JP2016090619A - クリーニングブレードならびに、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 クリーニングブレードの画像域と、非画像域のそれぞれにおいて、感光ドラムと当接するエッジ部からの距離がLμmの位置におけるヤング率をそれぞれ(YL)及び(Y´L)としたとき、(Y0)及び(Y´0)が、10mgf/μm2以上400mgf/μm2以下で、かつ、(Y50/Y0)が、0.5以下であり、[{(Y0−Y20)/Y0}/(20−0)]が、[{(Y20−Y50)/Y0}/(50−20)]以上とする。更に、0≦L≦100μmの範囲において、前記ヤング率(Y50)≦ヤング率(Y´L)とする。
【選択図】 図24
Description
被クリーニング部材と当接部で当接され、該被クリーニング部材の表面をクリーニングするためのウレタンゴム製のクリーニングブレードにおいて、
前記被クリーニング部材との当接面で、前記クリーニングブレードの自由長方向に沿って設けられた第1面と、
前記被クリーニング部材との当接面で、前記クリーニングブレードの厚み方向に沿って設けられた第2面と、
前記被クリーニング部材に当接され、前記第1面と前記第2面の稜線で形成されたエッジ部と、を備え、
前記第2面の表面のうち、前記クリーニングブレードの幅方向に関して、画像形成領域に対応する領域において、前記エッジ部からの距離がLμmにおけるヤング率を(YL)としたとき、前記エッジ部におけるヤング率(Y0)が、10mgf/μm2以上400mgf/μm2以下で、かつ、前記ヤング率(Y0)と、前記エッジ部から距離50μmの位置におけるヤング率(Y50)との比(Y50/Y0)が、0.5以下であり、
該エッジ部から20μmの位置までのヤング率の平均変化率[{(Y0−Y20)/Y0}/(20−0)]が、該エッジ部から20μmの位置から50μmの位置までのヤング率の平均変化率[{(Y20−Y50)/Y0}/(50−20)]以上であり、
前記第2面の表面のうち、前記クリーニングブレードの幅方向に関して、非画像形成領域に対応する領域において、前記エッジ部からの距離がLμmにおけるヤング率を(Y´L)としたとき、前記エッジ部におけるヤング率(Y´0)が、10mgf/μm2以上400mgf/μm2以下であり、
0≦L≦100μmの範囲において、
前記ヤング率(Y50)≦ヤング率(Y´L)を満たすように、前記当接部が硬化処理されている。
図12は、カウンター方式とウィズ方式のクリーニングブレードの当接状態を示す図である。
ウィズ方式においては、図12(b)に示すように、クリーニングブレードの支持部材992が上流側にあるのが特徴である。図12(b)中、R1は被クリーニング部材の表面の移動方向を示し、点線Vは当接部において被クリーニング部材の表面に直交する線を示す。支持部材992は点線Vよりも上流側に配置されている。
本発明において、クリーニングブレードのヤング率の測定は、(株)エリオニクス製の微小押し込み硬さ試験機ENT−1100(商品名)を使用して行った。クリーニングブレードの当接部の表面から内部に向かって適宜な点において、下記の条件で負荷−除荷試験を行い、同試験機の計算結果としてヤング率は得られる。
試験モード:負荷−除荷試験
荷重レンジ:A
試験荷重:100[mgf]
分割数:1000[回]
ステップインターバル:10[m秒]
荷重保持時間:2[秒]
本発明において、μATR法でIRスペクトルの測定は、パーキンエルマー社製のフーリエ変換赤外分光装置(商品名:Perkin Elmer Spectrum One/Spotlight300)を使用して行った(ダイヤモンドクリスタルのユニバーサルATR)。
数平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)法により、GPC用の単分散ポリスチレンを用い、それらのピークカウント数と単分散ポリスチレンの数平均分子量とから検量線を作成し、常法に従って算出した。具体的には、本発明において、数平均分子量は、測定対象をテトラヒドロフラン(溶媒)により溶解させ、溶解した成分を以下に示す装置等・条件で測定した値である。
GPC装置:東ソー(株)製のHLC−8120GPC(商品名)
カラム:東ソー(株)製のTSK−GEL(商品名)、G−5000HXL(商品名)、G−4000HXL(商品名)、G−3000HXL(商品名)、G−2000HXL(商品名)
検出器:示差屈折計
溶媒:テトラヒドロフラン
溶媒濃度:0.5質量%
流速:1.0ml/分
十点平均粗さ(Rz)および平均傾斜角(θa)の測定は、(株)小坂研究所社製のサーフコーダ(商品名:SE−3500)を用いて行った。十点平均粗さ(Rz)は、JIS B0601−94に基づいて測定した値である。平均傾斜角(θa)の算出方法を図11に示す。測定条件を以下に示す。
カットオフ値:0.8mm
測定長さ:2.5mm
送り速さ:0.1mm/秒
動摩擦係数の測定は、新東科学(株)製の表面性測定機(商品名:HEIDON TYPE:14FW)を用いて行った。測定圧子としては、佐藤鉄工(株)製のSiC球(呼び3/8インチ)を使用した。測定部分は、図7(b)における当接部806を含む、被クリーニング部材に対向する面である。測定条件を以下に示す。
荷重:100mgf
測定長さ:1mm
測定スピード:1mm/分
データ取得周波数:1000Hz
上記測定条件では、60000点のデータが得られるが、測定の後半の10000点の平均値を算出し、動摩擦係数とした。
本発明のクリーニングブレードと、
本発明のクリーニングブレードによって表面がクリーニングされる被クリーニング部材である電子写真感光体と、
を一体に支持し、電子写真装置の本体に着脱自在であるプロセスカートリッジである。
本発明のクリーニングブレードと、
本発明のクリーニングブレードによって表面がクリーニングされる被クリーニング部材である電子写真感光体および/または中間転写体と、
を有する電子写真装置である。
(第一の組成物を得る工程)
4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(以下「4,4’−MDI」とも表記する。)299部および数平均分子量2600のブチレンアジペートポリエステルポリオール(以下「BA2600」とも表記する。)767.5部を80℃で3時間反応させて、NCO基を7.2質量%含む第一の組成物(プレポリマー)を得た。
数平均分子量2000のヘキシレンアジペートポリエステルポリオール(以下「HA2000」とも表記する。)300部に、ウレタンゴム合成用触媒としてのN,N,N’−トリメチルアミノエチルエタノールアミン(以下「ETA」とも表記する。)0.25部を加え、60℃で1時間撹拌して、第二の組成物を得た。
上記第一の組成物を80℃に加温し、これに60℃に加温した上記第二の組成物を加え、撹拌して、第一の組成物と該第二の組成物との混合物を得た。この混合物中のポリオールのモル数は、同混合物中のポリイソシアネートのモル数に対して17モル%であった。以下、この割合を「M(OH/NCO)」とも表記する。本例では、M(OH/NCO)=17モル%である。
エタノール100部にETA100部を混合して調製した触媒液を、クリーニングブレード製造用の金型の内表面の一箇所にスプレー塗布した。その後、ウレタンゴム製のブレードで金型の内表面の一部(クリーニングブレードの当接部に対応する面)に触媒液を拭き延した。
評価機としては、キヤノン(株)製の複写機(商品名:iR−ADVC5255)を用いた。そして、該複写機用のドラム形状の感光体(以下「感光ドラム」とも表記する。)と同じ寸法で、直径40μm、深さ2.5μmの凹部を面積率50%で表面に形成した感光ドラム(以下「凹感光ドラム」とも表記する。)、Sm30μm、凹凸高さ2μmの周方向のスジを表面に形成した感光ドラム(以下「周スジ感光ドラム」とも表記する。)、および、表面を平滑にした感光ドラム(以下「平滑感光ドラム」とも表記する。)の3種類の感光ドラムを用意した。これらを、それぞれ上記複写機に搭載した。それぞれの感光ドラムに対して、上述のようにして得られたクリーニングブレードを、その当接面(金型の内表面の触媒液が塗布された面に相対していた面)が感光ドラムに当接するように設置した。被クリーニング部材である感光ドラムとの当接方式は、カウンター方式である。設置条件としては、設定角22°、当接圧28gf/cm、自由長8mmとした。そして、30℃/80%RHの高温高湿環境下で、現像せずに放電電流100μAで10000枚の耐久試験を行い、クリーニングブレードの異音(鳴き)、ビビリおよび捲れを評価した。
A・・・クリーニングブレードの異音、ビビリおよび捲れ無し。
B・・・停止時または駆動開始時に異音が生じる場合がある。
C・・・停止時および駆動開始時に異音が生じる。または、駆動中に異音が生じる。
D・・・常時異音が生じる。または、捲れが生じる。
A・・・メラミン樹脂粒子のすり抜け無し。
B・・・クリーニングブレードの下流側の面(感光体に相対する面)にすり抜けたメラミン樹脂粒子が見られる(クリーニングブレードを観察)。
C・・・一部で、目視で判別できる程度の、メラミン樹脂粒子のスジ状のすり抜けが生じる(感光ドラムの表面を観察)。
D・・・全体で、目視で判別できる程度の、メラミン樹脂粒子のすり抜けが生じる(感光ドラムの表面を観察)。
実施例A1において、金型の内表面に塗布する触媒液の調製に用いたETA100部を下記式(D)で示される化合物
実施例A1において、金型の内表面に塗布する触媒液の調製に用いたETA100部を特殊アミン(商品名:UCAT−18X、サンアプロ(株)製)100部に変更した。また、成型温度を110℃から150℃に変更した。それら以外は、実施例A1と同様にしてクリーニングブレードを製造し、分析測定および物性評価を行った。製造条件およびM(OH/NCO)を表1および2に示し、分析測定および物性評価の結果を図2(a)、表3および4に示す。
実施例A1において、第二の組成物を得る工程におけるHA2000の量を300部から360部に変更した。また、金型の内表面に塗布する触媒液の調製に用いたETA100部をCH3COOK(商品名:POLYCAT46、エアプロダクツ社製)100部に変更した。それら以外は、実施例A1と同様にしてクリーニングブレードを製造し、分析測定および物性評価を行った。製造条件およびM(OH/NCO)を表1および2に示し、分析測定および物性評価の結果を図2(a)、表3および4に示す。
実施例A1において、第一の組成物を得る工程における4,4’−MDIの量を299部から350部に変更した。また、BA2600の量を767.5部から860部に変更した。また、第二の組成物を得る工程におけるHA2000の量を300部から170部に変更した。また、金型の内表面に塗布する触媒液の調製に用いたETA100部をUCAT−18X(商品名)とDABCO−TMR(商品名)との1:1(質量比)の混合品100部に変更した。また、成型温度を110℃から90℃に変更した。それら以外は、実施例A1と同様にしてクリーニングブレードを製造し、分析測定および物性評価を行った。製造条件およびM(OH/NCO)を表1および2に示し、分析測定および物性評価の結果を図2(a)、表3および4に示す。
実施例A1において、第二の組成物を得る工程におけるHA2000の量を300部から218.5部に変更した。また、金型の内表面に塗布する触媒液の調製に用いたETA100部をUCAT−18X(商品名)100部に変更した。また、成形温度を110℃から100℃に変更した。それら以外は、実施例A1と同様にしてクリーニングブレードを製造し、分析測定および物性評価を行った。製造条件およびM(OH/NCO)を表1および2に示し、分析測定および物性評価の結果を図2(a)、表3および4に示す。
実施例A1において、第二の組成物を得る工程におけるHA2000の量を300部から218.5部に変更した。また、金型の内表面に塗布する触媒液の調製に用いたETA100部をUCAT−18X(商品名)100部に変更した。それら以外は、実施例A1と同様にしてクリーニングブレードを製造し、分析測定および物性評価を行った。製造条件およびM(OH/NCO)を表1および2に示し、分析測定および物性評価の結果を図2(a)、表3および4に示す。
実施例A1において、第二の組成物を得る工程における、HA2000の量を300部から500部に変更した。また、成型温度を110℃から140℃に変更した。それら以外は、実施例A1と同様にしてクリーニングブレードを製造し、分析測定および物性評価を行った。製造条件およびM(OH/NCO)を表1および2に示し、分析測定および物性評価の結果を図2(b)、表3および4に示す。
実施例A1において、第一の組成物を得る工程における、4,4’−MDIの量を299部から350部に変更した。また、BA2600の量を767.5部から860部に変更した。また、第二の組成物を得る工程における、HA2000の量を300部から150部に変更した。また、金型の内表面に塗布する触媒液の調製に用いたETA100部をUCAT−18X(商品名)100部に変更した。それら以外は、実施例A1同様にしてクリーニングブレードを製造し、分析測定および物性評価を行った。製造条件およびM(OH/NCO)を表1および2に示し、分析測定および物性評価の結果を図2(b)、表3および4に示す。
実施例A1において、金型の内表面に触媒液を塗布しなかった以外は、実施例A1と同様にしてクリーニングブレードを製造した。次に、製造したクリーニングブレードを80℃に加温した4,4’−MDIに30分浸漬し、引き上げた。その後、クリーニングブレードの表面に付着している4,4’−MDIをエタノールで拭き取った。その後、25℃/90%RHの高湿環境下で2日間放置して、拭き取れきれなかったクリーニングブレードの表面に浸み込んでいる4,4’−MDIを加水処理させ、これを比較例A3のクリーニングブレードとした。製造条件およびM(OH/NCO)を表1および2に示し、分析測定および物性評価の結果を図2(b)、表3および4に示す。
メチルイソブチルケトン(MIBK)100部にDABCO−TMR(商品名)0.1部(1000ppm相当)を添加し、さらに、これに4,4’−MDIを200部添加して触媒液を調製した。調製した触媒液を、130℃に加熱した金型の内表面にスプレー塗布して、イソシアヌレートと未反応MDIを含有する厚さ50μmのポリイソシアネート膜を金型の内表面に形成した。次に、実施例A1と同様にして得た第一の組成物と第二の組成物の混合物を上記の金型の内部(キャビティ内)に注入した。注入後、130℃(成型温度)で30分間加熱し、硬化反応させた後に、脱型し、ウレタンゴム板を得た。得られたウレタンゴム板を切断機で切断し、エッジ部分を形成して、ウレタンゴム製のクリーニングブレードを製造した。得られたクリーニングブレードは、厚さ2mm、長さ20mm、幅345mmであった。得られたクリーニングブレードに対して、実施例A1と同様にして分析測定および物性評価を行った。製造条件を表2に示し、分析測定および物性評価の結果を図3(a)、表3および4に示す。
実施例A1において、金型の内表面に触媒液を塗布しなかった以外は、実施例A1と同様にクリーニングブレードを製造した。次に、製造したクリーニングブレードの当接部(に対応する部分)に厚さ40μmのナイロンコートを施し、これを比較例A5のクリーニングブレードとした。分析測定および物性評価の結果を図3(a)、表3および4に示す。
実施例A1において、第一の組成物を得る工程におけるBA2600の量を767.5部から800部に変更した。また、第二の組成物を得る工程におけるHA2000の量を300部から450部に変更した。また、ETAの量を0.25部から0.28部に変更した。また、金型の内表面に塗布する触媒液の調製に用いたETA100部をPOLYCAT46(商品名)と4級アンモニウム塩(商品名:TOYOCAT−TRV、東ソー(株)製)との3:2(質量比)の混合品100部に変更した。また、成型温度を110℃から100℃に変更した。それら以外は、実施例A1と同様にしてクリーニングブレードを製造し、分析測定および物性評価を行った。製造条件およびM(OH/NCO)を表1および2に示し、分析測定および物性評価の結果を図3(a)、表3および4に示す。
実施例A1において、触媒液の調製に用いたETAをUCAT−18X(商品名)とDABCO−TMR(商品名)との1:1(質量比)の混合品に変更し、これを金型の内表面には塗布せずに第二の組成物に0.25部混合して使用した。また、成型温度を110℃から90℃に変更した。それら以外は、実施例A1と同様にしてクリーニングブレードを製造し、分析測定および物性評価を行った。製造条件およびM(OH/NCO)を表1および2に示し、分析測定および物性評価の結果を図3(b)、表3および4に示す。
実施例A1において、第二の組成物を得る工程におけるHA2000の量を300部から380部に変更した。また、金型の内表面に塗布する触媒液の調製に用いたETA100部をPOLYCAT46(商品名)とTOYOCAT−TRV(商品名)との1:1(質量比)の混合品100部に変更した。また、成型温度を110℃から100℃に変更した。それら以外は、実施例A1と同様にしてクリーニングブレードを製造し、分析測定および物性評価を行った。製造条件およびM(OH/NCO)を表1および2に示し、分析測定および物性評価の結果を図3(b)および表3に示す。
(第一の組成物を得る工程)
4,4’−MDIの299部およびBA2600の767.5部を80℃で3時間反応させて、NCO基を7.2質量%含む第一の組成物(プレポリマー)を得た。
HA2000の300部に、ウレタンゴム合成用触媒としてのETA0.25部を加え、60℃で1時間撹拌して、第二の組成物を得た。
上記第一の組成物を80℃に加温し、これに60℃に加温した上記第二の組成物を加え、撹拌して、第一の組成物と該第二の組成物との混合物を得た。この混合物中のポリオールのモル数は、同混合物中のポリイソシアネートのモル数に対して17モル%であった(M(OH/NCO))。本例では、M(OH/NCO)=17モル%である。
エタノール100部にETA100部を混合して調製した触媒液を、クリーニングブレード製造用の金型の内表面の一箇所にスプレー塗布した。その後、ウレタンゴム製のブレードで金型の内表面の一部(クリーニングブレードの当接部に対応する面)に触媒液を拭き延した。本実施例で使用した金型は、触媒を塗布する表面(以下「触媒塗布面」とも表記する。)にガラスビーズによるブラスト処理が施されており、平均傾斜角(θa)が1.01°であり、十点平均粗さ(Rz)が0.63μmであった。
評価機としては、キヤノン(株)製の複写機(商品名:iR−ADVC5255)を用いた。そして、該複写機用の感光ドラムと同じ寸法で、直径40μm、深さ2.5μmの凹部を面積率50%で表面に形成した感光ドラム(凹感光ドラム。)、および、表面を平滑にした感光ドラム(平滑感光ドラム。)の2種類の感光ドラムを用意した。これらを、それぞれ上記複写機に搭載した。それぞれの感光ドラムに対して、上述のようにして得られたクリーニングブレードを、その当接面(金型の内表面の触媒液が塗布された面に相対していた面)が感光ドラムに当接するように設置した。被クリーニング部材である感光ドラムとの当接方式は、カウンター方式である。設置条件としては、設定角22°、当接圧28gf/cm、自由長8mmとした。そして、30℃/80%RHの高温高湿環境下で、現像せずに放電電流100μAで10000枚の耐久試験を行い、クリーニングブレードの異音(鳴き)、ビビリおよび捲れを評価した。
A・・・クリーニングブレードの異音、ビビリおよび捲れ無し。
B・・・停止時または駆動開始時に異音が生じる場合がある。
C・・・停止時および駆動開始時に異音が生じる。または、駆動中に異音が生じる。
D・・・常時異音が生じる。または、捲れが生じる。
A・・・トナーのすり抜け無し。
B・・・クリーニングブレードの下流側の面(感光ドラムの表面に相対する面)にすり抜けたトナーが見られる(クリーニングブレードを観察)。
C・・・一部で、目視で判別できる程度の、トナーのスジ状のすり抜けが生じる(感光ドラムの表面を観察)。
D・・・全体で、目視で判別できる程度の、トナーのすり抜けが生じる(感光ドラムの表面を観察)。
実施例B1において、金型の内表面に塗布する触媒液の調製に用いたETA100部を上記式(D)で示される化合物(商品名:DABCO−TMR、三共エアプロダクツ社製)100部に変更した。また、成型温度を110℃から80℃に変更した。それら以外は、実施例B1と同様にしてクリーニングブレードを製造し、分析測定および物性評価を行った。製造条件およびM(OH/NCO)を表5および6に示し、分析測定および物性評価の結果を図9(a)、表7および8に示す。
実施例B1において、金型の内表面に塗布する触媒液の調製に用いたETA100部を特殊アミン(商品名:UCAT−18X、サンアプロ(株)製)100部に変更した。また、成型温度を110℃から150℃に変更した。それら以外は、実施例B1と同様にしてクリーニングブレードを製造し、分析測定および物性評価を行った。製造条件およびM(OH/NCO)を表5および6に示し、分析測定および物性評価の結果を図9(a)、表7および8に示す。
実施例B1において、第二の組成物を得る工程におけるHA2000の量を300部から360部に変更した。また、金型の内表面に塗布する触媒液の調製に用いたETA100部をCH3COOK(商品名:POLYCAT46、エアプロダクツ社製)100部に変更した。それら以外は、実施例B1と同様にしてクリーニングブレードを製造し、分析測定および物性評価を行った。製造条件およびM(OH/NCO)を表5および6に示し、分析測定および物性評価の結果を図9(a)、表7および8に示す。
実施例B1において、第一の組成物を得る工程における4,4’−MDIの量を299部から350部に変更した。また、BA2600の量を767.5部から860部に変更した。また、第二の組成物を得る工程におけるHA2000の量を300部から170部に変更した。また、金型の内表面に塗布する触媒液の調製に用いたETA100部をUCAT−18X(商品名)とDABCO−TMR(商品名)との1:1(質量比)の混合品100部に変更した。また、成型温度を110℃から90℃に変更した。それら以外は、実施例B1と同様にしてクリーニングブレードを製造し、分析測定および物性評価を行った。製造条件およびM(OH/NCO)を表5および6に示し、分析測定および物性評価の結果を図9(a)、表7および8に示す。
実施例B1において、第二の組成物を得る工程におけるHA2000の量を300部から218.5部に変更した。また、金型の内表面に塗布する触媒液の調製に用いたETA100部をUCAT−18X(商品名)100部に変更した。また、成形温度を110℃から100℃に変更した。それら以外は、実施例B1と同様にしてクリーニングブレードを製造し、分析測定および物性評価を行った。製造条件およびM(OH/NCO)を表5および6に示し、分析測定および物性評価の結果を図9(a)、表7および8に示す。
実施例B1において、第二の組成物を得る工程におけるHA2000の量を300部から218.5部に変更した。また、金型の内表面に塗布する触媒液の調製に用いたETA100部をUCAT−18X(商品名)100部に変更した。それら以外は、実施例B1と同様にしてクリーニングブレードを製造し、分析測定および物性評価を行った。製造条件およびM(OH/NCO)を表5および6に示し、分析測定および物性評価の結果を図9(a)、表7および8に示す。
実施例B1において、金型を、触媒塗布面の平均傾斜角θaが15.1°であり、十点平均粗さRzが9.2μmである金型に変更した。それら以外は、実施例B1と同様にしてクリーニングブレードを製造し、分析測定および物性評価を行った。製造条件およびM(OH/NCO)を表5および6に示す。本実施例は、金型の表面形状以外の製造条件は実施例B1と同様であり、深さ方向のヤング率変化は実施例B1とほぼ同じであった。分析測定および物性評価の結果を表7および8に示す。
実施例B6において、金型を、触媒塗布面の平均傾斜角θaが15.1°であり、十点平均粗さRzが9.2μmである金型に変更した。それら以外は、実施例B6と同様にしてクリーニングブレードを製造し、分析測定および物性評価を行った。製造条件およびM(OH/NCO)を表5および6に示す。本実施例は、金型の表面形状以外の製造条件は実施例B6と同様であり、深さ方向のヤング率変化は実施例B6とほぼ同じであった。分析測定および物性評価の結果を表7および8に示す。
実施例B9と同様にして製造したクリーニングブレードをベルト形状の中間転写体(以下「中間転写ベルト」とも表記する。)に適用した例である。評価機は実施例B1と同様のキヤノン(株)製の複写機(商品名:iR−ADVC5255)を用いた。そして、該複写機で使用している中間転写ベルトを未使用の状態で使用した(平滑中間転写ベルト)。設定角は25°、当接圧35gf/cmとした。そして、30℃/80%RHの高温高湿環境下で画像を形成せずに一次転写電流を40μA、二次転写電流を80μAとし、10000枚の耐久試験を行い、耐久中のクリーニングブレードの異音(鳴き)、ビビリおよび捲れを評価した。次に、15℃/10%RHの低温低湿環境下で、中間転写ベルトの表面に長手全域にわたって50mm幅のベタ画像を転写し、このベタ画像に対するクリーニング性を評価した。このとき、二次転写部には転写バイアスは印加せず、中間転写ベルトの表面のトナーがなるべく多くクリーニング部に到達するようにした。トナーの種類、トナー堆積量、および、帯電量は、実施例B1と同じである。評価結果を表7および8に示す。
実施例B1において、第二の組成物を得る工程における、HA2000の量を300部から500部に変更した。また、成型温度を110℃から140℃に変更した。それら以外は、実施例B1と同様にしてクリーニングブレードを製造し、分析測定および物性評価を行った。製造条件およびM(OH/NCO)を表5および6に示し、分析測定および物性評価の結果を図9(b)、表7および8に示す。
実施例B1において、第一の組成物を得る工程における、4,4’−MDIの量を299部から350部に変更した。また、BA2600の量を767.5部から860部に変更した。また、第二の組成物を得る工程における、HA2000の量を300部から150部に変更した。また、金型の内表面に塗布する触媒液の調製に用いたETA100部をUCAT−18X(商品名)100部に変更した。それら以外は、実施例B1同様にしてクリーニングブレードを製造し、分析測定および物性評価を行った。製造条件およびM(OH/NCO)を表5および6に示し、分析測定および物性評価の結果を図9(b)、表7および8に示す。
実施例B1において、金型の内表面に触媒液を塗布しなかった以外は、実施例B1と同様にしてクリーニングブレードを製造した。次に、製造したクリーニングブレードを80℃に加温した4,4’−MDIに30分浸漬し、引き上げた。その後、クリーニングブレードの表面に付着している4,4’−MDIをエタノールで拭き取った。その後、25℃/90%RHの高湿環境下で2日間放置して、拭き取れきれなかったクリーニングブレードの表面に浸み込んでいる4,4’−MDIを加水処理させ、これを比較例B3のクリーニングブレードとした。製造条件およびM(OH/NCO)を表5および6に示し、分析測定および物性評価の結果を図9(b)、表7および8に示す。
メチルイソブチルケトン(MIBK)100部にDABCO−TMR(商品名)0.1部(1000ppm相当)を添加し、さらに、これに4,4’−MDIを200部添加して触媒液を調製した。調製した触媒液を、130℃に加熱した金型の内表面にスプレー塗布して、イソシアヌレートと未反応MDIを含有する厚さ50μmのポリイソシアネート膜を金型の内表面に形成した。次に、実施例B1と同様にして得た第一の組成物と第二の組成の混合物を上記の金型の内部(キャビティ内)に注入した。注入後、130℃(成型温度)で30分間加熱し、硬化反応させた後に、脱型し、ウレタンゴム板を得た。得られたウレタンゴム板を切断機で切断し、エッジ部分を形成して、ウレタンゴム製のクリーニングブレードを製造した。得られたクリーニングブレードは、厚さ2mm、長さ20mm、幅345mmであった。得られたクリーニングブレードに対して、実施例B1と同様にして分析測定および物性評価を行った。製造条件を表6に示し、分析測定および物性評価の結果を図10(a)、表7および8に示す。
実施例B1において、第一の組成物を得る工程におけるBA2600の量を767.5部から800部に変更した。また、第二の組成物を得る工程におけるHA2000の量を300部から450部に変更した。また、ETAの量を0.25部から0.28部に変更した。また、金型の内表面に塗布する触媒液の調製に用いたETA100部をPOLYCAT46(商品名)と4級アンモニウム塩(商品名:TOYOCAT−TRV、東ソー(株)製)との3:2(質量比)の混合品100部に変更した。また、成型温度を110℃から100℃に変更した。それら以外は、実施例B1と同様にしてクリーニングブレードを製造し、分析測定および物性評価を行った。製造条件およびM(OH/NCO)を表5および6に示し、分析測定および物性評価の結果を図10(a)、表7および8に示す。
実施例B1において、触媒液の調製に用いたETAをUCAT−18X(商品名)とDABCO−TMR(商品名)との1:1(質量比)の混合品に変更した。また、これを金型の内表面には塗布せずに第二の組成物に0.25部混合して使用した。また、成型温度を110℃から90℃に変更した。それら以外は、実施例B1と同様にしてクリーニングブレードを製造し、分析測定および物性評価を行った。製造条件およびM(OH/NCO)を表5および6に示し、分析測定および物性評価の結果を図10(b)、表7および8に示す。
実施例B1において、第二の組成物を得る工程におけるHA2000の量を300部から380部に変更した。また、金型の内表面に塗布する触媒液の調製に用いたETA100部をPOLYCAT46(商品名)とTOYOCAT−TRV(商品名)との1:1(質量比)の混合品100部に変更した。また、成型温度を110℃から100℃に変更した。それら以外は、実施例B1と同様にしてクリーニングブレードを製造し、分析測定および物性評価を行った。製造条件およびM(OH/NCO)を表5および6に示し、分析測定および物性評価の結果を図10(b)、表7および8に示す。
実施例B1において、金型を、触媒塗布面の平均傾斜角θaが0.36°であり、十点平均粗さRzが0.17μmである金型に変更した。それら以外は、実施例B1と同様にしてクリーニングブレードを製造し、分析測定および物性評価を行った。製造条件およびM(OH/NCO)を表5および6に示す。本実施例は、金型の表面形状以外の製造条件は実施例B1と同様であり、深さ方向のヤング率変化は実施例B1とほぼ同じであった。分析測定および物性評価の結果を表7および8に示す。
実施例B1において、金型を、触媒塗布面の平均傾斜角θaが19.8°であり、十点平均粗さRzが10.3μmである金型に変更した。それら以外は、実施例B1と同様にしてクリーニングブレードを製造し、分析測定および物性評価を行った。製造条件およびM(OH/NCO)を表5および6に示に示す。本実施例は、金型の表面形状以外の製造条件は実施例B1と同様であり、深さ方向のヤング率変化は実施例B1とほぼ同じであった。分析測定および物性評価の結果を表7および8に示す。
実施例B6において、金型を、触媒塗布面の平均傾斜角θaが0.36°であり、十点平均粗さRzが0.17μmである金型ものに変更した。それら以外は、実施例B6と同様にしてクリーニングブレードを製造し、分析測定および物性評価を行った。製造条件およびM(OH/NCO)を表5および6に示す。本実施例は、金型の表面形状以外の製造条件は実施例B6と同様であり、深さ方向のヤング率変化は実施例B6とほぼ同じであった。分析測定および物性評価の結果を表7および8に示す。
実施例B6において、金型を、触媒塗布面の平均傾斜角θaが19.8°であり、十点平均粗さRzが10.3μmである金型ものに変更した。それら以外は、実施例B6と同様にしてクリーニングブレードを製造し、分析測定および物性評価を行った。製造条件およびM(OH/NCO)を表5および6に示し、分析測定および物性評価の結果を表7および8に示す。
(第一の組成物を得る工程)
4,4’−MDIの299部およびBA2600の767.5部を80℃で3時間反応させて、NCO基を7.2質量%含む第一の組成物(プレポリマー)を得た。
HA2000の300部に、ウレタンゴム合成用触媒としてのETA0.25部を加え、60℃で1時間撹拌して、第二の組成物を得た。
上記第一の組成物を80℃に加温し、これに60℃に加温した上記第二の組成物を加え、撹拌して、第一の組成物と該第二の組成物との混合物を得た。この混合物中のポリオールのモル数は、同混合物中のポリイソシアネートのモル数に対して17モル%であった(M(OH/NCO))。本例では、M(OH/NCO)=17モル%である。
エタノール100部にETA100部を混合して調製した触媒液を、クリーニングブレード製造用の金型の内表面の一箇所にスプレー塗布した。その後、ウレタンゴム製のブレードで金型の内表面の一部(クリーニングブレードの当接部に対応する面)に触媒液を拭き延した。
上述のようにして得られたクリーニングブレードを、以下の電子写真装置に取り付け、クリーニング性および感光ドラムの回転トルクの評価を行った。
図15(a)に、ウィズ方式のクリーニング装置の構成を示す。感光ドラム901に対してクリーニングブレード991は上記触媒を塗布した表面Uが接触するようにウィズ方向に当接している。クリーニングブレード991と感光ドラム901の接触部における接面と表面Uのなす角度をθとすると、本実施例ではθ=35°となるようにクリーニング装置909各部材の位置を設定した。支持部材992には回転中心993が取り付けられており、支持部材992は回転中心993を中心として自在に回転することができる。固定部材994は、電子写真装置900の枠体部に固定されており(不図示)、支持部材992とばねS1で繋がっており、ばねS1は、固定部材994の方向へ支持部材992を引っ張ることになる。そのため、クリーニングブレード991は感光ドラム901の表面へと一定の荷重(線圧28gf/cm)で押しつけられる。クリーニングブレードの自由長(支持部材992より先端に突出した部分の長さ)は8mmとした。
上述の電子写真装置900の感光ドラム901と同じサイズの感光ドラムを3種類用意した。直径40μm、深さ2.5μmの凹部を面積率50%で表面に形成した感光ドラム(凹感光ドラム。)、Sm30μm、凹凸高さ2μmの周方向のスジを表面に形成した感光ドラム(周スジ感光ドラム。)、および、表面を平滑にした感光ドラム(平滑感光ドラム。)である。これらをそれぞれ上述の電子写真装置900のブラックステーションに搭載して評価を行った。それぞれの感光ドラムに対して、図15(a)に示すウィズ方式のクリーニング装置を装着した。そして、30℃/80%RHの高温高湿環境下で、現像せずに帯電放電電流−100μAで10000枚の耐久試験を行い、耐久中のクリーニングブレードの異音(鳴き)、ビビリおよび捲れを評価した。異音(鳴き)が発生しない際には、感光ドラムを回転させるための駆動モーター電流をモニターし、その値から感光ドラムの回転トルクの大小を推測した。
(異音、ビビリおよび捲れの評価)
AA・・・クリーニングブレードの異音、ビビリおよび捲れ無し。感光ドラムを回転させるための駆動モーター電流値(トルク)が著しく低い。
A・・・クリーニングブレードの異音、ビビリおよび捲れ無し。
B・・・停止時または駆動開始時に異音が生じる場合がある。
C・・・停止時および駆動開始時に異音が生じる。または、駆動中に異音が生じる。
D・・・常時異音が生じる。または、捲れが生じる。
A・・・トナーのすり抜け無し。
B・・・クリーニングブレードの下流側の面(感光ドラムの表面に相対する面)にすり抜けたトナーが見られる(クリーニングブレードを観察)。
C・・・一部で、目視で判別できる程度の、トナーのスジ状のすり抜けが生じる(感光ドラムの表面を観察)。
D・・・全体で、目視で判別できる程度の、トナーのすり抜けが生じる(感光ドラムの表面を観察)。
実施例C1において、金型の内表面に塗布する触媒液の調製に用いたETA100部を上記式(D)で示される化合物(商品名:DABCO−TMR、三共エアプロダクツ社製)100部に変更した。また、成型温度を110℃から80℃に変更した。それら以外は、実施例C1と同様にしてクリーニングブレードを製造し、分析測定および物性評価を行った。製造条件およびM(OH/NCO)を表9および10に示し、分析測定および物性評価の結果を図18(a)、表11および12に示す。
実施例C1において、第二の組成物を得る工程におけるHA2000の量を300部から360部に変更した。また、金型の内表面に塗布する触媒液の調製に用いたETA100部をCH3COOK(商品名:POLYCAT46、エアプロダクツ社製)100部に変更した。それら以外は、実施例C1と同様にしてクリーニングブレードを製造し、分析測定および物性評価を行った。製造条件およびM(OH/NCO)を表9および10に示し、分析測定および物性評価の結果を図18(a)、表11および12に示す。
実施例C1において、第二の組成物を得る工程におけるHA2000の量を300部から218.5部に変更した。また、金型の内表面に塗布する触媒液の調製に用いたETA100部をUCAT−18X(商品名)100部に変更した。また、成形温度を110℃から100℃に変更した。それら以外は、実施例C1と同様にしてクリーニングブレードを製造し、分析測定および物性評価を行った。製造条件およびM(OH/NCO)を表9および10に示し、分析測定および物性評価の結果を図18(a)、表11および12に示す。
実施例C1において、クリーニングブレードの設定角θが50°となるように、クリーニング装置の各部材の位置を調整して、実施例C1と同様の評価を行った。
実施例C1〜C4の各クリーニングブレードについて、実施例C1のクリーニングブレードの設定角θが75°となるような条件に、クリーニング装置の各部材の位置を調整して、実施例C1と同様の評価を行った。
実施例C1〜C4の各クリーニングブレードについて、クリーニングブレードをカウンター方向に当接させて、実施例C1と同様の評価を行った。図15(b)に、カウンター方式のクリーニング装置の構成を示す。感光ドラム901に対してクリーニングブレード991は表面Uが接触するようにカウンター方向に当接している。クリーニングブレードと感光ドラム901の接触点における接線と表面Uのなす角度をθとすると、本参考例ではθ=22°となるように設定した。支持部材992には回転中心993が取り付けられており、支持部材992は回転中心993を中心として自在に回転することができる。固定部材994は、電子写真装置900の枠体部に固定されており(不図示)、支持部材992とばねS2で繋がっており、ばねS2は、固定部材994の方向へ支持部材992を引っ張ることになる。そのため、クリーニングブレード991は感光ドラム901の表面へと一定の荷重(線圧28gf/cm)で押しつけられる。クリーニングブレードの自由長は8mmとした。
実施例C1において、第二の組成物を得る工程における、HA2000の量を300部から500部に変更した。また、成型温度を110℃から140℃に変更した。それら以外は、実施例C1と同様にしてクリーニングブレードを製造し、分析測定および物性評価を行った。製造条件およびM(OH/NCO)を表9および10に示し、分析測定および物性評価の結果を図18(b)、表11および12に示す。
実施例C1において、第一の組成物を得る工程における、4,4’−MDIの量を299部から350部に変更した。また、BA2600の量を767.5部から860部に変更した。また、第二の組成物を得る工程における、HA2000の量を300部から150部に変更した。また、金型の内表面に塗布する触媒液の調製に用いたETA100部をUCAT−18X(商品名)100部に変更した。それら以外は、実施例C1同様にしてクリーニングブレードを製造し、分析測定および物性評価を行った。製造条件およびM(OH/NCO)を表9および10に示し、分析測定および物性評価の結果を図18(b)、表11および12に示す。
実施例C1において、金型の内表面に触媒液を塗布しなかった以外は、実施例C1と同様にしてクリーニングブレードを製造した。次に、製造したクリーニングブレードを80℃に加温した4,4’−MDIに30分浸漬し、引き上げた。その後、クリーニングブレードの表面に付着している4,4’−MDIをエタノールで拭き取った。その後、25℃/90%RHの高湿環境下で2日間放置して、拭き取れきれなかったクリーニングブレードの表面に浸み込んでいる4,4’−MDIを加水処理させ、これを比較例C3のクリーニングブレードとした。製造条件およびM(OH/NCO)を表9および10に示し、分析測定および物性評価の結果を図18(b)、表11および12に示す。
比較例C1〜C3の各クリーニングブレードについて、実施例C6〜C9と同様に、設定角θが75°となるような条件に、クリーニング装置の各部材の位置を調整して、実施例C6〜C9と同様の評価を行った。
実施例C1のクリーニングブレードを用いて、中間転写ベルトの表面のトナーのクリーニング試験を行った。
実施例C2、C3およびC4のクリーニングブレードを用いて、実施例C14と同様の評価を行った。
実施例C14において、クリーニングブレードの設定角θが50°となるように、クリーニング装置の各部材の位置を調整して、実施例C14と同様の評価を行った。
実施例C1〜C4のクリーニングブレードについて、実施例C14のクリーニングブレードの設定角θが75°となるような条件に、クリーニング装置の各部材の位置を調整して、実施例C14と同様の評価を行った。
実施例C1〜C4のクリーニングブレードについて、クリーニングブレードをカウンター方向に当接させて、実施例C14と同様の評価を行った。カウンター当接時の中間転写ベルトクリーナー910の構成は、実施例C10の構成(図15(b)に示す構成)と同様である。
比較例C1〜C3のクリーニングブレードについて、実施例C14と同様にして評価を行った。
比較例C1〜C3のクリーニングブレードについて、設定角θを75°にして、実施例C14と同様にして評価を行った。
本実施例におけるクリーニングブレード1006を図19、図22に示す。本実施例のクリーニングブレード1006は、ウレタンゴム製のクリーニングブレードである。
また、クリーニングブレード1006は、クリーニングブレード1006の厚み方向に沿って設けられた第2当接面(第2面)1006bを有する。また、クリーニングブレード1006は、第1当接面1006cと、第2当接面1006bの稜線によって形成されたエッジ部1006を備え、該エッジ部1006dを含むと当接部が感光ドラム1001に当接されるように設けられている。
本実施例では、第1当接面1006cの感光ドラム1001との当接部において、画像形成領域に対応する領域と、非画像形成領域に対応する領域の両方に対して、前述した実施例A〜Cで説明した硬化処理が施されている。こうすることで、クリーニングブレードの低摩擦化及び追従性を向上している。
本発明の特徴部分の一つである、クリーニングブレードの端部(非画像形成領域)における硬化処理について説明する。
図20は本実施例におけるクリーニングブレード1006の斜視図である。図20(a)は未使用、図20(b)は任意の時間使用した本ブレードである。検討の結果、図20(b)に示すように、本ブレードは使用時間に伴い当接部(エッジ部)が平面状に摩耗することが判った。
具体的な製造方法について説明する。本実施例では、クリーニングブレード1006の成型時において、ブレードを硬化処理するための触媒液を予め金型に塗布している。本実施例では、第1当接面1006cであって、ブレードの幅方向に関して、画像形成領域及び非画像形成領域の両方に対応する金型位置に触媒液を塗布した。第一当接面への塗布領域は、少なくとも感光ドラムの当接部に対応する領域に塗布できるように、エッジ部1006dから少なくとも100μm以上の領域とした。本実施例では、第1当接面1006c全域に対して触媒液を塗布しているが、感光ドラム1001との当接部を含む当接部近傍にのみ塗布する構成であっても良い。
荷重レンジ:A
試験荷重:100[mgf]
分割数:1000[回]
ステップインターバル:10[m秒]
荷重保持時間:2[秒]
次に、非画像形成領域におけるヤング率の様子について、図21を用いて説明する。
本実施例では、上述したようにクリーニングブレード1006の非画像形成領域においては、第1当接面1006c及び第2当接面1006bの両方に対して、実施例A〜Cで説明した硬化処理をしている。即ち、第1当接面1006c及び第2当接面1006bの両方に対して、イアソシアヌレート基を含有する硬化処理をしている。このため、第1当接面1006c及び第2当接面1006bの各表面から内部50μmまでは、内部に向かうほどヤング率が徐々に低下する構成になっている。そのため、クリーニングブレードの硬化処理された非画像形成領域は、表面は高硬度としながら、内部は比較的硬度を小さくできるため、ブレード追従性の向上が図れている。
以上、本実施例によれば、耐久により摩耗が進んでも、ブレードの追従性の低下を抑制しながら、非画像形成領域の表面を低い摩擦係数を維持することが可能であり、端部のめくれに至ることを抑制することができる。
本実施形態と実施形態1との異なる点は、第2当接面1006の非画像形成調域の硬化処理の方法が異なっている。実施形態1では、第2当接面1006bの硬化処理は、第1当接面1006cと同様に、イソシアヌレート触媒による硬化処理をした。一方、本実施形態では、図19における、第1当接面1006cに対しては、イソシアヌレート触媒による硬化処理行ってクリーニングブレードの成形を行う。一方、図19における、第2当接面1006bに対する硬化処理は、後処理によってイソシアネート化合物による硬化処理を行っている。
本実施例では、上述したように、クリーニングブレードの第2当接面1006bの硬化処理は、イソシアネート化合物硬化処理を採用している。特に断らない限り、それ以外は実施形態1と同様の為、詳細な説明は省略する。
(1)ポリウレタン樹脂で形成されたブレードの感光体ドラム当接部の長手方向両端部位にイソシアネート化合物を接触させる工程、
(2)該イソシアネート化合物を該ブレード表面に接触させた状態で、放置することによりポリウレタン樹脂内に含浸させる工程、
(3)含浸後、該ブレードの表面に残留している該イソシアネート化合物を除去する工程、及び、
(4)該ブレード中に含浸した該イソシアネート化合物を反応硬化することにより高硬度部を形成する工程。
本実施例の第2当接面1006bの当接部の表面におけるヤング率について説明する。
本実施例では、第2当接面1006bの表面の非画像形成領域では、エッジ部1006dから距離Lμmにおけるヤング率を(Y´L)とした場合、ヤング率(Y´0)は、15mgf/μm2以上400mgf/μm2以下となっている。また、第2当接面1006bの表面の非画像形成領域では、エッジ部1006dにおけるヤング率(Y´0)と、エッジ部1006dから距離50μmの位置におけるヤング率(Y´50)との比(Y´50/Y´0)が、0.5以下となっている。
本実施例では、第2当接面1006bの最表面におけるヤング率の分布と、第2当接面1006bの最表面から100μmまでの内部におけるヤング率分布は、ほぼ同じ分布となっている。
次に、本実施例の第1当接面1006cで、感光ドラムとの当接部におけるヤング率について説明する。
L0−20 ヤング率(Y0)とヤング率(Y20)を結んだ直線
L20−50 ヤング率(Y20)とヤング率(Y50)を結んだ直線
Claims (18)
- 被クリーニング部材に対して当接部で当接され、該被クリーニング部材の表面をクリーニングするためのウレタンゴム製のクリーニングブレードにおいて、前記被クリーニング部材との当接面で、前記クリーニングブレードの自由長方向に沿って設けられた第1面と、
前記被クリーニング部材との当接面で、前記クリーニングブレードの厚み方向に沿って設けられた第2面と、前記被クリーニング部材に当接され、前記第1面と前記第2面の稜線で形成されたエッジ部と、を備え、前記第2面の表面のうち、前記クリーニングブレードの幅方向に関して、画像形成領域に対応する領域において、前記エッジ部からの距離がLμmにおけるヤング率を(YL)としたとき、前記エッジ部におけるヤング率(Y0)が、10mgf/μm2以上400mgf/μm2以下で、かつ、前記ヤング率(Y0)と、前記エッジ部から距離50μmの位置におけるヤング率(Y50)との比(Y50/Y0)が、0.5以下であり、該エッジ部から20μmの位置までのヤング率の平均変化率[{(Y0−Y20)/Y0}/(20−0)]が、該エッジ部から20μmの位置から50μmの位置までのヤング率の平均変化率[{(Y20−Y50)/Y0}/(50−20)]以上であり、前記第2面の表面のうち、前記クリーニングブレードの幅方向に関して、非画像形成領域に対応する領域において、前記エッジ部からの距離がLμmにおけるヤング率を(Y´L)としたとき、前記エッジ部におけるヤング率(Y´0)が、10mgf/μm2以上400mgf/μm2以下であり、0≦L≦100μmの範囲において、前記ヤング率(Y50)≦ヤング率(Y´L)を満たすように、前記当接部が硬化処理されている。 - 前記第2面の表面のうち、前記クリーニングブレードの幅方向に関して、非画像形成領域に対応する領域において、前記エッジ部におけるヤング率(Y´0)と、前記エッジ部から50μm離れた位置におけるヤング率(Y´50)との比(Y´50/Y´0)が、0.5以下であり、該エッジ部から20μmの位置までのヤング率の平均変化率[{(Y´0−Y´20)/Y´0}/(20−0)]が、該エッジ部から20μmの位置から50μmの位置までのヤング率の平均変化率[{(Y´20−Y´50)/Y´0}/(50−20)]以上である請求項1のクリーニングブレード。
- 前記第1面の前記当接部であって、前記クリーニングブレードの幅方向に関して、画像形成領域に対応する領域において、前記第1面の表面におけるヤング率(Yc0)が、10mgf/μm2以上400mgf/μm2以下で、かつ、前記ヤング率(Yc0)と、前記第1面の表面から前記クリーニングブレードの内部へ50μmの位置におけるヤング率(Yc50)との比(Yc50/Yc0)が、0.5以下であり、該第1面の表面から20μm内部の位置までのヤング率の平均変化率[{(Yc0−Yc20)/Yc0}/(20−0)]が、該20μm内部の位置から該50μm内部の位置までのヤング率の平均変化率[{(Yc20−Yc50)/Yc0}/(50−20)]以上である請求項1または2に記載のクリーニングブレード。
- 前記第1面の前記当接部であって、前記クリーニングブレードの幅方向に関して、非画像形成領域に対応する領域において、前記第1面の表面におけるヤング率(Yc´0)が、10mgf/μm2以上400mgf/μm2以下で、かつ、前記ヤング率(Yc´0)と、前記第1面の表面から50μmの位置におけるヤング率(Yc´50)との比(Yc´50/Yc´0)が、0.5以下であり、該第1面の表面から20μmの位置までのヤング率の平均変化率[{(Yc´0−Yc´20)/Yc´0}/(20−0)]が、該20μmの位置から該50μmの位置までのヤング率の平均変化率[{(Yc´20−Yc´50)/Yc´0}/(50−20)]以上である請求項1〜3いずれか1項に記載のクリーニングブレード。
- 50μm≦L≦100μmの範囲において、前記ヤング率(Y20)≦Y´L≦前記ヤング率(Y50)を満たす請求項1〜4いずれか1項に記載のクリーニングブレード。
- 前記第1面の前記当接部であって、前記クリーニングブレードの幅方向に関して、非画像形成領域に対応する領域において、前記エッジ部からの距離が50μmから100μmの範囲において、前記第1面から100μmの位置におけるヤング率をYc´100としたとき、前記ヤング率(Y50)≦Yc´100≦前記ヤング率(Y20)を満たす請求項1〜5いずれか1項に記載のクリーニングブレード。
- 前記ヤング率(Y0)が、10mgf/μm2以上250mgf/μm2以下である請求項1〜6いずれか1項に記載のクリーニングブレード。
- 前記ウレタンゴムが、イソシアヌレート基を含有する請求項1〜7いずれか1項に記載のクリーニングブレード。
- 前記ヤング率(Y0)が、10mgf/μm2以上250mgf/μm2以下であり、前記ウレタンゴムが、イソシアヌレート基を含有する請求項1〜8いずれか1項に記載のクリーニングブレード。
- 前記ウレタンゴムが、イソシアヌレート基を含有するポリエステル系ウレタンゴムであり、
前記当接部における該ポリエステル系ウレタンゴムの表面において、μATR法でIRスペクトルを測定したとき、該ポリエステル系ウレタンゴム中のイソシアヌレート基由来のC−Nピーク(1411cm−1)の強度(ISI)と、該ポリエステル系ウレタンゴム中のエステル基由来のC=Oピーク(1726cm−1)の強度(ISE)との比(ISI/ISE)が、0.50以上1.55以下である請求項1〜9のいずれか1項に記載のクリーニングブレード。 - 前記エッジ部からの距離(前記エッジ部を距離0μmとする。)を横軸とし、ヤング率を縦軸とした平面において、前記前記エッジ部から前記50μm内部の位置までの範囲における任意の位置(前記前記エッジ部からの距離がN[μm]の位置)のヤング率(YN)(ただし、0<N<50[μm]である。)が、前記ヤング率(Y0)と前記ヤング率(Y50)とを結ぶ直線より下にある請求項1〜10のいずれか1項に記載のクリーニングブレード。
- 前記ヤング率(Y20)と前記ヤング率(Y0)との比(Y20/Y0)が、0.5以下である請求項1〜11のいずれか1項に記載のクリーニングブレード。
- 前記第2面の前記当接部で、非画像形成領域に対応する領域は、イソシアネート化合物にて硬化処理されている請求項1〜12のいずれか1項に記載のクリーニングブレード。
- 前記第1面の前記当接部は、イソシアヌレート基を含有する請求項1〜13のいずれか1項に記載のクリーニングブレード。
- 前記クリーニングブレードは、前記被クリーニング部材の回転方向に対してカウンター方向となるように前記被クリーニング部材に当接されている請求項1〜14のいずれか1項に記載のクリーニングブレード。
- 請求項1〜15のいずれか1項に記載のクリーニングブレードと、該クリーニングブレードによって表面がクリーニングされる被クリーニング部材である電子写真感光体と、を一体に支持し、電子写真装置の本体に着脱自在であることを特徴とするプロセスカートリッジ。
- 請求項1〜15のいずれか1項に記載のクリーニングブレードと、該クリーニングブレードによって表面がクリーニングされる被クリーニング部材である電子写真感光体と、を有する電子写真装置。
- 被クリーニング部材に当接し、該被クリーニング部材の表面をクリーニングするためのウレタンゴム製のクリーニングブレードであって、
前記被クリーニング部材と対向する側の面で、前記クリーニングブレードの自由長方向に沿って設けられた第1面の前記被クリーニング部材との当接部であって、前記クリーニングブレードの幅方向に関して、少なくとも画像形成領域に対応する領域において、
前記第1面の表面から距離Lにおけるヤング率をYcLとしたとき、
ヤング率(Yc0)が、10mgf/μm2以上400mgf/μm2以下であり、
該第1面の表面より50μm内部の位置のヤング率(Yc50)と、該ヤング率(Yc0)との比(Y50/Y0)が、0.5以下であり、
該第1面の表面から20μm内部の位置までのヤング率の平均変化率[{(Yc0−Yc20)/Yc0}/(20−0)]が、該20μm内部の位置から該50μm内部の位置までのヤング率の平均変化率[{(Yc20−Yc50)/Yc0}/(50−20)]以上であり、
被クリーニング部材と対向する側の面で、前記クリーニングブレードの厚み方向に沿って設けられた第2面の前記被クリーニング部材との当接部であって、前記クリーニングブレードの幅方向に関して、非画像形成領域に対応する領域において、前記第1面からの距離Lにおけるヤング率をYc´Lとしたとき、
前記ヤング率(Yc100)よりも前記ヤング率(Yc´100)が大きくなるように、前記第2面における前記非画像形成領域に対応する領域が硬化処理されている。
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