JP2016088058A - 液滴吐出制御装置、画像形成装置及び液滴吐出制御方法 - Google Patents

液滴吐出制御装置、画像形成装置及び液滴吐出制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数のノズルが配列されたインクジェットプリンタにおいて、隣接するノズルの影響によるインクの吐出特性の変動を抑制することができる液滴吐出制御装置を提供する。
【解決手段】複数のノズルより同時にインクを吐出する記録ヘッドを制御する液滴吐出制御装置であって、1回の吐出において複数のノズルから吐出されるインクに対応する画素を示す画像情報を取得するシフトレジスタ321と、記録ヘッドを制御してインクを吐出させるアナログスイッチ325と、複数のノズルのうち隣接するノズルからのインクの吐出有無を解析する孤立駆動ノズル数カウンタ70等の吐出解析部と、隣接する吐出口からのインクの吐出有無の解析結果に基づき、ノズルの駆動タイミングを調整するセレクタ72とを含む。
【選択図】図7

Description

本発明は、液滴吐出制御装置、画像形成装置及び液滴吐出制御方法に関する。
近年、情報の電子化が推進される傾向にあり、電子化された情報の出力に用いられるプリンタやファクシミリ及び書類の電子化に用いるスキャナ等の画像処理装置は欠かせない機器となっている。このような画像処理装置は、撮像機能、画像形成機能及び通信機能等を備えることにより、プリンタ、ファクシミリ、スキャナ、複写機として利用可能な複合機として構成されることが多い。
このような画像処理装置のうち、電子化された情報の出力に用いられるプリンタの一態様として、インクジェット方式を採用したプリンタ(以降、インクジェットプリンタとする)がある。インクジェットプリンタは、インクを吐出するノズルを含む記録ヘッドが記録媒体である用紙に対してインクを吐出することにより、画像形成を実行する。
記録ヘッドにおいてインクの吐出を制御する態様として、インク液室に設けられたアクチュエータに駆動信号を印加して圧力を発生させるアクチュエータ方式が知られている。アクチュエータ方式には、アクチュエータの種類により圧電素子方式、静電方式等が用いられる。
このようなインクジェットプリンタにおけるインクの吐出制御においては、意図した画像を形成するために意図したタイミング及び意図した飛翔速度でインクを吐出することにより、意図した位置にインクを着弾させる必要がある。即ち、ノズルからのインクの吐出特性を意図した通りに制御する必要がある。このような必要性に対して、一度に駆動するノズル数が増加することにより駆動信号の位相遅れが発生する課題を解決するため、駆動されるノズルの数に応じて駆動信号の印加タイミングを補正する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示された方法は、駆動するノズルの数が増えることにより、駆動信号にオーバーシュートやアンダーシュートが発生することによる弊害を解決するものである。これに対して、ノズルからのインクの吐出特性が変化する要因として、隣接するノズルがインクを吐出することによって生じる振動による影響がある。即ち、ノズルからのインクの吐出特性は、隣接するノズルからのインクの吐出の有無によって変化する可能性がある。
本発明は上記実情を考慮してなされたものであり、複数のノズルが配列されたインクジェットプリンタにおいて、隣接するノズルの影響によるインクの吐出特性の変動を抑制することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、液滴を吐出することにより画像を形成する画像形成装置において複数の吐出口より同時にインクを吐出する液滴吐出部を制御する液滴吐出制御装置であって、1回の吐出において前記複数の吐出口から吐出されるインクに対応する画素を示す画像情報を取得する画像情報取得部と、前記画像情報に基づいて前記液滴吐出部を駆動してインクを吐出させる吐出駆動部と、前記画像情報に基づき、前記複数の吐出口のうち隣接する吐出口からのインクの吐出有無を解析する吐出解析部と、前記隣接する吐出口からのインクの吐出有無の解析結果に基づき、前記吐出駆動部による前記液滴吐出部の駆動タイミングを調整するタイミング調整部とを含むことを特徴とする。
本発明によれば、複数のノズルが配列されたインクジェットプリンタにおいて、隣接するノズルの影響によるインクの吐出特性の変動を抑制することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の機能構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の一部の機械的構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る記録ヘッドを模式的に示す図である。 本発明の実施形態に係る記録ヘッドの断面図である。 本発明の実施形態に係るヘッドドライバの駆動信号を示す図である。 本発明の実施形態に係るヘッドドライバの駆動信号を示す図である。 本発明の実施形態に係るヘッドドライバの機能構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る孤立駆動ノズル数カウンタによるカウント態様を示す図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るセレクタの入出力信号を示す図である。 本発明の実施形態に係るカウント結果選択テーブルを示す図である。 本発明の他の実施形態に係る駆動ノズルの隣接態様の解析方法を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。本実施形態においては、インクジェット方式を採用する画像形成装置において、インクを吐出するノズルの駆動制御を特徴として説明する。図1は、本実施形態に係る画像形成装置1全体の機能構成を示すブロック図である。画像形成装置1は、情報処理装置から入力された画像データに従って画像形成出力を実行する。図1に示すように、本実施形態に係る画像形成装置1は、コントローラ100、操作パネル30、キャリッジ11、主走査モータ14、副走査モータ16、搬送ベルト17及び帯電ローラ19を含む。
操作パネル30は、画像形成装置1に必要な情報の入力及び表示を行なうための操作部及び表示部として機能するユーザインタフェースである。キャリッジ11には、インクを吐出する液滴吐出部である記録ヘッド13及び記録ヘッド13を駆動するヘッドドライバ12が搭載されている。そして、キャリッジ11が搬送ベルト17によって搬送される用紙Sに対して、用紙Sの搬送方向である副走査方向と直角な方向である主走査方向に動かされることにより、用紙Sの前面に対してインクを吐出して画像形成出力を行う。
また、キャリッジ11には、エンコーダシート10に記された目印を読み取ることにより、キャリッジ11の位置を検知するためのセンサ68が搭載されている。本実施形態に係るエンコーダシート10には1ドット刻みでマーカーが記されている。センサ68がこのマーカーを読み取ることにより、キャリッジ11が1ドット分動いたことを検知することが出来る。
主走査モータ14は、キャリッジ11を主走査方向に動かすための動力を供給するモータである。副走査モータ16は、画像の出力対象である用紙Sを搬送する搬送ベルト17に動力を供給するモータである。主走査モータ14及び副走査モータ16の回転は、夫々エンコーダセンサ15及びエンコーダセンサ18によって検知され、その検知信号がコントローラ100に入力される。帯電ローラ19は、搬送ベルト17を帯電させることにより、画像の出力対象である用紙Sを搬送ベルト17に吸着させるための静電力を発生させる。
コントローラ100は、画像形成装置1の動作を制御する制御部であり、CPU(Central Processing Unit)101、RAM(Random Access Memory)102、ROM(Read Only Memory)103、NVRAM(Non Volatile RAM)104、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)105、ホストI/F106、印刷制御部107、モータ駆動部108、ACバイアス供給部109及びI/O110を含む。
CPU101は演算手段であり、コントローラ100各部の動作を制御する。ROM102は、読み出し専用の不揮発性記憶媒体であり、ファームウェア等のプログラムが格納されている。RAM103は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、CPU101が情報を処理する際の作業領域として用いられる。NVRAM104は、情報の読み書きが可能な不揮発性の記憶媒体であり、制御プログラムや制御用のパラメータが格納される。
ASIC105は、画像形成出力に際して必要な画像処理を実行するハードウェア回路である。ホストI/F106は、画像形成装置1が情報処理装置から画像データを受信するためのインタフェースであり、Ethernet(登録商標)やUSB(Universal Serial Bus)インタフェースが用いられる。I/O110は、エンコーダセンサ15、18等の各種センサからの検出信号をコントローラ100に入力するためのポートである。
印刷制御部107は、キャリッジ11に含まれる記録ヘッド13を駆動制御するためのデータ転送手段、駆動波形を生成する駆動波形生成手段を含む。モータ駆動部108は、主走査モータ14及び副走査モータ16を駆動する。ACバイアス供給部109は、帯電ローラ19にACバイアスを供給する。
情報処理装置から入力される画像データは、上述したように、コントローラ100においてホストI/F106に入力され、ホストI/F内の受信バッファに格納される。CPU101は、RAM103にロードされたプログラムに従って演算を行うことにより、ホストI/F106に含まれる受信バッファ内の画像データを読み出して解析し、ASIC105を制御して必要な画像処理、データの並び替え処理等を行なう。その後、CPU101は、印刷制御部107を制御することにより、ASIC105において処理された画像データを、印字データとしてヘッドドライバ12に転送する。
印刷制御部107は、上述した画像データをシリアルデータでヘッドドライバ12に転送するとともに、この画像データの転送及び転送の確定などに必要な転送クロックやラッチ信号、滴制御信号(マスク信号)などをヘッドドライバ12に出力する。また、印刷制御部107は、ROM102に格納されている駆動信号のパターンデータをD/A変換するD/A変換器及び電圧増幅器、電流増幅器等で構成される駆動波形生成部401及びヘッドドライバ12に与える駆動波形選択手段を含み、1の駆動パルス(駆動信号)或いは複数の駆動パルス(駆動信号)で構成される駆動波形を生成してヘッドドライバ12に対して出力する。
ヘッドドライバ12は、シリアルに入力される画像データに基づき、印刷制御部107から与えられる駆動波形を構成する駆動信号を、記録ヘッド13から液滴を吐出させるためのエネルギーを発生する駆動素子に対して選択的に印加することで記録ヘッド13を駆動する。即ち、ヘッドドライバ12が液滴吐出制御装置として機能する。このとき、ヘッドドライバ12は、駆動波形を構成する駆動パルスを選択することによって、例えば、大滴(大ドット)、中滴(中ドット)、小滴(小ドット)など、大きさの異なるドットを打ち分けることができる。
また、CPU101は、リニアエンコーダを構成するエンコーダセンサ15からの検出パルスをサンプリングして得られる速度検出値及び位置検出値と、予め格納した速度・位置プロファイルから得られる速度目標値及び位置目標値とに基づいて主走査モータ14に対する駆動出力値(制御値)を算出してモータ駆動部108を介して主走査モータ14を駆動する。同様に、CPU101は、ロータリエンコーダを構成するエンコーダセンサ18からの検出パルスをサンプリングして得られる速度検出値及び位置検出値と、予め格納した速度・位置プロファイルから得られる速度目標値及び位置目標値とに基づいて副走査モータ16に対する駆動出力値(制御値)を算出してモータ駆動部108を介しモータドライバを介して副走査モータ16を駆動する。
次に、本実施形態に係る画像形成装置1における画像形成出力機構の機械的な構成について説明する。図2は、本実施形態に係る画像形成出力機構の機械的な構成を上面から見た状態を示す図である。図2に示すように、本実施形態に係る画像形成出力機構において、記録媒体である用紙Sは副走査モータ16によって駆動される搬送ローラ22と搬送ローラ22に従動して動作するテンションローラ23にかけ渡された搬送ベルト17によって搬送される。この搬送方向が副走査方向である。また、副走査モータ16、搬送ローラ22、副走査モータ16および搬送ローラ22を連結するタイミングベルトおよび搬送ベルト17が、用紙Sを搬送するための搬送機構である。
インクジェット方式の画像形成装置に用いられるプリントヘッドはキャリッジ11に取り付けられている。このキャリッジ11は、主走査モータ14を駆動することで駆動プーリ24、従動プーリ27、タイミングベルト25によって用紙搬送方向とは直角な方向にガイドロッド26上を往復移動する。
また、キャリッジ11にはインクカートリッジ29からプリントヘッドにインクを供給するためのインクチューブ28が接続されている。シリアル方式のインクジェットプリンタは、このキャリッジ11の走査と用紙Sの搬送とを繰り返すことで、用紙全面への印刷を行う。
主走査モータ14は、キャリッジ11を主走査方向に動かすための動力を供給するモータである。副走査モータ16は、画像の出力対象である用紙Sを搬送する搬送ベルト17に動力を供給するモータである。主走査モータ14及び副走査モータ16の回転は、夫々エンコーダセンサ15及びエンコーダセンサ18によって検知され、その検知信号がコントローラ100に入力される。帯電ローラ19は、搬送ベルト17を帯電させることにより、画像の出力対象である用紙Sを搬送ベルト17に吸着させるための静電力を発生させる。
ここで、キャリッジ11における記録ヘッド13の構成について説明する。図3は、本実施形態におけるキャリッジ11における記録ヘッド13の構成を模式的に示す図である。図3に示すように、本実施形態に係るキャリッジ11には、記録ヘッド13として、CMYK(Cyan,Magenta,Yellow,blacK)夫々の色毎に、記録ヘッド13C、13M、13Y、13Kが搭載されている。
図4(a)は、図5の切断線AAにおける断面図であり、図4(b)は、図3の切断線BBにおける断面図である。図4(a)、(b)に示すように、本実施形態に係る記録ヘッド13は、例えば単結晶シリコン基板を異方性エッチングして形成した流路板231と、この流路板231の下面に接合した例えばニッケル電鋳で形成した振動板232と、流路板231の上面に接合したノズル板233とを接合して積層し、これらによって液滴(インク滴)を吐出する吐出口であるノズル234が連通する流路であるノズル連通路235及び圧力発生室である液室236、液室236に流体抵抗部(供給路)237を通じてインクを供給するための共通液室238に連通するインク供給口239などを形成している。
また、振動板232を変形させて液室236内のインクを加圧するための圧力発生手段(アクチュエータ手段)である電気機械変換素子としての2列の積層型圧電素子241と、この圧電素子241を接合固定するベース基板242とを備えている。なお、圧電素子241の間には支柱部243を設けている。この支柱部243は圧電素子部材を分割加工することで圧電素子241と同時に形成した部分であるが、駆動電圧を印加しないので単なる支柱となる。
さらに、圧電素子241には図示しない駆動回路(駆動IC)を搭載したFPCケーブル244を接続している。そして、振動板232の周縁部をフレーム部材245に接合し、このフレーム部材245には、圧電素子241及びベース基板242などで構成されるアクチュエータユニットを収納する貫通部246及び共通液室238となる凹部、この共通液室238に外部からインクを供給するためのインク供給穴247を形成している。
ノズル板233は各液室236に対応して直径10〜30μmのノズル234を形成し、流路板231に接着剤接合している。このノズル板233は、金属部材からなるノズル形成部材の表面に所要の層を介して最表面に撥水層を形成したものである。
圧電素子241は、圧電材料248と内部電極249とを交互に積層した積層型圧電素子であり、ここではPZT(PbZrO3−PbTiO3)素子である。この圧電素子241の交互に異なる端面に引き出された各内部電極249には個別電極250及び共通電極251が接続されている。なお、この実施形態では、圧電素子241の圧電方向として、図面上方への変位を用いて液室236内インクを加圧する構成としている。また、1つの基板242に1列の圧電素子241が設けられる構造とすることもできる。
このように構成した液体吐出ヘッドにおいては、例えば圧電素子241に印加する電圧を基準電位から下げることによって圧電素子241が収縮し、振動板232が下降して液室236の容積が膨張することで、液室236内にインクが流入し、その後圧電素子241に印加する電圧を上げて圧電素子241を積層方向に伸長させ、振動板232をノズル234方向に変形させて液室236の容積/体積を収縮させることにより、液室236内の記録液が加圧され、ノズル234から記録液の滴が吐出(噴射)される。
そして、圧電素子241に印加する電圧を基準電位に戻すことによって振動板232が初期位置に復元し、液室236が膨張して負圧が発生するので、このとき、共通液室238から液室236内に記録液が充填される。そこで、ノズル234のメニスカス面の振動が減衰して安定した後、次の液滴吐出のための動作に移行する。
次に、駆動波形の一例について図5及び図6を参照して説明する。駆動波形生成部401からは1印刷周期(1駆動周期)内に、図5に示すように、基準電位Veから立ち下がる波形要素と、立下り後の状態から立ち上がる波形要素などで構成される、8個の駆動パルスP1ないしP8からなる駆動信号(以降、共通駆動波形とする)を生成して出力する。1印刷周期は、最大の駆動周波数により決まる。一方、後述する滴制御信号M0〜M3によって使用する駆動パルスを選択する。
滴制御信号M0〜M3によって、小滴(小ドット)を形成するときには図6(a)に示すように駆動パルスP1を選択し、中滴(中ドット)を形成するときには図6(b)に示すように駆動パルスP4ないしP6を選択し、大滴(大ドット)を形成するときには図6(c)に示すように駆動パルスP2ないしP8を選択し、微駆動の(滴吐出を伴わないでメニスカスを振動させる)ときには図6(d)に示すように微駆動パルスP2を選択して、それぞれ記録ヘッド13の圧電素子241に印加させるようにする。
次に、印刷制御部107及びヘッドドライバ12の詳細について図7を参照して説明する。印刷制御部107は、1印刷周期内に複数の駆動パルス(駆動信号)で構成される駆動波形(共通駆動波形)を生成して出力する駆動波形生成部401と、印刷画像に応じた2ビットの印字データ(階調信号0、1、2、3)と、クロック信号、ラッチ信号(LAT)、滴制御信号M0〜M3を出力するデータ転送部402とを備えている。
なお、滴制御信号は、ヘッドドライバ12の後述するスイッチ手段であるアナログスイッチ325の開閉を滴毎に指示する信号であり、共通駆動波形の印刷周期に合わせて選択すべき波形でHighレベル(ON)に状態遷移し、非選択時にはLowレベル(OFF)に状態遷移する。
ヘッドドライバ12は、データ転送部402からの転送クロック(シフトクロック)及びシリアル印字データ(階調データ:2ビット/CH)を入力するシフトレジスタ321と、シフトレジスタ321の各レジスト値をラッチ信号によってラッチするためのラッチ回路322と、階調データをデコードして結果を出力するデコーダ323と、デコーダ323のロジックレベル電圧信号をアナログスイッチ325が動作可能なレベルへとレベル変換するレベルシフタ324と、レベルシフタ324を介して与えられるデコーダ323の出力でオン/オフ(開閉)されるアナログスイッチ325と、1回の吐出に対応する印字データのうち駆動するノズルの数をカウントする駆動ノズル数カウンタ69と、1回の吐出に対応する印字データのうち隣接する両側が駆動されないノズルの数をカウントする孤立駆動ノズル数カウンタ70とを備えている。
このアナログスイッチ325は、各圧電素子241の選択電極(個別電極)250に接続され、駆動波形生成部401からの共通駆動波形が入力されている。従って、シリアル転送された印字データ(階調データ)をデコーダ323でデコードした結果に応じてアナログスイッチ325がオンになることにより、共通駆動波形を構成する所要の駆動信号が通過して(選択されて)圧電素子241に印加される。即ち、アナログスイッチ325が吐出駆動部として機能する。
ここで、シフトレジスタ321は、1回の吐出に対応する印字データを格納するためのレジスタを含む画像情報取得部である。ここで、1回の吐出に対応する印字データとは、記録ヘッド13に含まれるノズルの数に対応する画素のデータである。そして、各画素2ビットのレジスタのうち隣接する3画素分のレジスタには、各画素2ビットのそれぞれのビットの論理和を出力する論理和回路80a、80b、80cが接続されている。また、それらの出力は論理積回路81に入力されている。
なお、論理和回路80a、80b、80c夫々の出力のうち、論理和回路80bの出力、即ち、隣接する3画素分のうち中央に相当する画素の出力はそのまま論理積回路81に入力される。他方、論理和回路80a、80cの出力、即ち、隣接する3画素分のうち両端に相当する画素の出力は反転して入力される。
また、本実施形態に係るヘッドドライバ12は駆動ノズル数カウンタ69及び孤立駆動ノズル数カウンタ70を含む。駆動ノズル数カウンタ69には、データ転送部402が出力する2ビットの印字データが、論理和回路80dを介してクロック信号と共に入力される。他方、孤立駆動ノズル数カウンタ70には、論理積回路81の出力がクロック信号と共に入力される。
駆動ノズル数カウンタ69及び孤立駆動ノズル数カウンタ70のカウント値はセレクタ72に入力される。また、セレクタ72には印刷開始信号生成回路71によって生成された複数の印刷開始信号が入力される。
セレクタ72は、駆動ノズル数カウンタ69及び孤立駆動ノズル数カウンタ70のカウント値に基づき、印刷開始信号生成回路71によって生成された複数の印刷開始信号のうち1つを選択して出力する。このセレクタ72の出力が、駆動波形生成部401による共通駆動波形の出力タイミングを指示するための信号となる。即ち、セレクタ72がタイミング調整部として機能する。
また、センサ68によるエンコーダシート10の検知信号は、印刷開始信号生成回路71に入力される。これにより、印刷開始信号生成回路71は、キャリッジ11が1ドット分移動する毎に上述した複数の印刷開始信号を出力する。
次に、孤立駆動ノズル数カウンタ70によってカウントされるカウント値について図8を参照して説明する。図8は、シフトレジスタ321に各画素2ビットの印字データが順次格納される様子を示す図である。
図8に示すように、論理和回路80a、80b、80cは、シフトレジスタ321のうち印字データが入力される先頭側の3画素分のレジスタにそれぞれ接続されている。このような構成において、図8に示す方向で順次シフトレジスタ321に印字データが入力されると、新たな画素の印字データがシフトレジスタ321に入力される度に、先頭の3画素分に格納された各印字データの論理和出力が、論理積回路81に入力されることとなる。
上述した通り、論理和回路80a〜80cが接続された回路のうち、中央の画素に相当する出力はそのまま論理積回路81に入力され、両端の画素に相当する出力は反転して論理積回路81に入力される。そのため、論理積回路81は、中央の画素に相当する出力が“1”、両側の画素に相当する出力が“0”の場合にのみ、“1”を出力する。そして、孤立駆動ノズル数カウンタ70は、この“1”の出力に応じて値をカウントする。
ここで、本実施形態においては、2ビットの印字データが意味するところとして、“00”が吐出なし、“01”が小滴吐出、“10”が中滴吐出、“11”が大滴吐出を示す。従って、論理和回路80a〜80cの出力は、吐出なしの場合が“0”、それ以外が“1”となる。結果として、論理積回路81は、中央に相当する画素が小滴、中滴、大滴のいずれかであり、両側に相当する画素が吐出なしの場合にのみ、“1”を出力する。
このような構成により、孤立駆動ノズル数カウンタ70は、シフトレジスタ321の先頭の3画素分に格納された印字データが、両側の画素が吐出なし、中央の画素が小滴、中滴、大滴のいずれかを示す場合に値をカウントする。換言すると、両側のノズルが駆動されない状態で駆動されるノズル(以降、「孤立駆動ノズル」とする)である場合に値をカウントする。
そして、このような印字データの並びの判定は、1回の吐出に対応する印字データを格納するシフトレジスタ321の先頭側の3画素が対象となっている。シフトレジスタ321には、1回の吐出に対応する印字データが、実際にインクを吐出するノズルの並びの順に入力される。そのため、1回の吐出に対応する印字データが順次シフトレジスタ321に格納されていく過程において、入力される全印字データについてそのような判断がされる。
結果的に、孤立駆動ノズル数カウンタ70は、孤立して駆動されるノズル数、即ち、インク吐出のために駆動されるノズルのうち、両側のノズルが駆動されないノズルの数をカウントすることとなる。即ち、図8に示す論理積回路81、駆動ノズル数カウンタ69及び孤立駆動ノズル数カウンタ70が連動して吐出解析部として機能する。
なお、図7に示すシフトレジスタ321から孤立駆動ノズル数カウンタ70までの回路構成は一例であり、孤立駆動ノズル数をカウント可能な構成であればよい。例えば、論理和回路80a及び80cを夫々否定論理和回路に置換え、その出力をそのまま論理積回路81に入力しても同様の結果を得ることができる。また、印字データが各画素1ビットであれば、論理和回路80a〜80dは必要ない。
図9は、本実施形態に係る画像形成装置1において、印刷制御部107が印字データの出力を開始してからノズルが駆動されるまでの動作を示すフローチャートである。図9に示すように、まずはデータ転送部402が印字データの出力を開始する(S901)。上述したように、データ転送部402は、1回の吐出において記録ヘッド13に含まれるノズルから吐出されるインクに対応するドットの印字データを、対応するインクを吐出するノズルの隣接順に出力する。
これにより、シフトレジスタ321における先頭の3画素分について図8において説明したような処理が実行され、駆動ノズル数カウンタ69及び孤立駆動ノズル数カウンタ70に値がカウントされていく。
1回の吐出分の印字データがシフトレジスタ321に入力されるまで、印字データの入力が繰り返される(S902/NO)。そして、1回の吐出分の印字データがシフトレジスタ321に入力されると(S902/YES)、駆動ノズル数カウンタ69及び孤立駆動ノズル数カウンタ70はカウント値をセレクタ72に出力する(S903)。
夫々のカウント値を取得したセレクタ72は、印刷開始信号生成回路71から入力される複数の印刷開始信号のうち駆動波形生成部401に入力する印刷開始信号の選択を切り替える(S904)。その後、図7において説明したヘッドドライバ12の機能により、1回のインク吐出に係るノズル駆動が実行される(S905)。
データ転送部402は、画像全体の印字データの転送が終わるまでS901からの処理を繰り返し実行する(S906/NO)。これにより、S901からの処理が繰り返し実行されて画像全体についてのインクを吐出するためのノズル駆動が実行される。そして、画像全体にについてS905までの処理が完了すると(S906/YES)、画像形成出力動作が完了する。
次に、図9のS904、S905の処理について説明する。図10は、センサ68がエンコーダシート10を読み取ることによって出力する検知信号、印刷開始信号生成回路71が出力する複数の印刷開始信号、セレクタ72によって選択された印刷開始信号を示すタイミングチャートである。
前述したように、センサ68は、エンコーダシート10に1ドット刻みで記されたマーカーの検知信号を出力する。図10の例においては、マーカーが検知された状態が“High”、非検知の状態が“Low”である。センサ68の検知信号は、キャリッジ11が1ドット分移動する毎に“High”となる。
そして、図10に示すように、印刷開始信号生成回路71は、センサ68が“High”となったタイミングに応じて、タイミングの異なるA、B、Cの3つの印刷開始信号を出力する。即ち、印刷開始信号生成回路71は、キャリッジ11が1ドット分移動する毎に、タイミングの異なるA、B、Cの3つの印刷開始信号を出力する。
ここで、図10は、セレクタ72が駆動ノズル数カウンタ69及び孤立駆動ノズル数カウンタ70のカウント値に基づいてA、B、Cの3つの印刷開始信号のうちBの信号を選択するように切り替わっている状態を示している。即ち、セレクタ72は、タイミングの異なるA、B、Cの3つの印刷開始信号のうち、駆動ノズル数カウンタ69及び孤立駆動ノズル数カウンタ70のカウント値に基づいて選択される1つの信号のみを駆動波形生成部401に対して出力する。
このような構成により、駆動波形生成部401は、駆動ノズル数カウンタ69及び孤立駆動ノズル数カウンタ70のカウント値に基づいて選択されたタイミングで、図5において説明した共通駆動波形を出力する。即ち、本実施形態において、記録ヘッド13の圧電素子241に印加される駆動波形は、駆動ノズル数カウンタ69及び孤立駆動ノズル数カウンタ70のカウント値に基づいて調整されたタイミングで印加されることとなる。
図11は、駆動ノズル数カウンタ69及び孤立駆動ノズル数カウンタ70のカウント値に基づいて図10に示すA、B、C夫々の印刷開始信号を選択する際の選択結果を示すテーブル(以降、「カウント結果選択テーブル」とする)である。図11に示すテーブルがタイミング調整情報として用いられる。図11に示すように、本実施形態に係るカウント結果選択テーブルは、駆動ノズル数と孤立駆動ノズル数とのマトリクスのテーブルである。
本実施形態に係るカウント結果選択テーブルにおいては、孤立駆動ノズル数についてM1、M2という2段階の閾値が設定されている。また、駆動ノズル数についてN3、N4という2段階の閾値が設定されている。そして、この2段階の閾値により、隣接して駆動されるノズルの影響に基づくインクの着弾タイミングの変動に応じた印刷開始タイミングが設定されている。
例えば、駆動ノズル数が多く、1回の吐出でほとんどのノズルが駆動されるような場合、孤立駆動ノズル数が少なかったとしても、隣接して駆動されるノズルが多いことが推測される。その場合、多くのノズルが隣接する駆動ノズルからの影響を受け、全体的にインクの着弾が早くなる。そのため、図11に示すように、駆動ノズル数がN4以上の場合には、駆動タイミングが最も遅いCが選択される。
他方、駆動ノズル数が少ない場合、隣接して駆動されるノズルが少ないことが推測される。その場合、隣接するノズルの駆動による影響は少なく、インクの着弾が早くなる効果は少ないため、図10において説明したA若しくはBのタイミングが選択される。
特に、駆動ノズル数が少ない場合において、孤立駆動ノズル数が多く、M2以上である場合、駆動されるノズルのほとんどが孤立駆動ノズルである推測される。その場合、隣接するノズルの駆動による影響を受ける駆動ノズルはほとんどなく、結果的にインクの着弾タイミングは相対的に遅くなる。そのため、図11に示すように、駆動ノズル数がN3未満であり、孤立駆動ノズル数がM2以上である場合には、駆動タイミングが最も早いAが選択される。
以上説明したように、本実施形態に係る画像形成装置1においては、1回の吐出において記録ヘッド13から吐出されるインクの元となる印字データを解析することにより、1回の吐出におけるインクの着弾タイミングを判断する。そして、その判断結果に基づいて毎回の吐出におけるノズルの駆動タイミングを調整する。このような制御により、インク吐出のために駆動されるノズルの振動が隣接するノズルに影響し、インクの着弾タイミングがずれてしまう問題を解決することが出来る。従って、隣接するノズルの影響によるインクの吐出特性の変動を抑制することが出来る。
なお、上記実施形態においては、コントローラ100側からヘッドドライバ12に入力された後の印字データを図8に示すような構成により解析する場合を例として説明した。しかしながらこれは一例であり、コントローラ100側において同様の機能を実現することも可能である。
例えば、コントローラ100側においては、ASIC105の機能により画像データの並び替えが行われる。この画像データの並び替えは、シフトレジスタ321に入力する画像データの並び順、即ち、1回の吐出に対応する印字データの並び順に画像データを並び替える処理である。
このように並び替えられた後の印字データであれば、図8において説明した構成により、1回の吐出におけるノズルの駆動数や、孤立駆動ノズル数をカウントすることが可能である。従って、ASIC105において、駆動ノズル数のカウント機能や、孤立駆動ノズル数のカウント機能及び印刷開始タイミングの調整機能を実現しても良い。
同様に、駆動ノズル数のカウント機能や、孤立駆動ノズル数のカウント機能及び印刷開始タイミングの調整機能を実現するためのプログラムに従ってCPU101が演算を行うことにより、それらの機能を実現しても良い。
コントローラ100側においてそれらの機能を実現する場合、図11において説明したA〜Bの選択結果がコントローラ100からヘッドドライバ12に入力され、セレクタ72が制御される。これにより、上記と同様の効果を得ることが可能である。
また、上記実施形態においては、駆動ノズル数及び孤立駆動ノズル数をカウントし、図11に示すようなマトリクステーブルにより毎回の吐出タイミングを調整する場合を例として説明した。しかしながらこれは一例であり、本実施形態に係る要旨は、隣接するノズルの駆動によって生じる振動の影響の有無によるインクの着弾タイミングのずれを解消することにある。従って、駆動ノズルの隣接態様、即ち、隣接するノズルからのインクの吐出有無を解析し、その解析結果に基づいてノズルの駆動タイミングを調整する態様であれば、他の態様を用いることも可能である。
例えば、図12に示すように、隣接する1ドットがいずれも小滴、中滴、大滴のいずれかである場合にのみ値をカウントすることにより、隣接して駆動されるノズルの数をカウントすることが可能である。このカウント値が多ければ、全体として隣接するノズルの駆動による振動の影響を受けるノズルが多いということであり、ノズルの駆動タイミングを遅らせるべきであると判断することが出来る。
1 画像形成装置
10 エンコーダシート
11 キャリッジ
12 ヘッドドライバ
13 記録ヘッド
13C シアンインク
13M マゼンタインク
13Y イエローインク
13K ブラックインク
14 主走査モータ
15 エンコーダセンサ
16 副走査モータ
17 搬送ベルト
18 エンコーダセンサ
19 帯電ローラ
22 搬送ローラ
23 テンションローラ
24 駆動プーリ
25 タイミングベルト
26 ガイドロッド
27 従動プーリ
28 インクチューブ
29 カートリッジ
30 操作パネル
68 センサ
69 駆動ノズル数カウンタ
70 孤立駆動ノズル数カウンタ
71 印刷開始信号生成回路
72 セレクタ
80a 論理和回路
80b 論理和回路
80c 論理和回路
80d 論理和回路
81 論理積回路
100 コントローラ
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 NV RAM
105 ASIC
106 ホストI/F
107 印刷制御部
108 モータ駆動部
109 ACバイアス供給部
110 I/O
231 流路板
232 振動板
233 ノズル板
234 ノズル
235 ノズル連通路
236 液室
237 流体抵抗部
238 共通液室
239 インク供給部
241 圧電素子
242 ベース基板
243 支柱部
244 FPCケーブル
245 フレーム部材
246 貫通部
247 インク供給穴
248 圧電材料
249 内部電極
250 個別電極
251 共通電極
321 シフトレジスタ
322 ラッチ回路
323 デコーダ
324 レベルシフタ
325 アナログスイッチ
401 駆動波形生成部
402 データ転送部
S 用紙
特開2008−044351号公報

Claims (8)

  1. 液滴を吐出することにより画像を形成する画像形成装置において複数の吐出口より同時にインクを吐出する液滴吐出部を制御する液滴吐出制御装置であって、
    1回の吐出において前記複数の吐出口から吐出されるインクに対応する画素を示す画像情報を取得する画像情報取得部と、
    前記画像情報に基づいて前記液滴吐出部を駆動してインクを吐出させる吐出駆動部と、
    前記画像情報に基づき、前記複数の吐出口のうち隣接する吐出口からのインクの吐出有無を解析する吐出解析部と、
    前記隣接する吐出口からのインクの吐出有無の解析結果に基づき、前記吐出駆動部による前記液滴吐出部の駆動タイミングを調整するタイミング調整部とを含むことを特徴とする液滴吐出制御装置。
  2. 前記画像情報取得部は、前記複数の吐出口の並び順に対応した画素の並び順で入力される前記画像情報を取得し、
    前記吐出解析部は、連続して入力される前記画像情報に基づき、隣接する吐出口からのインクの吐出有無を解析することを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出制御装置。
  3. 前記吐出解析部は、前記複数の吐出口の並び順に対応した画素の並び順で入力される前記画像情報に基づき、1回の吐出においてインクを吐出する吐出口の数である駆動吐出口数をカウントすると共に、前記インクを吐出する吐出口のうち隣接する両側の吐出口がインクを吐出しない吐出口の数である孤立駆動吐出口数をカウントし、
    前記タイミング調整部は、前記夫々のカウント値に基づいて前記吐出駆動部による前記液滴吐出部の駆動タイミングを調整することを特徴とする請求項2に記載の液滴吐出制御装置。
  4. 前記画像情報取得部は、複数の記憶領域が連結して構成され、新たな情報が入力されると既に入力された情報が次に連結された記憶領域によって記憶される記憶装置であり、
    前記吐出解析部は、前記複数の吐出口の並び順に対応した画素の並び順で入力されて前記画像情報取得部によって記憶された画像情報を参照し、連結して構成された前記複数の記憶領域のうち、情報が入力される先頭側に配置された3つの記憶領域に記憶された画像情報を参照して、前記複数の吐出口のうち隣接する吐出口からのインクの吐出有無を解析することを特徴とする請求項3に記載の液滴吐出制御装置。
  5. 前記吐出解析部は、前記3つの記憶領域に記憶された画像情報のうち、中央の記憶領域に記憶された画像情報がインクを吐出することを示し、両側の記憶領域に記憶された画像情報がインクを吐出しないことを示す場合にのみ出力される信号をカウントすることにより、前記孤立駆動吐出口数をカウントすることを特徴とする請求項4に記載の液滴吐出制御装置。
  6. 前記タイミング調整部は、前記吐出口数及び前記孤立吐出口数と、前記吐出駆動部による前記液滴吐出部の駆動タイミングの調整値とが関連付けられたタイミング調整情報を参照し、前記吐出解析部によるカウント結果に基づいて前記吐出駆動部による前記液滴吐出部の駆動タイミングを調整することを特徴とする請求項3乃至5いずれか1項に記載の液滴吐出制御装置。
  7. 請求項1乃至6いずれか1項に記載の液滴吐出制御装置によって液滴吐出部を制御することにより画像形成出力を行う画像形成装置。
  8. インクを吐出することにより画像を形成する画像形成装置において複数の吐出口より同時にインクを吐出する液滴吐出部を制御する液滴吐出制御方法であって、
    1回の吐出において前記複数の吐出口から吐出されるインクに対応する画素を示す画像情報を取得し、
    前記画像情報に基づき、前記複数の吐出口のうち隣接する吐出口からのインクの吐出有無を解析し、
    前記隣接する吐出口からのインクの吐出有無の解析結果に基づき、前記液滴吐出部にインクを吐出させるタイミングを調整し、
    前記画像情報に基づいて前記液滴吐出部を制御してインクを吐出させることを特徴とする液滴吐出制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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