JP2016082225A - プリント配線板およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ビア導体が形成されるプリント配線板のビア導体とその底面の金属箔との接続信頼性の向上。【解決手段】樹脂絶縁層11の第1面11aに、第1金属箔12aと電気めっき膜12cとを有する第1導体層12が形成されている。そして、樹脂絶縁層11の第2面11bに第2金属箔14aからなる第2導体層14が形成されている。また、樹脂絶縁層11内に第1導体層12と第2導体層14とを接続するビア導体15が形成されている。そして、第1金属箔12aと電気めっき膜12cとを有する第1導体層12と、第2金属箔14aからなる第2導体層14とがほぼ同じ厚さであり、かつ、第2金属箔14a(第2導体層14)は第1金属箔12aよりも厚く、さらに、ビア導体15は、第1導体層12側の幅W1が、第2導体層14側の幅W2よりも大きく形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、ビルドアップ層を形成し得るコア基板とすることができ、絶縁層と銅箔とビア導体とを有するプリント配線板およびその製造方法に関する。さらに詳しくは、コア基板におけるビア導体と金属箔との接続が確実に行われ、信頼性の高いプリント配線板およびその製造方法に関する。
特許文献1には、ビルドアップ層を形成するコア基板として、図7Aに示されるようなプリント配線板100が開示されている。すなわち、例えば両面銅張り絶縁層の一方の銅箔120の上面からレーザ光の照射等により、樹脂絶縁層110を貫通して他方の銅箔140が露出するように開口110dが形成され、その後電気めっき法により、開口110d内に銅を埋め込んでビア導体150を形成すると共に両面の銅箔上に電気めっき膜が形成されることにより、第1導体層120および第2導体層140が形成されている。
国際公開第2011/122246号
前述のようなコア基板を用いて、ビルドアップ層が形成されて多層プリント配線板が形成されると、図7Bに示されるように、ビア導体150と第2導体層140の銅箔との間でクラックCが入り、電気抵抗値が増大する場合が生じ得る。
本発明の目的は、このようなビルドアップ層が積層されるコア基板で、ビア導体が形成されたプリント配線板のビア導体と接続される金属箔との接触部分が確実に接続され、クラックが生じ難く、信頼性の高いプリント配線板およびその製造方法を提供することである。
本発明のプリント配線板の製造方法は、キャリア上に第2金属箔、樹脂絶縁層、および第1金属箔を積層し、固着することと、前記第1金属箔側からレーザ光照射加工を行うことにより前記第2金属箔を底面とする開口を形成することと、前記開口内にめっき法によりビア導体を形成すると共に、前記第1金属箔上に電気めっき膜を形成することと、前記キャリアを剥離することと、少なくとも前記第1金属箔をパターニングすることにより前記樹脂絶縁層の第1面に第1導体層を形成することと、前記第2金属箔の一部を除去してパターニングすることにより前記樹脂絶縁層の第2面に第2導体層を形成することと、を含んでいる。そして、前記開口が形成される工程の前の段階で前記第2金属箔が前記第1金属箔より厚くされている。
本発明のプリント配線板は、第1面と第2面とを有する樹脂絶縁層と、該樹脂絶縁層の第1面に形成される第1金属箔と電気めっき膜とを有する第1導体層と、前記樹脂絶縁層の第2面に形成される第2金属箔を有する第2導体層と、前記樹脂絶縁層内に形成され、前記第1導体層と前記第2導体層とを接続するビア導体と、を含んでいる。そして、前記第1金属箔と電気めっき膜とを有する前記第1導体層と、前記第2金属箔を有する前記第2導体層とがほぼ同じ厚さであり、かつ、前記第2金属箔は前記第1金属箔よりも厚く、さらに、前記ビア導体は、前記樹脂絶縁層を貫通して前記第2金属箔を底面とする開口内に形成されている。
本発明の一実施形態のプリント配線板の断面説明図。 図1のプリント配線板の製造工程を示す図。 図1のプリント配線板の製造工程を示す図。 図1のプリント配線板の製造工程を示す図。 図1のプリント配線板の製造工程を示す図。 図1のプリント配線板の製造工程を示す図。 図1のプリント配線板をコア基板として、その両面にビルドアップ層を形成する各工程図。 図1のプリント配線板をコア基板として、その両面にビルドアップ層を形成する各工程図。 図1のプリント配線板をコア基板として、その両面にビルドアップ層を形成する各工程図。 図1のプリント配線板をコア基板として、その両面にビルドアップ層を形成する各工程図。 図1のプリント配線板をコア基板として、その両面にビルドアップ層を形成する各工程図。 本発明の他の実施形態のプリント配線板の製造工程の一部を示す工程図。 本発明の他の実施形態のプリント配線板の製造工程の一部を示す工程図。 本発明の他の実施形態のプリント配線板の製造工程の一部を示す工程図。 金属箔で挟持された樹脂絶縁層にレーザ光で開口を形成する際の説明図。 金属箔で挟持された樹脂絶縁層にレーザ光で開口を形成する際の説明図。 比較的厚い樹脂絶縁層が電気めっき膜と金属箔とで挟持された積層体にレーザ光で開口する際の説明図。 比較的厚い樹脂絶縁層が電気めっき膜と金属箔とで挟持された積層体にレーザ光で開口する際の説明図。 比較的薄い樹脂絶縁層が電気めっき膜と金属箔とで挟持された積層体にレーザ光で開口する際の説明図。 従来のコア基板とするプリント配線板の説明図。 図7Aのビア導体と第2金属箔との間のクラックの様子を説明する図。
本発明の一実施形態のプリント配線板が、図面を参照して説明される。図1は、本実施形態のプリント配線板1の断面説明図である。本実施形態のプリント配線板1は、第1面11aと第2面11bとを有する樹脂絶縁層11の第1面11aに、第1金属箔12aと第1電気めっき膜12cとを有する第1導体層12が形成されている。そして、樹脂絶縁層11の第2面11bに第2金属箔14aを有する第2導体層14が形成されている。また、樹脂絶縁層11内に第1導体層12と第2導体層14とを接続するビア導体15が形成されている。そして、第1金属箔12aと第1電気めっき膜12cとを有する第1導体層12と、第2金属箔14aを有する第2導体層14とがほぼ同じ厚さであり、かつ、第2金属箔14a(第2導体層14)は第1金属箔12aよりも厚く、さらに、ビア導体15は、その断面形状で第1導体層12側の幅W1が、第2導体層14側の幅W2よりも大きく形成されている。なお、ビア導体15は、樹脂絶縁層11を貫通して第2金属箔14aを貫通しないで第2金属箔14aを底面とする開口11d(図2C参照)内に形成されている。
すなわち、本実施形態では、第2導体層14が第2金属箔14aのみからなっており、第1金属箔12aより厚く形成されている。第1導体層12は、第1金属箔12aと図1には図示されていない化学めっきなどの金属被膜12b(図2D参照)と第1電気めっき膜12cとからなり、この全体の厚さと同程度の厚さの金属箔が第2金属箔14aとして用いられている。また、第2導体層14(第2金属箔14a)が厚く形成されているため、レーザ光照射の強度が強くても、第2導体層14を貫通することがなく、開口11dの底に樹脂絶縁層11の一部または残渣が残ることなく第2金属箔14aを完全に露出させることができる。一方、第1金属箔12a側からレーザ光が照射されるため、第1導体層12側の開口11dの断面の幅W1は、第2導体層14側の開口12dの断面の幅W2よりも大きく形成される。
第2金属箔14を第1金属箔12よりも厚くする理由が、図5Aを参照して次に説明される。一般的に樹脂絶縁層110の両面に金属箔120、121を貼り付けることにより、両面銅張り樹脂絶縁層が形成される。この樹脂絶縁層110と金属箔120、121との密着性を向上させるため、金属箔120、121の樹脂絶縁層110との接着面が粗面にされる。すなわち、金属箔120、121の樹脂絶縁層110側の面が、いわゆるマット面130(図では誇張して示されている)に形成されている。そのため、金属箔120、121の肉厚は、マット面130の谷底の部分で、部分的に薄くなる。さらに、マット面は、レーザ光を吸収しやすい。そのため、レーザ光の強度が強すぎると、金属箔121が破られ、貫通孔が形成されやすい。そこで、底面側の金属箔14aに近い側では、レーザ光の強度が弱くされている。
すなわち、レーザ光により開口110dが形成される場合、まず図5Aに示されるように、金属箔120を突き破るため、強いパワーのレーザ光によりレーザ光照射が行われる。その後、金属箔121が突き破られないように、弱いパワーのレーザ光により1または複数回のレーザ光照射が行われる(図5B参照)。それにより、レーザ光照射による孔開けが行われる。そのため、開口110dの底面では樹脂絶縁層110の一部が若干残りやすくなる傾向にある。そのため、この後で、デスミア処理の回数を増やして清浄化が図られている。しかし、開口110dの底面に金属箔121の確実な露出が得られない場合も生じ得る。僅かでも樹脂絶縁層110の一部または残渣が開口110d内に残り、金属箔121が完全に露出していないと、開口110d内に埋め込まれるビア導体150と金属箔121との接続が不充分になる。その後のヒートサイクルや熱応力などにより第2金属箔121とビア導体150との間にクラックCが入りやすくなる。
一方、両面銅張り樹脂絶縁層ではなく、前述の図7Aに示されるプリント配線板の表面に電気めっき膜が形成された導体層120がビルドアップ層のベースとされる場合もある。この電気めっき膜上に、層間樹脂絶縁層111と金属箔122とが積層され、ビルドアップ層が形成される。この場合には、図6Aに示されるように、開口111dの底面は、導体層120の電気めっき膜の面となる。そのため、表面は比較的平滑面であってレーザ光の吸収をし難い。さらに、導体層120は、金属箔と電気めっき膜とで形成されているため、導体層120の厚さも厚い。そのため、比較的強度の大きいレーザ光が照射され得る。その結果、比較的厚い層間樹脂絶縁層111であっても、強いレーザ光を1または複数回照射することにより、図6A〜6Bに示されるように、開口111dが形成される。この結果、レーザ光照射によりガラス繊維の除去と開口111dの底面の径の確保が図6Bに示されるように確実に行われる。その結果、このような層間樹脂絶縁層111では、ビア導体と下層の導体層120との間にクラックが入るというような問題は生じていない。
図6Cは、層間樹脂絶縁層112が比較的薄い場合の例である。このように層間樹脂絶縁層112が比較的薄い場合には、図6Aの場合の強度の強いレーザ光と同じ強度で、例えば図6Aの場合よりも少ない回数のレーザ光照射により、完全に開口112dの底部に第2導体層120が十分な形状で露出する。
従って、ビルドアップ層を形成するために、層間樹脂絶縁層と金属箔とが積層される場合には、ビア導体とその下層の導体層との接続にクラックが入るなどの導通性の問題は生じない。しかし、両面銅張り樹脂絶縁層のように、コア基板とするためのプリント配線板の場合は、ビア導体と導体層との接続が問題になり得る。すなわち、レーザ光照射により形成される開口の底面がマット面130になっていることと、金属箔自体が一般的には薄い材料であることにより、レーザ光による貫通を避ける点から、照射されるレーザ光の強度が落とされる。その結果、開口110d(図5B参照)の底部に樹脂絶縁層110の一部または残渣が残りやすい。そのため、前述のように、ビア導体150と第2導体層140(図7B参照)との間にクラックCが入りやすく、電気抵抗が大きくなりやすい。
そこで、本実施形態では、図1に示されるように、このような問題が生じないように、開口11dの底面に露出する第2金属箔14aの厚さが第1金属箔12aの厚さより厚く形成されている。その結果、第2金属箔14aの一部が除去されるくらい強いレーザ光の照射が行われ得る。これにより、開口により露出する表面に樹脂絶縁層11の一部または樹脂の残渣も残らない。要するに、前述のように、第1金属箔12aと第2金属箔14aとで厚さが変えられている。
一方、第1導体層12と第2導体層14とは、ほぼ同じ厚さである。それにより、反りの防止などが図られる。そこで、開口11d内にビア導体15が埋め込まれる際に、第1金属箔12aの表面にも第1電気めっき膜12cが形成されている。そして、第1電気めっき膜12cの前に開口11d内の樹脂絶縁層11の露出面に給電層とするための金属被膜12b(図2D参照)が形成されており、第1金属箔12aと化学めっき膜等の金属被膜12bと第1電気めっき膜12cとにより、第1導体層12が形成されている。なお、金属被膜12bは、化学めっきでなくても、真空蒸着やスパッタ等の方法で形成されてもよい。
樹脂絶縁層11は、第1面11aと、第1面11aの反対側の第2面11bとを有する絶縁層である。樹脂絶縁層11は、例えばガラス繊維のような芯材にフィラーを含む樹脂組成物を含浸させたものでもよく、フィラーを含む樹脂組成物だけで形成されたものでもよい。また、1層であってもよく、複数の絶縁層から形成されていてもよい。樹脂絶縁層11は、複数の絶縁層から形成されるならば、例えば熱膨張率、柔軟性、厚さが容易に調整され得る。樹脂としては、エポキシ等が例示される。樹脂絶縁層11の厚さとしては、25〜100μmが例示される。第1面11aには、第1導体層12が形成され、樹脂絶縁層11の第2面11bには、第2導体層14が形成されている。
第1導体層12は、樹脂絶縁層11の第1面11a上に形成されるパターンである。第1導体層12を形成する方法は、特に限定されない。好ましくは、第1導体層12は、前述の第1金属箔12aと共に電気めっきにより形成される第1電気めっき膜12cを含む。第1導体層12が主として電気めっき膜であるならば、純粋な金属膜として形成されるという利点がある。第1導体層12を構成する材料は、銅が例示される。銅は、電気めっきが容易でありながら、電気抵抗が小さく腐食の問題も生じにくい。この第1導体層12の厚さは、10〜20μmが例示される。
本実施形態に示される例では、第1導体層12は、第1金属箔12aと、図1には図示されていない化学めっきなどにより形成される金属被膜12bと、電気めっきなどにより形成される第1電気めっき膜12cとからなっている。金属被膜12bは、後述する製造方法で説明されるように、樹脂絶縁層11の開口11d内にビア導体15をめっき法により形成するための給電層とするもので、全面に化学めっきが施されるため、第1金属箔12a上にも形成される。第1金属箔12aの材料としては、銅箔が挙げられる。電気抵抗が小さく、また、この上に形成される電気めっきのし易さから第1電気めっき膜12cとして銅が用いられることにも起因している。
この第1導体層12は、後述する製造方法の例で明らかになるように、第1金属箔12aと、その上の金属被膜12b(図2D参照)と第1電気めっき膜12cとにより形成されている。そして、その合計の厚さが、後述する第2導体層14の厚さと同程度になるように第1電気めっき膜12cが形成されている。第1導体層12は、第2金属箔14aと同時にエッチングによりパターニングされる。
第2導体層14は、樹脂絶縁層11の第2面11b上に形成されている。第2導体層14を形成する方法は、特に限定されないが、本実施形態では、銅箔が用いられている。第2導体層14の厚さは、10〜20μmが例示される。第2導体層14は、図1では第2金属箔14aの1層の例で示されているが、例えば金属箔とめっき膜により形成されてもよい。しかし、第2金属箔14aの厚さは第1金属箔12aの厚さより厚く、例えば第1金属箔12aの厚さの倍程度の厚さに形成されている。なお、通常両面銅張り樹脂絶縁層を形成する場合は、両面の金属箔は同じ厚さの金属箔が用いられる。そのため、後述する製造方法で説明されるように、樹脂絶縁層を2枚の金属箔で挟んで熱圧着するのではなく、キャリア18(図2A参照)に第2金属箔14aが貼り付けられる。その後、樹脂絶縁層11と第1金属箔12aとが積層される。
ビア導体15は、樹脂絶縁層11を貫通し、第1導体層12と第2導体層14とを電気的に接続している。ビア導体15は、後述する製造方法で説明されるように、樹脂絶縁層11の第1面11aに設けられる第1金属箔12aの上からレーザ光照射による加工により第2金属箔14aが底面となるような開口11dが形成され、その開口11d内に導体を埋めることにより形成されている。ビア導体15としては、例えば銅が例示され、本実施形態では、電気めっきにより埋め込まれているので、第1導体層12の第1電気めっき膜12cと同時に、銅めっきにより形成される。
このように、ビア導体15は、樹脂絶縁層11に第1金属箔12a側からレーザ光照射加工により形成された開口11d内に金属が埋め込まれて形成されている。この開口11dは第1金属箔12a側で大きく、第2金属箔14a側では小さくなっている。そのため、ビア導体15の断面構造で、第1導体層12側の幅W1は、第2導体層14側の幅W2よりも大きいことに特徴がある。すなわち、開口11dの形成が、厚さの薄い第1金属箔12a側から厚さの厚い第2金属箔14aに向けて形成されていることを意味している。
以上、本実施形態によれば、樹脂絶縁層11の両面に設けられる金属箔のうち、第1金属箔12aが薄く、第2金属箔14aが厚く形成されている。しかも開口11dを形成するためのレーザ光の照射が第1金属箔12a側から行われているため、樹脂絶縁層11を貫通した後に第2金属箔14aにレーザ光が達しても、第2金属箔14aを貫通することはない。従って、強めのレーザ光照射がなされても問題がなく、開口部11dの底部に樹脂絶縁層11の一部または残渣が残存することがなくなる。その結果、開口11dの底部には、第2金属箔14aのみが露出し、開口11dの中に形成されるビア導体15と第2金属箔14aとが確実に接触する。その後のヒートサイクルによる熱膨張差に基づく応力などが加わっても、ビア導体15と第2金属箔14aとの接続面にクラックが入ったり、亀裂が入ったりすることがない。そのため、非常に信頼性の高いプリント配線板が得られる。このプリント配線板1をコア基板として、その片面または両面にビルドアップ層が積層されることにより、信頼性の高い多層プリント配線板が得られる。ビルドアップ層のビア導体と導体層との接続は、前述のように、導体層の表面が電気めっき膜であるため、非常に信頼性良く接合されており、非常に信頼性の高い多層のプリント配線板が得られる。
次に、図1に示されるプリント配線板の製造方法が図2A〜2Eを参照しながら説明される。
まず、図2Aに示されるように、第2金属箔14aが設けられたキャリア18が用意される。キャリア18としては、例えば銅張り積層板が用いられるが、これに限定されない。図2Aに示される例では、例えばプリプレグからなる支持板18aの両面に、例えばキャリア銅箔18b付き第2金属箔14aが接着剤により、または熱圧着法等により支持板18aの両面に例えばキャリア銅箔18b側を貼り付けられることにより、キャリア18が形成されている。例えば第2金属箔14aの厚さは10〜20μm、キャリア銅箔18bの厚さは15〜30μm、好ましくは18μm程度に形成される。なお、この第2金属箔14aは、そのキャリア銅箔18bと接着される面は平滑面にされているが、外側に出る表面は、図示されていないが、粗面にされたマット面になっている。この外側に出る面には後述するように樹脂絶縁層11が接着されるため、接合力が高くされる必要があることから粗面が好ましい。一方、キャリア銅箔18bとの接合面は、後で剥離される必要があるため、平滑である方が好ましい。
このキャリア18は次の各工程の作業時における基板として用いられるもので、後述されるように、プリント配線基板としては残らないで除去される。従って、第2金属箔14aはキャリア18から分離しやすいように、第2金属箔14aとキャリア18との間に、例えば熱可塑性樹脂等の容易に分離しやすい接着剤を介して全面で接着して固定されている。すなわち、キャリア銅箔18bと第2金属箔14aとが、熱可塑性樹脂などにより全面で接着されてキャリア銅箔18b付き第2金属箔14aが形成されている。そのキャリア銅箔18bが支持板18aに熱圧着等により接合されている。この熱可塑性樹脂により接着されることにより、全面で接着されていても、温度の上昇により、容易に第2金属箔14aとキャリア銅箔18bとが分離される。しかし、これに限らず、例えば第2金属箔14aとキャリア銅箔18bとが周囲のみで接着または固定されてもよい。この周囲で固着されることにより、周囲の切断除去により、簡単に両者は分離される。そのため、この場合の周囲での固定は熱可塑性樹脂には限定されない。このキャリア18と第2金属箔14aの両者間には、熱膨張率などの差が無いことが望ましい。そのため、第2金属箔14aにニッケルが用いられる場合、キャリア銅箔に代えてキャリアニッケル箔など、同じ材料が用いられることが好ましい。このキャリア18の第2金属箔14aが設けられる面には、適宜、剥離層が設けられてもよい。
図2Aに示される例では、キャリア銅箔18bと第2金属箔14aとが予め接着剤等により接着されたキャリア銅箔付き第2金属箔14aが支持板18aに貼り付けられる例である。しかし、キャリア銅箔18b等が支持板18aに貼り付けられたキャリア18に第2金属箔14aが全面で、またはその周囲などで接着されてもよい。また、ここに示される例では、キャリア18の両面に第2金属箔14aが設けられる例が示されているが、廃棄されるキャリア18の両面を利用して一度に2枚のプリント配線板が作製されるという点で好ましい。しかし、一方だけでもよく、また、両方に形成して異なる回路パターンに形成されてもよい。以下に示される例では、両面に同じ回路パターンが形成される例であるため、図では示されているが、片面だけの説明で、他面側に関しては、符号も説明も部分的に省略されている。
次に、図2Bに示されるように、樹脂絶縁層11および第1導体層12の一部となる第1金属箔12aが積層されて接着される。この樹脂絶縁層11および第1金属箔12aの接着は、加圧および加熱して貼り合わせる方法が用いられる。この第1金属箔12aは、第2金属箔14aの半分程度と薄く、5〜10μm程度のものが用いられ、樹脂絶縁層11と面する側の面は粗面に形成されているが、図では省略されている。
次に、図2Cに示されるように、開口11dが形成される。この開口11dを形成する方法は、レーザ光照射の方法が用いられる。すなわち、第1樹脂絶縁層11の両面に設けられる第1導体層12と第2導体層14とが接続される部分に形成され、第1金属箔12aの表面から、CO2レーザ光等が照射されることにより加工される。第2金属箔14aは厚く形成されているため、貫通する心配はなく、強いレーザ光照射により加工される。その結果、開口11dの底面に第2金属箔14aの面が完全に露出するように開口11dが形成される。
次に、図2Dに示されるように、開口11dの内面および第1金属箔12a上に化学めっき膜等の金属被膜12bが形成される。続いて、例えば電気めっきにより、ビア導体15が形成されると共に、金属被膜12bの表面に第1電気めっき膜12cの層が形成される。この第1電気めっき膜12cは、例えば全面に形成されて、第2導体層14の形成と共に同時にパターニングされる。しかし、レジスト層が形成され、第1導体層12のパターンの部分だけを開口して、その開口部のみに電気めっきが施されることにより、パターンめっきが施されてもよい。本実施形態では、この第1金属箔12a、金属被膜12bおよび第1電気めっき膜12cにより第1導体層12が構成されるが、図2Dに示される例では、第1電気めっき膜12cも全面に形成されており、この時点では、まだパターニングされていない。
前述の例では、第1電気めっき膜12cが全面に形成されたが、後述するように、第2金属箔14aをパターニングして第2導体層14を形成する際にエッチングをする必要がある。その第2導体層14の形成と同時にエッチングするという観点から第1電気めっき膜12cが全面に形成されている。しかし、前述のように、この第1電気めっき膜12cはパターンめっきで形成されてもよい。すなわち、全面にレジストマスクが形成され、第1導体層12のパターンの部分だけが写真蝕刻により除去され、その部分のみに電気めっきが施される。その後にレジストマスクが除去されることにより第1電気めっき膜12cが形成されてもよい。この場合、第2導体層14の形成のためのエッチングの際には、第1導体層12の全面がレジストマスクにより保護される。従って、キャリア18に固着されている状態で、第1金属箔12aおよびその上の金属被膜12bで、第1電気めっき膜12cが形成されていない部分(第1電気めっき膜12cのパターンめっきのためにレジストマスクで覆われていた部分)が除去される。または、第2導体層14が形成された後に除去されてもよい。この第1金属箔12aおよびその上の金属被膜12bは薄いため、マスクすることなく、全面がエッチングされることにより除去される。
次に、図2Eに示されるように、キャリア18が除去される。このキャリア18の除去は、前述のように、キャリア18(キャリア銅箔18b)と第2金属箔14aとは、熱可塑性樹脂等の容易に分離しやすい接着剤等により固定されているため、温度を上昇させた状態で引き剥がすことにより容易に行われる。そして、第2金属箔14aのキャリア銅箔18bとの接触面が露出する。なお、キャリア18が除去されることにより、キャリア18の両面に形成されていた2個のプリント配線板が得られる。図2Eにおいて、説明の明瞭化のため、図2Dに示されたキャリア18の上側のみが示されている。
そして、第1金属箔12a、金属被膜12b、第1電気めっき膜12c、および第2金属箔14aがパターニングされることにより、それぞれ第1導体層12、第2導体層14が形成され、図1に示されるプリント配線板1が得られる。このパターニングは、それぞれ全面にレジストが塗布され、それぞれのパターンの部分だけにレジストを残存させてパターン以外の部分の第1電気めっき膜12cおよび第2金属箔14aを露出させ、エッチング液に全体を浸漬させることにより、パターン以外の部分の第1電気めっき膜12cなどが除去される。その後に、レジストマスクが除去されることにより、両面同時にパターニングされて第1導体層12および第2導体層14が同時に形成される。その状態が図1に示されている。
なお、前述の第1導体層12の第1電気めっき膜12cがパターンめっきされる場合には、このパターニング工程の際に、第1導体層12側の全面がレジスト塗布により被覆された状態で、第2金属箔14a側のみが前述と同様の方法でパターニングされる。そして、エッチング後に両面のレジストパターンが除去される。前述の第1導体層12がパターンめっきされている場合で、まだ第1金属箔12aとその上の金属被膜12bがパターニングされていない場合には、両面のレジスト膜が除去された後に、さらに全面がエッチング液に浸漬されることにより、第1金属箔12aおよび金属被膜12bもパターニングされる。第1金属箔12aと金属被膜12bは薄いので、全面がエッチング液に晒されても、他の部分には影響がなく、第1導体層12側も完全にパターニングされる。
このような方法で製造されることにより、キャリア18上に第2金属箔14aを貼り付けてから樹脂絶縁層11および第1金属箔12aが積層されて熱圧着されるため、第1金属箔12aと第2金属箔14aとの厚さが異なっていても、何ら問題なく製造することができる。その結果、レーザ光の照射側の金属箔(第1金属箔12a)を薄く、開口11dの底面側の金属箔(第2金属箔14a)を厚くすることができる。そのため、強いレーザ光が照射されても、レーザ光が第2金属箔14aを貫通することはない。その結果、非常に容易に開口11dが形成されながら、その開口11dの底部に樹脂絶縁層11の一部が残ったり、樹脂絶縁層11の残渣が残ったりすることがなくなる。その結果、ビア導体15と金属箔との接合面でクラックが入るというような問題は解消され得る。
次に、このプリント配線板1の両面に、さらに層間樹脂絶縁層と導体層とが積層されてビルドアップされる例が、図3A〜3Eを参照しながら説明される。
まず、図3Aに示されるように、プリント配線板1の両面に、層間樹脂絶縁層21、第3金属箔32aと、層間樹脂絶縁層31、第4金属箔42aとが積層され、加熱圧着される。これにより、これらの積層体が形成される。この工程は、前述の図2Bに示される工程と同様に行われる。この第3および第4金属箔32a、42aは、前述の第1金属箔12aと同様の5〜10μm程度の厚さのものが用いられ、層間樹脂絶縁層21、31に面する側は粗面に形成されている。また、層間樹脂絶縁層21、31は樹脂絶縁層11と同様の材料を用いることができる。また、ガラス繊維等の芯材にフィラー入りの樹脂組成物を含浸させたプリプレグが用いられてもよく、芯材を含まないプリプレグが用いられてもよい。
次に、図3Bに示されるように、層間樹脂絶縁層21、31のビア導体の形成場所に開口21d、31dがそれぞれ形成される。この開口21d、31dの形成は、前述の図2Cに示される方法と同様で、レーザ光照射の方法が用いられる。すなわち、第2樹脂絶縁層21の両面に設けられる第1導体層12と第3導体層32とが接続される部分、および第3樹脂絶縁層31の両面に設けられる第2導体層14と第4導体層42とが接続される部分に、開口21d、31dがそれぞれ形成される。第3金属箔32aおよび第4金属箔42の表面から、それぞれCO2レーザ光等が照射されることにより、層間樹脂絶縁層21、31が加工される。
その後、図3Cに示されるように、金属被膜32b、42bと、第3および第4の電気めっき膜32c、42cがそれぞれ形成される。すなわち、図2Dと同様に、開口21d内および第3金属箔32aの上、並びに開口31d内および第4金属箔42a上に化学めっき膜等の金属被膜32bおよび42bがそれぞれ形成される。続いて、例えば電気めっきにより、ビア導体35および45が形成されると共に、金属被膜32b、および42bの表面に第3電気めっき膜32c、および第4電気めっき膜42cの層がそれぞれ形成される。第3電気めっき膜32cおよび第4電気めっき膜42cの形成は、金属被膜32b、42bを給電層として電気めっきにより行われる。この場合、全面に電気めっきが行われた後にパターニングが行われてもよいし、予めレジストマスクの形成後に、パターンめっきが行われてもよい。この際、開口21d、31d内にも電気めっきが施されることにより、ビア導体35、45が形成される。この第3金属箔32a、金属被膜32b、第3電気めっき膜32cにより第3導体層32が構成される。また、第4金属箔42a、金属被膜42bおよび第4電気めっき膜42cにより第4導体層42が構成される。
その後、図3Dに示されるように、第3金属箔32a、金属被膜32bおよび第3電気めっき膜32cがパターニングされることにより第3導体層32が形成される。また、第4金属箔42a、金属被膜42bおよび第4電気めっき膜42cがパターニングされることにより、第4導体層42が形成される。このパターニングは、前述の図2Eの後の工程と同様に行われる。すなわち、第3導体層32側および第4導体層側にレジストマスクが形成されて同時にエッチングされることにより、同時にパターニングが行われる。
なお、第3および第4の電気めっき膜32、42がパターンめっきにより形成されている場合には、第3金属箔32aと金属被膜32bおよび第4金属箔42aと金属被膜42bのみのパターニングが行われればよいため、レジストマスクを形成することなく、全体がエッチング液に浸漬されることにより行われる。金属箔および金属被膜は薄いため、他の金属膜への影響が小さいからである。
次いで、図3Eに示されるように、露出している第3導体層32および第4導体層42の表面が保護されるように、両表面にソルダーレジスト層16が形成される。これにより、コア基板とされるプリント配線板1の両面に1層ずつのビルドアップ層が形成されたプリント配線板10が得られる。このソルダーレジスト層16には、他の電子部品やマザーボード等と接続される部分を露出させるように開口部16aが形成されている。なお、さらにビルドアップ層等を積層する場合は、前述の図3Dの工程後、ソルダーレジスト層16を形成しないで、図3A〜3Dの工程をさらに繰り返すことにより、所望の多層プリント配線板が得られる。
なお、電子部品等が接続される導体層の露出部には、図示されていないが、OSP、Ni/Au、Ni/Pd/Au、Sn等の被覆による表面処理が行われてもよい。
前述の例では、両面にビルドアップ層を形成するコア基板として、1層の樹脂絶縁層11とその両面の第1および第2の導体層12、14からなるプリント配線板1が例示されている。しかし、この樹脂絶縁層および導体層をさらに多層に積層したプリント配線板がコア基板として用いられてもよい。そのプリント配線板の製造方法が図4A〜4Cを参照して説明される。樹脂絶縁層11の厚さが薄い場合でも、機械的強度の高いコア基板が得られる。
前述の図2Dに示される工程までは、前述の例と同じである。その後、図4Aに示されるように、第1導体層12が所望のパターンにパターニングされる。その他の構造は図2Dと同じであるため詳細な説明は省略されるが、15は第1導体層12と第2金属箔14aとを接続するビア導体である。パターニングは、前述の図2Eの工程の後のパターニングと同様に行われる。その結果、第2金属箔14aが貼り付けられたキャリア18の第2金属箔14a上に樹脂絶縁層11(第1樹脂絶縁層111)、第1導体層12(第1コア導体層121)、ビア導体15(151)が形成されている。ただし、キャリア18が分離されていないので、第2金属箔14aはまだ露出していない。従って、第2金属箔14aはパターニングされない。なお、第1導体層12は、前述のように、第1金属箔12aと化学めっきなどにより形成される金属被膜12bと電気めっき膜12cとで形成されている。しかし、図4Aでは、簡略化されて1層で示されている。
その後、前述の図2B〜2Dに示される工程と同様の工程が繰り返される。それにより、第1コア導体層121(第1導体層12)および第1樹脂絶縁層111(樹脂絶縁層11)の上に第2樹脂絶縁層112、第2コア導体層122、ビア導体152、第3樹脂絶縁層113、第3コア導体層123、ビア導体153が形成される。この状態が図4Bに示されている。第3コア導体層123は、金属箔123a、金属被膜123b、電気めっき膜123cに分けて示されている。なお、キャリア銅箔18上に積層される樹脂絶縁層およびコア導体層の層数は、2層でもよいし、4層以上でもよい。
その後、図4Cに示されるように、キャリア18が除去される。このキャリア18の除去は、前述の図2Eの工程で説明された方法と同様に行われる。この後、前述の例と同様に、第2導体層14と第3コア導体層123が同時にパターニングされる。この結果、樹脂絶縁層が3層ビルドアップされたプリント配線板がコア基板として形成される。この両面に、図3A〜3Eに示されるように、層間樹脂絶縁層21、31や第3および第4導体層32、42からなるビルドアップ層が形成され得る。
1、10 プリント配線板
11 樹脂絶縁層
11a 第1面
11b 第2面
11d、21d、31d 開口
111 第1樹脂絶縁層
112 第2樹脂絶縁層
113 第3樹脂絶縁層
12 第1導体層
12a 第1金属箔
12b、32b、42b 金属被膜
12c 第1電気めっき膜
121 第1コア導体層
122 第2コア導体層
123 第3コア導体層
14 第2導体層
14a 第2金属箔
15、25、35 ビア導体
16 ソルダーレジスト層
21、31 層間樹脂絶縁層
32 第3導体層
32a 第3金属箔
32c 第3電気めっき膜
42 第4導体層
42a 第4金属箔
42c 第4電気めっき膜

Claims (9)

  1. キャリア上に第2金属箔、樹脂絶縁層、および第1金属箔を積層し、固着することと、
    前記第1金属箔側からレーザ光照射加工を行うことにより前記第2金属箔を底面とする開口を形成することと、
    前記開口内にめっき法によりビア導体を形成すると共に、前記第1金属箔上に電気めっき膜を形成することと、
    前記キャリアを剥離することと、
    少なくとも前記第1金属箔をパターニングすることにより前記樹脂絶縁層の第1面に第1導体層を形成することと、
    前記第2金属箔の一部を除去してパターニングすることにより前記樹脂絶縁層の第2面に第2導体層を形成することと、
    を含むプリント配線板の製造方法であって、
    前記開口が形成される工程の前の段階で前記第2金属箔が前記第1金属箔より厚くされている。
  2. 請求項1記載のプリント配線板の製造方法であって、
    前記第1金属箔上に電気めっき膜を形成することにより、前記第1導体層の厚さと前記第2導体層の厚さとがほぼ等しくされている。
  3. 請求項1または2記載のプリント配線板の製造方法であって、
    前記レーザ光照射加工は、前記第1金属箔の上からレーザ光の照射により行う。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のプリント配線板の製造方法であって、
    前記第1導体層の形成は、前記第1金属箔の全面に金属被膜を形成することと、前記電気めっき膜を形成した後に、前記第1導体層のパターン以外の部分の少なくとも前記金属被膜および前記第1金属箔を除去することと、を含む。
  5. 請求項4記載のプリント配線板の製造方法であって、
    前記金属被膜および前記第1金属箔の除去と同時に、前記第2金属箔の一部も除去する。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のプリント配線板の製造方法であって、
    前記第2金属箔、樹脂絶縁層、および第1金属箔の積層体が、前記支持板の一面および他面の両面に形成される。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のプリント配線板の製造方法であって、
    前記第1導体層と、前記樹脂絶縁層と、前記第2導体層とで形成されるプリント配線板をコア基板として、さらにその一面または両面にビルドアップ層を形成する。
  8. 第1面と第2面とを有する樹脂絶縁層と、
    該樹脂絶縁層の第1面に形成される第1金属箔と電気めっき膜とを有する第1導体層と、
    前記樹脂絶縁層の第2面に形成され、第2金属箔を有する第2導体層と、
    前記樹脂絶縁層内に形成され、前記第1導体層と前記第2導体層とを接続するビア導体と、
    を含むプリント配線板であって、
    前記第1金属箔と電気めっき膜とを有する前記第1導体層と、前記第2金属箔を有する前記第2導体層とがほぼ同じ厚さであり、かつ、前記第2金属箔は前記第1金属箔よりも厚く、さらに、前記ビア導体は、前記樹脂絶縁層を貫通して前記第2金属箔を底面とする開口内に形成されている。
  9. 請求項8に記載のプリント配線板であって、
    前記ビア導体は、断面形状で、前記第1導体層側の幅が、前記第2導体層側の幅よりも大きく形成されている。
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