JP2016099148A - 測定データ処理装置および測定データ処理方法 - Google Patents

測定データ処理装置および測定データ処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の測定データに基づいて複数のピーク値を特定する際に測定対象成分の成分値が互いに相違する各種のピーク値を好適に特定する。【解決手段】測定対象成分としての各周波数の範囲が互いに等しいM=4個の測定データに基づいてピーク値データを生成する際に、4個の測定データ毎の各測定値(相対音圧レベル)のなかから測定値の絶対値が大きいLa個以上Lb個以下の範囲内のL個のピーク値Pを順次特定する第1の処理を4個の測定データ毎にそれぞれ実行し、かつ4回の第1の処理によって特定した各ピーク値Pを候補値として候補値のなかから測定値の絶対値が大きいN=5個のピーク値Pを順次特定する第2の処理を実行すると共に、第2の処理において例えば候補値のなかからピーク値P2−1を5個のピーク値Pの1つとして特定したときに、予め規定された除外基準を満たすピーク値P1−1,P3−1,P4−1を候補値から除外する。【選択図】図6

Description

本発明は、測定データに記録されている各測定値のなかからピーク値を特定してピーク値データを生成する測定データ処理装置および測定データ処理方法に関するものである。
例えば、下記の特許文献には、音声の音質を評価する音質評価装置の発明が開示されている。この音質評価装置による音質の評価に際しては、まず、マイクロホンによって音声を集音する。この際には、マイクロホンからアナログの電気信号が出力され、この電気信号がA/D変換器によってデジタル信号に変換されてデータ記憶器に保存される。次いで、データ記憶器に保存されているデジタル信号をピーク検出部によって処理することにより、マイクロホンによって集音された音声の音質を評価する。
具体的には、周波数分析部がデータ記憶器に保存されているデジタル信号を対象とする周波数分析処理を実行し、音圧検出部が周波数分析部によって分析された各周波数毎の音圧(測定値)を検出し、かつピーク判定部が音圧検出部によって検出された各周波数毎の測定値(音圧)のなかからピーク値を検出する。これにより、検出されたピーク値が低周波のときには、低周波の重苦しい音質の騒音が生じていると評価され、検出されたピーク値が高周波のときには、高周波の甲高い音質の騒音が生じていると評価される。なお、この音質評価装置では、上記のピーク検出部による各処理と並行して、パワースペクトル平均値算出部によるパワースペクトルの演算処理、重み関数重畳処理、およびそれらの処理結果に基づく音質の評価処理や、うるささ評価値演算部による「うるささ」の評価処理などが実行されるが、音質評価装置による評価方法の概要に関する理解を容易とするために、それらの処理についての説明を省略する。
特開平10−267742号公報(第4−6頁、第1−9図)
ところが、従来の音質評価装置には、以下の解決すべき問題点が存在する。すなわち、従来の音質評価装置では、マイクロホンによって集音した音声に対応するデジタル信号における各周波数毎の測定値のなかからピーク値を検出し、検出したピーク値の周波数がどのような周波数であるかに基づいて、どのような騒音が生じているかを評価する構成が採用されている。
この場合、この種の装置による音質の評価時には、低周波から高周波まで各種周波数の騒音が複数同時に発生していることがある。しかしながら、従来の音質評価装置では、音圧検出部によって検出された各周波数毎の測定値(音圧)のなかから1つのピーク値(最大値)を検出し、検出したピーク値の周波数に基づいて音質を評価する構成が採用されている。このため、従来の音質評価装置では、例えば、低周波の騒音および高周波の騒音の2種類の騒音が発生している状態において低周波の騒音の測定値(音圧)が高周波の騒音の測定値(音圧)よりも低いときには、低周波の騒音に対応するピーク値が検出されず、結果として、高周波の騒音だけが発生している(低周波の騒音が発生していない)と誤って評価されるという問題点がある。
一方、音圧検出部によって検出された各周波数毎の測定値のなかから測定値の絶対値が大きい複数のピーク値を順次検出し、検出した各ピーク値の周波数に基づいてどのような種類の騒音が生じているかを評価するように音質評価装置を改良することにより、低周波から高周波までの各種周波数の騒音が複数同時に発生している状態において、それらの騒音をそれぞれ検出することが可能となる。しかしながら、騒音の種類によっては、その音圧(測定値)が常に所定の測定値を超える状態ではなく、小刻みに変化することがある。この場合、従来の音質評価装置では、1回の集音結果(1個のデジタル信号)に基づいて音質を評価している。このため、従来の音質評価装置を改良して複数のピーク値を検出するようにしたとしても、マイクロホンによる集音(デジタル信号の生成)に際して測定値(音圧)が小さくなっていた騒音を検出することができない。
また、上記のような改良を加えた音質評価装置において、測定値の小刻みな変化に起因する騒音の検出漏れ(ピーク値の検出漏れ)を回避すべく、集音およびピーク値の検出をある程度の時間に亘って繰り返し実行するように音質評価装置をさらに改良したとしても、例えば、低周波の騒音および高周波の騒音の2種類が発生しているときに、いずれか一方の騒音だけしか発生していないと誤って評価されるおそれがある。
具体的には、一例として、デジタル信号の生成(測定対象成分である各周波数毎の音圧を示す測定データの生成)およびピーク値の検出を3回繰り返したときには、図14に示すように、1回目の集音によって生成されたデジタル信号に基づいてピーク値P1−1x,P1−2xが検出され、2回目の集音によって生成されたデジタル信号に基づいてピーク値P2−1x,P2−2xが検出され、3回目の集音によって生成されたデジタル信号に基づいてピーク値P3−1x,P3−2xが検出されることがある。この場合、集音された音声に含まれている騒音は、その測定値(音圧)や周波数が変化するため、同図に示す例では、高周波の騒音のピーク値P1−1x〜P3−1xの測定値および周波数が小刻みに変動し、かつ低周波の騒音のピーク値P1−2x〜P3−2xの測定値および周波数が変動している。
このような検出結果に基づき、例えば、周波数が相違する2種類の騒音を検出すべく、測定値が大きい2つのピーク値を順次特定したときには、ピーク値P1−1x,P3−1xの2つが特定されることとなる。この場合、ピーク値P1−1x,P3−1xは、いずれも高周波の騒音が集音されたことで検出されるピーク値である。このため、同図に示す例では、低周波の騒音が発生しており、これに起因してピーク値P1−2x〜P3−2xが検出されているにも拘わらず、高周波の騒音だけが発生していたと誤って評価されることとなる。このため、従来の音質評価装置を改良した装置においても、集音した音声の音質を正しく評価することができない。
なお、発明が解決しようとする課題についての理解を容易とするために、音質を評価する音質評価装置の例について説明したが、この音質評価装置に存在する上記の問題点は、順次出力される複数の測定データに記録されている各測定値のなかから複数のピーク値を特定してピーク値データを生成する各種の測定データ処理装置においても同様に発生する。
本発明は、かかる解決すべき問題点に鑑みてなされたものであり、複数の測定データに基づいて複数のピーク値を特定する際に測定対象成分の成分値が互いに相違する各種のピーク値を好適に特定し得る測定データ処理装置および測定データ処理方法を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載の測定データ処理装置は、測定対象成分における互いに相違する各成分値毎の測定値がそれぞれ記録された測定データに基づき、当該各測定値のなかから当該測定値の絶対値が大きい予め規定されたNa個以上Nb個以下の範囲内のN個(Naは、自然数、Nbは、Naよりも大きい自然数)のピーク値を順次特定すると共に、特定した当該ピーク値を対応する当該成分値に関連付けてピーク値データを生成する処理部を備えた測定データ処理装置であって、前記処理部は、前記測定対象成分における前記各成分値の範囲が互いに等しいM個(Mは、2以上の自然数)の前記測定データに基づいて前記ピーク値データを生成する際に、当該M個の測定データ毎の前記各測定値のなかから当該測定値の絶対値が大きいLa個以上Lb個以下の範囲内のL個(Laは、自然数、Lbは、Laよりも大きい自然数)の前記ピーク値を順次特定する第1の処理を当該M個の測定データ毎にそれぞれ実行し、かつM回の当該第1の処理によって特定した前記各ピーク値を候補値として当該候補値のなかから前記測定値の絶対値が大きい前記N個のピーク値を順次特定する第2の処理を実行すると共に、当該第2の処理において前記候補値のなかからいずれかの前記ピーク値を前記N個のピーク値の1つとして特定したときに、予め規定された除外基準を満たす前記ピーク値を当該候補値から除外する。
また、請求項2記載の測定データ処理装置は、請求項1記載の測定データ処理装置において、前記処理部は、前記第2の処理において、前記N個のピーク値の1つとして正の値の前記ピーク値を特定したときに、特定した当該ピーク値の前記成分値を含む予め規定された成分値範囲内に正の値の前記ピーク値が存在するときには、当該成分値範囲内の当該正の値のピーク値を、前記除外基準を満たすピーク値として前記候補値から除外し、かつ前記N個のピーク値の1つとして負の値の前記ピーク値を特定したときに、特定した当該ピーク値の前記成分値を含む前記成分値範囲内に負の値の前記ピーク値が存在するときには、当該成分値範囲内の当該負の値のピーク値を、前記除外基準を満たすピーク値として前記候補値から除外する。
また、請求項3記載の測定データ処理装置は、請求項1記載の測定データ処理装置において、前記処理部は、前記第2の処理において、前記N個のピーク値の1つとして正の値の前記ピーク値を特定したときに、特定した当該ピーク値の前記成分値である第1の成分値と、当該第1の成分値よりも小さい前記成分値の前記ピーク値のうちの当該特定したピーク値との差が予め規定された値を超えている正の値の当該ピーク値のなかで前記成分値が当該第1の成分値に最も近い当該ピーク値の当該成分値、および前記第1の成分値よりも小さい前記成分値の前記ピーク値のうちの前記N個のピーク値の他の1つとして既に特定している正の値の当該ピーク値のなかで前記成分値が当該第1の成分値に最も近い当該ピーク値の当該成分値の当該第1の成分値に近い一方との間の第1の成分値範囲内に正の値の前記ピーク値が存在するときには、当該第1の成分値範囲内の当該正の値のピーク値を、前記除外基準を満たすピーク値として前記候補値から除外し、かつ前記第1の成分値と、当該第1の成分値よりも大きい前記成分値の前記ピーク値のうちの当該特定したピーク値との差が前記予め規定された値を超えている正の値の当該ピーク値のなかで前記成分値が当該第1の成分値に最も近い当該ピーク値の当該成分値、および前記第1の成分値よりも大きい前記成分値の前記ピーク値のうちの前記N個のピーク値の他の1つとして既に特定している正の値の当該ピーク値のなかで前記成分値が当該第1の成分値に最も近い当該ピーク値の当該成分値の当該第1の成分値に近い一方との間の第2の成分値範囲内に正の値の前記ピーク値が存在するときには、当該第2の成分値範囲内の当該正の値のピーク値を、前記除外基準を満たすピーク値として前記候補値から除外すると共に、前記N個のピーク値の1つとして負の値の前記ピーク値を特定したときに、特定した当該ピーク値の前記成分値である第2の成分値と、当該第2の成分値よりも小さい前記成分値の前記ピーク値のうちの当該特定したピーク値との差が前記予め規定された値を超えている負の値の当該ピーク値のなかで前記成分値が当該第2の成分値に最も近い当該ピーク値の当該成分値、および前記第2の成分値よりも小さい前記成分値の前記ピーク値のうちの前記N個のピーク値の他の1つとして既に特定している負の値の当該ピーク値のなかで前記成分値が当該第2の成分値に最も近い当該ピーク値の当該成分値の当該第2の成分値に近い一方との間の第3の成分値範囲内に負の値の前記ピーク値が存在するときには、当該第3の成分値範囲内の当該負の値のピーク値を、前記除外基準を満たすピーク値として前記候補値から除外し、かつ前記第2の成分値と、当該第2の成分値よりも大きい前記成分値の前記ピーク値のうちの当該特定したピーク値との差が前記予め規定された値を超えている負の値の当該ピーク値のなかで前記成分値が当該第2の成分値に最も近い当該ピーク値の当該成分値、および前記第2の成分値よりも大きい前記成分値の前記ピーク値のうちの前記N個のピーク値の他の1つとして既に特定している負の値の当該ピーク値のなかで前記成分値が当該第2の成分値に最も近い当該ピーク値の当該成分値の当該第2の成分値に近い一方との間の第4の成分値範囲内に負の値の前記ピーク値が存在するときには、当該第4の成分値範囲内の当該負の値のピーク値を、前記除外基準を満たすピーク値として前記候補値から除外する。
また、請求項4記載の測定データ処理方法は、測定対象成分における互いに相違する各成分値毎の測定値がそれぞれ記録された測定データに基づき、当該各測定値のなかから当該測定値の絶対値が大きい予め規定されたNa個以上Nb個以下の範囲内のN個(Naは、自然数、Nbは、Naよりも大きい自然数)のピーク値を順次特定すると共に、特定した当該ピーク値を対応する当該成分値に関連付けてピーク値データを生成する測定データ処理方法であって、前記測定対象成分における前記各成分値の範囲が互いに等しいM個(Mは、2以上の自然数)の前記測定データに基づいて前記ピーク値データを生成する際に、当該M個の測定データ毎の前記各測定値のなかから当該測定値の絶対値が大きいLa個以上Lb個以下の範囲内のL個(Laは、自然数、Lbは、Laよりも大きい自然数)の前記ピーク値を順次特定する第1の処理を当該M個の測定データ毎にそれぞれ実行し、かつM回の当該第1の処理によって特定した前記各ピーク値を候補値として当該候補値のなかから前記測定値の絶対値が大きい前記N個のピーク値を順次特定する第2の処理を実行すると共に、当該第2の処理において前記候補値のなかからいずれかの前記ピーク値を前記N個のピーク値の1つとして特定したときに、予め規定された除外基準を満たす前記ピーク値を当該候補値から除外する。
また、請求項5記載の測定データ処理方法は、請求項4記載の測定データ処理方法において、前記第2の処理において、前記N個のピーク値の1つとして正の値の前記ピーク値を特定したときに、特定した当該ピーク値の前記成分値を含む予め規定された成分値範囲内に正の値の前記ピーク値が存在するときには、当該成分値範囲内の当該正の値のピーク値を、前記除外基準を満たすピーク値として前記候補値から除外し、かつ前記N個のピーク値の1つとして負の値の前記ピーク値を特定したときに、特定した当該ピーク値の前記成分値を含む前記成分値範囲内に負の値の前記ピーク値が存在するときには、当該成分値範囲内の当該負の値のピーク値を、前記除外基準を満たすピーク値として前記候補値から除外する。
また、請求項6記載の測定データ処理方法は、請求項4記載の測定データ処理方法において、前記第2の処理において、前記N個のピーク値の1つとして正の値の前記ピーク値を特定したときに、特定した当該ピーク値の前記成分値である第1の成分値と、当該第1の成分値よりも小さい前記成分値の前記ピーク値のうちの当該特定したピーク値との差が予め規定された値を超えている正の値の当該ピーク値のなかで前記成分値が当該第1の成分値に最も近い当該ピーク値の当該成分値、および前記第1の成分値よりも小さい前記成分値の前記ピーク値のうちの前記N個のピーク値の他の1つとして既に特定している正の値の当該ピーク値のなかで前記成分値が当該第1の成分値に最も近い当該ピーク値の当該成分値の当該第1の成分値に近い一方との間の第1の成分値範囲内に正の値の前記ピーク値が存在するときには、当該第1の成分値範囲内の当該正の値のピーク値を、前記除外基準を満たすピーク値として前記候補値から除外し、かつ前記第1の成分値と、当該第1の成分値よりも大きい前記成分値の前記ピーク値のうちの当該特定したピーク値との差が前記予め規定された値を超えている正の値の当該ピーク値のなかで前記成分値が当該第1の成分値に最も近い当該ピーク値の当該成分値、および前記第1の成分値よりも大きい前記成分値の前記ピーク値のうちの前記N個のピーク値の他の1つとして既に特定している正の値の当該ピーク値のなかで前記成分値が当該第1の成分値に最も近い当該ピーク値の当該成分値の当該第1の成分値に近い一方との間の第2の成分値範囲内に正の値の前記ピーク値が存在するときには、当該第2の成分値範囲内の当該正の値のピーク値を、前記除外基準を満たすピーク値として前記候補値から除外すると共に、前記N個のピーク値の1つとして負の値の前記ピーク値を特定したときに、特定した当該ピーク値の前記成分値である第2の成分値と、当該第2の成分値よりも小さい前記成分値の前記ピーク値のうちの当該特定したピーク値との差が前記予め規定された値を超えている負の値の当該ピーク値のなかで前記成分値が当該第2の成分値に最も近い当該ピーク値の当該成分値、および前記第2の成分値よりも小さい前記成分値の前記ピーク値のうちの前記N個のピーク値の他の1つとして既に特定している負の値の当該ピーク値のなかで前記成分値が当該第2の成分値に最も近い当該ピーク値の当該成分値の当該第2の成分値に近い一方との間の第3の成分値範囲内に負の値の前記ピーク値が存在するときには、当該第3の成分値範囲内の当該負の値のピーク値を、前記除外基準を満たすピーク値として前記候補値から除外し、かつ前記第2の成分値と、当該第2の成分値よりも大きい前記成分値の前記ピーク値のうちの当該特定したピーク値との差が前記予め規定された値を超えている負の値の当該ピーク値のなかで前記成分値が当該第2の成分値に最も近い当該ピーク値の当該成分値、および前記第2の成分値よりも大きい前記成分値の前記ピーク値のうちの前記N個のピーク値の他の1つとして既に特定している負の値の当該ピーク値のなかで前記成分値が当該第2の成分値に最も近い当該ピーク値の当該成分値の当該第2の成分値に近い一方との間の第4の成分値範囲内に負の値の前記ピーク値が存在するときには、当該第4の成分値範囲内の当該負の値のピーク値を、前記除外基準を満たすピーク値として前記候補値から除外する。
請求項1記載の測定データ処理装置、および請求項4記載の測定データ処理方法では、成分値の範囲が互いに等しいM個の測定データに基づいてピーク値データを生成する際に、M個の測定データ毎の各測定値のなかから測定値の絶対値が大きいLa個以上Lb個以下の範囲内のL個のピーク値を順次特定する第1の処理をM個の測定データ毎にそれぞれ実行し、かつM回の第1の処理によって特定した各ピーク値を候補値として候補値のなかから測定値の絶対値が大きい予め規定されたNa個以上Nb個以下の範囲内のN個のピーク値を順次特定する第2の処理を実行すると共に、第2の処理において候補値のなかからいずれかのピーク値をN個のピーク値の1つとして特定したときに、予め規定された除外基準を満たすピーク値を候補値から除外する。
したがって、請求項1記載の測定データ処理装置、および請求項4記載の測定データ処理方法によれば、複数の測定データに基づいて複数のピーク値を特定してピーク値データを生成する際に、候補値のなかで測定値の絶対値が最も大きいいずれかのピーク値がN個のピーク値のうちの1つとして特定されたときに、そのピーク値と成分値が殆ど変わらないピーク値が候補値から除外されてN個のピーク値として特定されない状態となるため、成分値が似通ったピーク値だけがN個のピーク値として特定される事態を招くことなく、測定データに測定値が記録されている広い成分値範囲のピーク値のなかから、成分値が互いに相違する各種のピーク値を好適に特定することができる。
また、請求項2記載の測定データ処理装置、および請求項5記載の測定データ処理方法によれば、候補値のなかで測定値の絶対値が最も大きいいずれかのピーク値がN個のピーク値のうちの1つとして特定されたときに、そのピーク値を含む成分値範囲内の成分値の他のピーク値が候補値から除外されてN個のピーク値として特定されない状態となるため、N個のピーク値の1つとして特定したピーク値の成分値を含む成分値範囲内の成分値のピーク値がN個のピーク値の他の1つとして特定される事態を確実に回避することができ、これにより、成分値が互いに相違する各種のピーク値を一層好適に特定することができる。
また、請求項3記載の測定データ処理装置、および請求項6記載の測定データ処理方法によれば、候補値のなかで測定値の絶対値が最も大きいいずれかのピーク値がN個のピーク値のうちの1つとして特定されたときに、そのピーク値との差が測定値範囲内のピーク値であって特定されたピーク値の成分値とほぼ同じ成分値のピーク値が候補値から除外されてN個のピーク値として特定されない状態となるため、N個のピーク値の1つとして特定したピーク値と同様の成分値で、測定値が殆ど変わらないピーク値がN個のピーク値の他の1つとして特定される事態を確実に回避することができ、これにより、成分値が互いに相違する各種のピーク値を一層好適に特定することができる。
測定装置1の構成を示す構成図である。 表示部4に表示されるピーク値表示画面10の一例を示す表示画面図である。 測定処理によって取得される測定データD1の一例について説明するための説明図である。 測定処理によって取得される測定データD1の他の一例について説明するための説明図である。 各測定処理によって取得された各測定データD1に基づいて特定される各ピーク値Pの一例について説明するための説明図である。 特定された各ピーク値PのなかからN=5個のピーク値Pのうちの1つを特定する手順について説明するための説明図である。 特定された各ピーク値PのなかからN=5個のピーク値Pのうちの他の1つを特定する手順について説明するための説明図である。 特定された各ピーク値PのなかからN=5個のピーク値Pのうちのさらに他の1つを特定する手順について説明するための説明図である。 N=5個のピーク値Pの特定が完了した状態について説明するための説明図である。 各測定処理によって取得された各測定データD1に基づいて特定される各ピーク値Pの他の一例について説明するための説明図である。 特定された各ピーク値PのなかからN=2個のピーク値Pのうちの1つを特定する手順について説明するための説明図である。 特定された各ピーク値PのなかからN=2個のピーク値Pのうちの他の1つを特定する手順について説明するための説明図である。 N=2個のピーク値Pの特定が完了した状態について説明するための説明図である。 従来の音質評価装置を改良した装置における各集音処理によって取得された音圧データに基づいて特定される各ピーク値の一例について説明するための説明図である。
以下、測定データ処理装置および測定データ処理方法の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
図1に示す測定装置1は、「測定データ処理装置」の一例であって、評価対象のマイクロホン(図示せず)を用いて基準音声(ホワイトノイズ等)を集音した測定データD0に基づいて「測定データ」の一例である測定データD1を生成し、生成した測定データD1に基づき、マイクロホンの特性を評価可能なピーク値データD3(「ピーク値データ」の一例)を生成する処理を実行可能に構成されている。この測定装置1は、測定部2、操作部3、表示部4、制御部5および記憶部6を備えて構成されている。
測定部2は、制御部5の制御に従い、評価対象のマイクロホンによって集音した音声のアナログ信号を予め規定された周期でデジタル信号に変換して測定データD0を生成する測定処理を実行する。この場合、本例の測定装置1では、測定部2が、上記の測定処理において、マイクロホンによって集音された音声のうち、周波数:1000Hz〜3000Hzの範囲内の各周波数毎の音声の音圧レベルを記録した測定データD0を生成する構成が採用されている。
操作部3は、測定装置1の動作条件の設定操作や、測定部2による上記の測定処理を開始/停止させる操作などが可能な複数の操作スイッチを備え(図示せず)、スイッチ操作に応じた操作信号を制御部5に出力する。表示部4は、制御部5の制御に従い、動作条件の設定画面や、測定結果を示す測定結果表示画面(いずれも図示せず)、および後述するように制御部5によって特定されるピーク値を示すピーク値表示画面10(図2参照)などを表示する。
制御部5は、測定装置1を総括的に制御する。具体的には、制御部5は、操作部3からの操作信号に応じて測定部2を制御して上記の測定処理を実行させると共に、測定部2から出力される測定データD0を記憶部6に順次記憶させる。また、制御部5は、測定部2から測定データD0が出力される都度、その測定データD0と、基準値データDx(一例として、基準のマイクロホンを介して基準音声を集音することで予め生成された測定データD0)とに基づき、「基準値データDxに記録されている各周波数毎の音圧レベル(基準音圧レベル)」に対する「測定データD0に記録されている各周波数毎の音圧レベル(評価対象のマイクロホンの出力信号に基づいて特定される音圧レベル)」の相対値(相対音圧レベル)を各周波数毎に演算し、演算結果を測定データD1として記録して記憶部6に順次記憶させる。
この場合、上記の測定データD1は、「測定データ」の一例であって、基準値データDxに記録されている基準音圧レベルを「0dB」とし、基準値データDxに記録されている基準音圧レベルよりも大きな値を正の値とし、かつ基準値データDxに記録されている基準音圧レベルよりも小さな値を負の値として、周波数:1000Hz〜3000Hzの範囲内(「測定対象成分」が音声周波数で、「成分値」が1000Hz〜3000Hzの例)の各周波数毎の相対音圧レベル(「互いに相違する各成分値毎の測定値」の一例)が記録されている。
また、制御部5は、「処理部」に相当し、記憶部6に記憶させた各測定データD1に基づき、一例として、各測定データD1に記録されている各測定値のなかから測定値の絶対値が大きい1個以上5個以下の範囲内のピーク値(La=1個、Lb=5個、L=1〜5個の例)を順次特定する「第1の処理」を各測定データD1毎に実行し、特定したピーク値を対応する周波数に関連付けて記録したピーク値データD2を生成して記憶部6に記憶させる。なお、「La個以上Lb個以下のL個の範囲内のピーク値を順次特定する」との処理は、「ピーク値」として特定し得る測定値(他の測定値よりも絶対値が十分に大きい測定値)がLb個以上存在するときには、L=Lb個のピーク値を特定し、「ピーク値」として特定し得る測定値の数がLb個未満のときには、その数に応じてL=La以上(Lb−1)個以下のピーク値を特定することを意味する。
さらに、制御部5は、各ピーク値データD2に記録した各ピーク値のなかから1個以上5個以下の範囲内のピーク値(Na=1個、Nb=5個、N=1〜5個の例)を特定する「第2の処理」を実行し、特定したピーク値を対応する周波数に関連付けて記録したピーク値データD3を生成して記憶部6に記憶させると共に、図2に示すピーク値表示画面10に、特定したピーク値(同図において「相対音圧レベル」)および対応する周波数(同図において「ピーク周波数」)を表示させる。
この場合、「Na個以上Nb個以下のN個の範囲内のピーク値を順次特定する」との処理は、「ピーク値」として特定し得る候補値(他の候補値よりも測定値の絶対値が十分に大きい候補値)がNb個以上存在するときには、N=Nb個のピーク値を特定し、「ピーク値」として特定し得る候補値の数がNb個未満のときには、その数に応じてN=N以上(Nb−1)個以下のピーク値を特定することを意味する。また、制御部5は、一例として、評価装置(一例として、パーソナルコンピュータ)からの送信要求に応じてピーク値データD3を評価装置に出力する。記憶部6は、基準値データDx、測定データD0,D1およびピーク値データD2,D3や、制御部5の動作プログラムなどを記憶する。
この測定装置1によるピーク値データD3の生成処理に際しては、まず、評価対象のマイクロホンを測定部2に接続して基準音声を集音させる。具体的には、操作部3の測定開始スイッチが操作されたときに、制御部5が、測定部2を制御して測定処理を開始させる。また、測定部2は、マイクロホンによって集音した音声のデジタル信号に基づき、予め規定された周期で各周波数毎の音声の音圧レベルを測定して測定データD0を生成し、生成した測定データD0を制御部5に出力する測定処理を繰り返し実行する。また、制御部5は、測定部2から測定データD0が出力される都度、測定データD0および基準値データDxに基づき、相対音圧レベルを示す測定データD1を生成して記憶部6に記憶させる。この際には、一例として、最初の測定処理によって測定部2から出力される測定データD0に基づき、各周波数毎の相対音圧レベルが図3に折線グラフGaで示すような値の測定データD1が生成される。
また、制御部5は、生成した測定データD1に基づき、1個以上5個以下の範囲内のピーク値を特定する(「第1の処理」の一例)。この場合、図3や、後に参照する図4の例とは相違するが、予め規定されたレベル(一例として、±1.0dB)を超える測定値(相対音圧レベル)が4個以下のときには、制御部5は、規定レベルを超えている測定値の数に応じて1個から4個のピーク値を特定する。一方、図3に示す例のように、各周波数毎の測定値のなかに規定レベルを超える測定値(相対音圧レベル)が5個以上存在するときには、制御部5は、測定値の絶対値が大きい5個のピーク値を順次特定する。この際には、ピーク値P1−1〜P1−5(「−」の後ろの数値は、特定された順序を示す。すなわち、この数値が小さいピーク値Pほど測定値の絶対値が大きい値であることを示す。)の5個が順次特定され、特定された各ピーク値Pが、対応する周波数にそれぞれ関連付けられたピーク値データD2が生成されて記憶部6に記憶される。
また、測定部2による2回目の測定処理時には、各周波数毎の相対音圧レベルが図4に折線グラフGbで示すような値の測定データD1が生成される。また、制御部5は、最初の測定データD1のときと同様にして、1個以上5個以下の範囲内のピーク値を特定する(「第1の処理」の他の一例)。この際には、ピーク値P2−1〜P2−5の5個が順次特定され、特定された各ピーク値Pが、対応する周波数にそれぞれ関連付けられたピーク値データD2が生成されて記憶部6に記憶される。この後、測定部2による3回目の測定処理に対応して生成される測定データD1に基づいてピーク値P3−1〜P3−5の5個(図5参照)が特定され、特定されたピーク値Pが対応する周波数に関連付けられたピーク値データD2が記憶部6に記憶されると共に、4回目の測定処理に対応して生成される測定データD1に基づいてピーク値P4−1〜P4−5の5個(図5参照)が特定され、特定されたピーク値Pが対応する周波数に関連付けられたピーク値データD2が記憶部6に記憶される。
この場合、一例として、周波数=1,400Hz程度、周波数=1,500Hz程度、周波数=2,200Hz程度、周波数=2,500Hz程度および周波数=2,800Hz程度の5種類の音について、基準のマイクロホンの特性と評価対象のマイクロホンの特定とが大きく相違しているときには、図5に示すように、各測定処理毎に、5種類の音のピーク値Pa〜Peが特定される。この場合、同図に示す例では、例えば、周波数=1,400Hz程度のピーク値Pa(ピーク値P1−1〜P4−1)の周波数および相対音圧レベルが4回の測定処理毎に小刻みに変動し、他のピーク値Pb〜Peについても、周波数および相対音圧レベルが小刻みに変動している。このため、このような状態において各測定処理毎に特定されるL=5個のピーク値P(ピーク値データD2の値)をピーク値表示画面10に表示させたり、評価装置に出力したりしたときには、測定部2から新たな測定データD0が出力される周期(測定データD1が生成される周期)で、ピーク値表示画面10の表示値が小刻みに変動し、また、評価装置においても、評価対象のマイクロホンの特性が、どのような周波数でどの程度相違しているかを評価するのが困難となる。
したがって、本例の測定装置1では、複数の測定データD1に基づいてNa=1個以上Nb=5個以下のN個のピーク値Pを特定する際に、制御部5が、上記の各「第1の処理」によって特定した各ピーク値P(ピーク値データD2に記録したピーク値P)を候補値とし、その候補値のなかから測定値の絶対値が大きいN個のピーク値を順次特定する「第2の処理」を以下のように実行する。なお、実際には、さらに多数個のピーク値データD2に基づいて下記の「第2の処理」が実行されるが、「第2の処理」の手順に関する理解を容易とするために、以下、一例としてM=4回の「第1の処理」によって生成されたM=4個のピーク値データD2に基づいて「第2の処理」を実行する例について説明する。
具体的には、制御部5は、図5に示すように、M=4回の「第1の処理」によってピーク値P1−1〜P1−5,P2−1〜P2−5,P3−1〜P3−5,P4−1〜P4−5がそれぞれ特定された状態において、これらの各ピーク値Pを候補値として、候補値のなかから測定値の絶対値が大きいNa=1個以上Nb=5個以下の範囲内のN個のピーク値Pを順次特定する。
この場合、同図に示す例では、図6に示すように、測定値(相対音圧レベル)の絶対値が最も大きいピーク値P2−1がN個のピーク値Pのうちの最初の1つとして特定される。また、N個のピーク値Pの1つとして正の値のピーク値P2−1を特定した本例では、制御部5は、特定したピーク値P2−1の周波数(この例では、1398Hz)を含む予め規定された周波数範囲Ha内(「成分値範囲内」の一例:一例として、特定したピーク値Pの周波数を中心とする±250Hzの範囲内)に他の正の値のピーク値Pが存在するか否かを判別する。この際に、ピーク値P2−1の周波数:1398Hzを中心とする周波数範囲Ha内には、ピーク値P1−1,P3−1,P4−1の3個が存在するため、制御部5は、このピーク値P1−1,P3−1,P4−1(「予め規定された除外基準を満たすピーク値」の一例)を、N個のピーク値Pの他の1つを特定する際の候補値から除外する。
なお、同図および後に参照する図7,8では、N個のピーク値Pの1つとして特定されたピーク値Pを太線で図示すると共に、候補値から除外したピーク値Pを破線で示している。この場合、本例の測定装置1では、同図に示すように、N個のピーク値Pの1つとして正の値のピーク値Pを特定したときに、特定したピーク値Pの周波数を中心とする周波数範囲Ha内に負の値のピーク値Pが存在したとしても、その負の値のピーク値Pを候補値から除外せずに、周波数範囲Ha内の正の値のピーク値Pだけを候補値から除外する。
また、ピーク値P1−1,P3−1,P4−1が候補値から除外された状態では、図7に示すように、候補値のなかで測定値(相対音圧レベル)の絶対値が最も大きいピーク値P1−2がN個のピーク値Pのうちの2個目として特定される。また、N個のピーク値Pの1つとして負の値のピーク値P1−2を特定した本例では、制御部5は、特定したピーク値P1−2の周波数(この例では、2771Hz)を含む周波数範囲Ha内に他の負の値のピーク値Pが存在するか否かを判別する。この際に、ピーク値P1−2の周波数:2771Hzを中心とする周波数範囲Ha内には、ピーク値P2−2〜P4−2の3個が存在するため、制御部5は、このピーク値P2−2〜P4−2(「予め規定された除外基準を満たすピーク値」の他の一例)を、N個のピーク値Pのさらに他の1つを特定する際の候補値から除外する。
この場合、図7の例とは相違するが、本例の測定装置1では、N個のピーク値Pの1つとして負の値のピーク値Pを特定したときに、特定したピーク値Pの周波数を中心とする周波数範囲Ha内に正の値のピーク値Pが存在したとしても、その正の値のピーク値Pを候補値から除外せずに、周波数範囲Ha内の正の負のピーク値Pだけを候補値から除外する。
さらに、ピーク値P2−2〜P4−2が候補値から除外された状態では、図8に示すように、候補値のなかで測定値(相対音圧レベル)の絶対値が最も大きいピーク値P1−3がN個のピーク値Pのうちの3個目として特定される。また、N個のピーク値Pの1つとして負の値のピーク値P1−3を特定した本例では、制御部5は、特定したピーク値P1−3の周波数(この例では、1472Hz)を含む周波数範囲Ha内に他の負の値のピーク値Pが存在するか否かを判別する。この際に、ピーク値P1−3の周波数:1472Hzを中心とする周波数範囲Ha内には、ピーク値P2−4,P3−3,P4−3の3個が存在するため、制御部5は、このピーク値P2−4,P3−3,P4−3(「予め規定された除外基準を満たすピーク値」のさらに他の一例)を、N個のピーク値Pのさらに他の1つを特定する際の候補値から除外する。
この後、上記のピーク値P2−1,P1−2,P1−3の特定処理と同様にして、4個目のピーク値Pおよび5個目のピーク値Pが特定される。これにより、図9に示すように、ピーク値P2−1,P1−2,P1−3,P4−4,P1−5のNb=N=5個のピーク値Pの特定が完了する。次いで、制御部5は、特定した5個のピーク値Pを対応する周波数に関連付けて記録してピーク値データD3を生成し、生成したピーク値データD3を記憶部6に記憶させる。以上により、「第2の処理」が完了する。この後、制御部5は、図2に示すように、ピーク値データD3に記録した各ピーク値Pおよびその周波数をピーク値表示画面10に表示させる。また、一例として、評価装置からの送信要求があったときに、制御部5は、記憶部6に記憶させているピーク値データD3を評価装置に送信する。これにより、評価装置において、評価対象のマイクロホンの特性が評価される。
このように、この測定装置1、および測定装置1による測定データ処理方法では、周波数の範囲が互いに等しいM個の測定データD1に基づいてピーク値データD3を生成する際に、M個の測定データD1毎の各測定値のなかから測定値の絶対値が大きいLa個以上Lb個以下の範囲内のL個のピーク値Pを順次特定する「第1の処理」をM個の測定データD1毎にそれぞれ実行し、かつM回の「第1の処理」によって特定した各ピーク値Pを候補値として候補値のなかから測定値の絶対値が大きい予め規定されたNa個以上Nb個以下の範囲内のN個のピーク値Pを順次特定する「第2の処理」を実行すると共に、「第2の処理」において候補値のなかからいずれかのピーク値PをN個のピーク値Pの1つとして特定したときに、予め規定された除外基準を満たすピーク値Pを候補値から除外する。
したがって、この測定装置1、および測定装置1による測定データ処理方法によれば、複数の測定データD1に基づいて複数のピーク値Pを特定してピーク値データD3を生成する際に、候補値のなかで測定値の絶対値が最も大きいいずれかのピーク値PがN個のピーク値Pのうちの1つとして特定されたときに、そのピーク値Pと周波数が殆ど変わらないピーク値Pが候補値から除外されてN個のピーク値Pとして特定されない状態となるため、周波数が似通ったピーク値PだけがN個のピーク値Pとして特定される事態を招くことなく、測定データD1に測定値が記録されている低い周波数から高い周波数までの広い周波数範囲のピーク値Pのなかから、周波数が互いに相違する各種のピーク値Pを好適に特定することができる。
また、この測定装置1、および測定装置1による測定データ処理方法では、「第2の処理」において、N個のピーク値Pの1つとして正の値のピーク値Pを特定したときに、特定したピーク値Pの周波数を含む予め規定された周波数範囲Ha内に正の値のピーク値Pが存在するときには、その周波数範囲Ha内の正の値のピーク値Pを、除外基準を満たすピーク値Pとして候補値から除外し、かつN個のピーク値Pの1つとして負の値のピーク値Pを特定したときに、特定したピーク値Pの周波数を含む周波数範囲Ha内に負の値のピーク値Pが存在するときには、その周波数範囲Ha内の負の値のピーク値Pを、除外基準を満たすピーク値Pとして候補値から除外する。
したがって、この測定装置1、および測定装置1による測定データ処理方法によれば、候補値のなかで測定値の絶対値が最も大きいいずれかのピーク値PがN個のピーク値Pのうちの1つとして特定されたときに、そのピーク値Pを含む周波数範囲Ha内の周波数の他のピーク値Pが候補値から除外されてN個のピーク値Pとして特定されない状態となるため、N個のピーク値Pの1つとして特定したピーク値Pの周波数を含む周波数範囲Ha内の周波数のピーク値PがN個のピーク値Pの他の1つとして特定される事態を確実に回避することができ、これにより、周波数が互いに相違する各種のピーク値Pを一層好適に特定することができる。
次いで、「測定データ処理装置」および「測定データ処理方法」の他の実施形態について説明する。なお、上記の測定装置1の構成および測定装置1による処理手順と同様の事項については、重複する説明を省略する。
前述した測定装置1では、「第2の処理」において、複数の測定データD1に基づいて特定した各ピーク値PのなかからN個のピーク値Pのうちの1つを特定したときに、特定したピーク値Pの周波数を中心とする周波数範囲Ha内の周波数のピーク値Pが存在するときには、そのピーク値Pを「除外基準を満たすピーク値」として候補値から除外する構成・方法を採用しているが、「第2の処理」において候補値から除外するピーク値P(除外基準を満たすピーク値)は、上記の構成・方法における周波数範囲Ha内の周波数のピーク値Pに限定されない。なお、以下の説明において、「第1の処理」の処理手順(ピーク値データD2の生成手順)については、上記の測定装置1による「第1の処理」と同様のため、一例として、M=6回の「第1の処理」によってM=6個のピーク値データD2が記憶部6に既に記憶された状態において実行する「第2の処理」について説明する。
具体的には、一例として、M=6回の「第1の処理」により、La=1以上Lb=2以下のL個のピーク値Pを各「第1の処理」においてそれぞれ特定することにより、図10に示すように、1回目の「第1の処理」によってピーク値P1−1,P1−2のL=2個のピーク値Pが特定され、2回目の「第1の処理」によってピーク値P2−1,P2−2のL=2個のピーク値Pが特定され、3回目の「第1の処理」によってピーク値P3−1,P3−2のL=2個のピーク値Pが特定され、4回目の「第1の処理」によってピーク値P4−1,P4−2のL=2個のピーク値Pが特定され、5回目の「第1の処理」によってピーク値P5−1,P5−2のL=2個のピーク値Pが特定され、6回目の「第1の処理」によってピーク値P6−1,P6−2のL=2個のピーク値Pが特定されたものとする。この際に、制御部5は、M=6回の「第1の処理」によって特定したピーク値P1−1〜P6−1,P1−2〜P6−2のL=12個を候補値として、候補値のなかから、測定値の絶対値が大きいNa=1個以上Nb=2個以下の範囲内のN個のピーク値Pを順次特定する。
この場合、同図に示す例では、図11に示すように、測定値(相対音圧レベル)の絶対値が最も大きいピーク値P6−1がN個のピーク値Pのうちの最初の1つとして特定される。また、N個のピーク値Pの1つとして正の値のピーク値P6−1を特定した本例では、制御部5は、特定したピーク値P6−1の周波数(「第1の成分値」の一例:以下、「第1の周波数」ともいう)と、「第1の周波数」よりも低い周波数のピーク値P(「成分値が小さいピーク値」:この例では、ピーク値P2−1,P3−1)のうちの特定したピーク値6−1との差が測定値範囲Hb(「予め規定された値」の一例)を超えている正の値のピーク値Pのなかで周波数が「第1の周波数」に最も近いピーク値P(本例では、測定値の差が測定値範囲Hbを超えるピーク値Pがピーク値P3−1の1個だけのため、ピーク値P3−1)の周波数との間の周波数範囲Ha1(「第1の成分値範囲」の一例)内に正の値のピーク値Pが存在するか否かを判別する。
この際には、周波数範囲Ha1内に正の値のピーク値P2−1が存在するため、制御部5は、このピーク値P2−1(「予め規定された除外基準を満たすピーク値」の一例)を、N個のピーク値Pの他の1つを特定する際の候補値から除外する。なお、本例とは相違するが、上記の周波数範囲Ha1内に負の値のピーク値Pが存在したとしても、この測定装置1では、周波数範囲Ha1内の負の値のピーク値Pを候補値から除外せずに、周波数範囲Ha1内の正の値のピーク値Pだけを候補値から除外する。この場合、本例では、ピーク値P3−1を候補値から除外しないが、このピーク値P3−1は、N個のピーク値Pの1つとして直前に特定したピーク値P6−1との差が測定値範囲Hbを超えて小さいピーク値Pのため、このピーク値P3−1が、その後に、N個のピーク値Pの他の1つとして特定される可能性は極めて低い。
また、本例とは相違するが、一例として、上記の例におけるピーク値P3−1よりもやや低い周波数のピーク値Pが存在し、そのピーク値PがN個のピーク値Pの他の1つとして既に特定されているときには、制御部5は、既に特定されているそのピーク値P、および上記のピーク値P3−1のうちの周波数がピーク値P6−1に近いピーク値P(この例では、ピーク値P3−1)の周波数と、ピーク値P6−1の周波数との間の周波数範囲を「第1の成分値範囲」として、この「第1の成分値範囲」に含まれる周波数の正の値のピーク値Pが存在するか否かを判別すると共に、存在するときには、その正の値のピーク値Pだけを候補値から除外する。
さらに、一例として、上記の例におけるピーク値P3−1よりも高い周波数で、かつピーク値P6−1の周波数よりも低い周波数のピーク値Pが存在し、そのピーク値PがN個のピーク値Pの他の1つとして既に特定されているときには、制御部5は、既に特定されているそのピーク値P、および上記のピーク値P3−1のうちの周波数がピーク値P6−1に近いピーク値P(この例では、既に特定されているピーク値P)の周波数と、ピーク値P6−1の周波数との間の周波数範囲を「第1の成分値範囲」として、この「第1の成分値範囲」に含まれる周波数の正の値のピーク値Pが存在するか否かを判別すると共に、存在するときには、その正の値のピーク値Pだけを候補値から除外する。
また、N個のピーク値Pの1つとして正の値のピーク値P6−1を特定した本例では、制御部5は、特定したピーク値P6−1の周波数である「第1の周波数」と、「第1の周波数」よりも高い周波数のピーク値P(「成分値が大きいピーク値」:この例では、ピーク値P1−1,P5−1,P4−1)のうちの特定したピーク値6−1との差が測定値範囲Hbを超えている正の値のピーク値Pのなかで周波数が「第1の周波数」に最も近いピーク値P(本例では、測定値の差が測定値範囲Hbを超えるピーク値Pがピーク値P4−1の1個だけのため、ピーク値P4−1)の周波数との間の周波数範囲Ha2(「第2の成分値範囲」の一例)内に正の値のピーク値Pが存在するか否かを判別する。
この際には、周波数範囲Ha1内に正の値のピーク値P1−1,P5−1が存在するため、制御部5は、このピーク値P1−1,P5−1(「予め規定された除外基準を満たすピーク値」の他の一例)を、N個のピーク値Pの他の1つを特定する際の候補値から除外する。この際に、本例では、上記の周波数範囲Ha2内に負の値のピーク値Pが存在しているが、この測定装置1では、周波数範囲Ha2内の負の値のピーク値Pを候補値から除外せずに、周波数範囲Ha2内の正の値のピーク値Pだけを候補値から除外する。この場合、本例では、ピーク値P4−1を候補値から除外しないが、このピーク値P4−1も、N個のピーク値Pの1つとして直前に特定したピーク値P6−1との差が測定値範囲Hbを超えて小さいピーク値Pのため、このピーク値P4−1が、その後に、N個のピーク値Pの他の1つとして特定される可能性は極めて低い。
また、本例とは相違するが、一例として、上記の例におけるピーク値P4−1よりもやや高い周波数の正の値のピーク値Pが存在し、そのピーク値PがN個のピーク値Pの他の1つとして既に特定されているときには、制御部5は、既に特定されているそのピーク値P、および上記のピーク値P4−1のうちの周波数がピーク値P6−1に近いピーク値P(この例では、ピーク値P4−1)の周波数と、ピーク値P6−1の周波数との間の周波数範囲を「第2の成分値範囲」として、この「第2の成分値範囲」に含まれる周波数の正の値のピーク値Pが存在するか否かを判別すると共に、存在するときには、その正の値のピーク値Pだけを候補値から除外する。
さらに、一例として、上記の例におけるピーク値P4−1よりも低い周波数で、かつピーク値P6−1の周波数よりも高い周波数の正の値のピーク値Pが存在し、そのピーク値PがN個のピーク値Pの他の1つとして既に特定されているときには、制御部5は、既に特定されているそのピーク値P、および上記のピーク値P4−1のうちの周波数がピーク値P6−1に近いピーク値P(この例では、既に特定されているピーク値P)の周波数と、ピーク値P6−1の周波数との間の周波数範囲を「第2の成分値範囲」として、この「第2の成分値範囲」に含まれる周波数の正の値のピーク値Pが存在するか否かを判別すると共に、存在するときには、その正の値のピーク値Pだけを候補値から除外する。
一方、ピーク値P6−1がN=2個のピーク値Pの1つとして特定され、ピーク値P2−1,P1−1,P5−1が候補値から除外された状態では、図12に示すように、候補値のなかで測定値(相対音圧レベル)の絶対値が最も大きいピーク値P3−2がN個のピーク値Pのうちの2個目として特定される。また、N個のピーク値Pの1つとして負の値のピーク値P3−2を特定した本例では、制御部5は、特定したピーク値P3−2の周波数(「第2の成分値」の一例:以下、「第2の周波数」ともいう)と、「第2の周波数」よりも低い周波数のピーク値P(「成分値が小さいピーク値」:この例では、ピーク値P4−2,P1−2,P5−2)のうちの特定したピーク値3−2との差が測定値範囲Hbを超えている負の値のピーク値Pのなかで周波数が「第2の周波数」に最も近いピーク値P(本例では、測定値の差が測定値範囲Hbを超えるピーク値Pがピーク値P4−2の1個だけのため、ピーク値P4−2)の周波数との間の周波数範囲Ha3(「第3の成分値範囲」の一例)内に負の値のピーク値Pが存在するか否かを判別する。
この際には、周波数範囲Ha3内に負の値のピーク値P1−2,P5−2が存在するため、制御部5は、このピーク値P1−2,P5−2(「予め規定された除外基準を満たすピーク値」のさらに他の一例)を、N個のピーク値Pの他の1つを特定する際の候補値から除外する。この際に、本例では、上記の周波数範囲Ha3内に正の値のピーク値P4−1が存在しているが、この測定装置1では、周波数範囲Ha3内の正の値のピーク値Pを候補値から除外せずに、周波数範囲Ha3内の負の値のピーク値Pだけを候補値から除外する。
また、本例とは相違するが、一例として、上記の例におけるピーク値P4−2よりもやや低い周波数の負の値のピーク値Pが存在し、そのピーク値PがN個のピーク値Pの他の1つとして既に特定されているときには、制御部5は、既に特定されているそのピーク値P、および上記のピーク値P4−2のうちの周波数がピーク値P3−2に近いピーク値P(この例では、ピーク値P4−2)の周波数と、ピーク値P3−2の周波数との間の周波数範囲を「第3の成分値範囲」として、この「第3の成分値範囲」に含まれる周波数の負の値のピーク値Pが存在するか否かを判別すると共に、存在するときには、その負の値のピーク値Pだけを候補値から除外する。
さらに、一例として、上記の例におけるピーク値P4−2よりも高い周波数で、かつピーク値P3−2の周波数よりも低い周波数の負の値のピーク値Pが存在し、そのピーク値PがN個のピーク値Pの他の1つとして既に特定されているときには、制御部5は、既に特定されているそのピーク値P、および上記のピーク値P4−2のうちの周波数がピーク値P3−2に近いピーク値P(この例では、既に特定されているピーク値P)の周波数と、ピーク値P3−2の周波数との間の周波数範囲を「第3の成分値範囲」として、この「第3の成分値範囲」に含まれる周波数の負の値のピーク値Pが存在するか否かを判別すると共に、存在するときには、その負の値のピーク値Pだけを候補値から除外する。
また、N個のピーク値Pの1つとして負の値のピーク値P3−2を特定した本例では、制御部5は、特定したピーク値P3−2の周波数である「第2の周波数」と、「第2の周波数」よりも高い周波数のピーク値P(「成分値が大きいピーク値」:この例では、ピーク値P6−2,P2−2)のうちの特定したピーク値3−2との差が測定値範囲Hbを超えている負の値のピーク値Pのなかで周波数が「第2の周波数」に最も近いピーク値P(本例では、測定値の差が測定値範囲Hbを超えるピーク値Pがピーク値P2−2の1個だけのため、ピーク値P2−2)の周波数との間の周波数範囲Ha4(「第4の成分値範囲」の一例)内に負の値のピーク値Pが存在するか否かを判別する。
この際には、周波数範囲Ha4内に負の値のピーク値P6−2が存在するため、制御部5は、このピーク値P6−2(「予め規定された除外基準を満たすピーク値」のさらに他の一例)を、N個のピーク値Pの他の1つを特定する際の候補値から除外する。なお、本例とは相違するが、上記の周波数範囲Ha4内に正の値のピーク値Pが存在したとしても、この測定装置1では、周波数範囲Ha4内の正の値のピーク値Pを候補値から除外せずに、周波数範囲Ha4内の負の値のピーク値Pだけを候補値から除外する。
また、本例とは相違するが、一例として、上記の例におけるピーク値P2−2よりもやや高い周波数の負の値のピーク値Pが存在し、そのピーク値PがN個のピーク値Pの他の1つとして既に特定されているときには、制御部5は、既に特定されているそのピーク値P、および上記のピーク値P2−2のうちの周波数がピーク値P3−2に近いピーク値P(この例では、ピーク値P2−2)の周波数と、ピーク値P3−2の周波数との間の周波数範囲を「第4の成分値範囲」として、この「第4の成分値範囲」に含まれる周波数の負の値のピーク値Pが存在するか否かを判別すると共に、存在するときには、その負の値のピーク値Pだけを候補値から除外する。
さらに、一例として、上記の例におけるピーク値P2−2よりも低い周波数で、かつピーク値P3−2の周波数よりも高い周波数の負の値のピーク値Pが存在し、そのピーク値PがN個のピーク値Pの他の1つとして既に特定されているときには、制御部5は、既に特定されているそのピーク値P、および上記のピーク値P2−2のうちの周波数がピーク値P3−2に近いピーク値P(この例では、既に特定されているピーク値P)の周波数と、ピーク値P6−1の周波数との間の周波数範囲を「第4の成分値範囲」として、この「第4の成分値範囲」に含まれる周波数の負の値のピーク値Pが存在するか否かを判別すると共に、存在するときには、その負の値のピーク値Pだけを候補値から除外する。
この場合、本例とは相違するが、N=3個以上のピーク値Pを特定する際には、候補値のピーク値Pのなかから測定値の絶対値が大きい必要数のピーク値Pを順次特定する。一方、N=2個のピーク値Pを特定する本例では、図13に示すように、ピーク値P3−2,P3−1の2個が特定される。この際に、制御部5は、特定した2個のピーク値Pを対応する周波数に関連付けて記録してピーク値データD3を生成し、生成したピーク値データD3を記憶部6に記憶させる。以上により、「第2の処理」が完了する。この後、制御部5は、ピーク値データD3に記録した各ピーク値Pおよびその周波数をピーク値表示画面10に表示させる(図示せず)。また、一例として、評価装置からの送信要求があったときに、制御部5は、記憶部6に記憶させているピーク値データD3を評価装置に送信する。これにより、評価装置において、評価対象のマイクロホンの特性が評価される。
このように、この測定装置1、および測定装置1による測定データ処理方法では、「第2の処理」において、N個のピーク値Pの1つとして正の値のピーク値Pを特定したときに、特定したピーク値Pの周波数である「第1の周波数」と、「第1の周波数」よりも低い周波数のピーク値Pのうちの特定したピーク値Pとの差が予め規定された値を超えている正の値のピーク値Pのなかで周波数が「第1の周波数」に最も近いピーク値Pの周波数、および「第1の周波数」よりも低い周波数のピーク値PのうちのN個のピーク値Pの他の1つとして既に特定している正の値のピーク値Pのなかで周波数が「第1の周波数」に最も近いピーク値Pの周波数の「第1の周波数」に近い一方との間の周波数範囲Ha1内に正の値のピーク値Pが存在するときには、周波数範囲Ha1内に正の値のピーク値Pを、除外基準を満たすピーク値Pとして候補値から除外し、かつ「第1の周波数」と、「第1の周波数」よりも高い周波数のピーク値Pのうちの特定したピーク値Pとの差が予め規定された値を超えている正の値のピーク値Pのなかで周波数が「第1の周波数」に最も近いピーク値Pの周波数、および「第1の周波数」よりも高い周波数のピーク値PのうちのN個のピーク値Pの他の1つとして既に特定している正の値のピーク値Pのなかで周波数が「第1の周波数」に最も近いピーク値Pの周波数の「第1の周波数」に近い一方との間の周波数範囲Ha2内に正の値のピーク値Pが存在するときには、周波数範囲Ha2内の正の値のピーク値Pを、除外基準を満たすピーク値Pとして候補値から除外すると共に、N個のピーク値Pの1つとして負の値のピーク値Pを特定したときに、特定したピーク値Pの周波数である「第2の周波数」と、「第2の周波数」よりも低い周波数のピーク値Pのうちの特定したピーク値Pとの差が予め規定された値を超えている負の値のピーク値Pのなかで周波数が「第2の周波数」に最も近いピーク値Pの周波数、および「第2の周波数」よりも高い周波数のピーク値PのうちのN個のピーク値Pの他の1つとして既に特定している負の値のピーク値Pのなかで周波数が「第2の周波数」に最も近いピーク値Pの周波数の「第2の周波数」に近い一方との間の周波数範囲Ha3内に負の値のピーク値Pが存在するときには、周波数範囲Ha3内の負の値のピーク値Pを、除外基準を満たすピーク値Pとして候補値から除外し、かつ「第2の周波数」と、「第2の周波数」よりも高い周波数のピーク値Pのうちの特定したピーク値Pとの差が予め規定された値を超えている負の値のピーク値Pのなかで周波数が「第2の周波数」に最も近いピーク値Pの周波数、および「第2の周波数」よりも高い周波数のピーク値PのうちのN個のピーク値Pの他の1つとして既に特定している負の値のピーク値Pのなかで周波数が「第2の周波数」に最も近いピーク値Pの周波数の「第2の周波数」に近い一方との間の周波数範囲Ha4内に負の値のピーク値Pが存在するときには、周波数範囲Ha4内の負の値のピーク値Pを、除外基準を満たすピーク値Pとして候補値から除外する。
したがって、この測定装置1、および測定装置1による測定データ処理方法によれば、候補値のなかで測定値の絶対値が最も大きいいずれかのピーク値PがN個のピーク値Pのうちの1つとして特定されたときに、そのピーク値Pとの差が測定値範囲Hb内のピーク値Pであって特定されたピーク値Pの周波数とほぼ同じ周波数のピーク値Pが候補値から除外されてN個のピーク値Pとして特定されない状態となるため、N個のピーク値Pの1つとして特定したピーク値Pと同様の周波数で、測定値が殆ど変わらないピーク値PがN個のピーク値Pの他の1つとして特定される事態を確実に回避することができ、これにより、周波数が互いに相違する各種のピーク値Pを一層好適に特定することができる。
なお、「測定データ処理装置」の構成、および「測定データ処理方法」の具体定な処理手順については、上記の測定装置1の構成およびその処理手順の例に限定されない。例えば、上記の測定装置1の構成、および測定装置1による測定データ処理方法に代えて、「第2の処理」において、N個のピーク値のうちの1つを特定した際に、特定したピーク値と成分値の差が小さい順の上位K個(Kは、予め規定した任意の自然数)のピーク値を「除外基準を満たすピーク値」として候補値から除外する構成・方法を採用することもできる。
また、正の値のピーク値P、および負の値のピーク値Pが存在する測定データD1に基づいてN個のピーク値Pを特定する構成・方法を例に挙げて説明したが、正の値のピーク値Pだけが存在し、負の値のピーク値Pが存在しない測定データD1や、負の値のピーク値Pだけが存在し、正の値のピーク値Pが存在しない測定データD1を対象とする場合であっても、上記の測定装置1による「測定データ処理方法」と同様の手順でN個のピーク値Pを特定してピーク値データD3を生成することができる。
さらに、「測定データ」の一例である測定データD1を生成する構成要素(本例では、制御部5)や、測定データD1を生成するための測定データD0を出力する測定部2を一体的に備えて構成した測定装置1を例に挙げて説明したが、「測定データ処理装置」の構成は、これに限定されず、外部装置としての「測定装置」において生成された「測定データ」に基づいて上記のピーク値データD3を生成する処理を実行可能に構成することもできる。また、生成したピーク値データD3を外部装置としての評価装置に送信して評価処理等を実行させる例について説明したが、上記の例における評価装置の構成(ピーク値データD3に基づく各種の評価処理を実行する処理部)を一体的に備えて「測定データ処理装置」を構成することもできる。
加えて、「測定対象成分(成分値)」としての各周波数毎に「測定値」としての音声の相対音圧レベルを記録した測定データD1を処理することで評価対象のマイクロホンの特性を評価可能なピーク値データD3を生成する構成・方法を例に挙げて説明したが、「測定データ処理装置」および「測定データ処理方法」によって処理する「測定データ」はこれに限定されず、例えば、測定対象信号に含まれるノイズの周波数毎の電流値または電圧値(「測定値」の他の一例)を記録した「測定データ(ノイズ成分を分析するための測定データ)」や、電気回路に対してインパルス状の電気信号を入力したときの信号入力時点からの経過時間(「測定対象成分」の他の一例)毎の電圧値または電流値(「測定値」の一例)の変化を記録した「測定データ(過渡応答分析用の測定データ)」などの各種の「測定データ」を対象として、上記の測定装置1による「第1の処理」および「第2の処理」と同様の処理を実行する構成・方法を採用することができる。
また、相対音圧レベルを例に挙げて、0dB未満の値を「負の値」とし、0dB以上の値を「正の値」として説明したが、これに限らず、絶対的に正の値を「正の値」とし、絶対的に負の値を「負の値」とすることもできる。さらに、「正の値」のみのピーク値を有する測定値を対象として本発明を適用することもできる。また、「負の値」のみのピーク値を有する測定値を対象として本発明を適用することもできる。
1 測定装置
2 測定部
5 制御部
6 記憶部
D0,D1 測定データ
D2,D3 ピーク値データ
Ga,Gb 折線グラフ
Ha,Ha1〜Ha4 周波数範囲
Hb 測定値範囲
P1−1〜P1−5,P2−1〜P2−5,P3−1〜P3−5,P4−1〜P4−5,P5−1,P5−2,P6−1,P6−2 ピーク値

Claims (6)

  1. 測定対象成分における互いに相違する各成分値毎の測定値がそれぞれ記録された測定データに基づき、当該各測定値のなかから当該測定値の絶対値が大きい予め規定されたNa個以上Nb個以下の範囲内のN個(Naは、自然数、Nbは、Naよりも大きい自然数)のピーク値を順次特定すると共に、特定した当該ピーク値を対応する当該成分値に関連付けてピーク値データを生成する処理部を備えた測定データ処理装置であって、
    前記処理部は、前記測定対象成分における前記各成分値の範囲が互いに等しいM個(Mは、2以上の自然数)の前記測定データに基づいて前記ピーク値データを生成する際に、当該M個の測定データ毎の前記各測定値のなかから当該測定値の絶対値が大きいLa個以上Lb個以下の範囲内のL個(Laは、自然数、Lbは、Laよりも大きい自然数)の前記ピーク値を順次特定する第1の処理を当該M個の測定データ毎にそれぞれ実行し、かつM回の当該第1の処理によって特定した前記各ピーク値を候補値として当該候補値のなかから前記測定値の絶対値が大きい前記N個のピーク値を順次特定する第2の処理を実行すると共に、当該第2の処理において前記候補値のなかからいずれかの前記ピーク値を前記N個のピーク値の1つとして特定したときに、予め規定された除外基準を満たす前記ピーク値を当該候補値から除外する測定データ処理装置。
  2. 前記処理部は、前記第2の処理において、前記N個のピーク値の1つとして正の値の前記ピーク値を特定したときに、特定した当該ピーク値の前記成分値を含む予め規定された成分値範囲内に正の値の前記ピーク値が存在するときには、当該成分値範囲内の当該正の値のピーク値を、前記除外基準を満たすピーク値として前記候補値から除外し、かつ前記N個のピーク値の1つとして負の値の前記ピーク値を特定したときに、特定した当該ピーク値の前記成分値を含む前記成分値範囲内に負の値の前記ピーク値が存在するときには、当該成分値範囲内の当該負の値のピーク値を、前記除外基準を満たすピーク値として前記候補値から除外する請求項1記載の測定データ処理装置。
  3. 前記処理部は、前記第2の処理において、前記N個のピーク値の1つとして正の値の前記ピーク値を特定したときに、特定した当該ピーク値の前記成分値である第1の成分値と、当該第1の成分値よりも小さい前記成分値の前記ピーク値のうちの当該特定したピーク値との差が予め規定された値を超えている正の値の当該ピーク値のなかで前記成分値が当該第1の成分値に最も近い当該ピーク値の当該成分値、および前記第1の成分値よりも小さい前記成分値の前記ピーク値のうちの前記N個のピーク値の他の1つとして既に特定している正の値の当該ピーク値のなかで前記成分値が当該第1の成分値に最も近い当該ピーク値の当該成分値の当該第1の成分値に近い一方との間の第1の成分値範囲内に正の値の前記ピーク値が存在するときには、当該第1の成分値範囲内の当該正の値のピーク値を、前記除外基準を満たすピーク値として前記候補値から除外し、かつ前記第1の成分値と、当該第1の成分値よりも大きい前記成分値の前記ピーク値のうちの当該特定したピーク値との差が前記予め規定された値を超えている正の値の当該ピーク値のなかで前記成分値が当該第1の成分値に最も近い当該ピーク値の当該成分値、および前記第1の成分値よりも大きい前記成分値の前記ピーク値のうちの前記N個のピーク値の他の1つとして既に特定している正の値の当該ピーク値のなかで前記成分値が当該第1の成分値に最も近い当該ピーク値の当該成分値の当該第1の成分値に近い一方との間の第2の成分値範囲内に正の値の前記ピーク値が存在するときには、当該第2の成分値範囲内の当該正の値のピーク値を、前記除外基準を満たすピーク値として前記候補値から除外すると共に、
    前記N個のピーク値の1つとして負の値の前記ピーク値を特定したときに、特定した当該ピーク値の前記成分値である第2の成分値と、当該第2の成分値よりも小さい前記成分値の前記ピーク値のうちの当該特定したピーク値との差が前記予め規定された値を超えている負の値の当該ピーク値のなかで前記成分値が当該第2の成分値に最も近い当該ピーク値の当該成分値、および前記第2の成分値よりも小さい前記成分値の前記ピーク値のうちの前記N個のピーク値の他の1つとして既に特定している負の値の当該ピーク値のなかで前記成分値が当該第2の成分値に最も近い当該ピーク値の当該成分値の当該第2の成分値に近い一方との間の第3の成分値範囲内に負の値の前記ピーク値が存在するときには、当該第3の成分値範囲内の当該負の値のピーク値を、前記除外基準を満たすピーク値として前記候補値から除外し、かつ前記第2の成分値と、当該第2の成分値よりも大きい前記成分値の前記ピーク値のうちの当該特定したピーク値との差が前記予め規定された値を超えている負の値の当該ピーク値のなかで前記成分値が当該第2の成分値に最も近い当該ピーク値の当該成分値、および前記第2の成分値よりも大きい前記成分値の前記ピーク値のうちの前記N個のピーク値の他の1つとして既に特定している負の値の当該ピーク値のなかで前記成分値が当該第2の成分値に最も近い当該ピーク値の当該成分値の当該第2の成分値に近い一方との間の第4の成分値範囲内に負の値の前記ピーク値が存在するときには、当該第4の成分値範囲内の当該負の値のピーク値を、前記除外基準を満たすピーク値として前記候補値から除外する請求項1記載の測定データ処理装置。
  4. 測定対象成分における互いに相違する各成分値毎の測定値がそれぞれ記録された測定データに基づき、当該各測定値のなかから当該測定値の絶対値が大きい予め規定されたNa個以上Nb個以下の範囲内のN個(Naは、自然数、Nbは、Naよりも大きい自然数)のピーク値を順次特定すると共に、特定した当該ピーク値を対応する当該成分値に関連付けてピーク値データを生成する測定データ処理方法であって、
    前記測定対象成分における前記各成分値の範囲が互いに等しいM個(Mは、2以上の自然数)の前記測定データに基づいて前記ピーク値データを生成する際に、当該M個の測定データ毎の前記各測定値のなかから当該測定値の絶対値が大きいLa個以上Lb個以下の範囲内のL個(Laは、自然数、Lbは、Laよりも大きい自然数)の前記ピーク値を順次特定する第1の処理を当該M個の測定データ毎にそれぞれ実行し、かつM回の当該第1の処理によって特定した前記各ピーク値を候補値として当該候補値のなかから前記測定値の絶対値が大きい前記N個のピーク値を順次特定する第2の処理を実行すると共に、当該第2の処理において前記候補値のなかからいずれかの前記ピーク値を前記N個のピーク値の1つとして特定したときに、予め規定された除外基準を満たす前記ピーク値を当該候補値から除外する測定データ処理方法。
  5. 前記第2の処理において、前記N個のピーク値の1つとして正の値の前記ピーク値を特定したときに、特定した当該ピーク値の前記成分値を含む予め規定された成分値範囲内に正の値の前記ピーク値が存在するときには、当該成分値範囲内の当該正の値のピーク値を、前記除外基準を満たすピーク値として前記候補値から除外し、かつ前記N個のピーク値の1つとして負の値の前記ピーク値を特定したときに、特定した当該ピーク値の前記成分値を含む前記成分値範囲内に負の値の前記ピーク値が存在するときには、当該成分値範囲内の当該負の値のピーク値を、前記除外基準を満たすピーク値として前記候補値から除外する請求項4記載の測定データ処理方法。
  6. 前記第2の処理において、前記N個のピーク値の1つとして正の値の前記ピーク値を特定したときに、特定した当該ピーク値の前記成分値である第1の成分値と、当該第1の成分値よりも小さい前記成分値の前記ピーク値のうちの当該特定したピーク値との差が予め規定された値を超えている正の値の当該ピーク値のなかで前記成分値が当該第1の成分値に最も近い当該ピーク値の当該成分値、および前記第1の成分値よりも小さい前記成分値の前記ピーク値のうちの前記N個のピーク値の他の1つとして既に特定している正の値の当該ピーク値のなかで前記成分値が当該第1の成分値に最も近い当該ピーク値の当該成分値の当該第1の成分値に近い一方との間の第1の成分値範囲内に正の値の前記ピーク値が存在するときには、当該第1の成分値範囲内の当該正の値のピーク値を、前記除外基準を満たすピーク値として前記候補値から除外し、かつ前記第1の成分値と、当該第1の成分値よりも大きい前記成分値の前記ピーク値のうちの当該特定したピーク値との差が前記予め規定された値を超えている正の値の当該ピーク値のなかで前記成分値が当該第1の成分値に最も近い当該ピーク値の当該成分値、および前記第1の成分値よりも大きい前記成分値の前記ピーク値のうちの前記N個のピーク値の他の1つとして既に特定している正の値の当該ピーク値のなかで前記成分値が当該第1の成分値に最も近い当該ピーク値の当該成分値の当該第1の成分値に近い一方との間の第2の成分値範囲内に正の値の前記ピーク値が存在するときには、当該第2の成分値範囲内の当該正の値のピーク値を、前記除外基準を満たすピーク値として前記候補値から除外すると共に、
    前記N個のピーク値の1つとして負の値の前記ピーク値を特定したときに、特定した当該ピーク値の前記成分値である第2の成分値と、当該第2の成分値よりも小さい前記成分値の前記ピーク値のうちの当該特定したピーク値との差が前記予め規定された値を超えている負の値の当該ピーク値のなかで前記成分値が当該第2の成分値に最も近い当該ピーク値の当該成分値、および前記第2の成分値よりも小さい前記成分値の前記ピーク値のうちの前記N個のピーク値の他の1つとして既に特定している負の値の当該ピーク値のなかで前記成分値が当該第2の成分値に最も近い当該ピーク値の当該成分値の当該第2の成分値に近い一方との間の第3の成分値範囲内に負の値の前記ピーク値が存在するときには、当該第3の成分値範囲内の当該負の値のピーク値を、前記除外基準を満たすピーク値として前記候補値から除外し、かつ前記第2の成分値と、当該第2の成分値よりも大きい前記成分値の前記ピーク値のうちの当該特定したピーク値との差が前記予め規定された値を超えている負の値の当該ピーク値のなかで前記成分値が当該第2の成分値に最も近い当該ピーク値の当該成分値、および前記第2の成分値よりも大きい前記成分値の前記ピーク値のうちの前記N個のピーク値の他の1つとして既に特定している負の値の当該ピーク値のなかで前記成分値が当該第2の成分値に最も近い当該ピーク値の当該成分値の当該第2の成分値に近い一方との間の第4の成分値範囲内に負の値の前記ピーク値が存在するときには、当該第4の成分値範囲内の当該負の値のピーク値を、前記除外基準を満たすピーク値として前記候補値から除外する請求項4記載の測定データ処理方法。
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