JP2016092329A - 粘着テープ貼付け方法および粘着テープ貼付け装置 - Google Patents

粘着テープ貼付け方法および粘着テープ貼付け装置 Download PDF

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Abstract

【課題】裏面外周に補強用の環状凸部の形成された半導体ウエハの当該裏面とリングフレームとに粘着テープを精度よく貼り付ける。
【解決手段】文字、記号またはこれらの組み合わせからなるIDの刻印のされたウエハの環状凸部を保持テーブル13から凸設した環状の保持部16で保持するとともに、当該保持部16の内側から突出した保持領域18によってウエハの刻印領域を当接保持する。この状態でリングフレームとウエハの間の粘着テープを一対の上下ハウジングで挟み込み、形成されたチャンバ内で粘着テープにより仕切られた2つの空間に差圧を生じさせ、粘着テープを凹入湾曲させながらウエハの裏面に貼り付ける。
【選択図】図8

Description

本発明は、裏面外周に補強用の環状凸部を有する半導体ウエハ(以下、適宜に「ウエハ」)の当該裏面とリングフレームとにわたって支持用の粘着テープを貼り付ける粘着テープ貼付け方法および粘着テープ貼付け装置に関する。
裏面研削によって剛性の低下するウエハを補強するために、裏面外周を残して中央の回路形成部分のみを研削している。すなわち、ウエハの裏面外周に環状凸部を形成している。ウエハをダイシング処理する前に、支持用の粘着テープを介してリングフレームの中央に当該ウエハをマウントしている。
例えば、上下一対のハウジングの下ハウジング内に設けられた保持テーブルにウエハを載置保持し、下ハウジングを外囲するフレーム保持テーブルにリングフレームを保持する。当該リングフレームに粘着テープを貼り付けた後に、両ハウジングによってリングフレームの内側の粘着テープを挟み込んでチャンバを構成する。このとき、粘着テープとウエハ裏面とが近接対向されているので、粘着テープで仕切られた2つの空間に差圧を生じさせるとともに、半球状の弾性体で粘着テープの中央から外向き放射状に粘着テープを押圧してウエハ裏面に貼り付けてゆく。
粘着テープの貼り付け完了後に、環状凸部の内側角部で接着しきれずに浮き上がっている粘着テープに第1押圧部材から気体を吹き付けて2回目の貼付け処理を行っている(特許文献1を参照)。
特開2013−232582号公報
従来の粘着テープ貼付け方法では、環状凸部の内側角部に2回目の貼付け処理を行ったにも関わらず貼付け完了後に環状凸部の内側の扁平面側で粘着テープが剥がれ、ひいては空隙が生じているといった問題が生じている。当該剥がれの生じた状態のウエハをダイシング処理すると、粘着テープの密着していない部分で分断されたチップが飛散し、ひいては破損するといった問題が生じている。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、裏面外周に環状凸部の形成された半導体ウエハの裏面に粘着テープを精度よく貼り付けることができる粘着テープ貼付け方法および粘着テープ貼付け装置を提供することを主たる目的とする。
そこで、発明者等は、粘着テープの剥がれの発生原因を鋭意検討した。その結果、発明者等は、以下の知見を得た。
粘着テープの剥がれの生じているウエハの外観検査を行ったところ、扁平面から起立している環状凸部の内側角部の全周のうち管理用のIDやコードがマーキングされた特定部分に剥がれが集中していた。さらに剥がれが発生しているウエハの外観検査を行ったところ、マーキング部分に微小な貫通孔が形成されていること分かった。つまり、レーザによって刻印されたマーキング部分に貫通孔が形成されていた。
マーキング部位に貫通孔が形成されていない良品のウエハを用いたにも関わらず、チャンバ内で差圧を利用してウエハに粘着テープを貼り付ける実験を繰り返すと、粘着テープ貼付け後にマーキング部分に貫通孔が形成されるものが含まれていた。
チャンバ内で粘着テープをウエハに貼り付けるとき、ウエハは、環状凸部のみを反対側から環状の保持テーブルで当接保持されている。それ故に、粘着テープの貼付け後に、チャンバ内を大気状態に戻す昇圧過程で、レーザによって刻印された最薄部のマーキング部位に圧力がかかり当該貫通孔が形成され、ひいては当該貫通孔から気体が流入し、粘着テープを剥がしていることが分かった。
そこで、この発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、裏面外周に環状凸部を有する半導体ウエハの当該裏面とリングフレームとにわたって支持用の粘着テープを貼り付ける粘着テープ貼付け方法であって、
文字、記号またはこれらを組み合わせた刻印のされた環状凸部の内側の刻印領域と当該環状凸部を環状の保持テーブルで保持する保持過程と、
前記リングフレームと半導体ウエハの間の粘着テープを一対のハウジングで挟み込み、形成されたチャンバ内で当該粘着テープにより仕切られた2つの空間に差圧を生じさせ、粘着テープを凹入湾曲させながら半導体ウエハの裏面に貼り付ける貼付け過程と、
を備えたことを特徴とする。
(作用・効果) 上記方法によれば、刻印領域および環状凸部が、環状の保持テーブルによって当接保持されている。したがって、刻印領域は、保持テーブルによって覆われているので、チャンバ内を昇圧する過程で、流入する気体による加圧が、刻印部位に作用しない。したがって、最薄部の刻印部位に貫通孔が形成されるのが回避され、ひいては粘着テープの剥がれを防止することができる。
なお、上記方法において、保持過程は、弾性シートを介して半導体ウエハを保持テーブルに保持してもよい。
この方法によれば、弾性シートによって保持テーブルと刻印領域との密着度が増す。したがって、刻印部位の破損をより確実に防止することができる。
また、上記方法において、貼付け過程で粘着テープを加熱しながら半導体ウエハに貼り付けてもよい。
この方法によれば、粘加熱によって粘着テープが軟化され、ウエハ裏面に当該粘着テープを密着させることができる
また、この発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、裏面外周に環状凸部を有する半導体ウエハの当該裏面とリングフレームとにわたって支持用の粘着テープを貼り付ける粘着テープ貼付け装置であって、
文字、記号またはこれらを組み合わせた刻印のされた環状凸部の内側の刻印領域と当該環状凸部を当接保持する環状の保持テーブルと、
前記粘着テープの貼り付けられたリングフレームを保持するフレーム保持部と、
前記保持テーブルを収納するとともに、リングフレームに貼り付けられた粘着テープを挟み込む一対のハウジングからなるチャンバと、
前記粘着テープにより仕切られたチャンバ内の2つの空間に差圧を生じさせ、粘着テープを凹入湾曲させながら半導体ウエハの裏面に貼り付けさせる制御部を含む貼付け機構と、
を備えたことを特徴とする。
(作用・効果) この構成によれば、環状凸部および刻印領域を環状の保持テーブルによって当接保持することができる。したがって、チャンバ内の昇圧時に流入する気体による加圧が、当該刻印領域に作用しない。したがって、上記方法を好適に実施することができる。
当該構成において、保持テーブルの載置面に環状の弾性シートを備えることが好ましい。
この構成によれば、保持テーブルとの密着度が増すので、保持テーブルとウエハとの間に気体が流入するのをより確実に防止することができる。
本発明の粘着テープ貼付け方法および粘着テープ貼付け装置によれば、裏面外周に補強用の環状凸部を有する半導体ウエハの当該裏面とリングフレームとにわたって支持用の粘着テープを精度よく貼り付けることができる。
半導体ウエハの一部破断斜視図である。 半導体ウエハの裏面側の斜視図である。 半導体ウエハの部分縦断面図である。 半導体ウエハの刻印領域を示す平面図である。 粘着テープ貼付け装置の全体構成を示す正面図である。 チャンバを含む駆動機構の正面図である。 チャンバの縦断面図である。 保持テーブルの平面図である。 テープ切断機構の平面図である。 粘着テープの貼り付け動作を示す模式図である。 粘着テープの貼り付け動作を示す模式図である。 粘着テープの貼り付け動作を示す模式図である。 粘着テープの貼り付け動作を示す模式図である。 粘着テープの貼り付け動作を示す模式図である。 ウエハをマウントしたマウントフレームの斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
<半導体ウエハ>
半導体ウエハW(以下、単に「ウエハW」という)は、図1ないし図3に示すように、裏面の外周部を径方向に約2mmを残して研削(バックグラインド)されている。すなわち、裏面に扁平凹部bが形成されるとともに、その外周に沿って環状凸部rが残存された形状に加工されたものが使用される。例えば、扁平凹部bの深さdが数百μm、研削域のウエハ厚さtが数十μmになるよう加工されている。したがって、裏面外周に形成された環状凸部rは、ウエハWの剛性を高める環状リブとして機能し、ハンドリングやその他の処理工程におけるウエハWの撓み変形を抑止する。
ウエハWの外周には、アライメントマークであるV字状のノッチNが形成されている。また、ノッチNの内側に管理用のIDがマーキングされている。IDは、文字、記号またはこれらを組み合わせたものであり、レーザによって刻印されている。文字にはアルファベットおよび数字などを含む。なお、当該IDは、図4に示すように、環状凸部rとその内側の偏平凹部bとにまたがって刻印されている。当該IDの部分は、本発明の刻印領域に相当する。
<粘着テープ貼付け装置>
図5に粘着テープ貼付け装置の平面図が示されている。
この粘着テープ貼付け装置は、図5に示すように、テープ供給部1、セパレータ回収部2、テープ貼付け部3およびテープ回収部4などから構成されている。以下、各構成について詳述する。
テープ供給部1は、支持用の粘着テープTが巻回された原反ロールの装填された供給ボビンから当該粘着テープTを貼付け位置に供給する過程で剥離ローラ5によってセパレータSを剥離するよう構成されている。なお、供給ボビンは、電磁ブレーキに連動連結されて適度の回転抵抗がかけられている。したがって、供給ボビンから過剰なテープの繰り出しが防止されている。
また、テープ供給部1は、シリンダ6に連結された揺動アーム7を揺動させることによって先端のダンサローラ8で粘着テープTを下方に押し下げてテンションを付与するように構成されている。
セパレータ回収部2は、粘着テープTから剥離されたセパレータSを巻き取る回収ボビンが備えられている。この回収ボビンは、モータよって正逆に回転駆動制御されるようになっている。
テープ貼付け部3は、チャンバ10、テープ貼付け機構11およびテープ切断機構12などから構成されている。なお、チャンバ10は、本発明の貼付け機構に相当する。
チャンバ10は、図5および図6に示すように、下ハウジング10Aと上ハウジング10Bとから構成されている。
下ハウジング10Aは、昇降可能に構成された上ハウジング10Bの下方と装置前側の間をガイドレールLに沿って往復移動するように構成されている。両ハウジング10A、10Bは、粘着テープTの幅よりも小さい内径を有する。なお、下ハウジング10Aは、の円筒上部は、丸みを有するとともに、フッ素加工などの離型処理が施されている。なお、下ハウジング10Aは、内部に保持テーブル13を備えている。また、下ハウジング11Aは、当該下ハウジング10Aを外囲するフレーム保持部22を備えている。
保持テーブル13は、ウエハWと同形状以上の大きさを有する金属製のチャックテーブルであり、下ハウジング10Aに収納されている。当該チャックテーブル13は、外部の真空装置と流路を介して連通接続されている。また、保持テーブル13は、図7および図8に示すように、ウエハWの環状凸部rを裏側から当接支持する環状凸部からなる保持部16が形成されている。また、保持部16は、さらにアライメントされたウエハWが載置されたとき、ウエハWのIDの刻印された刻印領域17の全面を覆って保持する保持領域18が設けられている。
保持部16および保持領域18には、略同形状の弾性シート19が装着されている。弾性シート19は、保持部16の表面に形成された吸着孔と一致する位置に貫通孔20が形成されている。
また、保持テーブル13のベース内部にヒータ21が埋設されている。
フレーム保持部22は、リングフレームfを載置したとき、リングフレームfと下ハウジング10Aの円筒頂部とが平坦になるように構成されている。
上ハウジング10Bは、図6に示すように、昇降駆動機構24に備えてられている。この昇降駆動機構24は、縦壁25の背部に縦向きに配置されたレール26に沿って移動可能な昇降台27、この昇降台27に高さ調節可能に支持された可動枠28、この可動枠28から前方に向けて延出されたアーム29を備えている。このアーム29の先端部から下方に延出する支軸30に上ハウジング10Bが装着されている。
昇降台27は、ネジ軸31をモータ32によって正逆転することでねじ送り昇降されるようになっている。
両ハウジング10A、10Bには、図7に示すように、流路34を介して真空装置35と連通接続されている。なお、上ハウジング10B側の流路34には、電磁バルブ36を備えている。また、両ハウジング10A、10Bには、大気開放用の電磁バルブ37、38を備えた流路39がそれぞれ連通接続されている。さらに、上ハウジング10Bには、一旦減圧した内圧をリークにより調整する電磁バルブ40を備えた流路41が連通接続されている。なお、これら電磁バルブ36、37、38、40の開閉操作および真空装置35の作動は、制御部70によって行われている。
図5に戻り、テープ貼付け機構11は、保持テーブル13を挟んで装置基台43に立設された左右一対の支持フレーム44に架設された案内レール45、案内レール45に沿って左右水平に移動する可動台46、この可動台46に備わったシリンダの先端に連結されたブラケットに軸支された貼付けローラ49、テープ回収部4側に配備されたニップローラ50とから構成されている。
可動台46は、装置基台43に固定配備された駆動装置に軸支された正逆転させる駆動プーリ51と支持フレーム44側に軸支された遊転プーリ52とに巻き掛けられたベルト53によって駆動伝達され、案内レール45に沿って左右水平移動するように構成されている。
ニップローラ50は、モータにより駆動する送りローラ54とシリンダによって昇降するピンチローラ55とから構成されている。
テープ切断機構12は、図6に示すように、上ハウジング10Bを昇降させる昇降駆動機構24に配備されている。つまり、ベアリング56を介して支軸30周りに回転するボス部57を備えている。このボス部57に、図9に示すように、中心から径方向に延伸する4本の支持アーム58から61を備えている。
一方の支持アーム58の先端に、円板形のカッタ62を水平軸支したカッタブラケット63が上下移動可能に装着されるとともに、他の支持アーム59から61の先端に押圧ローラ64が揺動アーム65を介して上下移動可能に装着されている。
ボス部57の上部には連結部66を有し、この連結部66にアーム29に備わったモータ67の回転軸と駆動連結されている。
テープ回収部4は、図5に示すように、切断後に剥離された不要な粘着テープTを巻き取る回収ボビンが備えられている。この回収ボビンは、図示されていないモータよって正逆に回転駆動制御されるようになっている。
次に、上記実施例装置を用い粘着テープTを介してリングフレームfにウエハWをマウントする動作について説明する。
搬送ロボットによってフレーム保持部22にリングフレームfが載置される。また、搬送ロボットによってアライメントされたウエハWが、保持テーブル13に載置される。このとき、ウエハWの刻印領域17は、保持テーブル13の環状の保持部16の内側に凸設された保持領域18に当接保持されている。
保持テーブル13がウエハWを吸着し、フレーム保持部22がリングフレームfを吸着保持すると、下ハウジング10AはレールLに沿ってテープ貼付機構12側へと移動する。
図10に示すように、下ハウジング10Aがテープ貼付機構12のテープ貼付け位置に達すると貼付けローラ49が下降し、図11に示すように、粘着テープT上を転動しながらリングフレームfと下ハウジング10Aの頂部とにわたって粘着テープTを貼り付ける。この貼付けローラ49の移動に連動してテープ供給部1から所定量の粘着テープTがセパレータSを剥離されながら繰り出される。
リングフレームfへの粘着テープTの貼り付けが完了すると、図12に示すように、上ハウジング10Bが下降する。この下降に伴って、ウエハWの外周からリングフレームfの内径の間で粘着面が露出している粘着テープTを上ハウジング10Bと下ハウジング10Aによって挟持してチャンバ10を構成する。このとき、粘着テープTがシール材として機能するとともに、上ハウジング10B側と下ハウジング10B側とを分割して2つの空間を形成する。
下ハウジング10A内に位置するウエハWは、粘着テープTと所定のクリアランスを有して近接対向いている。
制御部70は、ヒータ21を作動させて下ハウジング10A側から粘着テープTを加熱するとともに、図7に示す電磁バルブ37、38、40を閉じた状態で、真空装置35を作動させて上ハウジング10B内と下ハウジング10A内を減圧する。このとき、両ハウジング10A、10B内が同じ速度で減圧してゆくように、電磁バルブ36の開度を調整する。
両ハウジング10A、10B内が所定の気圧まで減圧されると、制御部70は、電磁バルブ36を閉じるとともに、真空装置35の作動を停止する。
制御部70は、電磁バルブ40の開度を調整してリークさせながら上ハウジング10B内を所定の気圧まで徐々に高める。このとき、下ハウジング10A内の気圧が上ハウジング10B内の気圧よりも低くなりその差圧によって、図13に示すように、粘着テープTがその中心から下ハウジング10A側に引き込まれてゆく。すなわち、粘着テープTは、凹入湾曲しながらウエハWの中心から外周に向けて放射状に貼付けられてゆく。このとき、環状凸部rの内側の角部のエアーは抜気され、間隙が潰された状態で粘着テープTが接着している。
予め設定された気圧に上ハウジング10B内が達すると、制御部70は、電磁バルブ38の開度を調整して下ハウジング10A内の気圧を上ハウジング10B内の気圧と同じにする。その後、制御部70は、図14に示すように、上ハウジング10Bを上昇させて上ハウジング10B内を大気開放するとともに、電磁バルブ38を全開にして下ハウジング11A側も大気開放する。
なお、チャンバ10内で粘着テープTをウエハWに貼付けている間に、テープ切断機構12が作動する。このとき、図12および図13に示すように、カッタ62がリングフレームfに貼り付けられた粘着テープTをリングフレームfの形状に切断するとともに、押圧ローラ64がカッタ62に追従してリングフレームf上のテープ切断部位を転動しながら押圧してゆく。つまり、上ハウジング10Bが下降して下ハウジング10Aによってチャンバ10を構成したとき、図5に示すように、テープ切断機構12のカッタ62と押圧ローラ64も切断作用位置に到達している。
上ハウジング10Bを上昇させた時点でウエハWへの粘着テープTの貼り付けおよび粘着テープTの切断は完了しているので、ピンチローラ55を下降させた後に、テープ回収部4に向けて切断後の不要な粘着テープTを巻き取り回収してゆくとともに、テープ供給部1から所定量の粘着テープTを繰り出す。
粘着テープTの剥離が完了し、ニップローラ55および貼付けローラ49が初期位置に戻ると、リングフレームfと裏面に粘着テープTが接着されている図15に示すマウントフレームMFを保持したまま、下ハウジング10Aは装置手前の搬出位置に移動する。
以上でリングフレームfとウエハWの裏面に粘着テープTを貼り付ける一巡の動作が終了する。以後、マウントフレームMFが所定数に達するまで上記処理が繰り返される。
本実施例装置によれば、ウエハWのIDの刻印された刻印領域17を保持テーブル13の環状凸部の保持部から内側に突出した保持領域18を刻印領域17に当接させて環状凸部のみを吸引保持しているので、刻印領域17を密閉している。したがって、チャンバ10内の減圧を解除およびチャンバ10を解放して昇圧する過程で、ウエハWによって仕切られた保持テーブル本体とウエハWとの空間にエアーが流入しても刻印部分に気体が流れ込むことがない。すなわち、気体の流入による加圧が、刻印部分に作用しないので、破損による貫通孔の形成を防止し、ひいては粘着テープTの剥がれを防止することができる。
なお、本発明は以下のような形態で実施することも可能である。
(1)上記実施例装置において、上ハウジング11Bにヒータを埋設し、粘着テープTを上下から加熱するように構成してもよい。
(2)上記実施例装置では、異なる工程で粘着テープTを予めリングフレームに貼り付けた後に、上記実施例装置のフレーム保持部22に載置し、ウエハWの裏面に粘着テープTを貼り付けてもよい。
1 … テープ供給部
2 … セパレータ回収部
3 … テープ貼付け部
4 … テープ回収部
10 … チャンバ
10A… 下ハウジング
10B… 上ハウジング
11 … テープ貼付け機構
12 … テープ切断機構
13 … 保持テーブル
15 … 真空装置
16 … 保持部
17 … 刻印領域
18 … 保持領域
19 … 弾性シート
22 … フレーム保持部
70 … 制御部
W … 半導体ウエハ
f … リングフレーム
T … 粘着テープ

Claims (6)

  1. 裏面外周に環状凸部を有する半導体ウエハの当該裏面とリングフレームとにわたって支持用の粘着テープを貼り付ける粘着テープ貼付け方法であって、
    文字、記号またはこれらを組み合わせた刻印のされた環状凸部の内側の刻印領域と当該環状凸部を環状の保持テーブルで保持する保持過程と、
    前記リングフレームと半導体ウエハの間の粘着テープを一対のハウジングで挟み込み、形成されたチャンバ内で当該粘着テープにより仕切られた2つの空間に差圧を生じさせ、粘着テープを凹入湾曲させながら半導体ウエハの裏面に貼り付ける貼付け過程と、
    を備えたことを特徴とする粘着テープ貼付け方法。
  2. 請求項1に記載の粘着テープ貼付け方法において、
    前記保持過程は、弾性シートを介して半導体ウエハを保持テーブルに保持する
    ことを特徴とする粘着テープ貼付け方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載の粘着テープ貼付け方法において、
    前記貼付け過程は、粘着テープを加熱しながら半導体ウエハに貼り付ける
    ことを特徴とする粘着テープ貼付け方法。
  4. 裏面外周に環状凸部を有する半導体ウエハの当該裏面とリングフレームとにわたって支持用の粘着テープを貼り付ける粘着テープ貼付け装置であって、
    文字、記号またはこれらを組み合わせた刻印のされた環状凸部の内側の刻印領域と当該環状凸部を当接保持する環状の保持テーブルと、
    前記粘着テープの貼り付けられたリングフレームを保持するフレーム保持部と、
    前記保持テーブルを収納するとともに、リングフレームに貼り付けられた粘着テープを挟み込む一対のハウジングからなるチャンバと、
    前記粘着テープにより仕切られたチャンバ内の2つの空間に差圧を生じさせ、粘着テープを凹入湾曲させながら半導体ウエハの裏面に貼り付けさせる制御部を含む貼付け機構と、
    を備えたことを特徴とする粘着テープ貼付け装置。
  5. 請求項4に記載の粘着テープ貼付け装置において、
    前記保持テーブルの載置面に弾性シートを備えた
    ことを特徴とする粘着テープ貼付け装置。
  6. 請求項4または請求項5に記載の粘着テープ貼付け装置において、
    前記半導体ウエハに粘着テープを貼り付ける過程で、当該粘着テープを加熱する加熱器を備えた
    ことを特徴とする粘着テープ貼付け装置。
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