JP2016098447A - 透け防止性に優れた織編物 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、薄い織編物であっても透けにくく、風合いの良い織編物及び該織編物を含む薄地衣類並びに生活資材を提供する。【解決手段】本発明に係る織編物は、紡績糸を含む織編物であって、該紡績糸が異形断面繊維を含み、該異形断面繊維が、単繊維横断面において凸部を3〜10個有し、異型度が1.5〜5.0であり、単繊維繊度が1.2dtex以下であり、酸化チタン、酸化亜鉛、アルミナ、酸化マグネシウム、硫酸バリウム、タルク、カオリン、炭酸カルシウム及び炭酸ナトリウム等から選ばれる少なくとも一種の無機微粒子を1.5質量%以上含有することを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は薄地でありながら、透けにくく、風合いに優れた織編物に関するものである。
シャツ、ブラウス、白衣といった衣料品は薄い織編物で作られている。薄地であるため涼しく、快適に着用できる一方で、着用者の肌や下着が透けて見えてしまうといった問題があった。
このような問題に対処するため、特許文献1には、薄地の衣類に好ましく用いられる繊維集合体として、多葉型ポリエステル系繊維であって、空隙率が20〜60%であることを特徴とする材料が提案されている。しかし、空隙率を高めた繊維は見かけ上嵩高となり、薄地織編物に適用することが難しかった。また、空隙率が高い繊維集合体を薄地織編物用途に適用すると、繊維の空隙率が高い故に、却って光が透過してしまうという問題があった。
また上記の薄地織編物には、光の反射率を高めて透けにくくするため、酸化チタンが糸に配合されている。ところで特許文献2には、酸化チタン含有率を高くせずとも、透け防止性に優れる布帛を提供するために、高異型度ポリエステル繊維と、中空率8%以上の中空ポリエステル繊維を含むエア交絡紡績糸が提案されている。しかしこの方法では、曲げ二次モーメントの高い、すなわち曲がりにくい中空繊維を用いており、しかもエア交絡紡績法を採用しているため、仕上がる織編物は風合いが硬くなってしまうという問題があった。
特開平8−218247号公報 特開2005−220478号公報
そこで本発明は、前述した従来技術の問題点を解消するために、薄い織編物であっても透けにくく、風合いの良い織編物、及び該織編物を含む薄地衣類、生活資材を提供することを課題とした。
本発明者は、前記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、織編物を構成する紡績糸として、単繊維横断面において凸部を3〜10個有し、異型度が1.5〜5.0の異形断面繊維を用いれば、異形断面繊維の凹凸が隣接する繊維の凹凸が重なり合うことで、繊維間界面を増大させることができ、さらに該異形断面繊維内の無機酸化物量を増やし(すなわち、フルダル)、かつ該繊維を極細にすることで、上記課題を解決して、従来にない優れた透け防止性を有する風合いのよい薄地の織編物を提供できることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明に係る織編物は、紡績糸を含む織編物であって、該紡績糸が異形断面繊維を含み、該異形断面繊維が、単繊維横断面において凸部を3〜10個有し、異型度が1.5〜5.0であり、単繊維繊度が1.2dtex以下であり、酸化チタン、酸化亜鉛、アルミナ、酸化マグネシウム、硫酸バリウム、タルク、カオリン、炭酸カルシウム及び炭酸ナトリウム等から選ばれる少なくとも一種の無機微粒子を1.5質量%以上含有することを特徴とする。
織編物100質量%中、異形断面繊維を含む紡績糸が50質量%以上含まれていることが好ましく、前記紡績糸表面に存在する長さ1mm以上の毛羽数は、糸長10mあたり、150〜1500個であり、紡績糸表面に存在する長さ3mm以上の毛羽数は、糸長10mあたり、0〜50個であることがより好ましい。毛羽数をこの範囲にすることで毛羽による生地品位を悪くしないで糸−糸間の隙間を毛羽があることで防透け性が向上する。
また、紡績糸の撚係数は、3.0〜7.5であることが好ましい。撚係数がこの範囲にあると糸の締まりが強くなり、糸内の繊維同士の凹凸が重なりあうことができるようになる。これにより糸内の乱反射が向上して防透け性が向上する。
また、前記紡績糸の英式番手は30〜120番手であることが好ましい。特に織物は、厚さが0.05〜0.3mmであり、カバーファクターが22〜40であることが望ましく、可視光透過率が25%以下、可視光反射率が65%以上、透け防止度が85以上を発揮できる。一方編物は、厚さが0.2〜1mmであり、カバーファクターが0.01〜1であることが望ましい。
また本発明は前記織編物を含む薄地衣類又は生活資材を包含する。
本発明の織編物は、織編物を構成する紡績糸として、凸部を3〜10個有する高異型度のフルダルの極細異形断面繊維を含有するものを使用しているため、異形断面繊維の界面積が大きく、界面で光が反射及び屈折しやすくなり、光が表抜けしにくくなる。しかも紡績糸表面の毛羽の存在により、織編物の隙間を埋めることが可能となるため、透け防止性に優れるとともに、ソフトな風合いを有する薄地の生地となる。
紡績糸の好ましい一例を示す概略斜視図である。 紡績糸の好ましい一例を示す横断面のSEM写真である(倍率:300倍)。 異形断面繊維の単繊維横断面を示す概略図である。
以下、本発明に係る織編物について詳述する。
<紡績糸>
透け防止性に優れる織編物にするため、本発明に係る織編物は、異形断面繊維を含む紡績糸を含有する点に特徴を有する。図1は、紡績糸の好ましい一例を示す概略斜視図である。図1に示すように、本発明で用いる紡績糸3は、例えば、単繊維横断面において凸部を3つ有するY字断面状の異型断面繊維1を含んでいる。更にこの紡績糸3には、任意の繊維として、前記異型断面繊維1以外に第二の繊維2(詳細は後述するが、例えば、綿等)が存在していてもよい。また図1に示すように、この紡績糸3には、紡績糸の表面に適度な長さを有する毛羽4が存在していることが好ましい。毛羽4が存在することで、光が屈折・散乱し難くなり、光が織編物中の糸−糸間の空隙を抜けて通過する、すなわち、織編物を通して反対側が透けて見えることを抑制できる。毛羽4は、紡績糸3を構成する繊維が紡績糸表面に突き出たものであり、毛羽4は、異型断面繊維1であっても、第二の繊維2であってもよい。なお、異型断面繊維1と第二の繊維2は、層状に配置されていてもよく(例えば、芯鞘構造)、図1に示すように、これらは均一に混紡されていてもよい。
図2は、本発明の織編物に用いる紡績糸の横断面におけるSEM写真である(倍率:300倍)。図2に示すように、この紡績糸には、凸部を3つ有する異形断面繊維1が含まれていることがわかる。本発明では、異形断面繊維の凸部と凹部を噛み合わせて紡績することで、繊維同士が重なり合う界面積を増やしている。このように繊維同士の界面積が増大すると、織編物の透け防止性が高まる。図2から分かるように、紡績糸の中心部は異型断面繊維1の凸部と凹部が噛み合わさっているため密であり(例えば、エリア5)、一方で、紡績糸の表面には毛羽4が存在しているため、表面部の繊維間は中心部のものに比べて疎になっている(例えば、エリア6)。
本明細書において、異形断面繊維とは、単繊維横断面において、凸部が3〜10個存在する繊維として定義する。凸部の数が少なすぎると、繊維同士の界面積を充分に増やせないため、防透け性が充分に発揮されない虞がある。一方、凸部の数が多すぎると、異形断面繊維の凸部と凹部を噛み合わせ難くなるため、繊維同士の界面積を充分に増やせず、防透け性が不十分となる。このような観点から、凸部の数は、より好ましくは3〜8個であり、更に好ましくは3〜5個であり、特に好ましくは3個である。異形断面繊維が凸部を3個有する場合の単繊維横断面形状としては、例えば、三葉型やY字型があり、凸部を4個有する形状としては、四葉型や十字型があり、凸部を5個以上有する形状としては、多葉断面等がある。異形断面繊維の凸部は、繊維の長さ方向に連続して形成されていることが好ましい。
また異型断面繊維には、単繊維横断面において、凹部が存在していることが好ましい。異形断面繊維の凹部の数は、凸部(葉)の数に応じて変化し得るが、例えば3〜10個が好ましく、より好ましくは3〜8個であり、更に好ましくは3〜5個であり、特に好ましくは3個である。凹部の数が少なすぎたり、逆に多すぎたりすると、紡績糸としたときに、毛羽の引き出し抑制効果が低下する虞があるため好ましくない。
下記方法により測定される異形断面繊維の異型度は、1.5〜5.0であり、より好ましくは1.8〜3.5であり、更に好ましくは2.0〜3.0である。異型度が下限値を下回ると、充分な透け防止を発揮できない虞があり、異型度が上限値を超えると、異形断面繊維の凸部が伸びすぎてしまい、凸部が折れ曲がり、異形断面繊維同士の凹凸が互いに嵌り込み難くなるため好ましくない。
[異型度]図3は、異形断面繊維の単繊維横断面を示す概略図である。異形断面繊維の異型度は、異形断面繊維11の横断面において、凸部12が接する外接円13の直径(G)と、異形断面繊維11の横断面において、凹部の底辺に接する内接円14の直径(N)との比(G/N)として求める。
紡績糸に含まれる異形断面繊維は、単繊維繊度が1.2dtex以下であり、1.1dtex以下がより好ましく、1dtex以下が更に好ましい。異形断面繊維の質量を揃えた場合、繊維径が太いと繊維間を密にすることが難しくなるため、防透け性が充分に発揮されない虞がある。また、繊維径が太いと織編物の風合いが硬くなる傾向にあるため、異形断面繊維の単繊維繊度は小さい方が好ましい。単繊維繊度の下限は特に限定されるものではないが、異形断面繊維の繊維径が細いと紡績糸から引き出されやすくなるため、0.3dtex以上が好ましく、より好ましくは0.5dtex以上であり、更に好ましくは0.7dtex以上である。
本発明の異形断面繊維は、光を乱反射させ、防透け性を高める目的で、無機微粒子を含有させることができる。無機微粒子としては、例えば、酸化チタン、酸化亜鉛、アルミナ(酸化アルミニウム)、酸化マグネシウム、硫酸バリウム、タルク、カオリン、炭酸カルシウム及び炭酸ナトリウム等から選ばれる少なくとも一種が挙げられ、特に酸化チタンが好ましい。異形断面繊維は、該繊維100質量%中、無機微粒子を1.5質量%以上含むフルダルである必要があり、上限は7.0質量%以下が好ましく、より好ましくは1.7〜4.5質量%であり、更に好ましくは2.0〜4.2質量%である。無機微粒子の含有量が下限値を下回ると、透け防止効果が低下する虞がある。また上限値を超えると、製糸性が低下して、均一な紡績糸を安定して製造することが難しくなる虞がある。
また、前記異形断面繊維は、必要に応じて、難燃剤、抗菌剤、UVカット剤、蓄熱剤、透け防止剤、抗酸化剤等の機能性を付与する有機化合物を含んでいてもよい。
JIS L1015 8.7に基づき測定される異形断面繊維の引張強度は、3cN/dtex以上あることが好ましく、より好ましくは3.5cN/dtex以上であり、更に好ましくは4cN/dtex以上である。異形断面繊維の引張強度が小さすぎると、糸が切れやすくなるといった不具合を生じる虞があるため好ましくない。上限は特に限定されないが、現実的には10cN/dtex以下であり、7cN/dtex以下でも許容される。
紡績糸の毛羽長さと毛羽数、紡績糸における繊維の絡み合い、風合い、糸の品質等を考慮すると異形断面繊維は比較的短い方が好ましく、異形断面繊維は、繊維長が65mm以下の短繊維とするのが好ましい。短繊維の繊維長は、より好ましくは20〜55mmであり、更に好ましくは28〜45mmであり、特に好ましくは30〜40mmである。短繊維の繊維長が下限値を下回ると、繊維同士が絡まり難く、充分な強度を保持できない虞がある。一方、上限値を超えると、紡出性が悪くなるため好ましくない。
異形断面繊維は、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリエチレンイソフタレート、ポリ乳酸、ポリアリレート等のポリエステル樹脂;ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド樹脂;ポリアクリロニトリル、ポリアクリロニトリル−塩化ビニル共重合体等のアクリル樹脂;等を原料とする合成繊維が好ましい。中でも、汎用のポリエステル樹脂を原料とする繊維が好ましく、原料樹脂としてより好ましくはポリエチレンテレフタレートである。また、原料樹脂としてポリエステルを用いる場合は、ポリエステルに5−ナトリウムスルホイソフタル酸のようなカチオン染料の染着性付与成分を共重合しても、前記ポリエステルを混合して練り込んでもよい。
また異形断面繊維は、適度にクリンプ(捲縮)を有していることが望ましい。異形断面繊維がクリンプを有していれば、糸表面の毛羽が立ち上りやすくなり、この立ち上がった毛羽により光の透過を抑制できるからである。異形断面繊維のクリンプ数は、例えば、5〜20個/25mmが好ましく、より好ましくは8〜18個/25mmであり、更に好ましくは10〜16個/25mmである。クリンプ数が前記範囲内であれば、繊維相互間の摩擦力が適切な範囲にコントロールされ、糸の紡績性と、繊維間の滑りのバランスが良くなるため好ましい。一方、クリンプ数が多くなるほど、紡績糸及び織編物が嵩高となり、また織編物の表面での乱反射が多くなるため好ましくない。
また異形断面繊維は、中実繊維であってもよく、中空繊維であってもよいが、中空繊維であれば、光の内部反射や屈折がより多くなるため好ましい。光の透過を防止し、防透け性を高めるため、紡績糸中において繊維間の空隙率は低いほうが好ましい。異形断面繊維は、空隙率(空隙率=(空隙部質量)/(繊維部質量+空隙部質量)、で定義される)が15%以下(より好ましくは5%以下)の中空繊維及び/又は中実繊維がより好ましい。
前記異形断面繊維は、同じ特性を有する繊維を単独(1種)で用いてもよく、特性の異なる繊維を2種以上混用してもよい。
なお本発明で用いる紡績糸には、前述した異形断面繊維以外にも、第二の繊維が含まれていてもよい。第二の繊維として混用できる繊維は、例えば、綿、麻、毛、絹等の天然繊維;レーヨン、ポリノジック、キュプラ、レヨセル(例えば、「テンセル(登録商標)」)等の再生繊維(溶剤紡糸繊維も含む);アセテート繊維、トリアセテート繊維等の半合成繊維;ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド繊維;ポリエチレンテレフタレート繊維、ポリブチレンテレフタレート繊維、ポリ乳酸繊維、ポリアリレート繊維等のポリエステル繊維;ポリアクリロニトリル繊維、ポリアクリロニトリル−塩化ビニル共重合体繊維等のアクリル繊維;ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維等のポリオレフィン繊維;ビニロン繊維、ポリビニルアルコール繊維等のポリビニルアルコール系繊維;ポリ塩化ビニル繊維、ビニリデン繊維、ポリクラール繊維等のポリ塩化ビニル系繊維;ポリウレタン繊維等の合成繊維;ポリエチレンオキサイド、ポリプロピレンオキサイド等のポリエーテル系繊維;等が例示できる。透けが問題となりやすいドレスシャツ、開襟シャツ、ブラウス、スポーツシャツ、白衣等の肌に直接又は下着の上から直接着用する薄地衣類には、防透け性だけでなく、吸湿性が求められるため、前記紡績糸は、天然繊維(特に綿)を含むことが求められる。しかしながら綿等の天然繊維は光を透過させやすいことが難点であったが、本発明の異形断面繊維を混紡することでこの透けやすい欠点を補って薄地衣類に好適な特性を付与することが可能となる。このため本発明の紡績糸は、前記異形断面繊維と天然繊維との混紡品とすることが好ましい態様である。
織編物の肌触りを良くするため、第二の繊維の単繊維繊度は、前記異形断面繊維の単繊維繊度と同程度、例えば、〔前記異形断面繊維の単繊維繊度−0.7dtex〕〜〔前記異形断面繊維の単繊維繊度+0.7dtex〕が好ましい。第二の繊維の単繊維繊度は、具体的には、0.5〜2.5dtexが好ましく、より好ましくは1〜2dtexである。
また第二の繊維は、長繊維(フィラメント)であっても、繊維長が100mm以下の短繊維であってもよいが、短繊維が好ましい。特に、紡績糸を製造しやすくするため、第二の繊維の繊維長は、前記異形断面繊維の繊維長と同程度、例えば、〔前記異形断面繊維の繊維長−15mm〕〜〔前記異形断面繊維の単繊維繊度+15mm〕が好ましい。第二の繊維の繊維長は、より好ましくは20〜90mmであり、更に好ましくは30〜70mmである。
該第二の繊維は、前記異形断面繊維100質量部に対して、20〜80質量部含まれることが好ましく、より好ましくは30〜70質量部であり、更に好ましくは40〜60質量部である。第二の繊維の量が前記範囲内であれば、異形断面繊維を混紡することによる効果を損ねることなく、第二の繊維の効果を発揮できるため好ましい。
<紡績方法>
本発明に用いる紡績糸を製造する紡績方法としては、例えば、リング紡績、オープンエンド紡績、結束紡績(例えば、ムラタボルテックススピナー)、等の各種方法が挙げられる。中でも、紡績糸の表面毛羽を後述する適正な数に調整しやすく、風合いも良いことから、リング紡績が好ましい。また、紡績糸を前述した各種方法で精紡する前に、一般的な方法により、混打綿、カード、必要に応じてコーマ、練条、粗紡等の各種処理を施しておくとよい。
下記の方法で測定される紡績糸の撚係数は、紡績糸の表面における毛羽数のコントロールや、異形断面繊維同士の凹凸を接触・重ね合わせて、紡績糸中の単位体積当たりの繊維同士が重なり合う界面積を増大させる点で重要である。撚係数は、例えば、3.0〜7.5の範囲が好ましく、より好ましくは3.5〜6.5である。撚係数を前記範囲内とすることにより、紡績糸が適度に締まり、紡績糸中の繊維の凸部が、繊維の凹部に入り込みやすくなるため、繊維同士が重なり合う界面積が増大し、光の反射や屈折が増加して防透け性が高まる。一方、撚係数が下限値を下回ると、紡績糸及び織編物は柔らかくなるが、防透け効果が低下する虞がある。また、撚係数が上限値を超えると、紡績糸表面の毛羽が少なくなり、繊維間に空隙ができやすくなってしまうため、該空隙を光が通過してしまい防透け性が低下する虞がある。更には、紡績糸の強度が低下したり、ビリが入り、取り扱い難くなったりする。
[撚係数]JIS L1095 9.15.1 A法に準じて撚り数を求め、下記式に基づき撚係数Kを算出する。
撚係数K=[T]/[NE]1/2 …(1)
(上記式(1)中、[T]は撚り数(回/2.54cm)、[NE]は英式番手である。)
本発明に係る織編物は、織編物に含まれる紡績糸として、紡績糸の表面に適度な長さを有する毛羽を用いることが重要である。毛羽を有する紡績糸を用いることで、光が屈折・散乱せず、織編物中の糸−糸間の空隙を抜けて通過することを抑制できる。紡績糸表面に存在する長さ1mm以上の毛羽数は、糸長10mあたり、例えば、150〜1500個が好ましく、より好ましくは200〜1000個であり、更に好ましくは250〜500個であり、特に好ましくは280〜400個である。毛羽数が下限値を下回ると、防透け性が低下する虞があり、上限値を上回ると織編物が毛羽立った外観となり品位が低下する虞がある。同様の理由から、紡績糸表面に存在する長さ3mm以上の毛羽数は、糸長10mあたり、例えば、0〜50個が好ましく、より好ましくは5〜40個であり、更に好ましくは11〜30個である。
本発明の織編物は、薄地でありながら、透けないことが特徴的である。そのため、織編物を構成する紡績糸としては、比較的細いものを使う必要がある。前述した異形断面繊維を含む紡績糸の太さとしては、英式番手で、30〜120番手が好ましく、より好ましくは34〜100番手であり、更に好ましくは40〜80番手である。前記範囲内の太さを有する紡績糸を用いることで、製造する織編物は薄地となり、ドレスシャツ等の肌に直接又は下着の上から直接着用する薄地衣類に好ましく用いることができる。なお、紡績糸が30番手を超えると紡績糸が太くなるため、織編物を薄地にすることはできないが、防透け性に優れる紡績糸が得られる。また、120番手を超えると、紡績糸が細すぎて、特定の紡績糸を使用することによる効果が充分に発揮されない虞がある。
本発明に用いる紡績糸において、異形断面繊維の含有率が高い程好ましい。異形断面繊維の含有率は、紡績糸100質量%中、好ましくは40質量%以上であり、より好ましくは45質量%以上であり、更に好ましくは60質量%以上であり、防透け性を更に高めるには80質量%以上にするとよい。また異形断面繊維の含有率の上限は、防透け性の観点から、紡績糸100質量%中、100質量%が好ましいが、前述した第二の繊維等で複合化することも好ましいため、90質量%以下であってもよく、80質量%以下であってもよい。
<織編物>
以下、本発明に係る織編物の特徴について詳述する。なお、本願明細書において「織編物」とは、織物又は編物のいずれかを意味するものとして定義する。
異形断面繊維を含む紡績糸をより多く用いることで、防透け性に優れた織編物となるため、前記紡績糸は、本発明の織編物100質量%中、50質量%以上含まれていることが好ましく、より好ましくは70質量%以上であり、更に好ましくは90質量%以上であり、特に好ましくは100質量%であるが、98質量%以下であっても構わない。同様の理由により、異形断面繊維は、織編物100質量%中、40〜80質量%含まれていることが好ましく、より好ましくは50〜75質量%であり、更に好ましくは55〜70質量%である。
また本発明の織物にあっては、織組織は特に限定されるものではなく、平織、綾織(ツイル)、朱子織、ドビー織、二重織、三重織などが採用できる。本発明の編物にあっては、単層又は二層以上の構造を有することが好ましい。編物の組織も特に限定されず、天竺、スムース、フライス、ピケ、ブリスター等の丸編;ハーフトリコット等の経編;等が挙げられる。特に本発明の織編物を、シャツ地、ブラウス地、制服用生地等の各種薄地衣料用用途に用いる場合の組織は、平織、綾織(ツイル)、朱子織、スムース、ピケ、ハーフトリコット等から選ばれる少なくとも1種にするとよい。
織物の厚さは0.05〜0.3mmの薄地とすることが好ましく、より好ましくは0.1〜0.25mmであり、更に好ましくは0.15〜0.25mmである。防透け性の効果は、織物の厚さが前記範囲内にあるときに特に発揮されやすく好ましい。
同様の理由から、編物の厚さは0.2〜1mmが好ましく、より好ましくは0.25〜0.8mmであり、更に好ましくは0.3〜0.55mmである。
また織物のカバーファクターは22〜40であることが好ましく、より好ましくは25〜35である。カバーファクター自体はそれほど高くなく、織物に繊維間の隙間が存在していても、紡績糸には適度な毛羽が存在しているため、この毛羽が繊維間の隙間を埋めて光の通過を抑制でき、これにより織物の防透け性が高まる。
同様の理由から、編物のカバーファクターは、0.01〜1であることが好ましく、より好ましくは0.03〜0.07である。
なお、織物と編物のカバーファクターはそれぞれ、JIS L1096 8.8「編目長及びカバーファクター」によって求められる。
織物及び編物の密度は、生地の用途に応じて適宜調整するとよいが、織物の経糸密度は、例えば、90〜200本/2.54cmが好ましく、より好ましくは110〜180本/2.54cmであり、更に好ましくは125〜150本/2.54cmである。また、経糸密度は、50〜100本/2.54cmが好ましく、より好ましくは55〜90本/2.54cmであり、更に好ましくは60〜80本/2.54cmである。
また編物は、例えば、コース密度が15〜55本/2.54cmが好ましく、より好ましくは25〜50本/2.54cmであり、更に好ましくは30〜50本/2.54cmである。またウェール密度が15〜55本/2.54cmが好ましく、より好ましくは25〜50本/2.54cmであり、更に好ましくは30〜50本/2.54cmである。
本発明の織編物には、一般的な方法により、染色加工等の機能加工を行うことができる。特別な操作を行う必要はないが、アルカリ減量加工が好ましい。アルカリ減量加工を行うと、紡績糸に含まれる異形断面繊維の繊維表面がアルカリ減量加工で侵食され、異形断面繊維表面に微細な凹凸が生じ、繊維間界面で乱反射する光の量が増大することが期待できる。これにより、織編物の防透け性を更に高めることができる。
なお、本発明の織編物には、アルカリ減量加工以外にも、各種機能加工を施すことができる。機能加工としては、例えば、SR加工等の防汚加工、消臭加工、抗菌・制菌加工、UVカット加工、摩擦溶融加工、静電防止加工、スキンケア加工等が挙げられる。
本発明に係る織編物は、前述の通り、透け防止性に優れるものである。例えば、織編物の可視光透過率は、25%以下であり、製造条件等を変えることにより、22%以下、更には20%以下にすることができる。可視光透過率の下限は、現実的には15%以上であり、15.5%以上、更には16%以上であっても充分な透け防止性が発揮される。
また、織編物の可視光反射率は、65%以上を発揮でき、製造条件等を変えることにより、70%以上を達成することも可能である。可視光反射率の上限は、現実的には82%以下であり、80%以下であっても充分である。
また以下の方法で測定する透け防止度は、業界基準が87であるところ、本発明の織編物によれば、85以上、更に織物では90以上を達成することも可能である。透け防止度の上限は、100が好ましいが、98以下、更には97以下であっても充分な透け防止性が達成される。なお透け防止度は、以下の方法で測定される。
[透け防止度]分光光度計と積分球付属装置を用いて、以下の条件で測定する。
・標準白板:硫酸バリウム
・測定波長:380nm〜780nm
透け防止度(%)=([RB]/[RW])×100 …(2)
(上記式(2)中、[RB]は、白板を背景にし、織編物を重ねた時の反射率であり、[RW]は、黒体フィルムを背景にし、織編物を重ねた時の反射率である。)
また本発明に係る織編物は、透け防止性に優れるだけでなく、手触りもよく、柔らかで、見た目もよい生地であるため、例えば、生地に薄さを必要とする用途(以降、「薄地用途」と称す)に好ましく用いられる。薄地用途としては、例えば、ドレスシャツ、開襟シャツ、ブラウス、スポーツシャツ、白衣等の肌に直接又は下着の上から直接着用する薄地衣類;カーテン、ブラインド等の生活資材;等が挙げられる。すなわち、本発明の織編物を含むドレスシャツ、開襟シャツ、ブラウス、スポーツシャツ、白衣等の薄地衣類は、着用者の体のラインや下着が透けにくく、着心地もよいため、着用者が周囲の目を気にすることなく快適に過ごすことができる。また、本発明の織編物を含むカーテン、ブラインド等の生活資材は、室内の様子が外部に見えにくいため、素材自体が薄地であっても室内にいる者は安心して過ごすことができる。
以下、実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明はもとより下記実施例によって制限を受けるものではなく、前・後記の趣旨に適合し得る範囲で適当に変更を加えて実施することも勿論可能であり、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。
実施例・比較例で用いた評価方法は以下の通りである。
<異形断面繊維の断面形状及び凸部数>
異形断面繊維の断面形状及び凸部の数は、走査型電子顕微鏡を用いて観察した。
<引張強度>
JIS L1015 8.7に準じて、単繊維の引張強度を求めた。
<クリンプ数>
JIS L1015 8.12.1 けん縮数に準じて測定した。
<異型度>
異形断面繊維の異型度は、図3に示すように、異形断面繊維11の横断面において、凸部12が接する外接円13の直径(G)と、異形断面繊維11の横断面において、凹部の底辺に接する内接円14の直径(N)との比(G/N)として求める。
実際には、走査型電子顕微鏡を用い、任意に繊維を5本選び出し、1000〜2000倍の倍率でこれらの繊維の断面を撮影する。そして、撮影した断面写真を用い、繊維一本の断面における、凸部が接する外接円の直径を、内接円の直径で除した値を計算し、5本の平均値を求め、これを異型度とする。
<単繊維繊度>
化学繊維はJIS L1015 8.5.1正量繊度A法に基づいて、単糸繊度(単繊維繊度)を求めた。天然繊維はJIS L1019 7.4.2ソータ法による方法に基づいて単糸繊度を求めた。
<繊維長>
化学繊維の繊維長はJIS L1015 8.4.1ステープルダイヤグラム法(A法)に基づいて平均繊維長を求めた。天然繊維長はJIS L1019 7.2.1ダブルソータ法(A法)に基づいて有効繊維長を求めた。
<英式番手>
JIS L 1095 9.4.2に準じて、見掛け綿番手を測定し、これを英式番手とした。
<異形断面繊維の糸混率>
JIS L1030−2 5.9.2(正量混用率)に準じて測定する。
<紡績糸の毛羽数>
紡績糸の毛羽数は、シキボウ株式会社製のF−インデックステスターを用いて測定した。糸長は10mとし、1mm以上の毛羽数及び3mm以上の毛羽数をそれぞれ測定した。
<紡績糸の撚係数>
JIS L1095 9.15.1 A法に準じて撚り数を求め、下記式に基づき撚係数Kを算出した。
撚係数K=[T]/[NE]1/2 …(3)
(上記式(3)中、[T]は撚り数(回/2.54cm)、[NE]は英式番手である。)
<生地厚み>
JIS L1096 8.4 A法(JIS法)に準じて測定する。
<密度>
織物の密度はJIS L096 8.6.1 A法(織物の密度)に準じて測定し、編物の密度はJIS L096 8.6.2 A法(編物の密度)に準じて測定する。
<カバーファクター>
織物及び編物のカバーファクターは、次式により求めた。
織物のカバーファクター=T/(N1)1/2+W/(N2)1/2 …(4)
(上記式(4)中、Tは2.54cmあたりの経糸本数、Wは2.54cmあたりの緯糸本数、N1は経糸の英式番手、N2は緯糸の英式番手である。)
編物のカバーファクターはJIS L1096:2012 8.8 b)カバーファクターに準じて測定した。尚、織編物中にフィラメント糸を用いた場合には、恒長式番手(dtex)から恒重式番手(英式番手)に置き換えてカバーファクターを計算する。
計算式は英式番手=5900/恒長式番手(dtex)を採用した。
<可視光透過率・可視光反射率>
分光光度計(島津製作所社製「UV−3600」)に、積分球付属装置(島津製作所社製「ISR−3100」、積分球の内径:60mmφ、紫外線バンドパスフィルター使用)を用いて、以下の条件で測定した。
・標準白板:硫酸バリウム
・可視光透過率及び可視光反射率測定用の波長:340nm〜780nm
<透け防止度>
分光光度計(島津製作所社製「UV−2450PC」)に、積分球付属装置(島津製作所社製「ISR−2200」、積分球の内径:60mmφ)を用いて、以下の条件で測定した。
・標準白板:硫酸バリウム
・測定波長:380nm〜780nm
透け防止度(%)=([RB]/[RW])×100 …(5)
(上記式(5)中、[RB]は、白板を背景にし、織編物を重ねた時の反射率であり、[RW]は、黒体フィルムを背景にし、織編物を重ねた時の反射率である。)
<風合>
製造された織編物の風合は、手触り、柔らかさ、品位の3項目により、総合的に評価した。評価は7名の判定者により行い、下記の4段階で評価した。
「4」非常に良好、「3」良好、「2」普通、「1」悪い。
<表面品位>
製造された織編物の表面品位は、目視により総合的に評価した。評価は7名の判定者により行い、下記の4段階で評価した。
「4」非常にきれい、「3」きれい、「2」普通、「1」きたない。
実施例1
短繊維として、ポリエステルスパン糸(凸部数3のY字断面、異型度2.3、酸化チタン濃度4質量%のフルダル、単繊維繊度1.0dtex、繊維長32mm、引張強度4.3cN/dtex、クリンプ数12個/25mm)と、米国綿(スピーマ、繊維長35mm、単繊維繊度1.5dtex)を、それぞれ質量比で65%、35%用い、一般的な混打綿、カード、コーマ、練条、粗紡、リング紡績法により精紡(撚係数を表に示す)して、英式番手45番の紡績糸を得た。この紡績糸における、異形断面繊維の糸混率は65%であった。
製造した紡績糸を整経・糊付後、緯糸にも製造した紡績糸を用い、エアジェット織機で生機を製造した。なおこの織物の織組織は平織りとし、経糸密度を136本/2.54cm、緯糸密度を72本/2.54cm、織幅を47.5インチとした。製造された生機における混用率は、ポリエステル65%、綿35%であった。また、生機における異形断面繊維混率は65%であった。また、織物全体における異形断面繊維を含む紡績糸の割合は100%である。
製造した生機に対し、一般的な衣料用(特に、シャツ用)の毛焼・糊抜・精錬・漂白・ヒートセット・仕上げ加工を下記の要領で行った。
毛焼工程では、ガスバーナー毛焼機を用いて、織物の両面を毛焼した。
また糊抜及び精錬工程では、水酸化ナトリウム12g/L、過硫酸ナトリウム6g/L、ドデシルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウム2g/L及びジエチレントリアミン五酢酸五ナトリウム0.2g/Lを含有する糊抜・精錬処理液に、毛焼した織物を30秒間浸漬し、その後織物を絞り率100%にて絞り、織物に95℃で30分間スチームによる湿熱処理を行い、湿熱処理後の織物を25℃の水で30秒間水洗した後、絞り率100%で絞った。
漂白工程では、水酸化ナトリウム2g/L、35質量%過酸化水素水20g/L、及びポリ−α−ヒドロキシアクリル酸ナトリウム(分子量10万)2g/Lを含有する漂白処理液に、糊抜及び精錬された織物を30秒間浸漬し、その後織物を絞り率100%にて絞り、織物に98℃で30分間スチームによる湿熱処理を行い、湿熱処理後の織物を25℃の水で30秒間水洗した後、絞り率100%で絞った。織物はその後、110℃で1分間乾燥させた。
ヒートセット工程では、漂白処理後の織物を、200℃で30秒間熱処理した。
仕上げとして、ヒートセット後の織物に吸水性を付与する仕上げ加工を行い、布帛を製造した。この布帛を評価した結果を表に示す。
実施例2
断面における凸部を長くして異型度を4.0としたポリエステルスパン糸(凸部数3のY字断面、異型度4.0、酸化チタン濃度4質量%のフルダル、単繊維繊度1.0dtex、繊維長32mm、引張強度4.3cN/dtex、クリンプ数10個/25mm)と、米国綿(スピーマ、繊維長35mm、単繊維繊度1.5dtex)を、それぞれ質量比で65%、35%用い、実施例1と同様に、混打綿、カード、コーマ、練条、粗紡、リング紡績法により精紡(撚係数を表に示す)して、英式番手45番の紡績糸を得た。この紡績糸における、異形断面繊維の糸混率は65%であった。この紡績糸を用いて、実施例1と同様の条件で製織し(織組織:平織り、経糸密度:136本/2.54cm、緯糸密度:72本/2.54cm、織幅:47.5インチ、生機混用率:ポリエステル65%綿35%、異形断面繊維混率:65%)、実施例1と同様の条件で仕上げ加工をした布帛を製造した。評価結果を表に示す。
実施例3
ポリエステルスパン糸(凸部数3のY字断面、異型度2.3、酸化チタン濃度4質量%のフルダル、単繊維繊度1.0dtex、繊維長32mm、引張強度4.3cN/dtex、クリンプ数12個/25mm)と、米国綿(スピーマ、繊維長35mm、単繊維繊度1.5dtex)を、それぞれ質量比で50%、50%用い、実施例1と同様に、混打綿、カード、コーマ、練条、粗紡、リング紡績法により精紡(撚係数を表に示す)して、英式番手45番の紡績糸を得た。この紡績糸における、異形断面繊維の糸混率は50%であった。この紡績糸を用いて、実施例1と同様の条件で製織し(織組織:平織り、経糸密度:136本/2.54cm、緯糸密度:72本/2.54cm、織幅:47.5インチ、生機混用率:ポリエステル50%綿50%、異形断面繊維混率:50%)、実施例1と同様の条件で仕上げ加工をした布帛を製造した。評価結果を表に示す。
実施例4
ポリエステルスパン糸(凸部数3のY字断面、異型度2.3、酸化チタン濃度4質量%のフルダル、単繊維繊度1.0dtex、繊維長32mm、引張強度4.3cN/dtex、クリンプ数12個/25mm)と、米国綿(スピーマ、繊維長35mm、単繊維繊度1.5dtex)を、それぞれ質量比で90%、10%用い、実施例1と同様に、混打綿、カード、コーマ、練条、粗紡、リング紡績法により精紡(撚係数を表に示す)して、英式番手45番の紡績糸を得た。この紡績糸における、異形断面繊維の糸混率は90%であった。この紡績糸を用いて、実施例1と同様の条件で製織し(織組織:平織り、経糸密度:136本/2.54cm、緯糸密度:72本/2.54cm、織幅:47.5インチ、生機混用率:ポリエステル90%綿10%、異形断面繊維混率:90%)、実施例1と同様の条件で仕上げ加工をした布帛を製造した。評価結果を表に示す。
実施例5
ポリエステルスパン糸(凸部数3のY字断面、異型度1.8、酸化チタン濃度4質量%のフルダル、単繊維繊度0.8dtex、繊維長32mm、引張強度4.3cN/dtex、クリンプ数15個/25mm)と、米国綿(スピーマ、繊維長35mm、単繊維繊度1.5dtex)を、それぞれ質量比で65%、35%用い、実施例1と同様に、混打綿、カード、コーマ、練条、粗紡、リング紡績法により精紡(撚係数を表に示す)して、英式番手45番の紡績糸を得た。この紡績糸における、異形断面繊維の糸混率は65%であった。この紡績糸を用いて、実施例1と同様の条件で製織し(織組織:平織り、経糸密度:136本/2.54cm、緯糸密度:72本/2.54cm、織幅:47.5インチ、生機混用率:ポリエステル65%綿35%、異形断面繊維混率:65%)、実施例1と同様の条件で仕上げ加工をした布帛を製造した。評価結果を表に示す。
実施例6
ポリエステルスパン糸(凸部数5の五葉断面、異型度2.5、酸化チタン濃度4質量%のフルダル、単繊維繊度1.1dtex、繊維長38mm、引張強度4.3cN/dtex、クリンプ数15個/25mm)と、米国綿(スピーマ、繊維長35mm、単繊維繊度1.5dtex)を、それぞれ質量比で65%、35%用い、実施例1と同様に、混打綿、カード、コーマ、練条、粗紡、リング紡績法により精紡(撚係数を表に示す)して、英式番手40番の紡績糸を得た。この紡績糸における、異形断面繊維の糸混率は65%であった。この紡績糸を用いて、実施例1と同様の条件で製織し(織組織:平織り、経糸密度:136本/2.54cm、緯糸密度:72本/2.54cm、織幅:47.5インチ、生機混用率:ポリエステル65%綿35%、異形断面繊維混率:65%)、実施例1と同様の条件で仕上げ加工をした布帛を製造した。評価結果を表に示す。
実施例7
ポリエステルスパン糸(凸部数3のY字断面、異型度2.3、酸化チタン濃度4質量%のフルダル、単繊維繊度1.0dtex、繊維長32mm、引張強度4.3cN/dtex、クリンプ数12個/25mm)と、米国綿(スピーマ、繊維長35mm、単繊維繊度1.5dtex)を、それぞれ質量比で65%、35%用い、実施例1と同様に、混打綿、カード、コーマ、練条、粗紡、リング紡績法により精紡(撚係数を表に示す)して、英式番手45番の紡績糸を得た。この紡績糸における、異形断面繊維の糸混率は65%であった。
製造した紡績糸を用い、織組織をツイル、経糸密度を110本/2.54cm、緯糸密度を70本/2.54cm、織幅を47.5インチとした。製造された生機における混用率は、ポリエステル65%、綿35%であり、布帛生機における異形断面繊維混率は65%であった。その後実施例1と同様の条件で仕上げ加工をし、布帛を製造した。評価結果を表に示す。
実施例8
ポリエステルスパン糸(凸部数3のY字断面、異型度2.3、酸化チタン濃度2質量%のフルダル、単繊維繊度1.0dtex、繊維長32mm、引張強度4.3cN/dtex、クリンプ数15個/25mm)と、米国綿(スピーマ、繊維長35mm、単繊維繊度1.5dtex)を、それぞれ質量比で65%、35%用い、実施例1と同様に、混打綿、カード、コーマ、練条、粗紡、リング紡績法により精紡(撚係数を表に示す)して、英式番手45番の紡績糸を得た。この紡績糸における、異形断面繊維の糸混率は65%であった。この紡績糸を用いて、実施例1と同様の条件で製織し(織組織:平織り、経糸密度:136本/2.54cm、緯糸密度:72本/2.54cm、織幅:47.5インチ、生機混用率:ポリエステル65%綿35%、異形断面繊維混率:65%)、実施例1と同様の条件で仕上げ加工をした布帛を製造した。評価結果を表に示す。
実施例9
ポリエステルスパン糸(凸部数3のY字断面、異型度4.0、酸化チタン濃度4質量%のフルダル、単繊維繊度1.0dtex、繊維長32mm、引張強度4.3cN/dtex、クリンプ数12個/25mm)と、米国綿(スピーマ、繊維長35mm、単繊維繊度1.5dtex)を、それぞれ質量比で65%、35%用い、実施例1と同様に、混打綿、カード、コーマ、練条、粗紡、リング紡績法により精紡(撚係数を表に示す)して、英式番手45番の紡績糸を得た。この紡績糸における、異形断面繊維の糸混率は65%であった。
製造した紡績糸を、福原精機製作所社製ダブル編機(33インチ、28ゲージ)を用いて、編成糸長278mm/100ウェールの条件にてスムース組織で製編した。この生機を、一般的な綿/ポリエステル混用織物の実施工程として、開反、精錬・漂白、乾燥、仕上げセットを行った。各工程の実施条件は以下の通りである。
精錬・漂白では、日阪製作所社製液流染色機「ソフトサーキュラー CUT−NS」を用いて、処方1にて、浴比1:10、温度90度の条件下で60分間処理した後、酢酸で中和して水洗した。
[処方1]
・苛性ソーダ(日本曹達社製) 5g/L
・精錬剤(日華化学社製「ピッチラン(登録商標)L250」) 5g/L
・トリポリ燐酸ソーダ(多田薬品工業社製) 2g/L
・過酸化水素安定剤(日華化学社製「ネオレート(登録商標)PLC7000」) 1g/L
・35質量%過酸化水素 15ml/L
・浴中柔軟剤(日華化学社製「パーソフタルMAX」) 1g/L
精錬・漂白後の生地を乾燥した後、テンターを用いて柔軟仕上げを行い、仕上げ生地を作製した。製造された生地は、有効巾167cm、編地密度はコース数42/2.54cm、ウェール数40/2.54cmであり、目付183g/m2、厚さが0.35mmであった。この編物を評価した。評価結果は表に示す。
実施例10
28ゲージのトリコット編機を使用し、フロントオサ(第1オサ)にポリエステル33dtex−12fセミダル糸、第2オサに実施例1の英式番手45番の紡績糸を用いて、組織は第1オサ23/10、第2オサ10/12にて編成した。この時の第1オサ及び第2オサのランナー長はそれぞれ205cm/480c、153cm/480cとした。製造された生機における混用率は、ポリエステル74%、綿26%であった。また、生機における異形断面繊維混率は49%であった。経編地中の異形断面繊維を含む紡績糸の混率は75%であった。出来上がった生機をプリウエッター−プリセッター(190℃で40秒)−染色(液流染色100℃で45分)−ファイナルセット(175℃で40秒)の条件で後加工し35コース/2.54cm、34ウェール/2.54cmの経編地を得た。得られた経編地の評価結果を表に示す。
比較例1
ポリエステルスパン糸(丸断面、異型度1、酸化チタン濃度2質量%のフルダル、単繊維繊度1.3dtex、繊維長38mm、引張強度4.3cN/dtex)と、米国綿(スピーマ、繊維長35mm、単繊維繊度1.5dtex)を、それぞれ質量比で65%、35%用い、実施例1と同様に、混打綿、カード、コーマ、練条、粗紡、リング紡績法により精紡(撚係数を表に示す)して、英式番手45番の紡績糸を得た。この紡績糸における、異形断面繊維の糸混率は65%であった。この紡績糸を用いて、実施例1と同様の条件で製織し(織組織:平織り、経糸密度:136本/2.54cm、緯糸密度:72本/2.54cm、織幅:47.5インチ、生機混用率:ポリエステル65%綿35%、異形断面繊維混率:65%)、実施例1と同様の条件で仕上げ加工をした布帛を製造した。評価結果を表に示す。
比較例2
ポリエステルスパン糸(三角断面、異型度1.4、酸化チタン濃度1.1質量%のフルダル、単繊維繊度1.3dtex、繊維長38mm、引張強度4.3cN/dtex)と、米国綿(スピーマ、繊維長35mm、単繊維繊度1.5dtex)を、それぞれ質量比で65%、35%用い、実施例1と同様に、混打綿、カード、コーマ、練条、粗紡、リング紡績法により精紡(撚係数を表に示す)して、英式番手45番の紡績糸を得た。この紡績糸における、異形断面繊維の糸混率は65%であった。この紡績糸を用いて、実施例1と同様の条件で製織し(織組織:平織り、経糸密度:136本/2.54cm、緯糸密度:72本/2.54cm、織幅:47.5インチ、生機混用率:ポリエステル65%綿35%、異形断面繊維混率:65%)、実施例1と同様の条件で仕上げ加工をした布帛を製造した。評価結果を表に示す。
比較例3
フルダルポリエステルスパン糸に代え、ポリエステルスパン糸(凸部数3のY字断面、異型度1.8、酸化チタン濃度0.35質量%のセミダル、単繊維繊度1.6dtex、繊維長32mm、引張強度4.3cN/dtex)と、米国綿(スピーマ、繊維長35mm、単繊維繊度1.5dtex)を、それぞれ質量比で65%、35%用い、実施例1と同様に、混打綿、カード、コーマ、練条、粗紡、リング紡績法により精紡(撚係数を表に示す)して、英式番手45番の紡績糸を得た。この紡績糸における、異形断面繊維の糸混率は65%であった。この紡績糸を用いて、実施例1と同様の条件で製織し(織組織:平織り、経糸密度:136本/2.54cm、緯糸密度:72本/2.54cm、織幅:47.5インチ、生機混用率:ポリエステル65%綿35%、異形断面繊維混率:65%)、実施例1と同様の条件で仕上げ加工をした布帛を製造した。評価結果を表に示す。
比較例4
比較例1の英式番手45番の紡績糸を用いて、実施例9と同様にして丸編地スムースを製編した(福原精機製作所社製ダブル編機(33インチ、28ゲージ)、編成糸長278mm/100ウェール)。出来上がった生機を、実施例9と同様に加工して仕上げた。
実施例1〜10はいずれも可視光透過率が25%以下であり、可視光反射率は65%以上を発揮できる。また、透け防止度は編物で85以上、織物では90以上を達成できており、比較例のものと比べ、生地の厚さは同程度でありながら、非常に透けにくく、風合い及び表面品位も良好なことがわかる。
1:異型断面繊維、2:第二の繊維、3:紡績糸、4:毛羽、5・6:エリア
11:異形断面繊維、12:凸部、13:外接円、14:内接円

Claims (12)

  1. 紡績糸を含む織編物であって、該紡績糸が異形断面繊維を含み、
    該異形断面繊維が、
    単繊維横断面において凸部を3〜10個有し、
    下記方法により測定される異型度が1.5〜5.0であり、
    単繊維繊度が1.2dtex以下であり、
    酸化チタン、酸化亜鉛、アルミナ、酸化マグネシウム、硫酸バリウム、タルク、カオリン、炭酸カルシウム及び炭酸ナトリウム等から選ばれる少なくとも一種の無機微粒子を1.5質量%以上含有することを特徴とする織編物。
    [異型度]異形断面繊維の異型度は、異形断面繊維の横断面において、凸部が接する外接円の直径(G)と、異形断面繊維の横断面において、凹部の底辺に接する内接円の直径(N)との比(G/N)として求める。
  2. 織編物100質量%中、異形断面繊維を含む紡績糸が50質量%以上含まれている請求項1に記載の織編物。
  3. 前記紡績糸表面に存在する長さ1mm以上の毛羽数は、糸長10mあたり、150〜1500個であり、紡績糸表面に存在する長さ3mm以上の毛羽数は、糸長10mあたり、0〜50個である請求項1又は2に記載の織編物。
  4. 下記の方法により測定される紡績糸の撚係数は、3.0〜7.5である請求項1〜3のいずれか1項に記載の織編物。
    [撚係数]JIS L1095 9.15.1 A法に準じて撚り数を求め、下記式に基づき撚係数Kを算出する。
    撚係数K=[T]/[NE]1/2 …(1)
    (上記式(1)中、[T]は撚り数(回/2.54cm)、[NE]は英式番手である。)
  5. 前記紡績糸の英式番手が30〜120番手である請求項1〜4のいずれか1項に記載の織編物。
  6. 厚さが0.05〜0.3mmであり、カバーファクターが22〜40である請求項1〜5のいずれか1項に記載の織物。
  7. 可視光透過率が25%以下、可視光反射率が65%以上、下記方法により測定される透け防止度が85以上である請求項6に記載の織物。
    [透け防止度]分光光度計と積分球付属装置を用いて、以下の条件で測定する。
    ・標準白板:硫酸バリウム
    ・測定波長:380nm〜780nm
    透け防止度(%)=([RB]/[RW])×100 …(2)
    (上記式(2)中、[RB]は、白板を背景にし、織編物を重ねた時の反射率であり、[RW]は、黒体フィルムを背景にし、織編物を重ねた時の反射率である。)
  8. 厚さが0.2〜1mmであり、カバーファクターが0.01〜1である請求項1〜5のいずれか1項に記載の編物。
  9. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の織編物を含むことを特徴とする薄地衣類。
  10. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の織編物を含むことを特徴とする生活資材。
  11. 請求項6又は7に記載の織物を含むことを特徴とする薄地衣類。
  12. 請求項6又は7に記載の織物を含むことを特徴とする生活資材。
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