され
る。
Bを軸受け部126A、126Bの軸孔125A、12
5Bに貫通してレンズホルダ120を固定部110に組
み合わせた状態において、固定部110を構成する内側
ヨーク筒部116と外側ヨーク筒部117の内面に固着
された4個のマグネット114の表面との間で構成され
る空間内に介挿位置される。このボビン121のコイル
巻回部127は、マグネット114の磁束が形成する閉
磁路、すなわち、マグネット114−内側ヨーク筒部1
16−連結部115−外側ヨーク筒部117−マグネッ
ト114の経路で通る閉磁路中に位置される。
位置検出用のMRマグネット131とMRセンサとが対
向位置することによって、MRマグネット131がMR
センサに及ぼす磁束密度が変化してMRセンサの示す抵
抗値が変化するので、この変化量をカウントすることに
よって検出される。
置は、コイル128に駆動電流が供給されると、このコ
イル128から供給された駆動電流の方向に対応した方
向の磁束が発生し、コイル128、換言すれば可動部1
11には支持軸112A、112Bに沿った駆動力が生
じ、この駆動力によって可動部111が移動動作される
ことによって、レンズホルダ120に取り付けられたフ
ォーカスレンズ119が光軸方向に調動動作されてフォ
ーカス制御が行われ、後部鏡筒104に配設されたCC
D固体撮像素子上にレンズ系を通過した映像が撮像され
る。
ーカスユニットの可動レンズ駆動装置を構成する従来の
電磁駆動装置においては、可動部111にフレキシブル
ケーブル132が取り付けられているため、可動部11
1がフレキシブルケーブル132の反発力により振れが
生じ指定した移動位置に留まることができないといった
問題点があった。さらに、この従来の電磁駆動装置にお
いては、衝撃によってフレキシブルケーブル132の断
線が生じるといった可能性があった。
部にコイルを取り付け、可動部にマグネットを取り付け
た装置が考えられる。この可動レンズ駆動装置を構成す
る電磁駆動装置は、固定部からコイルに駆動電流を供給
すればよいので、可動部に取り付けていたフレキシブル
ケーブルが不要となり、フレキシブルケーブルの反発力
による可動部の振れやフレキシブルケーブルの断線を防
止することができる。
動装置は、可動部にレンズとマグネットとの間に一定の
厚みを有するマグネット保持枠が必要になり、可動部の
外形形状が大きくなってまうとともに可動部の重量が大
きくなってしてしまう。また、この電磁駆動装置は、こ
の外形形状が大きく重量が大きい可動部を駆動させるた
めに、より大きな駆動力を生じさせなければならない。
したがって、この電磁駆動装置では、この可動部に大き
な駆動力を生じさせるために可動部に取り付けるマグネ
ットをさらに大形のものとしなければならず、部品の数
も多くなり、可動部の重量がさらに大きくなってしまう
といった問題点が生じる。
レンズ駆動装置を構成する従来の電磁駆動装置において
は、可動部111に、図7に示すように、位置検出手段
を構成するMRマグネット取付け部129が突出して設
けられているため、装置がさらに大型化、複雑化する。
さらに、この従来の電磁駆動装置は、光軸方向における
可動部111の正確な位置検出を行うために、MRマグ
ネット取付け部129をレンズホルダ120に正確に位
置決めして取り付けられなければならない。このため、
従来の電磁駆動装置では、別部材として構成されるMR
マグネット取付け部129の取り付けは面倒であった。
寸法を大とすることなくこの可動部を駆動するに必要な
磁気力が得られるようにし、以って装置の軽量化、小型
化を達成した電磁駆動装置を提供することを目的に提案
されたものである。
大とすることなくズームレンズを駆動するに必要な磁気
力が得られるようにし、以って装置の軽量化、小型化を
達成した電磁駆動装置を用いたズーム制御装置を提供す
ることを目的に提案されたものである。
を大とすることなくフォーカスレンズを駆動するに必要
な磁気力が得られるようにし、以って装置の軽量化、小
型化を達成した電磁駆動装置を用いたフォーカス制御装
置を提供することを目的に提案されたものである。
発明に係る電磁駆動装置は、鏡筒内に連結部を介して互
いに同心の外側ヨーク筒部と内側ヨーク筒部とが一体に
形成されたヨークと、鏡筒に両端を支持された支持軸
と、ヨークの外側ヨーク筒部又は内側ヨーク筒部のいず
れか一方側のヨーク筒部の他方側のヨーク筒部との対向
面に固着されたコイルとによって構成した固定部と、ヨ
ークの内側ヨーク筒部を貫通される突き抜け空間部と支
持軸によって支持される軸受け部とが設けられてヨーク
の外側ヨーク筒部と内側ヨーク筒部との間に介挿位置さ
れる被駆動体保持部材と、被駆動体保持部材に保持され
た被駆動体とによって構成した可動部とを備える。この
可動部は、固定部を構成するヨークに沿って支持軸に移
動可能に支持するようにして組み合わされるとともに、
被駆動体保持部材が磁性体材料によって形成される。
性粉末とバインダ樹脂とからなる磁性体材料によって一
体成形される。
する移動位置を検出する位置検出手段を構成する位置検
出センサを備える。
る電磁駆動装置を用いたズーム制御装置は、鏡筒内に連
結部を介して互いに同心の外側ヨーク筒部と内側ヨーク
筒部とが一体に形成されたヨークと、鏡筒に両端を支持
された支持軸と、ヨークの外側ヨーク筒部又は内側ヨー
ク筒部のいずれか一方側のヨーク筒部の他方側のヨーク
筒部との対向面に固着されたコイルとによって構成した
固定部と、ヨークの外側ヨーク筒部と内側ヨーク筒部と
の間に介挿位置されて磁性体材料によって形成されると
ともにヨークの内側ヨーク筒部を貫通される突き抜け空
間部と支持軸によって支持される軸受け部とが設けられ
たレンズホルダと、レンズホルダに保持されたズームレ
ンズとから構成される可動部とを備える。この可動部を
固定部を構成するヨークに沿って支持軸に移動可能に支
持するようにして組み合わせて電磁駆動装置を構成す
る。この電磁駆動装置のコイルに駆動電流を供給してこ
の磁性体材料と固定部のヨーク及びコイルとの間に生じ
る磁気的推力により可動部をヨークに沿って支持軸上を
移動動作させてレンズホルダに保持したズームレンズを
光軸方向に調動することによって、ズーム制御を行うよ
うに構成する。
末とバインダ樹脂とからなる磁性体材料によって一体成
形される。
する移動位置を検出する位置検出手段を構成する位置検
出センサを備える。
係る電磁駆動装置を用いたフォーカス制御装置は、鏡筒
内に連結部を介して互いに同心の外側ヨーク筒部と内側
ヨーク筒部とが一体に形成されたヨークと、鏡筒に両端
を支持された支持軸と、ヨークの外側ヨーク筒部又は内
側ヨーク筒部のいずれか一方側のヨーク筒部の他方側の
ヨーク筒部との対向面に固着されたコイルとによって構
成した固定部と、ヨークの外側ヨーク筒部と内側ヨーク
筒部との間に介挿位置されて磁性体材料によって形成さ
れるとともにヨークの内側ヨーク筒部を貫通される突き
抜け空間部と支持軸によって支持される軸受け部とが設
けられたレンズホルダと、レンズホルダに保持されたフ
ォーカスレンズとから構成される可動部とを備える。こ
の可動部を固定部を構成するヨークに沿って支持軸に移
動可能に支持するようにして組み合わせて電磁駆動装置
を構成する。この電磁駆動装置のコイルに駆動電流を供
給してこの磁性体材料と固定部のヨーク及びコイルとの
間に生じる磁気的推力により可動部をヨークに沿って支
持軸上を移動動作させてレンズホルダに保持したフォー
カスレンズを光軸方向に調動することによって、フォー
カス制御を行うように構成する。
末とバインダ樹脂とからなる磁性体材料によって一体形
成される。
する移動位置を検出する位置検出手段を構成する位置検
出センサを備える。
装置においては、可動部が、固定部を構成するヨークの
開放された側面部側から、被駆動体保持部材に形成され
た軸孔に支持軸を貫通してヨークの内部に組み込まれ
る。可動部を構成する被駆動体保持部材は、ヨークを構
成する内側ヨーク筒部と外側ヨーク筒部との間に構成さ
れた空間部に介挿位置される。
部材に内側ヨーク筒部の先端部に対応した突き抜け空間
部が形成されたことによって、可動部がヨークの内部深
くまで収納可能とされる。可動部は、ヨークの先端部側
へと移動された状態においても、このヨークの先端部か
ら突出されない。したがって、この電磁駆動装置におい
ては、可動部が、ヨークの軸方向の略長さ分の範囲での
移動が可能となり、被駆動体保持部材に内側ヨーク筒部
の先端部との衝合を回避する軸方向の回避距離を設ける
ことが不要となる。
により形成された被駆動体保持部材が、内側ヨーク筒部
と外側ヨーク筒部との間に介挿位置された状態で閉磁路
を構成する。可動部は、固定部を構成するコイルに駆動
電流が供給されると、このコイルから供給された駆動電
流の方向に応じた方向への磁束が発生して閉磁路との磁
気的作用によって生じる軸方向の磁気的推力により支持
軸に沿って移動動作される。
は、可動部の被駆動体保持部材自体が磁性体材料で形成
されることによって、従来磁性体材料又はコイルを保持
するのに取り付けられていた保持枠の分の厚みが減少さ
れるため、可動部全体の厚み寸法を大きくする必要が無
く、可動部を低電力で調動動作させる。
動体保持部材を形成する磁性体材料が、可動部が固定部
に支持されて軸方向に移動動作するに伴い、固定部に配
設された位置検出センサと対向位置することによって、
この位置検出センサに及ぼす磁束密度を変化させる。こ
の固定部に配設された位置検出センサは、この磁束密度
の変化によって抵抗値が変化し、この変化量をカウント
して可動部の軸方向の位置が検出される。
置においては、可動部が、固定部を構成するヨークの開
放された側面部側から、ズームレンズを保持したレンズ
ホルダに形成された軸孔に支持軸を貫通して、ヨークの
内部に組み込まれる。可動部を構成するレンズホルダ
は、ヨークを構成する内側ヨーク筒部と外側ヨーク筒部
との間に構成された空間部に介挿位置される。
ダに内側ヨーク筒部の先端部に対応した突き抜け空間部
が形成されたことによって、可動部がヨークの内部深く
まで収納可能とされる。可動部は、ヨークの先端部側へ
と移動された状態においても、このヨークの先端部から
突出されない。したがって、このズーム制御装置におい
ては、可動部が、ヨークの軸方向の略長さ分の範囲での
移動が可能となり、被駆動体保持部材に内側ヨーク筒部
の先端部との衝合を回避する軸方向の回避距離を設ける
ことが不要となる。
料により形成されたレンズホルダが、内側ヨーク筒部と
外側ヨーク筒部との間に介挿位置された状態で閉磁路を
構成する。可動部は、固定部を構成するコイルに駆動電
流が供給されると、このコイルから供給された駆動電流
の方向に応じた方向への磁束が発生して閉磁路との磁気
的作用によって生じる軸方向の磁気的推力により支持軸
に沿って移動動作される。これによって、ズーム制御装
置では、レンズホルダに保持されたズームレンズが光軸
方向に調動されてズーム調整が行われる。
は、可動部のレンズホルダ自体が磁性体材料で形成され
ることによって、従来磁性体材料又はコイルを保持する
のに取り付けられていた保持枠の分の厚みが減少される
ため、可動部全体の厚み寸法を大きくする必要が無い。
また、このズーム制御装置は、可動部のレンズホルダ自
体が磁性体材料で形成されることによって、この可動部
を移動動作させるのに必要な磁気的推力を得るための磁
気力を可動部自体が充分に有することにより、ズームレ
ンズを光軸方向に大きく調動動作させる。
ダを形成する磁性体材料が、可動部が固定部に支持され
て軸方向に移動動作するに伴い、固定部に配設された位
置検出センサと対向位置することによって、この位置検
出センサに及ぼす磁束密度を変化させる。この固定部に
配設された位置検出センサは、この磁束密度の変化によ
って抵抗値が変化し、この変化量をカウントして可動部
の軸方向の位置が検出される。
検知された可動部の位置に基づいて、コイルに必要な電
源が投入されて可動部の移動動作が制御され、レンズホ
ルダに取り付けられたズームレンズのズーム制御が行わ
れる。
制御装置においては、可動部が、固定部を構成するヨー
クの開放された側面部側から、フォーカスレンズを保持
したレンズホルダに形成された軸孔に支持軸を貫通し
て、ヨークの内部に組み込まれる。可動部を構成するレ
ンズホルダは、ヨークを構成する内側ヨーク筒部と外側
ヨーク筒部との間に構成された空間部に介挿位置され
る。
ホルダに内側ヨーク筒部の先端部に対応した突き抜け空
間部が形成されたことによって、可動部がヨークの内部
深くまで収納可能とされる。可動部は、ヨークの先端部
側へと移動された状態においても、このヨークの先端部
から突出されない。したがって、このフォーカス制御装
置においては、可動部が、ヨークの軸方向の略長さ分の
範囲での移動が可能となり、レンズホルダに内側ヨーク
筒部の先端部との衝合を回避する軸方向の回避距離を設
けることが不要となる。
体材料により形成されたレンズホルダが、内側ヨーク筒
部と外側ヨーク筒部との間に介挿位置された状態で閉磁
路を構成する。可動部は、固定部を構成するコイルに駆
動電流が供給されると、このコイルから供給された駆動
電流の方向に応じた方向への磁束が発生して閉磁路との
磁気的作用によって生じる軸方向の磁気的推力により支
持軸に沿って移動動作される。これによって、フォーカ
ス制御装置では、レンズホルダに保持されたフォーカス
レンズが光軸方向に調動されてフォーカス調整が行われ
る。
いては、可動部のレンズホルダ自体が磁性体材料で形成
されることによって、従来磁性体材料又はコイルを保持
するのに取り付けられていた保持枠の分の厚みが減少さ
れるため、可動部全体の厚み寸法を大きくする必要が無
い。また、このフォーカス制御装置は、可動部のレンズ
ホルダ自体が磁性体材料で形成されることによって、こ
の可動部を移動動作させるのに必要な磁気的推力を得る
ための磁気力を可動部自体が充分に有することにより、
フォーカスレンズを光軸方向に大きく調動動作させる。
ホルダを形成する磁性体材料が、可動部が固定部に支持
されて軸方向に移動動作するに伴い、固定部に配設され
た位置検出センサと対向位置することによって、この位
置検出センサに及ぼす磁束密度を変化させる。この固定
部に配設された位置検出センサは、この磁束密度の変化
によって抵抗値が変化し、この変化量をカウントして可
動部の軸方向の位置が検出される。
は、検知された可動部の位置に基づいて、コイルに必要
な電源が投入されて可動部の移動動作が制御され、レン
ズホルダに取り付けられたフォーカスレンズのフォーカ
ス制御が行われる。
ビデオカメラのレンズ鏡筒内に搭載されているズームユ
ニットやインナーフォーカスユニットに適用した実施例
を図1乃至図4を参照して詳細に説明する。
備えられたレンズ鏡筒1は、例えば、図1及び図2に示
すように、主鏡筒2と後部鏡筒3との内部にレンズ鏡筒
1のの前方側から光軸に沿って順に、ズーム用固定部8
とズーム用可動部9とからなるズーム制御装置4、絞り
装置5、中間枠6、フォーカス用固定部10とフォーカ
ス用可動部11とからなるフォーカス制御装置7とを配
して構成されている。
もにこの開放側面部と対向する他方側面部に第1レンズ
群12が保持される第1レンズ群保持筒部13が設けら
れてている。この第1レンズ群保持筒部13は、円筒状
に形成され、第1レンズ群取付け孔14に第1レンズ群
12が嵌合固定される。また、主鏡筒2は、第1レンズ
群12側の側面部の内面の相対向するコーナ部に、支持
軸孔15A、15Bが設けられている。さらに、主鏡筒
2は、図示しないが、内周面に、ズーム用MRセンサが
配設されている。
固定される各構成部材から構成されるズーム用固定部8
と、このズーム用固定部8を構成する2本の支持軸16
A、16Bに支持されて光軸方向に移動可能とされたズ
ーム用可動部9とから構成されている。
Bと、金属製のズームヨーク17と、このズームヨーク
17に巻回されるズームコイル18とから構成されてい
る。
レンズ群12側の側面部の内面の相対向するコーナ部
に、光軸と平行してそれぞれ片持ち状態にネジ止め固定
されている。これら支持軸16A、16Bは、ズーム用
可動部9の移動量を確保するに充分な長さ寸法を有して
いる。
Bが固定された主鏡筒2の第1レンズ群12側の側面部
の内面と対向する円盤状のズームヨーク連結部19と、
このズームヨーク連結部19の一方側面側に支持軸16
A、16Bと平行して互いに同心に形成された略円筒状
の外側ズームヨーク筒部20及び内側ズームヨーク筒部
21とから構成されている。
が主鏡筒2の内径寸法よりもやや小とされ、中央領域に
矩形状の光学穴22と支持軸16A、16Bにそれぞれ
対応する位置に軸孔23A、23Bとが設けられてい
る。外側ズームヨーク筒部20は、ズームヨーク連結部
19の外周縁から光軸方向に立ち上がり形成されること
によって、その外径寸法が主鏡筒2の内径寸法よりも小
とされている。また、内側ズームヨーク筒部21は、ズ
ームヨーク連結部19の光学穴22の内周縁から光軸方
向に立ち上がり形成され、互いに対向するスリットが光
軸方向に設けられている。
は、ズームヨーク連結部19を向けて主鏡筒2の開放さ
れた側面部側からその内部へと収納されてズームヨーク
連結部19が第1レンズ群12側の側面部の内面に接合
されることによって、主鏡筒2に固定される。このよう
にしてズームヨーク17のズームヨーク連結部19に設
けた光学穴22は、ズームヨーク17を主鏡筒2に接合
固定した状態において、主鏡筒2に設けた第1レンズ群
12と対向位置される。また、ズームヨーク17には、
支持軸16A、16Bが軸孔23A、23Bにそれぞれ
貫通され、内側ズームヨーク筒部21の外側に対応位置
して延在される。
て外側ズームヨーク筒部20の内側ズームヨーク筒部2
1と相対向する内周面に例えば接着剤等によって固着さ
れている。ズームコイル18は、図示しないリード線を
介して駆動電流の供給源と連結されている。
と、この第2レンズ群24を保持する第2レンズ群ホル
ダ25とから構成されている。第2レンズ群24は、ズ
ームレンズとして機能し、画角調整する。
カーやピックアップ等の音響製品、電流計や電力計とい
った各種測定器、発電器やモーターに用いられている高
質磁性材料の磁性体材料により形成されている。磁性体
材料としては、例えばアルニコ磁石、RCo5 磁石やR
(Co−Cu)5 磁石等の希土類コバルト磁石、Coフ
ェライトやBAフェライト等のフェライト磁石等の磁石
が挙げられる。ここで、Rは、希土類元素と呼ばれる元
素である。
末をバインダ樹脂に分散して溶媒を加えて射出成形し、
磁場配向処理を施して乾燥することにより形成される例
えばゴム磁石やプラスチック磁石により形成されても良
い。
等の酸化物磁性粉末、Fe,Co,Ni等の強磁性金
属材料やFe,Co,Niを主成分とする各種強磁性合
金材料からなるの金属磁性粉末が挙げられる。バインダ
樹脂としては、例えば塩化ビニルやアクリロニトリル等
の重合体やポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、エポ
キシ樹脂等が挙げられる。
用固定部8を構成する支持軸16A、16Bに支持され
る軸受連結部26と、ズーム用固定部8を構成するズー
ムヨーク17に介挿されるズームヨーク挿入部27と、
このズームヨーク挿入部27と同心に形成されて第2レ
ンズ群24が中央に取り付けられる第2レンズ群保持筒
部28とから構成されている。
部27と第2レンズ群保持筒部28とは、それぞれ別部
材によって形成した後、接着剤や超音波溶着法等によっ
てこれらを一体に組み合わせて構成するようにしても良
い。さらに、軸受連結部26とズームヨーク挿入部27
と第2レンズ群保持筒部28とは、一体に形成しても良
い。
のこの外径寸法がズームヨーク17の外側ズームヨーク
筒部20に固定されたズームコイル18の内径寸法より
もやや小とされ、中央領域に光学穴29が設けられてい
る。また、軸受連結部26には、ズーム用可動部9をズ
ーム用固定部8に組み合わせた状態において、ズームヨ
ーク17の内側ズームヨーク筒部21の先端部に対応し
た位置に突き抜け空間部30が設けられている。この突
き抜け空間部30は、内側ズームヨーク筒部21の先端
部の厚さ寸法よりもやや大きな開口寸法を有し、支持軸
16A、16Bに支持されて光軸方向に移動動作される
ズームヨーク17の内側ズームヨーク筒部21を貫通可
能とする。
軸16A、16Bの軸間距離と等しくする間隔寸法を有
する第1の軸受け部31と第2の軸受け部32とが設け
られている。第1の軸受け部31には、支持軸16Aに
対応する位置に支持軸16Aを光軸方向に貫通可能とす
る穴径を有する軸孔33が設けられている。また、第2
の軸受け部32には、支持軸16Bに対応する位置に支
持軸16Bを光軸方向に貫通可能とする穴径を有する軸
孔34が設けられている。
6の外周縁から光軸方向に立ち上がり形成されることに
よって、その内径寸法がズーム用固定部8を構成するズ
ームヨーク17の内側ズームヨーク筒部21の外径寸法
よりもやや大とされている。
26の光学穴29の内周縁から光軸方向に立ち上がり形
成されることによって、その外径寸法がズーム用固定部
8を構成するズームヨーク17の内側ヨーク筒部20の
内径寸法よりもやや小とされている。第2レンズ群保持
筒部28は、第2レンズ群取付け孔35に第2レンズ群
24が嵌合固定される。
は、軸受連結部26の軸孔31A、31Bに支持軸16
A、16Bが貫通されるようにして、主鏡筒2の内周面
に固定されたズーム用固定部8を構成するズームヨーク
17に組み合わされる。ズーム用可動部9を構成するズ
ームヨーク挿入部27は、このようにしてズーム用固定
部8に組み合わされた状態において、ズーム用固定部8
を構成するズームヨーク17の外側ズームヨーク筒部2
0と内側ズームヨーク筒部21との間に構成された空間
部内に介挿位置される。
れた第2レンズ群ホルダ25は、図3に示すように、外
側ズームヨーク筒部20の内周面に巻回されたズームコ
イル18の表面と内側ズームヨーク筒部21との間に介
挿位置された状態で閉磁路を構成する。すなわち、第2
レンズ群ホルダ25は、磁束がズームヨーク挿入部27
−内側ズームヨーク筒部21−ズームヨーク連結部19
−外側ズームヨーク筒部20−ズームヨーク挿入部27
の経路で通る閉磁路を構成する。ズームヨーク17の外
側ズームヨーク筒部20に巻回されたズームコイル18
は、この閉磁路を遮断し、図示しない電源から駆動電流
が供給されると、その駆動電流の方向に応じた方向への
磁束を発生させて閉磁路に作用する。
に矢印Mで示すように、ズームコイル18と閉磁路との
間に生じる供給された駆動電流の方向に応じた磁気的推
力によって、支持軸16A、16Bに支持されて光軸方
向に移動動作する。これによって、ズーム用可動部9を
構成する第2レンズ群24は、主鏡筒2に設けられた第
1レンズ群12との相対する間隔が調動され、ズーム制
御が行われる。
よって形成された第2レンズ群ホルダ25がズーム用固
定部8に支持されて軸方向に移動動作するに伴い、主鏡
筒2の内面に配設されたズーム用MRセンサと対向位置
することによって、このズーム用MRセンサに及ぼす磁
束密度を変化させる。ズーム用MRセンサは、この磁束
密度の変化によって抵抗値が変化し、この変化量をカウ
ントしてズーム用可動部9の軸方向の位置が検出され
る。
されたズーム用可動部9の位置に基づいて、ズーム用固
定部8のズームコイル18に必要な電源が投入されてズ
ーム用可動部9の移動動作が制御され、第2レンズ群ホ
ルダ25に取り付けられた第2レンズ群24のズーム制
御が行われる。
ク素子を、電解質とともにスペーサ36を介して一対の
透明基板37によって挟み込むようにして封入し、この
透明基盤37の内部にエレクトロミック素子の表裏面に
接触するようにして透明電極38を配設してなる。透明
電極38を構成する第1の透明電極39は、最内周部に
位置して同心円状に配設された複数の透明電極群によっ
て構成されている。また、第2の透明電極40は、第1
の透明電極39の外周部に位置して第1の透明電極39
の透明電極群の対極を構成する。
端子部42を介して最外周部の第3の透明電極41から
内周部側の第1の透明電極39に向かって順次電圧を印
加することによって、第3の透明電極41に対応するリ
ング部から第1の透明電極39に対応するリング状の領
域部が、順次透明状態から遮光状態へと移行して入射光
の透過口径が絞られ、透過光量が所望の状態に制御され
る。
ルを介して、図示しない電圧印加装置に接続配線するた
めに、透明基板37にエッチング処理やスパッタリング
処理を施すことによって、この透明基板37に電極端子
部42がそれぞれ形成されている。
る第1の透明電極39に接続された端子43と、第2の
透明電極40に接続された端子44、及び第3の透明電
極41に接続された端子45とから構成されている。そ
して、絞り装置5は、透明基板37に形成された電極端
子部42が電圧印加装置に接続配線されている。
3レンズ群47を保持するレンズホルダ47とから構成
されている。レンズホルダ47は、第3レンズ群46が
中央に取り付けられるレンズ保持筒部48と、このレン
ズ保持筒部48の第3レンズ群46と対向に位置する軸
受連結部49とから構成されている。
れ、レンズ保持筒部49のレンズ取付け孔50に第3レ
ンズ群46が嵌合固定される。軸受連結部49は、円盤
状に形成され、この外径寸法が主鏡筒2の外径寸法と略
等しいとされている。また、軸受連結部49には、間隔
が支持軸16A、16Bの軸間距離と等しくする間隔寸
法を有し、光軸方向に貫通する軸孔51A、51Bが設
けられている。軸孔51A、51Bは、支持軸16A、
16Bに対応位置してこれら支持軸16A、16Bの貫
通を可能とする穴径を有している。
ともにこの開放側面部と対向する他方側面部にはCCD
撮像素子52が配設された一方側面部にCCD固体撮像
素子52が配設されている。また、後部鏡筒3は、CC
D固体撮像素子52側の側面部の内面の相対向するコー
ナー部に、支持軸16A、16Bを貫通する支持軸孔5
3A、53Bが設けられている。さらに、後部鏡筒3
は、図示しないが、内周面に、フォーカス用MRセンサ
が配設されている。
収容、固定される各構成部材から構成されるフォーカス
用固定部10と、このフォーカス用固定部10を構成す
る2本の支持軸16A、16Bに支持されて光軸方向に
移動可能とされたフォーカス用可動部11とから構成さ
れている。
A、16Bと、金属製のフォーカスヨーク54と、この
フォーカスヨーク54に巻回されるフォーカスコイル5
5とから構成されている。
CD撮像素子52配設側面部側の側面部の内面の相対向
するコーナ部に、光軸と平行してそれぞれ片持ち状態に
ネジ止め固定されている。これら支持軸16A、16B
は、フォーカス用可動部11の移動量を確保するに充分
な長さ寸法を有している。
16Bが固定された後部鏡筒3のCCD撮像素子52配
設側面部の内面と対向する円盤状のフォーカスヨーク連
結部56と、このフォーカスヨーク連結部56の一方側
面側に支持軸16A、16Bと平行して互いに同心に形
成された略円筒状の外側フォーカスヨーク筒部57及び
内側フォーカスヨーク筒部58とから構成されている。
寸法が後部鏡筒3の内径寸法よりもやや小とされ、中央
領域に矩形状の光学穴59が設けられている。外側フォ
ーカスヨーク筒部57は、フォーカスヨーク連結部56
の外周縁から光軸方向に立ち上がり形成されることによ
って、その外径寸法が後部鏡筒3の内径寸法よりも小と
されている。また、内側フォーカスヨーク筒部58は、
フォーカスヨーク連結部56の光学穴59の内周縁から
光軸方向に立ち上がり形成され、互いに対向するスリッ
ト60が光軸方向に設けられている。
54は、フォーカスヨーク連結部56を向けて後部鏡筒
3の開放された側面部側からその内部へと収納されてフ
ォーカスヨーク連結部56がCCD撮像素子52配設側
面部の内面に接合されることによって、後部鏡筒3に固
定される。このようにしてフォーカスヨーク54のフォ
ーカスヨーク連結部56に設けた光学穴59は、フォー
カスヨーク54を後部鏡筒3に接合固定した状態におい
て、後部鏡筒3に配設したCCD撮像素子52の撮像面
と対向位置される。また、フォーカスヨーク54には、
支持軸16A、16Bが軸孔53A、54Bにそれぞれ
貫通され、内側フォーカスヨーク筒部58の外側に対応
位置して延在される。
されて外側フォーカスヨーク筒部57の内側フォーカス
ヨーク筒部58と相対向する内周面に巻回されて例えば
接着剤等によって固着されている。フォーカスコイル5
5は、図示しないリード線を介して駆動電流の供給源と
連結されている。
61と、この第4レンズ群61を保持する第4レンズ群
ホルダ62とから構成されている。第4レンズ群61
は、フォーカスレンズとして機能し、焦点調整する。
カーやピックアップ等の音響製品、電流計や電力計とい
った各種測定器、発電器やモーターに用いられている高
質磁性材料の磁性体材料により形成されている。磁性体
材料としては、例えばアルニコ磁石、RCo5 磁石やR
(Co−Cu)5 磁石等の希土類コバルト磁石、Coフ
ェライトやBAフェライト等のフェライト磁石等の磁石
が挙げられる。ここでRは、希土類元素と呼ばれる元素
である。
末をバインダ樹脂に分散して溶媒を加えて射出成形し、
磁場配向処理を施して乾燥することにより形成される例
えばゴム磁石やプラスチック磁石により形成されても良
い。
等の酸化物磁性粉末、Fe,Co,Ni等の強磁性金属
材料やFe,Co,Niを主成分とする各種強磁性合金
材料からなるの金属磁性粉末が挙げられる。バインダ樹
脂としては、例えば塩化ビニルやアクリロニトリル等の
重合体やポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、エポキ
シ樹脂等が挙げられる。
ンズ群61が中央に取り付けられる第4レンズ群保持筒
部63と、この第4レンズ群保持筒部63の第4レンズ
群61と対向に位置する軸受連結部64と、フォーカス
用固定部10を構成するフォーカスヨーク54に介挿さ
れるフォーカスヨーク挿入部65とから構成されてい
る。
結部64とフォーカスヨーク挿入部65とは、それぞれ
別部材によって形成した後、接着剤や超音波溶着法等に
よってこれらを一体に組み合わせて構成するようにして
も良い。さらに、第4レンズ群保持筒部63と軸受連結
部64とフォーカスヨーク挿入部65とは、一体に形成
しても良い。
成され、第4レンズ群保持筒部63のレンズ取付け孔6
6に第4レンズ群61が嵌合固定される。
の外径寸法がフォーカスヨーク54の外側フォーカスヨ
ーク筒部57に固定されたフォーカスコイル55の内径
寸法よりもやや小とされ、中央領域に光学穴67が設け
られている。また、軸受連結部64には、フォーカス用
可動部11をフォーカス用固定部10に組み合わせた状
態において、フォーカスヨーク54の内側フォーカスヨ
ーク筒部58の先端部に対応した位置に突き抜け空間部
68が設けられている。この突き抜け空間部68は、内
側フォーカスヨーク筒部58の先端部の厚さ寸法よりも
やや大きな開口寸法を有し、支持軸16A、16Bに支
持されて光軸方向に移動動作されるフォーカスヨーク5
4の内側フォーカスヨーク筒部58を貫通可能とする。
軸16A、16Bの軸間距離と等しくする間隔寸法を有
する第1の軸受け部69と第2の軸受け部70とが設け
られている。第1の軸受け部69には、支持軸16Aに
対応する位置に支持軸16Aを光軸方向に貫通可能とす
る穴径を有する軸孔71が設けられている。また、第2
の軸受け部70には、支持軸16Bに対応する位置に支
持軸16Bを光軸方向に貫通可能とする穴径を有する軸
孔71が設けられている。
の中空部73を有する円筒状に形成され、軸受連結部6
4の一方側面部に接合されている。このフォーカスヨー
ク挿入部65は、内径寸法がフォーカス用固定部10を
構成するフォーカスヨーク54の内側フォーカスヨーク
筒部58の外径寸法よりもやや大とされている。
11は、軸受連結部64の軸孔71、72に支持軸16
A、16Bが貫通されるようにして、後部鏡筒3の内周
面に固定されたフォーカス用固定部10を構成するフォ
ーカスヨーク54に組み合わされる。フォーカス用可動
部11を構成するフォーカスヨーク挿入部65は、この
ようにしてフォーカス用固定部10に組み合わされた状
態において、フォーカス用固定部10を構成するフォー
カスヨーク54の外側フォーカスヨーク筒部57と内側
フォーカスヨーク筒部58との間に構成された空間部内
に介挿位置される。
れた第4レンズ群ホルダ62は、図4に示すように、外
側フォーカスヨーク筒部57の内周面に巻回されたフォ
ーカスコイル55の表面と内側フォーカスヨーク筒部5
8との間に介挿位置された状態で閉磁路を構成する。す
なわち、第4レンズ群ホルダ62は、磁束がフォーカス
ヨーク挿入部65−内側フォーカスヨーク筒部58−フ
ォーカスヨーク連結部56−外側フォーカスヨーク筒部
57−フォーカスヨーク挿入部65の経路で通る閉磁路
を構成する。フォーカスヨーク54の外側フォーカスヨ
ーク筒部57に巻回されたフォーカスコイル55は、こ
の閉磁路を遮断し、図示しない電源から駆動電流が供給
されると、その駆動電流の方向に応じた方向への磁束を
発生させて閉磁路に作用する。
図4中に矢印Nで示すように、フォーカスコイル55と
閉磁路との間に生じる供給された駆動電流の方向に応じ
た磁気的推力によって、支持軸16A、16Bに支持さ
れて光軸方向に移動動作する。これによって、フォーカ
ス用可動部11を構成する第4レンズ群61は、後部鏡
筒3に配設されたCCD撮像との相対する間隔が調動さ
れてフォーカス制御が行われ、後部鏡筒104に配設さ
れたCCD固体撮像素子上にフォーカスレンズを通過し
た映像が撮像される。
材料によって形成された第4レンズ群ホルダ62がフォ
ーカス用固定部10に支持されて軸方向に移動動作する
に伴い、後部鏡筒3の内面に配設されたフォーカス用M
Rセンサと対向位置することによって、このフォーカス
用MRセンサに及ぼす磁束密度を変化させる。フォーカ
ス用MRセンサは、この磁束密度の変化によって抵抗値
が変化し、この変化量をカウントしてフォーカス用可動
部11の軸方向の位置が検出される。したがって、フォ
ーカス制御装置7では、検知されたフォーカス用可動部
11の位置に基づいて、フォーカス用固定部10のフォ
ーカスコイル55に必要な電源が投入されてフォーカス
用可動部11の移動動作が制御され、第4レンズ群ホル
ダ62に取り付けられた第4レンズ群61のフォーカス
制御が行われる。
を搭載したビデオカメラ等のレンズ鏡筒1においては、
ズーム用可動部9の第2レンズ群ホルダ25を磁性体材
料によって形成したことにより、磁性体材料を保持する
のに必要な保持枠の分の厚みが減少され、ズーム用可動
部9全体の厚み寸法を大とすることなくズーム用可動部
9を駆動するに必要な磁気力が得られることによって、
軽量化、小型化が図られ、消費電力を低減することがで
きる。
ム用可動部9の第2レンズ群ホルダ25を磁性体材料に
よって形成したことによって、ズーム用可動部9に従来
位置検出手段として用いていたマグネットを別個に設け
ること無くズーム用可動部9の移動位置を検出すること
ができ、装置の軽量化、小型化が図られる。
ーム用固定部8にズームコイル18を固定したことによ
り、ズーム用可動部9に取り付けていたフレキシブルケ
ーブルが不要となり、フレキシブルケーブルの反発力に
よるズーム用可動部9の振れやフレキシブルケーブルの
断線を防止し、信頼性を向上することができる。
デオカメラ等のレンズ鏡筒1においては、フォーカス用
可動部11の第4レンズ群ホルダ62を磁性体材料によ
って形成したことにより、磁性体材料を保持するのに必
要な保持枠の分の厚みが減少され、フォーカス用可動部
62全体の厚み寸法を大とすることなくフォーカス用可
動部62を駆動するに必要な磁気力が得られることによ
って、軽量化、小型化が図られ、消費電力を低減するこ
とができる。
ーカス用可動部11の第4レンズ群ホルダ62を磁性体
材料によって形成したことによって、フォーカス用可動
部11に従来位置検出手段として用いていたマグネット
を別個に設けること無くフォーカス用可動部11の移動
位置を検出することができ、軽量化、小型化が図られ
る。
ォーカス用固定部10にフォーカスコイル55を固定し
たことにより、フォーカス用可動部11に取り付けてい
たフレキシブルケーブルが不要となり、フレキシブルケ
ーブルの反発力によるフォーカス用可動部11の振れや
フレキシブルケーブルの断線を防止し、信頼性を向上す
ることができる。
8やフォーカスコイル55をそれぞれズーム制御装置4
の外側ズームヨーク筒部20やフォーカス制御装置7の
外側フォーカスヨーク筒部57に巻回させて固定した
が、ズーム制御装置4の内側ズームヨーク筒部21やフ
ォーカス制御装置7の内側フォーカスヨーク筒部58に
直接巻回させて固定しても良い。
ンズ鏡筒内に登載されているズームユニット及びインナ
ーフォーカスユニットに適用した例を示したが、その
他、レンズ以外の部材を軸方向に電磁駆動方式で移動動
作させる移動装置全般に適用させることができる。
置によれば、鏡筒内に連結部を介して外側ヨーク筒部と
内側ヨーク筒部とが同心に一体に形成されたヨークと、
このヨークの外側ヨーク筒部又は内側ヨーク筒部のいず
れか一方に軸方向に巻回されたコイルとからなる固定部
に対して、外側ヨーク筒部と内側ヨーク筒部との間に介
挿される被駆動体保持部材と、この被駆動体保持部材に
保持された被駆動体とによって構成され固定部に沿って
光軸方向に移動可能とされた可動部とから構成され、可
動部を構成する被駆動体保持部材を磁性体材料によって
形成したことにより、磁性体材料を保持するのに必要な
保持枠の分の厚みが減少され、可動部全体の厚み寸法を
大とすることなく可動部を駆動するに必要な磁気力が得
られることによって装置の軽量化、小型化が図られ、消
費電力を低減することができる。
に可動部の固定部に対する移動位置を検出する位置検出
センサを設け、可動部の被駆動体保持部材を磁性体材料
によって形成したことによって、可動部に従来位置検出
手段として用いていたマグネットを別個に設けること無
く可動部の移動位置を検出することができ、装置の軽量
化、小型化が図られる。
部にコイルを固定したことにより、可動部に取り付けて
いたフレキシブルケーブルが不要となり、フレキシブル
ケーブルの反発力による可動部の振れやフレキシブルケ
ーブルの断線を防止し、信頼性を向上することができ
る。
可動部に従来取り付けていた保持枠、ボビン、位置検出
用のマグネット、フレキシブルケーブル等が不要となる
ので、これらの部品の削減によって組立工数が低減さ
れ、組立作業の効率を大幅に向上することができる。
ズーム制御装置によれば、鏡筒内に連結部を介して外側
ヨーク筒部と内側ヨーク筒部とが同心に一体に形成され
たヨークと、かつ外側ヨーク筒部と内側ヨーク筒部とが
一体に連結されて構成されたヨークと、このヨークの外
側ヨーク筒部又は内側ヨーク筒部のいずれか一方に軸方
向に巻回されたコイルとからなる固定部に対して、外側
ヨーク筒部と内側ヨーク筒部との間に介挿されるレンズ
ホルダと、このレンズホルダに保持されたズームレンズ
とによって構成され固定部に沿って光軸方向に移動可能
とされた可動部とから構成され、可動部を構成するレン
ズホルダを磁性体材料によって形成したことにより、磁
性体材料を保持するのに必要な保持枠の分の厚みが減少
され、可動部全体の厚み寸法を大とすることなく可動部
を駆動するに必要な磁気力が得られることによって、ヨ
ークのほぼ全長に亘ってズームレンズを移動動作させて
ズーム調整が可能となり、装置の軽量化、小型化が図ら
れ、消費電力を低減することができる。
御装置によれば、固定部に可動部の固定部に対する移動
位置を検出する位置検出センサを設け、可動部の被駆動
体保持部材を磁性体材料によって形成したことによっ
て、可動部に従来位置検出手段として用いていたマグネ
ットを別個に設けること無く可動部の移動位置を検出す
ることができ、装置の軽量化、小型化が図られる。
制御装置によれば、固定部にコイルを固定したことによ
り、可動部に取り付けていたフレキシブルケーブルが不
要となり、フレキシブルケーブルの反発力による可動部
の振れやフレキシブルケーブルの断線を防止し、信頼性
を向上することができる。
ーム制御装置によれば、可動部に従来取り付けていた保
持枠、ボビン、位置検出用のマグネット、フレキシブル
ケーブル等が不要となるので、これらの部品の削減によ
って組立工数が低減され、組立作業の効率を大幅に向上
することができる。
たフォーカス制御装置によれば、鏡筒内に連結部を介し
て外側ヨーク筒部と内側ヨーク筒部とが同心に一体に形
成されたヨークと、このヨークの外側ヨーク筒部又は内
側ヨーク筒部のいずれか一方に軸方向に巻回されたコイ
ルとからなる固定部に対して、外側ヨーク筒部と内側ヨ
ーク筒部との間に介挿されるレンズホルダと、このレン
ズホルダに保持されたフォーカスレンズとによって構成
され固定部に沿って光軸方向に移動可能とされた可動部
とから構成され、可動部を構成するレンズホルダを磁性
体材料によって形成したことにより、磁性体材料を保持
するのに必要な保持枠の分の厚みが減少され、可動部全
体の厚み寸法を大とすることなく可動部を駆動するに必
要な磁気力が得られることによって、ヨークのほぼ全長
に亘ってフォーカスレンズを移動動作させてフォーカス
調整が可能となり、装置の軽量化、小型化が図られ、消
費電力を低減することができる。
ス制御装置によれば、固定部に可動部の固定部に対する
移動位置を検出する位置検出センサを設け、可動部の被
駆動体保持部材を磁性体材料によって形成したことによ
って、可動部に従来位置検出手段として用いていたマグ
ネットを別個に設けること無く可動部の移動位置を検出
することができ、装置の軽量化、小型化が図られる。
カス制御装置によれば、固定部にコイルを固定したこと
により、可動部に取り付けていたフレキシブルケーブル
が不要となり、フレキシブルケーブルの反発力による可
動部の振れやフレキシブルケーブルの断線を防止し、信
頼性を向上することができる。
ォーカス制御装置によれば、可動部に従来取り付けてい
た保持枠、ボビン、位置検出用のマグネット、フレキシ
ブルケーブル等が不要となるので、これらの部品の削減
によって組立工数が低減され、組立作業の効率を大幅に
向上することができる。
ラのレンズ鏡筒を示す分解斜視図である。
鏡筒を示す縦断面図である。
鏡筒内に登載されているズームユニットのズーム制御装
置の駆動状態を示す模式図である。
鏡筒内に登載されているインナーフォーカスユニットの
フォーカス制御装置の駆動状態を示す模式図である。
ンズ鏡筒の組立状態を示す斜視図である。
ンズ鏡筒を示す分解斜視図である。
ンズ鏡筒内に登載されているインナーフォーカスユニッ
トを示す分解斜視図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 鏡筒内に連結部を介して互いに同心の外
側ヨーク筒部と内側ヨーク筒部とが一体に形成されたヨ
ークと、鏡筒に両端を支持された支持軸と、ヨークの外
側ヨーク筒部又は内側ヨーク筒部のいずれか一方側のヨ
ーク筒部の他方側のヨーク筒部との対向面に固着された
コイルとによって構成した固定部と、 ヨークの内側ヨーク筒部を貫通される突き抜け空間部と
支持軸によって支持される軸受け部とが設けられてヨー
クの外側ヨーク筒部と内側ヨーク筒部との間に介挿位置
される被駆動体保持部材と、被駆動体保持部材に保持さ
れた被駆動体とによって構成した可動部とを備え、 可動部は、固定部を構成するヨークに沿って支持軸に移
動可能に支持するようにして組み合わされるとともに、
被駆動体保持部材が磁性体材料によって形成されたこと
を特徴とする電磁駆動装置。 - 【請求項2】 被駆動体保持部材は、着磁された磁性粉
末とバインダ樹脂とからなる磁性体材料によって一体成
形されたことを特徴とする請求項1に記載の電磁駆動装
置。 - 【請求項3】 固定部には、可動部の固定部に対する移
動位置を検出する位置検出手段を構成する位置検出セン
サを備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2のい
ずれか1項に記載の電磁駆動装置。 - 【請求項4】 鏡筒に連結部を介して互いに同心の外側
ヨーク筒部と内側ヨーク筒部とが一体に形成されたヨー
クと、鏡筒に両端を支持された支持軸と、ヨークの外側
ヨーク筒部又は内側ヨーク筒部のいずれか一方側のヨー
ク筒部の他方側のヨーク筒部との対向面に固着されたコ
イルとによって構成した固定部と、 ヨークの外側ヨーク筒部と内側ヨーク筒部との間に介挿
位置されて磁性体材料によって形成されるとともにヨー
クの内側ヨーク筒部を貫通される突き抜け空間部と支持
軸によって支持される軸受け部とが設けられたレンズホ
ルダと、レンズホルダに保持されたズームレンズとから
構成される可動部とを備え、 この可動部を固定部を構成するヨークに沿って支持軸に
移動可能に支持するようにして組み合わせて電磁駆動装
置を構成し、 コイルに駆動電流を供給してこの磁性体材料と固定部の
ヨーク及びコイルとの間に生じる磁気的推力により可動
部をヨークに沿って支持軸上を移動動作させてレンズホ
ルダに保持したズームレンズを光軸方向に調動すること
によって、ズーム制御を行うように構成したことを特徴
とする電磁駆動装置を用いたズーム制御装置。 - 【請求項5】 レンズホルダは、着磁された磁性粉末と
バインダ樹脂とからなる磁性体材料によって一体成形さ
れたことを特徴とする請求項4に記載の電磁駆動装置を
用いたズーム制御装置。 - 【請求項6】固定部には、可動部の固定部に対する移動
位置を検出する位置検出手段を構成する位置検出センサ
を備えたことを特徴とする請求項4又は請求項5のいず
れか1項に記載の電磁駆動装置を用いたズーム制御装
置。 - 【請求項7】 鏡筒内に連結部を介して互いに同心の外
側ヨーク筒部と内側ヨーク筒部とが一体に形成されたヨ
ークと、鏡筒に両端を支持された支持軸と、ヨークの外
側ヨーク筒部又は内側ヨーク筒部のいずれか一方側のヨ
ーク筒部の他方側のヨーク筒部との対向面に固着された
コイルとによって構成した固定部と、 ヨークの外側ヨーク筒部と内側ヨーク筒部との間に介挿
位置されて磁性体材料によって形成されるとともにヨー
クの内側ヨーク筒部を貫通される突き抜け空間部と支持
軸によって支持される軸受け部とが設けられたレンズホ
ルダと、レンズホルダに保持されたフォーカスレンズと
から構成される可動部とを備え、 この可動部を固定部を構成するヨークに沿って支持軸に
移動可能に支持するようにして組み合わせて電磁駆動装
置を構成し、 コイルに駆動電流を供給してこの磁性体材料と固定部の
ヨーク及びコイルとの間に生じる磁気的推力により可動
部をヨークに沿って支持軸上を移動動作させてレンズホ
ルダに保持したフォーカスレンズを光軸方向に調動する
ことによって、フォーカス制御を行うように構成したこ
とを特徴とする電磁駆動装置を用いたフォーカス制御装
置。 - 【請求項8】 レンズホルダは、着磁された磁性粉末と
バインダ樹脂とからなる磁性体材料によって一体成形さ
れたことを特徴とする請求項7に記載の電磁駆動装置を
用いたフォーカス制御装置。 - 【請求項9】 固定部には、可動部の固定部に対する移
動位置を検出する位置検出手段を構成する位置検出セン
サを備えたことを特徴とする請求項7又は請求項8のい
ずれか1項に記載の電磁駆動装置を用いたフォーカス制
御装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1995
- 1995-02-24 JP JP03738795A patent/JP3653773B2/ja not_active Expired - Fee Related
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