JP2016084834A - 取付金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】架台の構造材である太陽光発電パネルを支持するための支持材の傾斜角度を適宜設定できる取付金具を提供する。
【解決手段】取付金具1は、複数の構造材を組み合せてなる架台10を基礎支柱11上に設置するためのものであり、基礎支柱11上に固定されるベース部材2と、ベース部材2に固定される第1の取付部材3と、架台10の構造材の1つに固定される第2の取付部材4と、第1の取付部材3及び第2の取付部材4に挟持され、プレス加工可能な板材よりなる座金部材と、を備え、第1の取付部材3及び第2の取付部材4の座金部材と接する側の面には、少なくとも1つの突起がそれぞれ設けられ、第1の取付部材3及び第2の取付部材4によるプレスによって座金部材に対し突起が両側から食い込むことで、第2の取付部材4が第1の取付部材3に対して回転動作不能に保持される。
【選択図】図3

Description

本発明は、複数の構造材を組み合せてなる架台を基礎土台上に設置するために用いられる取付金具に関する。
近年の環境保護やエネルギー問題などの観点から、自然エネルギーを利用した発電が注目されている。なかでも太陽光発電は、一般家庭や大規模建築物の屋根などに多く設置され、世間一般に広く普及している。また、広大な土地に多数の太陽光発電パネルを設置して大規模な太陽光発電を行うメガソーラーと呼ばれる太陽光発電施設の建設も進んでいる。
太陽光発電施設においては、地面上に等間隔に設けられた複数のコンクリート製の基礎支柱の上に、多数の構造材を組み合せてなる架台が構築され、この架台に複数の太陽光発電パネルが取り付けられている。架台は、基礎支柱の上面に固定される取付金具を介して基礎支柱上に設置される(例えば特許文献1を参照)。具体的に、架台は、取付金具を介して前後位置の基礎支柱上にそれぞれ所定の傾斜角度でもって立設される前側支持材及び後側支持材と、後側支持材の上端部同士を連結する水平な後側ビーム材と、前側支持材の上端部同士を連結する水平な前側ビーム材と、前側ビーム材及び後側ビーム材に等間隔に架設される複数の垂木材とを備えている。後側支持材は前側支持材よりも長さが長く、よって、垂木材は前側に向けて下降するように傾斜しており、太陽光発電パネルは、複数の垂木材上に固定されることで、所定角度で傾斜した状態で架台に取り付けられる。
取付金具は、例えば図31(A),(B)に示すように、基礎支柱上に固定される板状のベース部材100と、ベース部材100に溶接などで接合される板状の取付部材101とを備える。取付部材101には、複数の取付孔102が形成されており、取付孔102を介して前側及び後側の各支持アーム材103が取り付けられる。また、取付部材101は、ベース部材100に所定の傾斜角度で接合されており、前側及び後側の各支持アーム材103を傾斜状態で支持し、これにより、垂木材104(太陽光発電パネル)を傾斜状態で設置可能である。
特開2004−311883号公報
太陽光発電パネルは、太陽からの高い受光効率(発電効率)が得られるようにその傾斜角度が設定されるが、傾斜状態で設置されると風圧を受けやすい。そのため、太陽光発電パネルを設置する場所の条件(立地条件)に応じて、太陽光発電パネルの傾斜角度を変更する必要がある。太陽光発電パネルの傾斜角度を変更するためには、架台の各支持材103の傾斜角度、つまりは、上述した取付金具の取付部材101の傾斜角度を変更する必要があるが、取付部材101はベース部材100に溶接などで接合されているので、取付部材101の傾斜角度を変更するには、取付金具の形状変更が必要となる。そうすると、上述した取付金具を用いた架台では、太陽光発電パネルの傾斜角度に応じて、その都度、所望の傾斜角度で取付部材101をベース部材100に接合した取付金具を作製したり、太陽光発電パネルの傾斜角度に応じた複数種類の取付金具を準備したりする必要があるため、その分だけ、太陽光発電パネルを設置するための時間が余計にかかるうえ、コストも増大する。
本発明は、上記した課題に着目してなされたもので、架台の構造材である太陽光発電パネルを支持するための支持材の傾斜角度を適宜設定できる取付金具を提供することを目的とする。
本発明の前記目的は、複数の構造材を組み合せてなる架台を基礎土台上に設置するための取付金具であって、基礎土台上に固定される第1の取付部材と、架台の構造材の1つに固定される第2の取付部材と、前記第1の取付部材及び前記第2の取付部材に挟持され、プレス加工可能な板材よりなる座金部材と、を備え、前記第1の取付部材及び前記第2の取付部材の前記座金部材と接する側の面には、少なくとも1つの突起がそれぞれ設けられ、前記第1の取付部材及び前記第2の取付部材によるプレスによって前記座金部材に対し前記突起が両側から食い込むことで、前記第2の取付部材が前記第1の取付部材に対して回転動作不能に保持される取付金具により達成される。
上記構成の取付金具において、複数の前記突起が、前記第1の取付部材及び前記第2の取付部材の前記座金部材と接する側の面に、放射状に延びるように設けられていることが好ましい。
また、前記突起は、上面側に向かうにしたがって漸次外形が小さくなる四角錐台状に形成されていることが好ましい。
また、前記第1の取付部材及び前記第2の取付部材は、固定ボルトにより互いに固定されており、前記第2の取付部材は、鉛直方向に対して前記固定ボルトがねじ込まれる方向に回転させた状態で、第1の取付部材3に固定されることが好ましい。
また、前記第1の取付部材の前記突起と前記第2の取付部材の前記突起とは、互いにずれた位置で、前記座金部材に対して食い込んでいることが好ましい。
本発明によれば、例えば架台の構造材である太陽光発電パネルを支持するための支持材の傾斜角度を適宜設定できる。よって、太陽光発電パネルの傾斜角度に応じた取付金具を作製する必要がなく、太陽光発電パネルを設置するための時間及びコストを低減できる。
本発明の一実施形態に係る取付金具の平面図である。 図1の取付金具の正面図である。 図1の取付金具の右側面図である。 プレス加工後の第1の取付部材及び第2の取付部材の右側面図である。 プレス加工後の第1の取付部材及び第2の取付部材の左側面図である。 プレス加工後の第1の取付部材及び第2の取付部材の平面図である。 プレス加工後の第1の取付部材及び第2の取付部材の底面図である。 プレス加工後の第1の取付部材及び第2の取付部材の正面図である。 プレス加工後の第1の取付部材及び第2の取付部材の背面図である。 第1の取付部材の平面図である。 第1の取付部材の底面図である。 第1の取付部材の正面図である。 第1の取付部材の左側面図である。 第1の取付部材の右側面図である。 図10のA−A線に沿う断面図である。 第2の取付部材の平面図である。 第2の取付部材の底面図である。 第2の取付部材の正面図である。 第2の取付部材の左側面図である。 第2の取付部材の右側面図である。 図16のB−B線に沿う断面図である。 プレス加工前の座金部材の平面図である。 プレス加工前の座金部材の側面図である。 図22のC−C線に沿う断面図である。 プレス加工後の座金部材の平面図である。 プレス加工後の座金部材の底面図である。 プレス加工後の座金部材の側面図である。 図25のD−D線に沿う断面図である。 プレス加工前の第1の取付部材及び第2の取付部材の正面図である。 プレス加工前の第1の取付部材及び第2の取付部材の左側面図である。 従来例の取付金具の(A)正面図及び(B)右側面図である。
以下、本発明の実態形態について添付図面を参照して説明する。図1〜図3は、本発明の一実施形態に係る取付金具1の外観構成を示している。本実施形態の取付金具1は、太陽光によって発電する太陽光発電パネル12を支持する架台10を基礎土台上に設置するために用いられている。
基礎土台は、本実施形態では、地盤に左右方向に所定間隔をあけて複数本打設された基礎支柱11であり、基礎支柱11の列が前後方向にも複数列(例えば2列)設けられている。基礎支柱11は、例えばコンクリートブロック(丸杭)やH形鋼よりなり、上端部が地上に露出している。
架台10は、複数の構造材を組み合せて構築され、太陽光発電パネル12が固定される複数の垂木材13と、複数の垂木材13と交差するビーム材14と、ビーム材14を支持する複数の支持材15とを備えている。
支持材15は、後位置の基礎支柱11上にそれぞれ斜め上方向に延びるように所定の傾斜角度でもって立設される。支持部材15は、本実施形態では、1つの基礎支柱11にそれぞれV字をなすように2つずつ設けられている。支持材15の下端部は、取付金具1を介して基礎支柱11上に固定されている。また、支持材15の上端部は、ビーム材14に固定されている。
ビーム材14は、複数の支持材15の上端部をそれぞれ連結する。ビーム材14は、左右方向に延びている。なお、前位置の複数の基礎支柱11上には、左右方向に延びる横架材(図示せず)が固定されており、ビーム材14とこの横架材(図示せず)とは前後方向に互いに間隔をあけて平行に配置されている。この横架材(図示せず)は、ビーム材14よりも低い位置に配置される。
垂木材13は、前後方向に延びるようにビーム材14及び横架材(図示せず)に架設されており、左右方向に互いに間隔をあけて平行に配置されている。垂木材13は、後端部が前端部よりも高い位置に配置され、前側に向けて下降するように傾斜して配置される。垂木材13の傾斜角度は、太陽光発電パネル12の傾斜角度と一致する。垂木材13の前端部は、横架材(図示せず)よりも前方に突き出ており、垂木材13の後端部は、ビーム材14よりも後方に突き出ている。
架台10の上述した構造材(垂木材13、ビーム材14、支持材15及び横架材(図示せず))は、例えば鋼材により形成されており、その表面には防錆処理が施されている。なお、架台10の構造材は、鋼材に限らず、架台10に求められる機械的強度、耐久性、耐候性などを満たす材料であれば、他の金属材料(合金を含む)であってもよいし、強化プラスチックなどのプラスチック材料などであってもよい。また、架台10の各構造材の数や寸法、配置などは、架台10に設置される太陽光発電パネル12の数や外形寸法によって適宜設定される。また、架台10は、上述した構造材(垂木材13、ビーム材14、支持材15及び横架材(図示せず))以外の他の構造材をさらに用いて構成されていてもよい。
太陽光発電パネル12は、架台10の複数の垂木材13上に左右方向に複数並べられている。太陽光発電パネル12には、例えばアルミニウムなどからなるフレーム材が設けられ、このフレーム材をボルト及びナットを用いて垂木材13に固定可能となっている。なお、太陽光発電パネル12の設置枚数や設置形態は、適宜設計・変更可能である。
次に、取付金具1は、複数の構造材を組み合せてなる上記架台10を基礎支柱11上に設置するためのものであり、図1〜図3に示すように、基礎支柱11上に固定される第1の取付部材3と、架台10の構造材の1つに固定される第2の取付部材4と、第1の取付部材3及び第2の取付部材4に挟持される座金部材5と、第1の取付部材3及び第2の取付部材4を固定する固定手段6とを備えている。なお、本実施形態では、第1の取付部材3は、ベース部材2を介して基礎支柱11上に固定されている。
ベース部材2は、平坦な取付部20と、取付部20の両側縁から下方に傾斜する連結部22と、連結部22に連続して設けられ、取付部20よりも下方に位置する一対の平坦な固定部21とを備えている。このベース部材2は、板状の鋼材(例えばSPHC(熱間圧延軟鋼板)などの軟鋼)の両側部分を略L字状に折り曲げることで形成されている。
ベース部材2の各固定部21には、それぞれ、ボルト挿入孔23が少なくとも1つ(図示例では2つ)形成されている。ベース部材2は、各固定部21が、基礎支柱11の上面に固定された連結部材17上に載置され、ボルト挿入孔23及び前記連結部材に形成された貫通孔にボルト(図示せず)を貫通させて、ナット(図示せず)による締め付けによって各固定部21を連結部材17に固定することで、ベース部材2が基礎支柱11の上面に取り付けられる。
ベース部材2の取付部20には、第1の取付部材3が取り付けられる。本実施形態では、取付部20に第1の取付部材3が2つ取り付けられている。また、取付部20には、第1の取付部材3を取り付けるためのボルト挿入孔24が少なくとも1つ(図示例では2つ)形成されている。
第1の取付部材3は、図4〜図15に示すように、本実施形態では、断面視L字状に形成されており、ベース部材2の取付部20上に載置される基部30と、基部30から立ち上がる立壁部31とを備えている。第1の取付部材3は、例えば鉄や鋼鉄などにより形成される。基部30の立壁部31の外面(立壁部31が立ち上がる面とは反対側の面)には、外周面に雄ネジが形成された略円柱状のボルト部32が設けられている。このボルト部32は、第1の取付部材3をベース部材2に取り付けるための取付手段を構成している。図3に示すように、このボルト部32をベース部材2の取付部20のボルト挿入口24に挿入し、ナット33により締め付けて取付部20に固定することで、第1の取付部材3がベース部材2に直立姿勢で取り付けられる。なお、図3中、符号34で示されるのはワッシャーである。
第1の取付部材3の後述する座金部材5と接する側の面、つまりは、立壁部31の内面(基部30の内面と隣接する側の面)には、少なくとも1つの突起7が設けられている。本実施形態では、複数(図示例では4つ)の突起7が、第1の取付部材3の座金部材5と接する側の面(立壁部31の内面)に、放射状に延びるように設けられている。つまり、各突起7は、後述するボルト孔60を中心にして面方向に延びており、かつ、ボルト孔60の周りに等間隔(図示例では90度等間隔)で配置されている。突起7の断面視形状は、三角形状、正方形状や長方形状などの矩形状、台形状、半円形状など、特に限定されるものではないが、好ましくは台形状であり、よって、本実施形態では、突起7は上面側に向かうにしたがって漸次外形が小さくなる四角錐台状に形成されている。突起7が四角錐台状に形成されていると、詳細は後述するが、座金部材5に対して第1の取付部材3をプレスした際に、突起7が座金部材5の表面に食い込むことにより、座金部材5の表面に凹部51が形成され、この凹部51に突起7が係合するが、このとき、突起7が凹部51に良好に密着するので、突起7が凹部51にしっかり係合して凹部51から抜け出にくくなるとの理由で好ましい。
第1の取付部材3の立壁部31には、ボルト孔60が立壁部31を貫通するようにして設けられている。このボルト孔60は、後述する固定ボルト61とともに第1の取付部材3及び第2の取付部材4を固定するための固定手段6を構成している。ボルト孔60の内周面には、固定ボルト61と螺合する雌ネジが形成されている。
第2の取付部材4は、図4〜図9及び図16〜図21に示すように、本実施形態では、第1の取付部材3とほぼ同形状であり、断面視L字状に形成されていて、基部40と、基部40から立ち上がる立壁部41とを備えている。第2の取付部材4も、例えば鉄や鋼鉄などにより形成される。基部40には、図3に示すように、架台10の構造材である支持材15が取り付けられる。基部40の立壁部41の外面(立壁部41が立ち上がる面とは反対側の面)には、外周面に雄ネジが形成された略円柱状のボルト部42が設けられている。このボルト部42は、架台10の支持材15に第2の取付部材4を取り付けるための取付手段を構成している。このボルト部42を架台10の支持材15に形成された貫通孔(図示せず)に挿入し、ナット16(図3に示す)により締め付けて固定することで、第2の取付部材4が架台10の支持材15に取り付けられる。このとき、直立姿勢の第1の取付部材3に対して取り付けられる第2の取付部材4の向き、つまりは、鉛直方向に対する第2の取付部材4の回転角度θ(図30に示す)に応じて、架台10の支持材15の傾斜角度α(図3に示す)、すなわち、垂木材13(太陽光発電パネル12)の傾斜角度β(図3に示す)が変化する。
第2の取付部材4の座金部材5と接する側の面、つまりは、立壁部41の内面(基部40の内面と隣接する側の面)には、少なくとも1つの突起7が設けられている。本実施形態では、複数(図示例では4つ)の突起7が、第2の取付部材4の座金部材5と接する側の面(立壁部41の内面)に、放射状に延びるように設けられている。つまり、各突起7は、後述するボルト挿入孔62を中心にして面方向に延びており、かつ、ボルト挿入孔62の周りに等間隔(図示例では90度等間隔)で配置されている。突起7の断面視形状は、三角形状、正方形状や長方形状などの矩形状、台形状、半円形状など、特に限定されるものではないが、第1の取付部材3の突起7と同様に、好ましくは台形状であり、よって、本実施形態では、突起7は上面側に向かうにしたがって漸次外形が小さくなる四角錐台状に形成されている。
第2の取付部材4の立壁部41には、ボルト挿入孔62が立壁部41を貫通するようにして形成されている。このボルト挿入孔62には、固定手段6を構成する固定ボルト61が挿通される。
座金部材5は、図22〜図24に示すように、所定の厚みを有する板材よりなり、本実施形態では円盤状であり、第1の取付部材3及び第2の取付部材4の間に挟まれるようにして配置される。座金部材5の中央部にはボルト挿入孔50が座金部材5を貫通するようにして形成されている。このボルト挿入孔50には、固定手段6を構成する固定ボルト61が挿通される。
座金部材5は、プレス加工可能な素材、つまりは、対となった第1の取付部材3及び第2の取付部材4の間に挟まれて、第1の取付部材3及び第2の取付部材4から強い力を加えられることで、第1の取付部材3及び第2の取付部材4の形に成形可能な素材により形成されている。このような素材としては、SPHC(熱間圧延軟鋼板)などの軟鋼を好適に用いることができるが、その他にも、S15Cなどの炭素鋼を用いることができ、素材としては特に限定されない。
上述したように、プレス加工可能な素材からなる座金部材5が第1の取付部材3及び第2の取付部材4に挟持されていることで、第1の取付部材3及び第2の取付部材4により座金部材5が両側からプレスされると、第1の取付部材3及び第2の取付部材4にそれぞれ設けられた各突起7が座金部材5の両表面に食い込む。これにより、図25〜図28に示すように、座金部材5の両表面には凹部51が形成され、この凹部51に突起7が係合する結果、第1の取付部材3及び第2の取付部材4がともに座金部材5に対して回転しないように規制される。このように、座金部材5が回り止めとして機能することで、第2の取付部材4が第1の取付部材3に対して回転動作不能に保持される。よって、架台10の支持部材15が所定の傾斜角度αで保持され、垂木材13(太陽光発電パネル12)を所定の傾斜角度βで設置することができる。すなわち、本実施形態によると、図29及び図30に示すように、座金部材5のプレス加工前においては、直立姿勢の第1の取付部材3に対して取り付けられる第2の取付部材4の向き(鉛直方向に対する第2の取付部材4の回転角度θ)を自由に設定でき、所望の回転角度θで座金部材5をプレス加工することで、第2の取付部材4をこの回転角度θで保持できる。よって、垂木材13(太陽光発電パネル12)の傾斜角度βが所望の角度となるような支持材15の傾斜角度αを適宜設定することができる。
固定手段6は、本実施形態では固定ボルト61が用いられている。固定ボルト61を第2の取付部材4のボルト挿入孔62及び座金部材5のボルト挿入孔50に挿通し、第1の取付部材3のボルト孔60にねじ込むことで、第1の取付部材3に第2の取付部材4を、所望の回転角度θで固定することができる。なお、固定ボルト61のゆるみ止めのために、固定ボルト61のボルト孔60から突き出た先端部にはナット63が取り付けられている。
以上のように、上記構成の取付金具1によれば、垂木材13(太陽光発電パネル12)の傾斜角度βを所望の角度にできる支持材15の傾斜角度αとなるように、第2の取付部材4を第1の取付部材3に取り付けて、この状態で、座金部材5をプレス加工して第2の取付部材4を第1の取付部材3に対して回転動作不能に保持することで、架台10の支持材15、さらには、垂木材13(太陽光発電パネル12)を所望の傾斜角度で保持できる。このように、本実施形態の取付金具1では、第1の取付部材3に対する第2の取付部材4の向き(回転角度θ)を任意に変更可能であり、かつ、設定した向き(回転角度θ)で第2の取付部材4を容易に保持できるので、太陽光発電パネル12の傾斜角度に応じた複数種類の取付金具1を準備したり、その都度作製したりする必要がなく、太陽光発電パネル12を設置するための時間及びコストを低減できる。
なお、第2の取付部材4は、図3及び図30に示すように、鉛直方向に対して、固定ボルト61がねじ込まれる方向(図示例では時計回りの方向)に回転させた状態で、第1の取付部材3に固定されることが好ましい。なぜならば、図30に示すように、第2の取付部材4に架台10が固定されると、第2の取付部材4のボルト部42に架台10の重量により下方向の負荷がかかり、これにより、第2の取付部材4には固定ボルト61を中心に回転させようとする力が作用するが、第2の取付部材4が、鉛直方向に対して、固定ボルト61をゆるめる方向(図示例では反時計回りの方向)に回転させた状態で、第1の取付部材3に固定されていると、第2の取付部材4を回転させようとする力により、固定ボルト61のゆるみが生じ、固定ボルト61による締め付け力が低下するおそれがある。これに対して、第2の取付部材4が、鉛直方向に対して、固定ボルト61を締め付ける(ねじ込む)方向に回転させた状態で、第1の取付部材3に固定されていると、第2の取付部材4を回転させようとする力が作用しても、固定ボルト61のゆるみが生じず、固定ボルト61による締め付け力が低下するおそれがないからである。
また、第1の取付部材3の突起7と第2の取付部材4の突起7とは、図25及び図26に示すように、互いにずれた位置で、座金部材5に対して食い込んでいる、つまりは、座金部材5の一方面において第1の取付部材3の突起7が食い込む位置と、座金部材5の他方面において第2の取付部材4の突起7が食い込む位置とが座金部材5を挟んで重なっていない(一致していない)ことが好ましい。なぜならば、座金部材5の一方面において第1の取付部材3の突起7が食い込む位置と、座金部材5の他方面において第2の取付部材4の突起7が食い込む位置とが座金部材5を挟んで重なっている(一致している)と、座金部材5が破損しやすい、又は、座金部材5に形成される凹部51が広がってしまって突起7が凹部51に良好に係合せず、座金部材5が回り止めとして十分に機能しないおそれがあるからである。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では、基礎支柱11及びベース部材2、ベース部材2及び第1の取付部材3、第2の取付部材4及び支持材15を、ボルトで固定しているが、これらの固定は、ボルトを用いた固定方法に限らず、例えば、固定金具を用いた固定方法や、溶接などの固定方法を採用することも可能である。ただし、施工コストや材料コストを考慮すると、ボルトを用いた固定方法を採用するほうが好ましい。また、第1の取付部材3及び第2の取付部材4の固定手段6についても、固定ボルト61を採用しているが、例えば、固定金具や溶接などを採用することも可能である。また、ベース部材2は必ずしも必要ではなく、第1の取付部材3を基礎土台に直接固定できるのであれば、それでも構わない。また、ベース部材2の形状も、第1の取付金具3を基礎土台上に固定できるのであれば、種々の形状とすることができる。
また、上記実施形態では、太陽光によって発電する太陽光発電パネル12を支持する架台10を基礎土台上に設置するために取付金具1が用いられているが、本発明の取付金具1の用途は、太陽光発電パネル12のための架台10の基礎土台への設置に限られず、その他の構造物、機器などを支持するための架台10の基礎土台への設置に用いることができる。また、架台10の基礎土台への設置以外にも、骨組みを構成する構造材や柱同士を連結するためにも本発明の取付金具1を用いることができる。
1 取付金具
2 ベース部材
3 第1の取付部材
4 第2の取付部材
5 座金部材
6 固定手段
7 突起
61 固定ボルト

Claims (5)

  1. 複数の構造材を組み合せてなる架台を基礎土台上に設置するための取付金具であって、
    基礎土台上に固定される第1の取付部材と、
    架台の構造材の1つに固定される第2の取付部材と、
    前記第1の取付部材及び前記第2の取付部材に挟持され、プレス加工可能な板材よりなる座金部材と、を備え、
    前記第1の取付部材及び前記第2の取付部材の前記座金部材と接する側の面には、少なくとも1つの突起がそれぞれ設けられ、
    前記第1の取付部材及び前記第2の取付部材によるプレスによって前記座金部材に対し前記突起が両側から食い込むことで、前記第2の取付部材が前記第1の取付部材に対して回転動作不能に保持される取付金具。
  2. 複数の前記突起が、前記第1の取付部材及び前記第2の取付部材の前記座金部材と接する側の面に、放射状に延びるように設けられている請求項1に記載の取付金具。
  3. 前記突起は、上面側に向かうにしたがって漸次外形が小さくなる四角錐台状に形成されている請求項1又は2に記載の取付金具。
  4. 前記第1の取付部材及び前記第2の取付部材は、固定ボルトにより互いに固定されており、
    前記第2の取付部材は、鉛直方向に対して前記固定ボルトがねじ込まれる方向に回転させた状態で、第1の取付部材3に固定される請求項1〜3のいずれかに記載の取付金具。
  5. 前記第1の取付部材の前記突起と前記第2の取付部材の前記突起とは、互いにずれた位置で、前記座金部材に対して食い込んでいる請求項1〜4のいずれかに記載の取付金具。
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