JP2016094990A - 転動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】表面損傷を防止するための複雑な加工や長時間の処理、費用のかかる処理をすることなく製造でき、転動部の油膜形成性が悪い状態で使用されても表面損傷による早期故障を起こさず長寿命を実現する転動装置を提供する。【解決手段】転がり軸受1は、外周に内輪軌道面2aを有する内輪2と、内周に外輪軌道面3aを有する外輪3と、該内輪軌道面と該外輪軌道面との間を転動する複数の転動体4とを備え、内輪2および外輪3は鋼製部材に多価アルコールによる被膜処理を施してなり、各転動体4は鋼製部材からなり、内輪2の鋼製部材と各転動体4の鋼製部材との間、および、外輪3の鋼製部材と各転動体4の鋼製部材との間にはロックウェル硬さHRCで1ポイント以上の硬度差がある。【選択図】図1

Description

本発明は転がり軸受などの転動装置に関する。
転がり軸受をはじめとする転動装置は、転動部の潤滑状態が悪く油膜形成が不十分になる環境で使用されるとピーリングや焼き付き等の表面損傷やこれらを起点としたはく離が発生する。例えば非特許文献1によれば、転がり軸受の内外輪ところの間で、潤滑状態の過酷さを示す油膜パラメータΛが約1.2以上になる条件では転がり軸受の寿命は長くなるが、Λが1.2以下となる条件では、転動部に表面起点型のはく離が起き、転がり軸受寿命は低下する。実際に転動部の油膜形成が不十分になる環境で使用される転がり軸受に、自動車等のトランスミッションやエアコンディショナーのコンプレッサーに使用されるものがある。
トランスミッション用転がり軸受では、使用温度が高くかつ粘度の低い潤滑油が使用されるため、油膜形成性が悪く表面損傷が起こりやすい。トランスミッション用転がり軸受の表面損傷対策としては、特許文献1に記載されている、針状ころ軸受のころもしくは内外輪の転動部に微小凹部を形成させ、その凹部に固体潤滑剤を被覆する方法が知られている。
エアコンディショナーのコンプレッサー内部では、冷媒中に潤滑油が存在しており、コンプレッサーの圧縮時に冷媒の液化が起こる。潤滑油と液化した冷媒の混合は、転がり軸受の油膜形成性を悪化させるため、表面損傷が発生しやすくなる。コンプレッサー用転がり軸受の表面損傷対策としては、特許文献2に記載されている、転動部に微小凹部をランダムに形成し、油膜形成性を向上させる方法が知られている。
この他、油膜形成性が悪い状態で使われる転がり軸受の表面損傷対策としては、特許文献3に記載されている摺接する二面のどちらか片側を浸炭窒化処理することで表層の残留オーステナイト組織を富化させる方法や、特許文献4等に記載されている転動部にリン酸マンガン塩被膜処理を施して油膜形成性を向上させる方法が知られている。
特開2006−161887号公報 特許第2997074号 特開2004−144279号公報 特許第3538519号
高田浩年, 鈴木進, 前田悦生, 潤滑, 26, 9 (1981) 645-650
しかしながら、特許文献1および特許文献2における上記の転動部に凹部を形成する処理や、特許文献3における上記の浸炭窒化処理は、加工工程が複雑で処理時間も長いことから、加工コストが高くなる。
また、特許文献4における上記のリン酸マンガン塩処理の場合、処理後の排水処理費用が高価である。
本発明はこのような問題に対処するためになされたものであり、上記のような表面損傷を防止するための複雑な加工や長時間の処理、費用のかかる処理等をすることなく製造でき、転動部の油膜形成性が悪い状態で使用されても表面損傷による早期故障を起こさず長寿命を実現する転動装置を提供することを目的とする。
本発明の転動装置は、転がり接触する2つの構成部品を含む転動装置であって、該2つの構成部品のうち、一方の構成部品は、鋼製部材に多価アルコール化合物による被膜処理を施してなり、他方の構成部品は、鋼製部材からなるか、または鋼製部材に多価アルコール化合物による被膜処理を施してなり、該一方の構成部品の該鋼製部材と、該他方の構成部品の該鋼製部材との間には硬度差があることを特徴とする。
上記多価アルコール化合物が、クロロゲン酸またはその誘導体であることを特徴とする。
上記被膜処理が、水および/または有機溶剤に上記多価アルコール化合物を分散または溶解させた処理液の中に処理対象を浸漬する処理であることを特徴とする。
上記一方の構成部品の上記鋼製部材と、上記他方の構成部品の上記鋼製部材との間には、ロックウェル硬さHRCで1ポイント以上の硬度差があることを特徴とする。
上記転がり接触する2つの構成部品間の潤滑油膜の膜厚比Λが1.2以下になるような条件で使用されることを特徴とする。
上記転動装置が、外周に内輪軌道面を有する内輪と、内周に外輪軌道面を有する外輪と、上記内輪軌道面と上記外輪軌道面との間を転動する複数の転動体とを備える転がり軸受であって、上記内輪と上記各転動体とが上記2つの構成部品であるか、上記外輪と上記各転動体とが上記2つの構成部品であるか、または、これらの両方であることを特徴とする。
本発明の転動装置は、転がり接触する2つの構成部品うち、一方の構成部品が、鋼製部材に多価アルコール化合物による被膜処理を施してなるものであり、他方の構成部品が鋼製部材からなるか、または鋼製部材に多価アルコール化合物による被膜処理を施してなるものであり、該一方の構成部品の該鋼製部材と該他方の構成部品の該鋼製部材との間には硬度差があるので、運転開始から短時間後における転動部の表面粗さが小さい。すなわち、転動部がなじみやすい。
そのため、本発明の転動装置は、転動部の油膜形成性が悪い状態で使用されても表面損傷が発生しにくく、表面損傷による早期故障を起こしにくく長寿命となり得る。本発明の転動装置の製造には、上記のような複雑な加工や長時間の処理等は不要である。
本発明の転動装置の一例である深溝玉軸受の断面図である。 各試験に用いる二円筒試験機の概略図である。 表2のL18直交表の試験片に対する転動試験の結果をもとに作成された品質工学の要因効果図である。 表7の試験片の試験後の転動部顕微鏡拡大写真である。
本発明者らは、転動部の油膜形成性が悪い状態で使用される転がり軸受等の転動装置において、転動部における表面損傷の発生を防止して長寿命化を実現するために、転動部をなじみやすくすること、すなわち、転動装置の運転開始から短時間後の転動部の表面粗さを小さくすることを考えた。そして、本発明者らは、転動装置において、転がり接触する2つの構成部品の鋼製部材に硬度差を設け、少なくとも一方の鋼製部材に多価アルコール化合物による被膜処理を施すことで、転動部がなじみやすくなることを見出した。その結果、表面損傷の発生が防止され長寿命が実現された。本発明はこのような知見に基づくものである。
本願において、構成部品間の転がり接触には、構成部品間のすべりを伴う転がり接触も含まれ、構成部品の表面に形成された潤滑剤成分等の膜が介在する場合も含まれる。また、本願において「転がり接触する2つの構成部品」というときの転がり接触は、その2つの構成部品間の転がり接触をさす。
本発明の転動装置は、次の2条件を満たす転がり接触する2つの構成部品を含む転動装置として規定される:
(1)該2つの構成部品のうち、一方の構成部品は、鋼製部材に多価アルコール化合物による被膜処理を施してなり、他方の構成部品は、鋼製部材からなるか、または鋼製部材に多価アルコール化合物による被膜処理を施してなる。
(2)該一方の構成部品の該鋼製部材と、該他方の構成部品の該鋼製部材との間には硬度差がある。
上記2条件を満たす転がり接触する2つの構成部品を複数通り見いだせる転動装置は、本発明の転動装置に該当する。
転動装置が、転がり接触する2つの構成部品を複数通り含む場合、その全部または一部が上記の2条件を満たせば、本発明の転動装置に該当する。
本発明における多価アルコール化合物による被膜処理は、鋼製部材の表面に施される。該被膜処理は、鋼製部材の表面全体に施してもよいし、鋼製部材の表面のうち少なくとも、該転動装置の他の構成部品との間で転がり接触をする面に施してもよい。
本発明における多価アルコール化合物による被膜処理として、例えば、多価アルコール化合物を水および/または有機溶媒に分散または溶解させた処理液中に、被膜形成対象となる鋼製部材を浸漬することで、部材表面に被膜を形成する処理が挙げられる。この処理は、被膜形成を速めるため加温しながら行なうことが好ましい。また、本発明における多価アルコール化合物による被膜処理として、多価アルコール化合物を水および/または有機溶媒に分散または溶解させた処理液を、被膜形成対象となる鋼製部材の表面などに塗布することによって該面に被膜を形成する処理も挙げられる。これらの処理によって形成される被膜は、酸化物被膜、あるいは多価アルコール化合物および/またはその分解物の吸着膜であると考えられる。
本発明の転動装置における上記の転がり接触する2つの構成部品の両方が、鋼製部材に多価アルコール化合物による被膜処理を施してなる場合、一方の構成部品の鋼製部材に用いられる多価アルコール化合物と、他方の構成部品の鋼製部材に用いられる多価アルコール化合物とは、同じであっても異なっていてもよい。
本発明において使用する多価アルコール化合物として、植物由来の多価アルコールを挙げることができる。植物由来の多価アルコールを用いる場合、環境負荷の低い転動装置を得ることができる。
本発明において使用できる多価アルコール化合物としては、例えば、没食子酸、エラグ酸、クロロゲン酸、コーヒー酸、キナ酸、クルクミン、ケルセチン、ピロガロール、テアフラビン、アントシアニン、ルチン、リグナン、カテキンなどが挙げられる。また、セサミン、イソフラボン、クマリンなどから得られる多価アルコール化合物も使用できる。以上のような多価アルコール化合物は、単独で用いても2種類以上を組み合わせて用いてもよい。また、これらは植物由来であることができる。
これらの中で、被膜処理の際に、鋼製部材表面に被膜を形成しやすいことから、没食子酸またはその誘導体、エラグ酸またはその誘導体、クロロゲン酸またはその誘導体、コーヒー酸またはその誘導体、キナ酸またはその誘導体、クルクミンまたはその誘導体、ケルセチンまたはその誘導体を用いることが好ましい。
本発明における上記の転がり接触する2つの構成部品のうちの一方の構成部品の鋼製部材と他方の構成部品の鋼製部材は、硬度差があればよく、それぞれを構成する金属材料が同種であっても、異種であっても構わない。具体例としては、軸受鋼(高炭素クロム軸受鋼JIS G 4805)、肌焼鋼(JIS G4104等)、高速度鋼(AMS 6490)、ステンレス鋼(JIS G4303)、高周波焼入鋼(JIS G4051等)などが挙げられる。具体的な硬度差としては、ロックウェル硬さHRC(JIS Z2245)で1ポイント以上とすることが好ましい。
2つの鋼製部材の硬度は、それらの表面粗さの大きさに差がある場合は、表面粗さの大きい方が軟らかく、表面粗さの小さい方が硬いことが好ましい。
2つの鋼製部材の硬度差を設ける方法は特に限定されない。例えば、SUJ2(JIS G 4805)で構成された焼入れ焼戻し前の2つの鋼製部材の双方に対し、共通の条件で焼入れを行った後、焼戻し温度は共通にし焼戻し時間は差をつけて焼戻しを行えば、焼戻し時間が長い方は軟らかくなり焼戻し時間が短い方は硬くなって、硬度差を得ることができる。
本発明の転動装置の一例として転がり軸受が挙げられる。具体的には、深溝玉軸受、アンギュラ玉軸受、自動調心玉軸受、針状ころ軸受、円筒ころ軸受、自動調心ころ軸受等のラジアル形の転がり軸受や、スラスト玉軸受、スラストころ軸受等のスラスト形の転がり軸受が挙げられる。
本発明の転動装置の一例である転がり軸受は、外周に内輪軌道面を有する内輪と、内周に外輪軌道面を有する外輪と、内輪軌道面と外輪軌道面との間を転動する複数の転動体とを備えてなり、内輪と各転動体とが上記条件(1)および(2)を満たす転がり接触する2つの構成部品であるか、外輪と各転動体とが上記条件(1)および(2)を満たす転がり接触する2つの構成部品であるか、または、これらの両方である。
内輪が鋼製部材に多価アルコール化合物による被膜処理を施してなる場合は、その被膜処理は鋼製部材の表面の全体に施されてもよいし、鋼製部材の表面の少なくとも内輪軌道面にあたる面に施されてもよい。また、外輪が鋼製部材に多価アルコール化合物による被膜処理を施してなる場合は、その被膜処理は鋼製部材の表面の全体に施されてもよいし、鋼製部材の表面の少なくとも外輪軌道面にあたる面に施されてもよい。
被膜処理の具体例としては、(a)該内輪、該外輪、および該複数の転動体の全てが鋼製部材に上記被膜処理を施されてなる場合、(b)該複数の転動体の全てが上記被膜処理をされていない鋼製部材からなり、かつ、内輪と外輪の両方が鋼製部材に上記被膜処理を施されてなる場合、(c)該複数の転動体の全てが上記被膜処理をされていない鋼製部材からなり、かつ、内輪と外輪のうちの一方が鋼製部材に上記被膜処理を施されてなり、もう一方が上記被膜処理をされていない鋼製部材からなる場合、(d)該複数の転動体の全てが鋼製部材に上記被膜処理を施されてなり、かつ、内輪と外輪の両方が上記被膜処理をされていない鋼製部材からなる場合、(e)該複数の転動体の全てが鋼製部材に上記被膜処理を施されてなり、かつ、内輪と外輪のうちの一方が鋼製部材に上記被膜処理を施されてなり、もう一方が上記被膜処理をされていない鋼製部材からなる場合、等がある。
硬度差に関しては、該複数の転動体の鋼製部材の全てが該内輪および該外輪の鋼製部材よりも硬い場合や、該複数の転動体の鋼製部材の全てが該内輪および該外輪の鋼製部材よりも軟らかい場合や、該複数の転動体の鋼製部材の全てが該内輪(外輪)の鋼製部材よりも硬く、該外輪(内輪)の鋼製部材よりも軟らかい場合等がある。
内輪と各転動体とが上記条件(1)および(2)を満たす転がり接触する2つの構成部品である場合の例として、
該複数の転動体の鋼製部材の全てが該内輪の鋼製部材よりも硬く、該複数の転動体の全ておよび/または該内輪が鋼製部材に多価アルコール化合物による被膜処理を施してなる場合、
該複数の転動体の鋼製部材の全てが該内輪の鋼製部材よりも軟らかく、該複数の転動体の全ておよび/または該内輪が鋼製部材に多価アルコール化合物による被膜処理を施してなる場合等がある。
また、外輪と各転動体とが上記条件(1)および(2)を満たす転がり接触する2つの構成部品である場合の例として、
該複数の転動体の鋼製部材の全てが該外輪の鋼製部材よりも硬く、該複数の転動体の全て、および/または、該外輪が鋼製部材に多価アルコール化合物による被膜処理を施してなる場合、
該複数の転動体の鋼製部材の全てが該外輪の鋼製部材よりも軟らかく、該複数の転動体の全て、および/または、該外輪が鋼製部材に多価アルコール化合物による被膜処理を施してなる場合等がある。
本発明の転がり軸受を図面に基づいて説明する。図1は本発明の転がり軸受の一例である深溝玉軸受の断面図である。図1に示すように深溝玉軸受(転がり軸受)1は、外周に内輪軌道面2aを有する内輪2と、内周に外輪軌道面3aを有する外輪3と、前記内輪軌道面2aと前記外輪軌道面3aとの間を転動する複数の転動体4と、この転動体4を保持する保持器5を備える。外輪3等に固定されるシール部材6が、内輪2および外輪3の軸方向両端開口部8a、8bにそれぞれ設けられており、転動体4の周囲にグリース7が封入されている。
内輪2と各転動体4は転がり接触をし、また、外輪2と各転動体4も転がり接触をするので、深溝玉軸受1は、転がり接触する2つの構成部品を複数通り含む。内輪2および外輪3は鋼製部材に多価アルコールにて被膜処理を施してなり、各転動体4は鋼製部材からなり、内輪2の鋼製部材と各転動体4の鋼製部材との間、および、外輪3の鋼製部材と各転動体4の鋼製部材との間にはロックウェル硬さHRCで1ポイント以上の硬度差がある。
本発明における上記の転がり接触する2つの構成部品の好ましい作成条件としては、上記の一方の構成部品が、鋼製部材にクロロゲン酸化合物による被膜処理を施されてなり、該鋼製部材はSUJ2材に焼入れおよび焼戻しを施したものであり、その焼入れ方法は水冷であって、その焼戻し温度は高温(例えば200〜230℃)、焼戻し時間は長時間(例えば5〜10時間)であり、上記の他方の構成部品が、鋼製部材からなり、該鋼製部材はSUJ2材に焼入れおよび焼戻しを施したものであり、その焼入れ方法は水冷であって、その焼戻し温度は高温(例えば200〜230℃)、焼戻し時間は短時間(例えば1〜3時間)であることが挙げられる。
また、上記の一方の構成部品が、鋼製部材にクロロゲン酸化合物による被膜処理を施されてなり、該鋼製部材はSUJ2材に焼入れおよび焼戻しを施したものであり、その焼入れ方法は水冷であって、その焼戻し温度は高温(例えば200〜230℃)、焼戻し時間は短時間(例えば1〜3時間)であり、上記の他方の構成部品が、鋼製部材からなり、該鋼製部材はSUJ2材に焼入れおよび焼戻しを施したものであり、その焼入れ方法は水冷であって、その焼戻し温度は高温(例えば200〜230℃)、焼戻し時間は長時間(例えば5〜10時間)であることが挙げられる。これらの作成条件は、転動部のなじみやすさ、コストメリット等の総合的な観点から好ましい。
本発明の転動装置は、上記転がり接触する2つの構成部品の転がり接触部における潤滑油の油膜形成が不十分になる条件でも好適に使用することができる。例えば、該接触部が境界潤滑状態となるような条件での使用が挙げられる。また例えば、転がり接触する2つの構成部品間の表面の突起接触の程度を表すパラメータ膜厚比Λが1.2以下になるような条件での使用が挙げられる。この膜厚比Λは、油膜パラメータともよばれ、転がり接触する2物体の接触面に形成される潤滑油膜の最小膜厚hと接触面の合成二乗平均平方根粗さσの比h/σである。σは該2物体の二乗平均平方根粗さをそれぞれσ、σとしたとき、√(σ +σ )で表される。
図2に示す二円筒試験機11を用いて、作成条件が異なる実験No.1〜18の試験片に対し転動試験を行った。各実験No.の試験片は、駆動側(以下D側と記す)試験片12と従動側(以下F側と記す)試験片13とからなる。D側試験片12は図示しないモーターにより回転させられる。
表1は、8つの制御因子のそれぞれについて2水準または3水準を設定している。各実験No.の試験片の作成条件は、この8つの制御因子のそれぞれについて1つの水準を選択することにより決定される。実験No.1〜18の試験片の作成条件は、品質工学(タグチメソッド)のL18直交表(表2)に従って決定した。
D側とF側の鋼材の焼入れは、雰囲気炉で850℃で45分間均熱し、230℃の塩浴中で10分間冷却した後、各実験No.の試験片の作成条件にしたがって、深冷処理、水冷、または空冷で冷却した。
D側とF側の鋼材の焼戻しは、各実験No.の試験片の作成条件の温度、時間により行った(表2)。
クロロゲン酸処理については、試験片の作成条件により、行わないか、または焼入れ焼戻し後にクロロゲン酸化合物(クロロゲン酸水和物)による被膜処理をD側、F側のうちどちらか一方の鋼材に施した。
この被膜処理は、10wt%のアルカリ洗浄によって鋼表面の油分を取り除いた処理試験片を、18wt%の塩酸に20秒浸漬して表面を活性化し、その後、その処理試験片をクロロゲン酸水和物の0.5wt%水溶液に、室温で撹拌しながら所定時間浸漬して成膜する処理である。
各実験No.の試験片のD側試験片12およびF側試験片13はともに円筒形状であり、これらの試験片形状の詳細、および、二円筒試験機11による該転動試験の試験条件を表3に示す。表3においてRaは算術平均粗さを表し、RΔqは二乗平均平方根傾斜を表す(以下、この記号を用いる)。 なお、表3に示されたD側およびF側の表面粗さは、クロロゲン酸処理を行う試験片については、当該処理前の表面粗さである。
二円筒試験機11による該転動試験においては、無添加のポリ-α-オレフィン油 (VG5相当)を染みこませたフェルトパッド14をD側、F側両円筒12、13の外径面に接触させることで、潤滑油を供給した(図2)。
試験後の試験片全てについて円筒軸方向の表面粗さを測定して、そのデータをもとに、どのような作成条件でD側およびF側円筒12、13を作成すれば、転動部がなじみやすいかを品質工学を用いて調べた。
なお、なじみやすさの指標として、試験後のD側円筒12の軸方向表面粗さ(RΔq)とF側円筒13の軸方向表面粗さ(RΔq)の平均値を採用し、この値が小さい程なじみやすいとした。
このなじみやすさの指標は、望小特性である。回転数と荷重(表3)を誤差因子として、回転数と荷重によらず転動部がなじみやすい条件を、品質工学における望小特性の解析によって検討した。図3は、この解析で得られた要因効果図である。この要因効果図は、横軸に示す各制御因子について、縦軸のSN比の値が大きい水準ほどなじみやすいことを表している。
また、表4の分散分析表は、各制御因子の、転動部のなじみやすさに及ぼす影響度を示している。この分散分析表に載っている制御因子はなじみやすさへの影響度が大きいものであり、その他の制御因子は誤差成分に含まれている。表中の分散比の値から優位度が推定され、優位度が高い制御因子ほど、なじみやすさへ影響を及ぼす可能性が高いことを示している。また、寄与度はなじみにおよぼす影響度の大きさを示している。この分散分析表から、クロロゲン酸処理の有無が最も大きくなじみに影響しており、次いでD側焼入れ方法と、D側とF側の焼戻し温度がなじみへの影響度が大きいことがわかった。
上記の要因効果図と分散分析表に加えてコストメリット等を考慮した結果、D側焼戻しを高温長時間で、F側焼戻しを高温短時間で行うことで、D側鋼材とF側鋼材との間に硬度差をつけ、さらにD側鋼材もしくはF側鋼材のいずれかにクロロゲン酸処理を施すことで最も効果的に転動部をなじみやすくできることがわかった。
次に、このような作成条件によって実際に転動部がなじみやすくなるかを確認実験で検証した。
確認実験では、表5に示すように、一般的な作成条件に近いものを標準水準とし、この標準水準から、D側焼戻しを高温長時間で行い、F側焼戻しを高温短時間で行い、F側にクロロゲン酸処理を施すように変更したものを最適水準として、これら2つの作成条件にしたがって、標準水準の試験片と最適水準の試験片とを作成した。表5は、表1で設定された水準番号を用いて表記されている。
上記の標準水準の試験片と最適水準の試験片とに対して、図2の二円筒試験機を用いて前述の実験と同様に表3に示す条件で転動試験を行った。潤滑油の供給方法も前述の実験と同じフェルトパッドを用いる方法にした。
試験後の試験片全てについて円筒軸方向の表面粗さ(RΔq)を測定して、標準水準と最適水準のなじみやすさを比較した。前述と同様、なじみやすさの指標として、試験後のD側円筒12の軸方向表面粗さ(RΔq)とF側円筒13の軸方向表面粗さ(RΔq)の平均値を採用し、この値が小さい程なじみやすいとした。
解析では、回転数と荷重(表3)を誤差因子として、上記標準水準と最適水準について、SN比を算出した(表5)。SN比が大きいほど回転数や荷重によらず転動部がなじみやすい作成条件であることを表している。
また、推定利得と実利得も表5に示した。利得は、標準水準と最適水準のSN比の差で、推定利得は品質工学の結果から推定される利得、実利得は確認実験の結果から算出した実際の利得を表している。
一般的に品質工学では推定利得と実利得の差が30%以内であれば、再現性があるとされており、今回の確認実験ではこの差が22%であるので、最適水準の作成条件は、実際に転動部がなじみやすくなる効果があると判断した。
以上によって得られた転動部がなじみやすい作成条件の知見をもとに、次に、表面損傷に対する効果を確認するための試験を行った。
試験は図2の二円筒試験機11を用いて、表6に示す条件で行った。この実験でも前述の実験と同じフェルトパッド14を用いた潤滑油の供給方法にした。
評価した作成条件を表7に示す。表7中のロックウェル硬さは、Cスケール硬さ(HRC)(JIS Z2245)である。標準品、実施例1、実施例2の試験後のF側円筒13の外径面の顕微鏡拡大写真(倍率200倍)を図4に示す。図4から、標準品では表面損傷が発生するが、実施例1と実施例2では表面損傷の発生が防止されることがわかる。この結果から、D側鋼材とF側鋼材の間にロックウェル硬さHRCで1ポイント以上の硬度差をつけ、さらにD側鋼材とF側鋼材のうち少なくとも一方にクロロゲン酸処理を施すことで耐表面損傷性能が向上することがわかった。
本発明の転動装置は、運転開始から短時間後における転動部の表面粗さが小さい、すなわち、転動部がなじみやすいので、表面損傷の発生を防止でき、油膜形成が不十分になる環境等においても好適に利用できる。
1 深溝玉軸受(転がり軸受)
2 内輪
3 外輪
4 転動体
5 保持器
6 シール部材
7 グリース
8a 両端開口部
8b 両端開口部
11 二円筒試験機
12 駆動側(D側)試験片
13 従動側(F側)試験片
14 給油用のフェルトパッド

Claims (6)

  1. 転がり接触する2つの構成部品を含む転動装置であって、
    前記2つの構成部品のうち、一方の構成部品は、鋼製部材に多価アルコール化合物による被膜処理を施してなり、
    他方の構成部品は、鋼製部材からなるか、または鋼製部材に多価アルコール化合物による被膜処理を施してなり、
    前記一方の構成部品の前記鋼製部材と、前記他方の構成部品の前記鋼製部材との間には硬度差があることを特徴とする転動装置。
  2. 前記多価アルコール化合物が、クロロゲン酸またはその誘導体であることを特徴とする請求項1記載の転動装置。
  3. 前記被膜処理が、水および/または有機溶剤に前記多価アルコール化合物を分散または溶解させた処理液の中に処理対象を浸漬する処理であることを特徴とする請求項1または請求項2記載の転動装置。
  4. 前記一方の構成部品の前記鋼製部材と、前記他方の構成部品の前記鋼製部材との間には、ロックウェル硬さHRCで1ポイント以上の硬度差があることを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3記載の転動装置。
  5. 前記転がり接触する2つの構成部品間の潤滑油膜の膜厚比Λが1.2以下になるような条件で使用されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項記載の転動装置。
  6. 前記転動装置が、外周に内輪軌道面を有する内輪と、内周に外輪軌道面を有する外輪と、前記内輪軌道面と前記外輪軌道面との間を転動する複数の転動体とを備える転がり軸受であり、
    前記内輪と前記各転動体とが前記2つの構成部品であるか、
    前記外輪と前記各転動体とが前記2つの構成部品であるか、または、これらの両方であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項記載の転動装置。
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