JP2016088304A - ドア付き車体構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】車体パネルとフェンダパネルとの境界部を覆うことができるドア付き車体構造を提供する。【解決手段】ドア付き車体構造10は、ドア開口部12が設けられる車体パネル11と、ドア開口部12を開閉するサッシュレスドア16と、サッシュレスドア16と隣接して配置されるフェンダパネル17と、ドア開口部12の後周縁部14およびサッシュレスドア16との間を密封するウェザストリップ19とを備えている。ウェザストリップ19に覆い部61が設けている。覆い部61は、車体パネル11とフェンダパネル17との境界部41を覆うように形成されている。【選択図】図4

Description

本発明は、車体パネルのドア開口部にドアが開閉自在に設けられ、ドアに隣接させてフェンダパネルが設けられるドア付き車体構造に関する。
ドア付き車体構造のなかには、車体パネルにドア開口部が設けられ、ドア開口部の前側で、かつ、車体パネルの外側にフロントフェンダパネル(以下、フェンダパネルという)が設けられ、フェンダパネル側のドア開口部にサッシュレスドア(以下、ドアという)がドアヒンジを介して開閉自在に設けられたものがある。
すなわち、ドアの前部がドアヒンジを介してドア開口部の前部に回動自在に支持されている。
ドア付き車体構造は、ドア開口部に沿ってルーフサイドウェザストリップが設けられ、ルーフサイドウェザストリップの下端部が平坦に形成されている。平坦に形成された下端部は、フェンダパネルの上端部に対応する部位に配置されている。
この状態において、車体パネルとフェンダパネルとの間につなぎ目(以下、境界部という)が存在する。ここで、フェンダパネルおよびルーフサイドウェザストリップの下端部間の近傍にドアヒンジが設けられている。
よって、ドアが開放された状態において、ドアの前部が境界部から離れないように位置するので、境界部をドアの前部で目立たないように隠すことが可能である(例えば、特許文献1参照。)。
実開平6−61545号公報
ところで、ドア付き車体構造のなかには、ドア開口部の後部にフェンダパネルが設けられたものがある。この場合、ドアが開放された状態において、ドアの後部が、車体パネルとフェンダパネルとの間の境界部から大きく離れ、境界部が目立ってしまうことが考えられる。
本発明は、車体パネルとフェンダパネルとの境界部を覆うことができるドア付き車体構造を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、ドア開口部が設けられる車体パネルと、前記ドア開口部を開閉するドアと、前記車体パネルの外側に配置されるとともに前記ドアと隣接して配置されるフェンダパネルと、前記ドア開口部の周縁部に設けられ、かつ、前記ドアとの間を密封するウェザストリップと、を備え、前記ウェザストリップに、前記車体パネルと前記フェンダパネルとの境界部を覆う覆い部を設けることを特徴とする。
請求項2は、前記フェンダパネルは、車両外部に露出される意匠面と、前記意匠面から前記車体パネルに向けて張り出され、かつ、前記ドアと対向する対向面と、を備え、前記対向面は、前記ドアと対向する側から前記フェンダパネルの車幅方向内側に向けて貫通する係合孔を備え、前記覆い部は、前記係合孔に係合する係合部を備えることを特徴とする。
請求項3は、前記フェンダパネルは、前記意匠面の上端から前記車体パネル側に向けて、前記対向面と交差する方向に張り出される上面を備え、前記上面の上方に外装部材が固定され、前記覆い部は、前記上面と前記外装部材との上境界部を覆うことを特徴とする。
請求項4は、前記対向面は、前記意匠面から前記車体パネルに向けて折り曲げられることにより形成され、前記上面の下方に間隔をおいて設けられた上縁を有し、前記上面は、前記意匠面の上端から前記車体パネル側に向けて折り曲げられることにより形成され、該上縁および前記上面間に前記係合孔が形成されることを特徴とする。
請求項5は、前記ウェザストリップは、ルーフ側から前記覆い部まで延出され、前記ルーフ側の水を前記覆い部まで案内する排水溝と、該排水溝に連通され、前記係合孔を経て前記フェンダパネルの車幅方向内側に前記水を排出する排出部と、を備えることを特徴とする。
請求項6は、前記排出部は、前記係合部に設けられることを特徴とする。
請求項7は、前記係合部は、前記覆い部から略水平方向に延出される挿通部と、前記挿通部から下方に向けて屈曲され、前記対向面の裏面に係合する下延部と、を備え、前記挿通部の上面に前記排出部が樋状に形成されることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、ウェザストリップに覆い部を設け、覆い部で車体パネルとフェンダパネルとの境界部(すなわち、つなぎ目)を覆うようにした。これにより、ドアを開いた状態において、車体パネルとフェンダパネルとの境界部を隠すことができ、車両の見栄えを高めることができる。
請求項2に係る発明では、フェンダパネルに意匠面と対向面とを備え、対向面に係合孔を備えた。さらに、覆い部に係合部を備え、係合部を係合孔に係合させるようにした。よって、係合孔に係合部を係合させることにより、覆い部で車体パネルとフェンダパネルとの境界部を覆うことができる。
これにより、フェンダパネルの意匠面に影響を及ぼすことなく、簡単な構成で覆い部を所定位置に取り付けることができる。
請求項3に係る発明では、フェンダパネルの上面の上方に外装部材を備えた。外装部材を備えることにより、フェンダパネルの上面と外装部材とに境界部が存在することになる。そこで、フェンダパネルの上面と外装部材との上境界部(すなわち、つなぎ目)を覆い部で覆うようにした。
これにより、ドアを開いた状態において、上境界部も隠すことができ、車両の見栄えを一層高めることができる。
さらに、車体パネルとフェンダパネルとの境界部を覆う覆い部を用いて、上境界部を覆うことができる。これにより、上境界部を覆う部材を個別に用意する必要がなく、部品点数の削減が図れ、かつ、構成の簡素化が図れる。
請求項4に係る発明では、対向面の上縁と上面とで係合孔を形成するようにした。対向面は、フェンダパネルの意匠面から車体パネルに向けて折り曲げられることにより形成される。また、上面は、意匠面の上端から車体パネル側に向けて折り曲げられることにより形成される。
よって、フェンダパネルをプレス成形する際に、意匠面から対向面や上面を折り曲げるだけで係合孔を形成できる。これにより、フェンダパネルをプレス成形した後工程において、ピアス成形で係合孔を別途開ける必要がなく、生産の容易化が図れる。
さらに、対向面の上縁と上面とで係合孔を形成することにより、係合孔に係合部を係合させた状態において、上面の近傍で覆い部を保持できる。これにより、上面と外装部材との上境界部を、車体パネルとフェンダパネルとの境界部とともに覆い部で一層確実に覆うことができる。
請求項5に係る発明では、ウェザストリップにルーフ側から覆い部まで延びる排水溝を備え、排水溝を排出部に連通させた。この排出部に案内された水を、係合孔を経てフェンダパネルの車幅方向内側に排出するようにした。
このように、ウェザストリップのルーフ側から下降する水を、係合孔を利用してフェンダパネルの車幅方向内側に排出できる。これにより、フェンダパネルに排水孔を別途形成することなく、ルーフ側から下降する水をフェンダパネルの車幅方向内側に排出でき、構成の簡素化が図れる。
請求項6に係る発明では、排出部を係合部に設けるようにした。これにより、係合部を利用して排出部を形成できるので、排出部を別途設ける必要がなく、構成の簡素化が図れる。
請求項7に係る発明では、係合部に挿通部を備え、挿通部の上面に排出部を溝状に形成した。このように、挿通部の上面を利用して排出部を溝状に形成することにより、一層構成の簡素化が図れる。
本発明に係る車両用ドア構造を備えた車両を示す分解側面図である。 図1のドア開口部の後周縁部の周囲を示す斜視図である。 図2の右ストリップ部の周囲を示す斜視図である。 図3の右ストリップ部の周囲を示す分解斜視図である。 図4のドア開口部の後周縁部を示す斜視図である。 図2の6−6線断面図である。 図3の7−7線断面図である。 図7の係合孔および係合部の関係を説明する断面図である。 図3の9−9線断面図である。 本発明に係るウェザストリップで水を排出する例を説明する図である。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、「前(Fr)」、「後(Rr)」、「左(L)」、「右(R)」は運転者から見た方向にしたがう。
実施例に係るドア付き車体構造10について説明する。以下、ドア付き車体構造10を車体構造10と略記する。
図1、図2に示すように、車体構造10は、車体側部(車体パネル)11に設けられたドア開口部12と、ドア開口部12の上方に開口されたルーフ開口部15と、ドア開口部12に開閉自在に設けられたサッシュレスドア(ドア)16と、サッシュレスドア16と隣接して配置されるフェンダパネル17とを備えている。
さらに、車体構造10は、フェンダパネル17の上方に固定される外装部材18と、ルーフ開口部15の後部からドア開口部12の後部に延びるウェザストリップ19と、ルーフ開口部15に着脱自在に設けられるソフトトップ(図示せず)とを備えている。
サッシュレスドア16は、ドア開口部12の前周縁部13にドアヒンジ(図示せず)を介して開閉自在に形成されるドア本体21と、ドア本体21に昇降自在に支持される窓ガラス(窓パネル)22とを備えている。
ここで、サッシュレスドア16とは、ドア本体21の上方に窓ガラス22を支える窓枠を備えていないドアをいう。
図3、図4に示すように、車体パネル11のドア開口部12のうち、後周縁部(周縁部)14から車体後方に向けてフェンダパネル17が設けられている。換言すれば、車体パネル11には、ドア開口部12より車体後方の後パネル11a(図9参照)が設けられ、後パネル11aより車幅方向外側(外側)にフェンダパネル17が配置されている。
図5に示すように、フェンダパネル17は、車両外部29に露出される意匠面25と、意匠面25から車体パネル11に向けて張り出される対向面26と、意匠面25の上端25aから車体パネル11側に向けて張り出される上面27とを備えている。
意匠面25は、ドア本体21のアウタパネル23(図1参照)に対して車両後方に配置され、かつ、アウタパネル23と同一面(いわゆる、面一)となるように略鉛直状に形成されている。
対向面26は、ドア本体21の後端部21a(図1参照)に対向するように、意匠面25の前端25bから車幅方向内側に向けて折り曲げられている。この対向面26は、内端26aの上部26bに車幅方向に延びる上縁32と、上縁32の外端32aから上面27まで延びる鉛直縁33とを有する。
また、対向面26の内端26aから車体前方に向けて車体パネル11に沿って接合片34が折り曲げられ、接合片34に貫通孔35が貫通されている。貫通孔35は、車体パネル11の取付孔(図示せず)と同軸上に形成されている。
上面27は、意匠面25の上端25aから車体パネル11側に向けて傾斜状に折り曲げられることにより、対向面26と交差する方向に張り出されている。
上面27の上方に外装部材18が固定されている。上面27の下方に間隔L1をおいて上縁32が設けられ、上面27および上縁32間に鉛直縁33が形成されている。上面27、上縁32鉛直縁33および車体パネル11で係合孔37が略矩形状の縦長孔に形成されている。
ここで、対向面26は、フェンダパネル17の意匠面25から車体パネル11に向けて折り曲げられることにより形成される。また、上面27は、意匠面25の上端25aから車体パネル11側に向けて折り曲げられることにより形成される。
よって、フェンダパネル17をプレス成形する際に、意匠面25から対向面26や上面27を折り曲げるだけで係合孔37を形成できる。これにより、フェンダパネル17をプレス成形した後工程において、ピアス成形で係合孔を別途開ける必要がなく、生産の容易化が図れる。
ところで、係合孔37は、上縁32および上面27間に形成され、上下方向に延出されている。この係合孔37は、ドア本体21の後端部21a(図1参照)と対向する側からフェンダパネル17の車幅方向内側に向けて貫通されている。
フェンダパネル17の車幅方向内側には、対向面26の裏側と意匠面25の裏側と車体パネル11(具体的には、車体パネル11の後パネル11a)とで囲まれた空間39(図11参照)が形成されている。
さらに、対向面26が意匠面25の前端25bから車幅方向内側に向けて折り曲げられることにより、対向面26の内端26aが車体パネル11側に隣接した状態に配置される。すなわち、対向面26の内端26aと車体パネル11との間に境界部(すなわち、つなぎ目)41が形成される。
図1、図2に戻って、外装部材18は、右側のフェンダパネル17の上面27に固定される右脚部43と、左側のフェンダパネル17の上面27に固定される左脚部(図示せず)と、右脚部43および左脚部の各上端部43aに架け渡されたルーフ部44とを有する。
外装部材18は、右脚部43、左脚部およびルーフ部44で略左右対称の門形に形成されている。右側のフェンダパネル17の上面27に右脚部43がクリップ45(図5参照)などで固定され、上面27と右脚部43との間に上境界部(すなわち、上つなぎ目)46(図5参照)が形成される。
図2、図3に示すように、ルーフ開口部15の後部15aにウェザストリップ19が設けられている。このウェザストリップ19が、ルーフ開口部15の後部15aからドア開口部12の後周縁部14まで延出されている。
ドア開口部12の後周縁部14およびサッシュレスドア16間がウェザストリップ19で密封される。
ウェザストリップ19は、外装部材18の前縁18aに沿って設けられたストリップ本体51と、ストリップ本体51の右端部51aに設けられた右ストリップ部52と、ストリップ本体51の左端部に設けられた左ストリップ部(図示せず)とを有する。
右ストリップ部52および左ストリップ部は、略左右対称の部材であり、以下、右ストリップ部52をウェザストリップ部52として説明し、左ストリップ部の説明を省略する。
図2、図6に示すように、ストリップ本体51は、外装部材18のルーフ部44側からウェザストリップ部52まで延出される排水溝55と、排水溝55の下端部55aに連通された案内路56とを有する。排水溝55は、ルーフ部44側の水を案内路56まで案内するように形成されている。案内路56は、排水溝55から導かれた水をウェザストリップ部52まで案内するように形成されている。
図3、図7に示すように、ウェザストリップ部52は、ドア開口部12の後周縁部14に沿って配置される覆い部61と、覆い部61に設けられる係合部62と、係合部62に設けられる排出部66とを有する。
覆い部61は、ドア開口部12の後周縁部14に沿って上端部61aから下端部61bまで延びることにより正面視略台形状に形成されている。覆い部61の下端部61bが内側クリップ67および外側クリップ68で後周縁部14に取り付けられている。
覆い部61の裏面上部61cに係合部62が設けられている。
図7、図8に示すように、係合部62は、覆い部61の裏面上部61cから略水平方向に延出される挿通部63と、挿通部63から下方に向けて屈曲されて対向面26の裏面26cに係合する下延部64と、挿通部63および下延部64内に埋設されて係合部62を補強する補強部材65とを有する。
挿通部63は、覆い部61の裏面上部61cからフェンダパネル17の車幅方向内側(すなわち、空間39)に向けて略水平方向(具体的には、基端63aから先端に向けて下り勾配)に延出されている。
下延部64は、挿通部63から対向面26の裏面26cに沿って下方に向けて屈曲されることにより、対向面26の裏面26cに係合可能に形成されている。
係合孔37に下延部64が車体前方側から差し込まれ、係合孔37の上縁32に挿通部63を載せることにより、係合部62が係合孔37に係合されている。
係合部62が係合孔37に係合され、かつ、覆い部61の下端部61bが内側クリップ67および外側クリップ68(図3参照)で後周縁部14に取り付けられる。よって、ウェザストリップ部がドア開口部12の後周縁部14および対向面26に車体前方側から取り付けられる。
この状態において、係合孔37が覆い部61で車体前方側から覆われる。
さらに、図3、図5に示すように、対向面26の内端26aと車体パネル11との間の境界部41が覆い部61で覆われ、かつ、上面27と外装部材18との上境界部46が覆い部61で覆われる。
これにより、サッシュレスドア16を開いた状態において、係合孔37、境界部41および上境界部46を隠すことができ、車両の見栄えを高めることができる。
特に、フェンダパネルの上面27と右脚部43との上境界部46を覆い部61で覆うことにより、サッシュレスドア16を開いた状態において、車両の見栄えを一層高めることができる。
また、図5、図7に示すように、対向面26の係合孔37にウェザストリップ部52の係合部62を係合させて、係合孔37、境界部41および上境界部46を覆い部61で覆うようにした。これにより、フェンダパネル17の意匠面25に影響を及ぼすことなく、簡単な構成で覆い部61を所定位置に取り付けることができる。
さらに、境界部41を覆う覆い部61を用いて、上境界部46を覆うことができる。これにより、上境界部46を覆う部材を個別に用意する必要がなく、部品点数の削減が図れ、かつ、構成の簡素化が図れる。
また、フェンダパネル17の上面27を利用して係合孔37が形成されている。よって、係合孔37に係合部62を係合させた状態において、上面27の近傍に覆い部61が保持される。
これにより、上面27と外装部材18との上境界部46を、車体パネル11とフェンダパネル17との境界部41とともに覆い部61で一層確実に覆うことができる。
図9に示すように、排出部66は、挿通部63の上面63b(図7も参照)に溝状(樋状)に形成され、上端66aが案内路56の下端56aに連通されている。
さらに、排出部66は、上端66aから下端66bまで挿通部63の上面63bに沿って下り勾配に形成され、かつ、挿通部63に沿って係合孔37を貫通するように延出されている。
この排出部66は、溝底部66c、内側溝壁66dおよび外側溝壁66eで断面略U字形の溝状に形成されている。
よって、案内路56の下端56aから排出部66に導かれた水が排出部66を経て、フェンダパネル17の車幅方向内側(すなわち、空間39)に排出される。
すなわち、排出部66は、案内路56の下端56aから排出部66に導かれた水を係合孔37を利用して空間39に排出するように形成されている。
このように、ウェザストリップ19のストリップ本体51側から下降する水を、係合孔37を利用してフェンダパネル17の車幅方向内側(空間39)に排出できる。
これにより、フェンダパネル17に排水孔を別途形成することなく、ストリップ本体51側から下降する水をフェンダパネル17の車幅方向内側(空間39)に排出でき、構成の簡素化が図れる。
さらに、排出部66を係合部62に設けることにより、係合部62を利用して排出部66を形成できるので、排出部66を別途設ける必要がなく、構成の簡素化が図れる。
加えて、係合部62に挿通部63を備え、挿通部63の上面63bに排出部66を溝状に形成した。このように、挿通部63の上面63bを利用して排出部66を溝状に形成することにより、一層構成の簡素化が図れる。
つぎに、ウェザストリップ19で水をフェンダパネル17の車幅方向内側(すなわち、空間39)に排出する例を図10に基づいて説明する。
図10(a)に示すように、ウェザストリップ19のストリップ本体51側の水が排水溝55を経て案内路56に矢印Aの如く案内される。
図10(b)に示すように、案内路56に案内された水が案内路56の下端56aから排出部66に案内される。排出部66に案内された水が排出部66を経て、フェンダパネル17の車幅方向内側(すなわち、空間39)に矢印Cの如く排出される。
なお、本発明に係るドア付き車体構造は、前述した実施例に限定されるものではなく適宜変更、改良などが可能である。
例えば、前記実施例では、サッシュレスドア16に本発明を適用する例について説明したが、これに限定するものではなく、サッシュを備えたドアなどに本発明を適用することも可能である。
また、前記実施例では、窓パネルとして窓ガラス24を例示するが、これに限定するものではなく、例えば、樹脂製のパネルを窓パネルとして用いることも可能である。
さらに、前記実施例では、フェンダパネルをサッシュレスドアの車体後方に配置した車両に本発明を適用した例について説明したが、これに限らないで、フェンダパネルをサッシュレスドアの車体前方などに配置した車両に本発明を適用することも可能である。
また、前記実施例で示した車体構造、車体パネル、ドア開口部、後周縁部、サッシュレスドア、フェンダパネル、外装部材、ウェザストリップ、意匠面、対向面、上面、上縁、係合孔、境界部、上境界部、排水溝、覆い部、係合部、挿通部、下延部および排出部などの形状や構成は例示したものに限定するものではなく適宜変更が可能である。
本発明は、車体パネルのドア開口部にドアが開閉自在に設けられ、ドアに隣接させてフェンダパネルが配置されるドア付き車体構造を備えた自動車への適用に好適である。
10 車体構造(ドア付き車体構造)
11 車体パネル
12 ドア開口部
14 後周縁部(周縁部)
16 サッシュレスドア(ドア)
17 フェンダパネル
18 外装部材
19 ウェザストリップ
25 意匠面
25a 意匠面の上端
26 対向面
26c 対向面の裏面
27 上面
29 車両外部
32 上縁
37 係合孔
41 境界部
46 上境界部
55 排水溝
61 覆い部
62 係合部
63 挿通部
63b 挿通部の上面
64 下延部
66 排出部

Claims (7)

  1. ドア開口部が設けられる車体パネルと、前記ドア開口部を開閉するドアと、前記車体パネルの外側に配置されるとともに前記ドアと隣接して配置されるフェンダパネルと、前記ドア開口部の周縁部に設けられ、かつ、前記ドアとの間を密封するウェザストリップと、を備え、
    前記ウェザストリップに、前記車体パネルと前記フェンダパネルとの境界部を覆う覆い部を設けることを特徴とするドア付き車体構造。
  2. 前記フェンダパネルは、
    車両外部に露出される意匠面と、
    前記意匠面から前記車体パネルに向けて張り出され、かつ、前記ドアと対向する対向面と、を備え、
    前記対向面は、
    前記ドアと対向する側から前記フェンダパネルの車幅方向内側に向けて貫通する係合孔を備え、
    前記覆い部は、
    前記係合孔に係合する係合部を備えることを特徴とする請求項1記載のドア付き車体構造。
  3. 前記フェンダパネルは、
    前記意匠面の上端から前記車体パネル側に向けて、前記対向面と交差する方向に張り出される上面を備え、
    前記上面の上方に外装部材が固定され、
    前記覆い部は、
    前記上面と前記外装部材との上境界部を覆うことを特徴とする請求項2記載のドア付き車体構造。
  4. 前記対向面は、前記意匠面から前記車体パネルに向けて折り曲げられることにより形成され、前記上面の下方に間隔をおいて設けられた上縁を有し、
    前記上面は、前記意匠面の上端から前記車体パネル側に向けて折り曲げられることにより形成され、
    該上縁および前記上面間に前記係合孔が形成されることを特徴とする請求項3記載のドア付き車体構造。
  5. 前記ウェザストリップは、
    ルーフ側から前記覆い部まで延出され、前記ルーフ側の水を前記覆い部まで案内する排水溝と、
    該排水溝に連通され、前記係合孔を経て前記フェンダパネルの車幅方向内側に前記水を排出する排出部と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載のドア付き車体構造。
  6. 前記排出部は、前記係合部に設けられることを特徴とする請求項5記載のドア付き車体構造。
  7. 前記係合部は、
    前記覆い部から略水平方向に延出される挿通部と、
    前記挿通部から下方に向けて屈曲され、前記対向面の裏面に係合する下延部と、を備え、
    前記挿通部の上面に前記排出部が樋状に形成されることを特徴とする請求項6記載のドア付き車体構造。
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