JP2016082376A - 固定極及び電気音響変換器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】静電型電気音響変換器は、固定極20Uと固定極20Lとの間に振動体10を有する。固定極20U、20Lは、振動体10と対向する側とは反対側に、縁の部分を折り曲げて形成された枠部202を有する。枠部202は、フレームとして機能し、固定極20とは別の部材であるスペーサを取り付けなくとも、静電型の電気音響変換器1の形状が枠部202により維持される。
【選択図】図2
Description
また、本発明においては、前記第2領域は、湾曲された領域を有する構成としてもよい。
また、本発明は、上記のいずれかの構成の固定極を有する静電型の電気音響変換器を提供する。
図1は、本発明の一実施形態に係る静電型電気音響変換器1の外観図、図2は、静電型電気音響変換器1の分解図、図3は、後述する固定極20U、20Lの展開図である。また、図4は、図1のA−A線断面図であり、図5は、静電型電気音響変換器1の断面を拡大した図である。図においては、直交するX軸、Y軸及びZ軸で方向を示しており、静電型電気音響変換器1を正面側から図1の矢印B方向へ見たときの左右方向をX軸の方向、前後方向をY軸の方向、高さ(上下)方向をZ軸の方向としている。また、図中、「○」の中に「●」が記載されたものは図面の裏から表に向かう矢印を意味するものとする。また、図中、「○」の中に「×」が記載されたものは図面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。なお、図中の各部材の寸法は、各部材の形状や位置関係を容易に理解できるように実際の寸法とは異ならせてある。
図3の(b)は、折り曲げ部204を折り曲げたときの断面を示した図である。各領域を折り曲げた後、矩形の糊代203C及び第4領域214に接着剤を塗布し、対向部201に糊代203C及び第4領域214を接着する。また、台形の形状をした糊代203Aと第1領域211の境界を折り曲げ、隣り合う第1領域211同士を接着剤が塗布された糊代203Aで張り合わせ、矩形の形状をした糊代203Bと第3領域213の境界を折り曲げ、隣り合う第3領域213同士を接着剤が塗布された糊代203Bで張り合わせる。
固定極20Uは、変圧器110の二次側の端子T1に接続され、固定極20Lは、変圧器110の二次側の他方の端子T2に接続される。また、振動体10は、抵抗器R1を介してバイアス電源120に接続される。変圧器110の中点の端子T3は、抵抗器R2を介して駆動回路100の基準電位であるグランドGNDに接続される。
アンプ部130には音響信号が入力される。アンプ部130は、入力された音響信号を増幅し、増幅された音響信号を出力する。アンプ部130は、音響信号を出力する端子TA1、TA2を有しており、端子TA1は、抵抗器R3を介して変圧器110の一次側の端子T4に接続され、端子TA2は、抵抗器R4を介して変圧器110の一次側の他方の端子T5に接続されている。
また、静電型電気音響変換器1を壁に配置した場合、枠部202が壁面に接し、枠部202の高さの分、壁面と対向部201との間には空間が確保される。この空間の空気が、固定極20に設けられた孔を介して移動するため、静電型電気音響変換器1を壁に配置しても、振動体10を振動させて音を放射することができる。
また、例えば、固定極20を金属板とする場合、固定極20に放音のための孔を形成すると、その工程でバリが発生するため、バリを除去する手間が必要となるが、本実施形態においては、固定極20は紙の層を有するため、固定極20に孔を設けるときに、プレス加工で孔を開けても、バリの発生を抑えることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、他の様々な形態で実施可能である。例えば、上述の実施形態を以下のように変形して本発明を実施してもよい。なお、上述した実施形態及び以下の変形例は、各々を組み合わせてもよい。
図8の(a)は、本発明の一変形例に係る固定極20Aの展開図であり、図8の(b)は、固定極20Aの枠部202Aの断面の拡大図である。図8の(a)に示したように、展開された状態で矩形の曲げ部204Aを加熱して塑性変形させることにより湾曲させ、枠部202A(第2領域)を円筒状に形成してもよい。また、曲げ部204Aに曲げる加工を施す場合には、円筒状ではなく、円筒状以外の形状、例えば、円筒を半分に割った半円筒の形状に曲げてもよい。
また、図9の(a)は、本発明の一変形例に係る固定極20Bの展開図であり、図9の(b)は、固定極20Bの枠部202Bの断面の拡大図である。展開された状態で矩形の折り曲げ部204Bを振動体10とは反対方向に折り曲げ、糊代203Aに接着剤を塗布して隣り合う折り曲げ部204Bに外側から張り合わせることにより枠部202B(第2領域)を形成し、固定極20の周縁の強度を向上させるようにしてもよい。
図10の(a)は、本発明の一変形例に係る固定極20Cの展開図であり、図10の(b)は、固定極20Cの断面の一部を拡大した図である。図9に示した例と同様に、展開された状態で矩形の折り曲げ部204Cを振動体10とは反対方向に折り曲げ、糊代203Aに接着剤を塗布して隣り合う折り曲げ部204Cに張り合わせることにより枠部202Cを(第2領域)形成する。また、図10の(b)に示したように、第2の折り曲げ部205を振動体10とは反対側へ凸となるように折り曲げ、折り返し部206(第2領域)を形成するようにしてもよい。
この構成によれば、例えば、ポスターを枠部202Cに貼りつける場合、ポスターの中央部分が折り返し部206で支持されるため、ポスターを貼りやすく、また保持しやすくなる。また、折り返し部206の高さの分、ポスターと対向部201との間には空間が確保される。この空間の空気が、固定極20に設けられた穴を介して移動するため、静電型電気音響変換器1にポスターを貼りつけても、振動体10を振動させて音を放射することができる。
なお、図10に示した構成では、枠部202Cと折り返し部206の両方を有する構成であるが、枠部202Cを備えず、複数の折り返し部206を有する構成であってもよい。
また、固定極にプレス加工を施す場合には、枠部202Dだけではなく、図12に示したように、枠部202Dの平行な二辺の間にも、振動体10とは反対側へ凸となった梁部207(第2領域)を形成するようにしてもよい。また、図12においては、梁部207は直線上となっているが、二つの梁部207を交差させた形状とし、固定極は、枠部202Dと当該梁部とにより格子状に凸となった部分を有する構成としてもよい。
Claims (4)
- 対向する振動体との間に静電容量を形成する固定極であって、
前記振動体に対向する第1領域と、
前記第1領域の縁より外側の領域を曲げ領域とし、当該固定極のフレームを形成する第2領域と、
を有する固定極。 - 前記第2領域は、折り曲げられた領域を有する請求項1に記載の固定極。
- 前記第2領域は、湾曲された領域を有する請求項1又は請求項2に記載の固定極。
- 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の固定極を有する静電型の電気音響変換器。
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2014
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