JP2016088215A - 車両ドア構造 - Google Patents

車両ドア構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2016088215A
JP2016088215A JP2014223252A JP2014223252A JP2016088215A JP 2016088215 A JP2016088215 A JP 2016088215A JP 2014223252 A JP2014223252 A JP 2014223252A JP 2014223252 A JP2014223252 A JP 2014223252A JP 2016088215 A JP2016088215 A JP 2016088215A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
vehicle
reinforcement
belt line
width direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014223252A
Other languages
English (en)
Inventor
勇人 金子
Isato Kaneko
勇人 金子
今井 裕明
Hiroaki Imai
裕明 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2014223252A priority Critical patent/JP2016088215A/ja
Publication of JP2016088215A publication Critical patent/JP2016088215A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】車両側突時におけるドアインナパネルの車室内への侵入をより抑制させることができる車両ドア構造を得ることを目的とする。【解決手段】ドアアウタパネル14とドアインナパネル12とで袋状に構成されたドア本体11内におけるドアアウタパネル14側でかつドアベルトラインBLに沿って設けられ、ドア前後方向を長手方向として配置されたベルトラインリンフォース16と、ドアアウトサイドハンドル18の車両幅方向内側に設けられ、ドアアウトサイドハンドル18を保持するハンドルベース22と、ハンドルベース22とベルトラインリンフォース16の車両幅方向外側面とに結合されることでベルトラインリンフォース16とハンドルベース22とを連結する連結ブラケット34と、を有する車両ドア構造。【選択図】図2

Description

本発明は、車両ドア構造に関する。
下記特許文献1には、自動車のサイドドア構造が開示されている。具体的には、ドアアウタパネルとドアインナパネルとの間にドアアウトサイドハンドルを支持するハンドルベースと、ドアアウタパネルを補強するベルトラインリンフォースと、を備えている。このハンドルベースとベルトラインリンフォースとは、連結部材を介して連結されている。したがって、ハンドルベースの支持剛性が高められる。
特開2008−190209号公報
特許文献1に開示された構成によると、車両側面衝突時(以下、この衝突形態を「車両側突時」という)、ドアアウトサイドハンドルに衝突荷重が入力されると、ハンドルベース及び連結部材を介してベルトラインリンフォースへと衝突荷重が伝達される。これによって、ドアアウトサイドハンドルの車両幅方向内側への変位に起因するドアインナパネルの車室内への侵入が抑制される。しかしながら、特許文献1に開示された構成では、連結部材とベルトラインリンフォースとの結合が衝突荷重の入力方向に対して解除される部材のレイアウトとなっているため、ドアアウトサイドハンドルに入力された衝突荷重がベルトラインリンフォースに十分に伝達されない可能性がある。したがって、車両側突時におけるドアインナパネルの車室内への侵入をより抑制させる点で改良の余地がある。
本発明は上記問題を考慮し、車両側突時におけるドアインナパネルの車室内への侵入をより抑制させることができる車両ドア構造を得ることを目的とする。
請求項1記載の発明に係る車両ドア構造は、ドドアアウタパネルとドアインナパネルとで袋状に構成されたドア本体内における前記ドアアウタパネル側でかつドアベルトラインに沿って設けられ、ドア前後方向を長手方向として配置されたベルトラインリンフォースと、ドアアウトサイドハンドルの車両幅方向内側に設けられ、当該ドアアウトサイドハンドルを保持するハンドルベースと、前記ハンドルベースと前記ベルトラインリンフォースの車両幅方向外側面とに結合されることで前記ベルトラインリンフォースと前記ハンドルベースとを連結する連結部材と、を有している。
請求項1記載の発明によれば、車両側突時、ドアアウトサイドハンドルに車両幅方向外側から車室側へと衝突荷重が入力されると、衝突荷重が伝達されたハンドルベースは、車両幅方向外側から車室側へと変位しようとする。このとき、ハンドルベースに結合された連結部材も車両幅方向外側から車室側へと変位しようとするが、連結部材はベルトラインリンフォースの車両幅方向外側面にも結合されているため、連結部材はベルトラインリンフォースの車両幅方向外側面に押し付けられる。つまり、衝突荷重をベルトラインリンフォースへ効率的に伝達させることができる。この結果、衝突荷重をベルトラインリンフォースへと十分に伝達させることができるため、ドアアウトサイドハンドルの車両幅方向外側から車室側への変位が抑制される。
請求項1記載の本発明に係る車両ドア構造は、車両側突時におけるドアインナパネルの車室内への侵入をより抑制させることができるという優れた効果を有する。
第一実施形態に係る車両ドア構造を備えたサイドドアを示す斜視図である。 図1のA−A線に沿って切断した状態を示す拡大断面図である。 第二実施形態に係る車両ドア構造を備えたサイドドアの要部を示す拡大断面図である。 第三実施形態に係る車両ドア構造を備えたサイドドアの要部を示す拡大断面図である。 対比例に係る車両ドア構造を備えたサイドドアの要部を示す拡大断面図である。 (A)は対比例に係る車両ドア構造を備えたサイドドア及びサイドドア周辺部を車両前後方向に沿って切断した状態を示す拡大断面図であり、(B)は(A)に対して車両側突時の状態を示す拡大断面図である。
(第1実施形態)
以下、図1、2を用いて、本発明に係る運転者保護装置の第一実施形態について説明する。なお、これらの図において示される矢印UPは車両上下方向上側、矢印FRは車両前後方向前側、矢印OUTは車両幅方向外側をそれぞれ示す。
図1に示される車両の側部に設けられるサイドドア10は、車室側に設けられるドアインナパネル12と、ドアインナパネル12の車両幅方向外側に設けられると共にドアインナパネル12と接合されているドアアウタパネル14(図2参照)と、で袋状に構成されたドア本体11を有している。なお、図1は要部をわかり易くするためにドアアウタパネル14を省略している。
ドアインナパネル12とドアアウタパネル14との間には、図示しない結合手段によってベルトラインリンフォース16が設けられている。このベルトラインリンフォース16は、長手方向が車両前後方向とされた円筒状に形成されていると共に、図2に示されるように、ドア本体11内における車両上下方向上側かつドアアウタパネル14側に設けられている。これにより、サイドドア10の車両上下方向上端部、すなわちドアベルトラインBLの剛性が高められている。
また、ドアアウタパネル14における車両前後方向後側には、ドアアウトサイドハンドル18が取り付けられている。このドアアウトサイドハンドル18は、ドアアウタパネル14の車両幅方向外側面から突出すると共にサイドドア10の開閉の際に把持する把持部20と、ドアアウタパネル14の車両幅方向内側面に取り付けられると共に把持部20を保持するハンドルベース22と、を含んで構成されている。すなわち、ドアアウトサイドハンドル18の把持部20は、ドアアウタパネル14を介して図示しない締結手段によりハンドルベース22に保持されている。
ドアインナパネル12の車両幅方向内側には、ドアトリム24が設けられている。ドアトリム24は、一例として樹脂により構成されており、ドアインナパネル12を覆うように取り付けられている。
ドアトリム24の車両上下方向上端部26とドアアウタパネル14の車両上下方向上端部28との間には、車両上下方向に向けて開口された開口部30が形成されている。この開口部30には、サイドウィンドウガラス32が連通されている。サイドウィンドウガラス32は、図示しない昇降機構によって保持されており、略車両上下方向に沿って移動可能とされている。サイドウィンドウガラス32が略車両上下方向下側へ移動した場合は、ドアアウタパネル14とドアインナパネル12との間に格納される。このとき、ベルトラインリンフォース16及びハンドルベース22は、サイドウィンドウガラス32に対して車両幅方向外側に配置されている。なお、ドアトリム24の車両上下方向上端部26とドアアウタパネル14の車両上下方向上端部28とにはそれぞれ図示しないシール部材が取り付けられており、このシール部材によって開口部30からの異物等の侵入が抑制されている。
ベルトラインリンフォース16とドアアウトサイドハンドル18とは、連結部材としての連結ブラケット34によって車両上下方向に連結されている。この連結ブラケット34は、第一ブラケット36と第二ブラケット38とによって構成されている。第一ブラケット36は、車両上下方向上側に設けられたベルトラインリンフォース16の外周面と当接するリンフォース当接部40と、車両上下方向下側に設けられたハンドルベース結合部42と、リンフォース当接部40とハンドルベース結合部42とを連結する連結部44とを含んで構成されている。
リンフォース当接部40は、車両前後方向に直交する断面が略半円形状とされており、リンフォース当接部40の内周面の径寸法はベルトラインリンフォース16の外周面の径寸法と略同一とされている。また、リンフォース当接部40の車両上下方向上側には、締結フランジ部46が形成されている。この締結フランジ部46は、車両上下方向に沿って延設されており、板厚方向に貫通された図示しない締結孔が形成されている。
ハンドルベース結合部42は、車両前後方向に直交する断面がハンドルベース22の車両幅方向内側の端部の形状に対応した略U字形状に形成されていると共に、断面開口が車両幅方向外側に向けられている。そして、ハンドルベース結合部42とハンドルベース22とが溶接等によって結合されている。
連結部44の車両上下方向上側、すなわちリンフォース当接部40の近傍には、締結フランジ部46と同様に、板厚方向に貫通された図示しない締結孔が形成されている。
第二ブラケット38は、リンフォース当接部48と、締結フランジ部50、52とを含んで構成されている。リンフォース当接部48は、第一ブラケット36のリンフォース当接部40と同様に、車両前後方向に直交する断面が略半円形状とされており、リンフォース当接部40の内周面の径寸法はベルトラインリンフォース16の外周面の径寸法と略同一とされている。
締結フランジ部50は、リンフォース当接部48の車両上下方向上側に形成されている。この締結フランジ部50は、第一ブラケット36の締結フランジ部46と同様に、車両上下方向に沿って延設されており、板厚方向に貫通された図示しない締結孔が形成されている。また、リンフォース当接部48の車両上下方向下側には、締結フランジ部52が形成されている。この締結フランジ部52は、締結フランジ部50と同様に車両上下方向に沿って延設されており、板厚方向に貫通された図示しない締結孔が形成されている。
第一ブラケット36と第二ブラケット38とは、ベルトラインリンフォース16を中心に対向する向きで配置されている。具体的には、第一ブラケット36が車両幅方向外側(ドアアウタパネル14側)に配置されていると共に、ベルトラインリンフォース16を中心に反対側(ドアインナパネル12側)に第二ブラケット38が配置されている。また、第一ブラケット36の締結フランジ部46と第二ブラケット38の締結フランジ部50とが当接されていると共に第一ブラケット36の連結部44と第二ブラケット38の締結フランジ部52とが当接されている。そして、締結フランジ部46、50と連結部44、締結フランジ部52との締結孔にそれぞれボルト54を挿通し、ナット56と螺合させることで、第一ブラケット36と第二ブラケット38とはベルトラインリンフォース16を挟んで締結される。これによって、連結ブラケット34の車両上下方向上側はベルトラインリンフォース16に締結されていることから、ベルトラインリンフォース16とドアアウトサイドハンドル18とが連結ブラケット34によって車両上下方向に連結されている。
(第1実施形態の作用・効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果を説明する。
ここで、図5、6に示される対比例を用いながら、本実施形態の作用並びに効果を説明することにする。なお、本実施形態と同一構成部分については同一番号を付してその説明を省略する。
図5に示されるように、対比例では、サイドドア101のベルトラインリンフォース16とドアアウトサイドハンドル18とは、連結ブラケット100によって車両上下方向に連結されている。この連結ブラケット100は、上側ブラケット102と下側ブラケット104とで構成されている。上側ブラケット102は、車両上下方向上側に設けられかつベルトラインリンフォース16の外周面と当接するリンフォース当接部106と、リンフォース当接部106の車両上下方向下側の端部から略車両上下方向下側へ延設された締結部108と、で構成されている。
リンフォース当接部106は、車両前後方向に直交する断面が略半円形状とされており、リンフォース当接部106の径寸法はベルトラインリンフォース16の径寸法と略同一とされている。そして、リンフォース当接部106はベルトラインリンフォース16の車両幅方向内側の外周面に溶接によって結合されている。
締結部108は、平板状に形成されていると共に、板厚方向に貫通された図示しない締結孔が形成されている。
下側ブラケット104は、車両上下方向下側に設けられかつハンドルベース22が結合されたハンドルベース結合部109と、ハンドルベース結合部109の車両上下方向上側の端部から略車両上下方向上側へ延設された締結部110と、で構成されている。
ハンドルベース結合部109は、車両前後方向に直交する断面がハンドルベース22の車両幅方向内側の端部の形状に対応した略U字形状に形成されていると共に、断面開口が車両幅方向外側に向けられている。そして、ハンドルベース結合部109とハンドルベース22とが溶接等によって結合されている。
締結部110は、上側ブラケット102の締結部108と同様、平板状に形成されていると共に、板厚方向に貫通された図示しない締結孔が形成されている。
上側ブラケット102と下側ブラケット104とは、それぞれの締結部108、110を当接させると共に、締結部108の締結孔と締結部110の締結孔とにボルト54を挿通し、ナット56と螺合させることで締結部108、110が締結されている。つまり、上側ブラケット102と下側ブラケット104とが締結されることで、ベルトラインリンフォース16とハンドルベース22とが車両上下方向に連結されている。
一般的に、ドアアウトサイドハンドル18は、図6(A)に示されるように、ドアアウタパネル14より車両幅方向外側へ突出されている。したがって、車両側突時には、図6(B)に示されるように、衝突体105からドアアウトサイドハンドル18に直接衝突荷重が入力されるため、ドアアウトサイドハンドル18は車両幅方向内側へと変位し、ドアインナパネル12と当接する。これによって、ドアインナパネル12及びドアトリム24が車両用シート103側へ変位(車室内へ侵入)し、サイドエアバッグの展開量を不十分にする可能性がある。このため、図5に示されるように、ハンドルベース22とベルトラインリンフォース16とを連結ブラケット100で連結することで、ドアアウトサイドハンドル18に入力された衝突荷重はハンドルベース22及び連結ブラケット100を介してベルトラインリンフォース16へと伝達される。これによって、ドアアウトサイドハンドル18の車両幅方向内側への変位に起因するドアインナパネル12及びドアトリム24の車室内への侵入が抑制される。
しかしながら、連結ブラケット100の上側ブラケット102は、ベルトラインリンフォース16の車両幅方向内側の外周面に結合されている。したがって、ドアアウトサイドハンドル18に入力された衝突荷重は、連結ブラケット100とベルトラインリンフォース16との結合を剥離させる方向に作用するため、ドアアウトサイドハンドル18に入力された衝突荷重がベルトラインリンフォース16に十分に伝達されない可能性がある。したがって、車両側突時におけるドアインナパネル12の車室内への侵入をより抑制させる点で改良の余地がある。
これに対し、図2に示される本実施形態では、車両側突時、ドアアウトサイドハンドル18に車両幅方向外側から車室側へと衝突荷重が入力されると、衝突荷重が伝達されたハンドルベース22は、車両幅方向外側から車室側へと変位しようとする。このとき、ハンドルベース22に結合された連結ブラケット34も車両幅方向外側から車室側へと変位しようとするが、連結ブラケット34はベルトラインリンフォース16の車両幅方向外側面にも結合されているため、連結ブラケット34はベルトラインリンフォース16の車両幅方向外側面に押し付けられる。つまり、衝突荷重をベルトラインリンフォース16へ効率的に伝達させることができる。この結果、衝突荷重をベルトラインリンフォース16へと十分に伝達させることができるため、ドアアウトサイドハンドル18の車両幅方向外側から車室側への変位が抑制される。これにより、車両側突時におけるドアインナパネル12及びドアトリム24の車室内への侵入をより抑制させることができる。
(第2実施形態)
次に、図3を用いて、本発明の第2実施形態に係る車両ドア構造について説明する。なお、前述した第1実施形態等と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図3に示されるように、サイドドア57のベルトラインリンフォース16とドアアウトサイドハンドル59とは、連結部材としての連結ブラケット58によって車両上下方向に連結されている。この連結ブラケット58は、ドアアウトサイドハンドル締結部60とリンフォース結合部62とで車両前後方向に直交する断面で略V字状に形成されている。
ドアアウトサイドハンドル締結部60は、連結ブラケット58の車両上下方向下側を構成すると共に、ドアアウタパネル14の車両幅方向内側面に沿って延設されかつ板厚方向に貫通された図示しない締結孔が形成されている。そして、ドアアウトサイドハンドル締結部60は、ドアアウタパネル14とハンドルベース61との間に狭持されている。具体的には、ドアアウトサイドハンドル59のハンドルベース61と把持部20とを締結するボルト64がドアアウトサイドハンドル締結部60の締結孔に挿通されていると共に、このボルト64を締結することでハンドルベース61と共にドアアウタパネル14へ共締めされている。
リンフォース結合部62は、ドアアウトサイドハンドル締結部60の車両上下方向上側の端部から略車両上下方向上側へと延設されていると共に、ベルトラインリンフォース16の車両幅方向外側の外周面とアーク溶接によって結合されている。
(第2実施形態の作用・効果)
次に、第2実施形態の作用並びに効果を説明する。
上記構成によっても、前述した第1実施形態と同様の効果が得られる。つまり、車両側突時、ドアアウトサイドハンドル59に車両幅方向外側から車室側へと衝突荷重が入力されると、衝突荷重が伝達されたハンドルベース61は、車両幅方向外側から車室側へと変位しようとする。このとき、ハンドルベース61と結合された連結ブラケット58も車両幅方向外側から車室側へと変位しようとするが、連結ブラケット58はベルトラインリンフォース16の車両幅方向外側面に結合されているため、連結ブラケット58はベルトラインリンフォース16の車両幅方向外側面に押し付けられる。つまり、衝突荷重をベルトラインリンフォース16へ効率的に伝達させることができる。この結果、衝突荷重をベルトラインリンフォース16へと十分に伝達させることができるため、ドアアウトサイドハンドル59の車両幅方向外側から車室側への変位が抑制される。これにより、車両側突時におけるドアインナパネル12及びドアトリム24の車室内への侵入をより抑制させることができる。
(第3実施形態)
次に、図4を用いて、本発明の第3実施形態に係る車両ドア構造について説明する。なお、前述した第1実施形態等と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図4に示されるように、サイドドア69のベルトラインリンフォース16とドアアウトサイドハンドル18とは、連結部材66によって車両上下方向に連結されている。この連結部材66は、一例として樹脂製とされた第一部材68及び第二部材70によって構成されている。なお、本実施形態では連結部材66は樹脂製とされているが、これに限らず、鉄板やその他の材質のもので構成されていてもよい。
第一部材68は、車両上下方向上側に設けられたベルトラインリンフォース16の外周面と当接するリンフォース当接部72と、車両上下方向下側に設けられた嵌合部74とを含んで構成されている。
リンフォース当接部72は、車両前後方向に直交する断面が略円形状とされており、リンフォース当接部72の径寸法はベルトラインリンフォース16の径寸法と略同一とされている。そして、リンフォース当接部72は、ベルトラインリンフォース16の略車両幅方向外側の外周面に図示しない結合手段によって結合されている。
嵌合部74は、車両前後方向に直交する断面がL字形状に形成されており、この嵌合部74の車両上下方向下側の底壁部76が車両幅方向外側へ向けて突出するように配置されている。
第二部材70は、ハンドルベース22の車両上下方向上側の面に取り付けられると共に、車両上下方向上側に嵌合部78が形成されている。この嵌合部78は、車両前後方向に直交する断面がL字形状に形成されており、この嵌合部78の車両上下方向上側の上壁部80が車両幅方向内側へ向けて突出するように配置されている。
第一部材68と第二部材70とは、それぞれの嵌合部74、78同士が嵌合されている。すなわち、第一部材68の底壁部76の上側面82と、第二部材70の上壁部80の下側面84とが当接するように嵌合されている。したがって、ドアアウトサイドハンドル18とベルトラインリンフォース16とは、第一部材68及び第二部材70、つまり連結部材66によって車両上下方向に連結されている。
(第3実施形態の作用・効果)
次に、第3実施形態の作用並びに効果を説明する。
上記構成によっても、前述した第1実施形態と同様の効果が得られる。つまり、車両側突時、ドアアウトサイドハンドル18に車両幅方向外側から車室側へと衝突荷重が入力されると、衝突荷重が伝達されたハンドルベース22は、車両幅方向外側から車室側へと変位しようとする。このとき、ハンドルベース22に結合された連結部材66も車両幅方向外側から車室側へと変位しようとするが、連結部材66はベルトラインリンフォース16の車両幅方向外側面に結合されているため、連結部材66はベルトラインリンフォース16の車両幅方向外側面に押し付けられる。つまり、衝突荷重をベルトラインリンフォース16へ効率的に伝達させることができる。この結果、衝突荷重をベルトラインリンフォース16へと十分に伝達させることができるため、ドアアウトサイドハンドル18の車両幅方向外側から車室側への変位が抑制される。これにより、車両側突時におけるドアインナパネル12及びドアトリム24の車室内への侵入をより抑制させることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
11 ドア本体
12 ドアインナパネル
14 ドアアウタパネル
16 ベルトラインリンフォース
18 ドアアウトサイドハンドル
22 ハンドルベース
34 連結ブラケット(連結部材)
58 連結ブラケット(連結部材)
66 連結部材
BL ドアベルトライン

Claims (1)

  1. ドアアウタパネルとドアインナパネルとで袋状に構成されたドア本体内における前記ドアアウタパネル側でかつドアベルトラインに沿って設けられ、ドア前後方向を長手方向として配置されたベルトラインリンフォースと、
    ドアアウトサイドハンドルの車両幅方向内側に設けられ、当該ドアアウトサイドハンドルを保持するハンドルベースと、
    前記ハンドルベースと前記ベルトラインリンフォースの車両幅方向外側面とに結合されることで前記ベルトラインリンフォースと前記ハンドルベースとを連結する連結部材と、
    を有する車両ドア構造。
JP2014223252A 2014-10-31 2014-10-31 車両ドア構造 Pending JP2016088215A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014223252A JP2016088215A (ja) 2014-10-31 2014-10-31 車両ドア構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014223252A JP2016088215A (ja) 2014-10-31 2014-10-31 車両ドア構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016088215A true JP2016088215A (ja) 2016-05-23

Family

ID=56018223

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014223252A Pending JP2016088215A (ja) 2014-10-31 2014-10-31 車両ドア構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016088215A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018052140A (ja) * 2016-09-26 2018-04-05 株式会社Subaru 車両用ドア
JP2018134967A (ja) * 2017-02-21 2018-08-30 トヨタ自動車東日本株式会社 車両用ドア

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018052140A (ja) * 2016-09-26 2018-04-05 株式会社Subaru 車両用ドア
JP2018134967A (ja) * 2017-02-21 2018-08-30 トヨタ自動車東日本株式会社 車両用ドア

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8408611B2 (en) Vehicle door handle device
JP2010234962A (ja) 車体のピラー構造
US9789917B2 (en) Article support structure for vehicle
JP2009062018A (ja) 車両用ドアのドアライニング
US20150291120A1 (en) Safety apparatus for vehicle
WO2016076012A1 (ja) 車両のシートベルト取り付け部の補強構造
JP2016088215A (ja) 車両ドア構造
JP5353224B2 (ja) 車両の側部車体構造
JP2005096660A (ja) 自動車の後部荷室構造
WO2016076045A1 (ja) 車両用リヤゲート
CN109249884B (zh) 车身结构
JP2013112148A (ja) 自動車のジャッキ収納部構造
JP6762337B2 (ja) ドアトリム
JP2009190548A (ja) 自動車の側部構造
JP6515500B2 (ja) 車両のセンターピラー
JP2016030500A (ja) 車両下部構造
JP6900607B2 (ja) アシストグリップの取付け構造
JP2007223410A (ja) 車両のドア構造及びドアロック装置の取り付け方法
KR100946868B1 (ko) 자동차용 어시스트 핸들
JPWO2015037153A1 (ja) アシストグリップ
JP6172062B2 (ja) 車両のマウント構造
JP2019172069A (ja) 車両側部構造
JP4432760B2 (ja) 車両用ドアのアームレスト構造
JP2016113121A (ja) 車両用ドアのプルハンドル
JP2016049943A (ja) 車両前部構造