JP2023080744A - 転動部材及び転がり軸受 - Google Patents

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昌弘 山田
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Abstract

【課題】水素脆性に起因した接触面の早期剥離を抑制可能な水素利用機器用の転動部材を提供する。【解決手段】転動部材は、接触面を有する焼き入れが行われた鋼製である。転動部材は、水素利用機器用である。転動部材は、接触面からの深さが20μmまでの領域に表層部を備える。鋼は、0.70質量パーセント以上1.10質量パーセント以下の炭素と、0.15質量パーセント以上0.35質量パーセント以下のシリコンと、0.30質量パーセント以上0.60質量パーセント以下のマンガンと、1.30質量パーセント以上1.60質量パーセント以下のクロムと、0.01質量パーセント以上0.50質量パーセント以下のモリブデンと、0.01質量パーセント以上0.50質量パーセント以下のバナジウムとを含有するとともに、残部が鉄及び不可避不純物からなる。【選択図】図1

Description

本発明は、転動部材及び転がり軸受に関する。より特定的には、本発明は、水素利用機器用の転動部材及び転がり軸受に関する。
転動部材の表面における耐久性を改善するために、従来から、表層部に浸窒処理又は浸炭浸窒処理が行われてきた。例えば特許文献1(特許第3873741号公報)には、転動部材が記載されている。特許文献1に記載の転動部材では、表面に浸炭浸窒処理が行われており、表層部中に析出物が分散されている。
特許第3873741号公報
しかしながら、特許文献1に記載の転動部材では、表層部中に分散されている析出物の粒径が大きい。そのため、特許文献1に記載の転動部材は、水素利用機器に用いられる場合、すなわち、水素に曝されている環境下では、水素脆性に起因して接触面に早期剥離が生じてしまうおそれがある。
本発明は、上記のような従来技術の問題点に鑑みてなされたものである。より具体的には、本発明は、水素脆性に起因した接触面の早期剥離を抑制可能な水素利用機器用の転動部材及び転がり軸受を提供する。
本発明の一態様に係る転動部材は、接触面を有し、焼き入れが行われた鋼製である。転動部材は、水素利用機器用である。転動部材は、接触面からの深さが20μmまでの領域に表層部を備える。鋼は、0.70質量パーセント以上1.10質量パーセント以下の炭素と、0.15質量パーセント以上0.35質量パーセント以下のシリコンと、0.30質量パーセント以上0.60質量パーセント以下のマンガンと、1.30質量パーセント以上1.60質量パーセント以下のクロムと、0.01質量パーセント以上0.50質量パーセント以下のモリブデンと、0.01質量パーセント以上0.50質量パーセント以下のバナジウムとを含有するとともに、残部が鉄及び不可避不純物からなる。表層部中における窒素の含有量は、0.2質量パーセント以上0.8質量パーセント以下である。接触面に直交する断面視において、表層部中には粒径が0.50μm以下の析出物が100μmあたり合計して60個以上存在し、かつ、表層部での析出物の面積率の合計が1パーセント以上10パーセント以下である。
上記の転動部材では、鋼は、0.90質量パーセント以上1.10質量パーセント以下の炭素と、0.20質量パーセント以上0.30質量パーセント以下のシリコンと、0.40質量パーセント以上0.50質量パーセント以下のマンガンと、1.40質量パーセント以上1.60質量パーセント以下のクロムと、0.20質量パーセント以上0.30質量パーセント以下のモリブデンと、0.20質量パーセント以上0.30質量パーセント以下のバナジウムとを含有するとともに、残部が鉄及び不可避不純物からなっていてもよい。
上記の転動部材では、表層部中における窒素の含有量が0.3質量パーセント以上0.5質量パーセント以下であってもよい。
上記の転動部材では、接触面に直交する断面視において、表層部中には粒径が0.50μm以下の析出物が100μmあたり合計して80個以上存在し、かつ表層部での析出物の面積率の合計が2パーセント以上7パーセント以下であってもよい。
上記の転動部材では、接触面からの深さが50μmの位置での残留オーステナイト量の体積率が、20パーセント以上40パーセント以下であってもよい。
上記の転動部材では、接触面からの深さが50μmの位置での残留オーステナイト量の体積率が、25パーセント以上35パーセント以下であってもよい。
上記の転動部材では、接触面からの深さが50μmの位置での硬さが、653Hv以上800Hv以下であってもよい。
本発明の一態様に係る転がり軸受は、軌道部材と、軌道部材に接触して配置される転動体とを備える。転がり軸受は、水素利用機器用である。軌道部材及び転動体の少なくともいずれかは、上記の転動部材である。
本発明の一態様に係る転動部材及び転がり軸受によると、水素脆性に起因した接触面の早期剥離の抑制が可能となる。
転がり軸受100の断面図である。 ボール弁200の拡大断面図である。 水素循環ポンプ300の断面図である。 転がり軸受100の製造方法を示す工程図である。 サンプル1の内輪及び外輪の表層部における炭素及び窒素の含有量の分布を示すグラフである。 サンプル1の内輪及び外輪の表層部における代表的な断面FE-SEM画像である。
本発明の実施形態の詳細を、図面を参照しながら説明する。以下の図面においては、同一又は相当する部分に同一の参照符号を付し、重複する説明は繰り返さないものとする。
(実施形態に係る転がり軸受の構成)
以下に、実施形態に係る転がり軸受(以下「転がり軸受100」とする)の構成を説明する。転がり軸受100は、例えば、単式平面座スラスト玉軸受である。但し、転がり軸受100は、これに限られるものではない。転がり軸受100は、例えば、深溝玉軸受、アンギュラ玉軸受、円筒ころ軸受、円錐ころ軸受又は自動調心ころ軸受であってもよい。
転がり軸受100は、水素利用機器用である。水素利用機器は、例えば水素ステーション向けのボール弁又は圧縮機である。なお、圧縮機の方式は特に限定されない。例えば、圧縮機は、往復式(レシプロ)、回転式(スクリュ)、遠心式又は軸流式のいずれであってもよい。水素利用機器は、燃料電池車向けの高圧水素減圧弁又は水素循環ポンプであってもよい。転がり軸受100は、水素に曝される用途に用いられるものであればよい。
図1は、転がり軸受100の断面図である。図1に示されるように、転がり軸受100は、中心軸Aを有している。図1には、中心軸Aに沿う断面における転がり軸受100の断面図が示されている。転がり軸受100は、軌道部材(軌道輪又は軌道盤)と、転動体とを有している。転がり軸受100において、軌道部材は内輪(軸軌道盤)10及び外輪(ハウジング軌道盤)20であり、転動体は玉30である。転がり軸受100は、保持器40をさらに有している。
内輪10は、環状(リング状)の形状を有している。内輪10は、第1面10aと、第2面10bと、内周面10cと、外周面10dとを有している。
第1面10a及び第2面10bは、中心軸Aに沿う方向(以下「軸方向」とする)における端面を構成している。第2面10bは、第1面10aの軸方向における反対面になっている。第1面10aは、軌道面10aaを有している。第1面10aは、軌道面10aaにおいて第2面10b側に窪んでいる。断面視において、軌道面10aaは、部分円弧形状を有している。軌道面10aaは、玉30に接触する面であり、内輪10の接触面を構成している。
内周面10cは、中心軸A側を向いている面である。内周面10cは、軸方向における一方端で第1面10aに連なっており、軸方向における他方端で第2面10bに連なっている。
外周面10dは、中心軸Aとは反対側を向いている面である。すなわち、外周面10dは、中心軸Aに直交する方向(以下「径方向」という)における内周面10cの反対面になっている。外周面10dは、軸方向における一方端で第1面10aに連なっており、軸方向における他方端で第2面10bに連なっている。
外輪20は、リング状の形状を有している。外輪20は、第1面20aと、第2面20bと、内周面20cと、外周面20dとを有している。
第1面20a及び第2面20bは、軸方向における端面を構成している。外輪20は、第1面20aが第1面10aに対向するように配置されている。第2面20bは、第1面20aの軸方向における反対面になっている。第1面20aは、軌道面20aaを有している。第1面20aは、軌道面20aaにおいて第2面20b側に窪んでいる。断面視において、軌道面20aaは、部分円弧形状を有している。軌道面20aaは、玉30に接触する面であり、外輪20の接触面を構成している。
内周面20cは、中心軸A側を向いている面である。内周面20cは、軸方向における一方端で第1面20aに連なっており、軸方向における他方端で第2面20bに連なっている。
外周面20dは、中心軸Aとは反対側を向いている面である。すなわち、外周面20dは、中心軸Aに直交する方向(以下「径方向」という)における内周面20cの反対面になっている。外周面20dは、軸方向における一方端で第1面20aに連なっており、軸方向における他方端で第2面20bに連なっている。
玉30は、球状の形状を有している。玉30の数は、複数である。玉30は、第1面10aと第1面20aとの間に配置されている。より具体的には、玉30は、軌道面10aaと軌道面20aaとの間に配置されている。玉30は、その表面において、軌道面10aa及び軌道面20aaと接触する。すなわち、玉30の表面は、接触面である。
保持器40は、玉30を保持している。保持器40は、中心軸Aを中心とする円周に沿う方向(以下「周方向」とする)において隣り合う2つの玉30の間隔が一定範囲となるように、玉30を保持している。
<軌道部材及び転動体に用いられる鋼>
内輪10、外輪20及び玉30は、表1に示される組成(以下「第1組成」とする)の鋼により形成されている。内輪10、外輪20及び玉30は、表2に示される組成(以下「第2組成」とする)の鋼により形成されていてもよい。内輪10、外輪20及び玉30を構成している鋼には、焼き入れが行われている。なお、内輪10、外輪20及び玉30の少なくともいずれかが、第1組成(第2組成)の鋼により形成されていればよい。
Figure 2023080744000002
Figure 2023080744000003
炭素(C)は、焼き入れ後における接触面(軌道面10aa、軌道面20aa及び玉30の表面)の硬さに影響を与える。鋼中の炭素の含有量が0.70質量パーセント未満である場合、接触面において十分な硬さを確保することが困難である。また、鋼中の炭素の含有量が0.70質量パーセント未満である場合、浸炭処理等により表面における炭素含有量を補う必要があり、生産効率の低下及び製造コスト増加の要因となる。鋼中の炭素の含有量が1.10質量パーセントを超える場合、焼き入れ時の割れ(焼き割れ)が発生するおそれがある。そのため、第1組成の鋼では、炭素の含有量が0.70質量パーセント以上1.10質量パーセント以下とされている。
シリコンは、鋼の精錬時の脱酸及び浸窒処理前の加工性確保のために加えられている。鋼中のシリコンの含有量が0.15質量パーセント未満である場合、焼き戻し軟化抵抗が不十分となる。その結果、焼き入れ後の焼き戻し又は転がり軸受100の使用時の温度上昇により、接触面の硬さが低下するおそれがある。鋼中のシリコンの含有量が0.35質量パーセントを超える場合、鋼が硬くなり過ぎ、内輪10(外輪20、玉30)を加工する際に用いられる切削工具の工具寿命が短くなるおそれがある。また、この場合、鋼の材料コストが上昇してしまう。そのため、第1組成の鋼では、シリコンの含有量が0.15質量パーセント以上0.35質量パーセント以下とされている。
マンガンは、鋼の焼き入れ性及び硬さを確保するために加えられている。鋼中のマンガンの含有量が0.30質量パーセント未満である場合、鋼の焼き入れ性及び硬さを確保することが困難である。鋼中のマンガンの含有量が0.60質量パーセントを超える場合、鋼が硬くなり過ぎ、内輪10(外輪20、玉30)を加工する際に用いられる切削工具の工具寿命が短くなるおそれがある。また、この場合、鋼の材料コストが上昇してしまう。そのため、第1組成の鋼では、マンガンの含有量が0.30質量パーセント以上0.60質量パーセント以下とされている。
クロムは、鋼の焼き入れ性の確保及び浸窒処理に伴って微細な析出物を形成させることによる硬さの確保のために加えられている。鋼中のクロムの含有量が1.30質量パーセント未満である場合、鋼の焼き入れ性及び硬さを確保することが困難である。鋼中のクロムの含有量が1.60質量パーセントを超える場合、析出物が粗大化され、疲労破壊の起点となるおそれがある。また、この場合、鋼の材料コストが上昇してしまう。そのため、第1組成の鋼では、クロムの含有量が1.30質量パーセント以上1.60質量パーセント以下とされている。
モリブデンは、鋼の焼き入れ性の確保及び浸窒処理に伴って微細な析出物を形成させることによる硬さの確保のために加えられている。なお、モリブデンは、炭素に対して強い親和性があるため、浸窒処理の際に鋼中に未固溶炭化物として析出している。このモリブデンの未固溶炭化物が焼き入れ時に析出核となるため、モリブデンは、焼き入れ後の析出物の量を増加させる。
鋼中のモリブデンの含有量が0.01質量パーセント未満である場合、鋼の焼き入れ性及び硬さを確保することが困難である。鋼中のモリブデンの含有量が0.50質量パーセントを超える場合、析出物が粗大化され、疲労破壊の起点となるおそれがある。また、この場合、鋼の材料コストも上昇してしまう。そのため、第1組成の鋼では、モリブデンの含有量が0.01質量パーセント以上0.50質量パーセント以下とされている。
バナジウムは、鋼の焼き入れ性の確保及び浸窒処理に伴って微細な析出物を形成させることによる硬さの確保のために加えられている。鋼中のバナジウムの含有量が0.01質量パーセント未満である場合、鋼の焼き入れ性及び硬さを確保することが困難である。鋼中のバナジウムの含有量が0.50質量パーセントを超える場合、析出物が粗大化され、疲労破壊の起点となるおそれがある。この場合、鋼の材料コストも上昇してしまう。そのため、第1組成の鋼では、バナジウムの含有量が0.01質量パーセント以上0.50質量パーセント以下とされている。
<表層部50>
図1に示されるように、内輪10、外輪20及び玉30は、それらの表面において、表層部50を有している。表層部50は、内輪10、外輪20及び玉30の表面から深さが20μmまでの領域である。なお、表層部50は、少なくとも内輪10、外輪20及び玉30の接触面に形成されていればよい。また、表層部50は、内輪10、外輪20及び玉30の少なくともいずれかに形成されていればよい。表層部50は、浸窒処理により形成される。
接触面に直交する断面視において、表層部50中には、粒径が0.5μm以下の析出物が100μmあたり合計して60個以上存在している。接触面に直交する断面視において、表層部50中には、粒径が0.5μm以下の析出物が100μmあたり合計して80個以上存在していることが好ましい。
接触面に直交する断面視において、表層部50中における析出物の面積率の合計は、1パーセント以上10パーセント以下である。接触面に直交する断面視において、表層部50中における析出物の面積率の合計は、2パーセント以上7パーセント以下であることが好ましい。
表層部50中における窒素の含有量は、0.2質量パーセント以上0.8質量パーセント以下であることが好ましい。表層部50中における窒素の含有量は、0.3質量パーセント以上0.5質量パーセント以下であることがさらに好ましい。但し、表層部50中における窒素の含有量は、表層部50中に粒径が100μmあたり合計して60個以上存在させることができ、かつ表層部50中における析出物の面積率の合計が1パーセント以上10パーセント以下とすることができれば、上記の範囲内になくてもよい。
表層部50における窒素の含有量は、電子線マイクロアナライザ(EPMA:Electron Probe Micro Analyzer)により測定される。
表層部50中の析出物は、例えば、炭窒化物及び窒化物である。炭窒化物には、鉄の炭化物、鉄の炭化物中の炭素が窒素に置換されたもの及び鉄の炭化物中の鉄が鉄以外の合金元素に置換されたものが含まれる。また、窒化物は、鉄の窒化物である。表層部50中の析出物は、鋼中に含まれる合金元素の炭化物、炭窒化物又は窒化物であってもよい。
表層部50の鋼中の析出物は、クロム若しくはバナジウムを主成分とする窒化物又はクロム若しくはバナジウムを主成分とする炭窒化物であってもよい。
クロム(バナジウム)を主成分とする窒化物は、クロム(バナジウム)の窒化物又は当該窒化物中のクロム(バナジウム)のサイトの一部がクロム(バナジウム)以外の合金元素により置換されているものである。
クロム(バナジウム)を主成分とする炭窒化物は、クロム(バナジウム)の炭化物中の炭素のサイトの一部が窒素により置換されているものである。クロム(バナジウム)を主成分とする炭窒化物のクロム(バナジウム)のサイトは、クロム(バナジウム)以外の合金元素により置換されていてもよい。
析出物の面積率は、電界放射型走査電子顕微鏡(FE-SEM:Field Emission Scanning Electron Microscope)を用いて倍率5000倍で表層部50の断面画像を取得するとともに、当該断面画像を二値化し、二値化された当該断面画像に対して画像処理を行うことにより算出される。なお、表層部50の断面画像は、3視野以上で取得され、面積率は、それら複数の断面画像の平均値とされる。
各々の析出物の粒径は、上記と同様の方法を用いて各々の析出物の面積を取得するとともに、当該面積をπで除した値の平方根に2を乗じることにより得られる。
<鋼中の残留オーステナイト量>
内輪10、外輪20及び玉30を構成している鋼中の残留オーステナイトの体積率は、接触面からの深さが50μmの位置において、20パーセント以上40パーセント以下であることが好ましい。内輪10、外輪20及び玉30を構成している鋼中の残留オーステナイトの体積比は、接触面からの深さが50μmの位置において、25パーセント以上35パーセント以下であることがさらに好ましい。これにより、異物混入環境下における接触面の耐久性を改善することができるとともに、残留オーステナイトの分解に伴う経年変化を抑制することができる。
接触面からの深さが50μmの位置における鋼中の残留オーステナイト量は、X線回折法により測定される。より具体的には、接触面からの深さが50μmの位置における鋼中の残留オーステナイト量は、株式会社リガク製のMSF-3Mを用いて測定される。
<接触面からの深さが50μmとなる位置における硬さ>
内輪10、外輪20及び玉30の接触面からの深さが50μmとなる位置における硬さは、653Hv以上800Hv以下であることが好ましい。なお、潤滑油の分解に伴って発生する水素に起因した水素脆性を抑制する際には接触面近傍の硬さを向上させて接触面に金属新生面が生じにくくすることが水素発生を抑制するために有効であるが、金属新生面の発生の有無にかかわらず水素が存在する環境下では、内輪10、外輪20及び玉30の接触面からの深さが50μmとなる位置における硬さは653Hv以上800Hv以下でなくてもよい。
内輪10、外輪20及び玉30の接触面からの深さが50μmとなる位置における硬さは、JIS規格(JIS Z 2244:2009)に規定されているビッカース硬さ試験法により測定される。また、測定時の荷重は、300gfとされる。
<表層部50中のマルテンサイトブロック>
表層部50の鋼は、マルテンサイトブロック粒を有している。隣り合う2つのマルテンサイトブロック粒は、粒界において、結晶方位の差が15°以上になっている。このことを別の観点から言えば、結晶方位にずれがある箇所が存在していても、結晶方位の差が15°未満である場合、当該箇所は、マルテンサイトブロック粒の結晶粒界とは見做されない。マルテンサイトブロック粒の粒界は、EBSD(Electron Back Scattered Diffraction)法により決定される。
表層部50の鋼中において、比較面積率が30パーセントでのマルテンサイトブロック粒の平均粒径は、2.0μm以下であることが好ましい。表層部50の鋼中において、比較面積率が50パーセントでのマルテンサイトブロック粒の平均粒径は、1.5μm以下であることがさらに好ましい。これにより、表層部50が高靭性化され、接触面(より具体的には、軌道面10aa、軌道面20aa及び玉30の表面)の剪断抵抗をすることができる。
比較面積率が30パーセント(50パーセント)でのマルテンサイトブロック粒の平均粒径は、以下の方法により測定される。第1に、表層部50を含む内輪10の断面において、断面観察が行われる。この際、EBSD法により、観察視野に含まれているマルテンサイトブロック粒が特定される。この観察視野は、50μm×35μmの領域とされる。第2に、EBSD法により得られた結晶方位データから、観察視野に含まれているマルテンサイトブロック粒の各々の面積が解析される。
第3に、観察視野に含まれているマルテンサイトブロック粒の各々の面積を、面積が大きいものから順に加算していく。この加算は、観察視野に含まれているマルテンサイトブロック粒の合計面積の30パーセント(50パーセント)に達するまで行われる。上記の加算の対象になったマルテンサイトブロック粒の各々について、円相当径が算出される。この円相当径は、マルテンサイトブロック粒の面積をπ/4で除した値の平方根である。上記の加算の対象になったマルテンサイトブロック粒の円相当径の平均値が、比較面積率が30パーセント(50パーセント)でのマルテンサイトブロック粒の平均粒径と見做される。
上記においては、実施形態に係る転動部材が転がり軸受100の構成要素である場合について説明をしたが、実施形態に係る転動部材は、滑り軸受であってもよい。
<実施形態に係る転動部材の適用例>
実施形態に係る転動部材は、ボール弁200に用いられる。図2は、ボール弁200の拡大断面図である。図2に示されるように、ボール弁200は、ボディ210と、シートリテーナ220と、ボール230と、ステム231及びステム232と、滑り軸受240とを有している。
シートリテーナ220は、ボディ210の内部に配置されている。シートリテーナ220には、内部空間220aと、流路220b及び流路220cとが形成されている。流路220b及び流路220cは、内部空間220aに接続されている。ボール230は、内部空間220aに配置されている。内部空間220aの壁面は、シール部220aaにおいてボール230の表面に接触している。
ステム231及びステム232は、それぞれ、ボール230の上端及び下端に接続されている。ステム231及びステム232が中心軸回りに回転することにより、ボール230に形成されている貫通穴(図示せず)を介して、流路220b及び流路220cが接続される。ステム231及びステム232は、ボディ210及びシートリテーナ220に形成されている貫通穴に通されている。なお、流路220b、流路220c及びボール230に形成されている貫通穴には、水素が流れる。
滑り軸受240は、筒状になっており、外周面においてボディ210に取り付けられている。滑り軸受240は、ステム231(ステム232)を回転可能に軸支している。滑り軸受240は、実施形態に係る転動部材である。すなわち、滑り軸受240は、第1組成又は第2組成の鋼製であり、かつ接触面に表層部50が形成されている。
<実施形態に係る転がり軸受の適用例>
図3は、水素循環ポンプ300の断面図である。水素循環ポンプ300は、モータハウジング310と、ポンプハウジング320と、回転軸331及び回転軸332と、モータステータ341及びモータロータ342と、ギア351及びギア352と、ロータ361及びロータ362と、転がり軸受371、転がり軸受372、転がり軸受373、転がり軸受374、転がり軸受375及び転がり軸受376とを有している。
モータハウジング310は、ポンプハウジング320に取り付けられている。回転軸331の一方端側はモータハウジング310内に配置されており、回転軸331の他方端側はポンプハウジング320内に配置されている。回転軸331の一方端及び他方端は、それぞれ、モータハウジング310内に配置されている転がり軸受371及びポンプハウジング320内に配置されている転がり軸受372により回転可能に軸支されている。回転軸331は、一方端と他方端との間において、ポンプハウジング320内に配置されている転がり軸受373及び転がり軸受374により回転可能に軸支されている。
回転軸332は、ポンプハウジング320内に配置されている。回転軸332の一方端は、ポンプハウジング320内に配置されている転がり軸受375により回転可能に軸支されている。回転軸332は、一方端から離れた位置において、ポンプハウジング320内に配置されている転がり軸受376により回転可能に軸支されている。
モータステータ341は、モータハウジング310内に配置されている。モータロータ342は、モータステータ341と対向するように回転軸331に取り付けられている。モータステータ341及びモータロータ342により、回転軸331は回転される。回転軸331及び回転軸332には、それぞれ、ギア351及びギア352が取り付けられている。ギア351及びギア352により、回転軸331の回転が、回転軸332に伝達される。なお、ギア351は転がり軸受373と転がり軸受374との間にあり、ギア352は転がり軸受375と転がり軸受376との間にある。
ポンプハウジング320内には、ポンプ室320aが形成されている。ポンプ室320a内には、ロータ361及びロータ362が配置されている。ロータ361及びロータ362は、それぞれ、回転軸331及び回転軸332に取り付けられている。回転軸331の回転に伴ってロータ361が回転するとともに、回転軸332の回転に伴ってロータ362が回転することにより、ポンプ室320a内に水素が吸入され、ポンプ室320a内から水素が吐出される。
転がり軸受371、転がり軸受372、転がり軸受373及び転がり軸受375は、深溝玉軸受である。転がり軸受374及び転がり軸受375は、複列アンギュラ玉軸受である。転がり軸受371、転がり軸受372、転がり軸受373、転がり軸受374、転がり軸受375及び転がり軸受376は、実施形態に係る転がり軸受である。すなわち、転がり軸受371、転がり軸受372、転がり軸受373、転がり軸受374、転がり軸受375及び転がり軸受376では、軌道部材及び転動体が第1組成又は第2組成の鋼製であり、接触面に表層部50が形成されている。
(実施形態に係る転がり軸受の製造方法)
以下に、転がり軸受の製造方法を説明する。
図4は、転がり軸受100の製造方法を示す工程図である。図4に示されるように、転がり軸受100の製造方法は、準備工程S1と、熱処理工程S2と、仕上げ工程S3と、組み立て工程S4とを有している。熱処理工程S2は、準備工程S1の後に行われる。仕上げ工程S3は、熱処理工程S2の後に行われる。組み立て工程S4は、仕上げ工程S3の後に行われる。
準備工程S1においては、熱処理工程S2及び仕上げ工程S3に供される加工対象部材が準備される。この加工対象部材としては、内輪10及び外輪20を形成しようとする場合はリング状の部材が準備され、玉30を形成しようとする場合は球状の部材が準備される。この加工対象部材は、第1組成又は第2組成の鋼により形成されている。
熱処理工程S2は、加熱工程S21と、冷却工程S22と、焼き戻し工程S23とを有している。加熱工程S21においては、加工対象部材が、A変態点以上の温度に所定時間保持される。また、加熱工程S21においては、加工対象部材に対する浸窒処理も行われる。この浸窒処理は、窒素源となるガス(例えばアンモニアガス)を含む雰囲気ガス中において、上記の加熱保持を行うことにより実施される。
冷却工程S22は、加熱工程S21の後に行われる。冷却工程S22においては、加工対象部材が、Ms変態点以下の温度まで冷却される。この冷却は、例えば、油冷により行われる。焼き戻し工程S23は、冷却工程S22の後に行われる。焼き戻し工程S23においては、加工対象部材が、A変態点未満の温度に所定時間保持される。
仕上げ工程S3においては、加工対象部材に対する仕上げ加工(研削・研磨)及び洗浄が行われる。これにより、内輪10、外輪20及び玉30が準備される。組み立て工程S4においては、内輪10、外輪20及び玉30が、保持器40とともに組み立てられる。以上により、図1に示される構造の転がり軸受100が製造される。
(実施形態に係る転がり軸受の効果)
以下に、転がり軸受100の効果を説明する。
転がり軸受100においては、内輪10、外輪20及び玉30が第1組成又は第2組成の鋼により形成されているため、熱処理工程S2(浸窒処理)が行われることにより、表層部50に微細な析出物が析出する。表層部50中の微細な析出物の近傍が水素のトラップサイトになるため、表層部50における水素侵入量が低下する。そのため、転がり軸受100においては、水素脆性に起因した早期剥離損傷が生じにくい。
以下に、転がり軸受100の実施例を説明する。
<サンプル>
転がり軸受のサンプルとして、サンプル1及びサンプル2が準備された。サンプル1及びサンプル2は、内径30mm、外径47mm及び幅11mmのJIS規格51106型番の単式スラスト玉軸受である。
サンプル1の内輪及び外輪は、表3に示される組成の鋼により形成された。表3に示される組成は、第1組成及び第2組成の範囲内にある。サンプル2の内輪及び外輪は、表4に示される組成の鋼により形成された。表4に示される組成は、JIS規格に定めるSUJ2の組成範囲内にあり、第1組成及び第2組成の範囲外にある。なお、サンプル1及びサンプル2の玉は、ステンレス鋼(SUS440C)により形成された。
Figure 2023080744000004
Figure 2023080744000005
サンプル1の内輪及び外輪には、熱処理工程S2が行われた。サンプル2の内輪及び外輪には、熱処理工程S2が行われていない。より具体的には、サンプル2の内輪及び外輪に対しては、焼き入れ及び焼き戻しが行われているが、浸窒処理が行われていない。
図5は、サンプル1の内輪及び外輪の表層部における炭素及び窒素の含有量の分布を示すグラフである。図5において、横軸は表面からの距離(単位はmm)であり、縦軸は炭素及び窒素の含有量(単位は質量パーセント)である。図5及び表5に示されるように、サンプル1の内輪及び外輪には熱処理工程S2(浸窒処理)が行われているため、サンプル1の内輪及び外輪における表層部には、窒素が含まれていた。他方で、表5に示されるように、サンプル2の内輪及び外輪には熱処理工程S2(浸窒処理)が行われていないため、サンプル2の内輪及び外輪における表層部には、窒素が含有されていなかった。
表5に示されるように、サンプル1の内輪及び外輪における表層部中では、析出物の面積率の合計が2.2パーセント以上7.0パーセント以下であった。サンプル2の内輪及び外輪における表層部中では、析出物の面積率の合計が0.07パーセント以上0.24パーセント以下であった。
表5に示されるように、サンプル1の内輪及び外輪における表層部中では、析出物の数が、100μmあたり合計して66個以上425個以下であった。サンプル2の内輪及び外輪における表層部中では、析出物の数が、100μmあたり合計して8個以上50個以下であった。
Figure 2023080744000006
図6は、サンプル1の内輪及び外輪の表層部における代表的な断面FE-SEM画像である。図6に示されるように、サンプル1の内輪及び外輪の表層部においては、析出物が微細化されていた(殆どの析出物の粒径が、0.5μm以下であった)。なお、サンプル2の内輪及び外輪の表層部においては、析出物が微細化されていなかった(殆どの析出物の粒径が、0.5μmを超えていた)。
<水素侵入特性>
サンプル1及びサンプル2の軌道部材(内輪及び外輪)の表層部への水素侵入特性を、以下の方法により評価した。この評価では、第1に、上記の使用前のサンプル1及びサンプル2の軌道部材を室温から400℃まで加熱することにより、使用前のサンプル1及びサンプル2の軌道部材からの水素放出量が測定された。第2に、水素環境下で50時間使用された後のサンプル1及びサンプル2の軌道部材を室温から400°まで加熱することにより、水素環境下で50時間使用された後のサンプル1及びサンプル2の軌道部材からの水素放出量が測定された。
サンプル2では、使用前後での水素放出量の比(すなわち、使用後の水素放出量を使用前の水素放出量で除した値)が、3.2になっていた。他方で、サンプル1では、使用前後での水素放出量の比が、0.9になっていた。この比較から、接触面に表層部50が形成されることにより表層部50への水素侵入が抑制され、水素脆性に起因した早期剥離が抑制されることが、実験的に明らかにされた。
以上のように本発明の実施形態について説明を行ったが、上述の実施形態を様々に変形することも可能である。また、本発明の範囲は、上述の実施形態に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含むことが意図される。
上記の実施形態は、内輪及び外輪等の軌道部材、玉等の転動体及びそれらを用いた転がり軸受に特に有利に適用される。
10 内輪、10a 第1面、10aa 軌道面、10b 第2面、10c 内周面、10d 外周面、20 外輪、20a 第1面、20aa 軌道面、20b 第2面、20c 内周面、20d 外周面、30 玉、40 保持器、50 表層部、100 転がり軸受、200 ボール弁、210 ボディ、220 シートリテーナ、220a 内部空間、220aa シール部、220b,220c 流路、230 ボール、231,232 ステム、240 滑り軸受、300 水素循環ポンプ、310 モータハウジング、320 ポンプハウジング、320a ポンプ室、331,332 回転軸、341 モータステータ、342 モータロータ、351,352 ギア、361,362 ロータ、371,372,373,374,375,376 転がり軸受、A 中心軸、S1 準備工程、S2 熱処理工程、S3 仕上げ工程、S4 組み立て工程、S21 加熱工程、S22 冷却工程。

Claims (8)

  1. 接触面を有する焼き入れが行われた鋼製の転動部材であって、
    前記転動部材は、水素利用機器用であり、
    前記転動部材は、前記接触面からの深さが20μmまでの領域である表層部を備え、
    前記鋼は、0.70質量パーセント以上1.10質量パーセント以下の炭素と、0.15質量パーセント以上0.35質量パーセント以下のシリコンと、0.30質量パーセント以上0.60質量パーセント以下のマンガンと、1.30質量パーセント以上1.60質量パーセント以下のクロムと、0.01質量パーセント以上0.50質量パーセント以下のモリブデンと、0.01質量パーセント以上0.50質量パーセント以下のバナジウムとを含有するとともに、残部が鉄及び不可避不純物からなり、
    前記接触面に直交する断面視において、前記表層部中には粒径が0.50μm以下の析出物が100μmあたり合計して60個以上存在し、かつ、前記表層部での前記析出物の面積率の合計が1パーセント以上10パーセント以下である、転動部材。
  2. 前記鋼は、0.90質量パーセント以上1.10質量パーセント以下の炭素と、0.20質量パーセント以上0.30質量パーセント以下のシリコンと、0.40質量パーセント以上0.50質量パーセント以下のマンガンと、1.40質量パーセント以上1.60質量パーセント以下のクロムと、0.20質量パーセント以上0.30質量パーセント以下のモリブデンと、0.20質量パーセント以上0.30質量パーセント以下のバナジウムとを含有するとともに、残部が鉄及び不可避不純物からなる、請求項1に記載の転動部材。
  3. 前記表層部中における窒素の含有量は、0.3質量パーセント以上0.5質量パーセント以下である、請求項1又は請求項2に記載の転動部材。
  4. 前記接触面に直交する断面視において、前記表層部中には粒径が0.50μm以下の析出物が100μmあたり合計して80個以上存在し、かつ、前記表層部での前記析出物の面積率の合計が2パーセント以上7パーセント以下である、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の転動部材。
  5. 前記接触面からの深さが50μmの位置での残留オーステナイト量の体積率は、20パーセント以上40パーセント以下である、請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の転動部材。
  6. 前記接触面からの深さが50μmの位置での残留オーステナイト量の体積率は、25パーセント以上35パーセント以下である、請求項1~請求項5のいずれか1項に記載の転動部材。
  7. 前記接触面からの深さが50μmの位置での硬さは、653Hv以上800Hv以下である、請求項1~請求項6のいずれか1項に記載の転動部材。
  8. 転がり軸受であって、
    軌道部材と、
    前記軌道部材に接触して配置される転動体とを備え、
    前記転がり軸受は、水素利用機器用であり、
    前記軌道部材及び前記転動体の少なくともいずれかは、請求項1~請求項7のいずれか1項に記載の前記転動部材である、転がり軸受。
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