JP2016087920A - カレンダ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】パラメータとして圧延後の厚みを含まない制御式を用いることにより、従来よりも設備上の制約条件から解放された低廉な設備でバンク量の変動を抑制する。【解決手段】原材料の溜まり領域の高さを求めるための所定の物理量を検出するバンクセンサと、バンクセンサから入力される物理量に基づいて溜まり領域の高さに対応するバンク高さBnを演算し、バンク高さBnが設定目標値と一致するように原料供給手段から搬送手段への原材料の供給量を調節する制御装置とを備え、制御装置は、原材料の供給量を現行供給量から増減させることによって原材料の供給量を調節するものであって、バンク高さBnが設定目標値に対して偏差ΔBnを生じると、偏差ΔBnを是正するために必要な原材料の供給補正量に対応する時間軸上の補正面積ΔSnをバンク高さBnに基づいて計算し、補正面積ΔSnに従って原材料の供給量を調節する。【選択図】図2

Description

本発明は、原材料をシート状に成型するカレンダ装置に関する。
下記特許文献1には、一対のカレンダロールによって形成される原料たまり(バンク)にフィードコンベヤを介して原材料を供給してシート状に成形(圧延)するカレンダ成形装置が開示されている。このようなカレンダ成形装置は、一般にカレンダ装置あるいはカレンダー装置とも言われるものであり、バンクにおける原材料のたまり量(バンク量)の過多、過少、変動がそれぞれ別の意味で成形品質に悪影響したり、操業上の負荷を増加させることが知られている。このカレンダ成形装置は、上記バンク量を適量に維持するための技術的手段として、原材料カッタによる切幅操作をするにあたっての切幅補正量を求める制御式が提示されている。
特開昭59−026220号公報
しかしながら、上記従来技術では、原材料カッタの切幅操作量を求めるため制御式の中に、カレンダ成形装置における圧延後のシート厚みhを必要としている。ところが、この圧延後のシート厚みhをリアルタイムにかつ正確に得られる手段(高価)が現実の生産現場で設備されているとは限らない。したがって、これを条件としているがために採用が制限される。または採用したとしても手動サンプリング値をシート厚みhとしてある期間使い続けるなど、正確さを欠いた使われ方が行われがちで、そうなれば実用上の不安定要因ともなる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、従来よりも生産現場に導入し易いバンク量自動制御を実現することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明では、第1の解決手段として、原料供給手段から受け入れた原材料を搬送手段を用いてカレンダ部に上方から供給して製品シートに成形するカレンダ装置であって、前記カレンダ部において前記搬送手段から供給された前記原材料の溜まり領域の高さを求めるための所定の物理量を検出するバンクセンサと、前記バンクセンサから入力される前記物理量に基づいて前記溜まり領域の高さに対応するバンク高さBを演算し、当該バンク高さBが設定目標値と一致するように前記原料供給手段から前記搬送手段への前記原材料の供給量を調節する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記原材料の供給量を現行供給量から増減させることによって前記原材料の供給量を調節するものであって、前記バンク高さBが前記設定目標値に対して偏差ΔBを生じると、当該偏差ΔBを是正するために必要な前記原材料の供給補正量に対応する時間軸上の補正面積ΔSを前記バンク高さBに基づいて計算し、当該補正面積ΔSに従って前記原材料の供給量を調節する、という手段を採用する。
第2の解決手段として、上記第1の解決手段において、前記制御装置は、前記バンク高さBの変化率を計算し、当該変化率に応じて前記現行供給量を調節する、という手段を採用する。
第3の解決手段として、上記第1または第2の解決手段において、前記原料供給手段は、シート状の前記原材料の幅を調節することにより前記搬送手段への供給量を調節するものであり、前記制御装置は、前記補正面積ΔSに従って前記原材料の幅を調節する、という手段を採用する。
第4の解決手段として、上記第1〜第3のいずれかの解決手段において、前記制御装置は、前記原材料の溜まり領域の断面形状に対応する係数fを含む下式に基づいて前記補正面積ΔSを計算する、という手段を採用する。
ΔS=2f・(w/H)・B・ΔB
第5の解決手段として、上記第1〜第4のいずれかの解決手段において、前記制御装置は、前記供給補正量に関する操作期間Tと前記搬送手段における搬送時間tとを合算した制御インターバルで前記原材料の供給量を調節する、という手段を採用する。
本発明によれば、バンクセンサの検出量であるバンク高さBを用いて原材料の供給量を調節するので、つまり圧延後のシート厚みhの連続検出装置の併設を条件とすること無しにバンクへの原材料の供給量を調節することが可能なアルゴリズムが構築でき、従来のような制約無しにあらゆる現場でバンク量自動制御が導入しやすくなる。
本発明の一実施形態に係るカレンダ装置の機能構成を示すシステム構成図である。 本発明の一実施形態に係るカレンダ装置における初期偏差ΔB及び累積偏差ΔBndの補正処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るカレンダ装置における初期偏差ΔBの補正処理を示すタイミングチャートである。 本発明の一実施形態に係るカレンダ装置における累積偏差ΔBndの補正処理を示すタイミングチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
本実施形態に係るカレンダ装置は、図1に示すように、ミキシングミル1、一対のカッタ2、モータ3、コンベヤ4(搬送手段)、カレンダ部5、バンクセンサ6及び制御装置7によって構成されている。ミキシングミル1、一対のカッタ2、モータ3、バンクセンサ6及び制御装置7は、本発明における原料供給手段を構成している。
ミキシングミル1は、原材料Jを混練してシート状に成型する装置であり、例えば一定距離を隔てて対向配置された一対の圧延ロール1a,1bを備えている。このミキシングミル1は、一対の圧延ロールが矢印で示すように回転することにより、シート状に成形された原材料Jをコンベヤ4に向けて排出する。
一対のカッタ2は、上記ミキシングミル1からコンベヤ4に向けて供給されるシート状の原材料Jの幅(切幅W〔m〕)を調節する装置であり、混錬ロール上に一対の回転刃を所望の切幅Wで押圧させた形でシート状の原材料Jを所定幅で切出し、コンベヤ4に向けて通過させる。
モータ3は、制御装置7による制御の下で上記一対のカッタ2の間隔を調節するカッタ駆動手段である。このモータ3は、例えばステッピングモータあるいはサーボモータ、あるいは位置決めを念頭に置いた汎用ブレーキモータと位置センサとの組み合わせでもよい。コンベヤ4は、所定長さ(コンベヤ長L〔m〕)を有する原料搬送装置である。このコンベヤ4は、上記ミキシングミル1から供給されると共に上記一対のカッタ2によって切幅Wが調節されたシート状の原材料Jを一定のコンベヤ速度V〔m/s〕(線速度)でカレンダ部5まで搬送する。すなわち、ある時刻にコンベヤ4が受け入れた原材料Jは、コンベヤ長Lをコンベヤ速度Vで除算して得られる搬送時間(遅延時間t〔s〕)だけ遅れたタイミングでカレンダ部5に供給される。
カレンダ部5は、上記コンベヤ4から供給された原材料Jをシート状に最終成形する装置であり、第1〜第4カレンダロール5a〜5d及びテイクオフロール5eを備えている。上記第1〜第4カレンダロール5a〜5dのうち、第1、第2カレンダロール5a,5bは、適宜に対向配置されており、お互いの対向方向の中間位置上方を中心に所定幅を往復首振りするコンベヤ4の片端部(先端部)が位置するように設けられている。このような第1、第2カレンダロール5a,5bは、矢印で示すように回転することにより、上記中間位置上方から供給された原材料Jを所定厚(第1シート厚h)に圧延して下方に排出する。
ここで、第1、第2カレンダロール5a,5bの周面には、コンベヤ4から供給される原材料JによってバンクBKが形成される。このバンクBKは、原材料Jの溜まり領域であり、第1カレンダロール5a及び第2カレンダロール5bのロール軸方向における所定の延在長さ(バンク長w)を有すると共に、所定の高さ(バンク高さB)を有している。
上記第1、第2カレンダロール5a,5bのうち、第2カレンダロール5bの下方には、第3カレンダロール5cが上記第2カレンダロール5bに一定間隔を隔てて垂直かつ平行に対向配置されている。このような第2、第3カレンダロール5b,5cは、矢印で示すように回転することにより、第2カレンダロール5bの周面に沿って供給された原材料Jを所定厚(第2シート厚)に圧延して下方に排出する。さらに、上記第3カレンダロール5cの下方には、第4カレンダロール5dが上記第3カレンダロール5cに一定間隔を隔てて垂直かつ平行に対向配置されている。このような第3、第4カレンダロール5c,5dは、矢印で示すように回転することにより、第3カレンダロール5cの周面に沿って供給された原材料Jを所定厚(製品厚)に圧延して排出する。
また、上記テイクオフロール5eは、上記第4カレンダロール5dに一定間隔を隔てて平行に対向配置されている。このテイクオフロール5eは、第4カレンダロール5dから製品シートを引き取り、図示しない巻取装置を含む後続装置に供給する。
バンクセンサ6は、バンク高さBを求めるための所定の物理量を検出する検出器であり、バンク高さBを示す検出信号を制御装置7に出力する。上記物理量は、例えばバンクセンサ6からバンクBKの表面までの距離である。制御装置7は、この検出信号によって得られるバンクBKのバンク高さBを制御情報として演算することにより、当該バンク高さBが所望の目標値(バンク目標値Btarg)を維持するように上記モータ3を制御する。すなわち、この制御装置7は、バンク高さBに基づいてモータ3を制御することにより、バンク高さBがバンク目標値Btargを維持するように原材料Jの切幅Wを調節する。
続いて、本カレンダ装置の動作(特に制御装置7による切幅Wの調節動作)を説明する前に、当該切幅Wの調節動作の原理について詳しく説明する。
上述したようにバンクBKは、水平対向する第1カレンダロール5aと第2カレンダロール5bとによって形成される原材料Jの溜まり領域である。したがって、ある時刻t〔s〕においてバンクBKに溜まっている原材料Jの体積つまりバンク量V(t)〔m〕は、バンク高さB(t)〔m〕、バンク長(カレンダ幅)w〔m〕及び第1カレンダロール5a及び第2カレンダロール5bのロール軸に直交する方向の断面形状に依存するものとなる。なお、バンク長wについては、制御中に変更する可能性の無い要素であるから、式のうえでも時間に依存しない一定値(定数)として扱う。
一対のカッタ2がある切幅(初期切幅W)に設定されている時刻を時刻t=0とし、当該時刻におけるバンク高さB(t)を初期バンク高さB、またミキシングミル1、一対のカッタ2及びコンベヤ4によってバンクBKに供給される原材料Jの供給量に関する関数(供給関数)をQ(t)〔m/s〕、またカレンダ部5によってバンクBKから排出される原材料Jの排出量(消費量)に関する関数(排出関数)をQ(t)〔m/s〕とすると、時刻t≧0においてバンクBKに溜まる原材料Jの体積(バンク量〔m〕)は下式(1)によって表される。なお、被積分関数を構成する諸元は時間に伴って変化し得るものであるから一般式としては積分表記することが正しく、理論を語る上で妥当と考える。
Figure 2016087920
ここで、式(1)における「f」は上記断面形状に関する係数(定数)である。この断面形状は、実際には時々刻々と変化する不定形であるため、理論式としては文字表記が妥当である。実操業においては、バンクが速度差を設けた2ロールに揉まれて転がされている状況でしばしば真円状に近く見えることに鑑みれば、制御アルゴリズム構築に当たっては、例えば真円とみなして数値化しても問題はない。
このような式(1)において、右辺第1項は、時刻t=0においてバンクBKに溜まっている原材料Jの体積(初期バンク量)、右辺第2項は、時間経過に従ってバンクBKに供給される原材料Jの体積(供給量)、また右辺第3項は、時間経過に従ってバンクBKから排出される原材料Jの体積(排出量)を示している。なお、上記遅延時間tに起因して、原材料Jの供給量を示す右辺第2項と原材料Jの排出量を示す右辺第3項とでは積分区間が遅延時間tの分だけ異なっている。
上記式(1)は、単にバンク量の継時変化を表し、制御とは無関係の式だが、この式から無駄時間系のためのインターバル制御のアルゴリズムを導出するために、ある制御インターバルn(自然数)と次の制御インターバルn+1のバンク量の関係として書き直すと、下式(2)のようになる。そして、この式(2)を次の制御インターバルn+1における初頭バンク高さBn+1について解くと、下式(3)となる。式(3)において、ルート内の第2項は、原材料JのバンクBKへの供給量と排出量との差分を意味し、操業上必然的にバンクの安定化がなされていく中で0に近づいていく性質のものであるから、第1項の1に比較して十分に小さな値とみなせて、式(3)は、数学におけるテーラー展開に基づく省略算により、式(4)のように近似できる。
Figure 2016087920
Figure 2016087920
Figure 2016087920
式(4)の辺々からバンク高さ(以下、バンク高)目標値Btargを引き算し、各制御インターバルn,n+1初頭のバンク高さ(以下、バンク高)BとBn+1の関係から、バンク高目標値Btargからの偏差ΔBとΔBn+1との関係に置き換わり、下式(5)が得られる。
Figure 2016087920
(1)式がバンクの継時変化をとりとめなく表していたのと違い、(5)式はインターバル制御によりバンク高偏差ΔBを積極的に取り除く方法を示唆する式となっている。
バンク高偏差ΔBを制御インターバルnにおける初期偏差と呼ぶこととし、また原材料Jの供給量と排出量との差分によって一制御インターバルの間に生じる下式(6)で示される偏差を累積偏差ΔBndと呼ぶこととする。偏差ΔBn+1は定義上制御インターバルn+1の初期偏差である一方で初期偏差ΔBと累積偏差ΔBndの和であり、制御インターバルnの最終偏差でもある。制御装置(7)のすべきことは、ΔBを相殺しつつΔBndの発生を抑えることである。
Figure 2016087920
続いて、上記初期偏差ΔBへの対処について説明する。
上式(6)における供給関数Q(t)を作為的に変形する。切幅W(t)が初期切幅Wに設定されている際の供給量Vを与える初期供給関数Qsb(t)に、切幅W(t)を初期切幅Wから急速に変化させて再び初期切幅Wに復帰する、即ちパルス状変化を加えて加算供給量Vを与える加算供給関数Qsp(t)を付加させた形で記述し、式(6)における供給量計算部分を下式(7)のように表す。なお、初期偏差ΔBが「+」ならば加算供給量Vは「−」になる。
Figure 2016087920
この式(7)を式(5)に代入すると、下式(8)が得られる。この式(8)は、加算供給関数Qsp(t)を最適設定することにより、初期偏差ΔBを相殺することができることを示している。すなわち、式(9)に示すように、式(8)の第1項である中括弧内が「0」となるように加算供給関数Qsp(t)を設定すること(切幅W(t)を最適操作すること)により、初期偏差ΔBを相殺することができる。逆にいうと、切幅最適操作のアルゴリズムは、式(9)により初期偏差ΔBの関数(パルス形状を規定する広い意味の関数)として与えられる。なお、この加算供給関数は、累積偏差を示す中括弧の中に記述せざるを得なかったが、最適設定されていれば一制御インターバルの間にΔBの相殺に費やされて消滅し、累積偏差には影響を与えない。
Figure 2016087920
Figure 2016087920
すなわち、上式(9)において、積分項の加算供給量をコンベア上の供給厚みH(製品種毎に制御装置に与える量)で除算した量つまり下式(10)で示す量ΔSは、切幅W(t)がパルス状に変化する際の切幅W(t)の変化パターンの面積(補正パルス面積)に相当する。この式(10)を式(9)に代入して補正パルス面積ΔSについて解くと、式(11)が得られる。したがって、この補正パルス面積ΔSを式(11)を用いて求めることにより初期偏差ΔBを相殺することができる。
Figure 2016087920
Figure 2016087920
この式(11)は、上記補正パルス面積ΔSが変数としてのバンク高さBと初期偏差ΔBの積によって決定されることを示している。制御装置7は、バンクセンサ6から入力されるバンク高さB(t)の検出値と式(11)に基づいて補正パルス面積ΔSを演算し、当該補正パルス面積ΔSに相当する原材料JがバンクBKに供給されるように一対のカッタ2の切幅W(t)を調節する。この結果として初期偏差ΔBが相殺される。なお、カッタ2の動きが上記供給関数Qsp(t)を描くこととなるが、カッタ2の軌跡は、カッタ2の位置決め装置の性能も含めて無数に存在し、制御性能を追求する場合と、経済性を配慮する場合とで実施方法がわかれる。
一方、累積偏差ΔBndについては、以下のように対処される。
初期偏差ΔBが相殺されると、式(9)に示す条件が満足されるので、この結果として累積偏差ΔBndは最終偏差ΔBn+1と等しくなり、よって式(8)は式(12)のように表される。
Figure 2016087920
供給関数Qsb(t)、排出関数Q(t)は、それぞれ複数の操業変数の積の形で構成される。それらの操業変数は製品種により決まり、同一製品の生産中つまり運転中には安定操業のためにも積極的に変更される必然性はないが、固定パラメータとして製品種毎に記憶しておくものばかりではなく、周囲温度などの環境により微妙に変動するもの、操業の都合で一時変えねばならないものなどあり、式(12)に至る一般式の中では広義的に時間関数としてきたことは、理論展開する上でも現実的にも妥当である。
しかし、今求めたいのは、各制御インターバルという限定した時間内での、初期切幅と累積偏差との関係である。そのためには、供給関数Qsb(t)及び排出関数Q(t)を具体化して展開していく必要がある。そこで以下においては近似策として、上述した継時的な変動は、制御インターバルの変わり目でのみ階段状に行われるものと考えると、元の関数に大局的に追随する形の階段状時間関数で近似したこととなる。結果として、一制御インターバル内に限定すれば、供給関数Qsb(t)及び排出関数Q(t)は、制御インターバル初頭時点の値が一制御インターバルの間変化することなく継続するものとして、即ち定数として扱える。なお、修正が必要な限り、制御インターバルが変わるごとに修正動作が延々繰り返されるので、制御上こうした近似は全く問題にならない。
以上により、供給関数Qsb(t)は、制御インターバルの初頭から遅延時間tだけ遡った時点の初期切幅W〔m〕とその他の操業変数pns〔m/s〕(定数)との積として表し、排出関数Q(t)も操業変数pnc〔m/s〕(定数)と置くと定数の積分となり、定数と積分区間を掛け合わせたかたちとなる。したがって、累積偏差ΔBndは、式(13)のように求まる。そして、この式(13)を初期切幅Wについて解くと、式(14)が得られ、最終的に適正切幅を得る式(15)が導出される。
Figure 2016087920
Figure 2016087920
この式(14)が示すように、初期切幅Wは、累積偏差ΔBndに依存する量(右辺第1項)と定数(右辺第2項)によって表され、初期切幅Wがpnc/pnsで表される理想的な標準切幅Widealに対して式(15)に示す偏差ΔWneを有している場合に累積偏差ΔBndが発生することを示している。
Figure 2016087920
また、この式(15)における要素ΔBnd/(T+t)は、1制御周期内に生じる累積偏差ΔBndの時間変化率、つまり1制御周期内におけるバンク高B(t)の時間微分である。したがって、式(15)は下式(16)のように、累積偏差ΔBndやインターバル時間T+tから解放された式に変形することができ、制御実施前にバンク高B(t)の微分を取得すれば、上記偏差ΔWneを相殺する補正量(−ΔWne)を計算することができることを示している。つまり、1インターバルを費やして累積偏差ΔBndを観測しなければならない必然性は特にないと解釈することができる。また、式(16)によれば、式(14)のpnc/pns(ここには圧延後シート厚hが含まれている)によらずとも、即ち不明確なパラメータに頼らず、現在の切幅から適正切幅を知ることができる。
Figure 2016087920
以上が本カレンダ装置の動作原理であるが、以下では当該動作原理に基づく本カレンダ装置の具体的な動作について、図2のフローチャートに沿って説明する。
本カレンダ装置では、ミキシングミル1によってコンベヤ4に供給されたシート状の原材料Jがカレンダ部5に供給されてバンクBKを形成し、成形シートが製造される。そして、このようなシート状の原材料Jが圧延、成形される製造工程の中で、制御装置7によってモータ3が操作されることによって、バンク高さBがバンク目標値Btargを維持するようにシート状の原材料Jの切幅Wが調節される。
制御装置7は、本カレンダ装置が稼働を開始すると、最初の制御インターバル(n=1)の制御処理を開始する。なお、このフローチャートに沿った処理を行うために必要となる制御パラメータは予め制御装置7に記憶させておく。
すなわち、制御装置7は、最初にバンク高偏差ΔBがゼロであるか否かを判断する(ステップS1)。そして、制御装置7は、このステップS1の判断が「Yes」の場合はバンク高さBがバンク目標値Btargに一致しているので面積パルス制御処理を何ら行わず、微分計算(ステップS8)へ飛び、ステップS1の判断が「No」の場合には、バンク高さBを取り込むことにより上記式(11)を用いて補正パルス面積ΔSを計算する(ステップS2)。
制御装置7は、バンク高偏差ΔBが「0」より大きいか否かを判断し(ステップS3)、バンク高偏差ΔBが「0」より大きい場合、式(11)から得られる補正パルス面積ΔSは負の値となり、一方、バンク高偏差ΔBが「0」より小さい場合には、式(11)から得られる補正パルス面積ΔSは正の値となる。補正パルス面積ΔSが負の値として計算された場合、カッタ操作量ΔWを切幅Wから補正パルス面積ΔSだけ減少させるようにモータ3を操作し(ステップS4)、一方、補正パルス面積ΔSが正の値として計算された場合には、カッタ操作量ΔWを切幅Wから補正パルス面積ΔSだけ増加させるようにモータ3を操作する(ステップS5)。
そして、制御装置7は、このようなステップS4あるいはステップS5の処理が完了したか否かを判断し(ステップS6)、この判断が「Yes」となると、遅延時間tを計時する待ち時間タイマTをセットして当該待ち時間タイマTがタイムアップしたこと、つまり操作期間Tを要するステップS4あるいはステップS5の処理が終了した後、さらに遅延時間tが経過したことを確認する(ステップS7)。すなわち、待ち時間タイマTがタイムアップしたタイミング、つまりステップS4あるいはステップS5の処理を開始してから制御周期(T+t)が経過したタイミングで、一制御インターバルにおける初期偏差ΔBの相殺処理が完了する。
図3は、定速モータでカッタ2の位置決めをさせてバンク補正する例での制御動作を時間軸上で図解している。制御インターバルnの初頭から制御インターバルn+1の初頭までに上記の制御動作を示している。ここでは初期偏差ΔBがたまたま負で、正の補正パルス面積ΔSが算出され、カッタは、図3の上段に示すように補正パルス面積ΔSを描き、一時的に切幅Wを増加させる。この補正パルス面積ΔSに該当する原材料Jの増加分は、図3の中段に示すように、遅延時間t後にバンクBKに供給される。そしてこの増加分によって、図3の下段に示すように、バンク高初期偏差ΔBに関して相殺される。ただしバンクは下段a線が示すように減少傾向にあるため制御インターバルn+1の初頭では新たな初期偏差ΔBn+1が現れる結果となっている。
引き続いて、制御装置7は、当該制御インターバルnにおける累積偏差ΔBndの補正処理を行う。すなわち、制御装置7は、バンクセンサ6からの入力に基づくバンク高さBを第1のバンク高さB1として読み込む(ステップS8)。そして、制御装置7は、微分時間タイマTをセットして当該微分時間タイマTがタイムアップしたことを確認し(ステップS9)、当該確認が完了すると、バンクセンサ6からの入力に基づくバンク高さBを第2のバンク高さB2として読み込む(ステップS10)。
そして、制御装置7は、上記第1、第2のバンク高さB1,B2及び微分時間タイマTの計時時間を用いてバンク高さBの時間変化率dB/dtを計算する(ステップS11)。なお、微分値測定の信憑性を高めるための統計的手法はいろいろ考えられる。例えば微分期間を定めその間で複数のB1と、各B1に対応するB2をTd後にとり各微分を計算し、統計処理する。またTdについてもいくつかの値を使い、信号の周期的変動外乱による誤認を排除する。その他の既存手法も考えられる。
そして、制御装置7は、上記バンク高さBの時間変化率dB/dtが「0」か否かを判断し(ステップS12)、この判断が「Yes」の場合は累積偏差ΔBndに関する補正処理を何ら行わず、「No」の場合には、上記式(16)に基づいて補正量−ΔWneを計算し、図3の上段に示すように切幅Wを−ΔWneだけ修正する(ステップS13)。これによって当該制御インターバルnにおける累積偏差ΔBndの補正処理が完了する。
ここで、バンク高さBの時間変化率dB/dtが負の値だった場合、補正量−ΔWneは正の値になるので、カッタ操作量ΔWは、図4の制御インターバルn+1の上段に示すように切幅WからΔWneだけ増加する。この増加ΔWneは制御インターバルn+1内で一定に維持される。そして、このような増加ΔWneに該当する原材料Jの増加分は、図4の中段に示すように遅延時間t後にバンクBKに供給される。
そして、この増加分によって、制御インターバルn+1内でのバンク高偏差の減少傾向は補正される。この例では補正パルス面積ΔSn+1の操作と同時に実施されるのでその効果が見えるのは補正パルス面積ΔSn+1のバンクへの到来完了後で、制御インターバルn+2の下段において、初期偏差ΔBn+2が一定に維持され、即ち減少傾向が改善され、累積偏差は生じないことがわかる。従って、初期偏差ΔBn+2に基づく補正パルス面積ΔSn+2によるパルス操作が行われれば、制御インターバルn+2の最後に偏差がなくなることがわかる。なお、図4ではフローにある微分期間Tをどこに設けるのか示していないが、例えば各制御インターバルの境界部分に適宜設けることができる。
このような本実施形態によれば、圧延後のシート厚みhを原理的に必要としない理論式によって原材料JのバンクBKへの供給量を調節するので、圧延後のシート厚みhの連続検出装置の併設を条件とすること無しに原材料Jの供給量を調節することが可能なアルゴリズムが構築でき、従来のような設備上の制約条件無しにあらゆる現場でバンク量自動制御が導入し易い。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のような変形例が考えられる。
(1)上記実施形態では、原材料Jを一対の圧延ロール1a,1bを用いてシート状にし、当該シート状の原材料Jの切幅Wを一対のカッタ2で制御することにより原材料JのバンクBKへの供給量を調節したが、本発明における数学的解決法はこれに限定されない。本発明における原料供給手段については、例えば原材料Jを押出機でコンベヤ4上に押し出すものであって、当該押出し量を制御することにより原材料JのバンクBKへの供給量を調節する場合でも同じ考え方が採用できる等、種々の操作形態への適用が考えられる。また、本発明における搬送手段はコンベヤ4に限定されるものではない。
(2)上記実施形態では、初期偏差ΔB及び累積偏差ΔBndの両方を補正する場合について説明したが、本発明は、これに限定されない。必要に応じて累積偏差ΔBndの補正処理を割愛してもよい。どちらかの補正処理のみ採用しても良い。
また、補正パルス面積ΔSを初期偏差ΔBの厳密な関数として求めずとも、これらが比例関係にあることから、半固定パラメータp1により、ΔS=−p1・ΔBとして、製品種ごとに適するp1を試行錯誤で求めて記憶して置く方法や、初期偏差ΔBがある閾値を超えたら一定の補正パルス面積ΔSを出力するといった簡略手法(粗雑ながら関数と言える)も、繰り返し制御の効果として奏功するので、簡略型アルゴリズムとして採用可能である。更に同様にして、ΔWne=p2・dB/dtと置いてp2を試行錯誤で求めることも簡略アルゴリズムとして考えられる。
(3)上記実施形態では、最適制御の観点から操作期間T(可変量)と遅延時間t(定数)とを合算した時間(T+t)を制御周期としたが、本発明はこれに限定されない。例えば、予め見積ることが可能な最大操作期間Tmax(定数)と遅延時間t(定数)とを合算した時間(Tmax+t)を制御周期とすることにより制御アルゴリズムの簡略化が可能である。
(4)上記実施形態では、第1〜第4カレンダロール5a〜5dを備えたカレンダ装置(4ロールタイプのカレンダ装置)に本願発明を適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されない。本発明は、例えば第1カレンダロール5aと第2カレンダロール5bとを備え、第3カレンダロール5cと第4カレンダロール5dとを備えないタイプのカレンダ装置(2ロールタイプのカレンダ装置)に適用することが可能である。
1 ミキシングミル
2 カッタ
3 モータ
4 コンベヤ(搬送手段)
5 カレンダ部
6 バンクセンサ
7 制御装置

Claims (5)

  1. 原料供給手段から受け入れた原材料を搬送手段を用いてカレンダ部に上方から供給して製品シートに成形するカレンダ装置であって、
    前記カレンダ部において前記搬送手段から供給された前記原材料の溜まり領域の高さを求めるための所定の物理量を検出するバンクセンサと、
    前記バンクセンサから入力される前記物理量に基づいて前記溜まり領域の高さに対応するバンク高さBを演算し、当該バンク高さBが設定目標値と一致するように前記原料供給手段から前記搬送手段への前記原材料の供給量を調節する制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、前記原材料の供給量を現行供給量から増減させることによって前記原材料の供給量を調節するものであって、前記バンク高さBが前記設定目標値に対して偏差ΔBを生じると、当該偏差ΔBを是正するために必要な前記原材料の供給補正量に対応する時間軸上の補正面積ΔSを前記バンク高さBに基づいて計算し、当該補正面積ΔSに従って前記原材料の供給量を調節することを特徴とするカレンダ装置。
  2. 前記制御装置は、前記バンク高さBの変化率を計算し、当該変化率に応じて前記現行供給量を調節することを特徴とする請求項1記載のカレンダ装置。
  3. 前記原料供給手段は、シート状の前記原材料の幅を調節することにより前記搬送手段への供給量を調節するものであり、
    前記制御装置は、前記補正面積ΔSに従って前記原材料の幅を調節することを特徴とする請求項1または2記載のカレンダ装置。
  4. 前記制御装置は、前記原材料の溜まり領域の断面形状に対応する係数fを含む下式に基づいて前記補正面積ΔSを計算することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のカレンダ装置。
    ΔS=2f・(w/H)・B・ΔB
  5. 前記制御装置は、前記供給補正量に関する操作期間Tと前記搬送手段における搬送時間tとを合算した制御インターバルで前記原材料の供給量を調節することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のカレンダ装置。
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