JP2018117237A - 電気音響変換器 - Google Patents

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祐介 平山
憲市 ▲吉▼永
憲市 ▲吉▼永
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Abstract

【課題】 電気音響変換器の本来の性能を維持したまま防水対策等が可能であり、様々な視覚的なデザインを施すことが可能な電気音響変換器を提供する。【解決手段】 電気音響変換器1は、スピーカ本体部10と、スピーカ本体部10を周囲から支持するフレーム20と、スピーカ本体部10およびフレーム20を収容する袋状のフィルム40を有する。ここで、フィルム40の表面には、デザインを印刷可能である。スピーカ本体部10の音響透過面には、複数の長尺状のスペーサ30が設けられている。フィルム40は、スペーサ30およびフレーム20によりスペーカ本体部10の音響透過面から離れた状態で張られている。【選択図】図1

Description

この発明は、スピーカなどの電気音響変換器に関する。
風雨に晒される悪環境下でスピーカを使用する場合、スピーカに防水対策を施す必要がある。このようなスピーカの防水対策に関する技術文献として特許文献1、2がある。ここで、特許文献1には、スピーカが内蔵されたトランシーバを覆う防水カバーが開示されている。トランシーバのケーシングには、スピーカから放音された音をケーシング外に放出するための音声出力部分が設けられている。防水カバーがトランシーバに装着される際には、この音声出力部分も防水カバーによって覆われる。特許文献1の防水カバーは、ケーシングを覆うカバー体に加え、カバー体の内側面にカバー体と音声出力部分との間に間隙を形成させるための突状体を有する。この防水カバーによれば、カバー体が音声出力部分に密着しないため、防水カバーを装着したことによる音量の低下等を抑えることができる。
また、特許文献2には、静電型スピーカが開示されている。この静電型スピーカは、平らな振動膜と、振動膜を間に挟んで配置された電極と、振動膜と電極との間に配置された弾性部材とから構成された本体部を有する。この静電型スピーカは、本体部に加え、第1〜第4カバー部を有する。本体部は、弾性および音響透過性を有する第1カバー部材によって包まれている。第1カバー部材は、防水性、絶縁性および音響透過性を有する第2カバー部材によって包まれている。第2カバー部材は、音響透過性を有する第3カバー部材によって包まれている。第3カバー部材は、表面に所定の画像が印刷された第4カバー部材によって覆われている。この静電型スピーカによれば、本体部の電極が、絶縁性を有する第2カバー部材によって覆われているため、人体が電極に触れることで引き起こされる感電の可能性を低くすることができる。
実開平7−16440号公報 特開2012−19476号公報 特開2016−82378号公報
スピーカなどの電気音響変換器は、外観が地味であるため、視覚的な側面に基づいて需要が喚起されることが少なかった。しかし、電気音響変換器のデザインを工夫して視覚に訴えることができれば、電気音響変換器の需要が喚起される可能性がある。
ここで、電気音響変換器の全体の形状を特徴的な形状にすることで、電気音響変換器に視覚的なデザインを施すことが考えられる。しかし、電気音響変換器の全体の形状を一般的な電気音響変換器から変えた場合、電気音響変換器の本来の機能である音響特性に影響を与える虞がある。また、電気音響変換器の全体の形状を変える態様では、デザインを変える毎に電気音響変換器の製造設備を変更し、または電気音響変換器の再設計を行う必要があり、コストが嵩む問題がある。
そこで、例えば、特許文献1の防水カバーのカバー体の表面に視覚的な印刷を施し、その印刷を施した防水カバーを電気音響変換器に装着することで、その電気音響変換器に視覚的なデザインを施すことが考えられる。しかし、特許文献1に開示の防水カバーは、カバー体の内側面に突状体を有するため、電気音響変換器に装着する作業が煩わしい問題がある。また、特許文献1に開示の防水カバーは、不定形であり、防水カバーに印刷した内容が歪み、または不明瞭になる虞がある。
また、例えば、特許文献2の静電型スピーカでは、スピーカ全体がフレキシブルな構成となっているため、第4カバー部材の表面の画像がゆがんで安定して見えない虞がある。また、特許文献2の静電型スピーカでは、多くのカバー部材(第1〜第4カバー部材)によって本体部が覆われているため、放音効率が低下する虞がある。
この発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、電気音響変換器の本来の性能を維持したまま防水対策等を施すことが可能であり、様々な視覚的なデザインを施すことが可能な電気音響変換器を提供することを目的とする。
この発明は、音響透過板と、前記音響透過板の背後に支持されて振動し、前記音響透過板を透過する音波を発生する振動体とを具備し、前記音響透過板の音響透過面の一部の領域に前記音波の出力方向に突出したスペーサを有することを特徴とする電気音響変換器を提供する。
この発明によれば、電気音響変換器を例えば袋状のフィルム内に収容することにより電気音響変換器に防水対策を施すことが可能である。この場合において、フィルムはスペーサにより音響透過面との接触を妨げられる。従って、電気音響変換器をフィルム内に収容することによる音量の低下を防止することができる。また、電気音響変換器を収容するフィルムの表面に様々な印刷を施すことにより、様々なデザインを電気音響変換器に施すことができる。その際、フィルムは、スペーサにより音響透過面から一定距離だけ離れた状態の一定の姿勢を維持するので、フィルムに印刷されたデザインの歪みを少なくすることができる。従って、この発明によれば、電気音響変換器に対し、本来の性能を維持した状態で防水対策等を施し、かつ、様々な視覚的なデザインを施すことが可能である。
この発明の一実施形態である電気音響変換器の構成を示す正面図である。 同電気音響変換器の構成を示す正面図である。 同電気音響変換器を図1の矢印A方向から透視した透視図である。 図1のB−B´線断面図である。 同電気音響変換器の電気的構成を示す回路図である。 この発明の他の実施形態である電気音響変換器の構成を示す正面図である。
以下、図面を参照し、この発明の実施形態について説明する。
図1および図2は、この発明の一実施形態である電気音響変換器1の構成を示す正面図である。本実施形態による電気音響変換器1は、平面スピーカとして機能するスピーカ本体部10と、このスピーカ本体部10を周囲から支持する矩形枠状の紙製のフレーム20と、スピーカ本体部10およびフレーム20を収容する袋状のフィルム40とにより構成されている。
本実施形態において、フィルム40は、熱収縮プラスチックフィルムである。本実施形態では、一体化されたスピーカ本体部10およびフレーム20を図2に示すようにフィルム40内に収容し、フィルム40に熱を加える。この過熱によりフィルム40が収縮し、図1に示すように、フィルム40がスピーカ本体部10およびフレーム20の外側に適度な張力で張られた状態となる。本実施形態では、図1に示す状態の電気音響変換器1が風雨に晒されるような悪環境下での放音に使用される。
図3は図1に示す電気音響変換器1の一部を矢印A方向から透視した透視図である。図1および図3に示すように、スピーカ本体部10は、矩形の平板状の部材であり、フレーム20に囲まれた空間内の厚さ方向中央に位置している。以下では、説明の便宜のため、図3においてスピーカ本体部10の左側の面を表面、右側の面を裏面と呼ぶ。
図1および図3に示すように、スピーカ本体部10の表面および裏面には、複数本の長尺状のスペーサ30が互いに平行に固定されている。図3に示すように、各スペーサ30は、矩形状の横断面形状を有している。そして、スピーカ本体部10の表面から張り出したフレーム20の高さと、同表面から突出した各スペーサ30の高さは同じである。また、スピーカ本体部10の裏面から張り出したフレーム20の高さと、同裏面から突出した各スペーサ30の高さは同じである。従って、熱収縮したフィルム40は、スピーカ本体部10の表面側および裏面側において、スピーカ本体部10の表面および裏面から離れ、各スペーサ30の頂上面とフレーム20の頂上面の両方に接触した状態で張設される。
図4は図1に示すスピーカ本体部10のB−B’線断面図である。図1および図4に示すように、スピーカ本体部10は、最も外側に位置する音響透過板12Uおよび12Lと、この音響透過板12Uおよび12L間にある板状の振動体11と、振動体11および音響透過板12U間に挟まれた絶縁体層13Uと、振動体11および音響透過板12L間に挟まれた絶縁体層13Lとを有する。
振動体11は、PET(polyethylene terephthalate:ポリエチレンテレフタレート)またはPP(polypropylene:ポリプロピレン)などの絶縁性及び柔軟性を有する合成樹脂のフィルム(絶縁層)を基材とし、フィルムの一方の面に導電性のある金属を蒸着して導電膜(金属層)を形成した構成となっている。
音響透過板12Uは、振動体11側から見て外側の紙層121と内側の導電性の固定電極層122とからなる2層構造の板材である。音響透過板12Lも音響透過板12Uと同様である。
絶縁体層13Uは、平面部131と、平面部131に連なり振動体11の側に突出した複数の円錐台形状の凸部132を有している。本実施形態において、これらの円錐台形状の凸部132は、エンボス加工により形成されており、絶縁体層13Uがなす平面内の左右方向および前後方向へ予め定められた距離をおいて設けられている。絶縁体層13Lの構成も絶縁体層13Uと同様である。なお、このような振動体11の支持構造は特許文献3に開示されている。
本実施形態において振動体11は、絶縁体層13Uを介して音響透過板12Uの固定電極層122に固着されるとともに、絶縁体層13Lを介して音響透過板12Lの固定電極層122に固着されている。この固着は次のようにして行われる。すなわち、絶縁体層13Uおよび13Lの平面部131および凸部132の先端に接着剤を塗布し、絶縁体層13Uの凸部132の先端と、絶縁体層13Lの凸部132の先端と対向させて、音響透過板12Uと音響透過板12Lで振動体11を挟み、図4における上下方向に圧力を加える。複数の凸部132は、平面部131から凸部132の上下方向の先端までの高さが均一であるため、固着後の振動体11から音響透過板12Uまでの距離は、平面部131から凸部132の上下方向の先端までの高さと同じとなり、振動体11から音響透過板12Lまでの距離も、平面部131から凸部132の上下方向の先端までの高さと同じとなる。振動体11において凸部132に接していない部分は、空気の層を挟んで音響透過板12Uと音響透過板12Lとの間に位置し、図4における上下方向の振動が可能となる。
音響透過板12Uおよび12Lには、各々の全面に亙って小径の貫通穴50が開口している(音響透過板12Uの貫通穴50については図1および図2参照)。なお、図3および図4では、この貫通穴50の図示が省略されている。図1および図2におけるスペーサ30は、この貫通穴50を避けて、音響透過板12Uおよび12Lの外側の面に固定されている。音響透過板12Uの貫通穴50は、振動体11の振動により生じる空気振動の平面波をスピーカ本体部10の表面側に透過させ、音響透過板12Lの貫通穴50は、振動体11の振動により生じる空気振動の平面波をスピーカ本体部10の裏面側に透過させる役割を果たす。本実施形態では、フィルム40がスペーサ30により音響透過板12Uおよび12Lから離間するため、この平面波の貫通穴50の透過が妨げられない。
次にスピーカ本体部10の電気的構成について説明する。図5に示すように、スピーカ本体部10には、音を表す音響信号が入力されるアンプ部130、変圧器110、振動体11に対して直流バイアスを与えるバイアス電源120を備えた駆動回路100が接続される。
音響透過板12Uの固定電極層122は、変圧器110の二次側の端子T1に接続され、音響透過板12Lの固定電極層122は、変圧器110の二次側の他方の端子T2に接続される。また、振動体11は、抵抗器R1を介してバイアス電源120に接続される。変圧器110の中点の端子T3は、抵抗器R2を介して駆動回路100の基準電位であるグランドGNDに接続される。
アンプ部130には音響信号が入力される。アンプ部130は、入力された音響信号を増幅し、増幅された音響信号を出力する。アンプ部130は、音響信号を出力する端子TA1、TA2を有しており、端子TA1は、抵抗器R3を介して変圧器110の一次側の端子T4に接続され、端子TA2は、抵抗器R4を介して変圧器110の一次側の他方の端子T5に接続されている。
アンプ部130に交流の音響信号が入力されると、入力された音響信号が増幅されて変圧器110の一次側に供給される。そして、変圧器110で昇圧された音響信号が印加されることにより、音響透過板12Uの固定電極層122と音響透過板12Lの固定電極層122との間に電位差が生じると、両固定電極層122間にある振動体11には、いずれか一方の固定電極層122側へ引き寄せられる静電力が働く。
具体的には、端子T2から出力される第2音響信号は、端子T1から出力される第1音響信号とは信号の極性が逆となる。端子T1から極性がプラスの音響信号が出力され、端子T2から極性がマイナスの音響信号が出力されると、音響透過板12Uの固定電極層122にはプラスの電圧が印加され、音響透過板12Lの固定電極層122にはマイナスの電圧が印加される。振動体11にはバイアス電源120によりプラスの電圧が印加されているため、振動体11は、プラスの電圧が印加されている音響透過板12Uの固定電極層122との間の静電引力が弱まる一方、マイナスの電圧が印加されている音響透過板12Lの固定電極層122との間の静電引力が強まる。振動体11において凸部132に接していない部分は、振動体11に加わる静電引力の差に応じて音響透過板12Lの固定電極層122側に吸引力が働き、音響透過板12L側(図5における下方向)へ変位する。
また、端子T1から極性がマイナスの第1音響信号が出力され、端子T2から極性がプラスの第2音響信号が出力されると、音響透過板12Uの固定電極層122にはマイナスの電圧が印加され、音響透過板12Lの固定電極層122にはプラスの電圧が印加される。この場合、振動体11は、プラスの電圧が印加されている音響透過板12Lの固定電極層122との間の静電引力が弱まる一方、マイナスの電圧が印加されている音響透過板12Uの固定電極層122との間の静電引力が強まる。振動体11において凸部132に接していない部分は、振動体11に加わる静電引力の差に応じて音響透過板12Uの固定電極層122側に吸引力が働き、音響透過板12U側(図5における上方向)へ変位する。
このように、振動体11が音響信号に応じて上方向または下方向に変位し(撓み)、その変位方向が逐次変わることによって振動となり、その振動状態(振動数、振幅、位相)に応じた平面波が振動体11から発生する。発生した平面波は、音響透過板12Uおよび12Lを介してスピーカ本体部10の外部に音として放射される。
以上が本実施形態の詳細である。
本実施形態によれば、スピーカ本体部10の表面および裏面をなす音響透過板12Uおよび12Lは、各々の音響透過面の一部の領域から突出した凸部であるスペーサ30を有しているため、フィルム40は、音響透過面から一定間隔だけ隔たり、テンションが掛けられた状態でスピーカ本体部10の周囲に張られる。従って、スピーカ本体部10の放音性能を劣化させることなく、スピーカ本体部10を水や塵等から保護することができる。また、本実施形態によれば、フィルム40の表面に文字、絵、写真など、様々な印刷を施すことが可能である。その場合、フィルム40は、音響透過面から一定間隔だけ隔たり、テンションが掛けられた状態でスピーカ本体部10の周囲に張られるので、この張られた状態におけるフィルム40の表面の印刷の歪を少なくすることができる。
また、本実施形態によれば、スピーカ本体部10の周囲がフレーム20により支持されている。従って、電気音響変換器1の機械的強度を高めることができる。
また、本実施形態によれば、スピーカ本体部10の表面から張り出したフレーム20の高さと、同表面から突出した各スペーサ30の高さは同じである。すなわち、フレーム20の頂上面と各スペーサ30の頂上面とが同一平面をなす。従って、フィルム40は、フレーム20の頂上面と各スペーサ30の頂上面とに接触し、平面をなした状態で電気音響変換器1の周囲に張られる。よって、本実施形態によれば、スピーカ本体部10の表面の全面に亙って、フィルム40の表面の印刷の歪を少なくすることができる。
また、本実施形態によれば、音響透過板12Uおよび12Lは、振動体11から見て外側が紙層121であるため、この紙層121に様々なデザインを印刷することも可能である。
また、本実施形態では、音響透過版12Uおよび12Lの絶縁層121として紙層を使用するので、薄型かつ軽量のスピーカ本体10を構成することができる。例えばスピーカ本体10の厚さを1mm以下にすることも可能である。従って、薄型軽量で取り扱い易い電気音響変換器1を実現することができる。
<他の実施形態>
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明には他にも実施形態が考えられる。例えば次の通りである。
(1)フィルム40は、透明な樹脂フィルムに印刷が施されたものであっても良いし、着色された樹脂フィルムに印刷が施されたものであっても良い。フィルム40に透明な部分がある場合、スペーサ30は、透明な部材により構成されるのが好ましい。
(2)上記実施形態では、一体化されたスピーカ本体部10およびフレーム20を収容するフィルム40として熱収縮プラスチックフィルムを使用した。しかし、フィルム40は、スピーカ本体部10およびフレーム20の周囲にテンションの掛かった状態で張ることが可能であればよく、熱収縮プラスチックフィルムに限定されるものではない。
(3)上記実施形態では、電気音響変換器1の機械的強度を高めるためにフレーム20を設けた。しかし、十分な機械的強度が得られる場合には、フレーム20を省略してもよい。
(4)上記実施形態では、音響透過板12Uおよび12Lに複数の貫通穴50がマトリクス状に設けられていた。しかし、貫通穴50は、マトリクス状に設けられるのに限らず、音響透過板12Uおよび12Lの種々の位置に設けられても良い。
(5)上記実施形態では、スピーカ本体部10の表面および裏面に同スピーカ本体部10の一辺に平行に複数本の長尺状のスペーサ30を配列した。しかし、この発明におけるスペーサの構成はこれに限定されるものではない。例えば図6に示すように平面形状が格子状であるスペーサ30Aをスピーカ本体部10の表面および裏面に固定してもよい。
(6)上記実施形態では、振動体11として、平面波を発生する板状の振動体を使用した。しかし、振動体11は、平面波以外の音波を発生するものであってもよい。
(7)上記実施形態では、音響透過面(音響透過板の外側の面)は平面であった。しかし、この発明は、音響透過面が曲面である電気音響変換器にも適用可能である。
(8)上記実施形態では、複数本のスペーサ30の高さとフレーム20の高さを揃え、フィルム40を平面状に張った。しかし、複数本のスペーサ30の高さとフレーム20の高さを互いに変化させることにより、フィルム40の面形状(すなわち、デザインの印刷面の面形状)に変化を与えてもよい。例えばスペーカ本体部10の周辺から中央に向かうに従ってスペーサ30を高くし、中央が盛り上がった曲面形状となるようにフィルム40を張ってもよい。
(9)電気音響変換器1の製造過程では、フィルム40をスピーカ本体部10およびフレーム20に張った後にフィルム40に印刷を施しても良いし、フィルム40に印刷を施した後にその印刷が施されたフィルム40をスピーカ本体部10およびフレーム20に張っても良い。
1…電気音響変換器、10…スピーカ本体部、11…振動体、12U,12L…音響透過板、13U,13L…絶縁体、50…貫通穴、20…フレーム、30,30A…スペーサ、40…フィルム。

Claims (5)

  1. 音響透過板と、前記音響透過板の背後に支持されて振動し、前記音響透過板を透過する音波を発生する振動体とを具備し、
    前記音響透過板の音響透過面の一部の領域に前記音波の出力方向に突出したスペーサを有することを特徴とする電気音響変換器。
  2. 前記音響透過板および前記振動体を周囲から支持するフレームを具備し、
    前記フレームは、前記音響透過板よりも、前記音波の出力方向に突出していることを特徴とする請求項1に記載の電気音響変換器。
  3. フィルムに収容されてなることを特徴とする請求項1または2に記載の電気音響変換器。
  4. 前記音響透過板は、前記振動体と対向する側に金属層を、その反対側に絶縁層を有し、かつ、前記金属層および前記紙層を貫通する貫通穴を有し、
    前記振動体は、金属層を有し、
    前記音響透過板および前記振動体は、各々の間に絶縁体を挟んで対向することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1の請求項に記載の電気音響変換器。
  5. 前記音響透過板の絶縁層は紙層であることを特徴とする請求項4に記載の電気音響変換器。
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