JP2016094249A - 包装箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】手間をかけることなく、箱本体から容易に切り離すことができる表示片を複数有する包装箱を提供する。
【解決手段】表示片50が、第1表示片52および第2表示片54から構成され、破断線60が、2以上の破断線(第1破断線62、第2破断線64)から構成され、第1破断線62を用いて破断させると第1表示片52および第2表示片54とが一体で第1側面12から切り離され、第2破断線64を用いて破断させると第1表示片52のみ第1側面12から切り離されて第2表示片54は第1側面12から切り離されずに残る。
【選択図】 図1

Description

本発明は、内容物に関する情報が印刷された表示片を備えた包装箱に関する。
包装箱に印刷された文字の視認性を向上させて、作業効率の低下や誤認識によるミスを防ぐことのできる包装箱の一例として、特許文献1には、包装箱にミシン目を施した切り取り可能な両面印刷されたカードを備え、カードの表面には製品に関する詳細な情報を印刷し、カードの裏面には製品名のみを大きく印刷した包装箱が記載されている。この特許文献1では、カードの表面は詳細な情報を元に、適正な在庫管理や安全管理に活用しても良く、カードの裏面はネームプレートとして使用し、視認性を向上させるために活用しても良いことが記載されている。
実用新案登録第3189942号
内容物に関する情報が印刷された表示片を備えた包装箱の一例として、医薬品を包装する包装箱がある。
商品がPTPシートに入った医薬品の場合、病院等では、入荷した複数種類の医薬品を包装箱から取り出し、それぞれPTPシートの状態で調剤棚に収納して保管されることが多い。そこで、PTPシートを包装箱に印刷された情報に対応づけて保管するため、包装箱の特定の部分(必要な情報が印刷されている部分)を切り取り、PTPシートに添付して保管したり、調剤棚に貼り付けて表示したりすることが行われている。
しかし、この特許文献1に記載のカードは、表裏に情報が記載されている。ここで、上述した病院等で使用される場合、複数の情報を調剤棚の異なる場所に別々に表示したいケースがある。しかし、特許文献1の包装箱はカードが1つであるため、2つ目の表示片を得るためには包装箱の他の部分をハサミで切り取ったりしなければならず、別途カードを準備する必要があり、手間が掛かるという問題があった。
別途カードを準備することを避けるために、この特許文献1に記載のカードにおいてカードを複数の表示片から構成することが考えられるが、カードを包装箱から切り離した後に表示片を更に切り放す作業が必要となり、手間が掛かることに変わりがないという問題があった。
本発明は、上記問題に鑑みて成されたものであり、手間をかけることなく、箱本体から容易に切り離すことができる表示片を複数有する包装箱を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1の発明は、第1側面と、この第1側面と対向する第2側面と、前記第1側面および前記第2側面に連接された第3側面および第4側面と、前記第1側面および前記第2側面にそれぞれ連接されたサイドフラップと、前記第3側面に連接された内蓋板と、前記第4側面に連接された外蓋板と、前記第1乃至第4側面の4つの側面の連接方向の一方の端部に延設され、他方の端部に糊付けして筒体に組み立てるための糊代面とを備え、前記第1乃至第4側面の4つの側面のうちいずれか一つの側面には、破断線によって囲まれた表示片が形成されており、前記表示片は、第1表示片および第2表示片から構成され、前記破断線は、少なくとも第1破断線および第2破断線の2以上の破断線から構成され、前記第1破断線から前記表示片を破断させると前記第1表示片および前記第2表示片とが一体で前記側面から切り離され、前記第2破断線から前記表示片を破断させると前記第1表示片のみ前記側面から切り離されて前記第2表示片は前記側面から切り離されずに残ることを特徴とするものである。
かかる構成により、手間をかけることなく、包装箱から表示片を複数パターン容易に切断することができ、箱本体から容易に切離できる表示片を複数有する包装箱が得られる。
また、第2の発明は、第1の発明において、前記第1表示片は、余白部を有するものである。
かかる構成により、収容した医薬品を使用する現場に応じた当該医薬品に関する必要事項を記載することができる。
また、第3の発明は、第1の発明において、前記4つの側面のうち、前記糊代面が延設された端部とは連接方向の反対側の端部に前記表示片が形成されたものである。
かかる構成により、表示片を有する第1側面と糊代面とが糊付けされるため、表示片を切り離しても糊代面によって包装箱の強度がある程度担保され、表示片の切り離しがより容易になる。
また、第4の発明は、第3の発明において、前記糊代面は、前記表示片と重複する位置は糊付けされていないものである。
かかる構成により、より容易に表示片を包装箱から切り離すことができる。
また、第5の発明は、第3の発明において、前記糊代面は、前記表示片と重複する位置に前記表示片と同じ品名表示領域および余白部が印刷されたものである。
かかる構成により、表示片を切り離した後でも、表示片に表示されていた品名表示領域および余白部が包装箱側にも残るため、包装箱側に新たに品名を記載する必要がなくなり、より手間が掛からない包装箱とすることができるとともに、表示片切り離し後に包装箱側にも使用する現場に応じた当該医薬品に関する必要事項を記載することができる。
また、第6の発明は、第1の発明において、前記破断線は、前記第1破断線と前記第2破断線とが、破断方向が明示されているものである。
かかる構成により、迷うことなく所望の表示片を切り離すことができるようになり、更に容易な表示片の切り離しが可能となる。
また、第7の発明は、第1の発明において、前記表示片は、前記破断線から切り離す際に前記表示片を把持するための持ち手部を有するものである。
かかる構成により、包装箱から表示片を切り離す際に表示片を把持する部分ができるため、更に容易に表示片を包装箱から切り離すことができる。
本発明によれば、箱本体から容易に切離できる表示片を複数有する包装箱が得られる。
本発明の第1の実施形態の包装箱の展開図である。 本発明の第1の実施形態の包装箱における表示片の概略図である。 本発明の第1の実施形態の包装箱における第1表示片の概略図である。 本発明の第1の実施形態の包装箱における第2表示片の概略図である。 本発明の第2の実施形態の包装箱の展開図である。 本発明のその他の形態の包装箱の切り取り表示片部分の部分拡大図である。
以下に本発明の包装箱の実施形態を、図面を用いて説明する。
<第1の実施形態>
本発明の包装箱の第1の実施形態を、図1乃至図4を用いて説明する。本実施形態では、典型的な箱型形状である長方形平面から構成される六面体の包装箱、包装箱が収容する内容物として医薬品を例に用いて説明する。
図1は本実施形態の包装箱の展開図である。図1において、包装箱1は、切り取り表示片付き包装箱であり、第1側面12と、この第1側面12と対向する第2側面14と、第1側面12および第2側面14に連接された第3側面16および第4側面18と、第1側面12および第2側面14にそれぞれ連接されたサイドフラップ30と、第3側面16に連接された上内蓋板24および下内蓋板28と、第4側面18に連接された上外蓋板22および下外蓋板26と、第4側面18の第2側面14と連接する方向とは他方の端部に延設され、第1側面の第3側面と連接する方向とは他方の端部に糊付けして筒体に組み立てるための糊代面20とを備えている。
上外蓋板22は、つまみ部40と、開封破断線44とを有している。つまみ部40は、上外蓋板22の下端中央部に設けられている。開封破断線44は、つまみ部40の右縁上端または左縁上端に連接して始まり、上外蓋板22の右縁部または左縁部に達し、切断部分と止め部分が交互に繰り返すことにより形成されている。
上外蓋板22上には、つまみ部40の右縁と開封破断線44と上外蓋板22の右縁と上外蓋板22の下端縁とに囲まれる領域およびつまみ部40の左縁と開封破断線44と上外蓋板22の左縁と上外蓋板22の下端縁とに囲まれる領域には、上外蓋板22の下端縁部から下端縁に対し垂直に1本の不正開封防止破断線46が設けられている。この不正開封防止破断線46は、切断部分と止め部分が交互に繰り返すことにより形成される直線であり、その開始部は切断部分である。また、この不正開封防止破断線46は、下外蓋板26の下端縁部から下端縁に対し垂直に3本設けられている。なお、不正開封防止破断線46の本数は限定されず、必要に応じた数設ければよい。
上内蓋板24の中央部には、一旦開封した後につまみ部40を差し込むことで再び封止するための差込口42が設けられている。
第3側面16において、下内蓋板28の折罫線が設けられている側の端部には解体用破断線48が重ねて設けられており、解体用破断線48の中心は、第3側面16へ半円状に膨出している。
次に本実施形態の包装箱に設けられた表示片の構造について図1乃至図4を参照して説明する。図2は本実施形態の包装箱における表示片の概略図、図3は本実施形態の包装箱における第1表示片の概略図、図4は本実施形態の包装箱における第2表示片の概略図である。
図1および図2に示すように、第1側面12、第2側面14、第3側面16、第4側面18の4つの側面のうち、糊代面20に延設された端部とは連接方向の反対側の端部である第1側面12には、破断線60によって囲まれた表示片50が形成されている。
この表示片50は、図2に示すように、第1表示片52および第2表示片54から構成されている。第1表示片52と第2表示片54とは、後述する第2破断線64により、互いに切り離し可能になっている。
第1表示片52は、品名表示領域56、余白部58およびGS1コード57が付記されている。品名表示領域56は、収容する医薬品の名前などが記載されている領域である。また、余白部58は、現場に応じて当該包装箱1が収容する医薬品に関する必要事項(例、患者への注意喚起事項、医薬品の次回納品日、購入日、薬剤残数等)を記載するための領域である。さらに、GS1コード57は、製品名(商品コード)等の情報の他、使用期限や製造番号等の情報が組み込まれているため、現場の製品管理者等が当該情報を対応機器に読み込ませることにより情報を簡単に確認することができる。
第2表示片54は、使用期限や製造番号などが記載されている。
表示片50または第1表示片52を第1側面12から切り離すための破断線60は、4つの破断線(第1破断線62、第2破断線64、第3破断線66および第4破断線68)から構成されている。これら第1破断線62、第2破断線64、第3破断線66および第4破断線68は、切断部分と止め部分とが交互に繰り返すことにより形成されている。
このうち、第1破断線62は、図2中表示片50左側部の第3破断線66を介して表示片50を破断させる場合に、第2破断線64が破断されずに、第3破断線66、第1破断線62、第4破断線68で破断されて、図2に示すような第1表示片52および第2表示片54とが一体で第1側面12から切り離されるよう形成されている。
また、第1破断線62は、表示片50が第4破断線68側から切断されようとした場合であっても、表示片50が第1破断線62に沿って切り離されないように形成されている。より具体的には、第1破断線62は、第4破断線68側から表示片50が切断されようとした場合に第1破断線62側へと破断が進行したとしても、既に切断された切断部分からその先の切断部分へと破断が進行するのではなく、第1側面12側もしくは第2表示片54側へと破断の進行方向が逸れていき、第1破断線62に沿った第2表示片54の切り離しが阻害されるように各々の切断部分の端部が折れ曲がって形成されている。
第2破断線64は、図2中表示片50右側部の第4破断線68を介して第1表示片52を破断させる場合に、第1破断線62が破断されずに、第4破断線68、第2破断線64、第3破断線66で破断されて、図3に示すような第1表示片52のみ第1側面12から切り離されて図4に示すような第2表示片54が第1側面12から切り離されずに第1側面12側に残るよう形成されている。
また、第2破断線64は、第1表示片52が第3破断線66側から切断されようとした場合であっても、第1表示片52が第2破断線64に沿って切り離されないように形成されている。より具体的には、第2破断線64は、第3破断線66側から第1表示片52が切断されようとした場合に第2破断線64側へと破断が進行したとしても、既に切断された切断部分からその先の切断部分へと破断が進行するのではなく、第1表示片52側へと破断の進行方向が逸れていき、第2破断線64に沿った第1表示片52の切り離しが阻害されるように各々の切断部分の端部が折れ曲がって形成されている。
残りの第3破断線66、第4破断線68は、何れの方向からも切り離し可能に切断部分と止め部分とが構成されている。
また、第3破断線66と第1破断線62の一部とは直線となっている。これにより、第1破断線62側から表示片50の切り離しが容易となる。
図1に戻り、糊代面20の包装箱1の組立状態で第1側面12側の端部の裏面に糊付けされた際に表示片50と重複する位置には、表示片50と同じように、品名表示領域56A、余白部58AおよびGS1コード57Aが印刷されている。このうち、品名表示領域56Aおよび余白部58Aは、表示片50側の品名表示領域56および余白部58と同じ内容である。GS1コード57Aは、GS1コード57と異なり、使用期限や製造番号等の情報は組み込まれず、製品名(商品コード)等の情報が組み込まれている。
また、糊代面20には糊代20Aが設けられている。この糊代20Aは、表示片50が容易に切り離されるよう、第1側面12の表示片50と重複する位置には形成されていない。
次に、包装箱1の組み立て方法について説明する。
まず、第1側面12と第3側面16との境である折曲線、第3側面16と第2側面14との境である折曲線、第2側面14と第4側面18との境である折曲線、第4側面18と糊代面20との境である折曲線でそれぞれ90度に折り曲げる。
その後、糊代面20の糊代20Aを第1側面12の裏面に糊着して胴部を組み立てる。
その後、図1中左側に位置するサイドフラップ30をそれぞれ胴部が形成する開口部の内側に向かって折り曲げ、次いで上内蓋板24を胴部が形成する開口部の内側に向かって折り曲げ、その上に上外蓋板22を胴部が形成する開口部の内側に向かって折り曲げ、上外蓋板22のつまみ部40の右縁と開封破断線44と上外蓋板22の右縁と上外蓋板22の下端縁とに囲まれる領域および上外蓋板22のつまみ部40の左縁と開封破断線44と上外蓋板22の左縁と上外蓋板22の下端縁とに囲まれる領域の裏面の所定領域に糊を塗布した後、上外蓋板22を上内蓋板24の表面上に糊着し、開口部を閉封する。
また、図1中右側に位置するサイドフラップ30をそれぞれ胴部が形成する開口部の内側に向かって折り曲げ、次いで下内蓋板28、下外蓋板26の順に胴部が形成する開口部の内側に向かって折り曲げ、下外蓋板26の裏面の所定領域に糊を塗布した後、下外蓋板26を下内蓋板28の表面上に糊着し、開口部を閉封し、包装箱1が組み立てられる。
〜動作〜
このように構成された本実施形態の表示片50の切り離し動作について以下説明する。
まず、図2に示すような第1破断線62を用いて切り離された第1表示片52および第2表示片54から構成される表示片50は、品名表示領域56を有しており、薬品棚のラベル、ネームプレートとして使用できる。
また、図2に示す表示片50をさらに第2破断線64を用いて切り離すと、図4に示すような第2表示片54と図3に示すような第1表示片52とが別々に分離することができる。この場合、図3に示す第1表示片52は薬品棚のラベル、ネームプレートとして使用し、さらにGS1コード57が付記されているので、製品名(商品コード)等の情報の他、使用期限や製造番号等の情報をバーコードリーダーにて簡単に確認することができる。図4に示すような使用期限・製造番号が記載された第2表示片54をPTPシートと共に管理することができるようになる。
これに対し、第2破断線64を用いて切り離された第1表示片52は、薬品棚のネームプレートとして使用でき、さらにGS1コード57が付記されているので、製品名(商品コード)等の情報の他、使用期限や製造番号等の情報を簡単に確認することができる。そして使用期限・製造番号が記載された第2表示片54は第1側面12側に残り、包装箱側で使用期限・製造番号を管理することができるとともに、不要な表示片が発生することを防ぐようになっている。
上述した本発明の包装箱の第1の実施形態では、表示片50が、第1表示片52および第2表示片54から構成され、破断線60が、2以上の破断線(第1破断線62、第2破断線64)から構成され、第1破断線62を用いて破断させると第1表示片52および第2表示片54とが一体で第1側面12から切り離され、第2破断線64を用いて破断させると第1表示片52のみ第1側面12から切り離されて第2表示片54は第1側面12から切り離されずに残る。
これにより、薬品棚のラベル、ネームプレートとして使用したい場合は、第1破断線62を用いて表示片50を切り離し、薬品棚のネームプレートとして使用するとともに包装箱側で使用期限・製造番号を管理したい場合は、第2破断線64を破断させ、更には、薬品棚のラベル、ネームプレートとして使用するとともに使用期限・製造番号をPTPシートと共に管理したい場合は、第1破断線62および第2破断線64を用いて第1表示片52と第2表示片54とを切り離すことで、手間をかけることなく、包装箱から表示片を複数パターン容易に切断することができ、箱本体から容易に切離できる表示片を複数有する包装箱が得られる。
また、第1表示片52が余白部58を有していることにより、収容した医薬品を使用する現場に応じた当該医薬品に関する必要事項を記載することができる。例えば、患者への注意喚起事項を記載したり、当該医薬品の次回納品日などを記載したり、使用している状況に応じた事項を適宜記載することが可能となる。
更に、糊代面20が連接された端部とは連接方向の反対側の端部である第1側面12に表示片50が形成されていることで、表示片50を有する第1側面12と糊代面20とが糊付けされており、表示片50を切り離しても糊代面20によって包装箱1の強度がある程度担保され、表示片50の切り離しがより容易になる。
また、糊代面20は、表示片50と重複する位置は糊付けされていないことで、より容易に表示片50を包装箱1から切り離すことができる。
更に、糊代面20の表示片50と重複する位置に表示片50と同じ品名表示領域56および余白部58が印刷されていることにより、表示片50を切り離した後でも、品名表示領域56Aおよび余白部58Aが包装箱1側にも残るため、包装箱1側に新たに品名を記載する必要がなくなり、より手間が掛からない包装箱とすることができるとともに、表示片50の切り離し後に包装箱1側にも使用する現場に応じた当該医薬品に関する必要事項を記載することができる領域が形成される。
また、破断線60は、第1破断線62と第2破断線64とが、破断方向が明示されていることにより、所望の表示片を切り離す際に、迷うことなく所望の表示片を切り離すことができるようになり、更に容易な表示片の切り離しが可能となる。
<第2の実施形態>
本発明の包装箱の第2の実施形態を図5を用いて説明する。
図5は本実施形態の包装箱の展開図である。第1の実施形態に係る包装箱1は、第1側面12に表示片50を有していたが、図5に示すように、本発明の第2の実施形態に係る包装箱2は、第1側面12に破断線60によって囲まれた表示片70を有している。表示片70以外の構成は、第1の実施形態の包装箱と略同じであり、詳細は省略する。
表示片70は、図5に示すように、第1表示片72および第2表示片74から構成されている。このうち、第1表示片72には、破断線60から切り離す際に表示片70を把持するための持ち手部76が形成されている。折曲線78を折り曲げることによって表示片70もしくは第1表示片72に対して垂直方向に持ち手部76部分を折り曲げることができるようになっている。これにより、持ち手部76を把持することで破断線60から切り離す際に表示片70若しくは第1表示片72を切り離すことができる。
本発明の包装箱の第2の実施形態においても、前述した包装箱の第1の実施形態とほぼ同様な効果が得られる。
また、持ち手部76を有することにより、包装箱から表示片を切り離す際に表示片を把持する部分ができるため、更に容易に表示片を包装箱から切り離すことができるようになる。
<その他>
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。上記の実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることも可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることも可能である。
例えば、図6に示すように、第1破断線86および第2破断線88の2本の破断線から構成される破断線80に囲まれた第1表示片82および第2表示片84からなる表示片とすることができる。
また、破断線60のうち、第1破断線62と第2破断線64との破断方向は、矢印、色分け等の方法により破断方向が視覚化されていてもよい。
更に、包装箱において、第1表示片、第2表示片に印刷される内容は自由に変更することができる。例えば、第1表示片に製造番号などを印刷し、第2表示片に注意喚起の文言や余白等を印刷するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、第1表示片や第2表示片はそれぞれ1つの表示片から構成された例について説明したが、これら第1表示片や第2表示片自体が複数の表示片から構成されたものであってもよい。この場合、第1表示片や第2表示片に複数の破断線を設け、必要に応じて第1表示片や第2表示片以外に1つ以上の表示片が得られるようにしてもよい。
更に、各部材の形状等自由に変更可能である。また、第1表示片や第2表示片の印刷は両面印刷でもよく、両面印刷することにより多くの情報を印刷することができる。
また、上記実施形態では、第1側面に表示片を設ける場合について説明したが、表示片は第1側面以外の第2側面、第3側面、第4側面のいずれかの側面のうちいずれか一つの側面に設けられていればよい。そして、組み立てた状態で4つの側面の中であれば、表示片が配される位置、形状、大きさ等は自由である。
更に、上記実施形態では、第1側面と糊代面とが糊付けされる場合について説明したが、糊代面と糊付けされる側面は第1側面に限られず、第2側面、第3側面、第4側面のいずれかの側面とすることができる。
また、上記実施形態では、第1側面、第2側面、第3側面、第4側面により形成される1対の開口部に対し、一方のみにつまみ部や差込口、開封破断線を設ける構成としたが、両方の開口部を同様に開口可能な構成としてもよい。
更に、上記実施形態では、包装箱は典型的な箱型形状である長方形平面から構成される六面体を例示したが、多角形からなる上板、下板と長方形からなる側板とで構成される立体でもよい。
1,2…包装箱、
12…第1側面、
14…第2側面、
16…第3側面、
18…第4側面、
20…糊代面、
20A…糊代、
22…上外蓋板、
24…上内蓋板、
26…下外蓋板、
28…下内蓋板、
30…サイドフラップ、
40…つまみ部、
42…差込口、
44…開封破断線、
46…不正開封防止破断線、
48…解体用破断線、
50,70,…表示片、
52,72,82…第1表示片、
54、74,84…第2表示片、
56,56A…品名表示領域、
57,57A…GS1コード、
58,58A…余白部、
60…破断線、
62,86…第1破断線、
64,88…第2破断線、
66…第3破断線、
68…第4破断線、
76…持ち手部、
78…折曲線。

Claims (7)

  1. 第1側面と、
    この第1側面と対向する第2側面と、
    前記第1側面および前記第2側面に連接された第3側面および第4側面と、
    前記第1側面および前記第2側面にそれぞれ連接されたサイドフラップと、
    前記第3側面に連接された内蓋板と、
    前記第4側面に連接された外蓋板と、
    前記第1乃至第4側面の4つの側面の連接方向の一方の端部に延設され、他方の端部に糊付けして筒体に組み立てるための糊代面とを備え、
    前記第1乃至第4側面の4つの側面のうちいずれか一つの側面には、破断線によって囲まれた表示片が形成されており、
    前記表示片は、第1表示片および第2表示片から構成され、
    前記破断線は、少なくとも第1破断線および第2破断線の2以上の破断線から構成され、
    前記第1破断線から前記表示片を破断させると前記第1表示片および前記第2表示片とが一体で前記側面から切り離され、
    前記第2破断線から前記表示片を破断させると前記第1表示片のみ前記側面から切り離されて前記第2表示片は前記側面から切り離されずに残る
    ことを特徴とする包装箱。
  2. 請求項1に記載の包装箱において、
    前記第1表示片は、余白部を有する
    ことを特徴とする包装箱。
  3. 請求項1に記載の包装箱において、
    前記4つの側面のうち、前記糊代面が延設された端部とは連接方向の反対側の端部に前記表示片が形成された
    ことを特徴とする包装箱。
  4. 請求項3に記載の包装箱において、
    前記糊代面は、前記表示片と重複する位置は糊付けされていない
    ことを特徴とする包装箱。
  5. 請求項3に記載の包装箱において、
    前記糊代面は、前記表示片と重複する位置に前記表示片と同じ品名表示領域および余白部が印刷された
    ことを特徴とする包装箱。
  6. 請求項1に記載の包装箱において、
    前記破断線は、前記第1破断線と前記第2破断線とが、破断方向が明示されている
    ことを特徴とする包装箱。
  7. 請求項1に記載の包装箱において、
    前記表示片は、前記破断線から切り離す際に前記表示片を把持するための持ち手部を有することを特徴とする包装箱。
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