JP2016092687A - 発振器の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】異種の発振器を同一のプロセス、マスクを用いて製造することにより製造効率を上げると共にコストを下げ且つ省資源に資する発振器の製造方法を提供する。【解決手段】反転増幅器1、固定容量素子2、3及び可変容量素子4、5、この可変容量素子の容量の可変を可能とする制御電圧を供給する周波数電圧制御端子6、周波数電圧制御端子入力抵抗R1、R2とを有し、反転増幅器に並列に振動子を接続して用いられる発振器の製造方法であって、周波数電圧制御端子6を接地電位に常時短絡させる接地手段7を形成する周波数電圧制御端子接地工程によりSPXOを形成すると共に、更にこの接地工程の後に、周波数電圧制御端子を接地電位から開放するよう接地手段7の形態を変更して、発振器をVCXOとして使用可能にする周波数電圧制御端子開放工程を有する。【選択図】 図1

Description

本発明は、固定通信や携帯電話等を代表とする移動体通信等に用いられる発振器の省資源に資する効率的で低コストな製造方法に関するものである。
従来、発振器は、発振回路が作り込まれているシリコンなどの半導体チップ(以下、チップという)に水晶振動子や圧電振動子などの振動子を外付けして構成されているのが一般的である。発振器には、用途や性能によって、SPXO(Simple Packaged X’tal Oscillator:パッケージ水晶発振器)、VCXO(Voltage Controlled X’tal Oscillator:電圧制御型水晶発振器)、TCXO(Temperature Controlled X’tal Oscillator:温度制御型発振器)、OCXO(Oven Controlled X’tal Oscillator:高安定発振器)等の種類がある。
これら発振器を構成する発振回路は、通常、チップに形成され、水晶振動子と共にパッケージングされて発振器を構成する。SPXOは、水晶振動子と発振回路(チップ)を1つのパッケージに収めた製品であり、クロック用水晶発振器に用いられる。VCXOは、周波数電圧制御端子を有しており、この点でSPXOとは相違している。
このような発振回路などの集積回路は、複数のチップ領域を含むウエハーに形成される。ウエハーは、例えば、多結晶シリコンを成長させて単結晶シリコンのインゴットを形成し、これをスライシングし、ラッピングして形成される。
ウエハープロセスは、ウエハーと回路パターンの焼付けに用いるマスクが準備されるときから始まり、ウエハーの各チップ領域に集積回路を作り込む(ウエハー処理工程)、その後、ウエハーのチップを個片化(ダイシング工程)して、これらをパッケージングし、その後、検査工程を経て製品を完成させる。
従来、集積回路を製造する際は、製品毎に専用のプロセス、マスクを使用している。発振器用集積回路を形成する場合においても、例えば、SPXOとVCXOとを形成する場合、それぞれ専用のプロセス、マスクを用いて、それぞれのウエハーにSPXO用もしくはVCXO用の専用の発振回路を形成している。
特許文献1には、発振周波数の電圧制御特性の直線性を確保する電圧制御水晶発振器が開示されている。この発振器は、水晶振動子、反転増幅器、直流カット容量、制御電圧端子、バイアス抵抗及び電圧可変容量素子を備えており、更に電圧可変容量素子に並列接続された発振特性調整用抵抗が設けられている。このような電圧可変容量素子に接続された発振特性調整用抵抗を用いることにより、発振周波数の電圧制御特性の直線性を確保することができ、発振周波数の的確な電圧制御を可能にする。図6には従来のVCXO用の発振回路が示されている。図において110は、制御電圧端子である。また、この図にはチップに外付けされる水晶振動子102が記載されている。
特許文献2には、温度補償機能を無効にする信号が入力されたときに前記電圧可変容量の両端子を同電位にする制御手段を設けた温度補償型発振器(TCXO)が開示されている。この発振器は、電圧可変容量を備えた発振回路と、該発振回路近傍の温度を検出する温度検出回路と、該温度検出回路の情報に基づいて温度補償信号として電圧信号を生成する温度補償信号生成回路とを有し、前記電圧信号が前記電圧可変容量に与えられることによって発振周波数を略一定に保つ構成をとっており、温度補償機能を無効状態にするために専用の定電圧発生回路を必要とせず、無効状態と有効状態の切換えも簡単に行うことができ、その製造工程において、常温での発振周波数の初期調整作業を容易且つ確実に行うことができ、しかもコスト低減を図ることができる。
特開2008−72553号公報
特許第4949265号公報
従来、一般的な集積回路の製造プロセスと同じように、発振器用集積回路においても、それぞれ専用のプロセス、マスクを用いてVCXOウエハーやSPXOウエハー等を形成していた。しかしながら、VCXOとSPXOを比べると、VCXOは、市場の流通量がSPXOの10分の1以下であって、大量生産するには向いていない(図5(a)参照)。また、近年のウエハーサイズの大型化に伴ってSPXOの生産効率は上がるが、少量生産に適したVCXOでは資源を無駄にすることになる。コストの面でもVCXOを製造するにはコスト高になる。ウエハーサイズが大きくなるとウエハー1枚当りの取れ高が大きくなるので、ウエハーの流動枚数も少なくなり、大量生産によるコスト削減が困難になる。
本発明は、このような事情によりなされたもので、異種の発振器を同一のプロセス、マスクを用いて製造することにより、製造効率を上げると共にコストを下げ、且つ省資源に資する発振器の製造方法を提供する。
本発明の発振器の製造方法の一態様は、入出力端子間に振動子が接続される反転増幅器と、前記反転増幅器に並列に接続された帰還抵抗と、前記振動子に直列に接続される可変容量素子と、前記可変容量素子の容量の可変を可能とするために前記可変容量素子の一端に制御電圧を供給する周波数電圧制御端子と、前記周波数電圧制御端子と前記可変容量素子との間の電流路に挿入された周波数電圧制御端子入力抵抗とを有する発振器の製造方法であって、前記周波数電圧制御端子を接地電位に常時短絡させる接地手段を形成する周波数電圧制御端子接地工程を有することを特徴としている。前記周波数電圧制御端子接地工程の後に、前記周波数電圧制御端子を前記接地電位から開放するよう前記接地手段の形態を変更して、前記発振器を電圧制御型発振器として使用可能にする周波数電圧制御端子開放工程を有するようにしても良い。
発振器の中でもVCXOとSPXOの違いは電圧印加端子である周波数電圧制御端子の有無であり、クロックを出力する機能としては同じである。そのため本発明では、VCXOを製造するプロセスを使用してVCXOとして使用可能な回路構成を有するウエハーを製造する。そのとき、周波数電圧制御端子機能は使わないようにしてSPXOとして製造する。その後、必要に応じて、トリミング素子等で周波数電圧制御端子機能を使用できるように処理して、これをVCXOに変更する。この製造方法により、SPXO+VCXOの数量で製品が流動できるので、大量生産による生産効率が向上し、コスト削減が行われ、ウエハーを無駄にすることが減って省資源等が可能になる。
本発明においては、VCXO用のコストの高いプロセスでも、簡単な処理でSPXO及びVCXOを同時に生産できるために、生産効率が向上すると共に、素材であるウエハーを無駄にすることがなく省資源に資するものであり、大量生産によるVCXO製造時のコスト削減が可能になる。とくにPECL出力発振器は、バイポーラトランジスタを使用する高価なプロセスを使用するため本発明の製造方法によるコストメリットは大きくなる。
実施例1に係る製造方法により形成された発振回路の回路図。 実施例1の製造方法により製品化したSPXO用発回路の回路図。 実施例2の製造方法により製品化したVCXO用発振回路の回路図。 図1の発振回路がチップ領域に形成されたシリコンウエハー平面図。 従来(a)及び本発明(b)の半導体の製造コストと数量との関係を説明する特性図。 実施例3に係る製造方法により形成された発振回路の回路図。 実施例4に係る製造方法により形成された発振回路の回路図。 従来のVCXOの回路図。
以下、実施例を参照して発明の実施の形態を説明する。
図1、図2、図4及び図5を参照して実施例1を説明する。
この実施例では以下の製造方法によって図1に示す発振回路が形成される。即ち、VCXO用発振回路のプロセスを使用すべく回路パターンの焼付けに用いるマスクを準備し、まず、ウエハーの各チップ領域に発振回路を作り込む(ウエハー処理工程)、その後、ウエハーのチップを個片化(ダイシング工程)して、これらをパッケージングし、その後、検査工程を経て製品を完成させる。ここで作られた発振回路は、図4に示すウエハー10に設けられた各チップ8の領域に作り込まれている。図1にはチップ8内の回路構成が開示されており、チップ8の周辺に設けられた外部端子XT、XTNには水晶振動子(図示しない)が反転増幅器と並列に外付けされる。発振器は、この発振回路と水晶振動子とから構成される。なお、図4に示す9は、オリエンテーションフラットを表している。
この発振回路の製造方法は、反転増幅器1と、反転増幅器1の入力及び出力に接続され、前記入力と接地端子(GND)との間に順に直列接続された固定容量素子2及び可変容量素子4と、前記出力と接地端子(GND)との間に順に直列接続された固定容量素子3及び可変容量素子5と、固定容量素子2と可変容量素子4との接続点61に対して可変容量素子2の容量の可変を可能とし、固定容量素子3と可変容量素子5の接続点62に対して可変容量素子5の容量の可変を可能とする制御電圧を供給する周波数電圧制御端子(VC)6と、周波数電圧制御端子6と接続点61との間に接続された周波数電圧制御端子入力抵抗R1と、周波数電圧制御端子6と接続点62との間に接続された周波数電圧制御端子入力抵抗R2とを順次形成する工程と、前記周波数電圧制御端子6を接地電位に常時短絡させる接地手段7を形成する周波数電圧制御端子接地工程とを有している。
図1において、反転増幅器1の入出力端子間には帰還抵抗R3が並列接続されている。また、反転増幅器1の出力と固定容量素子3との間には抵抗R4が接続されている。周波数電圧制御端子6の近傍に接続された接地手段7は、ヒューズ、メモリ、配線マスク等が使用できる。また、パッケージ内で周波数電圧制御端子6に接続することも可能であるが、ボンディグ工程等が必要なので、工程が煩雑になる。
この実施例では、VCXO用発振回路のプロセスを使用しているので、図1に示すように、周波数電圧制御端子6を有しているが、周波数電圧制御端子6には接地手段7が付加されており、接地手段7は有効に働いているので、周波数電圧制御端子6は接地された状態になっている。
したがって、周波数電圧制御端子6に電圧が入力しても電圧制御機能は働かず、一般的なSPXO用発振回路になる。この発振回路に水晶振動子を外付けして発振器を構成すれば、SPXOが形成される。
この実施例によるプロセスで形成される発振回路の構成は、図1に示される。そして、この実施例で形成される発振器は、SPXOであり、図2に示すSPXO用発振回路と回路構成が同じである。この発振回路は、SPXOとして製品化され販売される。
VCXO用発振回路のコストの高いプロセス(図5(a)参照)でもSPXOは大量生産され、且つSPXO、VCXOが同時に生産されるので、その量産効果によりVCXO製造時のコスト削減が可能になる(図5(b)参照)。
次に、図3及び図5を参照して実施例2を説明する。
実施例1では、VCXO用発振回路を製造するプロセス、マスクを用いてSPXOを量産したが、この実施例では、実施例1で量産したSPXO用発振回路が形成されたウエハーの一部を以下のような処理を施してVCXO用発振回路が形成されたウエハーに変えることに特徴がある。即ち、実施例2では、実施例1のSPXO用発振回路の製造方法によって得られたSPXO用発振回路が形成された一部のウエハーに対して、周波数電圧制御端子6を接地電位から開放するように接地手段7の形態を変更し、VCXO用の発振回路として使用可能にする周波数電圧制御端子開放工程を付加するものである。例えば、接地手段7がヒューズならこれを溶断して周波数電圧制御端子6の電圧制御機能を生じさせる。
この実施例のVCXO用発振回路は、図3に示されるように、反転増幅器1と、反転増幅器1の入力及び出力に接続され、前記入力と接地端子(GND)との間に順に直列接続された固定容量素子2及び可変容量素子4と、前記出力と接地端子(GND)との間に順に直列接続された固定容量素子3及び可変容量素子5と、固定容量素子2と可変容量素子4との接続点61に対して可変容量素子2の容量の可変を可能とし、固定容量素子3と可変容量素子5の接続点62に対して可変容量素子5の容量の可変を可能とする制御電圧を供給する周波数電圧制御端子6(VC)と、周波数電圧制御端子6と接続点61との間に接続された周波数電圧制御端子入力抵抗R1と、周波数電圧制御端子6と接続点62との間に接続された周波数電圧制御端子入力抵抗R2と、周波数電圧制御端子6を接地電位から開放した接地手段7とを備えている。また、反転増幅器1の入出力端子間には帰還抵抗R3が並列接続されており、反転増幅器1の出力と固定容量素子3との間には抵抗R4が接続されている。
このように、実施例1の接地手段7が周波数電圧制御端子6を接地電位に常時短絡させて電圧制御機能を無くすようにしているのに対し、実施例2の接地手段7は、周波数電圧制御端子6を接地電位から開放するようにその形態を変更して、発振器をVCXOとして使用することを可能にしている。
以上の構成を有する図3の発振回路に水晶振動子(図示しない)を外付けしてVCXOを形成する。水晶振動子は、チップ8の周辺に設けられた外部端子XT、XTNに反転増幅器1と並列に接続されている。
以上、実施例1及び、実施例2によれば、従来は、SPXOとVCXOとを形成する場合、それぞれ専用のプロセス、マスクを用いて、それぞれのウエハーにSPXO用もしくはVCXO用の専用の発振回路を形成していたが、本発明では、VCXOを製造する専用のプロセス、マスクを使用してVCXOとして使用可能な回路構成を有するウエハーを製造すると共に、発振回路に組み込んだ接地手段により、周波数電圧制御端子を常時短絡させてSPXO用発振回路とし、さらに、接地手段の形態を変更して周波数電圧制御端子の制御電圧制御機能を生じさせてVCXO用発振回路に変えるように構成されているので、SPXOとVCXOの発振回路を製造する際に、1つのVCXOを製造する専用のプロセス、マスクを用いることになり製造工程が簡略化される。
また、本発明は、VCXO用のコストの高いプロセスでも、簡単な処理でSPXO及びVCXOを同時に生産できるために、素材であるウエハーを無駄にすることがなく省資源に役立つものである。
さらに、図5に示すように、VCXOは、SPXOより生産量がかなり低い。したがって、両者を同じプロセス、マスクで製造すれば、SPXO+VCXOの生産量は、大きくなり、製造効率が向上すると共にVCXO製造のコスト削減が可能になる。
次に、図6を参照して実施例3を説明する。
本発明は異種の発振器を同一のプロセス、マスクを用いて製造することに特徴があり、発振器自体の回路構成は、実施例1及び実施例2に示した形態に限らず、実施例3は、前記実施例とは別な回路構成の例である。
図6の発振回路(チップ)28は、入出力端子間に振動子(図示しない)が接続される反転増幅器21と、反転増幅器21に並列に接続された帰還抵抗R23と、反転増幅器21の出力から振動子への経路中に直列に挿入された直流カット容量22及び可変容量素子24と、直流カット容量22と可変容量素子24との接続点と接地端子(GND)との間に接続された抵抗素子R22とを有している。
そして、可変容量素子24は、アノード側が直流カット容量22に接続され、カソード側が振動子(即ち端子XTN)に接続されている。また、発振回路28は、可変容量素子24と振動子との接続点に対して可変容量素子24の容量の可変を可能とする制御電圧を供給する周波数電圧制御端子(VC)26と、周波数電圧制御端子26と当該接続点との間に接続された周波数電圧制御端子入力抵抗R21とを備え、さらに、実施例1及び実施例2の接地手段に対応する、周波数電圧制御端子26を接地電位に短絡させる接地手段27を備えている。図6の発振回路28は、SPXOである。この発振回路に対して、接地手段27の形態を変更して周波数電圧制御端子26の制御電圧制御機能を生じさせて(周波数電圧制御端子開放工程)、VCXO用発振回路を形成する。
以上、この実施例では、VCXO用のコストの高いプロセスを用いても、簡単な処理でSPXO及びVCXOを同時に生産できるために、生産効率が向上すると共に、素材であるウエハーを無駄にすることがなく省資源に資するものであり、大量生産によるVCXO製造時のコスト削減が可能になる。
次に、図7を参照して実施例4を説明する。
図7の発振回路(チップ)38は、入出力端子間に振動子(図示しない)が接続される反転増幅器31と、反転増幅器31に並列に接続された帰還抵抗R33と、反転増幅器31の出力から振動子への経路中に直列に挿入された直流カット容量32及び可変容量素子34と、直流カット容量32と可変容量素子34との接続点と接地端子(GND)との間に接続された抵抗素子R32とを有している。
そして、可変容量素子34は、カソード側が直流カット容量32に接続され、アノード側が振動子(即ち、端子XTN)に接続されている。また、この発振回路38は、可変容量素子34と直流カット容量32との接続点に対して可変容量素子の容量の可変を可能とする制御電圧を供給する周波数電圧制御端子(VC)36と、周波数電圧制御端子VCと当該接続点との間に接続された周波数電圧制御端子入力抵抗R31とを備え、さらに、実施例1及び実施例2の接地手段に対応する、周波数電圧制御端子36を接地電位に短絡させる接地手段37を備えている。
図7の発振回路28は、SPXOである。この発振回路に対して、実施例3と同様に、接地手段37の形態を変更して周波数電圧制御端子36の制御電圧制御機能を生じさせて(周波数電圧制御端子開放工程)、VCXO用発振回路を形成する。
以上、この実施例では、VCXO用のコストの高いプロセスを用いても、簡単な処理でSPXO及びVCXOを同時に生産できるために、生産効率が向上すると共に、素材であるウエハーを無駄にすることがなく省資源に資するものであり、大量生産によるVCXO製造時のコスト削減が可能になる。
1、21、31・・・反転増幅器
2、3・・・固定容量素子
4、5、24、34・・・可変容量素子
6、26、36・・・周波数電圧制御端子(VC)
7、27、37・・・接地手段
8、28、38・・・チップ(半導体集積回路)
9・・・オリエンテーションフラット
10・・・ウエハー
22、32・・・直流カット容量
61、62・・・接続点
従来、集積回路を製造する際は、製品毎に専用のプロセス、マスクを使用している。発振器用集積回路を形成する場合においても、例えば、SPXOとVCXOとを形成する場合、それぞれ専用のプロセス、マスクを用いて、それぞれのウエハーにSPXO用もしくはVCXO用の専用の発振回路を形成している。
特許文献1には、発振周波数の電圧制御特性の直線性を確保する電圧制御水晶発振器が開示されている。この発振器は、水晶振動子、反転増幅器、直流カット容量、制御電圧端子、バイアス抵抗及び電圧可変容量素子を備えており、更に電圧可変容量素子に並列接続された発振特性調整用抵抗が設けられている。このような電圧可変容量素子に接続された発振特性調整用抵抗を用いることにより、発振周波数の電圧制御特性の直線性を確保することができ、発振周波数の的確な電圧制御を可能にする。図8には従来のVCXO用の発振回路が示されている。図において110は、制御電圧端子である。また、この図にはチップに外付けされる水晶振動子102が記載されている。

Claims (2)

  1. 入出力端子間に振動子が接続される反転増幅器と、前記反転増幅器に並列に接続された帰還抵抗と、前記振動子に直列に接続される可変容量素子と、前記可変容量素子の容量の可変を可能とするために前記可変容量素子の一端に制御電圧を供給する周波数電圧制御端子と、前記周波数電圧制御端子と前記可変容量素子との間の電流路に挿入された周波数電圧制御端子入力抵抗とを有する発振器の製造方法であって、前記周波数電圧制御端子を接地電位に常時短絡させる接地手段を形成する周波数電圧制御端子接地工程を有することを特徴とする発振器の製造方法。
  2. 前記周波数電圧制御端子接地工程の後に、前記周波数電圧制御端子を前記接地電位から開放するよう前記接地手段の形態を変更して、前記発振器を電圧制御型発振器として使用可能にする周波数電圧制御端子開放工程を有することを特徴とする請求項1記載の発振器の製造方法。





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