JP2016096976A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】動作部400との間で制御信号が伝送される制御信号中継線に接続された制御基板100と、定電位に接続された電力線251と、制御信号の出力または入力用に制御基板100に設けられた1または複数の制御信号ポート104、106、108とを備え、制御信号ポートである第1ポートに対して電力線251または制御信号中継線253、255から分岐して接続された第1分岐線を有し、第1ポートにおける印加電位または、第1ポートを介して入力または出力される制御信号に基づき、1ポートまたは第1分岐線における接続異常を検出する接続異常検出部105を備えた遊技機10。
【選択図】図1
Description
このため、遊技機においては、信号ケーブルの接続異常を確実に検知することが求められている。
実施形態1の遊技機10は、いわゆるパチンコ遊技機であり、多数の遊技釘(図示せず)が立設された遊技盤50の前面領域(以下、遊技領域50aと称す)に遊技球を発射し、遊技球が特定の入賞口(例えば、大入賞口等)に入球すると賞球が得られる遊技を行うものである(図13)。
なお、下記実施形態では、本発明を遊技媒体としてパチンコ球を使用し、遊技の状況に応じて各種の遊技の演出を行うパチンコ遊技機に適用した場合について説明するが、例えば、遊技媒体としてメダルを使用した回胴式遊技機(いわゆる、スロットマシン)に適用してもよい。
図1は、実施形態1である遊技機10の主要な内部構成を示す概略説明図である。
遊技機10は、図1に示すように、動作部400との間で制御信号が伝送される制御信号中継線に接続された制御基板100と、定電位に接続された電力線251と、制御信号の出力または入力用に制御基板100に設けられた1または複数の制御信号ポート104、106、108とを備え、制御信号ポートである第1ポートに対して電力線251または制御信号中継線253、255から分岐して接続された第1分岐線を有し、第1ポートにおける印加電位または、第1ポートを介して入力または出力される制御信号に基づき、1ポートまたは第1分岐線における接続異常を検出する接続異常検出部105を備えている。
より具体的には、動作部400から制御基板100に送られる、遊技機10における遊技球の動作を検出したこと示す検知信号、磁気センサにより検知されたエラーを示す検知信号、制御基板100から動作部400に対して送られる、動作部400における動作を制御するためのコマンド信号や駆動信号(駆動電流信号)などが含まれる。
「遊技の制御に用いられる動作部」とは、遊技機10がパチンコ遊技機である場合、遊技球が特定の入賞口に入球することを契機として開始され、後述する各種の機能部により決定された結果の出力が行われるまでの一連の遊技処理に用いられる動作部(遊技の制御に用いる動作部)が含まれる。具体的には、一連の遊技の契機となる、始動口などの入賞口への入球を検知するカウントスイッチや、上記決定された遊技の結果の出力を行う、普通電動役物、特別電動役物として付設された開閉部材や遊技の結果と連動して動作する部材の動作を駆動するアクチュエータ(ソレノイドアクチュエータやモータアクチュエータ)などが含まれる。
また、「遊技機の状態を示す動作部」としては、遊技機10に設置された不正な部品、磁石を用いて遊技球を誘導する不正行為などを検知する磁気センサや、扉の開放を検知するセンサなどが含まれる。
ここで、「遊技の演出」とは、遊技のために実行される一連の処理と連動して、またはこれらの処理を契機として実行され、遊技者が感得可能に出力される演出をいう。
また、遊技機10における定電位接続対象としては、制御基板100内に設けられた給電端子やグランド(アース)、また、制御基板100や後述する中継端子板の外部に設けられた給電端子やグランドなどが含まれる。
また、遊技機10は、例えば、電力線251が、制御基板100の外部に設けられたグランド(「定電位接続対象」の一例)と制御基板100に接続されている場合に、この電力線251が分岐して制御信号ポート106に接続された構成であってもよい。
ここで、電力線251としては、例えば、制御基板100から動作部400に対して電力信号を供給するための電力供給線や動作部400における駆動動作用の電流を供給するための電流供給線などが含まれる。電力供給線や電流供給線として、具体的にはスイッチコモンやソレノイドコモンなどが含まれる。これらの構成については、後述する。
また、制御基板100では、動作部400から送られた検知信号の種別や検知数などに応じて遊技機10における遊技状態(例えば、確変状態、変短状態など)の制御を行う。
なお、検知信号の種別とは、各動作部400の設置位置や入賞に対する重み付けの違いなどを示す。なお、「遊技状態の制御」の内容については後述する。
また、実施形態1および後述する実施形態における、主要な入賞口としては、後述する大入賞口55、56、第1始動口57、第2始動口59、作動ゲート63、普通入賞口67(67a、67b、67c)などが含まれる(図12、13、14参照)。
ここで、制御信号ポート108に対して電力線251から分岐した分岐電力線257が接続されている場合には、制御信号ポート108を介して接続異常検出部105に印加された電圧電位(印加電位)を監視し、この印加電位の変化を検出することにより、分岐電力線257における接続異常を検出する。
また、接続異常検出部105は、制御信号ポート108から制御基板100に対して入力される制御信号が一定期間検出されない場合に、分岐電力線257に接続異常があったものと検出する構成であってもよい。
また、接続異常検出部105は、制御信号ポートとコネクタの接続点や信号線(伝送線)を含む分岐電力線257における接続異常を検出した場合に、これを報知するための出力信号を送出する構成であってもよい。これにより、遊技機10では、接続異常検出部105からの出力信号に基づきから接続異常が発生したことを示す報知音がスピーカから出力され、また、接続異常の発生を示すランプの点灯が行われる。
なお、接続異常検出部105は、制御基板100上に設定されたプロセッサによるプログラム処理により実現される設定であってもよい。
なお、基板ポート群101と信号ケーブルのコネクタ部分(接続部分)の接続異常として、具体的には、図11に示すように、信号ケーブルのコネクタに含まれる異なる複数の接続端子のうちコネクタの一端側だけが断線している状態(以下、「斜め差し状態」という)などが生じ得る。なお、図11では、一端側のコネクタ断線を起こしている態様が示されており、制御信号ポート108は一端または他端側に位置しているものとする。
この場合、制御基板100の制御信号ポート108から動作部400に対して送出される制御信号を、制御基板100の外側から監視し、分岐電力線257における接続異常の検出を行うことが可能となる。
ここで、実施形態2の遊技機10aについて、図2を用いて説明する。図2は、実施形態2としての遊技機10aの概略説明図である。
実施形態2の制御基板100は、予め決められた方向に並べられた複数の制御信号ポート104、106、108を含む基板ポート群101における両端に位置する第1ポート(制御信号ポート108)および第2ポート(制御信号ポート104)を備え、電力線251または制御信号中継線253から分岐して第2ポート(制御信号ポート104)に接続された第2分岐線(図2では、分岐電力線259)を有し、このとき、接続異常検出部105は、第1ポート(制御信号ポート108)または第2ポート(制御信号ポート104)に印加される電圧電位、または、第1ポート(制御信号ポート108)または第2ポート(制御信号ポート104)に入力または出力される制御信号に基づいて、第1分岐線(分岐電力線257)または第2分岐線(分岐電力線259)における接続異常を検知する構成であってもよい。
また、制御基板100の接続異常検出部105は、制御信号ポート108(第1ポート)、制御信号ポート104(第2ポート)に印加される電圧電位に基づいて、分岐電力線257(第1分岐線)と制御信号ポート108における接続異常、もしくは、分岐電力線259(第2分岐線)と制御信号ポート104における接続異常を検知する。
このとき、接続異常検出部105は、制御信号ポート104と制御信号ポート108に印加された電圧電位、または、制御信号ポート104と制御信号ポート108とから入力された制御信号に基づいて、制御信号ポート104側、あるいは制御信号ポート108側で生じた接続断線などの接続異常を検出する。
このとき、制御信号中継線255を伝送される同一の制御信号が制御信号ポート104、制御信号ポート108それぞれに入力されるので、接続異常検出部105は、制御信号ポート104、制御信号ポート108それぞれから取得された制御信号の差分や、取得される時間差に基づき制御信号ポート104側、あるいは制御信号ポート108側で生じた接続断線などの接続異常を検出する設定であってもよい。
このとき、接続異常検出部105は、制御信号ポート104または制御信号ポート108の一方に印加された電圧電位を監視し、印加された電圧電位の変化量に基づき制御信号ポート104側、あるいは制御信号ポート108側で生じた接続断線等の接続異常を検出する。
ここで、実施形態3としての遊技機10cについて、図3を用いて説明する。図3は、実施形態3の遊技機10cの主要な内部構成を示す概略説明図である。
実施形態3の遊技機10cでは、制御基板100の基板ポート群101に複数の制御信号ポート(104、106、108)と、電力線251(電力中継線)が接続された1または複数の電力ポート(ここでは、電力ポート102)が含まれ、制御信号ポート104、108が基板ポート群101における両端に位置する構成であってもよい。
基板ポート群(コネクタ)は、通常、異なる複数の伝送線が束となった信号伝送線のコネクタと接続される。一定幅をもつコネクタと基板ポート群との接続では、斜め刺し状態(図11)など、基板ポート群の両端に位置するポート接続箇所で最も断線が起こりやすい。
すなわち、基板ポート群101における、より内側にある線の接続異常が起こって初めて遊技機における通常の遊技動作に致命的な動作エラーや停電状態などが生じる。このため、遊技機の通常動作に影響の大きなエラーの発生や停電状態に至るのに先立って、すなわち、斜め刺し状態など、遊技機10、10a、10cにおける致命的な動作不良が発生する前段階で、接続異常を検出することができる。
ここで、上記基板ポート群101内における「空きポート」について説明する。
パチンコ機や回胴式遊技機(スロットマシン)などの遊技機では、機種変更等に伴い、制御基板に対応する被制御機器や出力手段の数や構造の変更が行われる。
このため、例えば、旧機種から新機種へと機種変更が行われる場合に、この機種変更に伴い旧機種における制御基板に接続された異なる複数の動作部のうちの一つまたは複数の動作部(動作部D1(図示なし)とする)が新機種においては取り外される、といったことが生じ得る。
このような場合、新機種においては、使用されなくなる動作部D1や、この動作部D1が接続していた制御信号中継線(L1:図示なし)、そして、この制御信号中継線L1が接続していた制御信号ポートなどが不要となる。
ここで、旧機種で利用されていた制御基板を新機種においても利用しようとする場合、旧機種で制御信号中継線L1が接続されていた制御基板の制御信号ポートは未使用状態となる。すなわち、新機種において、未使用状態の制御信号ポートを「空きポート」という。
このため、本実施形態1である遊技機10(ここでは、「新機種」に相当)では、図1に示すように、空きポートとなる制御信号ポート108に対して分岐電力線257が接続された構成を有する。
ここで、接続異常検出部105は、分岐電力線257または259を介して制御信号ポート104または108それぞれに印加される電圧電位の変化を検出することにより、制御信号ポート104、108における接続異常を検出する。なお、分岐電力線257、259は電力線251から分岐された副次的な電力線(あるいは制御信号中継線)であるため、電力線251を介して行われる電力供給や制御信号中継線255を伝送される制御信号(検出信号など)に対して影響を与えることなく、基板ポート群101における断線や、斜め刺し状態の発生などを迅速に検出することが可能となる。
また、制御基板100および動作部400の接続の態様として、制御基板100および動作部400の間に中継端子板200を設け、制御信号中継線253、電力線251、および分岐電力線257の一部が導電体で中継端子板200上にパターニングされた構成であってもよい。以下、この構成について説明する。
ここで、実施形態4としての遊技機10dについて図4を用いて説明する。図4は、実施形態4としての遊技機10dの概略説明図である。
図4の中継端子板200は、制御信号ポート108(第1ポート)に接続された中継端子板200の制御信号中継端子218(第1端子)に対して電力線251(電力中継線)または制御信号中継線253、255から分岐して接続された第1分岐部(図4では、電力線251から分岐した分岐電力線部268)を備えている。
また、中継端子板200は、制御信号ポート108(第1ポート)に接続された制御信号中継端子218(第1端子)に対して、電力線251の一部である電力線部262、または、制御信号中継線253、255の一部である制御信号中継線部264、269から分岐して接続された第1分岐部(ここでは、分岐電力線部268)を備えている。
また、中継端子板200上に配設された分岐電力線部268は、分岐点271と制御信号中継端子218とに接続され、制御信号中継線部264は制御信号中継端子214の内端子と制御信号中継端子294の内端子とに接続されている。また、中継端子板200上に配設された制御信号中継線部269は制御信号中継端子216の内端子と制御信号中継端子296の内端子とに接続され、電力線部262は電力中継端子212および電力中継端子292それぞれの内端子に接続されている。
なお、電力線251は、図4に示すように、伝送線181、212、262、292、および伝送線381を含み、分岐電力線257は、分岐電力線部268、制御信号中継端子218、伝送線187を含む。
ここで、制御基板100(図4)の接続異常検出部105は、信号中継端子218(第1端子)に接続された制御信号ポート108(第1ポート)、および制御信号中継端子214(第2端子)に接続された制御信号ポート104(第2ポート)それぞれに印加されたの電圧電位(または制御信号)に基づき、第1分岐線(分岐点271から制御信号ポート108までの分岐電力線(図4))または第2分岐線(図示なし:制御信号ポート104に接続された分岐電力線)における接続異常を検知する。
この構成により、接続異常検出部105に対して分岐電力線部268、266を介して印加される電圧電位を適正に制御することができる。
これにより、接続異常検出部105では、分岐点273から制御信号ポート104までの分岐電力線259(図5)と、分岐点271から制御信号ポート108までの分岐電力線257それぞれにおける接続異常を正確に検出することが可能となる。
次に、実施形態5としての遊技機10eについて、図5を用いて説明する。なお、図5は、遊技機10eの主要な内部構成を示す概略説明図である。
ここで、実施形態5としての遊技機10eが備えた中継端子板200の中継基板端子群201には、図5に示すように、電力線251および電力ポート102に接続された電力中継端子212が含まれ、この中継基板端子群201における一端および他端のそれぞれには信号中継端子214、218が位置する構成であってもよい。
すなわち、図5の中継端子板200は、電力ポート102に接続した電力線251を中継する電力中継端子212と異なる複数の信号中継端子214、216、218とを含む中継基板端子群201を備え、信号中継端子214と218が中継基板端子群201における両端に位置するものとする。
これにより、接続異常検出部105に対して分岐電力線部268、266を介して印加される電力電位を適正に制御することができ、このため、接続異常検出部105では、分岐電力線部266から制御信号ポート104までの分岐電力線(図2の分岐電力線259に相当:伝送線183および制御信号中継端子214を含む)と、分岐電力線部268から制御信号ポート108までの分岐電力線(図2の分岐電力線257に相当:伝送線187および制御信号中継端子218を含む)それぞれにおける接続異常を正確に検出することが可能となる。
次に、実施形態6としての遊技機10bについて、図6、図11を用いて説明する。図6は、遊技機10bの主要な内部構成を示す概略説明図である。
遊技機10bは、図6に示すように、遊技の演出に用いられる上記出力手段としての動作部410と、動作部410に電力供給(電源供給)を行い、動作部410に対して制御信号を送ることにより動作部410における演出動作を駆動する制御を行う演出制御基板300を備えている。
なお、この遊技機10bでは、演出制御基板300から動作部410に対して電力線251bを介して電力供給が行われる。また、演出制御基板300から動作部410に対して制御信号中継線253b、255bを介して制御信号が送られる。
また、図6の遊技機10bは、演出制御基板300に対して遊技に関連する演出用の制御信号(演出用制御コマンド)を送信する主制御基板110bを備えている。演出用制御コマンドには、スピーカ33による音声演出、LEDや冷陰極線管放電管などの照明装置35によるランプ演出、演出表示装置80による図柄演出、および可動式役物などの演出ギミックを駆動する役物演出などを実現するための制御コマンドを含む。
また、中継端子板200bは、制御信号ポート308に接続された信号中継端子217bに対して電力線部262b(電力中継線の一部)または制御信号中継線部264b、266b(制御信号中継線の一部)から分岐して接続された分岐電力線部268bを備えている。
これにより、接続異常検出部305に対して分岐電力線部268bを介して印加される電力電位を、接続異常検出部305が適正に制御することができるので、接続異常検出部305は、制御信号ポート308、伝送線185b、および制御信号中継端子217bにおける接続異常を正確に検出することが可能となる。
すなわち、中継端子板200bは、電力ポート302に接続した電力線251bを中継する電力中継端子211bと、異なる複数の信号中継端子213b、215b、217bとを含む中継基板端子群201bを備え、信号中継端子213bと217bが中継基板端子群201bにおける両端に位置する構成であってもよい。
これにより、接続異常検出部305に対して印加される電力電位を適正に制御することができ、このため、接続異常検出部305では、制御信号ポート304に接続された分岐電力線257bまたは、制御信号ポート308に接続された分岐電力線259bにおける
おける接続異常を正確に検出することが可能となる。
次に、上述の遊技機10、10a、10b、10c、10d、10eの外観について、図12〜図14を用いて説明する。ここで、遊技機10、10a、10b、10c、10d、10e、および、後述する遊技機20、30の外観は同一とする。以下、遊技機10、10a、10b、10c、10d、10e、20、および30の外観を示す場合は遊技機10という。
遊技機10は、図12または図13に示すように、前後に開口する矩形枠状の外枠15と、外枠15の開口前面側に遊技盤50を着脱可能に保持する中枠(図示せず)と、遊技盤50(中枠)の前面側を覆うよう構成された前枠12と、を備える。
また、前枠12は、遊技球を貯留する上球受け皿27および下球受け皿29を備え、上球受け皿27と下球受け皿29は上下に離間して前枠12と一体的に設けられている。さらに、前枠12は、下球受け皿29の右側方に操作ハンドル31を備え、操作ハンドル31の回動操作によって、上球受け皿27に貯留された遊技球が遊技領域50aに向けて発射されるようになっている。
前枠12は、上球受け皿27の前方部にボタン37が配設されている。ボタン37は、遊技中に発生する演出を切り替えるまたは遊技者が遊技機10に関わる種々の情報を得るために行う遊技者の操作を受け付けることができる。
一般的に、遊技機10の遊技者は演出表示装置80に表示される演出図柄の変動演出により当該遊技の興趣を喚起されており、演出表示装置80は遊技者にとって視認しやすい位置に配置されている。
演出表示装置80としては、一般的には液晶パネルを収容ケースに収容した液晶表示装置が採用されるが、これに限られるものではなく、ドラム式やドットマトリックス式等、多様な方式の表示装置を採用し得る。
図柄表示装置90は、複数のランプが配列されている。本実施形態で図柄表示装置90に用いられるランプとは、発光ダイオード(以下、LEDと称す)である。図柄表示装置90は、発光するLEDの配列によって種々の情報を示し、特別図柄表示装置91と普通図柄表示装置92とを含んでいる。
ここで風車52とは、遊技球の落下の方向に変化を与えるための機構で、くぎ状のものをいう。
本実施形態においては、上記の各種スイッチは遊技者が視認できない位置に配置されており、図12、図13、図14においては図示しない。
第1始動口57の後方には入球した遊技球を検知する第1始動口スイッチSW1が配置されている。
第1始動口57に入球した遊技球を第1始動口スイッチSW1で検知することにより、特別図柄変動ゲームを始動させる始動条件と、予め定めた数の遊技球を賞球として払い出す払出条件と、が付与される。
本実施形態において、遊技領域50aは、遊技球が第2流路Yから転動したときよりも、遊技球が第1流路Xから転動したときに、第1始動口57に入球しやすくなるように、各種障害物が配置されている。つまり、第1始動口57は、遊技領域50aの左側を主とする第1流路Xに設けられている。
第2始動口59の後方には入球した遊技球を検知する第2始動口スイッチSW2が配置されている。第2始動口59に入球した遊技球を第2始動口スイッチSW2で検知することにより、特別図柄変動ゲームの始動条件と、賞球の払出条件と、が付与される。
本実施形態において、遊技領域50aは、遊技球が第1流路Xから転動したときよりも、遊技球が第2流路Yから転動したときに、第2始動口59に入球しやすくなるように、各種障害物が配置されている。つまり、第2始動口59は、遊技領域50aの右側を主とする第2流路Yに設けられている。
なお、本実施形態の遊技機10においては、普通図柄変動スイッチSW3の検知は賞球の払出条件に含まれていない。すなわち、本実施形態の作動ゲート63に遊技球が入球しても賞球はゼロである。
また、作動ゲート63は通過した遊技球が通過後再び遊技領域50aを転動する、いわゆるゲートタイプの入賞口であってもよい。この場合において、作動ゲート63を通過することも、本明細書では「入球」と称す。
また、大入賞口56に連通した連通路(図示なし)が設けられており、この連通路には、通過した遊技球を検知するカウントスイッチSW0が配置されている。なお、この連通路は、遊技球の通過経路が複数に分岐するように構成されており、通過経路を通過する遊技球を一方の通過経路から他方の通過経路へと振り分けることで、一方または他方の通過経路を開放する振分部材が設けられている。
ここでは、大当り遊技時にカウントスイッチSW0が配置された通過経路が予め設定された一定時間だけ開放され、カウントスイッチSW0による遊技球の検知を契機として、その時に行われている大当り遊技の終了後に確変状態が特典として付与される。
すなわち、確変状態の付与を制御している当選確率制御部1141が遊技球が特定の通過経路を通過することに起因して遊技者にとって有利な特典を付与する。
なお、当選確率制御部1141の機能については、図14を用いて後述する。
カウントスイッチSW5が大入賞口56に入球した遊技球を検知することにより、賞球の払出条件が付与される。また、カウントスイッチSW5、カウントスイッチSW0による検知結果は、残存球エラーの報知制御に用いられる。
いずれの大当り遊技が行われる場合にも、遊技者は賞球を獲得できる機会が大幅に増大しうる。なお、本実施形態において、遊技球が第2流路Yから転動するときには、第1流路Xから転動するときよりも、大入賞口55または大入賞口56に入球しやすくなるように各種障害物が配置されている。
次に、図14を用いて遊技機10、10a、10b、10c、10d、10eの制御構成について説明する。なお、遊技機後述する遊技機20、30も同様の制御構成を備えるものとする。図14は、遊技機10、10bにおける主要な制御構成を示す機能ブロック図である。
より具体的には当該主制御基板は、制御動作を所定の手順で実行するCPUと、当該CPUの制御プログラムを格納するROM(図示せず)と、必要なデータの書き込みおよび読み出しができるRAM(図示せず)を備えている。
また、当該CPUが当該ROMから読み出した制御プログラムを実行し、RAMに種々のデータを書き込みまたは読み出すことによって種々の機能を実現することができる。
なお、図14に図示している各種機能は、一の基板のみで実現できる機能、複数の基板の間で種々のデータ授受を行うことにより実現できる機能、基板と当該基板に非搭載の機能部品とが電気的に接続していることにより実現できる機能等が混在している。これらの各種機能を実現するためのハードウェア構成は幾通りも存在しうるものであって、必ずしも一つに限定されない。
図14に示すように、主制御部1000は多数の機能を有し、これらの機能が互いに接続している構成となっているが、ここに図示している構成は一例であって、必ずしもこれに限るものではない。
普図抽選制御部1170は、普通図柄変動ゲームに関連して他の構成要素を制御する機能または当り遊技を管理する機能を有している。
遊技状態制御部1140は、確変状態の有無や変短状態の有無を管理し、これらの付与や解除(通常状態への移行)を制御する機能を有している。
図柄表示制御部1150は、特別図柄変動ゲームの結果として選択された特別図柄、または普通図柄変動ゲームの結果として選択された普通図柄、を図柄表示装置90に表示させる機能を有している
演出制御部320は、上述のように、遊技機10b(図6)によって行われる遊技、特に特別図柄変動ゲームに関連する演出を制御する機能を有している。
主制御部1000は、第1特図抽選値取得部1111と、第2特図抽選値取得部1112と、特図保留制御部1120と、を備える。
特図選択部1132は、第2特図抽選値取得部1112に抽選値が保留記憶されている場合、第1特図抽選値取得部1111に抽選値が保留記憶されているか否かに拘らず、第2特図抽選値取得部1112に保留記憶された抽選値に基づいて当否抽選を行うことができる。
特図抽選制御部1130は大当り抽選と大当り遊技を司る機能であり、大当り抽選部1131と特図選択部1132と大当り遊技制御部1133とを有している。
ここで「入賞を契機として所定の処理を行う」とは、入賞を検知することを一つの条件として、その後に当該所定の処理が実行されうることをいう。すなわち、入賞が検知されたとしても、必ずしも当該所定の処理が実行されなくてもよい。例えば、本実施形態においては、第1特図抽選値取得部1111の抽選値保留数が上限を超えた場合に第1始動口スイッチSW1によって検知された入賞、あるいは第2特図抽選値取得部1112の抽選値保留数が上限を超えた場合に第2始動口スイッチSW2によって検知された入賞は、特別図柄変動ゲームの始動条件にはならない。
ここでいう選択とは、当否抽選に用いられた抽選値と、予め用意されている特別図柄の種類が同数であって"選択"をせずに一意に"決定"される場合も含む。
まず、大当り抽選部1131による当否抽選で大当りに当選し、特別図柄表示装置91に表示される特別図柄変動ゲームで特図選択部1132により選択された大当り図柄が停止表示された後、大当り遊技は開始される。
大当り遊技が開始される前に、大当り遊技制御部1133は特図保留制御部1120や普図保留制御部1160等に指令を出し、大当り抽選に関する処理または当り抽選に関する処理を、大当り遊技中については一時停止させる旨の指令を出す。
大当り遊技が開始すると、大当り遊技制御部1133は演出制御部320に大当り遊技の開始を示すオープニング演出に関する指令を出す。演出制御部320は大当り遊技制御部1133の指令に従い所定時間(オープニング時間)にわたってオープニング演出を実行する。
オープニング演出の終了後には、大入賞口55または大入賞口56が開放されるラウンド遊技が予め定めた規定回数(ラウンド数)を上限として複数回行われる。1回のラウンド遊技は、大入賞口55または大入賞口56の開閉が所定回数(開閉回数)行われる迄であり、1回のラウンド遊技中に大入賞口55または大入賞口56に規定個数(入賞上限数)の遊技球が入賞する迄の間、または規定時間(ラウンド遊技時間)が経過するまでの間、開放される。ラウンド遊技では、ラウンド演出が行われる。
規定ラウンド数のラウンド遊技が終了すると、大当り遊技制御部1133は演出制御部320に大当り遊技の終了を示すエンディング演出に関する指令を出す。演出制御部320は大当り遊技制御部1133の指令に従い所定時間(エンディング時間)にわたってエンディング演出を実行し、大当り遊技は終了される。
なお、本実施形態の大当り遊技においては、遊技球が第2流路Yを転動する方が大入賞口55に入賞し易いため、いわゆる右打ちの方が遊技者にとって有利である。
遊技状態制御部1140は遊技状態を制御する機能であり、当選確率制御部1141と変短制御部1142とを有している。
すなわち、カウントスイッチSW0が配置された通過経路が一定時間開放される大当り遊技の終了時に、当該大当り遊技の開始から終了までにカウントスイッチSW0による検知が発生したか否かを判定し、当該検知が発生した場合には、当選確率制御部1141は確変状態を付与する。
変短制御部1142は、大当り遊技制御部1133によって実行されるすべての大当り遊技の終了を契機として変短状態を付与する。
遊技機10は、普図抽選値取得部1113と普図保留制御部1160を備える。
普図抽選値取得部1113は、普通図柄変動スイッチSW3によって作動ゲート63の入賞が検知されると、普通図柄変動ゲームの抽選値として用いられる当り判定用乱数を取得し、専用の記憶領域に格納(保留記憶)する。普図抽選値取得部1113が保留できる抽選値の上限数は予め定められており、本実施形態において当該上限数は4個とする。
普図保留制御部1160は、普図抽選制御部1170が普通図柄変動ゲームに係る制御または当り遊技に係る制御を行っていないとき、所定の周期で普図抽選値取得部1113によって保留記憶されている抽選値(当り判定用乱数)を読み出す。
なお、ここでいう選択とは、特図選択部1132による選択と同様に、開放抽選に用いられた抽選値と、予め用意されている特別図柄の種類が同数であって"選択"をせずに一意に"決定"される場合も含まれる。
普通電役制御部1180は、変短状態では開放状態の単位時間または開放回数を増加するように普通電動役物61を制御する。
次に、上記実施形態6としての遊技機10bにおける演出制御基板300について説明する。演出制御基板300は、遊技に関連する演出に用いられる出力手段に対して制御信号を送ることにより、出力手段による演出動作を駆動する制御を行う
また、出力手段としては、上述のように、演出表示装置(液晶表示装置)80、スピーカ33、LEDなどの照明装置35、可動式役物(図示なし)等が挙げられる。また、出力手段としては、演出表示装置、スピーカ、装飾ランプなどが設けられた基板(非制御基板)や、演出用の可動式役物を駆動する演出用アクチュエータなども含まれる。
なお、本実施形態における演出制御部320は、特図選択部1132によって選択された特別図柄を、変動パターン決定部1110を介して取得しているものとする。
演出制御部320によって決定される演出態様には、演出表示装置80における図柄変動演出の発展態様の他に、演出表示装置80に表示される背景や色彩、スピーカ33により音声出力される演出音(音楽)、照明装置35の発光色や発光強度、ボタン37の操作を受け付けるタイミング等が含まれうる。
次に、実施形態7として、上述の実施形態3(図3)に対応した、より具体的な実施形態である遊技機20について、図7、9、13、14を用いて説明する。図7は、遊技機30の内部回路構成を示す概略説明図である。
実施形態7の遊技機20は、各入賞口に入球した遊技球を検知するカウントスイッチSW0、第1始動口57に入球した遊技球を検知する第1始動口スイッチSW1、第2始動口59に入球した遊技球を検知する第2始動口スイッチSW2、作動ゲート63を通過した遊技球を検知する普通図柄変動スイッチSW3、大入賞口55に入球した遊技球を検知するカウントスイッチSW4、連通路(図示なし)に入球した遊技球を検知するSW5を備えているものとする。
なお、カウントスイッチ420は、主制御基板100の内部以外に設けられた電力供給部(給電部)からの電力供給を受け、これにより駆動する構成であってもよい。
また、上記の、検出信号出力部424の(−)端子に接続された伝送線383、中継端子板200の制御信号中継端子286、制御信号中継線部264、制御信号中継端子216、および伝送線183を制御信号中継線255とする。
また、電力ポート102から伝送線181、電力中継端子212、電力線部262、電力中継端子282、伝送線381、そして、カウントスイッチ420の検出信号出力部424の(+)端子までを電力線251とする。
中継端子板200は、電力線251の一部である電力線部262と、制御信号中継線255の一部である制御信号中継線部264と、電力線部262における分岐点271で分岐して制御信号中継端子214の内端子に接続されている分岐電力線部266と、電力線部262における分岐点273で分岐して制御信号中継端子218の内端子に接続されている分岐電力線部268と、を備えている。
なお、電力線部262、制御信号中継線部264、分岐電力線部266、および分岐電力線部268は、それぞれ中継端子板200上に配設されたプリントパターンとする。
ここで、主制御基板100は、制御信号ポート104、106、108、および電力ポート102から成る基板ポート群101を備え、中継端子板200は、制御信号中継端子214、216、218、および電力中継端子212から成る中継基板端子群201を有するものとする。
また、中継端子板200の分岐電力線部266、268それぞれには抵抗素子R241、R242が設けられており、制御信号中継端子218(第1端子)または制御信号中継端子214(第2端子)のいずれか一方、または両方に対して印加される電力電位が接続異常検出部105内における予め設定された基準電位より高くなるように上記抵抗素子R241、R243それぞれの抵抗値が設定されているものとする。
ここで、接続異常検出部105は、基板ポート群101における両端ポートである制御信号ポート104、108から印加された電力電位変化の検出を行う。また、接続異常検出部105では、基板ポート群101と中継基板端子群201との接続箇所であるコネクタの両端部分、また、この両端部分同士を接続する伝送線185、187における断線、配線抜けなどを検出することができる。このため、図11に示すような、複数端子(ポート)を有するコネクタにおける斜め差しなどの接続異常を迅速かつ正確に検出することが可能となる。なお、接続異常検出部105の内部構成については後述する。
このため、接続異常検出部105が分岐電力線部266、268を介して印加される電圧電位の変化を検出することによって、本線である制御信号線や電力線(図2の電力線251に対応)を介して伝送される制御信号(検出信号などを含む)や電力供給に対して影響を与えることなく、制御信号中継線または電力線に生じた断線、配線などの接続異常を迅速に検出することができる。
ここで、実施形態7の空きポートについて、図7、9、14に基づき説明する。図7は、実施形態7である遊技機20における信号回路を示す説明図である。また、図9は、旧機種である遊技機60における信号回路を示す説明図である。
なお、図9における主制御基板100およびカウントスイッチ420は、実施形態7(図7)と同一であり、カウントスイッチ420とカウントスイッチ440とは同型のカウントスイッチとする。また、普通図柄変動スイッチ460は、遊技機60内で主制御基板100に接続して設けられた動作部であり、上記の普通図柄変動スイッチSW3(図14)に相当する。
ここで、電力中継端子212、および制御信号中継端子214、216、218はそれぞれ主制御基板100の基板ポート群101に対して信号線(異なる伝送線を含む)を介して接続された中継基板端子群201を形成している。ここで、中継基板端子群201内の両端の端子は制御信号中継端子214と218であり、制御信号中継端子214、電力中継端子212、制御信号中継端子、216、218の順で並んでいる。
ここで、制御信号中継端子214、216、218の外端子は、伝送線185、183、187を介してそれぞれ制御信号ポート104、106、108に接続され、電力中継端子212の外端子は伝送線181を介して電力ポート102に接続されている。
ここで、制御信号中継線部264は制御信号中継端子216の内端子と信号中継端子286の内端子に接続され、制御信号中継線部278は制御信号中継端子218の内端子と制御信号中継端子281の内端子に接続され、制御信号中継線部291は制御信号中継端子214の内端子と制御信号中継端子285の内端子に接続されている。
また、中継端子板207は、電力線251の一部として中継端子板207上に形成されたプリントパターンとしての電力線部262と、この電力線部262の分岐点262aで分岐されたプリントパターンである分岐電力線部279と、この分岐電力線部279から分岐して電力中継端子288の内端子に接続した分岐電力線部263を備えている。
なお、主制御基板100からカウントスイッチ420、440、普通図柄変動スイッチ460に対して行われる電力供給(電流供給)を中継する電力線はスイッチコモンであり、例えば、図1における電力線251に相当する。
これにより、接続異常検出部105では、制御信号ポート104、106それぞれに印加される電圧電位を監視して、図7における基板ポート群101および中継基板端子群201の接続における接続異常の検出を行うことが可能となる。
次に、実施形態7である遊技機20と、遊技機20に対する旧機種としての遊技機60とが備えた主制御基板100の内部構成について、図7、図9を用いて説明する。
遊技機20の主制御基板100は、図7に示すように、電力線を介して動作部に対する電源供給(ここでは、12ボルトとする)を行う電力供給部122を備えている。なお、遊技機20(図7)では、主制御基板100に対して電力線を介して接続されたカウントスイッチ420に対して、また、遊技機60(図9)では、主制御基板100に対して並列に接続されたカウントスイッチ420、440、普通図柄変動スイッチ460に対して電源供給が行われる。
ここでは、カウントスイッチ420(動作部)に電力線(電力中継線)を介して定電位が印加され、分岐電力線(第1分岐部)および分岐電力線(第2分岐部)がそれぞれ電力線(電力中継線)から分岐されている場合に、主制御基板100の接続異常検出部105は第1ポートおよび第2ポートに印加される電圧電位の監視を行う。
また、中継端子板200における分岐電力線部268(第1分岐部の一部)および分岐電力線部266(第2分岐部の一部)それぞれに抵抗素子R242、R241が設けられている。ここで、制御信号中継端子218(第1端子)または制御信号中継端子214(第2端子)のいずれか一方、または両方に印加された電圧電位が接続異常検出部105における基準電位より高くなるように、抵抗素子R242、R241それぞれの抵抗値が設定されている。
ここで、遊技機20の主制御基板100の内部構成は、比較器133または比較器135に印加される電圧電位に基づき制御信号ポート104または108に接続された、分岐電力線257または259における接続異常を検知する接続異常検出部105(図1〜5の接続異常検出部105に対応)が含まれる。
CPU150は、比較器131、133、135からの出力(論理値)の変動を検出する。なお、比較器131の出力ラインには抵抗素子R151を、比較器133の出力ラインには抵抗素子R153を、そして、比較器135の出力ラインには抵抗素子R155を介して電力供給部139が並列に接続されており、電力供給部139は各出力ラインに5Vの電圧印加を行っている。
また、比較器133、135それぞれの(−)端子には制御信号ポート104、106を介して定電圧が印加されている。この定電圧電位は、分岐電力線部266、268からそれぞれ制御信号ポート104、106を介して比較器133、135それぞれの(−)端子に印加されている。
このため、通常時、比較器133、135からは、(−)に印加されている電圧電位より(+)に印加されている電圧電位の方が低いことを示す論理値(0:Low)が出力されている。
また、信号伝送線部171には、分岐してアース126に接続される分岐伝送線部173が設けられており、この分岐伝送線部173には抵抗素子R141が設けられている。
また、信号伝送線部175には、分岐してアース128に接続される分岐伝送線部177が設けられており、この分岐伝送線部177には抵抗素子R143が設けられている。
ここで、抵抗素子R141の抵抗値は、抵抗素子R242の抵抗値よりも十分に大きく、抵抗素子R143の抵抗値は、抵抗素子R241の抵抗値よりも十分に大きいものとする。
このとき、当該比較器133または比較器135では、(+)端子に印加されている電圧電位(基準電位)が、(−)端子に印加された電圧電位(0)を上回るため、出力される論理値が0(Low)から1(High)に変化する。
これにより、比較器133、135の出力端子に接続されたCPU150では、基板ポート群101における両端ポートである制御信号ポート104、108を介して印加された電力電位の変化を検出でき、このため、基板ポート群101または中継基板端子群201における接続箇所(コネクタ)における両端いずれかの部分が断線した斜め差し状態(図11)や、伝送線185側または187側における断線、配線抜けなどの接続異常を迅速に検出し、その発生を報知することが可能となる。
ここで、比較器131の(−)側入力端子に対してカウントスイッチ420からの検知信号の入力があった場合に、比較器131の(−)側入力端子に印加される電圧電位が、(+)側端子に印加された定電圧電位を上回るものとする。
図9に示す遊技機60では、カウントスイッチ420、440、普通図柄変動スイッチ460それぞれから出力された検知信号が中継端子板207を介して106、108、104それぞれに送られる。
また、CPU150がプログラムに基づく実行処理を行うことにより、接続異常検出部105の機能動作が実現される設定であってもよい。
また、分岐電力線(図3の分岐電力線257、259に対応)は電力線(図2の電力線251に対応)から分岐された副次的な信号線であるため、電力線(図2の251に対応)を介して行われる電力供給や制御信号中継線(例えば、図1〜3の制御信号中継線255に対応)を伝送される制御信号(検出信号など)に影響を与えることなく、主制御基板100および中継端子板200間を接続するコネクタおよび伝送信号線(伝送線)に生じた接続異常を迅速かつ正確に検出することが可能となる。
次に、実施形態8として、上述の実施形態5(図5)に対応する、より具体的な実施形態である遊技機30について、図5、図8、図13、図14を用いて説明する。図8は、遊技機30の内部回路構成を示す概略説明図である。
遊技機30は、上記実施形態の動作部400に相当する動作部として、第2始動口59に遊技球が入球しやすい開放状態、または入球しにくい閉鎖状態に可換に遷移する開閉部材を駆動するアクチュエータAC1、大入賞口55の開口部に設けられた特別電動役物65の開閉動作を作動するアクチュエータAC2、特別電動役物66の開閉動作を駆動するアクチュエータAC3などを備えているものとする(図13、14参照)。
遊技機30は、図8に示すように、主制御基板100(図1〜5の制御基板100に相当)およびソレノイド520の間に中継端子板200を備えている。
主制御基板100は、ソレノイド520に電力線を介して電流供給(電力供給に相当)を行うと共に、制御信号中継線を介してソレノイド520における駆動動作を制御するための制御信号を送信する。
また、中継端子板200は、上記電流供給および制御信号の中継を行う電力線および制御信号中継線それぞれの一部としての電力線部262、制御信号中継線部264を備え、上記電流供給および制御信号の伝送を中継する。
具体的には、ソレノイド520は、主制御基板100からの定電位が通電されることにより、開閉羽根などの開閉部材における開閉動作を駆動する。
例えば、ソレノイド520が通電され駆動すると、1対の開閉羽根が入賞口を開放する開位置に移動し、また、制御信号が送られることにより、ソレノイド520への通電状態が高電圧から低電圧への切り替えられ、開閉羽根の開位置から入賞口を閉塞する閉位置への移動、または、開閉羽根の閉位置から開位置への移動が制御される。
なお、電力線部262、制御信号中継線部264、分岐電力線部266、268は、中継端子板200上に配設されたプリントパターンであってもよい。
また、中継端子板200は、主制御基板100の制御信号ポート114、116、118、および電力ポート112からなる基板ポート群101に伝送線を介して接続した中継基板端子群201を備えている。また、中継基板端子群201は、制御信号中継端子214、212、216、218から成る。
主制御基板100は、図8に示すように、制御信号ポート118(第1ポートに対応)または制御信号ポート114(第2ポート)に印加される電圧電位の変化を監視する接続異常検出部105を備えている。ここで、制御信号ポート114、118それぞれと接続異常検出部105とは主制御基板100の内部に設けられた信号線を介して接続されており、制御信号ポート114、118から印加された電圧電位はこの信号線を介して接続異常検出部105に印加される。
なお、接続異常検出部105は、主制御基板100(図8)上に設けられたCPU150またはその他のプロセッサ、もしくは、主制御基板100の外部の基板等に設けられた集積回路素子(CPU)によるプログラム実行処理により実現される設定であってもよい。
なお、主制御基板100に設けられた上記信号線は主制御基板100上に配設されたプリントパターンであってもよい。接続異常検出部105を含む主制御基板100の内部構成については、図8に基づき後述する。
ここで、本実施形態8における上記「空きポート」について、図8、10に基づき説明する。図10は、旧機種(従来機としての遊技機70)の回路構成を示す説明図である。
なお、主制御基板100およびソレノイド520は本実施形態8(図8)と同一であるものとする。また、ソレノイド540、560は、ソレノイド520と同型のものとする。
ここで、ソレノイド520、540、560を備えた遊技機70について、図10を用いて説明する。なお、遊技機70は、遊技機30(図8)と同様に、主制御基板100およびソレノイド520の間に中継端子板208を備えているものとする。
ここで、制御信号中継端子214、216、218の外端子は、伝送線185、183、187を介してそれぞれ制御信号ポート114、116、118に接続され、電力中継端子212の外端子は伝送線181を介して電力ポート112に接続されている。
また、主制御基板100からソレノイド540への電流供給を中継する電力線(ソレノイドコモンライン)は、主制御基板100の電力ポート112、中継端子板208の電力中継端子212に接続された伝送線181、電力線部262における電力中継端子212から分岐点まで、この分岐点から電力中継端子288内端子までの分岐電力線部279、および電力中継端子288とソレノイド560とに接続された伝送線385から成る。また、主制御基板100からソレノイド560への電流供給を中継する電力線(ソレノイドコモンライン)は、主制御基板100の電力ポート112、中継端子板208の電力中継端子212に接続された伝送線181、電力線部262における電力中継端子212から分岐点まで、この分岐点から電力中継端子283内端子までの分岐電力線部279、および電力中継端子283の外端子とソレノイド560とに接続された伝送線389から成る。
このとき、新機種である遊技機30においては、使用されないソレノイド540、560に接続されていた制御信号中継線に接続されていた制御信号ポート114、116が未使用状態の空きポートとなる。また、新機種である遊技機30の中継端子板200では、制御信号ポート114、116に伝送線を介して接続された制御信号中継端子214、218は未使用の端子(空き端子)となり得る。
また、主制御基板100の制御信号ポートのいずれかに接続された、中継基板端子群201における空き端子がある場合には、この空き端子に対して電力線部262(電力中継線)から、分岐電力線部266、268とは別に分岐した異なる分岐電力線部(図示なし)が接続された構成であってもよい。
また、遊技機30の主制御基板100は、分岐電力線部266、268それぞれに伝送線を介して接続された制御信号ポート114、116それぞれに印加される電圧電位を監視して、図8における基板ポート群101と中継基板端子群202の接続に、例えば、図11に示すような斜め差し状態などの接続異常を検知する接続異常検出部105を備えた構成としてもよい。
次に、遊技機30および遊技機70における主制御基板100の内部構成について、図8、図10を用いて説明する。
ここでは、まず遊技機30、遊技機70それぞれの主制御基板100に共通する構成について説明する。
図8、10に示す主制御基板100は、電力線251を介して接続されたソレノイドアクチュエータ(以下「ソレノイド」という)520に駆動用の電流供給(ここでは、30ボルトとする)を行う電力供給部172を備えている。電力供給部172は電力伝送線部(プリントパターン)を介して電力ポート112に接続されており、ソレノイドの駆動用の電流が電力ポート112から出力される。なお、図10に示す遊技機70では、電力ポート112に対して並列に接続されたソレノイド520、540、560に対して電流供給が行われる。
ドライバ端子132、134、136は、具体的には、パワー半導体素子などのドライバ端子であり、ソレノイド520、540、560における駆動制御用の電流を生成して送出する。
主制御基板100からソレノイド520(動作部)に対して電力線(電力中継線)を介して定電位が印加され、分岐電力線(第1分岐部)および分岐電力線(第2分岐部)がそれぞれ電力線(電力中継線)から分岐されている場合に、主制御基板100の接続異常検出部105は第1ポートおよび第2ポートに印加される電圧電位の監視を行う。
また、中継端子板200における第1分岐部(分岐電力線部268)および第2分岐部(分岐電力線部266)それぞれには抵抗素子R244、R243が設けられており、制御信号中継端子218(第1端子)または制御信号中継端子214(第2端子)のいずれか一方、または両方に印加された電位が接続異常検出部105における基準電位より高くなるように、抵抗素子R243、R244それぞれの抵抗値が設定されている。
ここで、制御基板100の接続異常検出部105は、制御信号ポート118(第1ポートに対応)または制御信号ポート114(第2ポート)に印加される電圧電位の変化を監視する。
また、分岐電力線部268に印加された電位は主制御基板100の分岐線部154を介して接続異常検出部105に印加される電位と同電位となる。また、分岐電力線部266に印加された電圧電位は主制御基板100の分岐線部152を介して接続異常検出部105に印加される電圧電位と同電位となる。
すなわち、実施形態8では、主制御基板100の制御信号ポート114から印加された電圧電位は信号線194、分岐線部152を介して接続異常検出部105が備えた比較器135の(−)端子に印加され、制御信号ポート118から印加された電圧電位は信号線198、分岐線部154を介して接続異常検出部105が備えた比較器133の(−)端子に印加される。
すなわち、主制御基板100の制御信号ポートのいずれかに接続された、中継基板端子群201における3つ以上の空き端子が生じ得る場合には、この空き端子に対して電力線部262(電力中継線)から、分岐電力線部266、268、および、これらの分岐電力線部とは別に分岐した異なる分岐電力線部(図示なし)が接続された構成であってもよい。
この場合、主制御基板100の制御信号ポート116からソレノイド520に向けて出力された制御信号が制御信号中継線部264で分岐して、制御信号中継端子214、218それぞれに接続された分岐線部を介して制御信号ポート114、118それぞれに入力される。
この場合、電力線部262から分岐した分岐線部に接続した制御信号ポート(114または118)には定電圧が印加されるので、接続異常検出部105はこの定電圧が検出されない(もしくは、印加される電圧レベルが一定値以下に下がった)場合に、分岐線に接続異常が生じたものとして検出する。また、制御信号中継線部264から分岐した分岐線部に接続した制御信号ポート(114または118)の側では、通常時、制御信号が入力(中継端子板200から主制御基板100内へ)されるので、例えば、一定期間、制御信号が検出されない場合に、分岐線に接続異常が生じたものとして接続異常検出を行う設定であってもよい。
これにより、ドライバ端子132、136からは同一の制御信号が定期的に出力され、サブ基板に設けられた接続異常検出部105は、制御信号ポート114、118それぞれから出力された制御信号を取得する。
また、接続異常検出部105は、制御信号ポート114、118それぞれから出力される制御信号が一定期間検出されない場合に、制御信号ポート114または118、または、伝送線185または187に接続異常が生じたものとして、接続異常の報知を行う設定であってもよい。
(1)動作部との間で制御信号が伝送される制御信号中継線に接続された制御基板と、定電位に接続された電力中継線と、前記制御信号の出力または入力用に前記制御基板に設けられた1または複数の制御信号ポートと、を備えた遊技機であって、前記制御信号ポートである第1ポートに対して前記電力中継線または前記制御信号中継線から分岐して接続された第1分岐線を有し、前記第1ポートにおける印加電位または、入力または出力される制御信号に基づき前記第1ポートまたは前記第1分岐線における接続異常を検出する接続異常検出部を有することを特徴とした遊技機。
(2)前記制御基板は、予め決められた方向に並べられた前記複数の制御信号ポートを含む基板ポート群を備え、前記第1ポートは前記基板ポート群における一端に位置することを特徴とした(1)に記載の遊技機。
(3)前記制御基板は、予め決められた方向に並べられた前記複数の制御信号ポートを含む基板ポート群を有し、前記基板ポート群における両端に位置する前記制御信号ポートである前記第1ポートと第2ポートとを備え、前記電力中継線または前記制御信号中継線から分岐して前記第2ポートに接続された第2分岐線を有し、前記接続異常検出部が、前記第1ポートおよび前記第2ポートの電位または制御信号に基づき前記第1分岐線または第2分岐線における接続異常を検知することを特徴とした(1)に記載の遊技機。
(4)前記基板ポート群には、複数の前記制御信号ポートおよび前記電力中継線が接続された電力ポートが含まれ、前記制御信号ポートが前記基板ポート群における両端に位置することを特徴とする(3)に記載の遊技機。
(5)前記制御信号ポートそれぞれに対応して接続された異なる複数の信号中継端子と、前記動作部および前記制御基板の間で伝送される前記制御信号の中継を行う前記制御信号中継線の一部と、を有し、前記制御基板と前記動作部との間に設けられた中継端子板を備え、前記中継端子板は、前記第1ポートに接続された前記信号中継端子である第1端子に対して前記電力中継線または前記制御信号中継線から分岐して接続された第1分岐部を有することを特徴とした(1)に記載の遊技機。
(6)前記制御基板は、予め決められた方向に並べられた前記複数の制御信号ポートを含む基板ポート群を有し、前記基板ポート群における両端に位置する前記制御信号ポートである前記第1ポートと第2ポートとを備え、前記中継端子板は、予め決められた方向に並べられた前記複数の信号中継端子を含む中継基板端子群を有すると共に、前記中継基板端子群における両端に位置する前記信号中継端子である前記第1端子および第2端子に対して前記電力中継線または前記制御信号中継線から分岐して接続された第1分岐部および第2分岐部を備え、前記接続異常検出部が、前記第1端子に接続された前記第1ポートおよび前記第2端子に接続された前記第2ポートの電位または制御信号に基づき前記第1分岐線または第2分岐線における接続異常を検知することを特徴とした(5)に記載の遊技機。
(7)前記中継基板端子群には前記電力中継線および前記電力ポートに接続された電力中継端子が含まれ、且つ前記中継基板端子群における一端および他端のそれぞれには前記信号中継端子が位置することを特徴とした(6)に記載の遊技機。
(8)前記動作部に前記電力中継線を介して定電位が印加され、前記第1分岐部および第2分岐部がそれぞれ前記電力中継線から分岐されている場合に、前記第1分岐部および第2分岐部それぞれに抵抗素子が設けられていることを特徴とした(6)または(7)に記載の遊技機。
(9)前記第1ポートおよび第2ポートはそれぞれ前記中継端子板を介して送られた前記制御信号が入力される入力ポートであり、
前記第1ポートと前記第1端子、前記第2ポートと前記第2端子とがそれぞれ信号線で接続されている(6)から(8)のいずれか一項に記載の遊技機。
(10)前記第1ポートおよび前記第2ポートはそれぞれ前記制御信号が出力される出力ポートであり、前記第1ポートと前記第1端子、前記第2ポートと前記第2端子とがそれぞれ信号線で接続されている(6)から(8)のいずれか一項に記載の遊技機。
(11)前記電力中継線から分岐した前記第1および前記第2分岐部を含む異なる分岐部が少なくとも前記第1端子と前記第2端子とに接続されていることを特徴とする(10)に記載の遊技機。
(12)前記動作部に前記電力中継線を介して定電位が印加され、前記第1分岐部および第2分岐部がそれぞれ前記電力中継線から分岐されている場合に、前記制御基板の前記接続異常検出部は前記第1ポートおよび第2ポートに印加される電圧電位を監視し、前記中継端子板の前記第1分岐部および第2分岐部それぞれに抵抗素子が設けられており、前記第1端子または前記第2端子のいずれか一方、または両方における電圧電位が前記接続異常検出部における基準電位より高くなるように前記抵抗素子それぞれの抵抗値が設定されていることを特徴とする(9)または(10)に記載の遊技機。
(13)接続異常検出部は、前記第1ポートおよび前記第2ポートから得られる異なる2つの制御信号を比較することにより前記制御基板および前記中継端子板の間における接続異常を検知することを特徴とする(5)に記載の遊技機。
12 前枠
15 外枠
21 ヒンジ機構
23 シリンダ錠
25 透明部材
27 上球受け皿
29 下球受け皿
31 操作ハンドル
32 上枠部
33、33a、33b スピーカ
34、36 左右側枠部
35、35a〜35g 照明装置
34、36 左右側枠部
37 ボタン
38 演出アクチュエータ
50 遊技盤
50a 遊技領域
51 外レール
52 風車
53 内レール
55、56 大入賞口
57 第1始動口
59 第2始動口
60 遊技機
61 普通電動役物
63 作動ゲート
65 特別電動役物
66 特別電動役物
67、67a、67b、67c 普通入賞口
69 アウト口
80 演出表示装置
90 図柄表示装置
91 特別図柄表示装置
91a 第1特別図柄表示装置
91b 第2特別図柄表示装置
92 普通図柄表示装置
100、110b 制御基板、主制御基板
101 基板ポート群
102、112 電力ポート
103 基板ポート群
104、106、108、114、116、118、304、306、308 制御信号ポート
105 接続異常検出部
122、139 電力供給部
126、128 アース
131、133、135 比較器
132、134、136 ドライバ端子
131、133、135 比較器
149 グランド
150 CPU
152、154 分岐線部
171、175 信号伝送線部
172 電力供給部
173、177 分岐伝送線部
181、183、185、187、212、262、292、181b、211b、262b、212、262、292、181b、292b 伝送線
194、198 信号線
200、200b、207、208 中継端子板
201、201b、202、203 中継基板端子群
214、216、218、213b、215b、217b、294b、296b、264、278、281、285、286 制御信号中継端子
251、251b、281b 電力線
255、255b、257、259 分岐電力線
262 電力線部
264、264b、266b、278、291 制御信号中継線部
262a、271、271b、273、275 分岐点
279、266、268、268b 分岐電力線部
211b、212、231b、282、283、288、292、292b 電力中継端子
181b、211b、262b、292b、381、381b、389、382、383、385、387、389、391 伝送線
300 演出制御基板
301 演出制御基板ポート群
302 電力ポート
305 接続異常検出部
320 演出制御部
400、400a、400b、410 動作部
422、442、462 開口部
424、444,464 検出信号出力部
420、440、460 カウントスイッチ
460 普通図柄変動スイッチ
520、540、560 ソレノイド
1000 主制御部
1110 変動パターン決定部
1111 第1特図抽選値取得部
1112 第2特図抽選値取得部
1113 普図抽選値取得部
1120 特図保留制御部
1130 特図抽選制御部
1131 大当り抽選部
1132 特図選択部
1133 大当り遊技制御部
1140 遊技状態制御部
1141 当選確率制御部
1142 変短制御部
1150 図柄表示制御部
1151 第1特図表示制御部
1152 第2特図表示制御部
1153 普図表示制御部
1160 普図保留制御部
1170 普図抽選制御部
1171 当り抽選部
1172 普図選択部
1173 当り遊技制御部
1180 普通電役制御部
1190 特別電役制御部
R141、R143、R145、R147、R151、R153、R241、R242、R243、R244 抵抗素子
Claims (11)
- 動作部との間で制御信号が伝送される制御信号中継線に接続された制御基板と、定電位に接続された電力中継線と、前記制御信号の出力または入力用に前記制御基板に設けられた1または複数の制御信号ポートと、を備えた遊技機であって、
前記制御信号ポートである第1ポートに対して前記電力中継線または前記制御信号中継線から分岐して接続された第1分岐線を有し、
前記第1ポートにおける印加電位または、入力または出力される制御信号に基づき前記第1ポートまたは前記第1分岐線における接続異常を検出する接続異常検出部を有することを特徴とした遊技機。 - 前記制御基板は、予め決められた方向に並べられた前記複数の制御信号ポートを含む基板ポート群を備え、前記第1ポートは前記基板ポート群における一端に位置することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 前記制御基板は、予め決められた方向に並べられた前記複数の制御信号ポートを含む基板ポート群を有し、前記基板ポート群における両端に位置する前記制御信号ポートである前記第1ポートと第2ポートとを備え、
前記電力中継線または前記制御信号中継線から分岐して前記第2ポートに接続された第2分岐線を有し、
前記接続異常検出部が、前記第1ポートおよび前記第2ポートの電位または制御信号に基づき前記第1分岐線または前記第2分岐線における接続異常を検知することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 前記基板ポート群には、複数の前記制御信号ポートおよび前記電力中継線が接続された電力ポートが含まれ、前記制御信号ポートが前記基板ポート群における両端に位置することを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
- 前記制御信号ポートそれぞれに対応して接続された異なる複数の信号中継端子と、前記動作部および前記制御基板の間で伝送される前記制御信号の中継を行う前記制御信号中継線の一部と、を有し、前記制御基板と前記動作部との間に設けられた中継端子板を備え、
前記中継端子板は、前記第1ポートに接続された前記信号中継端子である第1端子に対して前記電力中継線または前記制御信号中継線から分岐して接続された第1分岐部を有することを特徴とした請求項1に記載の遊技機。 - 前記制御基板は、予め決められた方向に並べられた前記複数の制御信号ポートを含む基板ポート群を有し、前記基板ポート群における両端に位置する前記制御信号ポートである前記第1ポートと第2ポートとを備え、
前記中継端子板は、予め決められた方向に並べられた前記複数の信号中継端子を含む中継基板端子群を有すると共に、前記中継基板端子群における両端に位置する前記信号中継端子である前記第1端子および第2端子に対して前記電力中継線または前記制御信号中継線から分岐して接続された前記第1分岐部および第2分岐部を備え、
前記接続異常検出部が、前記第1端子に接続された前記第1ポートおよび前記第2端子に接続された前記第2ポートの電位または制御信号に基づき前記第1分岐線または第2分岐線における接続異常を検知することを特徴とした請求項5に記載の遊技機。 - 前記中継基板端子群には前記電力中継線および前記電力ポートに接続された電力中継端子が含まれ、且つ前記中継基板端子群における一端および他端のそれぞれには前記信号中継端子が位置することを特徴とした請求項6に記載の遊技機。
- 前記動作部に前記電力中継線を介して定電位が印加され、前記第1分岐部および前記第2分岐部がそれぞれ前記電力中継線から分岐されている場合に、前記第1分岐部および前記第2分岐部それぞれに抵抗素子が設けられていることを特徴とした請求項6または7に記載の遊技機。
- 前記第1ポートおよび前記第2ポートはそれぞれ前記中継端子板を介して送られた前記制御信号が入力される入力ポートであり、
前記第1ポートと前記第1端子、前記第2ポートと前記第2端子とがそれぞれ信号線で接続されている請求項6から8のいずれか一項に記載の遊技機。 - 前記第1ポートおよび前記第2ポートはそれぞれ前記制御信号が出力される出力ポートであり、
前記第1ポートと前記第1端子、前記第2ポートと前記第2端子とがそれぞれ信号線で接続されている請求項6から8のいずれか一項に記載の遊技機。 - 前記電力中継線から分岐した前記第1および前記第2分岐部を含む異なる分岐部が少なくとも前記第1端子と前記第2端子とに接続されていることを特徴とする請求項10に記載の遊技機。
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