JP2016098531A - 仮支持方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】既存建物を効率良く確実に免震化できる仮支持方法を提供すること。【解決手段】仮支持方法は、平面視でフーチング部分10の概半分以上を覆う凍土壁40を設けるステップS1、S2と、この凍土壁40でフーチング部分10を仮支持しながら、地盤5を掘削するステップS3と、フーチング部分10の二隅の角部直下とこの角部以外の直下とに仮受支柱50A、50Bを設置して、これら仮受支柱50A、50Bで既存建物1を仮支持するステップS4と、凍土壁40を掘削するステップS5と、フーチング部分10の残りの隅の角部直下に仮受支柱50Bを設置して、フーチング部分10の四隅の角部直下の仮受支柱50Bでフーチング部分10を仮支持するステップS6、S7と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、例えば、構造物を免震化する際に、この構造物を仮支持する仮受支柱を用いた仮支持方法に関する。
従来より、既存建物を基礎下で免震化する、基礎免震レトロフィット工事が知られている(特許文献1〜3参照)。
この基礎免震レトロフィット工事により、杭のない基礎を有する既存建物を免震化する場合、柱からの荷重がかかっている柱直下の地盤をどのようにして安全に掘削して、作業空間を確保するか、が最大の問題であり、例えば、以下の手順で施工する。
特許文献1のように、いきなり荷重の大きい柱直下部分の地盤を掘削しても問題ない場合は極めて少ないので、一般には、まず、基礎梁や耐圧盤などの柱以外の部分の直下の地盤を掘削し、この掘削空間の底盤に仮受支柱を架設して、既存建物の基礎を仮支持する。次に、柱の直下の地盤を掘削し、これにより、既存建物の直下の掘削空間を完成させる。次に、この掘削空間の底盤上に新たにマットスラブを構築し、積層ゴムなどの免震装置を取り付ける。その後、仮受支柱を取り外す。これにより、免震装置を介して既存建物を新設のマットスラブから支持し、既存建物を免震化する(特許文献1、2参照)。
上述のように、柱直下の地盤を安全に掘削するためには、柱にかかる荷重を地盤に伝える仮受支柱を架設して、既存建物を仮支持する必要がある。
ここで、既存建物の基礎のどの部分を仮支持できるかは、既存建物の基礎部分の構造による。例えば、既存建物がラーメン構造である場合、基礎部分に仮受支柱を架設するための補強をすることなく仮支持できるのは、柱直下近傍にあって建物荷重を地盤や杭に伝えるために基礎が幅広く張り出して既に補強されている基礎の底部分(基礎の底版部とも呼ばれるが、以下、フーチング部分という)である。布基礎の場合は、Tの字を逆さまにした形状の鉄筋コンクリート製の基礎を帯状に設置し、Tの字の頭の部分がフーチング部分であり地盤に接している。独立基礎や杭基礎の場合は、フーチング部分の平面形状は四角形である場合が多い。
このため、既存建物がラーメン構造であってかつ基礎部分に仮受支柱を架設するための補強をしない場合は、平面視で、柱直下近傍のフーチング部分において、仮受支柱を設置して仮支持することが多い。
例えば、免震装置の設置工事に障害とならなければ、フーチング部分の四隅に仮受支柱を設置して荷重を支持することで、仮受支柱の受け替えが必要なくなり効率がよい。しかし、そのためにはフーチング部分が広く、掘削法面が崩れ難いことが必要である。
ここで、仮受支柱は、鋼製であり、例えば、床面に設置される底板と、この鋼板に立設される支柱と、この底板と支柱とを連結する斜材や補強プレート等と、を備える。
特許文献3では、柱列の直下近傍の地盤に、柱列に沿って凍土壁を設けて、既存建物の柱にかかる鉛直荷重をこの凍土壁で仮支持する方法が示されている。この方法によれば、基礎梁や耐圧盤の剛性が低い既存建物であっても、基礎にクラックが生じたり沈下したりするのを防いで、確実に免震化できる。また、地盤を掘削しても、掘削面の一部を凍土壁で構成することで、掘削面が崩壊するのを防止できる。しかし、凍土壁がどれだけの荷重を支持できるかは凍土の強度と形状や地盤の地耐力などによる。凍土の強度は、土質や含水比など凍土の物性による因子と、温度など外的条件によって変化する因子によって影響を受ける。また、凍土壁の形状はフーチング部分の大きさや地盤の物性などにより決定される。このため、特許文献3のように、フーチング部分の下に荷重を支持できるだけの凍土壁を設けた上で、凍土壁を撤去した後でも荷重を支持できるだけの仮受支柱を併存させることができる場合は少ない。
特開2003−253911号公報 特開2014−055454号公報 特開2014−088714号公報
フーチング部分の大きさは限られているので、仮受支柱をコンパクトに設置することが、掘削工事や免震装置の設置工事において有利となる。仮受支柱が受ける荷重が大きかったり地盤耐力が小さかったりすると、仮受支柱の底板が大きくなるので、掘削量が多くなったり、底板と支柱とを連結する補強プレートが大きくなって免震装置設置工事の障害になったり、仮受支柱の移動が困難になったり、複数の仮受支柱を近接して建てることができなかったりする。
また、フーチング部分の下に荷重を支持できるだけの凍土壁を設けた上で、仮受支柱をできるだけコンパクトにしても、凍土壁を撤去した後でも荷重を支持できるだけの仮受支柱を併存させることができない場合がある。
本発明は、地盤耐力が小さく、フーチング部分が広くなく、掘削法面が崩れ易い場合でも、基礎部分に仮受支柱を架設するための補強をすることなく、既存建物を効率良く確実に免震化できる仮支持方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の仮支持方法は、構造物(例えば、後述の既存建物1)を基礎の下で免震化する際に、当該構造物のフーチング部分(例えば、後述のフーチング部分10)を下から支持する仮支持方法であって、前記構造物のフーチング部分の下の地盤(例えば、後述の地盤5)の少なくとも一部の土中の水分を凍結させて、平面視で前記フーチング部分の概半分以上を覆う凍土部(例えば、後述の凍土壁40)を設ける工程(例えば、後述のステップS1、S2)と、当該凍土部で前記フーチング部分を仮支持しながら、前記フーチング部分の下の地盤を掘削する工程(例えば、後述のステップS3)と、前記フーチング部分の二隅の角部直下と当該角部以外の直下とに仮受支柱(例えば、後述の仮受支柱50A、50B)を設置して、当該仮受支柱で前記フーチング部分を一時仮支持する工程(例えば、後述のステップS4)と、前記凍土部を掘削する工程(例えば、後述のステップS5)と、前記フーチング部分の残りの隅の角部直下にさらに仮受支柱(例えば、後述の仮受支柱50B)を設置して、前記フーチング部分の四隅の角部直下の仮受支柱(例えば、後述の仮受支柱50B)で前記フーチング部分を仮支持する工程(例えば、後述のステップS6、S7)と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、フーチング部分の下の地盤に、平面視でフーチング部分の概半分を覆う凍土部を設けた。よって、地盤耐力が小さく、フーチング部分が広くなく、掘削法面が崩れ易い場合でも、基礎部分に仮受支柱を架設するための補強をすることなく、既存建物の柱にかかる鉛直荷重を、フーチング部分を介して、この凍土部で仮支持できる。したがって、基礎梁や耐圧盤の剛性が低い既存建物であっても、基礎にクラックが生じたり沈下したりするのを防いで、確実に仮支持できる。また、地盤を掘削しても、掘削面の一部を凍土部で構成することで、掘削面が崩壊するのを防止できる。また、既存建物の内部に入る必要がないので、既存建物をそのまま使用しながら施工できる。
請求項2に記載の仮支持方法は、前記仮受支柱(例えば、後述の仮受支柱50A、50B)は、前記構造物の下の地盤(例えば、後述の地盤5)を掘削して形成された掘削空間(例えば、後述の掘削空間25)の底面に載置されるプレキャストコンクリート造の架台(例えば、後述の架台51)と、当該架台の上面に着脱可能に設けられ複数の部材(例えば、後述の下部支柱521、中間部支柱522、上部支柱523)に分割可能な鋼製支柱(例えば、後述の支柱52)と、当該鋼製支柱の中間に設けられて当該鋼製支柱にプレロードを与えるジャッキ(例えば、後述のジャッキ53)と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、仮受支柱の架台をプレキャストコンクリート化して、新設のマットスラブの一部としてコンクリートに打ち込む。このように、仮受支柱の架台をプレキャストコンクリート部材としたので、従来のように架台(底板)を鋼板で製作した場合に比べて、仮受支柱を製作するのに使用する鋼材を削減でき、低コストとなり、マットスラブを合理的に施工できる。
構造物の柱の直下に設けた仮受支柱は、耐圧盤に打ち込むものではないので、複数回転用できる。
また、地盤の強度が低い場合、架台を鋼板で製作すると、鋼板と支柱とを連結する補強プレートが大型化するので、耐圧盤の鉄筋が補強プレートに干渉してしまう。
しかし、本発明によれば、補強プレートが不要であり、架台の大きさ(接地面積)を適宜設定することで、仮受支柱を設置する地盤の強度が低い場合であっても対応できる。
また、架台の底面は四角形であり、架台の高さは前記四角形の短辺の長さと概等しいので、仮受支柱における架台の重量と形状のバランスがよく、マットスラブ構築や免震装置設置工事の障害にならずに仮受支柱の転倒を防ぐことができる。
また、支柱が架台上面に着脱可能でかつ分割可能な鋼製支柱であるので、搬入や組立てが容易である。したがって、仮受支柱をコンパクトに設置でき、耐圧盤の施工が容易となるから、構造物を効率良く確実に免震化できる。
また、鋼製支柱に市販の鋼製山留部材を用いることで、部材加工も必要なくなる。
また、支柱の中間に支柱を上下に伸縮させてプレロードを与える山留用のプレロードジャッキを用いた場合、このジャッキは、プレロードを与えた後、ロックナットを締めて固定できるので、掘削時の沈下を抑えることができる。
請求項3に記載の仮支持方法は、前記鋼製支柱は、少なくともマットスラブ上端レベル近傍で分割可能であることを特徴とする。
この発明によれば、鋼製支柱を、少なくとも耐圧盤上端レベル近傍で分割可能としたので、免震装置の設置後に仮受支柱を撤去する際に、ジャッキダウンしてボルトを緩めることで、耐圧盤上端レベルで仮受支柱を容易に解体できる。
本発明によれば、フーチング部分の下の地盤でかつ柱の直下の近傍の地盤に、平面視でフーチング部分の概半分を覆う凍土部を設けた。地盤耐力が小さく、フーチング部分が広くなく、掘削法面が崩れ易い場合でも、基礎部分に仮受支柱を架設するための補強をすることなく、既存建物の柱にかかる鉛直荷重をフーチング部分を介して、この凍土部で仮支持できるので、基礎梁や耐圧盤の剛性が低い既存建物であっても、基礎にクラックが生じたり沈下したりするのを防いで、確実に仮支持できる。また、地盤を掘削しても、掘削面の一部を凍土部で構成することで、掘削面が崩壊するのを防止できる。また、既存建物の内部に入る必要がないので、既存建物をそのまま使用しながら施工できる。
また、支柱が架台上面に着脱可能でかつ分割可能な鋼製支柱であるので、搬入や組立てが容易である。したがって、仮受柱をコンパクトに設置でき、耐圧盤の施工が容易となるから、既存建物を効率良く確実に免震化できる。
本発明の一実施形態に係る基礎の仮受支柱が適用される既存建物の基礎部分の断面図である。 前記実施形態に係る既存建物が免震化された状態を示す断面図である。 前記実施形態に係る既存建物を免震化する手順のフローチャートである。 前記実施形態に係る既存建物を免震化する手順を説明する図(その1)である。 図4のA−A断面図である。 前記実施形態に係る既存建物を免震化する手順を説明する図(その2)である。 図6のB−B断面図である。 前記実施形態に係る仮受支柱の側面図である。 図8のC−C断面図である。 前記実施形態に係る仮受支柱を移動する方法を説明する図である。 図10のD−D断面図である。 前記実施形態に係る仮受支柱を据え付ける方法を説明する図である。 前記実施形態に係る既存建物を免震化する手順を説明する図(その3)である。 図10のE−E断面図である。 前記実施形態に係る既存建物を免震化する手順を説明する図(その4)である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、既存建物1は、地下躯体2を有しており、この地下躯体2は、基礎3と、この基礎3から上方に延びる複数本の柱4と、を備えている。
基礎3は、地盤5の上に構築された杭のないべた基礎であり、この基礎3は、フーチング部分10と、これらフーチング部分10同士を連結する耐圧盤11と、を備える。
各柱4は、フーチング部分10の中心部から上方に延びている。
以上の既存建物1は、図2に示すように、免震装置20により基礎3を下から支持することで免震化される。
具体的には、既存建物1の基礎3の下には、免震装置20を設置するための設置スペース21が形成されている。この設置スペース21の底面には、全面に亘って、鉄筋コンクリート造の耐圧盤としてのマットスラブ22が構築されている。
柱4の直下でかつマットスラブ22の上面には、鉄筋コンクリート造の下部免震基礎23が設けられ、柱4の直下でかつ基礎3の下面には、鉄筋コンクリート造の上部免震基礎24が設けられている。
また、既存建物1の地下躯体2の周囲には、地上に通じる周囲スペース30が形成されている(図4参照)。
積層ゴム等の免震装置20は、この下部免震基礎23と上部免震基礎24との間に設けられている。
免震装置20は、下部免震基礎23に反力をとって、上部免震基礎24を下から支持しつつ、この上部免震基礎24が水平方向に移動可能な状態を保持している。このとき、周囲スペース30は、免震クリアランスとして機能する。
図3に示すように、ステップS1では、既存建物1の周囲に周囲スペース30を形成する。
すなわち、図4および図5に示すように、既存建物1の周囲に図示しない山留め壁を構築して、既存建物1と山留め壁との間の地盤5を、マットスラブ22の下端となる深さまで掘削する。この掘削により形成された空間は、周囲スペース30となる。
このとき、この山留め壁の内側に擁壁を構築するとともに、この擁壁と既存建物1の地下躯体2とを連結する図示しない仮設梁を構築する。この仮設梁は、土圧を支えて水平拘束する切梁などの山留支保工として機能する。
ステップS2では、既存建物1の基礎3の下の地盤5に、凍土部としての凍土壁40を構築する。
すなわち、図4および図5に示すように、平面視で、基礎3のフーチング部分10の概半分に掛かるように、柱4の通り芯に沿って、凍土壁40を構築する。
凍土がどれだけの荷重を支持できるかは凍土の強度と形状や地盤の地耐力などによる。凍土の強度は、土質や含水比など凍土の内因的にもっている因子と、温度など外的条件によって変化する因子によって影響を受ける。凍土壁の形状はフーチング部分の大きさや崩れやすい土層の厚さなどにより決定される。
本実施形態の既存建物1は、杭のない基礎を有するラーメン構造であって、一辺約3.5mのフーチング部分10を有する。フーチング部分10の下部は、拘束がなくなると崩壊しやすい軽石凝灰岩の地層M1があり、厚さは約2.5mであり、その下の地層M2は凝灰質シルト岩の層であり、地層M1よりも安定した地盤である。これらの条件から判断して、基礎部分に仮受支柱50A、50Bを架設するための補強をしないで、荷重を支持できるには、凍土壁の安定性も考えて、平面視でフーチング部分の半分以上を覆う凍土壁40が必要と判断された。
仮に、凍土壁を二分割して、フーチング部分10の両端部分にかかるようにすると、免震装置20を設置する柱4の直下を避けることができ有利であるが、凍土壁の安定性を考えて薄くしないとすると、凍土壁を2倍設ける必要があり不経済である。
また仮に、凍土壁をフーチング部分10の中心部すなわち柱4の直下を通る位置に構築すると、柱芯と凍土壁の芯が一致して荷重を支持するという点では有利である。しかも、図13のようにフーチング部分の四隅に仮受支柱50Bを設置して荷重を支持することで、仮受支柱50Bが、免震装置20の設置工事に障害とならず、凍土壁40を撤去した後でも荷重を支持できるだけの仮受支柱50Bを併存させることができれば、仮受支柱50Bの受け替えが必要なくなり効率がよい。
フーチング部分10の凍土壁の幅を2mとすると、凍土壁以外の部分が平面視75cmずつとなり、フーチング部分10の四隅にH−350×350の仮受支柱を建てるとして、仮受支柱の底板の一辺を100cmとすると、仮受支柱50Bの底板端部と凍土壁との隙間は10cm弱となり、不可能ではなさそうである。しかし、凍土壁の構築において既存建物1の端部から水平にボーリングしながら一辺30m以上の距離を削孔することを考えると、施工誤差が10cm以上発生する場所もありうる。
そこで、本実施形態ではフーチング部分10の下の地盤でかつ柱4の直下の近傍の地盤に、平面視でフーチング部分10の概半分を覆う凍土部を設けた。
この凍土壁40は、凍結工法により形成される。具体的には、周囲スペース30から、基礎3のフーチング部分10の右半分の下の地盤5の地層M2に向かって、柱4の通り芯に沿って複数本の図示しない凍結管を略水平に打ち込む。そして、これら凍結管に冷却液を流通させることで、凍結管の周囲を冷却して土中の水分を凍結させる。これにより、これら凍結管を中心とする凍土壁40が形成される。
ここで、地盤5は、既存建物1の基礎3の直下の地層M1と、この地層M1の下の地層M2と、で構成されている。例えば、地層M1は軽石凝灰岩の層であり、地層M2は凝灰質シルト岩の層であり、地層M1よりも安定した地盤である。
これら凍土壁40の高さは、地層M1と地層M2との境界部分から基礎3のフーチング部分10の下面までで約2.5mで、幅は約2mとなっている。
ステップS3では、既存建物1の基礎3の下の地盤5のうち、凍土壁40を除いた部分を掘削する。
すなわち、図6および図7に示すように、既存建物1の基礎3の下の地盤5のうち、凍土壁40を除いた部分を、マットスラブ22の底面となる深さまで掘削する。これにより、既存建物1の基礎3のフーチング部分10は凍土壁40により仮支持される。また、この掘削により形成された掘削空間25は、設置スペース21の一部となる。
ステップS4では、掘削空間25において、平面視でフーチング部分10の二隅の角部の直下に仮受支柱50Bを設置し、柱4のなるべく直下に仮受支柱50Aを設置する。これにより、仮受支柱50A、50Bでフーチング部分10を一時仮支持する。仮受支柱50A、50Bの設置は掘削状況により判断すればよく、掘削が完了するのを待つ必要はない。すなわち、仮受支柱50Bと仮受支柱50Aは同時に設置する必要はなく、先に仮受支柱50Bを設置してある程度荷重を負担してから、更に掘削を進めた後に仮受支柱50Aを設置してもよい。
図6および図7に示すように、掘削空間25の底面に捨てコンクリート26を打設する。
仮受支柱は、掘削完了後図13のように1本の柱4の荷重を4本の仮受支柱で支持できるように設計されるが、フーチング部分10の直下の半分が凍土壁40に覆われているこの段階においては、平面視で、フーチング部分10の4つの角部の直下に、仮受支柱50Bを設置できないので、2つの角部の直下に、2本の仮受支柱50Bを設置し、さらに柱4のなるべく直下に、2本の仮受支柱50Aを設置した。これら合計4本の仮受支柱50A、50Bにより基礎3を下から仮支持することにより、凍土壁40を撤去することが可能となる。なお、中央に追加した2本の仮受支柱50Aは、凍土壁40を撤去後に、フーチング部分10の残りの2つの角部の直下に2本の仮受支柱50Bを設置してから撤去し、仮受支柱50Aが、免震装置20の設置工事に障害とならないようにする。この場合、仮受支柱50Aを架台51ごと移動して撤去し転用してもよいし、架台51を残して、支柱52やジャッキを架台51から外して撤去し、他の場所で転用してもよい。
なお、平面視で既存建物1の外周部に位置して周囲スペース30に面するフーチング部分10Aについては、このフーチング部分10Aの角部の直下に位置する仮受支柱50Bは、平面視で、このフーチング部分10Aの角部に沿って略L字形状に延びている。これは、凍土壁40の端部であるので、気温上昇や雨などで凍土壁40が崩壊するおそれがあったのと、フーチング部分の面積が中央部より小さかったためである。
図8は、仮受支柱50Bの側面図である。図9は、図8のC−C断面図である。
仮受支柱50Bは、掘削空間25の底面に載置される鉄筋コンクリート造の架台51と、この架台51の上面から上方に延びて既存建物1の下面を支持する支柱52と、支柱52の中間に設けられてこの支柱52にプレロードを与えるジャッキ53と、を備える。
架台51の底面は、柱4の荷重を受けるのに必要な面積を有するL×Lの大きさの四角形であり、架台51の高さは前記四角形の一辺の長さLと概等しくなっている。これは、支柱52がH350×350で3.5m以上あるため、ジャッキの重さを加えると1t近くにあり、仮受支柱の安定のために架台51が支柱52の少なくとも2倍以上の重さが必要であり、2.5倍以上が好ましい。また、支柱52の長さは座屈等を考えて短い方が安定するが、架台51の高さは低い方が安定する。このため、作業性も考えると現実的には架台51の高さを1m弱とし、架台51の底面の短辺の長さと概等しい(プラスマイナス10数%)とするのが、重さと形状のバランスがとれ好ましい。これにより、マットスラブ構築や免震装置設置工事の障害にならずに仮受支柱50Bの転倒を防ぐことができる。
架台51の下部には、格子状に配筋された鉄筋511と、この鉄筋511の両端に接合された機械式継手512と、が打ち込まれている。マットスラブ22の主筋としてねじ鉄筋513を用意し、図9中矢印で示すように、このねじ鉄筋513を機械式継手512に螺合することで、架台51に打ち込まれた鉄筋511は、マットスラブ22の下側の主筋に接合されることになる。
また、架台51の四つの側面には、それぞれ、凹部(コッタ)514が上下2段に形成されている。
支柱52は、鋼製の支柱であり、架台51に着脱可能に設けられて複数の部材521〜523に分割可能である。
すなわち、支柱52は、架台51の上面に設けられたH形鋼からなる下部支柱521と、ジャッキ53の上に設けられたH形鋼からなる中間部支柱522と、中間部支柱522の上に設けられたH形鋼からなる上部支柱523と、を備える。
下部支柱521は、架台51の上面に着脱可能であり、これにより、支柱52は、マットスラブ22の上端レベルで分割可能となっている。
また、下部支柱521の途中には、止水板524が設けられている。
ジャッキ53は、下部支柱521と中間部支柱522との間に設けられており、下部支柱521と中間部支柱522とを接近あるいは離間させる。
この仮受支柱50Bは、ジャッキ53を駆動することで、掘削空間25の底面に反力をとって、下部支柱521と上部支柱522とを離間する方向に力を加えてプレロードを導入し、基礎3を仮支持できる。
あるいは、ジャッキ53を駆動することで、プレロードを解除して、基礎3の仮支持を解除できる。
なお、仮受支柱50Aは、仮受支柱50Bと同様の構成であるが、凍土壁40撤去後に移動して支持点を盛り替える点が、仮受支柱50Bと異なる。
次に、架台51の移動方法について、説明する。仮受支柱50Aのうち隣りに配置されるもの同士は、架台51が一体化されており、重量が大きくなっている。そこで、この一体化された仮受支柱50Aの架台51を一例として説明する。
架台51の上下方向の移動は、以下の方法で行う。
架台51の上面の4箇所には、ボルト515が突出して設けられている(図10および図11参照)。
この架台51のボルト515に吊り治具70を螺合し、この吊り治具70を用いて架台51を吊り上げて、架台51を揚重する。
一方、架台51の水平方向の移動は、ハンドパレットあるいはフォークリフトにより、架台51を下から支持して移動する。
この方法で水平移動できない場合には、次の方法で移動する。
すなわち、架台51の側面の4箇所には、後述のブラケット60を取り付けるためのボルト516が突出して設けられている。
図10および図11に示すように、架台51のボルト516にブラケット60を取り付けて、このブラケット60の直下に、一対のレール61を設置する。このレール61は、H形鋼と、このH形鋼の上フランジの上面の両端にガイドとして設けられた一対の溝形鋼と、で構成される。これら一対のレール61は、架台51の設置位置まで延長しておく。
次に、ブラケット60の下面にローラ62を取り付けて、このローラ62をレール61上に設置する。
次に、架台51の上面の吊り治具70に、例えばレバーブロック(登録商標)63のワイヤ64を取り付けて、架台51の設置位置近傍の壁面65に反力をとって、レバーブロック(登録商標)63により、ワイヤ64を壁面65に向かって引っ張る。すると、ローラ62がレール61上を走行し、架台51を所定位置まで移動できる。
次に、架台51の据え付け方法について、説明する。
まず、図12に示すように、ブラケット60を下から支持するジャッキ66を設置する。具体的には、捨てコンクリート26上に鉄板67を敷設して、この鉄板67上にジャッキ66を設置する。
次に、ジャッキ66を駆動して、ブラケット60を昇降させて、架台51の高さや水平度を調整する。
次に、架台51と捨てコンクリート26との隙間の複数箇所にライナー68を差し込んで、架台51の高さ位置を仮固定し、その後、ジャッキ66および鉄板67を撤去する。
次に、架台51と捨てコンクリート26との隙間に無収縮モルタル69を充填する。
ステップS5では、既存建物1の基礎3の下の残りの地盤5を掘削する。
すなわち、図13および図14に示すように、次に、凍結管による凍結を解除し、この凍結管を撤去する。その後、既存建物1の基礎3の下の残りの地盤5を掘削して、凍土壁40を撤去し、掘削空間25を完成させる。
ステップS6では、柱4の直下の周囲に、残りの仮受支柱50Bを設置する。
掘削空間25の底面に捨てコンクリート26を打設する。次に、この捨てコンクリート26上で、平面視で柱4の直下の周囲つまりフーチング部分10の残りの隅の角部の直下に、仮受支柱50Bを設置する。そして、これら仮受支柱50Bにより基礎3のフーチング部分10を下から仮支持する。
ステップS7では、柱4の直下に設置した仮受支柱50Aを撤去する。
仮受支柱50Aによる仮支持を解除し、この仮受支柱50Aを撤去する。これにより、既存建物1の基礎3は、フーチング部分10の角部直下に設置した仮受支柱50Bのみにより仮支持される。
ステップS8では、掘削空間25の底面にマットスラブ22を構築する。
図15に示すように、捨てコンクリート26上に配筋する。このとき、仮受支柱50Bの架台51の機械式継手512にねじ鉄筋513を螺合することで、この架台51に打ち込まれた鉄筋511は、マットスラブ22の下側の主筋となる(図9参照)。
次に、コンクリートを打設して、マットスラブ22を新設する。すると、仮受支柱50Bの架台51は、マットスラブ22の一部となり、仮受支柱50Bの支柱52の下部は、コンクリートに打ち込まれることになる。
ステップS9では、マットスラブ22上に免震装置20を設置する。
図15に示すように、マットスラブ22上に下部免震基礎23を構築し、基礎3の下面に上部免震基礎24を構築して、これら免震基礎23、24同士の間に、免震装置20を設置する。そして、この免震装置20により、基礎3の柱4の直下に位置する部分を支持する。
ステップS10では、柱4の直下の周囲に設置した仮受支柱50Bを撤去する。
フーチング部分10の角部の直下に設置した仮受支柱50Bによる支持を解除し、次に、これら仮受支柱50Bの支柱52を切断して撤去する。これにより、既存建物1は、免震装置20により支持される。
本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)フーチング部分10の下の地盤5に、平面視でフーチング部分10の概半分を覆う凍土壁40を設けた。地盤耐力が小さく、フーチング部分が広くなく、掘削法面が崩れ易い場合でも、基礎部分に仮受支柱50A、50Bを架設するための補強をすることなく、既存建物1の柱4にかかる鉛直荷重を、フーチング部分10を介して、この凍土壁40で仮支持できるので、基礎梁や耐圧盤11の剛性が低い既存建物1であっても、基礎3にクラックが生じたり沈下したりするのを防いで、確実に仮支持できる。また、地盤5を掘削しても、掘削面の一部を凍土壁40で構成することで、掘削面が崩壊するのを防止できる。また、既存建物1の内部に入る必要がないので、既存建物1をそのまま使用しながら施工できる。
(2)仮受支柱50Bの架台51をプレキャストコンクリート化して、新設のマットスラブ22の一部としてコンクリートに打ち込む。このように、仮受支柱50Bの架台51をプレキャストコンクリート部材としたので、従来のように架台(底板)を鋼板で製作した場合に比べて、仮受支柱50Bを製作するのに使用する鋼材を削減でき、低コストとなり、マットスラブ22を合理的に施工できる。
構造物の柱の直下に設けた仮受支柱50Aは、マットスラブ22に打ち込むものではないので、複数回転用できる。
また、仮受支柱50Bの支柱52がマットスラブ22を貫通しないので、従来のように仮受支柱が新設の耐圧盤を貫通する場合に比べて、止水性を向上できる。
また、架台51の大きさ(接地面積)を適宜設定することで、仮受支柱50A、50Bを設置する地盤5の強度が低い場合であっても対応できる。
また、支柱52が架台51の上面に着脱可能でかつ分割可能な鋼製支柱であるので、搬入や組立てが容易である。したがって、仮受支柱50Bをコンパクトに設置でき、マットスラブ22の施工が容易となるから、既存建物1を効率良く確実に免震化できる。
また、鋼製の支柱52に市販の鋼製山留部材を用いることで、部材加工も必要なくなる。
また、支柱52の中間に支柱を上下に伸縮させてプレロードを与える山留用のプレロードジャッキを用いた場合、このジャッキは、プレロードを与えた後、ロックナットを締めて固定できるので、掘削時の沈下を抑えることができる。
また、鋼製の支柱52を、少なくともマットスラブ22の上端レベル近傍で分割可能としたので、免震装置20の設置後に仮受支柱50Bを撤去する際に、ジャッキダウンしてボルトを緩めることで、マットスラブ22の上端レベルで仮受支柱50Bを容易に解体できる。
(3)仮受支柱50A、50Bの架台51の側面に凹部514を形成したので、架台51を新設のマットスラブ22に打ち込んだ際に、この凹部514にマットスラブ22のコンクリートが入り込んで、マットスラブ22と確実に一体化される。
(4)架台51を平面視でL字形状としたので、平面視四角形であるフーチング部分10の縁の形状に沿って架台51を配置でき、仮受支柱50Bをフーチング部分10の端部の所望の位置に設置することができる。
(5)架台51の側面にブラケット60を取り付けたので、このブラケット60の下面にローラ62を取り付けて、ローラ62がレール61上を走行することで、架台51を容易に水平移動できる。
また、ブラケット60をジャッキ66で仮支持して昇降させることで、架台51の高さ位置を容易に調整できる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、本実施形態では、凍土壁40の高さを、地層M1と地層M2との境界部分から基礎3の下面までとしたが、これに限らず、凍土壁の高さをマットスラブ22の下端近傍から基礎3の下面までとしてもよい。
また、本実施形態では、既存建物1の外側の周囲スペース30から掘削を開始したが、敷地に余裕のない場合には、既存建物1の耐圧盤11に開口を設けて、この開口から掘削を開始してもよい。
また、本実施形態では、本発明を杭のないべた基礎に適用したが、これに限らず、杭を有する杭基礎にも適用して、掘削時の杭耐力の不足を補うこともできる。
また、上述の各実施形態では、本発明を既存建物1に適用したが、これに限らず、擁壁などの構造物にも適用できる。
また、本実施形態では、仮受支柱50A、50Bの架台51をプレキャストコンクリート化したが、これに限らず、仮受支柱全体を鋼製とし、例えば、床面に設置される底板と、この鋼板に立設される支柱と、この底板と支柱とを連結する斜材や補強プレート等と、からなる構成としてもよい。ただその場合には、プレキャストコンクリート製の場合ほど重心が下にないので、仮受支柱には、大きな荷重を受けても安全に掘削できるように、コンパクト化しても、転倒しないような安定性が求められる。
また、仮受支柱のコンパクト化と別の問題として、マットスラブの施工の合理化とマットスラブの品質の問題もある。その解決方法の一つとして、本実施形態では、仮受支柱部分のマットスラブと、それ以外のマットスラブとにおいてコンクリート打設を複数回に分けず、仮受支柱を設置したままでマットスラブを構築するための手段として、プレキャストコンクリート造の反力盤である架台51を用い、この架台51を埋め殺してマットスラブの一部として利用した。
鋼製底板の仮受支柱でもそのままマットスラブの配筋をして埋め殺す方法もあるが、マットスラブの下部鉄筋のピッチが100mm〜150mm程度の場合、H−300×300の支柱鋼材を使うとしても、鉄筋の貫通穴を鋼材の1面に複数設ける必要があり、支柱鋼材の断面欠損が大きくなる。底板と支柱とを連結する斜材や補強プレート等の干渉も多く問題が残る。
M1、M2…地層
1…既存建物(構造物)
2…地下躯体
3…基礎
4…柱
5…地盤
10、10A…フーチング部分
11…耐圧盤
20…免震装置(積層ゴム)
21…設置スペース
22…マットスラブ
23…下部免震基礎
24…上部免震基礎
25…掘削空間
26…捨てコンクリート
30…周囲スペース
40…凍土壁(凍土部)
50A…盛り替える仮受支柱
50B…盛り替えない仮受支柱
51…架台
52…支柱
53…ジャッキ
60…ブラケット
61…レール
62…ローラ
63…レバーブロック
64…ワイヤ
65…壁面
66…ジャッキ
67…鉄板
68…ライナー
69…無収縮モルタル
70…吊り治具
511…鉄筋
512…機械式継手
513…鉄筋
514…凹部
515、516…ボルト
521…下部支柱
522…中間部支柱
523…上部支柱
524…止水板

Claims (3)

  1. 構造物を基礎の下で免震化する際に、当該構造物のフーチング部分を下から支持する仮支持方法であって、
    前記構造物のフーチング部分の下の地盤の少なくとも一部の土中の水分を凍結させて、平面視で前記フーチング部分の概半分以上を覆う凍土部を設ける工程と、
    当該凍土部で前記フーチング部分を仮支持しながら、前記フーチング部分の下の地盤を掘削する工程と、
    前記フーチング部分の二隅の角部直下と当該角部以外の直下とに仮受支柱を設置して、当該仮受支柱で前記フーチング部分を一時仮支持する工程と、
    前記凍土部を掘削する工程と、
    前記フーチング部分の残りの隅の角部直下に仮受支柱を設置して、前記フーチング部分の四隅の角部直下の仮受支柱で前記フーチング部分を仮支持する工程と、を備えることを特徴とする仮支持方法。
  2. 前記仮受支柱は、前記構造物の下の地盤を掘削して形成された掘削空間の底面に載置されるプレキャストコンクリート造の架台と、
    当該架台の上面に着脱可能に設けられ複数の部材に分割可能な鋼製支柱と、
    当該鋼製支柱の中間に設けられて当該鋼製支柱にプレロードを与えるジャッキと、を備えることを特徴とする請求項1に記載の仮支持方法。
  3. 前記鋼製支柱は、少なくともマットスラブ上端レベル近傍で分割可能であることを特徴とする請求項2に記載の仮支持方法。
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