JP6653032B2 - 半導体ウエハのマウント方法および半導体ウエハのマウント装置 - Google Patents

半導体ウエハのマウント方法および半導体ウエハのマウント装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6653032B2
JP6653032B2 JP2019013125A JP2019013125A JP6653032B2 JP 6653032 B2 JP6653032 B2 JP 6653032B2 JP 2019013125 A JP2019013125 A JP 2019013125A JP 2019013125 A JP2019013125 A JP 2019013125A JP 6653032 B2 JP6653032 B2 JP 6653032B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive tape
semiconductor wafer
tape
holding table
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019013125A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019062244A (ja
Inventor
山本 雅之
雅之 山本
奥野 長平
長平 奥野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Denko Corp filed Critical Nitto Denko Corp
Priority to JP2019013125A priority Critical patent/JP6653032B2/ja
Publication of JP2019062244A publication Critical patent/JP2019062244A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6653032B2 publication Critical patent/JP6653032B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、支持用の粘着テープを介してリングフレームの中央に半導体ウエハ(以下、適宜に「ウエハ」という)をマウントする半導体ウエハのマウント方法および半導体ウエハのマウント装置に関する。
裏面研削によって剛性の低下するウエハを補強するために、裏面外周を残して中央部分のみを研削している。すなわち、ウエハの裏面外周に環状凸部を形成している。ウエハをダイシング処理する前に、支持用の粘着テープを介してリングフレームの中央に当該ウエハをマウントしている。
例えば、上下一対のハウジングの下ハウジングに設けられた保持テーブルにウエハを載置保持し、下ハウジングを外囲するフレーム保持テーブルにリングフレームを保持する。当該リングフレームに粘着テープを貼り付けた後に、両ハウジングによってリングフレームの内側の粘着テープを挟み込んでチャンバ構成する。このとき、粘着テープとウエハ裏面とが近接対向されているので、粘着テープで仕切られた2つの空間に差圧を生じさせるとともに、半球状の弾性体で粘着テープの中央から外向き放射状に粘着テープを押圧してウエハ裏面に貼り付けてゆく。
粘着テープの貼り付け完了後に、環状凸部の内側角部で接着しきれずに浮き上がっている粘着テープに第1押圧部材から気体を吹き付けて2回目の貼付け処理を行っている(特許文献1を参照)。
特開2013−232582号公報
従来の粘着テープの貼付け方法では、環状凸部の内側角部に粘着テープを密着させることができる。しかしながら、粘着テープを貼り付けてから時間が経過するしたがって、当該角部からウエハ中心に向けて粘着テープが剥がれてゆくといった問題が生じている。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、裏面に環状凸部の形成された半導体ウエハの当該裏面に粘着テープを効率よく貼り付けるとともに、当該粘着テープが半導体ウエハの裏面から剥がれるのを抑制することができる半導体ウエハのマウント方法および半導体ウエハのマウント装置を提供することを主たる目的とする。
この発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、支持用の粘着テープを介してリングフレームに半導体ウエハをマウントする半導体ウエハのマウント方法であって、
前記半導体ウエハは、裏面外周に環状凸部を有し、
前記リングフレームに貼り付けられた粘着テープと半導体ウエハの裏面を近接対向させた状態で、一対のハウジングの一方に備えられた保持テーブルで当該半導体ウエハを保持するとともに、粘着テープを両ハウジングによって挟み込んでチャンバを形成する過程と、
前記粘着テープによって仕切られたハウジング内の2つの空間に差圧を生じさせるとともに、当該粘着テープを加熱しながら凹入湾曲させて半導体ウエハの裏面に貼り付ける第1貼付け過程と、
前記チャンバでの差圧および加熱を解消させ、前記チャンバから搬出して前記保持テーブルと異なる保持テーブルに半導体ウエハを搬送しながら粘着テープを室温の大気にさらして前記粘着テープの基材を冷却硬化させた後に、粘着テープを再加熱しながら粘着テープを貼り付ける第2貼付け過程と、
を備えたことを特徴とする。
(作用・効果) 上記方法によれば、加熱して粘着テープを軟化させている。この状態でチャンバ内の2つの空間に差圧を生じさせることにより、粘着テープをウエハ裏面に向けて凹入湾曲させることができる。すなわち、半導体ウエハの中央から外周に向けて放射状に粘着テープを延伸しながら貼り付けてゆく。したがって、粘着テープと半導体ウエハの接着界面でのエアーの巻き込みを抑制することができる。
また、粘着テープの凹入湾曲に伴って、半導体ウエハの外周に向かうにつれて粘着テープに作用するテンションが大きくなる。それ故に、第1貼付け過程で半導体ウエハに貼り付けられた粘着テープは、環状凸部の内側角部およびその近傍において全面で接触または部分的に接触して密着しきれていない。
その後、チャンバ内を大気状態に戻すことによって差圧が解消されると、貼り付け時のテンションによって粘着テープに蓄積されている引張応力が当該粘着テープに作用して時間の経過とともに角部から剥がれてくる。当該第1貼付け過程での剥がれの原因は、テンションによる弾性変形を主とした粘着テープの伸びおよび充分に軟化しきれていない粘着剤の少なくとも一方が起因している。
しかしながら、第1貼付け過程後の第2貼付け過程で粘着テープを再加熱することにより、角部近傍の粘着テープに対して塑性変形を主とした変形および粘着剤を充分に軟化させるかの少なくとも一方を作用させることができるので、半導体ウエハから粘着テープが剥がれるのを抑制させることができる。
なお、上記方法において、第1貼付け過程のチャンバから搬出して異なる保持テーブルに半導体ウエハを搬送しながら粘着テープを室温の大気にさらした後に、当該保持テーブル上で半導体ウエハを加熱しながら粘着テープを貼り付ける第2貼付け過程を行うことが好ましい。
この方法によれば、半導体ウエハは、他の保持テーブルへの搬送過程で室温の大気に粘着テープがさらされるので、粘着テープの基材が僅に冷却されて硬化する。したがって、半導体ウエハに密着した部分の粘着テープが固着しやすくなる。
また、この発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、支持用の粘着テープを介してリングフレームに半導体ウエハをマウントする半導体ウエハのマウント装置であって、
裏面外周に環状凸部を有する前記半導体ウエハを保持する第1保持テーブルと、
前記粘着テープの貼り付けられたリングフレームを保持するフレーム保持部と、
前記第1保持テーブルを収納するとともに、リングフレームに貼り付けられた粘着テープを挟み込む一対のハウジングからなるチャンバと、
前記チャンバ内の粘着テープを加熱する第1加熱器と、
前記粘着テープにより仕切られたチャンバ内の2つの空間に差圧を生じさせ、加熱されている粘着テープを凹入湾曲させながら半導体ウエハの裏面に貼り付けさせる制御部とを含む第1貼付け機構と、
前記第1貼付け機構で粘着テープに半導体ウエハを貼り付けられてなるマウントフレームを保持する第2保持テーブルと、
前記第2保持テーブル上で粘着テープを再加熱する第2加熱器と、
前記第1貼付け機構から第2保持テーブルに前記マウントフレームを搬送しながら前記粘着テープを室温の大気にさらして前記粘着テープの基材を冷却硬化させる搬送機構と、
前記チャンバでの差圧および前記第1加熱器による加熱を解消させ、前記搬送機構で前記マウントフレームを前記第2保持テーブルに搬送した後に、粘着テープを前記第2加熱器で再加熱しながら粘着テープを貼り付ける第2貼付け機構と、
を備えたことを特徴とする。
(作用・効果) この構成によれば、第1貼付け機構によって半導体ウエハの裏面全体に粘着テープを貼り付けることができる。その後、第2保持テーブル上で既にリングフレームにマウントされた半導体ウエハは、環状凸部の内側の角部近傍から角部にかけての粘着テープが再加熱される。すなわち、半導体ウエハに密着しきれていない部分のみをウエハに密着させることができる。したがって、上記方法を好適に実施することができる。
なお、上記構成において、第1貼付け機構は、リングフレームを被覆する大きさの粘着テープを供給するテープ供給部と、
前記リングフレームとハウジングの一方の接合部に粘着テープを貼り付けるテープ貼付け機構と、
前記リングフレーム上で粘着テープを切断する切断機構と、
円形に切り抜かれた粘着テープを剥離する剥離する剥離機構と、
剥離後の前記粘着テープを回収するテープ回収部と、
を備えることが好ましい。
この構成によれば、チャンバ内で粘着テープを半導体ウエハの裏面に貼り付けている過程で、当該粘着テープを切断することができる。したがって、粘着テープの貼り付け時間を短縮することができる。
本発明の半導体ウエハのマウント方法および半導体ウエハのマウント装置によれば、裏面外周に環状凸部の形成された半導体ウエハの裏面に貼り付けた支持用の粘着テープが、当該環状凸部の内側角部から剥がれるのを抑制することができる。
半導体ウエハの一部破断斜視図である。 半導体ウエハの裏面側の斜視図である。 半導体ウエハの部分縦断面図である。 半導体ウエハのマウント装置の構成を示す平面図である。 半導体ウエハのマウント装置の正面図である。 ウエハ搬送機構の一部を示す正面図である。 ウエハ搬送機構の一部を示す平面図である。 ウエハ搬送装置の正面図である。 ウエハ搬送装置の移動構造を示す平面図である。 フレーム搬送装置の正面図である。 反転ユニットの正面図である。 反転ユニットの平面図である。 プッシャの正面図である。 プッシャの平面図である。 第1貼付けユニットの正面図である。 テープ貼付け部の概略構成を示す部分断面図である。 チャンバの縦断面図である。 テープ切断機構の平面図である。 粘着テープの貼り付け動作を示す模式図である。 粘着テープの貼り付け動作を示す模式図である。 粘着テープの貼り付け動作を示す模式図である。 粘着テープの貼り付け動作を示す模式図である。 粘着テープの貼り付け動作を示す模式図である。 マウントフレームの斜視図である。 第2貼付け処理の模式図である。 実施例装置と比較例装置で実施した剥がれ測定結果の比較を示す図である。 粘着テープの弛みを測定する模式図である。 実施例装置と比較例装置で実施した弛み測定結果の比較を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
<半導体ウエハ>
半導体ウエハW(以下、単に「ウエハW」という)は、図1ないし図3に示すように、パターンが形成された表面に保護テープPTが貼り付けられて表面が保護された状態でバックグラインド処理されたものである。その裏面は、外周部を径方向に約2mmを残して研削(バックグラインド)されている。すなわち、裏面に扁平凹部bが形成されるとともに、その外周に沿って環状凸部rが残存された形状に加工されたものが使用される。例えば、扁平凹部bの深さdが数百μm、研削域のウエハ厚さtが数十μmになるよう加工されている。したがって、裏面外周に形成された環状凸部rは、ウエハWの剛性を高める環状リブとして機能し、ハンドリングやその他の処理工程におけるウエハWの撓み変形を抑止する。
<半導体ウエハのマウント装置>
図4に半導体ウエハのマウント装置の平面図が示されている。
このマウント装置は、図4に示すように、横長の矩形部Aとこの矩形部Aの中央部で連接して上側に突出する突出部Bとからなる凸形に構成された基本ユニットと、突出部Bの左横のスペースで基本ユニットに連結されたマーキングユニットCを備えた構成になっている。なお、以後の説明において、矩形部Aの長手方向を左右方向、これと直交する水平方向を下側および上側と呼称する。
矩形部Aの右側にウエハ搬送機構1が配備されている。矩形部Aの下側の右寄りにウエハWを収容した2個の容器2が並列に載置されている。矩形部Aの下側の左端には、ウエハWのマウントを完了した図24に示すマウントフレームMFを回収する回収部3が配備されている。
矩形部Aの上側の右からアライナ4、第1保持テーブル5、フレーム供給部6および反転ユニット7の順に配備されている。反転ユニット7の下方に後述する第2保持テーブル8が配備されている。また、反転ユニット7の上方でスライド移動するプッシャ9が配備されている。
突出部Bは、支持用の粘着テープT(ダイシングテープ)をリングフレームfに貼り付けるとともに、当該粘着テープTをウエハWに貼り付ける第1貼付けユニット10になっている。
ウエハ搬送機構1には、図5に示すように、矩形部Aの上部に左右水平に架設された案内レール14の右側に左右往復移動可能に支持されたウエハ搬送装置15と、案内レール14の左側に左右移動可能に支持されたフレーム搬送装置16とが備えられている。
ウエハ搬送装置15は、容器2のいずれか一方から取り出したウエハWを左右および前後に搬送するとともに、ウエハWの姿勢を表裏反転することができるよう構成されている。
ウエハ搬送装置15は、図6および図8に示すように、案内レール14に沿って左右移動可能な左右移動可動台18が装備されている。この左右移動可動台18に備えられた案内レール19に沿って前後移動可能に前後移動可動台20が装備されている。さらに、この前後移動可動台20の下部にウエハWを保持する保持ユニット21が上下移動可能に装備されている。
図6および図7に示すように、案内レール14の右端近くにはモータ22で正逆転駆動される駆動プーリ23が軸支されるとともに、案内レール14の中央側には遊転プーリ24が軸支されている。これら駆動プーリ23と遊転プーリ24とに亘って巻き掛けられたベルト25に、左右移動可動台18のスライド係合部18aが連結され、ベルト25の正逆回動によって左右移動可動台18が左右に移動されるようになっている。
図9に示すように、左右移動可動台18の上端近くにはモータ26で正逆転駆動される駆動プーリ27が軸支されるとともに、左右移動可動台18の下端近くには遊転プーリ28が軸支されている。これら駆動プーリ27と遊転プーリ28とに亘って巻き掛けられたベルト29に、前後移動可動台20のスライド係合部20aが連結され、ベルト29の正逆回動によって前後移動可動台20が前後に移動されるようになっている。
図8に示すように、保持ユニット21は、前後移動可動台20の下部に連結された逆L字形の支持フレーム30、この支持フレーム30の縦枠部に沿ってモータ31でネジ送り昇降される昇降台32、昇降台32に回動軸33を介して縦向き支軸p周りに旋回可能に軸支された回動台34、回動軸33にベルト35を介して巻き掛け連動された旋回用モータ、回動台34の下部に回動軸37を介して水平向き支軸q周りに反転回動可能に軸支された保持アーム38、回動軸37にベルト39を介して巻き掛け連動された反転用モータ40などで構成されている。
保持アーム38は馬蹄形をしている。保持アーム38の保持面には、僅かに突出した複数個の吸着パッド41が設けられている。また、保持アーム38は、その内部に形成された流路と、この流路の基端側で連接された接続流路を介して圧空装置に連通接続されている。
上記した可動構造を利用することで、吸着保持したウエハWを保持アーム38によって前後移動、左右移動、および、縦向き支軸p周りに旋回移動するとともに、図8に示す水平向き支軸q周りの反転回動によってウエハWを表裏反転することができるようになっている。
フレーム搬送装置16は、図10に示すように、前後移動可動台43の下部に連結された縦枠44、この縦枠44に沿ってスライド昇降可能に支持された昇降枠45、昇降枠45を上下動させる屈伸リンク機構46、この屈伸リンク機構46を正逆屈伸駆動するモータ47、昇降枠45の下端に装備されたウエハWを吸着する吸着プレート48およびリングフレームfを吸着するために当該吸着プレート48の周りに配備された複数個の吸着パッド49などから構成されている。したがって、フレーム搬送装置16は、第1保持テーブル5に載置保持されたリングフレームfおよびマウントフレームMFを吸着保持して、昇降および前後左右に搬送することができる。吸着パッド49は、リングフレームfのサイズに対応して水平方向にスライド調節可能になっている。
第1保持テーブル5は、図15ないし図17に示すように、ウエハWと同形状以上の大きさを有する金属製のチャックテーブルであり、流路94を介して外部の真空装置95と連通接続されている。また、第1保持テーブル5は、複数本の支持用のピン50を装備している。
ピン50は、第1保持テーブル5の所定の円周上に等間隔をおいて配備されている。すなわち、ピン50は、シリンダなどのアクチュエータによって第1保持テーブル5の保持面で出退昇降可能に構成れている。なお、ピン50の先端は、絶縁物で構成されているか、あるいは絶縁物で被覆されている。
この第1保持テーブル5は、ウエハWの外周領域のみを当接支持する環状凸部が形成されている。また、内部にヒータ107が埋設されている。また、第1保持テーブル5は、後述するチャンバ11を構成する下ハウジング11Aに収納されている。下ハウジング11Aは、当該下ハウジング11Aを外囲するフレーム保持部51を備えている。フレーム保持部51は、リングフレームfを載置したとき、リングフレームfと下ハウジング11Aの円筒頂部とが平坦になるように構成されている。
なお、図4に示すように、第1保持テーブル5は、図示しない駆動機構によって矩形部AのウエハWをセットする位置と突出部Bの第1テープ貼付ユニット10の貼付け位置の間に敷設されたレール58に沿って往復移動可能に構成されている。
フレーム供給部6は、所定枚数のリングフレームfを積層収納した引き出し式のカセットを収納する。
反転ユニット7は、図11および図12に示すように、立設固定された縦レール59に沿って昇降可能な昇降台60に、回転アクチュエータ61によって水平支軸r周りに回動可能な受け枠62が片持ち状に装着されるとともに、受け枠62の基部と先端部にチャック爪63がそれぞれ支軸s周りに回動可能に装備されている。反転ユニット7は、回路面が下向きのマウントフレームMFをフレーム搬送装置16から受け取って反転した後、回路パターン面を上向きにする。
第2保持テーブル8は、反転ユニット7の真下のマウントフレームMFの受け取り位置とマーキングユニットCの印字位置の間をレール58Cに沿って往復移動する。第2保持テーブル8は、図25に示すように、マウントフレームMFの裏面全体を吸着保持可能な大きさのチャックテーブルである。当該第2保持テーブル8は。金属製またはセラミックの多孔質で形成されている。なお、第2保持テーブル8には、ヒータが埋設されている。
プッシャ9は、第2保持テーブル8に載置されたマウントフレームMFをマウントフレーム回収部3に収納させる。その具体的な構成は、図13および図14に示されている。
プッシャ11は、レール64に沿って左右水平に移動する可動台65の上部に、固定受け片66とシリンダ67で開閉されるチャック片68を備えている。これら固定受け片66とチャック片68でマウントフレームMFの一端部を上下から挟持するよう構成されている。また、モータ69で回動されるベルト70に可動台65の下部が連結されており、モータ69の正逆作動によって可動台65を左右に往復移動させるようになっている。
第1貼付けユニット10は、図15に示すように、テープ供給部71、セパレータ回収部72、テープ貼付け部73およびテープ回収部74などから構成されている。以下、各構成について詳述する。
テープ供給部71は、支持用の粘着テープTが巻回された原反ロールの装填された供給ボビンから当該粘着テープTを貼付け位置に供給する過程で剥離ローラ75によってセパレータSを剥離するよう構成されている。なお、供給ボビンは、電磁ブレーキに連動連結されて適度の回転抵抗がかけられている。したがって、供給ボビンから過剰なテープの繰り出しが防止されている。
また、テープ供給部71は、シリンダ76に連結された揺動アーム77を揺動させることによって先端のダンサローラ78で粘着テープTを下方に押し下げてテンションを付与するように構成されている。
セパレータ回収部72は、粘着テープTから剥離されたセパレータSを巻き取る回収ボビンが備えられている。この回収ボビンは、モータよって正逆に回転駆動制御されるようになっている。
テープ貼付け部73は、チャンバ11、テープ貼付け機構81およびテープ切断機構82などから構成されている。なお、テープ貼付け機構81は、本発明の貼付け機構に、テープ切断機構82は、切断機構にそれぞれ相当する。
チャンバ11は、矩形部Aとテープ貼付け部73を往復移動する下ハウジング11Aと突出部Bで昇降可能に構成された上ハウジング11Bとから構成されている。両ハウジング11A、11Bは、粘着テープTの幅よりも小さい内径を有する。なお、下ハウジング11Aは、の円筒上部は、丸みを有するとともに、フッ素加工などの離型処理が施されている。
上ハウジング11Bは、図16に示すように、昇降駆動機構84に備えてられている。この昇降駆動機構84は、縦壁85の背部に縦向きに配置されたレール86に沿って移動可能な昇降台87、この昇降台87に高さ調節可能に支持された可動枠88、この可動枠88から前方に向けて延出されたアーム89を備えている。このアーム89の先端部から下方に延出する支軸90に上ハウジング11Bが装着されている。
昇降台87は、ネジ軸91をモータ92によって正逆転することでねじ送り昇降されるようになっている。
両ハウジング11A、11Bには、図17に示すように、流路94を介して真空装置95と連通接続されている。なお、上ハウジング11B側の流路94には、電磁バルブ96を備えている。また、両ハウジング11A、11Bには、大気開放用の電磁バルブ97、98を備えた流路99がそれぞれ連通接続されている。さらに、上ハウジング11Bには、一旦減圧した内圧をリークにより調整する電磁バルブ100を備えた流路101が連通接続されている。なお、これら電磁バルブ96、97、98、100の開閉操作および真空装置95の作動は、制御部102によって行われている。
図15に戻り、テープ貼付け機構81は、第1保持テーブル5を挟んで装置基台103に立設された左右一対の支持フレーム104に架設された案内レール105、案内レール105に沿って左右水平に移動する可動台106、この可動台106に備わったシリンダの先端に連結されたブラケットに軸支された貼付けローラ109、テープ回収部72側に配備されたニップローラ110とから構成されている。
可動台106は、装置基台103に固定配備された駆動装置に軸支された正逆転させる駆動プーリ111と支持フレーム104側に軸支された遊転プーリ112とに巻き掛けられたベルト113によって駆動伝達され、案内レール105に沿って左右水平移動するように構成されている。
ニップローラ110は、モータにより駆動する送りローラ114とシリンダによって昇降するピンチローラ115とから構成されている。
テープ切断機構82は、図16に示すように、上ハウジング11Bを昇降させる昇降駆動機構84に配備されている。つまり、ベアリング116を介して支軸90周りに回転するボス部117を備えている。このボス部117に、図18に示すように、中心に径方向に延伸する4本の支持アーム118から121を備えている。
一方の支持アーム118の先端に、円板形のカッタ122を水平軸支したカッタブラケット123が上下移動可能に装着されるとともに、他の支持アーム119から121の先端に押圧ローラ124が揺動アーム125を介して上下移動可能に装着されている。
ボス部117の上部には連結部126を有し、この連結部126にアーム89に備わったモータ127の回転軸と駆動連結されている。
テープ回収部74は、図15に示すように、切断後に剥離された不要な粘着テープTを巻き取る回収ボビンが備えられている。この回収ボビンは、図示されていないモータよって正逆に回転駆動制御されるようになっている。
マーキングユニットCは、ウエハWに刻印されているIDを光学センサなどのリーダで読み取り当該IDを例えば2次元または3次元にバーコード化し、当該バーコードを印刷して貼り付けるよう構成されている。
回収部3は、図5に示すように、マウントフレームMFを積載して回収するカセット130が配備されている。このカセット130は、装置フレーム131に連結固定された縦レール132と、この縦レール132に沿ってモータ133でネジ送り昇降される昇降台134が備えられている。したがって、回収部3は、マウントフレームMFを昇降台134に載置してピッチ送り下降するよう構成されている。
次に、上記実施例装置を用い粘着テープTを介してリングフレームfにウエハWをマウントする動作について説明する。
フレーム供給部6から下ハウジング11Aのフレーム保持部51へのリングフレームfの搬送と容器2から第1保持テーブル5へのウエハWの搬送とが同時に実行される。
一方のフレーム搬送装置16は、フレーム供給部6からリングフレームfを吸着してフレーム保持部51に移載する。フレーム保持部51が吸着を解除して上昇すると、支持ピンによってリングフレームfの位置合わせを行う。すなわち、リングフレームfは、フレーム保持部51にセットされた状態でウエハWが搬送されてくるまで待機している。
他方の搬送装置15は、多段に収納されたウエハWの同士の間に保持アーム38を挿入し、ウエハWの回路形成面から保護テープPTを介して吸着保持して搬出し、アライナ4に搬送する。
アライナ4は、その中央から突出した吸着パッドによりウエハWの中央を吸着する。同時に、搬送装置15は、ウエハWの吸着を解除して上方に退避する。アライナ4は、吸着パッドでウエハWを保持して回転させながらノッチなどに基づいて位置合わせを行う。
位置合わせが完了すると、ウエハWを吸着した吸着パッドをアライナ4の面から突出させる。その位置に搬送装置15が移動し、ウエハWを表面側から吸着保持する。吸着パッドは、吸着を解除して下降する。
搬送装置15は、第1保持テーブル5上に移動し、保護テープ付きの面を下向きにしたまま第1保持テーブル5から突出している支持用のピン50にウエハWを受け渡す。ピン50は、ウエハWを受け取ると下降する。
第1保持テーブル5およびフレーム保持部51がウエハWを吸着し、フレーム保持部51がリングフレームfを吸着保持すると、下ハウジング11Aはレール58に沿ってテープ貼付機構82側へと移動する。
図19に示すように、下ハウジング11Aがテープ貼付機構82のテープ貼付け位置に達すると貼付けローラ109が下降し、図20に示すように、粘着テープT上を転動しながらリングフレームfと下ハウジング11Aの頂部とにわたって粘着テープTを貼り付ける。この貼付けローラ109の移動に連動してテープ供給部71から所定量の粘着テープTがセパレータSを剥離されながら繰り出される。
リングフレームfへの粘着テープTの貼り付けが完了すると、図21に示すように、上ハウジング11Bが下降する。この下降に伴って、ウエハWの外周からリングフレームfの内径の間で粘着面が露出している粘着テープTを上ハウジング11Bと下ハウジング11Aによって挟持してチャンバ11を構成する。このとき、粘着テープTがシール材として機能するとともに、上ハウジング11B側と下ハウジング11B側とを分割して2つの空間を形成する。
下ハウジング11A内に位置するウエハWは、粘着テープTと所定のクリアランスを有して近接対向いている。
制御部102は、ヒータ107を作動させて下ハウジング11A側から粘着テープTを加熱するとともに、図16に示す電磁バルブ97、98、100を閉じた状態で、真空装置95を作動させて上ハウジング11B内と下ハウジング11A内を減圧する。このとき、両ハウジング11A、11B内が同じ速度で減圧してゆくように、電磁バルブ96の開度を調整する。
両ハウジング11A、11B内が所定の気圧まで減圧されると、制御部102は、電磁バルブ96を閉じるとともに、真空装置95の作動を停止する。
制御部102は、電磁バルブ100の開度を調整してリークさせながら上ハウジング11B内を所定の気圧まで徐々に高める。このとき、下ハウジング11A内の気圧が上ハウジング11B内の気圧よりも低くなりその差圧によって、図22に示すように、粘着テープTがその中心から下ハウジング11A側に引き込まれてゆく。すなわち、粘着テープTは、凹入湾曲しながらウエハWの中心から外周に向けて放射状に貼付けられてゆく。このとき、環状凸部rの内側の角部のエアーは抜気され、間隙が潰された状態で粘着テープTが接着している。
予め設定された気圧に上ハウジング11B内が達すると、制御部102は、電磁バルブ98の開度を調整して下ハウジング11A内の気圧を上ハウジング11B内の気圧と同じにする。その後、制御部102は、図23に示すように、上ハウジング11Bを上昇させて上ハウジング11B内を大気開放するとともに、電磁バルブ98を全開にして下ハウジング11A側も大気開放する。
なお、チャンバ11内で粘着テープTをウエハWに貼付けている間に、テープ切断機構82が作動する。このとき、図21および図22に示すように、カッタ122がリングフレームfに貼り付けられた粘着テープTをリングフレームfの形状に切断するとともに、押圧ローラ124がカッタ122に追従してリングフレームf上のテープ切断部位を転動しながら押圧してゆく。つまり、上ハウジング11Bが下降して下ハウジング11Aによってチャンバ11を構成したとき、図15に示すように、テープ切断機構82のカッタ122と押圧ローラ124も切断作用位置に到達している。
上ハウジング11Bを上昇させた時点でウエハWへの粘着テープTの第1貼り付けおよび粘着テープTの切断は完了しているので、ピンチローラ115を上昇させて粘着テープTのニップを解除する。その後、ニップローラ115を移動させてテープ回収部74に向けて切断後の不要な粘着テープTを巻き取り回収してゆくとともに、テープ供給部71から所定量の粘着テープTを繰り出す。
粘着テープTの剥離が完了し、ニップローラ115および貼付けローラ109が初期位置に戻ると、図23に示すように、リングフレームfと裏面に粘着テープTが接着されているマウントフレームMFを保持したまま、下ハウジング11Aは矩形部A側の搬出位置に移動する。
搬出位置に到達したマウントフレームMFは、フレーム搬送装置16から反転ユニット7に受け渡される。反転ユニット7は、マウントフレームMFを保持した状態で上下を反転する。すなわち、回路パターン面が上向きとなる。反転ユニット7は、図25に示すように、マウントフレームMFを上下反転した状態で第2保持テーブル8に載置する。
ウエハWは、第2保持テーブル8に埋設されたヒータ108によって再加熱による第2貼付け処理が実行される。この処理時間は、チャンバ11によって第1貼付け処理を行っている時間と同じに設定されている。第2貼付け処理が完了すると、第2保持テーブル8は、レール58Cに沿ってマーキングユニットCの印字位置(ラベル貼付け位置)へと移動する。貼付け位置に第2保持テーブル8が到達すると光学センサまたはカメラなどによってウエハWに刻印されているIDを読み取る。マーキングユニットCは、当該IDに応じたラベルを作成してウエハWに貼り付ける。
ラベルの貼り付けが完了すると、第2保持テーブル8は、矩形部A側の搬出位置へと移動する。第2保持テーブル8が搬出位置に到達すると、プッシャ9がマウントフレームMFを把持し、マウントフレームMFを回収部3へと搬送する。
以上で粘着テープTを介してリングフレームfにウエハWをマウントする一巡の動作が終了する。以後、マウントフレームMFが所定数に達するまで上記処理が繰り返される。
上記実施例装置を用いて第1貼付けユニット10によって粘着テープを加熱せずに第1貼付け処理を行った比較例と、第1貼付けユニット10で粘着テープを加熱しながらの第1貼付け処理を行った後に第2保持テーブル8で再加熱による第2貼付け処理を行った実施例との比較実験を行った。
利用したウエハWは、上述のように裏面に環状凸部rを形成した200mmのものを利用した。また、ウエハWの表面には保護テープPTが貼設されている。粘着テープには、日東電工(株)のWS−01を利用した。本実施例における貼付け条件は、第1貼付け過程としてチャンバ11内で差圧および加熱を利用し、第2貼付け過程として第2保持テーブル8でウエハWへの再加熱のみを利用した。第1および第2貼付け過程では差圧をかけながら80℃で1分間の加熱をした。比較例の貼付け条件は、チャンバ11で加熱せずに1分間の差圧をかけて粘着テープTをウエハWに貼り付けた。
当該条件で粘着テープTを貼り付けた後に生じる粘着テープの剥がれの結果が、図26に示されている。すなわち、貼付け処理の完了直後から室温で72時間経過するまでに生じる剥がれを測定した。なお、剥がれは、凸部内側の角部からウエハ中心に向けて剥がれて形成された図25に示す空隙200の距離として測定した。
測定の結果、貼り付け直後では、本実施例および比較例ともに粘着テープが密着せずに生じている空隙が0.05mmであった。しかしながら、比較例は、時間が経過するにつれて、粘着テープTの剥がれが拡大し、最終の72時間後には0.6mmに達している。
これに対して、本実施例では、剥がれは48時間後で収束して0.3mmとなっている。したがって、比較例に対して50%も改善されている。
上述のように、本実施例によれば、第2保持テーブルで再加熱しながら第2貼付け処理を行うことにより、環状凸部rの内側角部近傍で密着しきれていない粘着テープTを軟化させて密着させることができる。したがって、貼付け処理後に粘着テープTが角部から剥がれて拡大するのを抑制することができる。
また、同一条件で3回の実験を行った後に粘着テープTの弛みをそれぞれ測定した。具体的には、図27に示すように、マウントフレームMFのリングフレームfを載置し、ウエハWの自重によって落ち込む距離を粘着テープの弛みとして測定した。具体的には、弛みのない基準距離をH1として、当該H1から更に下降したH2の距離を加算して求めた。なお、測定は、ウエハWの中心で行った。
その結果が、図28に示されている。すなわち、比較例の加熱なしに差圧のみで1回の貼付け処理を行った場合の弛みの平均が3.7mmとなった。これに対し、本実施例の差圧と加熱および再加熱による2回の貼付け処理を行った場合の弛みの平均が1.3mmとなった。すなわち、本実施例のように2回の貼付け処理を行うことにより、1回目の貼付け時に生じた粘着テープTの弛みが、2回目の貼付け時の加熱によって改善された。すなわち、上下一対のハウジングで挟み込まれて弾性変形したことにより生じた弛みは、加熱によって弾性変形が元の状態近くまで戻された。したがって、当該弛みが改善させることによって、後工程のダイシング処理において、精度よくチップに分断することができる。
なお、本実施例装置では、第1貼付け処理と第2貼付け処理を異なる位置で行っているので、同一箇所で処理するのに比べて効率よく処理するこができる。
なお、本発明は以下のような形態で実施することも可能である。
上記実施例装置において、上ハウジング11Bにヒータを埋設し、粘着テープTを上下から加熱するように構成してもよい。
1 … 搬送機構
5 … 第1保持テーブル
6 … フレーム供給部
7 … 反転ユニット
8 … 第2保持テーブル
9 … プッシャ
10 … 第1貼付けユニット
11 … チャンバ
11A… 下ハウジング
11B… 上ハウジング
81 … テープ貼付け機構
82 … テープ切断機構
102 … 制御部
W … 半導体ウエハ
f … リングフレーム
T … 粘着テープ
PT … 保護テープ

Claims (3)

  1. 支持用の粘着テープを介してリングフレームに半導体ウエハをマウントする半導体ウエハのマウント方法であって、
    前記半導体ウエハは、裏面外周に環状凸部を有し、
    前記リングフレームに貼り付けられた粘着テープと半導体ウエハの裏面を近接対向させた状態で、一対のハウジングの一方に備えられた保持テーブルで当該半導体ウエハを保持するとともに、粘着テープを両ハウジングによって挟み込んでチャンバを形成する過程と、
    前記粘着テープによって仕切られたハウジング内の2つの空間に差圧を生じさせるとともに、当該粘着テープを加熱しながら凹入湾曲させて半導体ウエハの裏面に貼り付ける第1貼付け過程と、
    前記チャンバでの差圧および加熱を解消させ、前記チャンバから搬出して前記保持テーブルと異なる保持テーブルに半導体ウエハを搬送しながら粘着テープを室温の大気にさらして前記粘着テープの基材を冷却硬化させた後に、粘着テープを再加熱しながら粘着テープを貼り付ける第2貼付け過程と、
    を備えたことを特徴とする半導体ウエハのマウント方法。
  2. 支持用の粘着テープを介してリングフレームに半導体ウエハをマウントする半導体ウエハのマウント装置であって、
    裏面外周に環状凸部を有する前記半導体ウエハを保持する第1保持テーブルと、
    前記粘着テープの貼り付けられたリングフレームを保持するフレーム保持部と、
    前記第1保持テーブルを収納するとともに、リングフレームに貼り付けられた粘着テープを挟み込む一対のハウジングからなるチャンバと、
    前記チャンバ内の粘着テープを加熱する第1加熱器と、
    前記粘着テープにより仕切られたチャンバ内の2つの空間に差圧を生じさせ、加熱されている粘着テープを凹入湾曲させながら半導体ウエハの裏面に貼り付けさせる制御部とを含む第1貼付け機構と、
    前記第1貼付け機構で粘着テープに半導体ウエハを貼り付けられてなるマウントフレームを保持する第2保持テーブルと、
    前記第2保持テーブル上で粘着テープを再加熱する第2加熱器と、
    前記第1貼付け機構から第2保持テーブルに前記マウントフレームを搬送しながら前記粘着テープを室温の大気にさらして前記粘着テープの基材を冷却硬化させる搬送機構と、
    前記チャンバでの差圧および前記第1加熱器による加熱を解消させ、前記搬送機構で前記マウントフレームを前記第2保持テーブルに搬送した後に、粘着テープを前記第2加熱器で再加熱しながら粘着テープを貼り付ける第2貼付け機構と、
    を備えたことを特徴とする半導体ウエハのマウント装置。
  3. 請求項2に記載の半導体ウエハのマウント装置において、
    前記第1貼付け機構は、リングフレームを被覆する大きさの粘着テープを供給するテープ供給部と、
    前記リングフレームとハウジングの一方の接合部に粘着テープを貼り付けるテープ貼付け機構と、
    前記リングフレーム上で粘着テープを切断する切断機構と、
    円形に切り抜かれた粘着テープを剥離する剥離する剥離機構と、
    剥離後の前記粘着テープを回収するテープ回収部と、
    を備えたことを特徴とする半導体ウエハのマウント装置。
JP2019013125A 2019-01-29 2019-01-29 半導体ウエハのマウント方法および半導体ウエハのマウント装置 Active JP6653032B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019013125A JP6653032B2 (ja) 2019-01-29 2019-01-29 半導体ウエハのマウント方法および半導体ウエハのマウント装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019013125A JP6653032B2 (ja) 2019-01-29 2019-01-29 半導体ウエハのマウント方法および半導体ウエハのマウント装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014262761A Division JP6636696B2 (ja) 2014-12-25 2014-12-25 半導体ウエハのマウント方法および半導体ウエハのマウント装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019062244A JP2019062244A (ja) 2019-04-18
JP6653032B2 true JP6653032B2 (ja) 2020-02-26

Family

ID=66176762

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019013125A Active JP6653032B2 (ja) 2019-01-29 2019-01-29 半導体ウエハのマウント方法および半導体ウエハのマウント装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6653032B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4311522B2 (ja) * 2002-03-07 2009-08-12 日東電工株式会社 接着シート貼付方法およびその装置並びに半導体ウエハ処理方法
JP2005209940A (ja) * 2004-01-23 2005-08-04 Lintec Corp 半導体装置の製造方法
JP5895676B2 (ja) * 2012-04-09 2016-03-30 三菱電機株式会社 半導体装置の製造方法
JP2013232582A (ja) * 2012-05-01 2013-11-14 Nitto Denko Corp 粘着テープ貼付け方法および粘着テープ貼付け装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019062244A (ja) 2019-04-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6636696B2 (ja) 半導体ウエハのマウント方法および半導体ウエハのマウント装置
JP5543812B2 (ja) 粘着テープ貼付け方法および粘着テープ貼付け装置
KR101212365B1 (ko) 지지판 분리 장치 및 이를 이용한 지지판 분리 방법
KR100901040B1 (ko) 반도체 웨이퍼 반송방법 및 그것을 이용한 반도체 웨이퍼반송장치
JP5543813B2 (ja) ワーク搬送方法およびワーク搬送装置
KR102146999B1 (ko) 점착 테이프 부착 방법 및 점착 테이프 부착 장치
JP2008066684A (ja) ダイシングフレームへの基板のマウント装置
KR102327469B1 (ko) 점착 테이프 부착 방법 및 점착 테이프 부착 장치
JP2010135436A (ja) 基板への接着テープ貼り付け装置
JP2013161958A (ja) 基板搬送方法および基板搬送装置
KR101684288B1 (ko) 웨이퍼 보호용 필름의 분리장치
JPWO2019207634A1 (ja) 半導体ウエハへの保護テープの貼付装置及び貼付方法
JP6653032B2 (ja) 半導体ウエハのマウント方法および半導体ウエハのマウント装置
JP7287630B2 (ja) 半導体ウエハへの保護テープの貼付装置及び貼り付け方法
JP3916553B2 (ja) 熱接着フィルム貼付方法およびその装置
JP7109244B2 (ja) 粘着テープ搬送方法および粘着テープ搬送装置
CN113471085A (zh) 器件密封方法、器件密封装置和半导体产品的制造方法
WO2017065005A1 (ja) 粘着テープ貼付け方法および粘着テープ貼付け装置
WO2017065006A1 (ja) 粘着テープ貼付け方法および粘着テープ貼付け装置
CN113517206A (zh) 器件密封方法、器件密封装置和半导体产品的制造方法
TW202109703A (zh) 薄片材貼附方法及薄片材貼附裝置
JP2021197544A (ja) 粘着シート貼付け方法、粘着シート貼付け装置、および半導体製品の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190129

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190926

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191001

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200124

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6653032

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250