JP5760879B2 - 静電型の電気音響変換器 - Google Patents
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また、特許文献2には、振動板(振動体)を間に挟んで複数の固定電極を対向するように配置したスピーカエレメントにおいて、隣り合う振動膜に逆極性の成極電圧を印加し、隣り合う固定電極間に逆極性の駆動信号を印加することにより、大きな音圧を発生させる技術が開示されている。
また、この静電型スピーカの構成を、静電型マイクロフォンの構成として用いることも可能である。この場合、外部で発生した音波が電極に設けられた貫通孔を通過して振動板を振動させることで、音(音響)が音響信号(電気信号)へと変換されることになる。したがって、電極の開口率が小さい場合には、電極の開口率が大きい場合に比べて、外部で発生した音波が貫通孔を通過しにくくなり、静電型マイクロフォンで変換される音響信号が小さくなる(静電型マイクロフォンの感度が低下する)という問題がある。
本実施形態においては、静電型の電気音響変換器を、音響信号(電気信号)を音(音響)に変換する静電型スピーカとして適用した例を説明する。図1は、本発明の実施形態に係る静電型スピーカ1の外観図であり、図2は、図1の静電型スピーカ1のA−A線断面図である。また、図3は、電極20の外観図である。これらの図においては、直交するX軸、Y軸およびZ軸で方向を示しており、静電型スピーカ1を正面から見たときの左右方向をX軸方向、奥行き方向をY軸方向、高さ方向をZ軸方向としている。また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは図面の裏から表に向かう矢印を意味するものとする。また、図中、「○」の中に「×」が記載されたものは図面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。なお、ここでいう「正面」とは、面の方向を便宜的に表したものであって、静電型スピーカ1が配置されるときに正面方向を向くことを表したものではない。静電型スピーカ1は、その配置に際しては、必要に応じてどの向きに配置されてもよい。また、図中の各構成要素の寸法は、構成要素の形状を容易に理解できるように実際の寸法とは異ならせてある。
静電型スピーカ1を構成する各部の構成について説明する。
静電型スピーカ1は、離間部材10、電極20U,20L、弾性部材30U,30L、振動体40U,40Lおよび表面部材50U,50Lを備えている。なお、本実施形態においては、電極20U,20Lの構成は同じであり、弾性部材30U,30Lの構成は同じである。また、振動体40U,40Lの構成は同じであり、表面部材50U,50Lの構成は同じであり、このため、各部材について両者を区別する必要が特にない場合には符号「U」および「L」の記載を省略する。
樹脂のフィルムを基材とし、フィルムの一方の面に導電性を有する金属を蒸着して導電膜を形成した構成となっている。振動体40は、Z軸方向から見て矩形の形状を有しており、X軸方向の寸法は離間部材10のX軸方向の寸法と同じであり、Y軸方向の寸法は離間部材10のY軸方向の寸法と同じである。また、振動体40のZ軸方向の寸法は、3μm〜10μm程度であるのが好ましい。
次に、静電型スピーカ1の構造について説明する。
離間部材10は、電極20Uの下面と電極20Lの上面との間に配置されている。離間部材10は、X軸方向の縁とY軸方向の縁から内側へ数mmの幅で接着剤が塗布されて電極20Uおよび電極20Lに固着されており、接着剤が塗布された部分より内側は電極20Uおよび電極20Lに固着されていない状態となっている。
次に、静電型スピーカ1の電気的構成について説明する。図4は、静電型スピーカ1の電気的構成を示した図である。静電型スピーカ1には、駆動部100が接続される。駆動部100は、変圧器110と、アンプ120と、バイアス電源130とを備えている。
アンプ120には音響信号(電気信号)が入力される。アンプ120は、入力された音響信号を増幅し、増幅された音響信号を出力する増幅回路である。アンプ120は、音響信号を出力する端子TA1,TA2を有しており、端子TA1は、抵抗器R1を介して変圧器110の一次側の端子T1に接続されている。端子TA2は、抵抗器R2を介して変圧器110の一次側のもう一方の端子T2に接続されている。変圧器110の2次側の端子T4は、電極20Uに接続されており、変圧器110の2次側のもう一方の端子T5は、電極20Lに接続されている。バイアス電源130の一端は駆動部100の基準電位であるグランドGNDに接続されており、バイアス電源130のもう一端は抵抗器R3を介して変圧器110の中点の端子T3に接続されている。つまり、バイアス電源130は、変圧器110に対して、予め定められたバイアス電圧(例えば350V)を印加している。振動体40Uの導電膜と振動体40Lの導電膜は、電気的に接続されており、駆動部100の基準電位であるグランドGNDに接続されている。
次に、静電型スピーカ1の動作について説明する。図5は、静電型スピーカ1の動作を示す図である。アンプ120に交流の音響信号が入力されると、入力された音響信号が増幅されて変圧器110の一次側に供給される。
そして、供給された電圧によって、変圧器110の二次側の端子の電圧が変化して、振動体40Uと電極20Uとの間の電位差が変化すると、振動体40Uと電極20Uとの間の静電引力が強まる又は振動体40Uと電極20Uとの間の静電引力が弱まる。
また、供給された電圧によって、変圧器110の二次側の端子の電圧が変化して、振動体40Lと電極20Lとの間の電位差が変化すると、振動体40Lと電極20Lとの間の静電引力が強まる又は振動体40Lと電極20Lとの間の静電引力が弱まる。
電極20Uに印加される電圧が増加すると、振動体40Uと電極20Uとの間の静電引力が強まり、図5(a)に示したように振動体40Uは矢印F1の方向へ変位する。
また、電極20Lに印加される電圧が減少すると、振動体40Lと電極20Lとの間の静電引力が弱まり、図5(a)に示したように振動体40Lは矢印F2の方向へ変位する。
なお、電極20Uに印加される電圧と電極20Lに印加される電圧とは、互いに逆相で絶対値が同じとなるように電気的に構成されているので、矢印F1の方向と矢印F2の方向は同じ方向となる。
電極20Uに印加される電圧が減少すると、振動体40Uと電極20Uとの間の静電引力が弱まり、図5(b)に示したように振動体40Uは矢印F3の方向へ変位する。
また、電極20Lに印加される電圧が増加すると、振動体40Lと電極20Lとの間の静電引力が強まり、図5(b)に示したように振動体40Lは矢印F4の方向へ変位する。
なお、電極20Uに印加される電圧と電極20Lに印加される電圧とは、互いに逆相で絶対値が同じとなるように電気的に構成されているので、矢印F3の方向と矢印F4の方向は同じ方向となる。
更に、振動体40Uと振動体40Lとが同相で振動するので、振動体が一枚の場合に対して、静電型スピーカ1の外部に放射する音圧を高くすることができる。
また、本実施形態によれば、電極20は、振動体40よりも剛性が高くなるように形成されている。したがって、電極20と振動体40との間の電位差が変化した場合には、振動体40が、静電引力の働きによって、電極20に吸引される方向、又は電極20から離れる方向に変位する。
また、電極20には、表面から裏面に貫通する貫通孔21が形成されている。したがって、電極20は、貫通孔が形成されていない電極と比較して、弾性部材30Uの内部に位置する空気と弾性部材30Lの内部に位置する空気の、振動体40の変位に応じた移動がしやすくなっている。また、電極20Lと電極20Uは、離間部材10を挟むことで所定の間隔をあけて配置されているから、所定の間隔をあけて配置されていない場合と比べて、静電容量を低下させることができる。
また、本実施形態によれば、振動体40は、隣り合う部材と接触する面において一部の領域のみが固着されているから、隣り合う部材と接触する面において全部の領域が固着された場合と比較して変位し易くなっている。また、振動体40は、柔軟性を有する表面部材50と弾性を有する弾性部材30との間に配置されているから、柔軟性および弾性を有さない部材同士の間に配置された場合と比較して変位し易くなっている。
また、本実施形態によれば、電流が流れる電極20の外側が、グランドGNDに接続されている振動体40によって覆われるから、人体が感電する可能性を低くすることができる。
上述した実施形態は、本発明の実施の一例にすぎない。本発明は、上述した実施形態に対して以下の変形を適用した態様で実施することも可能である。なお、以下に示す変形例は、必要に応じて、各々を適当に組み合わせて実施されてもよいものである。
振動体は、フィルムの一方の面に導電性を有する金属を蒸着したものに限定されるものではなく、フィルムの両面に導電性を有する金属を蒸着したものであってもよい。また、振動体は、PETやPPに限定されず、他の合成樹脂のフィルムに導電性を有する金属を蒸着したものであってもよい。
弾性部材および離間部材は、不織布に限定されるものではなく、絶縁性、通気性および弾性を有する部材であればよく、例えば、中綿に熱を加えて圧縮したもの、織られた布、合成樹脂を海綿状にしたものであってもよい。
静電型スピーカ1を構成する各部材の形状はZ軸方向から見て矩形の形状に限定されるものではなく、多角形、円形、楕円形など、他の形状であってもよい。
表面部材は、空気および音の通過が可能な部材であればよく、例えば、中綿に熱を加えて圧縮したもの、合成樹脂を海綿状にしたものなどであってもよい。また、表面部材は、その表面に文字や絵、写真などの画像が形成されていてもよい。図6は、本発明の変形例に係る静電型スピーカ1aの外観図である。本変形例においては、表面部材50Uaの表面に画像51aが印刷されている。このようにして構成された静電型スピーカ1aは、表面部材50Uaの表面に印刷された画像に関連する音波を表面部材50aの表面から放射することが可能となる。また、静電型スピーカ1は、表面部材50を備える構成に限定されるものではなく、表面部材50を備えていなくてもよい。
上述した実施形態においては、各部材のX軸方向の寸法とY軸方向の寸法はいずれも同じとなっているが、部材毎に寸法が異なっていてもよい。例えば、表面部材50のX軸方向の寸法とY軸方向の寸法については、他の部材より長くなっていてもよい。また、このように表面部材50についてX軸方向の寸法とY軸方向の寸法が他の部材より長い場合、表面部材50Uの縁と表面部材50Lの縁を互いに接着し、表面部材50Uと表面部材50Lとの間の密閉された空間に離間部材10、電極20、弾性部材30および振動体40が位置するようにしてもよい。この構成によれば、電流が流れる部分が絶縁性を有する表面部材50によって覆われるから、人体が感電する可能性を低くすることができる。
電極20は、パンチングメタルに限定されるものではなく、PETまたはPPなどの絶縁性および柔軟性を有する合成樹脂のフィルムに金属膜を蒸着し、表面から裏面に貫通する貫通孔21が形成された構成であってもよい。つまり、電極20は、振動体40よりも剛性が高くなくてもよい。この場合、電極20は、電極20と振動体40との間に働く静電引力によって変位することが無い様に離間部材10に固着されていればよい。例えば、図7は、本変形例に係る接着剤が塗布された領域を例示する図である。
図7(a)においては、電極20LbのX軸方向の縁とY軸方向の縁から、それぞれ内側へ数mmの幅を有する領域(第1接着領域21Lb)、および、X軸方向およびY軸方向に所定の幅を有する領域が所定の間隔を有する格子状の領域(第2接着領域22Lb)に接着剤が塗布されている。一方、電極20Lbにおいて、第1接着領域21Lbおよび第2接着領域22Lbを除いた領域には接着剤が塗布されていない。静電型スピーカを形成する際には、離間部材10の下面の一部が第1接着領域21Lbおよび第2接着領域22Lbに固着される。なお、電極20Ubの離間部材10と対向する面においても電極20Lbと同様の領域に接着剤が塗布されていてもよい。
静電型スピーカを構成する各部材には、駆動部と接続するための切り欠きが設けられていてもよい。図8は変形例に係る静電型スピーカ1dの外観図である。静電型スピーカ1dは、静電型スピーカ1と同じ構成であるが、各部材の形状が相違している。本変形例については、静電型スピーカ1と相違している点についてのみ説明する。
また、電極20Udの切り欠きの左右方向の長さは、電極20Ldの切り欠きの左右方向の長さよりも長い。離間部材10dの切り欠きの左右方向の位置は、電極20Udの切り欠きと同じ位置にある。また、離間部材10dの切り欠きの左右方向の長さは、電極20Udの切り欠きの左右方向の長さと等しい。
また、振動体40Udの切り欠きの左右方向の長さは、電極20Udの切り欠きの左右方向の長さよりも長い。弾性部材30Udの切り欠きの左右方向の位置は、振動体40Udの切り欠きと同じ位置にある。また、弾性部材30Udの切り欠きの左右方向の長さは、振動体40Udの切り欠きの左右方向の長さと等しい。
また、表面部材50Udの切り欠きの左右方向の長さは、振動体40Udの切り欠きの左右方向の長さよりも長い。
電極20Ldの切り欠きと、弾性部材30Ldの切り欠きは、電極20Udおよび離間部材10dの切り欠きより左右方向の長さが短く、上から見ると電極20Udおよび離間部材10dの切り欠きの領域内に位置している。
また、電極20Udの切り欠きと、離間部材10dの切り欠きは、振動体40Udおよび弾性部材30Udの切り欠きより左右方向の長さが短く、上から見ると振動体40Udおよび弾性部材30Udの切り欠きの領域内に位置している。
また、振動体40Udの切り欠きと、弾性部材30Udの切り欠きは、表面部材50Udの切り欠きより左右方向の長さが短く、上から見ると表面部材50Udの切り欠きの領域内に位置している。
図10(a)はクリップ200の正面を示した図であり、図10(b)はクリップ200の側面を示した図である。クリップ200は、矩形で板状の電極201d〜204dとバネ210を有している。また、クリップ200は、電極201d〜204dが固着されている板状のプラスチックの板部220Aと、板部220Aと向かい合う板状のプラスチックの板部220Bとを有している。電極201dは、図示せぬ導線を介して駆動部100のグランドGNDに接続されている。電極202dは、図示せぬ導線を介して変圧器110の出力側の端子T5に接続されている。電極203dは、図示せぬ導線を介して変圧器110の出力側の端子T4に接続されている。電極204dは、図示せぬ導線を介して駆動部100のグランドGNDに接続されている。
静電型スピーカ1dの切り欠き部分をクリップ200で挟むことで、電極201dと振動体40Ld、電極202dと電極20Ld、電極203と電極20Ud、電極204dと振動体40Udがそれぞれ接触することになる。そして、電極20Ldには、端子T5から出力された音響信号が電極202dを介して供給され、電極20Udには、端子T4から出力された音響信号が電極203dを介して供給される。また、振動体40Udは電極204dを介してグランドGNDに接続され、振動体40Ldは電極201dを介してグランドGNDに接続される。
電極を有するクリップで静電型スピーカを挟むことで静電型スピーカと駆動部とを接続したが、静電型スピーカと駆動部とを接続する構成はこれに限定されるものではない。
図12は、変形例に係る静電型スピーカ1eの外観図である。
静電型スピーカ1eは、表面部材50Le、振動体40Le、弾性部材30Le、電極20Le、離間部材10e、電極20Ue、弾性部材30Ue、振動体40Ue、表面部材50Ueの順番で積層されて構成されている。電極20Ueは、導電性を有する板状の部材であり、振動体40eよりも剛性が高く(ヤング率が大きく)、後述する電極201e〜204eよりも剛性が低い(ヤング率が小さい)。また、電極20eには、その表面から裏面に貫通する複数の貫通孔が形成されている。振動体40Leおよび振動体40Ueには、その一部を除去して奥行き方向へ一定の幅で凹んだ1つの切り欠きが設けられており、電極20Ueおよび電極20Leには2つの切り欠きが一定の間隔をあけて設けられている。なお、表面部材50Le、弾性部材30Le、離間部材10e、弾性部材30Ueおよび表面部材50Ueは、導電性を有しておらず、駆動部100に接続されることがないから、切り欠きが設けられていても設けられていなくてもよい。
このように本変形例においても、クリップ200で静電型スピーカ1eを挟むだけで、駆動部100からの音響信号を静電型スピーカ1eへと供給することができる。
上述した実施形態及び変形例では、静電型の電気音響変換器を、音響信号(電気信号)を音(音響)に変換する静電型スピーカに適用した例を説明したが、静電型の電気音響変換器を、音(音響)を音響信号(電気信号)に変換する静電型マイクロフォンに適用してもよい。図13は、この変形例に係る静電型マイクロフォン1Mの電気的構成を示した図である。図13に示す構成では、静電型マイクロフォン1Mは、上述した図4の静電型スピーカ1と同じ構成を有している。静電型マイクロフォン1Mには、駆動部100Mが接続される。駆動部100Mは、上述した図4の駆動部100と同じ構成を有するが、変圧器110の変圧比及び抵抗器R1〜R3の抵抗値は適宜調整されてもよく、アンプ120に入出力される音響信号の方向は図4と異なるものとする。
まず、振動体40Uと電極20Uとの間の距離が短くなることで、振動体40Uと電極20Uとの間の静電容量が大きくなる。ここで、振動体40UはグランドGNDに接続されているから、振動体40Uと電極20Uとの間の電位差が小さくなるように、電極20Uの電位が変化することになる。
同様に、振動体40Lと電極20Lとの間の距離が長くなることで、振動体40Lと電極20Lとの間の静電容量が小さくなる。ここで、振動体40LはグランドGNDに接続されているから、振動体40Lと電極20Lとの間の電位差が大きくなるように、電極20Lの電位が変化することになる。
まず、振動体40Uと電極20Uとの間の距離が長くなることで、振動体40Uと電極20Uとの間の静電容量が小さくなる。ここで、振動体40UはグランドGNDに接続されているから、振動体40Uと電極20Uとの間の電位差が大きくなるように、電極20Uの電位が変化することになる。
同様に、振動体40Lと電極20Lとの間の距離が短くなることで、振動体40Lと電極20Lとの間の静電容量が大きくなる。ここで、振動体40LはグランドGNDに接続されているから、振動体40Lと電極20Lとの間の電位差が小さくなるように、電極20Lの電位が変化することになる。
Claims (2)
- 通気性および絶縁性を有する離間部材と、
表面から裏面に貫通した貫通孔を有し、前記離間部材を挟んで対向する一対の電極と、
前記一対の電極に音響信号を供給する駆動回路のグランドに電気的に接続され、少なくとも一方の面の全面に形成された導電膜を有し、前記離間部材と前記一対の電極とを挟んで対向する一対の振動体と、
前記電極と前記振動体との間に位置し、弾性、絶縁性および通気性を有する弾性部材とを備え、
前記離間部材、前記一対の電極及び前記弾性部材が、前記一対の振動体の縁を互いに接着することにより形成された密閉空間に配置されていること
を特徴とする静電型の電気音響変換器。 - 前記一対の電極は、前記一対の振動体よりも剛性が高いこと
を特徴とする請求項1に記載の静電型の電気音響変換器。
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