JP2016082684A - 非接触給電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】天候に左右されず、精度よく位置関係を検出して無駄な給電動作を停止することができる非接触給電装置を実現する。【解決手段】本発明による非接触給電装置100においては、移動体10の移動によって振動発生手段101で発生した振動を検出して移動体10が給電可能な範囲内にいるか判定し、移動体への給電状態と給電停止状態とを制御する。これにより天候に左右されず、精度よく位置関係を検出して無駄な給電動作を停止することができる非接触給電装置を実現する。【選択図】図1

Description

本発明は、移動体への給電を行う非接触給電装置であり、特に移動路に設けられた給電装置から、移動路を移動する移動体に設けられた受電装置に、非接触で電力を送る非接触給電装置に関する。
非接触給電の場合、給電装置と受電装置との位置関係が一致していないと給電効率が低下するおそれがある。給電効率が低下している状態で給電動作を続けると、無駄な電力消費につながる。これを防止するため、その位置関係を検出する方法がいくつか提案されている。
例えば特許文献1には、カメラや光によって位置関係を検出するものがあるが、この方法では、屋外に設置されているため天候等の影響や汚れ等によって検出精度が低下する恐れがある。或いは特許文献2では、磁気的な方法も提案されているが距離を離して位置を検出する場合は検出精度が低下する為に複数のセンサを用いて信号処理をすることにより精度を上げることは可能だが処理回路の複雑化や、処理時間がかかる等の問題がある。
特開平8−237890号公報 特開2012−16106号公報
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、天候に左右されず、精度よく位置関係を検出して無駄な給電動作を停止することができる非接触給電装置を提案することにある。
本発明は、移動路に沿って配置され、移動体に設けられた受電装置に対して非接触で電力を給電する非接触給電装置において、移動路に沿って配置され、前記移動体が移動したときに所定周波数範囲内の振動を発生させる振動発生手段と、前記移動体の移動によって発生した前記振動を検出する振動検出手段と、前記振動検出手段の検出結果に基づいて前記移動体が給電可能な範囲内に存在しているか判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に基づいて前記移動体への給電状態と給電停止状態を制御する給電制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、移動体の移動によって発生する振動を検出して移動体が給電可能な範囲内に存在するか否か判定し、その判定結果に基づいて給電状態と給電停止状態を制御する事が可能である。これにより、移動体が給電可能な範囲内に存在しない場合に給電停止状態に制御することが可能となり、無駄な給電動作を防止することができる。
また、本発明によれば、振動を用いて移動体が給電可能な範囲内に存在するか否かを判定しているので、従来のカメラや光センサを用いて移動体を検出するような方法で問題になる汚れや、天候による位置検出精度の低下を回避する事が出来、更には精度良く、給電状態又は、給電停止状態の制御が可能となり、無駄な給電動作を停止する非接触給電装置を実現出来る。
本発明は、前記移動体の少なくとも一部が、移動路に沿って配置された前記振動発生手段と接触する事によって前記所定周波数範囲内の振動を発生させる事を特徴とする。
本発明によれば、確実に振動が発生し、また、所定周波数の振動を意識的に発生する事が可能となる。
本発明は、前記移動体の少なくとも一部が、移動路に沿って配置された前記振動発生手段と接する事によって、前記所定周波数範囲内の空気を媒体とする振動を発生させ、前記振動検出手段は、前記空気を媒体とする振動を検出する事を特徴とする。
本発明によれば、空気を媒体とする振動を検出する事により、振動発生手段と振動検出手段を電気的、機械的に分離する事が可能となり、振動検出手段の設置の自由度が高まる。
本発明は、前記振動発生手段は、移動体の移動により当該移動体の重さに応じて振動成分を含む歪、圧力、変位および加速度のうち少なくとも1つの信号を発生し、前記振動検出手段は前記振動発生手段が発生した信号に含まれる振動成分を検出する事を特徴とする。
本発明によれば、振動検出手段により前記振動成分を検出する事が可能となり、従来のカメラや光センサを用いて移動体を検出する方法で問題になる、ゴミ、異物による誤検出等を防止する事が可能となる。また、汚れによる位置検出精度の低下を回避する事が出来る。
本発明は、移動路に沿って移動する移動体の進行方向をX方向、前記X方向と直交しかつ移動路と平行な方向をY方向、前記X方向およびY方向と直交する方向をZ方向とした時に、前記判定手段は、移動体が移動路を移動することによって発生するY方向もしくはZ方向の少なくともいずれかの振動により、前記移動体が給電可能な範囲内に存在しているか判定する事を特徴とする。
本発明によれば、Y方向、Z方向の少なくともいずれかの振動を用いる事により、設置環境内で発生するノイズを排除する事が可能となり、より確実に移動体が給電可能な範囲内に存在するか否か判定する事が可能となる。
本発明によれば、天候に左右されず、精度よく位置関係を検出して無駄な給電動作を停止することができる非接触給電装置を実現できる。
図1は、本発明に係る非接触給電装置の構成を示すブロック図である。 図2Aは、本発明に係る非接触給電装置と受電装置との関係を示す上面図である。 図2Bは、本発明に係る非接触給電装置と受電装置との関係を示す側面図である。 図3Aは、本発明の別の例に係る非接触給電装置と受電装置との関係を示す上面図である。 図3Bは、本発明の別の例に係る非接触給電装置と受電装置との関係を示す側面図である。 図4Aは、本発明の別の例に係る振動発生手段、振動検出手段と振動発生手段と接する移動体に設けられた少なくとも一部の構造体との関係を示す上面図である。 図4Bは、本発明の別の例に係る振動発生手段、振動検出手段と振動発生手段と接する移動体に設けられた少なくとも一部の構造体との関係を示す側面図である。 図5Aは、本発明の別の例に係る振動発生手段、振動検出手段と振動発生手段と接する移動体に設けられた少なくとも一部の構造体との関係を示す上面図である。 図5Bは、本発明の別の例に係る振動発生手段、振動検出手段と振動発生手段と接する移動体に設けられた少なくとも一部の構造体との関係を示す側面図である。
以下において、図面を用いて本発明に係る実施の形態につき詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態における非接触給電装置の構成を詳しく示す図である。
非接触給電装置100は、振動発生手段101、振動検出手段102、判定手段103、給電制御手段104および非接触給電手段105を備える。振動発生手段101は、移動体が移動した時に、移動体の少なくとも一部の構造体12と接触する事により、所定周波数範囲内の振動を発生する。振動検出手段102は、振動発生手段101で発生した所定周波数範囲内の振動を検出する。判定手段103は、振動検出手段102と電気的に接続され、振動検出手段102が検出した振動に所定周波数範囲内の振動が含まれているかを判定する。より具体的には、判定手段103は、所定周波数範囲内の振動が含まれていれば移動体10が給電可能な範囲内にいると判定し、所定周波数範囲内の振動が含まれていなければ移動体10が給電可能な範囲内にいないと判定する。給電制御手段104は、判定手段103と電気的に接続され、判定手段103の結果に応じて、判定手段103により移動体10が給電可能な範囲内にいると判定された場合は、非接触給電手段105を給電状態に制御し、判定手段103により移動体10が給電可能な範囲内にいないと判定された場合は非接触給電手段105を給電停止状態に制御する。非接触給電手段105は、外部から供給される電力を電磁界に変換する事により受電装置200へ給電する電気−電磁界の変換を行う。
移動体10には、非接触給電手段105で発生した電磁界を受電する非接触受電手段201を含む受電装置200が設置されており、さらに振動発生手段101と接触する事により所定周波数範囲内の振動を発生させる移動体の少なくとも一部の構造体12を有している。なお、振動発生手段101と振動検出手段102は振動の種類や検出手段方法により様々な媒体を介して振動を伝達可能であり、電気的な信号や機械的な接続などに限らない。
図2A及び図2Bは、第1実施形態における非接触給電装置100を模式的に示した図である。第1実施形態における非接触給電装置100では、移動体10と移動体10が移動する(走行する、進行する)移動路20に沿って非接触給電装置100が設置されている。なお、図2A、図2Bでは非接触給電装置100の振動発生手段101と非接触給電手段105のみを図示している。
図2Aを用いて非接触給電装置100が給電状態と給電停止状態になる仕組みを説明する。図2Aは、移動路に沿って移動する移動体10を上面から見た図であり、本実施形態での給電可能な範囲は、図2Aにおいて、非接触給電装置100に含まれる非接触給電手段105に対して、移動体10に設置された受電装置200に含まれる非接触受電手段201の位置がX方向及びY方向において非接触給電手段105のエリア内に入っている状態である。又、非接触受電手段201の一部でも非接触給電手段105のエリアから出ている状態は給電可能な範囲外としている。
非接触給電装置100と、移動体10に設置された、受電装置200及び移動体の少なくとも一部の構造体12の位置関係は、移動体10が給電可能な範囲内を移動している場合は、移動体の少なくとも一部の構造体12が振動発生手段101と接触し、所定周波数範囲内の振動が発生する様になっており、この時の非接触給電手段105と非接触受電手段201は給電可能な範囲にある。
非接触給電装置100に対する受電装置200の給電範囲の決定方法は、非接触受電手段201の中心位置に対して、移動体の少なくとも一部の構造体12のX方向、Y方向の位置を決め、次に非接触給電手段105の中心位置に対しての振動発生手段101のX方向及びY方向の寸法、すなわち長さと幅を給電可能な範囲と一致する様に設定している。
また、X方向の給電可能な範囲に関しては、移動体の移動速度と、非接触給電装置100の給電停止状態から給電状態に到達するまでの遅れ時間と、給電開始状態から給電停止状態に到達するまでの遅れ時間を加味して振動発生手段のX方向の長さを決めることも可能である。
しかし、移動体10が給電可能な範囲外にある場合は、振動発生手段101と、移動体の少なくとも一部の構造体12は接触しておらず、所定周波数範囲内の振動が発生しないので非接触給電装置100は給電停止状態になっており、移動体への給電はされない。
これにより、非接触給電装置100に対して、移動体10が予め定められた給電可能な範囲内にある時に非接触給電装置100は給電動作となり、それ以外の状態、すなわち給電可能な範囲外にいるときは給電停止状態となる。例えば、非接触給電装置100から受電装置200への電力伝送効率が80%以上又は90%以上の範囲にいる時を給電可能な範囲内にいるという設定にする事により、電力伝送効率の低い範囲では給電を停止する事が可能となり、無駄な給電動作を停止する事が可能となる。
ここで空気を媒体にする振動の中の可聴領域の振動、すなわち音を例にして動作を説明する。
図2A、図2Bは、移動体10が移動路20に沿ってX方向に移動しており、移動体10が非接触給電装置100の給電範囲に近づいてきている。この状態では、移動体の少なくとも一部の構造体12は振動発生手段101とは接しておらず、所定周波数範囲内の振動は発生しておらず、非接触給電装置100は給電停止状態にある。
移動体がX方向に移動し、非接触給電装置100に対して、X方向及び、Y方向において、給電範囲に入った時に、振動発生手段101に移動体の少なくとも一部の構造体12が接触し、所定周波数の振動を有する音を発生する。その音が振動検出手段102によって検出され、判定手段103が所定周波数範囲内の振動かを判定する。この場合は、所定周波数範囲内の振動を有すると判定し、移動体10が給電可能な範囲内にいると判定する。これを受けて給電制御手段は非接触給電手段105を給電動作にし、移動体に対して給電を開始する。
その後、移動体が非接触給電装置100に対して、X方向又は、Y方向において、給電範囲内から外れた場合、振動発生手段101と、移動体の少なくとも一部の構造体12は接触していないので、所定周波数範囲内の振動が発生しておらず、判定手段103は、所定周波数範囲内の振動が含まれないと判定し、移動体10が給電範囲外にいると判定する。これを受けて給電制御手段104は非接触給電手段105を給電停止状態に制御する。
第1実施形態では、上記のような動作説明を行ったが個々の手段は上記の説明に限定される事は無く、例えば、振動を検出する振動検出手段102は、振動発生手段101で発生する振動を検出可能な場所に設置すれば良く、例えば移動路上や移動路と直角方向に設置しても良い。また、振動検出手段102は振動発生手段101から発生する直接的な振動を検出するのではなく、他の物体に反射した振動を検出しても良く、振動発生装置101に近いか遠いかの限定も振動が検出可能な場所に設置すれば良く、設置場所に関しては特に制限はない。
振動検出手段102は所定周波数範囲内の振動を検出可能な特性であれば良く、また、所定周波数範囲内の振動の一部を1つの振動検出手段102で検出し、振動検出手段102を複数使用する事により、所定周波数範囲内の振動を複数の振動検出手段102で検出する事も可能であり、振動検出をより確実にすることが可能となる。
更には、振動検出手段102で所定周波数範囲内の振動が検出されたら、単なる振動検出結果を出力するのではなく、検出した結果を加工した出力とすることも可能である。例えば、所定周波数範囲内のどの周波数が検出されたかを表すアナログ出力変換や、デジタル出力に変換するなどが可能となり、判定手段103が判定し易い出力信号や外来からのノイズに対してノイズ耐量が高い出力とすることが可能となる。
判定手段103と給電制御手段104は電気的に接続され、判定手段103によって移動体10が給電可能な範囲にいるかどうかを判定した結果を給電制御手段104が受け、非接触給電手段105の状態を給電状態又は給電停止状態にする。この場合、所定周波数範囲内の振動が検出されたら直ちに非接触給電手段105を給電状態又は給電停止状態にしても良いが、一定時間内に所定周波数範囲内の振動が入力されてから給電状態又は給電停止状態にするなどしても良い。なお、判定手段103は振動検出手段102乃至は給電制御手段104に内蔵されても良い。
(第2実施形態)
図3A、図3B、図4A、図4B、図5A及び図5Bは、第2実施形態における非接触給電装置100を模式的に示した図である。
非接触給電装置100は、移動体が移動した時に、移動体の少なくとも一部の構造体12a及び、12dが、所定周波数範囲の振動を発生する振動発生手段101a及び、101bと接触する事により、所定周波数範囲の振動を発生させるが、ここで移動体の少なくとも一部の構造体12a及び、12dは移動体が元々有している移動路と接する構造体であるタイヤを利用した例である。
振動検出手段102a、102bは振動発生手段101a、101bの下部に設けられており、移動体の構造体12a、12dが振動発生手段101a、101bの上に乗ると移動体10の重さで振動発生手段101a、101bに、歪、圧力、変位、加速度等の物理的な変化が発生する。その物理的変化によって生じる振動を振動検出手段102a、102bが検出する。物理的変化によって生じる振動とは、例えば歪の場合、振動発生手段101a、101bに荷重がかかると、振動発生手段101a、101bに歪が発生するが、その時の歪量を表す信号は、歪量の変化により、波高値や振動(周波数)成分を有する波形が観測されるが、波高値が変化する時の振動(周波数)又は振動成分を有する波形の振動のことである。この場合、振動発生手段101a及び101bが発生する振動を所定周波数範囲内の周波数で違った周波数を発生させるようにしても良いし、一部は同じ周波数を含む合成周波数を用いても良く、一部でも所定周波数範囲内の振動を含んでいれば良い。
図3A、図3Bで空気を媒体にする振動を検出する場合は振動発生手段101a、101bで所定周波数範囲内の違った周波数を発生させ、判定手段103で振動発生手段101a及び101bで発生した振動が同時刻に検出された場合に給電可能範囲内にいると判定し、これを受けて給電制御手段104が非接触給電手段を給電状態にすることも可能である。
図4A、図4Bは、図3A及び図3Bで示した振動発生手段101a、振動検出手段102a及び移動体10の少なくとも一部の構造体であるタイヤ12aの位置関係が、非接触給電装置100から移動体10に設けられた受電装置200への給電状態の範囲にある時の振動発生手段101a、振動検出手段102a及び移動体10の少なくとも一部の構造体であるタイヤ12aを拡大した図である。図4A、図4B、図5A、図5B中で記載しているX方向、Y方向、Z方向は、図3a及び図3bと同じく、移動路20に沿って移動する移動体10の進行方向をX方向、X方向に直行しかつ移動路20と平行な方向をY方向、X方向およびY方向と直交する方向をZ方向としている。また、図5A、図5Bは振動検出手段102aを振動発生手段101aの側面(Y方向と直交する面)に設けた例である。
図4A及び図4Bは移動体10が振動発生手段101aの給電範囲内に入ると、タイヤ12aは振動発生手段101aに対して移動体10の重量のうちタイヤ12aにかかる重さによって振動発生手段101aにZ方向の歪、圧力、変位、及び加速度のうち少なくとも1つの変化を与える。振動検出手段102aは、振動発生手段101aのZ方向に対して下部に設置され、振動発生手段101aで発生した歪、圧力、変位、及び加速度のうち少なくとも1つを含む信号の振動成分を検出し、判定手段103によって給電可能範囲か給電可能範囲外かを判定した結果により、給電制御手段104は非接触給電手段105を給電状態又は給電停止状態にする事により、移動体10が給電可能範囲内か給電可能範囲外かを判定する事が可能となり、給電可能範囲外の場合、無駄な給電動作を停止する事が可能となる。
図5A及び図5Bは移動体10が振動発生手段101aの給電範囲内に入ると、タイヤ12aは振動発生手段101aに対して移動体10の重量のうちタイヤ12aにかかる重さによって振動発生手段101aにY方向の歪、圧力、変位、及び加速度のうち少なくとも1つの変化を与える。振動検出手段102aは、振動発生手段101aのY方向、すなわち側面に設置され、振動発生手段101aで発生した歪、圧力、変位、及び加速度のうち少なくとも1つを信号の振動成分を検出し、判定手段103によって給電可能範囲か給電可能範囲外かを判定した結果により、給電制御手段104は非接触給電手段105を給電状態又は給電停止状態にする事により、移動体10が給電可能範囲内か給電可能範囲外かを判定する事が可能となり、給電可能範囲外の場合、無駄な給電動作を停止する事が可能となる。
振動発生手段101aはタイヤ12aによる荷重又は接触によって、Z方向又はY方向に所定周波数範囲の振動が発生する材料であれば良く、振動発生手段101aの少なくとも、Z方向、Y方向の弾性係数、タイヤ12aに接する面の表面粗さなどにより所定周波数範囲内の振動が発生する様になっておれば良い。
本実施形態の振動検出手段102aは、Y方向、Z方向の単方向の振動のみを検出しているが、Y方向又は、Z方向と他方向の歪、圧力、変位、及び加速度のうち少なくとも1つを含む信号の振動成分を検出することも可能である。
例えば、Y方向とZ方向、Y方向とX方向、Z方向とX方向等の振動発生手段101aが発生する歪、圧力、変位および加速度等による2次元合成された信号の振動成分を検出する事、2次元合成信号の各々の方向成分に分解した後の信号の振動成分を検出する事、又はY方向とZ方向及びX方向の3次元合成信号の振動成分や合成信号の各々の方向成分に分解した信号の振動成分を検出する事でも良い。Y方向又はZ方向を少なくとも有する方向成分を有する信号の振動成分や、各々の方向成分に分解した信号の振動成分を判定手段103にて判定基準として用いることにより、所定周波数範囲内の振動に方向性の情報を付加した信号とすることが可能となり、本非接触給電装置が設置される設置環境内で発生するノイズを排除し易くなり、確実に移動体が給電可能な範囲内に存在するか否かの判定をすることが可能となる。
また、歪、圧力、変位および加速度のいずれか一つの振動検出手段102a又は複数の振動検出手段102aを組み合わせて、振動を検知するのに適した取り付けをすれば良く、取り付けに関しては本実施形態に限定される事はない。例えば、一つの振動検出手段102aで複数の方向の振動を検出、複数の振動検出手段102aで一方向の検出する事も可能である。また、振動検出手段102aは一つの物で構成した例を記載しているが、複数に分割されていても良く、本例に限定するものではない。
図4A、図4B、図5A、図5Bでは判定手段103を記載していないが、判定手段103は振動検出手段102aと一体にしても、振動検出手段102aと離して設置しても、給電制御手段104と一体にしても良く、振動検出手段102aの検出信号を受け取る事が出来る様に電気的な接続がされていれば良い。また、一つの判定手段103に対して振動検出手段102aの出力を1つ又は、2つ以上設けることも可能であり、図3A、図3Bに記載の検出手段102a及び102bを1つ又は、複数の判定手段103で判定する事や、各々の検出手段102a及び102bに各々対応する判定手段103とすることも可能であり、本実施形態に記載したものに限定するものではない。
移動体10の少なくとも一部の構造体12を本実施形態では移動体10のタイヤ12a、12bを使った例を記載しているが、移動体10に設置され、移動体10が給電可能範囲で所定の周波数範囲内の振動を発生させる振動発生手段101と接すれば良く、タイヤに限らず、移動体10の構造体又は、移動体10に設置される受電装置200に構造体を設けても良く、非接触給電装置100と受電装置200の位置が給電可能範囲にある場合に振動発生手段101と移動体10の少なくとも一部の構造体12が接する事により所定周波数範囲の振動が発生すれば良く、本実施形態に記載したものに限定するものではない。
実施形態1及び実施形態2では移動体に自動車を例にして説明しているが、移動体は自動車に限定するものでは無い。例えば平面や曲面上を移動路として動作する移動体でも良く、地面に対して並行以外の方向に移動する移動体への給電装置でも良い。例えば、軌道を移動する列車や路面電車、操作者が自由に移動出来る自転車、二輪車などの軽車両や大型車や特殊作業車等の大型車両、限定された敷地内を移動(走行)するカートや車両、航空機などを含む移動体や、また、エレベータ、ケーブルカー、リニアスケールなどの移動体への給電装置に適用しても良く、本記載の例に限定するものでは無い。
移動路を移動中の移動体に対して効率的に電力を非接触で給電することが可能となる。
10 移動体
12 構造体
20 移動路
100 非接触給電装置
101 振動発生手段
102 振動検出手段
103 判定手段
104 給電制御手段
105 非接触給電手段
200 受電装置
201 非接触受電手段

Claims (5)

  1. 移動路に沿って配置され、移動体に設けられた受電装置に対して非接触で電力を給電する非接触給電装置において、
    移動路に沿って配置され、前記移動体が移動したときに所定周波数範囲内の振動を発生させる振動発生手段と、
    前記移動体の移動によって発生した前記振動を検出する振動検出手段と、
    前記振動検出手段の検出結果に基づいて前記移動体が給電可能な範囲内に存在しているか判定する判定手段と、
    前記判定手段の判定結果に基づいて前記移動体への給電状態と給電停止状態を制御する給電制御手段と
    を備えることを特徴とする非接触給電装置。
  2. 前記移動体の少なくとも一部が、移動路に沿って配置された前記振動発生手段と接触する事によって、前記所定周波数範囲内の振動を発生させる
    ことを特徴とした請求項1に記載の非接触給電装置。
  3. 前記移動体の少なくとも一部が、移動路に沿って配置された前記振動発生手段と接する事によって、前記所定周波数範囲内の空気を媒体とする振動を発生させ、
    前記振動検出手段は、前記空気を媒体とする振動を検出する
    ことを特徴とした請求項1又は2に記載の非接触給電装置。
  4. 前記振動発生手段は、移動体の移動により当該移動体の重さに応じて振動成分を含む歪、圧力、変位および加速度のうち少なくとも1つの信号を発生し、
    前記振動検出手段は前記振動発生手段が発生した信号に含まれる振動成分を検出する
    ことを特徴とした請求項1又は2に記載の非接触給電装置。
  5. 移動路に沿って移動する移動体の進行方向をX方向、前記X方向に直交しかつ前記移動路と平行な方向をY方向、前記X方向およびY方向と直交する方向をZ方向とした時に、前記判定手段は、移動体が移動路を移動することによって発生するY方向もしくはZ方向の少なくともいずれかの振動により、前記移動体が給電可能な範囲内に存在しているか判定する
    ことを特徴とした請求項1乃至4のいずれかに記載の非接触給電装置。

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