JP2016093946A - 記録装置 - Google Patents

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千馬 尾▲崎▼
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Abstract

【課題】ボード紙等を安定して案内(搬送)する記録装置を提供する。【解決手段】記録装置は、媒体に記録を行う記録部と、媒体を案内する媒体案内部50と、を有し、媒体案内部は、前記媒体の案内位置を変位可能である。記録装置は、媒体案内部を検出可能な検出部90を有し、検出部は、所定の位置において媒体案内部の有無を検出する。媒体案内部は、上側案内位置と下側案内位置とで変位可能であり、上側案内位置において案内部の位置を保持する保持部80を有する。【選択図】図4

Description

本発明は、記録装置に関する。
従来、第1のガイド部材と第1のガイド部材に連結された第2のガイド部材とを備え、記録媒体を第2のガイド部材で案内しながら装置本体内の手差しセット位置まで挿入可能な記録装置が知られている。(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−222410号公報
しかしながら、上記装置では、第1のガイド部材と第2のガイド部材とで構成されるガイド部材では、記録媒体を支持する領域が小さいため、剛性が不十分により、搬送時に媒体を支持した際、媒体が不安定な状態となって搬送不具合が発生してしまう、という課題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例にかかる記録装置は、媒体に記録を行う記録部と、前記媒体を案内する媒体案内部と、を有し、前記媒体案内部は、前記媒体の案内位置を変位可能であることを特徴とする。
この構成によれば、例えば、記録を行う媒体の種類に応じて案内位置の位置を変えることにより、安定的に媒体を搬送(案内)することができる。
[適用例2]上記適用例にかかる記録装置は、前記媒体案内部を検出可能な検出部を有し、前記検出部は、所定の位置において前記媒体案内部の有無を検出することを特徴とする。
この構成によれば、所定の位置に媒体案内部が位置しているか否かが検出されるため、常に媒体案内部が適正な位置で媒体を案内することが可能となる。これにより、媒体を安定的に搬送(案内)することができる。
[適用例3]上記適用例にかかる記録装置の前記媒体案内部は、上側案内位置と下側案内位置とで変位可能であり、少なくとも前記上側案内位置において前記媒体案内部の位置を保持する保持部を有することを特徴とする。
この構成によれば、媒体案内部が上側案内位置で保持された状態で媒体を安定的に案内することができる。
[適用例4]上記適用例にかかる記録装置の前記保持部は、前記媒体案内部が備える突起を受け入れることで、前記媒体案内部の位置を保持することを特徴とする。
この構成によれば、保持部における媒体案内部の突起の受け入れにより、確実に媒体案内部の位置を保持することができる。
[適用例5]上記適用例にかかる記録装置の前記保持部は、前記媒体案内部が備える突起を誘導する誘導路を有し、前記上側案内位置から前記下側案内位置まで前記媒体案内部を誘導することを特徴とする。
この構成によれば、突起は誘導路に沿って誘導される。これにより、媒体案内部を上側案内位置と下側案内位置との間を円滑に移動(変位)させることができる。
[適用例6]上記適用例にかかる記録装置の前記上側案内位置は、前記下側案内位置よりも搬送方向において下流に位置することを特徴とする。
この構成によれば、媒体が案内(支持)される領域が広くなるため、媒体を安定的に搬送することができる。
[適用例7]上記適用例にかかる記録装置の前記媒体案内部は、媒体を案内する媒体案内面の一部が持ち上がり前記媒体を支持することを特徴とする。
この構成によれば、媒体案内面よりも高い位置で媒体を支持(案内)することができる。
記録装置の構成を示す概略図。 媒体案内部の構成を示す側断面図。 保持部の構成を示す側面図。 媒体案内部の動作を示す説明図。 媒体案内部の動作を示す説明図。 補助支持部の構成を示す概略図。 補助支持部の構成を示す概略図。 ロール紙に記録を行う際の制御方法を示すフローチャート。 ロール紙の記録方法を示す説明図。 ボード紙に記録を行う際の制御方法を示すフローチャート。 ボード紙の記録方法を示す説明図。 ボード紙の記録方法を示す説明図。 ボード紙の記録方法を示す説明図。 ボード紙の記録方法を示す説明図。 ボード紙の記録方法を示す説明図。 ボード紙の記録方法を示す説明図。 比較例を示す概略図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の各図においては、各部材等を認識可能な程度の大きさにするため、各部材等の尺度を実際とは異ならせて示している。
まず、記録装置の構成について説明する。記録装置は、媒体に記録を行う記録部と、媒体を案内する媒体案内部と、を有し、媒体案内部は、媒体の案内位置を変位可能とするものである。記録装置は、例えば、インクジェット式プリンターである。本実施形態では、比較的大型のメディア(ロール媒体やボード紙等)を扱うラージフォーマットプリンター(LFP)を記録装置の構成例として説明する。
図1は、記録装置の構成を示す概略図である。図1に示すように、記録装置1は、脚台12に支持されている。記録装置1は、略直方体形状の本体14と、本体14の背面部から上側後方へ斜めに突き出るように設けられるとともに、長尺の媒体としての用紙Pがロール状に巻き重ねられてなるロール媒体としてのロール紙RPが装填される給紙部15等を備えている。
給紙部15の上端部には、跳ね上げ式の開閉カバー16が設けられている。また、給紙部15の下端部における本体14との境界位置には、給紙部15に装填されたロール紙RPから巻き解きながら繰り出される用紙Pを本体14内へ給送するための給紙口17が形成されている。本体14内には、給紙口17から給送された用紙Pをその搬送経路に沿って本体14の正面部に形成された排紙口18まで搬送する図示しない搬送部が設けられている。
本体14内における用紙Pの搬送経路と対向する位置には、キャリッジ19が用紙Pの搬送方向と交差する幅方向に往復移動可能に設けられている。キャリッジ19における用紙Pの搬送経路と対向する位置には、キャリッジ19とともに用紙Pの搬送方向と交差する走査方向X(本体14の長手方向;ロール紙RPの幅方向;X軸方向)に往復移動しながら搬送経路上を搬送される用紙Pにノズル(図示略)からインクを噴射して記録処理としての印刷を行う記録部としての記録ヘッド20が支持されている。さらに、記録ヘッド20の用紙Pの搬送経路の下流側には印刷された用紙Pを所定のサイズに切断するカッターユニット25が配置されている。カッターユニット25はX軸方向(用紙Pの搬送方向と交差する幅方向)に往復移動可能に設けられている。そして、所望のサイズに切断された用紙Pは、排紙口18の付近に配置された媒体案内部50を介して排紙される。本体14の上部には、本体14内のメンテナンスを行うためのメンテナンスカバー22が開閉自在に設けられている。
なお、本実施形態にかかる記録装置1は、ロール紙RPの様に容易に曲げやすい媒体の他、例えば、ボード紙等の比較的剛性の高い媒体も印刷(記録)を行うことができる。また、ボード紙を印刷する場合は、排紙口18側から記録ヘッド20側に向けてボード紙を挿入し、ボード紙の先端が所定の位置に達した時点で印刷が開始され、印刷(記録)されたボード紙は、再び排紙口18から媒体案内部50を介して排紙される。なお、媒体案内部50の構成やボード紙の記録方法等については後述する。
そして、上記した搬送部、キャリッジ19、記録ヘッド20やカッターユニット25等は、制御部(図示せず)によって駆動が制御され、各種印刷プログラムに従って駆動される。本実施形態では、制御部には操作パネル21が接続され、ユーザーが各種の設定操作や各種の情報の入力操作などを行うことができる。この入力操作により、例えば、ロール紙RPの印刷かボード紙の印刷かを選択し、所望の媒体に印刷(記録)を行うことができる。
次に、媒体案内部の構成について説明する。図2は、媒体案内部の構成を示す側断面図であり、図2(a)は、媒体案内部のX軸方向における中央部付近の形態を示し、図2(b)は、媒体案内部のX軸方向における中央部付近以外の形態を示している。また、図3は、保持部の構成を示す側面図である。
媒体案内部50は、媒体を案内するものである。媒体案内部50は、媒体の案内位置を可変可能に構成にされている。また、媒体案内部50は、上側案内位置と下側案内位置とで変位可能であり、少なくとも上側案内位置において媒体案内部の位置を保持する保持部80を備えている。さらに、媒体案内部50は、媒体を案内する媒体案内面50aの一部が持ち上がり媒体を支持する補助支持部70を備えている。なお、案内可能な媒体としては、上記したロール紙等の曲げやすい媒体及びボード紙等の比較的剛性の高い媒体等である。媒体案内部50は、外観として、印刷(記録)する媒体のX軸方向における幅寸法に対応するように、X軸方向を長辺とする略直方体を成している(図1参照)。なお、本実施形態の媒体案内部50は、合成樹脂で一体成形されたものである。
まず、媒体案内部の構成について説明する。図2(a),(b)に示すように、媒体案内部50は、排紙口18(図1参照)に対向する部分に媒体を案内する媒体案内面50aを有している。媒体案内面50aは、略平坦であり、側断面視において媒体の排紙方向の上流側に対応する一方端側から下流側に対応する他方端側に向けて重力方向に低くなるよう傾斜して形成されている。
媒体案内部50のX軸方向における中央部付近では、図2(a)に示すように、媒体案内部50の他方端側に、ユーザーが媒体案内部50を持ち上げたり持ち下げたりするために、媒体案内部50の内部側に手指等で支持するための端部壁51が設けられている。具体的には、端部壁51の下方側には開口部55が設けられ、当該開口部55から手指を媒体案内部50の内部側に挿入し、端部壁51の内壁面51aを手指等で支持することができる。
一方、媒体案内部50のX軸方向における中央部付近以外では、図2(b)に示すように、媒体案内部50の内部側に手指等を挿入するための開口部55は設けられておらず、端部壁51の下方側には蓋壁52が設けられている。これにより、媒体案内部50の内部側に手指等を挿入することができない構造となっている。
上記したように、本実施形態では、媒体案内部50のX軸方向における中央部付近のみに開口部55が設けられている。これにより、媒体案内部50を上下方向に変位させる際、媒体案内部50のX軸方向における中央部を持ち、バランスよく上げ下げすることになり、X軸方向に寸法が長い媒体案内部50全体を均等に変位することができる。また、媒体案内部50全体を一度に上げ下げすることができ、媒体案内部50を複数に分割して、分割単位で上げ下げする場合と比較して煩わしくない。
また、媒体案内部50は突起57を有している。本実施形態では、媒体案内部50の内部にリブ53が設けられ、当該リブ53の媒体案内面50aに対して下方側に第1突起57aと第2突起57bとが設けられている。これらの第1突起57aと第2突起57bは、後述する保持部80と係合するものである。
次に、保持部の構成について説明する。保持部80は、媒体案内部50が備える突起57を受け入れることで、媒体案内部50の位置を保持するものである。図3に示すように、本実施形態では、保持部80は、板状を成している。そして、保持部80の側面視において、保持部80の一の面に誘導路81が設けられている。当該誘導路81は、媒体案内部50の突起57(57a,57b)と係合し、係合した突起57(57a,57b)を誘導可能な溝部である。そして、誘導路81は、媒体案内部50を上側案内位置から下側案内位置まで誘導可能とする。なお、誘導路81は、保持部80の一の面に対する裏面にも設けてもよい。一の面と一の面の裏面に誘導路81を設けた場合は、板状の保持部80の両面で突起57を係合させることが可能である。本実施形態の保持部80では、第1突起57aを受け入れる第1誘導路81aと第2突起57bを受け入れる第2誘導路81bとを備えている。なお、保持部80は、用紙Pの搬送方向と交差する幅方向において、間隔をおいて複数個所に配置され、複数の保持部80のそれぞれに対応して媒体案内部50は突起57(リブ53)が配置されている(図1参照)。
第1誘導路81aは、保持部80の下方と上方とを結ぶほぼ同幅でありほぼ同じ深さの溝部を有している。そして、第1誘導路81aは、保持部80の下方部に位置し、第1誘導路81aの一方端部となる第1領域88aと、第1領域88aから上方に直線状に延びる第2領域88bと、第2領域88bの上方部から保持部80の端部側に向けて略水平方向に延びる第3領域88cと第3領域88cから下方側に位置する第4領域88dとで構成されている。第4領域88dは、第1誘導路81aの他方端部となる。従って、第1誘導路81aに係合される媒体案内部50の第1突起57aは、第1誘導路81aの第1領域88aと第4領域88dとの間を移動可能となる。なお、第2領域88bに対応する溝部は、第1領域88aから第3領域88cに向けて媒体の排紙方向に傾斜している。
第2誘導路81bは、保持部80の下方と上方とを結ぶほぼ同幅でありほぼ同じ深さの溝部を有し、第1誘導路81aに並列して配置されている。そして、第2誘導路81bは、保持部80の下方部に位置し、第2誘導路81bの一方端部となる第1領域89aと、第1領域89aから上方に直線状に延びる第2領域89bと、第2領域89bの上方部から保持部80の端部側に向けて略水平方向に延びる第3領域89cと第2誘導路81bの他方端部となる第4領域89dとで構成されている。従って、第2誘導路81bに係合される媒体案内部50の第2突起57bは、第2誘導路81bの第1領域89aと第4領域89dとの間を移動可能となる。なお、第2領域89bに対応する溝部は、第1領域89aから第3領域89cに向けて媒体の排紙方向に傾斜している。
次に、媒体案内部の動作について説明する。図4及び図5は、媒体案内部の動作を示す説明図(側面図)である。以下、媒体案内部50の下側案内位置P1から上側案内位置P2に変位させる場合について説明する。
図4(a)は、媒体案内部50と保持部80とが係合された状態を示している。具体的には、保持部80は本体14の設置面14aに固定されており、第1誘導路81aに第1突起57aが係合され、第2誘導路81bには第2突起57bが係合されている。さらに詳細には、第1誘導路81aの第1領域88aに第1突起57aが係合され、第2誘導路81bの第1領域89aに第2突起57bが係合されている。なお、この状態において、媒体案内部50の位置は下側案内位置P1となる。
なお、記録装置1には、媒体案内部50を検出可能な検出部90が設けられている。検出部90は、所定の位置において媒体案内部50の有無を検出するものである。本実施形態では、媒体案内部50と保持部80とが係合された状態(図4(a))において、媒体案内部50の一方端側に対応する位置に検出部90が配置されている。検出部90は、例えば、フォトインターラプターであり、光を発する発光部と発光部から発せられた光を受ける受光部とを備えている。発光部の発光素子としては、例えば、LED(Light Emitting Diode)発光素子やレーザー発光素子等が適用される。また、受光部は、フォトトランジスターやフォトIC等で構成される。検出部90は、制御部に接続され、所定のプログラムに基づき、駆動制御される。例えば、図4(a)に示すように、発光部から発光された光を媒体案内部50が遮るのを受光部で検出することにより、媒体案内部50が下側案内位置P1に位置することを判定することができる。
次いで、媒体案内部50の開口部55から手指を挿入し、端部壁51の内壁面51aを手指等で支持しつつ、媒体案内部50を上方に持ち上げる(図2(a)参照)。そうすると、媒体案内部50の第1突起57aが保持部80の第1誘導路81aに倣って移動するとともに、媒体案内部50の第2突起57bが保持部80の第2誘導路81bに倣って移動する。
図4(b)は、第1突起57aが第1誘導路81aの第2領域88bに移動するとともに、第2突起57bが第2誘導路81bの第2領域89bに移動した状態を示している。図4(b)に示すように、媒体案内部50は、保持部80に対して上方(Z軸方向)に移動されるとともに、Y軸方向に移動される。すなわち、媒体案内部50は、斜め上方に移動する。
図4(c)は、第1突起57aが第1誘導路81aの第2領域88bの上方に達するとともに、第2突起57bが第2誘導路81bの第2領域89bの上方に達した状態を示している。図4(c)に示すように、媒体案内部50は、保持部80に対してさらに上方(Z軸方向)に移動される。
図5(d)は、第1突起57aが第1誘導路81aの第3領域88cに移動するとともに、第2突起57bが第2誘導路81bの第4領域89dに移動した状態を示している。図5(d)に示すように、媒体案内部50は、保持部80に対してさらにY軸方向に移動される。
そして、図5(e)は、第1突起57aが第1誘導路81aの第4領域88dに移動するとともに、第2突起57bが第2誘導路81bの第4領域89dに移動した状態を示している。ここで、第1誘導路81aの第4領域88dは、第3領域88cよりも下方側に位置するため、第1突起57aは、第3領域88cから第4領域88dに移動する際、下方側に移動する。これにより、媒体案内部50の他方端側が下方に移動する。
また、第1誘導路81aの第4領域88dは、第3領域88cよりも下方側に位置するため、第1突起57aは、第3領域88cから第4領域88dに移動すると、第1突起57aは、第3領域88cと第4領域88dとの間の上下方向に移動可能であるが、Y軸方向において移動領域が無いためY軸方向への移動はできなくなる。すなわち、保持部80に対して媒体案内部50の位置が保持される。なお、この状態において、媒体案内部50の位置は上側案内位置P2となる。従って、媒体案内部50は上側案内位置P2で保持される。そして、上側案内位置P2は、下側案内位置P1よりもY軸方向に移動した位置となる。換言すれば、上側案内位置P2は、下側案内位置P1よりも媒体の搬送方向において下流に位置する。
そして、図5(e)に示すように、媒体案内部50が上側案内位置P2に位置した際、検出部90において、発光部と受光部との間に光を遮るものがなくなり、発光部から発光された光が受光部で受光される。これにより、媒体案内部50が上側案内位置P2に位置していることを判定することができる。
なお、媒体案内部50を上側案内位置P2から下側案内位置P1に移動させる場合には、媒体案内部50の開口部55から手指を挿入し、端部壁51の内壁面51aを手指等で支持しつつ、媒体案内部50を上方に持ち上げ、第1突起57aを第1誘導路81aの第4領域88dから第3領域88cに移動させるとともに、第2突起57bを第2誘導路81bの第4領域89dから第3領域89cに移動させる(図5(d)参照)。その後、上記した内容とは反対方向に移動させる。これにより、媒体案内部50を上側案内位置P2から下側案内位置P1に移動させることができる。
次に、補助支持部の構成について説明する。補助支持部70は、媒体案内部50の媒体案内面50aの一部が持ち上がり媒体を支持するものである。補助支持部70は、複数配置され、本実施形態では、7つの補助支持部70が、それぞれ略等間隔で配置されている(図1参照)。図6及び図7は、補助支持部の構成を示す概略図である。
図6(a)は、補助支持部の側断面図を示し、図6(b)は補助支持部を含む媒体案内部の一部を拡大した斜視図である。図6(a)に示すように、媒体案内部50が下側案内位置P1に位置している場合に、補助支持部70は、媒体案内部50の内部側に収納されている。補助支持部70は、側面視において略三角形状を成している。補助支持部70は回転軸77を備え、当該回転軸77中心に回転可能に構成されている。また、補助支持部70は、付勢部材としてのコイルバネ(図示せず)に接続され、補助支持部70が媒体案内部50の内部側に収納されている状態では、コイルバネにより補助支持部70が下方側に付勢されるとともに、補助支持部70の一端部70aが本体14の一部面14bに接している。これにより、媒体案内部50が下側案内位置P1の位置において、補助支持部70は媒体案内部50の内部側に保持される。
また、図6(b)に示すように、媒体案内部50が下側案内位置P1に位置している場合に、媒体案内部50の媒体案内面50aと補助支持部70の支持面70bとが、ほぼ面一になるように構成されている。
次いで、図7(a)は、補助支持部が持ち上がった状態における側断面図を示し、図7(b)は補助支持部が持ち上がった状態の一部を拡大した斜視図である。図7(a)に示すように、媒体案内部50が上側案内位置P2に移動すると、媒体案内部50が保持部80の誘導路81に倣って上方に移動するため、当該移動に伴って、補助支持部70も媒体案内部50とともに上方に移動する。この際、補助支持部70の一端部70aと本体14の一部面14bとが離れ、補助支持部70の規制力が解放される。なお、補助支持部70に接続されたコイルバネにより補助支持部70に対して一定の付勢力は生じている。そして、補助支持部70は回転軸77を中心に図7(a)において時計回転方向に回転する。その後、回転した補助支持部70は、補助支持部70の一部が規制部75に当接し、補助支持部70の回転移動が規制される。これにより、媒体案内部50が上側案内位置P2に位置しているとき、補助支持部70は、時計回転方向への回転移動が規制される。一方、時計回転方向とは反対方向への回転移動は何ら規制されていないので、時計回転と反対方向の回転移動は可能となる。
そして、図7(a),(b)に示すように、媒体案内部50が上側案内位置P2に位置した場合、補助支持部70の回転移動により、補助支持部70の一部が媒体案内部50よりも上方に突出する。
次に、記録装置の記録方法について説明する。まず、ロール紙RPに対して記録を行う記録方法について説明する。図8は、ロール紙に記録を行う際の制御方法を示すフローチャートであり、図9は、ロール紙の記録方法を示す説明図である。まず、ロール紙に記録を行う場合には、操作パネル21においてロール紙RPの印刷を選択する。
そして、図8のステップS11では、媒体案内部50が上側案内位置P2に位置しているか否かを判断する。具体的には、検出部90により、発光部から発光された光を媒体案内部50が遮るのを受光部で検出した場合には、媒体案内部50が下側案内位置P1に位置している(すなわち、媒体案内部50が上側案内位置P2に位置していない)と判断される。そして、媒体案内部50が下側案内位置P1に位置していると判断された場合(ステップS11:YES)は、ステップS12に移行し、記録処理が行われる。具体的には、図9に示すように、ロール紙RPから巻き解きながら繰り出された用紙Pは搬送ローラー27等の搬送部の駆動によって記録ヘッド20側に搬送される。そして、記録ヘッド20と対向して配置されたプラテン26で用紙Pが支持された状態で記録ヘッド20からインクが噴射され用紙P面に印刷が行われる。そして、用紙Pは搬送方向に搬送される。また、媒体案内部50の媒体案内面50aを介して搬送され、記録ヘッド20の搬送方向の下流側に配置されたカッターユニット25のカッターによって用紙Pが切断される。
一方、ステップS11において、媒体案内部50が下側案内位置P1に位置していないと判断された場合は、記録処理が行われないように制御される。この場合、例えば、操作パネル21等に媒体案内部50が下側案内位置P1に位置していない旨が表示される。そして、ユーザーは、操作パネル21等の表示を参考にして媒体案内部50を適切な位置に移動させる。すなわち、検出部90により媒体案内部50を検出できていない時には、媒体案内部50が下側案内位置P1に位置しておらず、媒体案内部50が何処に位置しているか不明である。そのため、ロール紙RPに記録を行う場合には、媒体案内部50を下側案内位置P1に移動させる。なお、媒体案内部50が上側案内位置P2に位置している状態で、用紙P(ロール紙RP)を印刷した場合、用紙Pは高い位置に保持された媒体案内面50aに支持され、搬送方向の高低差が小さくなるため、カッターユニット25の下流側において用紙Pが下方に搬送されにくくなる。これにより、カッターユニット25で用紙Pを切断しにくくなったり、搬送不具合が発生してしまうおそれがある。しかしながら、本実施形態では、検出部90により媒体案内部50が上側案内位置P2に位置していると検出した場合は、印刷処理が実行されないように制御されるため、印刷不具合の発生を低減することができる。
次に、ボード紙BPに対して記録を行う記録方法について説明する。すなわち、比較的剛性の高い媒体に対して記録を行う記録方法について説明する。図10は、ボード紙に記録を行う際の制御方法を示すフローチャートであり、図11及び図12は、ボード紙の記録方法を示す説明図である。まず、ボード紙に記録を行う場合には、操作パネル21においてボード紙BPの印刷を選択する。
まず、ボード紙BPに記録(印刷)を行う場合は、媒体案内部50を上側案内位置P2に移動させる。具体的には、図11に示すように、媒体案内部50が下側案内位置P1に位置している場合は、媒体案内部50を持ち上げて、媒体案内部50を上方に移動させる(図4及び図5参照)。これにより、図12に示すように、媒体案内部50が上側案内位置P2で保持される。また、媒体案内部50が上方に移動するのに伴ない、媒体案内部50の媒体案内面50aから外側に向けて補助支持部70の一部が突出する。そして、図13に示すように、媒体案内部50側から排紙口18を介して本体14の内部側に向けてボード紙BPを挿入する。この際、ボード紙BPは、補助支持部70の一部が突出した状態における頂部70tに支持されながら本体14の内部側に搬送(挿入)される。
なお、補助支持部70に対してボード紙BPを本体14へ挿入する方向に負荷が掛かり、補助支持部70は、図13において時計回転方向への回転力が付与される。しかしながら、補助支持部70は、規制部75によって回転移動が規制されるため、ボード紙BPの挿入時においては、補助支持部70は媒体案内部50の媒体案内面50aから外側に向けて突出した状態で保持される。従って、ボード紙BPを安定した状態で本体14内に挿入することができる。また、媒体案内面50aよりも上方からボード紙BPが挿入されるため、ボード紙BPをカッターユニット25等に接触させることなく、プラテン26側に搬送させることができる。ここで、例えば、ボード紙BPを本体14内に挿入する際、補助支持部70が時計回転方向への回転移動等により、媒体案内面50aでボード紙BPを本体14内に挿入した場合(図13の破線のボード紙BP)、ボード紙BPがカッターユニット25等に接触してしまい、ボード紙BPやカッターユニット25が損傷してしまうおそれが生じる。しかしながら、本実施形態によれば、ボード紙BPは補助支持部70に支持されながら本体14内部に挿入されるため、ボード紙BPとカッターユニット25との接触が無く、ボード紙BPやカッターユニット25の損傷が防止される。
そして、図14に示すように、ボード紙BPの本体14内部の所定の位置まで挿入した後、搬送ローラー27等の搬送部を駆動させ、ボード紙BPをさらに本体14の内部側に搬送させる。この際、ボード紙BPは、プラテン26から搬送ローラー27を介してボード紙支持部28に搬送される。ボード紙支持部28は、ボード紙BPの挿入方向の下流側に配置されている。また、ボード紙支持部28のボード紙BPが支持される支持面28aの高さとプラテン26においてボード紙BPが支持される支持面26aの高さとがほぼ同じ高さである。従って、本体14内部に挿入されたボード紙BPはほぼ平坦面に沿って搬送されるため、折れ曲がり等の損傷の発生を防止することができる。そして、ボード紙BPが印刷開始位置に位置した後に搬送部の駆動を停止させる。
そして、図10のステップS21では、媒体案内部50が下側案内位置P1に位置しているか否かを判断する。具体的には、検出部90により、発光部から発光された光を受光部で検出した場合には、媒体案内部50が下側案内位置P1に位置していないと判断される。そして、媒体案内部50が下側案内位置P1に位置していないと判断された場合(ステップS21:NO)は、ステップS22に移行し、記録処理が行われる。具体的には、ボード紙BPを媒体案内部50側に搬送させるとともに、キャリッジ19及び記録ヘッド20を駆動させる。これにより、ボード紙BPにインクが塗布されボード紙BP面に印刷が行われる。
そして、さらにボード紙BPが媒体案内部50方向に搬送されると、図15に示すように、ボード紙BPは補助支持部70に当接する。この際、ボード紙BPの押し圧によって、補助支持部70は、回転軸77を中心に回転し、頂部70tが搬送方向の下流側(図15において時計反対回転方向)に移動可能である。このため、補助支持部70は、ボード紙BPに押されて媒体案内部50の内部に収納されていく。
補助支持部70は、媒体案内面50aよりも上に飛び出すように付勢されているが、補助支持部70に付与されている付勢力よりも、ボード紙BPの押し圧や、ボード紙BPによる荷重の方が大きい場合、図16に示すように、補助支持部70が媒体案内部50の内部に収納され、ボード紙BPは媒体案内部50の媒体案内面50aを介して搬送される。媒体案内部50は上側案内位置P2に位置しているため、プラテン26の支持面26aの高さに対して僅かに低い位置(媒体案内面50a)でボード紙BPが支持される。
一方、ステップS21において、媒体案内部50が下側案内位置P1に位置していると判断された場合(ステップS21:YES)は、記録処理が行われないように制御される。この場合、例えば、操作パネル21等に媒体案内部50が下側案内位置P1に位置している旨が表示される。そして、ユーザーは、操作パネル21等の表示を参考にして媒体案内部50を適切な位置に移動させる。すなわち、ボード紙BPに記録を行う場合には、媒体案内部50を上側案内位置P2に移動させる。
なお、媒体案内部50が下側案内位置P1に位置している状態で、ボード紙BPを印刷した場合、図17の比較例に示すように、媒体案内部50がプラテン26の支持面26aの高さに対して媒体案内面50aは大きく低い位置に位置する。このため、搬送されたボード紙BPは、媒体案内面50aで支持される前に大きく撓み、ボード紙BPの一部がプラテン26の支持面26aから離れて浮いてしまい記録ヘッド20に接触し、記録ヘッド20のインクの吐出面を汚してしまったり、印刷されたボード紙BP面が擦れて印刷画像が劣化してしまうおそれがある。しかしながら、本実施形態では、検出部90により媒体案内部50が下側案内位置P1に位置していると検出した場合は、印刷処理が実行されないように制御されるため、上記印刷不具合の発生を低減することができる。
以上、上記実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
媒体案内部50が、下側案内位置P1と上側案内位置P2とに位置が変位可能に構成される。これにより、例えば、剛性の高いボード紙BPを印刷する場合において、媒体案内部50を上側案内位置P2の位置に保持させた状態で搬送及び記録を行うことにより、ボード紙BPの損傷等を低減させ、安定的にボード紙BPを搬送させることができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、上述した実施形態に種々の変更や改良などを加えることが可能である。変形例を以下に述べる。
(変形例1)上記実施形態では、媒体案内部50に突起57を設け、当該突起57を保持部80の誘導路81に係合させたが、この構成に限定されない。例えば、保持部80に突起を設け、また、媒体案内部50に当該突起を受け入れるための誘導路を備えた構成であってもよい。このようにしても、上記効果と同様の効果を得ることができる。
(変形例2)上記実施形態では、記録ヘッドではインクを吐出させる構成としたが、これに限定されない。例えば、インク以外の他の流体(液体や、機能材料の粒子が液体に分散又は混合されてなる液状体、ゲルのような流状体、流体として流して噴射できる固体を含む)を噴射したり吐出したりして記録を行う構成であってもよい。また、記録装置としては、例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材(画素材料)などの材料を分散または溶解のかたちで含む液状体を噴射して記録を行う液状体噴射装置であってもよい。また、ゲル(例えば物理ゲル)などの流状体を噴射する流状体噴射装置であってもよい。そして、これらのうちいずれか一種の流体噴射装置に本発明を適用することができる。なお、本明細書において「流体」とは、気体のみからなる流体を含まない概念であり、流体には、例えば液体(無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)等を含む)、液状体、流状体などが含まれる。
1…記録装置、20…記録部としての記録ヘッド、50…媒体案内部、50a…媒体案内面、57…突起、57a…第1突起、57b…第2突起、70…補助支持部、80…保持部、81…誘導路、81a…第1誘導路、81b…第2誘導路、90…検出部。

Claims (7)

  1. 媒体に記録を行う記録部と、
    前記媒体を案内する媒体案内部と、を有し、
    前記媒体案内部は、前記媒体の案内位置を変位可能であることを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1に記載の記録装置において、
    前記媒体案内部を検出可能な検出部を有し、
    前記検出部は、所定の位置において前記媒体案内部の有無を検出することを特徴とする記録装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の記録装置において、
    前記媒体案内部は、上側案内位置と下側案内位置とで変位可能であり、少なくとも前記上側案内位置において前記媒体案内部の位置を保持する保持部を有することを特徴とする記録装置。
  4. 請求項3に記載の記録装置において、
    前記保持部は、前記媒体案内部が備える突起を受け入れることで、前記媒体案内部の位置を保持することを特徴とする記録装置。
  5. 請求項3または請求項4に記載の記録装置において、
    前記保持部は、前記媒体案内部が備える突起を誘導する誘導路を有し、前記上側案内位置から前記下側案内位置まで前記媒体案内部を誘導することを特徴とする記録装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の記録装置において、
    前記上側案内位置は、前記下側案内位置よりも搬送方向において下流に位置することを特徴とする記録装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の記録装置において、
    前記媒体案内部は、媒体を案内する媒体案内面の一部が持ち上がり前記媒体を支持することを特徴とする記録装置。
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