JP2012080531A - 静電型の電気音響変換器 - Google Patents
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Abstract
【課題】静電型の電気音響変換器において、静電型スピーカとして用いられた場合には、振動体で発生した音が外部へ放射されやすく、また、静電型マイクロフォンとして用いられた場合には、外部で発生した音が音響信号へと変換されやすくする。
【解決手段】電極10を挟んで不織布である弾性部材20U,20Lが位置し、弾性部材20U,20Lの外側には、絶縁性を有するフィルムの表面に導電膜が形成された振動体30U,30Lが位置している。そして、振動体30U,30Lの外側には、例えば織られた布であって、音響透過性を有する表面部材40U,40Lが位置している。電極10は、振動体30と比較して、外力によって変位し難くなるように構成されている。
【選択図】図1
【解決手段】電極10を挟んで不織布である弾性部材20U,20Lが位置し、弾性部材20U,20Lの外側には、絶縁性を有するフィルムの表面に導電膜が形成された振動体30U,30Lが位置している。そして、振動体30U,30Lの外側には、例えば織られた布であって、音響透過性を有する表面部材40U,40Lが位置している。電極10は、振動体30と比較して、外力によって変位し難くなるように構成されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、静電型の電気音響変換器に関する。
特許文献1に開示されている静電型スピーカは、間隔をあけて向かい合う2枚の平面電極と、この2枚の平面電極の間に配置された導電性を有する膜状の振動板(振動体)とから構成されており、振動膜に所定のバイアス電圧を印加しておき、平面電極に印加する電圧を変化させると、振動膜に作用する静電引力が変化し、これにより振動膜が変位する。この印加電圧を入力される音響信号に応じて変化させれば、それに応じて振動膜は変位を繰り返し、音響信号に応じた音波が振動膜の両面から発生する。そして、発生した音波は、平面電極に開けられた貫通孔を通り抜けて外部へ放射される。
また、特許文献2には、振動板(振動体)を間に挟んで複数の固定電極を対向するように配置したスピーカエレメントにおいて、隣り合う振動膜に逆極性の成極電圧を印加し、隣り合う固定電極間に逆極性の駆動信号を印加することにより、大きな音圧を発生させる技術が開示されている。
また、特許文献2には、振動板(振動体)を間に挟んで複数の固定電極を対向するように配置したスピーカエレメントにおいて、隣り合う振動膜に逆極性の成極電圧を印加し、隣り合う固定電極間に逆極性の駆動信号を印加することにより、大きな音圧を発生させる技術が開示されている。
上述した構成を有する静電型スピーカにおいて、平面電極に対向して振動板から発生した音波は、平面電極に設けられた貫通孔を通過して静電型スピーカの外部へと放射される。したがって、平面電極の開口率が小さい場合には、平面電極の開口率が大きい場合と比較して、振動板と平面電極との間の空気抵抗が大きくなるために、振動板の振幅が小さくなって音圧が小さくなる。
また、この静電型スピーカの構成を、静電型マイクロフォンの構成として用いることも可能である。この場合、外部で発生した音波が電極に設けられた貫通孔を通過して振動板を振動させることで、音(音響)が音響信号(電気信号)へと変換されることになる。したがって、電極の開口率が小さい場合には、電極の開口率が大きい場合に比べて、外部で発生した音波が貫通孔を通過しにくくなり、静電型マイクロフォンで変換される音響信号が小さくなる(静電型マイクロフォンの感度が低下する)という問題がある。
また、この静電型スピーカの構成を、静電型マイクロフォンの構成として用いることも可能である。この場合、外部で発生した音波が電極に設けられた貫通孔を通過して振動板を振動させることで、音(音響)が音響信号(電気信号)へと変換されることになる。したがって、電極の開口率が小さい場合には、電極の開口率が大きい場合に比べて、外部で発生した音波が貫通孔を通過しにくくなり、静電型マイクロフォンで変換される音響信号が小さくなる(静電型マイクロフォンの感度が低下する)という問題がある。
上記課題を解決するため本発明は、静電型の電気音響変換器において、静電型スピーカとして用いられた場合には、振動体で発生した音が外部へ放射されやすく、また、静電型マイクロフォンとして用いられた場合には、外部で発生した音が音響信号へと変換されやすくすることを目的とする。
上述した課題を解決するために本発明は、導電性を有する第1振動体と、前記第1振動体に対向して離間配置され、導電性を有する第2振動体と、前記第1振動体と前記第2振動体との間に位置する電極と、前記電極と前記第1振動体との間に位置し、弾性、絶縁性および通気性を有する第1弾性部材と、前記電極と前記第2振動体との間に位置し、弾性、絶縁性および通気性を有する第2弾性部材とを備えていることを特徴とする静電型の電気音響変換器を提供する。
本発明においては、前記電極は、表面から裏面に貫通した貫通孔を有していてもよい。
また、本発明においては、前記電極は、前記振動体よりも剛性が高くてもよい。
また、本発明においては、前記電極は、前記振動体よりも剛性が高くてもよい。
本発明によれば、静電型の電気音響変換器において、静電型スピーカとして用いられた場合には、振動体で発生した音が外部へ放射されやすく、また、静電型マイクロフォンとして用いられた場合には、外部で発生した音が音響信号へと変換されやすくなる。
[実施形態]
本実施形態においては、静電型の電気音響変換器を、音響信号(電気信号)を音(音響)に変換する静電型スピーカとして適用した例を説明する。図1は、本発明の実施形態に係る静電型スピーカ1の外観図であり、図2は、図1の静電型スピーカ1のA−A線断面図である。また、図3は、電極10の外観図である。これらの図においては、直交するX軸、Y軸およびZ軸で方向を示しており、静電型スピーカ1を正面から見たときの左右方向をX軸方向、奥行き方向をY軸方向、高さ方向をZ軸方向としている。また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは図面の裏から表に向かう矢印を意味するものとする。また、図中、「○」の中に「×」が記載されたものは図面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。なお、ここでいう「正面」とは、面の方向を便宜的に表したものであって、静電型スピーカ1が配置されるときに正面方向を向くことを表したものではない。静電型スピーカ1は、その配置に際しては、必要に応じてどの向きに配置されてもよい。また、図中の各構成要素の寸法は、構成要素の形状を容易に理解できるように実際の寸法とは異ならせてある。
本実施形態においては、静電型の電気音響変換器を、音響信号(電気信号)を音(音響)に変換する静電型スピーカとして適用した例を説明する。図1は、本発明の実施形態に係る静電型スピーカ1の外観図であり、図2は、図1の静電型スピーカ1のA−A線断面図である。また、図3は、電極10の外観図である。これらの図においては、直交するX軸、Y軸およびZ軸で方向を示しており、静電型スピーカ1を正面から見たときの左右方向をX軸方向、奥行き方向をY軸方向、高さ方向をZ軸方向としている。また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは図面の裏から表に向かう矢印を意味するものとする。また、図中、「○」の中に「×」が記載されたものは図面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。なお、ここでいう「正面」とは、面の方向を便宜的に表したものであって、静電型スピーカ1が配置されるときに正面方向を向くことを表したものではない。静電型スピーカ1は、その配置に際しては、必要に応じてどの向きに配置されてもよい。また、図中の各構成要素の寸法は、構成要素の形状を容易に理解できるように実際の寸法とは異ならせてある。
(静電型スピーカ1の各部の構成)
静電型スピーカ1を構成する各部の構成について説明する。
静電型スピーカ1は、電極10、弾性部材20U,20L、振動体30U,30Lおよび表面部材40U,40Lを備えている。なお、本実施形態においては、弾性部材20U,20Lの構成は同じであり、振動体30U,30Lの構成は同じである。また、表面部材40U,40Lの構成も同じである。このため、各部材について両者を区別する必要が特にない場合には符号「U」および「L」の記載を省略する。
静電型スピーカ1を構成する各部の構成について説明する。
静電型スピーカ1は、電極10、弾性部材20U,20L、振動体30U,30Lおよび表面部材40U,40Lを備えている。なお、本実施形態においては、弾性部材20U,20Lの構成は同じであり、振動体30U,30Lの構成は同じである。また、表面部材40U,40Lの構成も同じである。このため、各部材について両者を区別する必要が特にない場合には符号「U」および「L」の記載を省略する。
電極10は、所謂パンチングメタルであり、導電性を有する金属板の表面から裏面に貫通する複数の貫通孔11が形成されている。電極10は、振動体30よりも剛性が高く(ヤング率が大きく)なっており、外部の力に対して振動体30よりも変形し難い構成となっている。また、電極10は、振動体30よりも剛性が高い具体的な構成として、厚みを増したり、重量のある素材を選択したりすることにより、振動体30より重量を重くした構成としても良い。更に、電極10は、Z軸方向の寸法が長くなるように形成されている。なお、電極10に形成された貫通孔11の数は、図に示した数に限定されず、図に示した数より少なくてもよく、また、図に示した数より多くてもよい。
弾性部材20は、不織布であって電気を通さず空気および音(音響)の通過が可能となっている。弾性部材20は、弾性を有しており、外部から力を加えられると変形し、外部から加えられた力が取り除かれると元の形状に戻る。また、弾性部材20は、Z軸方向から見て矩形の形状を有しており、X軸方向の寸法は電極10のX軸方向の寸法と同じであり、Y軸方向の寸法は電極10のY軸方向の寸法と同じである。
振動体30は、PET(polyethylene terephthalate:ポリエチレンテレフタレート)またはPP(polypropylene:ポリプロピレン)などの絶縁性および可撓性を有する合成
樹脂のフィルムを基材とし、フィルムの一方の面に導電性を有する金属を蒸着して導電膜を形成した構成となっている。また、振動体30は、Z軸方向から見て矩形の形状を有しており、X軸方向の寸法は電極10のX軸方向の寸法と同じであり、Y軸方向の寸法は電極10のY軸方向の寸法と同じである。
樹脂のフィルムを基材とし、フィルムの一方の面に導電性を有する金属を蒸着して導電膜を形成した構成となっている。また、振動体30は、Z軸方向から見て矩形の形状を有しており、X軸方向の寸法は電極10のX軸方向の寸法と同じであり、Y軸方向の寸法は電極10のY軸方向の寸法と同じである。
表面部材40は、織られた布であって、絶縁性と柔軟性を有し、空気および音の通過が可能となっている。また、表面部材40は、Z軸方向から見て矩形の形状を有しており、X軸方向の寸法は電極10のX軸方向の寸法と同じであり、Y軸方向の寸法は電極10のY軸方向の寸法と同じである。
(静電型スピーカ1の構造)
次に、静電型スピーカ1の構造について説明する。
電極10は、弾性部材20Uの下面と弾性部材20Lの上面との間に配置されている。電極10は、X軸方向の縁とY軸方向の縁から内側へ数mmの幅で接着剤が塗布されて弾性部材20Uと弾性部材20Lに固着されている。電極10は、接着剤が塗布されていない部分においては、弾性部材20Uと弾性部材20Lに固着されていない。振動体30Uは、X軸方向の縁とY軸方向の縁から内側へ数mmの幅で接着剤が塗布されて弾性部材20Uの上面に固着されている。また、振動体30Uは、接着剤が塗布されていない部分においては、弾性部材20Uに固着されていない。振動体30Lは、X軸方向の縁とY軸方向の縁から内側へ数mmの幅で接着剤が塗布されて弾性部材20Lの下面に固着されている。また、振動体30Lは、接着剤が塗布されていない部分においては、弾性部材20Lに固着されていない。なお、振動体30Uは導電膜が形成された面側が弾性部材20Uに接しており、振動体30Lは導電膜が形成された面側が弾性部材20Lに接している。表面部材40Uは、X軸方向の縁とY軸方向の縁から内側へ数mmの幅で接着剤が塗布されて振動体30Uの上面に固着されている。また、表面部材40Uは、接着剤が塗布されていない部分においては、振動体30Uに固着されていない。表面部材40Lは、X軸方向の縁とY軸方向の縁から内側へ数mmの幅で接着剤が塗布されて振動体30Lの下面に固着されている。また、表面部材40Lは、接着剤が塗布されていない部分においては、振動体30Lに固着されていない。
次に、静電型スピーカ1の構造について説明する。
電極10は、弾性部材20Uの下面と弾性部材20Lの上面との間に配置されている。電極10は、X軸方向の縁とY軸方向の縁から内側へ数mmの幅で接着剤が塗布されて弾性部材20Uと弾性部材20Lに固着されている。電極10は、接着剤が塗布されていない部分においては、弾性部材20Uと弾性部材20Lに固着されていない。振動体30Uは、X軸方向の縁とY軸方向の縁から内側へ数mmの幅で接着剤が塗布されて弾性部材20Uの上面に固着されている。また、振動体30Uは、接着剤が塗布されていない部分においては、弾性部材20Uに固着されていない。振動体30Lは、X軸方向の縁とY軸方向の縁から内側へ数mmの幅で接着剤が塗布されて弾性部材20Lの下面に固着されている。また、振動体30Lは、接着剤が塗布されていない部分においては、弾性部材20Lに固着されていない。なお、振動体30Uは導電膜が形成された面側が弾性部材20Uに接しており、振動体30Lは導電膜が形成された面側が弾性部材20Lに接している。表面部材40Uは、X軸方向の縁とY軸方向の縁から内側へ数mmの幅で接着剤が塗布されて振動体30Uの上面に固着されている。また、表面部材40Uは、接着剤が塗布されていない部分においては、振動体30Uに固着されていない。表面部材40Lは、X軸方向の縁とY軸方向の縁から内側へ数mmの幅で接着剤が塗布されて振動体30Lの下面に固着されている。また、表面部材40Lは、接着剤が塗布されていない部分においては、振動体30Lに固着されていない。
(静電型スピーカ1の電気的構成)
次に、静電型スピーカ1の電気的構成について説明する。図4は、静電型スピーカ1の電気的構成を示した図である。静電型スピーカ1には、駆動部100が接続される。駆動部100は、変圧器110と、アンプ120と、バイアス電源130とを備えている。アンプ120は、入力された音響信号(電気信号)を増幅して変圧器110に対して出力する。変圧器110の入力側の端子T1は、抵抗器R1を介してアンプ120に接続されている。変圧器110の入力側のもう一方の端子T2は、抵抗器R2を介してアンプ120に接続されている。変圧器110の出力側の端子T4は、振動体30Uの導電性を有する部分に接続されている。変圧器110の出力側のもう一方の端子T5は、振動体30Lの導電性を有する部分に接続されている。変圧器110の中点の端子T3は、抵抗器R3を介して駆動回路100の基準電位であるグランドGNDに接続されている。バイアス電源130は、一端が抵抗器R4を介して電極10に接続され、もう一端が駆動回路100の基準電位であるグランドGNDに接続されている。また、バイアス電源130は、電極10に対して直流バイアスを与える。なお、本実施形態においてバイアス電源130は、電極10に対してプラスの電圧を印加しているものとする。
次に、静電型スピーカ1の電気的構成について説明する。図4は、静電型スピーカ1の電気的構成を示した図である。静電型スピーカ1には、駆動部100が接続される。駆動部100は、変圧器110と、アンプ120と、バイアス電源130とを備えている。アンプ120は、入力された音響信号(電気信号)を増幅して変圧器110に対して出力する。変圧器110の入力側の端子T1は、抵抗器R1を介してアンプ120に接続されている。変圧器110の入力側のもう一方の端子T2は、抵抗器R2を介してアンプ120に接続されている。変圧器110の出力側の端子T4は、振動体30Uの導電性を有する部分に接続されている。変圧器110の出力側のもう一方の端子T5は、振動体30Lの導電性を有する部分に接続されている。変圧器110の中点の端子T3は、抵抗器R3を介して駆動回路100の基準電位であるグランドGNDに接続されている。バイアス電源130は、一端が抵抗器R4を介して電極10に接続され、もう一端が駆動回路100の基準電位であるグランドGNDに接続されている。また、バイアス電源130は、電極10に対して直流バイアスを与える。なお、本実施形態においてバイアス電源130は、電極10に対してプラスの電圧を印加しているものとする。
(静電型スピーカ1の動作)
次に、静電型スピーカ1の動作について説明する。図5は、静電型スピーカ1の動作を示す図である。アンプ120に音響信号が入力されると、入力された音響信号に応じた電圧が変圧器110の出力側の端子から振動体30Uおよび振動体30Lに印加される。
そして、印加された電圧によって振動体30Uと電極10との間の電位差が変化すると、振動体30Uと電極10との間の静電引力が強まる又は振動体30Uと電極10との間の静電引力が弱まる。
また、印加された電圧によって振動体30Lと電極10との間の電位差が変化すると、振動体30Lと電極10との間の静電引力が強まる又は振動体30Lと電極10との間の静電引力が弱まる。
次に、静電型スピーカ1の動作について説明する。図5は、静電型スピーカ1の動作を示す図である。アンプ120に音響信号が入力されると、入力された音響信号に応じた電圧が変圧器110の出力側の端子から振動体30Uおよび振動体30Lに印加される。
そして、印加された電圧によって振動体30Uと電極10との間の電位差が変化すると、振動体30Uと電極10との間の静電引力が強まる又は振動体30Uと電極10との間の静電引力が弱まる。
また、印加された電圧によって振動体30Lと電極10との間の電位差が変化すると、振動体30Lと電極10との間の静電引力が強まる又は振動体30Lと電極10との間の静電引力が弱まる。
例えば、アンプ120に音響信号が入力され、増幅された音響信号が変圧器110に供給されて振動体30Uにプラスの電圧が印加され、振動体30Lにマイナスの電圧が印加されたとする。
電極10にはバイアス電源130からプラスの電圧が印加されているため、振動体30Uと電極10との間の静電引力が弱まり、図5(a)に示したように振動体30Uは矢印F1の方向に変位する。また、電極10にはバイアス電源130からプラスの電圧が印加されているため、振動体30Lと電極10との間の静電引力が強まり、図5(a)に示したように振動体30Lは矢印F2の方向に変位する。
ここで、振動体30Uに印加される電圧と振動体30Lに印加される電圧とは、互いに逆相で絶対値が同じとなるように電気的に構成されているので、矢印F1の方向と矢印F2の方向は同じ方向となる。
電極10にはバイアス電源130からプラスの電圧が印加されているため、振動体30Uと電極10との間の静電引力が弱まり、図5(a)に示したように振動体30Uは矢印F1の方向に変位する。また、電極10にはバイアス電源130からプラスの電圧が印加されているため、振動体30Lと電極10との間の静電引力が強まり、図5(a)に示したように振動体30Lは矢印F2の方向に変位する。
ここで、振動体30Uに印加される電圧と振動体30Lに印加される電圧とは、互いに逆相で絶対値が同じとなるように電気的に構成されているので、矢印F1の方向と矢印F2の方向は同じ方向となる。
また、例えば、アンプ120に音響信号が入力され、増幅された音響信号が変圧器110に供給されて振動体30Uにマイナスの電圧が印加され、振動体30Lにプラスの電圧が印加されたとする。
電極10にはバイアス電源130からプラスの電圧が印加されているため、振動体30Uと電極10との間の静電引力が強まり、図5(b)に示したように振動体30Uは矢印F3の方向へ変位する。また、電極10にはバイアス電源130からプラスの電圧が印加されているため、振動体30Lと電極10との間の静電引力が弱まり、図5(b)に示したように振動体30Lは矢印F4の方向へ変位する。
ここで、振動体30Uに印加される電圧と振動体30Lに印加される電圧とは、互いに逆相で絶対値が同じとなるように電気的に構成されているので、矢印F3の方向と矢印F4の方向は同じ方向となる。
電極10にはバイアス電源130からプラスの電圧が印加されているため、振動体30Uと電極10との間の静電引力が強まり、図5(b)に示したように振動体30Uは矢印F3の方向へ変位する。また、電極10にはバイアス電源130からプラスの電圧が印加されているため、振動体30Lと電極10との間の静電引力が弱まり、図5(b)に示したように振動体30Lは矢印F4の方向へ変位する。
ここで、振動体30Uに印加される電圧と振動体30Lに印加される電圧とは、互いに逆相で絶対値が同じとなるように電気的に構成されているので、矢印F3の方向と矢印F4の方向は同じ方向となる。
このように、振動体30U,30Lが音響信号に応じて変位し、その変位する方向が逐次変わることによって振動となり、その振動状態(振動数、振幅、位相)に応じた音波が振動体30U,30Lから発生する。また、静電型スピーカ1においては、振動体30Uと振動体30Lとで変位の方向(向き)が同じであるから、振動膜30Uから発生する音波は、振動膜30Lから発生する音波と同相になり、発生した両方の音波が互いに打ち消されることがなく加算されて、表面部材40U,40Lを通過して静電型スピーカ1の外部へ音として放射される。
本実施形態によれば、静電型スピーカ1は、電極10よりも外側に同相で振動する振動体30U,30Lが配置されているから、電極10に遮られることなく、振動体30U,30Lから発生した音波を静電型スピーカ1の外部へと放射することが可能となる。したがって、静電型スピーカ1は、振動体から発生した音波の一部が電極に遮られてしまう従来の静電型スピーカと比較して、静電型スピーカ1の外部に放射し得る音波の割合が高くなり、静電型スピーカ1の外部の音圧が高くなる。
更に、振動体30Uと振動体30Lとが同相で振動するので、振動膜が一枚の場合に対して、静電型スピーカ1の外部に放射する音圧を高くすることができる。
また、本実施形態によれば、電極10は、振動体30よりも剛性が高くなるように形成されている。したがって、電極10と振動体30の間に電位差が変化した場合には、振動体30が、静電引力の働きによって、電極10に吸引される方向、又は電極10から離れる方向に変位する。
また、電極10には、表面から裏面に貫通する貫通孔11が形成されている。したがって、電極10は、貫通孔が形成されていない電極と比較して、弾性部材20Uの内部に位置する空気と弾性部材20Lの内部に位置する空気の、振動体30の変位に応じた移動がしやすくなっている。
また、本実施形態によれば、振動体30は、隣り合う部材と接触する面において一部の領域のみが固着されているから、隣り合う部材と接触する面において全部の領域が固着された場合と比較して変位し易くなっている。また、振動体30は、柔軟性を有する表面部材40と弾性を有する弾性部材20との間に配置されているから、柔軟性および弾性を有さない部材の間に配置された場合と比較して変位し易くなっている。
更に、振動体30Uと振動体30Lとが同相で振動するので、振動膜が一枚の場合に対して、静電型スピーカ1の外部に放射する音圧を高くすることができる。
また、本実施形態によれば、電極10は、振動体30よりも剛性が高くなるように形成されている。したがって、電極10と振動体30の間に電位差が変化した場合には、振動体30が、静電引力の働きによって、電極10に吸引される方向、又は電極10から離れる方向に変位する。
また、電極10には、表面から裏面に貫通する貫通孔11が形成されている。したがって、電極10は、貫通孔が形成されていない電極と比較して、弾性部材20Uの内部に位置する空気と弾性部材20Lの内部に位置する空気の、振動体30の変位に応じた移動がしやすくなっている。
また、本実施形態によれば、振動体30は、隣り合う部材と接触する面において一部の領域のみが固着されているから、隣り合う部材と接触する面において全部の領域が固着された場合と比較して変位し易くなっている。また、振動体30は、柔軟性を有する表面部材40と弾性を有する弾性部材20との間に配置されているから、柔軟性および弾性を有さない部材の間に配置された場合と比較して変位し易くなっている。
[変形例]
上述した実施形態は、本発明の実施の一例にすぎない。本発明は、上述した実施形態に対して以下の変形を適用した態様で実施することも可能である。なお、以下に示す変形例は、必要に応じて、各々を適当に組み合わせて実施されてもよいものである。
上述した実施形態は、本発明の実施の一例にすぎない。本発明は、上述した実施形態に対して以下の変形を適用した態様で実施することも可能である。なお、以下に示す変形例は、必要に応じて、各々を適当に組み合わせて実施されてもよいものである。
(変形例1)
振動体は、フィルムの一方の面に導電性を有する金属を蒸着したものに限定されるものではなく、フィルムの両面に導電性を有する金属を蒸着したものであってもよい。また、振動体は、PETやPPに限定されず、他の合成樹脂のフィルムに導電性を有する金属を蒸着したものであってもよい。
振動体は、フィルムの一方の面に導電性を有する金属を蒸着したものに限定されるものではなく、フィルムの両面に導電性を有する金属を蒸着したものであってもよい。また、振動体は、PETやPPに限定されず、他の合成樹脂のフィルムに導電性を有する金属を蒸着したものであってもよい。
(変形例2)
弾性部材は、不織布に限定されるものではなく、絶縁性があり、音が透過し、弾性がある部材であればよく、例えば、中綿に熱を加えて圧縮したもの、織られた布、合成樹脂を海綿状にしたものであってもよい。
弾性部材は、不織布に限定されるものではなく、絶縁性があり、音が透過し、弾性がある部材であればよく、例えば、中綿に熱を加えて圧縮したもの、織られた布、合成樹脂を海綿状にしたものであってもよい。
(変形例3)
静電型スピーカ1を構成する各部材の形状はZ軸方向から見て矩形の形状に限定されるものではなく、多角形、円形、楕円形など、他の形状であってもよい。
静電型スピーカ1を構成する各部材の形状はZ軸方向から見て矩形の形状に限定されるものではなく、多角形、円形、楕円形など、他の形状であってもよい。
(変形例4)
表面部材40は、織られた布に限定されるものではなく、空気および音の通過が可能な部材であればよく、例えば、中綿に熱を加えて圧縮したもの、合成樹脂を海綿状にしたものなどであってもよい。また、表面部材40は、その表面に文字や絵、写真などの画像が形成されていてもよい。図6は、本発明の変形例に係る静電型スピーカ1aの外観図である。本変形例においては、画像41aが表面部材40Uaの上面に印刷されている。このようにして構成された静電型スピーカ1aは、表面部材40Uaの表面に印刷された画像に関連する音波を表面部材40Uaの表面から放射することが可能となる。また、静電型スピーカ1は、表面部材40を備える構成に限定されるものではなく、表面部材40を備えていなくてもよい。
表面部材40は、織られた布に限定されるものではなく、空気および音の通過が可能な部材であればよく、例えば、中綿に熱を加えて圧縮したもの、合成樹脂を海綿状にしたものなどであってもよい。また、表面部材40は、その表面に文字や絵、写真などの画像が形成されていてもよい。図6は、本発明の変形例に係る静電型スピーカ1aの外観図である。本変形例においては、画像41aが表面部材40Uaの上面に印刷されている。このようにして構成された静電型スピーカ1aは、表面部材40Uaの表面に印刷された画像に関連する音波を表面部材40Uaの表面から放射することが可能となる。また、静電型スピーカ1は、表面部材40を備える構成に限定されるものではなく、表面部材40を備えていなくてもよい。
(変形例5)
上述した実施形態においては、各部材のX軸方向の寸法とY軸方向の寸法はいずれも同じとなっているが、部材毎に寸法が異なっていてもよい。例えば、表面部材40のX軸方向の寸法とY軸方向の寸法については、他の部材より長くなっていてもよい。また、このように表面部材40についてX軸方向の寸法とY軸方向の寸法が他の部材より長い場合、表面部材40Uの縁と表面部材40Lの縁を互いに接着し、表面部材40Uと表面部材40Lとの間の密閉された空間に電極10、弾性部材20および振動体30が位置するようにしてもよい。この構成によれば、電流が流れる部分が絶縁性を有する表面部材40によって覆われるから、人体が感電する可能性を低くすることができる。
上述した実施形態においては、各部材のX軸方向の寸法とY軸方向の寸法はいずれも同じとなっているが、部材毎に寸法が異なっていてもよい。例えば、表面部材40のX軸方向の寸法とY軸方向の寸法については、他の部材より長くなっていてもよい。また、このように表面部材40についてX軸方向の寸法とY軸方向の寸法が他の部材より長い場合、表面部材40Uの縁と表面部材40Lの縁を互いに接着し、表面部材40Uと表面部材40Lとの間の密閉された空間に電極10、弾性部材20および振動体30が位置するようにしてもよい。この構成によれば、電流が流れる部分が絶縁性を有する表面部材40によって覆われるから、人体が感電する可能性を低くすることができる。
(変形例6)
電極は、パンチングメタルに限らず、エキスパンドメタルや金網であってもよく、絶縁性を有する材料の表面に導電性を有する金属の層を有するプリント基板であってもよい。また、電極は、振動体30と比較して剛性の高い部材に限定されるものではない。図7は、本発明の変形例に係る静電型スピーカ1bの外観図である。図8は、図7の静電型スピーカ1bのB−B線断面図であり、図9は、図7の静電型スピーカ1bのC−C線断面図である。静電型スピーカ1bは、電極10b、弾性部材20U,20L、振動体30U,30L、表面部材40U,40L、スペーサ50U,50L、および拘束部材12とを有している。なお、以下の説明において、静電型スピーカ1bの構成のうち、上述した実施形態と共通するものについては説明を省略する。
電極は、パンチングメタルに限らず、エキスパンドメタルや金網であってもよく、絶縁性を有する材料の表面に導電性を有する金属の層を有するプリント基板であってもよい。また、電極は、振動体30と比較して剛性の高い部材に限定されるものではない。図7は、本発明の変形例に係る静電型スピーカ1bの外観図である。図8は、図7の静電型スピーカ1bのB−B線断面図であり、図9は、図7の静電型スピーカ1bのC−C線断面図である。静電型スピーカ1bは、電極10b、弾性部材20U,20L、振動体30U,30L、表面部材40U,40L、スペーサ50U,50L、および拘束部材12とを有している。なお、以下の説明において、静電型スピーカ1bの構成のうち、上述した実施形態と共通するものについては説明を省略する。
静電型スピーカ1bを構成する各部について説明する。
拘束部材12は、例えば糸であり、絶縁性を有する線状の部材である。
電極10bは、PETまたはPPなどの絶縁性および柔軟性を有する合成樹脂のフィルムに、金属膜を蒸着あるいは導電性塗料を塗布したものであり、その厚さは数μm〜数十μm程度の厚さとなっている。電極10bは、Z軸方向から見て矩形の形状を有している。また、電極10bは、フィルムを基材とするものに限らず、導電性を有する糸で織られた布であってもよい。
弾性部材20はZ軸方向から見て矩形の形状を有しており、弾性部材20のX軸方向の寸法は電極10bのX軸方向の寸法よりも長く、弾性部材20のY軸方向の寸法は電極10bのY軸方向の寸法よりも長い。
スペーサ50は、例えば合成樹脂であり、Z軸方向から見て矩形の枠形の形状を有している。スペーサ50は、スペーサ50の外側から内側へ貫通する貫通孔を有しており、空気および音の通過が可能となっている。なお、図7、図8、図9においては、この貫通孔の図示を省略している。スペーサ50のX軸方向の寸法は振動体30のX軸方向およびY軸方向の寸法と同じであり、表面部材40のX軸方向およびY軸方向の寸法と同じである。また、枠形のスペーサ50の内側には、弾性部材20を配置することが可能となっている。
拘束部材12は、例えば糸であり、絶縁性を有する線状の部材である。
電極10bは、PETまたはPPなどの絶縁性および柔軟性を有する合成樹脂のフィルムに、金属膜を蒸着あるいは導電性塗料を塗布したものであり、その厚さは数μm〜数十μm程度の厚さとなっている。電極10bは、Z軸方向から見て矩形の形状を有している。また、電極10bは、フィルムを基材とするものに限らず、導電性を有する糸で織られた布であってもよい。
弾性部材20はZ軸方向から見て矩形の形状を有しており、弾性部材20のX軸方向の寸法は電極10bのX軸方向の寸法よりも長く、弾性部材20のY軸方向の寸法は電極10bのY軸方向の寸法よりも長い。
スペーサ50は、例えば合成樹脂であり、Z軸方向から見て矩形の枠形の形状を有している。スペーサ50は、スペーサ50の外側から内側へ貫通する貫通孔を有しており、空気および音の通過が可能となっている。なお、図7、図8、図9においては、この貫通孔の図示を省略している。スペーサ50のX軸方向の寸法は振動体30のX軸方向およびY軸方向の寸法と同じであり、表面部材40のX軸方向およびY軸方向の寸法と同じである。また、枠形のスペーサ50の内側には、弾性部材20を配置することが可能となっている。
次に、静電型スピーカ1bの構造について説明する。拘束部材12の一端は、電極10bの角に固着されており、拘束部材12の他端は、スペーサ50Uの下面とスペーサ50Lの上面との間に挟まれて固着されている。また、枠形のスペーサ50Uの内側に弾性部材20Uが配置されており、弾性部材20Uが電極10bと振動体30Uとに接触している。また、枠形のスペーサ50Lの内側に弾性部材20Lが配置されており、弾性部材20Lが電極10bと振動体30Lとに接触している。したがって、電極10bは、弾性部材20Uと弾性部材20Lに接触し、拘束部材12から張力をかけられた状態で支持される。電極10bのX軸方向およびY軸方向の寸法は、スペーサ50の内側のX軸方向およびY軸方向の寸法よりも短く形成されているから、電極10bとスペーサ50との間には、所定の間隔が設けられる。振動体30は、X軸方向の縁とY軸方向の縁から内側へ数mmの幅で接着剤が塗布されてスペーサ50に固着されている。したがって、振動体30は、接着剤が塗布されていない部分においては、スペーサ50および弾性部材20に固着されていない。表面部材40は、X軸方向の縁とY軸方向の縁から内側へ数mmの幅で接着剤が塗布されて振動体30に固着される。したがって、表面部材40は、接着剤が塗布されていない部分においては、振動体30に固着されていない。
本変形例によれば、電極10bは、張力をかけられた状態で拘束部材12に支持されることで、外力によって変位し難くなっている。したがって、電極10bと振動体30の間に電位差が変化した場合には、振動体30が、静電引力の働きによって、電極10bに吸引される方向、又は電極10bから離れる方向に変位する。
また、本変形例によれば、静電型スピーカ1bは、振動体30の変位に応じた弾性部材20Uおよび弾性部材20Lの内部間における空気の移動を、電極10bとスペーサ50の間の隙間を通して可能とする。したがって、本変形例においては、電極10bが貫通孔を有していなくてもよい。
また、本変形例によれば、静電型スピーカ1bは、振動体30の変位に応じた弾性部材20Uおよび弾性部材20Lの内部間における空気の移動を、電極10bとスペーサ50の間の隙間を通して可能とする。したがって、本変形例においては、電極10bが貫通孔を有していなくてもよい。
(変形例7)
静電型スピーカを構成する各部材には、駆動部と接続するための切り欠きが設けられていてもよい。図10は変形例に係る静電型スピーカ1cの外観図である。静電型スピーカ1cは、静電型スピーカ1と同じ構成であるが、各部材の形状が相違している。本変形例については、静電型スピーカ1と相違している点についてのみ説明する。
静電型スピーカを構成する各部材には、駆動部と接続するための切り欠きが設けられていてもよい。図10は変形例に係る静電型スピーカ1cの外観図である。静電型スピーカ1cは、静電型スピーカ1と同じ構成であるが、各部材の形状が相違している。本変形例については、静電型スピーカ1と相違している点についてのみ説明する。
静電型スピーカ1cは、表面部材40Lc、振動体30Lc、弾性部材20Lc、電極10c、弾性部材20Uc、振動体30Uc、表面部材40Ucの順番で積層されて構成されている。表面部材40Lcおよび振動体30Lcは、Z軸方向から見て矩形の形状を有しており、切り欠きが設けられていない。一方、弾性部材20Lc、電極10c、弾性部材20Uc、振動体30Ucおよび表面部材40Ucは、矩形の一部を切り取って奥行き方向へ一定の幅で凹んだ切り欠きが設けられている。
電極10cの切り欠きの左右方向の位置は、弾性部材20Lcの切り欠きと同じ位置にある。また、電極10cの切り欠きの左右方向の長さは、弾性部材20Lcの切り欠きの左右方向の長さと等しい。
また、振動体30Ucの切り欠きの左右方向の長さは、電極10cの切り欠きの左右方向の長さよりも長い。振動体30Ucの切り欠きの左右方向の位置は、弾性部材20Ucの切り欠きと同じ位置にある。また、振動体30Ucの切り欠きの左右方向の長さは、弾性部材20Ucの切り欠きの左右方向の長さと等しい。
また、表面部材40Ucの切り欠きの左右方向の長さは、振動体30Ucの切り欠きの左右方向の長さよりも長い。
また、振動体30Ucの切り欠きの左右方向の長さは、電極10cの切り欠きの左右方向の長さよりも長い。振動体30Ucの切り欠きの左右方向の位置は、弾性部材20Ucの切り欠きと同じ位置にある。また、振動体30Ucの切り欠きの左右方向の長さは、弾性部材20Ucの切り欠きの左右方向の長さと等しい。
また、表面部材40Ucの切り欠きの左右方向の長さは、振動体30Ucの切り欠きの左右方向の長さよりも長い。
図11は、静電型スピーカ1cの上面の一部を拡大した図である。
電極10cの切り欠きと、弾性部材20Lcの切り欠きは、振動体30Ucおよび弾性部材20Ucの切り欠きより左右方向の長さが短く、上から見ると振動体30Ucおよび弾性部材20Ucの切り欠きの領域内に位置している。
また、振動体30Ucの切り欠きと、弾性部材20Ucの切り欠きは、表面部材40Ucの切り欠きより左右方向の長さが短く、上から見ると表面部材40Ucの切り欠きの領域内に位置している。
電極10cの切り欠きと、弾性部材20Lcの切り欠きは、振動体30Ucおよび弾性部材20Ucの切り欠きより左右方向の長さが短く、上から見ると振動体30Ucおよび弾性部材20Ucの切り欠きの領域内に位置している。
また、振動体30Ucの切り欠きと、弾性部材20Ucの切り欠きは、表面部材40Ucの切り欠きより左右方向の長さが短く、上から見ると表面部材40Ucの切り欠きの領域内に位置している。
静電型スピーカ1cは、クリップ200によって駆動部100と接続される。
図12(a)はクリップ200の正面を示した図であり、図12(b)はクリップ200の側面を示した図である。クリップ200は、矩形で板状の電極201c〜203cとバネ210を有している。また、クリップ200は、電極201c〜203cが固着されている板状のプラスチックの板部220Aと、板部220Aと向かい合う板状のプラスチックの板部220Bとを有している。電極201cは、図示せぬ導線を介して変圧器110の出力側の端子T5に接続されている。電極202cは、図示せぬ導線を介してバイアス電源130に接続されている。電極203cは、図示せぬ導線を介して変圧器110の出力側の端子T4に接続されている。
図12(a)はクリップ200の正面を示した図であり、図12(b)はクリップ200の側面を示した図である。クリップ200は、矩形で板状の電極201c〜203cとバネ210を有している。また、クリップ200は、電極201c〜203cが固着されている板状のプラスチックの板部220Aと、板部220Aと向かい合う板状のプラスチックの板部220Bとを有している。電極201cは、図示せぬ導線を介して変圧器110の出力側の端子T5に接続されている。電極202cは、図示せぬ導線を介してバイアス電源130に接続されている。電極203cは、図示せぬ導線を介して変圧器110の出力側の端子T4に接続されている。
図13は、クリップ200で静電型スピーカ1cを挟んだ状態を示した図である。
静電型スピーカ1cの切り欠き部分をクリップ200で挟むことで、電極201cと振動体30Lc、電極202cと電極10c、電極203cと振動体30Ucがそれぞれ接触することになる。そして、振動体30Lcには、端子T5から出力された音響信号が電極201cを介して供給され、振動体30Ucには、端子T4から出力された音響信号が電極203cを介して供給される。また、電極10cには、バイアス電源130からバイアス電圧が印加される。
静電型スピーカ1cの切り欠き部分をクリップ200で挟むことで、電極201cと振動体30Lc、電極202cと電極10c、電極203cと振動体30Ucがそれぞれ接触することになる。そして、振動体30Lcには、端子T5から出力された音響信号が電極201cを介して供給され、振動体30Ucには、端子T4から出力された音響信号が電極203cを介して供給される。また、電極10cには、バイアス電源130からバイアス電圧が印加される。
本変形例においては、クリップ200で静電型スピーカ1cを挟むだけで、静電型スピーカ1cと駆動部100とを接続し、音響信号に応じた電圧を各振動体に印加することができる。また、クリップ200を静電型スピーカ1cから外せば、静電型スピーカ1cと駆動部100とを分離できるため、静電型スピーカ1cを容易に持ち運ぶことができる。
電極を有するクリップで静電型スピーカを挟むことで静電型スピーカと駆動部とを接続したが、静電型スピーカと駆動部とを接続する構成はこれに限定されるものではない。
図14は、変形例に係る静電型スピーカ1dの外観図である。
静電型スピーカ1dは、表面部材40Ld、振動体30Ld、弾性部材20Ld、電極10d、弾性部材20Ud、振動体30Ud、表面部材40Udの順番で積層されて構成されている。電極10dは、導電性を有する板状の部材であり、振動体30dよりも剛性が高く(ヤング率が大きく)、後述する電極201d〜203dよりも剛性が低い(ヤング率が小さい)。また、電極10dには、その表面から裏面に貫通する複数の貫通孔が形成されている。振動体30Ldおよび振動体30Udには、その一部を除去して奥行き方向へ一定の幅で凹んだ1つの切り欠きが設けられており、電極10dには2つの切り欠きが一定の間隔をあけて設けられている。なお、表面部材40Ld、弾性部材20Ld、弾性部材20Udおよび表面部材40Udは、導電性を有しておらず、駆動部100に接続されることがないから、切り欠きが設けられていても設けられていなくてもよい。
図14は、変形例に係る静電型スピーカ1dの外観図である。
静電型スピーカ1dは、表面部材40Ld、振動体30Ld、弾性部材20Ld、電極10d、弾性部材20Ud、振動体30Ud、表面部材40Udの順番で積層されて構成されている。電極10dは、導電性を有する板状の部材であり、振動体30dよりも剛性が高く(ヤング率が大きく)、後述する電極201d〜203dよりも剛性が低い(ヤング率が小さい)。また、電極10dには、その表面から裏面に貫通する複数の貫通孔が形成されている。振動体30Ldおよび振動体30Udには、その一部を除去して奥行き方向へ一定の幅で凹んだ1つの切り欠きが設けられており、電極10dには2つの切り欠きが一定の間隔をあけて設けられている。なお、表面部材40Ld、弾性部材20Ld、弾性部材20Udおよび表面部材40Udは、導電性を有しておらず、駆動部100に接続されることがないから、切り欠きが設けられていても設けられていなくてもよい。
静電型スピーカ1dは、クリップ200によって駆動部100に接続される。クリップ200には、図14に示したように、針状の形状を有した電極201d〜203dが設けられている。電極201dは、図示せぬ導線を介して変圧器110の出力側の端子T5に接続されている。電極202dは、図示せぬ導線を介してバイアス電源130に接続されている。電極203dは、図示せぬ導線を介して変圧器110の出力側の端子T4に接続されている。
静電型スピーカ1dにおいて、振動体30Ld、電極10d、振動体30Udに設けられた切り欠きの左右方向の位置はそれぞれ異なっている。より具体的には、ポイントP1には、振動体30Ldがあるものの、切り欠きによって電極10dおよび振動体30Udがない。また、ポイントP2には、電極10dがあるものの、切り欠きによって振動体30Ldおよび振動体30Udがない。また、ポイントP3には、振動体30Udがあるものの、切り欠きによって振動体30Ldおよび電極10dがない。このように構成された静電型スピーカ1dの切り欠き部分をクリップ200で挟むことによって、図12に示したポイントP1に電極201dが刺さり、ポイントP2に電極202dが刺さり、ポイントP3に電極203dが刺さることになる。
この場合、電極201dは、導電性を有する部材のなかで振動体30Ldのみに接触して他の導電性を有する部材に接触することがない。このため、振動体30Ldのみが、電極201dを介して端子T5から出力された音響信号を供給されることになる。また、電極202dは、導電性を有する部材のなかで電極10dのみに接触して、他の導電性を有する部材に接触することがない。このため、電極10dのみが、電極202dを介して、バイアス電源130から供給されたバイアス電圧を印加されることになる。また、電極203dは、導電性を有する部材のなかで振動体30Udのみに接触して、他の導電性を有する部材に接触することがない。このため、振動体30Udのみが、電極203dを介して、端子T4から出力された音響信号を供給されることになる。
このように本変形例においても、クリップ200で静電型スピーカ1dを挟むだけで、駆動部100からの音響信号を静電型スピーカ1dへと供給することができる。
このように本変形例においても、クリップ200で静電型スピーカ1dを挟むだけで、駆動部100からの音響信号を静電型スピーカ1dへと供給することができる。
(変形例8)
上述した実施形態及び変形例では、静電型の電気音響変換器を、音響信号(電気信号)を音(音響)に変換する静電型スピーカに適用した例を説明したが、静電型の電気音響変換器を、音(音響)を音響信号(電気信号)に変換する静電型マイクロフォンに適用してもよい。図15は、この変形例に係る静電型マイクロフォン1Mの電気的構成を示した図である。図15に示す構成では、静電型マイクロフォン1Mは、上述した図4の静電型スピーカ1と同じ構成を有している。静電型マイクロフォン1Mには、駆動部100Mが接続される。駆動部100Mは、上述した図4の駆動部100と同じ構成を有するが、変圧器110の変圧比及び抵抗器R1〜R4の抵抗値は適宜調整されてもよく、アンプ120に入出力される音響信号の方向は図4と異なるものとする。
上述した実施形態及び変形例では、静電型の電気音響変換器を、音響信号(電気信号)を音(音響)に変換する静電型スピーカに適用した例を説明したが、静電型の電気音響変換器を、音(音響)を音響信号(電気信号)に変換する静電型マイクロフォンに適用してもよい。図15は、この変形例に係る静電型マイクロフォン1Mの電気的構成を示した図である。図15に示す構成では、静電型マイクロフォン1Mは、上述した図4の静電型スピーカ1と同じ構成を有している。静電型マイクロフォン1Mには、駆動部100Mが接続される。駆動部100Mは、上述した図4の駆動部100と同じ構成を有するが、変圧器110の変圧比及び抵抗器R1〜R4の抵抗値は適宜調整されてもよく、アンプ120に入出力される音響信号の方向は図4と異なるものとする。
外部で音が発生した場合には、その音によって振動体30U,30Lが図5(a)(b)に示すように振動することになり、その振動に応じて振動体と電極との間の距離が変わるため、振動体と電極との間の静電容量に変化が発生することになる。なお、電極10は抵抗器R4を介してバイアス電源130に接続されているから、静電容量が変化しても電荷は一定に留まるものとする。
ここで、振動体30U,30Lが、図5(a)に示すように振動した場合における、静電型マイクロフォン1Mの動作について説明する。
まず、振動体30Uと電極10との間の距離が長くなることで、振動体30Uと電極10との間の静電容量が小さくなる。ここで、電極10はグランドGNDに接続されているから、振動体30Uと電極10との間の電位差が大きくなるように、振動体30Uの電位が変化することになる。
同様に、振動体30Lと電極10との間の距離が短くなることで、振動体30Lと電極10との間の静電容量が大きくなる。ここで、電極10はグランドGNDに接続されているから、振動体30Lと電極10との間の電位差が小さくなるように、振動体30Lの電位が変化することになる。
まず、振動体30Uと電極10との間の距離が長くなることで、振動体30Uと電極10との間の静電容量が小さくなる。ここで、電極10はグランドGNDに接続されているから、振動体30Uと電極10との間の電位差が大きくなるように、振動体30Uの電位が変化することになる。
同様に、振動体30Lと電極10との間の距離が短くなることで、振動体30Lと電極10との間の静電容量が大きくなる。ここで、電極10はグランドGNDに接続されているから、振動体30Lと電極10との間の電位差が小さくなるように、振動体30Lの電位が変化することになる。
次に、振動体30U,30Lが、図5(b)に示すように振動した場合における、静電型マイクロフォン1Mの動作について説明する。
まず、振動体30Uと電極10との間の距離が短くなることで、振動体30Uと電極10との間の静電容量が大きくなる。ここで、電極10はグランドGNDに接続されているから、振動体30Uと電極10との間の電位差が小さくなるように、振動体30Uの電位が変化することになる。
同様に、振動体30Lと電極10との間の距離が長くなることで、振動体30Lと電極10との間の静電容量が小さくなる。ここで、電極10はグランドGNDに接続されているから、振動体30Lと電極10との間の電位差が大きくなるように、振動体30Lの電位が変化することになる。
まず、振動体30Uと電極10との間の距離が短くなることで、振動体30Uと電極10との間の静電容量が大きくなる。ここで、電極10はグランドGNDに接続されているから、振動体30Uと電極10との間の電位差が小さくなるように、振動体30Uの電位が変化することになる。
同様に、振動体30Lと電極10との間の距離が長くなることで、振動体30Lと電極10との間の静電容量が小さくなる。ここで、電極10はグランドGNDに接続されているから、振動体30Lと電極10との間の電位差が大きくなるように、振動体30Lの電位が変化することになる。
以上のように、静電型マイクロフォン1Mが動作した結果、振動体30U及び振動体30Lの電位の変化が、振動の変位に比例した電圧出力、つまり、音響信号として端子T4及び端子T5を介して変圧器110に供給されることになる。そして、変圧器110は、この音響信号を変圧してアンプ120に入力し、アンプ120は、この音響信号を増幅して図示せぬスピーカやコンピュータなどに出力することになる。
このように、静電型マイクロフォン1Mにおいては、外部で発生した音が、電極10に遮られることなく、振動体30U及び振動体30Lを直接振動させることになる。したがって、静電型マイクロフォン1Mは、振動体よりも外側に電極が配置された構成と比較して、振動体30U及び振動体30Lが振動しやすくなるから、外部で発生した音が音響信号へと変換されやすくなる。
ところで、変形例8において、静電型マイクロフォン1Mは、駆動部100Mの変圧器110に音響信号を供給したが、変圧器110以外に音響信号を供給してもよい。例えば、変圧器110のインピーダンスが低いような場合には、静電型マイクロフォン1Mの負荷容量の影響により、低い周波数における周波数特性が低下する場合がある。このような場合には、静電型マイクロフォン1Mは、変圧器110よりもインピーダンスの高いアンプ120に音響信号を供給することで、低い周波数における周波数特性の低下を抑制してもよい。
1…静電型スピーカ(静電型の電気音響変換器)、10…電極、11…貫通孔、12…拘束部材、20…弾性部材、30…振動体、40…表面部材、41a…画像、50…スペーサ、100…駆動部、110…変圧器、120…アンプ、130…バイアス電源、1M…静電型マイクロフォン(静電型の電気音響変換器)、100M…駆動部
Claims (3)
- 導電性を有する第1振動体と、
前記第1振動体に対向して離間配置され、導電性を有する第2振動体と、
前記第1振動体と前記第2振動体との間に位置する電極と、
前記電極と前記第1振動体との間に位置し、弾性、絶縁性および通気性を有する第1弾性部材と、
前記電極と前記第2振動体との間に位置し、弾性、絶縁性および通気性を有する第2弾性部材と、
を備えていることを特徴とする静電型の電気音響変換器。 - 前記電極は、表面から裏面に貫通した貫通孔を有すること
を特徴とする請求項1に記載の静電型の電気音響変換器。 - 前記電極は、前記振動体よりも剛性が高いこと
を特徴とする請求項1または請求項2に記載の静電型の電気音響変換器。
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WO2020174524A1 (ja) * | 2019-02-25 | 2020-09-03 | 国立大学法人東北大学 | 静電容量型の音波発生装置および静電容量型スピーカー |
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- 2011-09-07 JP JP2011195272A patent/JP2012080531A/ja active Pending
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