JP2016081941A - 表面実装機の部品保持ヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】ロータリーヘッド式の部品保持ヘッドにおいて、部品のピックアップ又は実装の位置精度を向上させること。【解決手段】ヘッド本体に対して鉛直軸周りのR方向に回転可能に取り付けられたロータリーヘッドの円周方向に沿って複数本のスピンドルが配置され、各スピンドルの下端に部品保持具32が装着され、スピンドルをその軸線方向に沿ったZ方向に下降させることで当該スピンドルの下端に装着された部品保持具が着地して部品60をピックアップ又は実装するようにしており、部品保持具を着地させるためにスピンドルをZ方向に下降させるとき、当該スピンドルのZ方向の下降動作とロータリーヘッドのR方向の回転動作とがオーバーラップする表面実装機の部品保持ヘッドにおいて、ロータリーヘッドのR方向の回転動作が終了した後にスピンドルのZ方向の下降速度を一定速度にし、この一定速度のままで部品保持具を着地させる。【選択図】図7

Description

本発明は、ICチップ等の部品(電子部品)を基板上に実装する表面実装機において、部品を保持する部品保持具を備える部品保持ヘッドに関する。
一般的に表面実装機は、部品保持ヘッドを部品供給部の上方に移動させ、そこで部品保持ヘッドに備えられた部品保持具としてのノズルに下降・上昇動作(昇降動作)を行わせて、ノズルの下端部に部品を真空吸着してピックアップし、次に部品保持ヘッドを基板の上方へ移動させ、そこで再度ノズルに下降・上昇動作を行わせて、部品を基板の所定の座標位置に実装するように構成されている。
また、部品保持ヘッドの代表的な型式として、ロータリーヘッド式の部品保持ヘッドが知られている(例えば特許文献1)。ロータリーヘッド式の部品保持ヘッドは、ヘッド本体に対して鉛直軸周りのR方向に回転可能に取り付けられた、円柱ないし円筒状のロータリーヘッドを有する。ロータリーヘッドには、その円周方向に沿って複数本のスピンドルが配置され、各スピンドルの下端にノズルが装着される。
このようにロータリーヘッド式の部品保持ヘッドでは、スピンドルの下端にノズルが装着され、これが一ユニットとしてロータリーヘッドの円周方向に沿って複数取り付けられている。そして部品をピックアップ又は実装するときには、ロータリーヘッドをR方向に回転させることで選択した特定のスピンドルを下降させ、そのスピンドルの下端に装着されたノズルを下降させて着地させる。
また、ロータリーヘッド式の部品保持ヘッドにおいては、ノズルを着地させるためにスピンドルをZ方向に下降させるとき、タクトタイム短縮の点から、スピンドルのZ方向の下降動作とロータリーヘッドのR方向の回転動作とをオーバーラップさせて実施することがある。当然、ノズルは、ロータリーヘッドのR方向の回転動作が終了した後に着地するように制御するが、近年、更なるタクトタイム短縮の要求から、ロータリーヘッドのR方向の回転動作が終了してからノズルが着地するまでの時間は、例えば数ミリ秒のオーダーまで短縮されている。
このような状況のなか、本発明者らがロータリーヘッド式の部品保持ヘッドにおいて部品のピックアップ又は実装の位置精度を低下させる要因について検討した結果、ロータリーヘッドがR方向に回転すると、その回転動作によりスピンドルユニットの位置精度が低下し、これが部品のピックアップ又は実装の位置精度を低下させる要因の一つであることが判明した。すなわち、スピンドルユニットは複数の部材から構成されておりスピンドルユニット内には機構的隙間が存在するところ、ロータリーヘッドがR方向に回転すると、スピンドルユニット内にR方向に応力が発生し、かつ応力の変化が発生する。この応力の変化とスピンドルユニット内の機構的隙間によってスピンドルユニットの位置精度が低下し、結果として部品のピックアップ又は実装の位置精度を低下するのである。
例えば、図9(a)に示すようにスピンドル31が2本のスピンドル部材を連結して形成されている場合、ロータリーヘッドのR方向回転によりスピンドルユニット内にR方向に応力の変化が発生すると、同図(b)に示すようにスピンドル31が2本のスピンドル部材の連結部分で屈曲し、スピンドルユニットの位置精度が低下する。
このスピンドルユニットの位置精度の低下すなわち位置ずれは、ロータリーヘッドのR方向の回転動作が終了すれば復元方向に向かうが、上述のとおりロータリーヘッドのR方向の回転動作が終了してからノズルが着地するまでの時間が短いと、スピンドルユニットの位置ずれが復元しないままノズルが着地してしまう。また、ロータリーヘッドのR方向の回転動作が終了してからノズルが着地するまでの時間が比較的長かったとしても、スピンドルのZ方向の昇降時の加速度(昇降加速度)によりスピンドルユニット内にZ方向の応力の変化が発生すると、これが復元の妨げとなって復元する前に着地してしまうこともある。なお、このZ方向の応力の変化が大きいほどスピンドルユニットは復元しにくくなるので、従来技術では、スピンドルの昇降加速度の絶対値(以下、単に「昇降加速度」という。)に上限を定める必要がある。
このように、本発明者らは、ノズルを着地させるためにスピンドルをZ方向に下降させるとき、スピンドルのZ方向の下降動作とロータリーヘッドのR方向の回転動作とをオーバーラップさせるロータリーヘッド式の部品保持ヘッドにおいては、R方向の回転動作及びZ方向の下降動作により生じる応力の変化に起因して、部品のピックアップ又は実装の位置精度が低下するという問題があることを認識した。
特開平10−284889号公報
本発明が解決しようとする課題は、かかるロータリーヘッド式の部品保持ヘッドにおいて、部品のピックアップ又は実装の位置精度を向上させることにある。
本発明の一観点によれば、次の表面実装機の部品保持ヘッドが提供される。
「ヘッド本体に対して鉛直軸周りのR方向に回転可能に取り付けられたロータリーヘッドの円周方向に沿って複数本のスピンドルが配置され、各スピンドルの下端に部品保持具が装着され、スピンドルをその軸線方向に沿ったZ方向に下降させることで当該スピンドルの下端に装着された部品保持具が着地して部品をピックアップ又は実装するようにしており、部品保持具を着地させるためにスピンドルをZ方向に下降させるとき、当該スピンドルのZ方向の下降動作とロータリーヘッドのR方向の回転動作とがオーバーラップする表面実装機の部品保持ヘッドであって、
部品保持具を着地させる動作において、ロータリーヘッドのR方向の回転動作が終了した後にスピンドルのZ方向の下降速度を一定速度にし、この一定速度のままで部品保持具を着地させる、表面実装機の部品保持ヘッド。」
すなわち本発明では、部品保持具を着地させる動作において、ロータリーヘッドのR方向の回転動作が終了した後にスピンドルのZ方向の下降速度を一定速度にする、つまり昇降加速度を0にすることで、ロータリーヘッドのR方向の回転動作によりスピンドルユニット内に生じた応力の変化を0又は一定にすることができる。これにより、当該応力の変化により生じたスピンドルユニット内の機構的隙間の変化が元に戻り復元されるので、スピンドルユニットの位置精度が向上する。そして、この一定速度(昇降加速度0)のままで部品保持具を着地させることで、部品のピックアップ又は実装の位置精度を向上させることができる。
なお、各スピンドルがその軸線周りのT方向に回転可能である場合、部品保持具を着地させる動作においては、ロータリーヘッドのR方向の回転動作及びスピンドルのT方向に回転動作が終了した後にスピンドルのZ方向の下降速度を一定速度にし、この一定速度のままで部品保持具を着地させることが好ましい。
ここで、本発明では、部品保持具の着地前にスピンドルの下降速度を一定速度(昇降加速度0)とすることから、昇降加速度を0にすることなくそのまま部品保持具を着地させる従来技術に比べると、タクトタイムが長くなるようにも思える。しかし従来技術において、例えば図9(b)に示したように変形したスピンドルユニットを可能な限り復元させるには、上述したZ方向の応力の変化を小さくするためにスピンドルの昇降加速度を小さくする必要があるが、本発明では上述のとおり、部品保持具の着地前にスピンドルの下降速度を一定速度にすることで、この一定速度(昇降加速度0)の間にスピンドルユニットを復元させることができるので、スピンドルの下降速度を一定速度にする前のスピンドルの昇降加速度を大きくすることができる。したがって、本発明では、従来技術と同等のタクトタイムを実現できるのみならず、従来技術に比べタクトタイムを短縮することも可能となる。
このように、スピンドルの下降速度を一定速度にする前のスピンドルの昇降加速度を適宜設定可能とするため、本発明では、スピンドルの昇降加速度は可変とすることが好ましい。
なお、本発明において「部品保持具の着地」とは、部品のピックアップ工程において部品保持具の下端部が部品の上面に着地すること、及び部品の実装工程において部品保持具の下端部に保持された部品が基板の上面に着地することの両方を含む概念である。
以上のとおり本発明によれば、部品保持具を着地させるためにスピンドルをZ方向に下降させるとき、スピンドルのZ方向の下降動作とロータリーヘッドのR方向の回転動作とをオーバーラップさせるロータリーヘッド式の部品保持ヘッドにおいて、部品のピックアップ又は実装の位置精度を向上させることができる。また、部品のピックアップ又は実装の位置精度を確保しつつ、スピンドルの昇降加速度を従来技術に比べ大きくすることもできるので、タクトタイムを短縮しうる。
本発明の実施例による部品保持ヘッドの全体構成を示す斜視図である。 図1の部品保持ヘッドにおいてスピンドル(ノズル)をZ方向に昇降させる機構を示す説明図である。 図2のスピンドル(ノズル)をZ方向に昇降させる機構において昇降具周りの構成を示す説明図である。 図2に示す昇降具によりスピンドル(ノズル)を下降させるときの様子を示し、(a)はスピンドル(ノズル)が初期位置にある状態を示し、(b)はスピンドル(ノズル)を下降させた状態を示す。 スピンドルの下端に装着されたノズル部分の断面を拡大して示す斜視図である。 ノズルが着地したときの光ファイバセンサの受光量の変化を模式的に示す図である 本発明の実施例による部品保持ヘッドの動作を概念的に示す図である。 本発明によるノズルの下降プロファイルのバリエーションを概念的に示す図である。 ロータリーヘッドの回転動作によるスピンドルユニットの位置精度低下の要因を例示的に示す概念図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に示す実施例に基づき説明する。
図1は、本発明の実施例による部品保持ヘッドの全体構成を示す斜視図である。
同図に示す部品保持ヘッド10はロータリーヘッド式の部品保持ヘッドであり、ヘッド本体20に、略円柱状のロータリーヘッド30が鉛直軸周りのR方向に回転可能に取り付けられている。このロータリーヘッド30には、その周方向に沿って等間隔で複数本のスピンドル31が配置され、各スピンドル31の下端に部品を吸着保持する部品保持具としてノズル32が装着されている。スピンドル31は、図2にも表れているように複数の部材からなり、ノズル32とともにスピンドルユニットを構成し、これがロータリーヘッド30に取り付けられている。
ロータリーヘッド30は、ヘッド本体20に設置されたRサーボモータ21の駆動によりR方向に回転する。また、各スピンドル31は、ヘッド本体20に設置されたTサーボモータ22の駆動により、その軸線周りのT方向に回転する。更に、ヘッド本体20には、特定位置にあるスピンドル31aを軸線方向に沿ったZ方向に昇降させるためのZサーボモータ23が配置されている。Rサーボモータ21の駆動によりロータリーヘッド30をR方向に回転させる機構、及びTサーボモータ22の駆動により各スピンドル31をT方向に回転させる機構については周知であるので、その説明は省略する。Zサーボモータ23の駆動によりスピンドル31aを下降させる機構については、以下に説明する。
図2は、図1の部品保持ヘッド10においてスピンドル31aをZ方向に昇降させる機構を示す説明図である。ヘッド本体20に配置されたZサーボモータ23のモータ軸は、ボールねじ機構24のねじ軸24aに連結され、このねじ軸24aにナット24bが装着されている。そして、このナット24bに昇降具25が連結されている。したがって、Zサーボモータ23の駆動により、ナット24bとともに昇降具25がZ方向に移動する。
昇降具25はヘッド本体20側に1個だけ設けられている。スピンドル31を下降させるときには、昇降具25に対してスピンドル31を相対的に移動させることにより下降させるスピンドル31(前記特定位置にあるスピンドル31a)を選択し、昇降具25を下降させることにより当該スピンドル31a及びその下端のノズル32を下降させる。本実施例では図3に示すように、ロータリーヘッド30をR方向に回転させることにより昇降具25に対してスピンドル31を移動させ、昇降具25の直下にあるスピンドル31aを下降させる。ただし、特定位置にあるスピンドル31aを選択して下降させる構成はこれに限定されず、昇降具を移動させて下降させるスピンドルを選択するようにしてもよい。また、特定位置は2箇所以上あってもよい。
図2に戻って、昇降具25が連結されたナット24bには、連結バー26、及びヘッド本体20に固定的に設けたスプラインシャフト27に装着されたスプラインナット28を介して、光ファイバセンサ40が連結されている。すなわち、光ファイバセンサ40は昇降具25と一体的に設けられている。したがって、光ファイバセンサ40は、Zサーボモータ23の駆動により昇降具25がZ方向に移動すると、これと同調してZ方向に移動する。その様子を図4に示す。図4(a)はスピンドル31aが初期位置にある状態を示し、図4(b)は図2に示す昇降具25によってスピンドル31aを下降させた状態を示す。 なお、スピンドル31は2つのコイルばねからなる弾発体33(図2参照)によって常に上方の初期位置に向けて付勢されている。
光ファイバセンサ40は、発光部及び受光部が光ファイバやレンズとともに同一軸線上に組み込まれたもので、その構成自体は周知である。本実施例において光ファイバセンサ40は図2に示すように、スピンドル31の下端にコイルばね34(弾性体)を介して装着されたノズル32の斜め上方に配置されている。そして、光ファイバセンサ40の発光部は、図5に拡大して示すノズル32の外周上面の反射面32aに向けて斜め下向きに光Pを発する。その光Pは光ファイバセンサ40の受光部で反射光として受光される。
ここで、ノズル32は上述のとおり、スピンドル31の下端にコイルばね34を介して装着されている。したがって、スピンドル31の下降によりその下端のノズル32が着地すると、コイルばね34が圧縮されてスピンドル31に対するノズル32の上下方向の位置が変化する。具体的にはノズル32がスピンドル31の下端側に向けて相対的に移動する。
一方、光ファイバセンサ40の発光部から発せされる光Pは、図2に示すレンズ40aによって、ノズル32が着地していない着地前状態のときの反射面32aに焦点が合せられている。したがって、ノズル32が着地してその上下方向の位置が変化すると、反射面32aで反射される反射光の量が減少し、光ファイバセンサ40の受光部で受光する受光量が減少する(図6参照)。本実施例では、この受光量の減少を光ファイバセンサ40のセンサ部40bで検知する。そして、センサ部40bは受光量が所定量減少したとき、具体的には、例えば図6に示す閾値A以下になったときに、ノズル32が着地したと判断し、着地検知信号を発する。
次に、本実施例の部品保持ヘッドの動作を、図7を参照して説明する。なお、図7は部品60を基板70に実装する実装工程を示しているが、部品保持ヘッドの動作は部品のピックアップ工程においてもこれと同様である。
図7においてA時点より、ノズル32のZ方向の下降動作(Z軸下降)が開始する。このZ軸下降の初期段階においてノズル32は、図3で説明したT方向の回転動作(T軸回転)及びR方向の回転動作(R軸回転)を伴いつつ下降する。その後、光ファイバセンサ40のセンサ部40bは、検知対象のノズル32の着地前であって、そのT軸回転及びR軸回転が終了した後(図7ではB時点)における実測の受光量が、予め設定した許容範囲内であるかどうかを判定する。このB時点における受光量が許容範囲内であれば、光ファイバセンサ40は、このB時点における受光量に基づいて瞬時に閾値Aを自動設定し、この閾値Aを基準としてノズル32が着地したか否かを判断する。図7の例ではC時点で受光量が閾値A以下となったので、この時点でノズル32が着地したと判断する。
ここで、図7にZ軸速度として表されているノズルの昇降プロファイル、特に下降プロファイルに注目すると、Z軸下降の初期段階では下降速度を大きくし、その後、下降速度を漸次低下させ、更に図7にR軸速度として表されているロータリーヘッドのR方向の回転動作(R軸回転)、及び図7にT軸速度として表されているスピンドルのT方向の回転動作(T軸回転)が終了した後に、スピンドル(ノズル)のZ方向の下降速度を一定速度(昇降加速度を0)にしていることがわかる。これにより、上述のとおり、ロータリーヘッドのR方向の回転動作によりスピンドルユニット内に生じた機構的隙間の変化が元に戻り復元されるので、スピンドルユニットの位置精度が向上する。そして、図7にも示すように、この一定速度(昇降加速度0)のままでノズル32を着地させることで、部品のピックアップ又は実装の位置精度を向上させることができる。
なお、上述のR軸回転及びT軸回転が終了する時点は、部品保持ヘッドの制御プロクラムにより把握でき、実際には、例えば図7のB時点はノズル32を昇降させるZサーボモータ23のエンコーダ値に基づいて決定できる。また、図7に示すようなノズルの昇降プロファイル(下降プロファイル)は、図2に示す制御部50がZサーボモータ23を制御することで実現できる。
このノズルの下降プロファイルは、上述のR軸回転及びT軸回転が終了した後に、ノズルの下降速度を一定速度(昇降加速度を0)にしてそのまま着地させるという条件を満たす限り、例えば図8に例示するように任意に設定できる。
図8は、このノズルの下降プロファイルのバリエーションを例示している。図8(a)の下降プロファイルは、図7の下降プロファイルに比べ下降初期の昇降加速度を大きくして急速下降させる例である。この例によれば、図7の例に比べタクトタイムを短縮できる。また、図8(b)の下降プロファイルは、下降後期の昇降加速度も大きくして急速減速させる例である。この例によれば、タクトタイムを更に短縮できる。
一方、図8(c)の下降プロファイルは、下降後期の昇降加速度を段階的に小さくして緩減速させる例である。この例によれば、ノズルの下降によるZ方向の応力変化の影響を軽減できる。その他、種々のバリエーションがあることは当業者に自明である。
以上の構成において、部品保持ヘッド10を有する表面実装機は、スピンドル31の下端に装着されたノズル32により、部品供給部から部品を吸着しピックアップしてプリント基板上に移送し、プリント基板上の所定位置に実装する。この部品のピックアップ時及び実装時においては、光ファイバセンサ40のセンサ部40bが、上述の要領でノズル32毎に設定した閾値Aを基準としてノズル32が着地した否かを判断し、着地が検知されれば着地検知信号を発する。この着地検知信号は、図2に示す制御部50に送信される。制御部50は着地検知信号を受信すると、昇降具25を下降させるZサーボモータ23を所定の押込み量を考慮して停止させる。これにより、ノズル32の下降ストロークが的確に制御され、ノズル32が正確に着地する。また、制御部50は、Zサーボモータ23を制御して、上述のとおりR軸回転及びT軸回転が終了した後に、ノズルの下降速度を一定速度(昇降加速度を0)にしてそのまま着地させる。これにより、部品のピックアップ又は実装の位置精度が向上する。
以上の実施例においては、光ファイバセンサ40のセンサ部40bは制御部50と別個に設けたが、センサ部40bの機能を制御部50に組み込むこともできる。また、制御部50はZサーボモータ23に組み込むこともできる。更に、着地検知センサとしては光ファイバセンサ40以外の反射型の光センサを使用することもできる。
また、実施例では、光ファイバセンサ40からの着地検知信号に基づいてノズルの下降を停止するようにしたが、予め目標着地位置を設定しておき、この目標着地位置にノズルが到達したらノズルの下降を停止するようにしてもよい。すなわち、本発明において光ファイバセンサ40は省略可能である。
10 部品保持ヘッド
20 ヘッド本体
21 Rサーボモータ
22 Tサーボモータ
23 Zサーボモータ
24 ボールねじ機構
24a ねじ軸
24b ナット
25 昇降具
26 連結バー
27 スプラインシャフト
28 スプラインナット
30 ロータリーヘッド
31,31a スピンドル
32 ノズル
32a 反射面
33 弾発体
34 コイルばね(弾性体)
40 光ファイバセンサ(着地検知センサ)
40a レンズ
40b センサ部
50 制御部(昇降制御手段)
60 部品
70 基板

Claims (3)

  1. ヘッド本体に対して鉛直軸周りのR方向に回転可能に取り付けられたロータリーヘッドの円周方向に沿って複数本のスピンドルが配置され、各スピンドルの下端に部品保持具が装着され、スピンドルをその軸線方向に沿ったZ方向に下降させることで当該スピンドルの下端に装着された部品保持具が着地して部品をピックアップ又は実装するようにしており、部品保持具を着地させるためにスピンドルをZ方向に下降させるとき、当該スピンドルのZ方向の下降動作とロータリーヘッドのR方向の回転動作とがオーバーラップする表面実装機の部品保持ヘッドであって、
    部品保持具を着地させる動作において、ロータリーヘッドのR方向の回転動作が終了した後にスピンドルのZ方向の下降速度を一定速度にし、この一定速度のままで部品保持具を着地させる、表面実装機の部品保持ヘッド。
  2. 各スピンドルは、軸線周りのT方向に回転可能であり、
    部品保持具を着地させる動作において、ロータリーヘッドのR方向の回転動作及びスピンドルのT方向に回転動作が終了した後にスピンドルのZ方向の下降速度を一定速度にし、この一定速度のままで部品保持具を着地させる、請求項1に記載の表面実装機の部品保持ヘッド。
  3. スピンドルのZ方向の昇降の加速度が可変である、請求項1又は2に記載の表面実装機の部品保持ヘッド。
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