JP2016080285A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】センサ測定部またはセンサ駆動部の故障を、ユーザやサービスマンが容易に知ることができない。
【解決手段】温度を検出するセンサ測定部と、センサ測定部の測定方向を変化させるセンサ駆動部と、センサ測定部または前記センサ駆動部の故障を確認するセンサチェックモードに切換えるモード切換え手段とを備え、センサチェックモードでは、センサ測定部の測定方向を少なくとも2方向に変化させ、それぞれの方向でセンサ測定部の検出値の変化量が所定値以上であることを判定する。
【選択図】図9

Description

本発明は、床面温度を検出するセンサを備えた空気調和機に関するものである。
従来、この種の空気調和機は、可動式赤外線センサにより人位置とともに人位置の床面温度等も検出し、この床面温度に基づき風向、風量、圧縮機回転数の少なくともいずれか一つを制御して空調することで快適性を高めるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−92252号公報
しかしながら、前記従来の構成では、可動式赤外線センサの駆動部が故障し、赤外線センサが測定範囲を正常に走査できていない場合でも、赤外線センサの出力値には異常が見られず、また、目視による確認も行えない為、赤外線センサ駆動部の異常をユーザやサービスマンが知ることができない。また、赤外線センサが断線している場合や赤外線センサへの電源が未投入時であっても、床面の温度が高い場合や低い場合と出力値の区別がつかず、赤外線センサ測定部の異常を空気調和機が判定することはできない為、機器が故障しているにも関わらず、ユーザやサービスマンがそのことを知ることができないという課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、赤外線センサ駆動部又は測定部が故障している場合に、ユーザやサービスマンが赤外線センサ駆動部又は測定部の異常を判定することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の空気調和機は、温度を検出するセンサ測定部と、前記センサ測定部の測定方向を変化させるセンサ駆動部と、前記センサ測定部または前記センサ駆動部の故障を確認するセンサチェックモードに切換えるモード切換え手段とを備え、前記センサチェックモードでは、前記センサ測定部の測定方向を少なくとも2方向に変化させ、それぞれの方向で前記センサ測定部の検出値の変化量が所定値以上であることを判定するものである。
これにより、センサ測定部やセンサ駆動部が故障している場合に、ユーザやサービスマンはセンサ測定部やセンサ駆動部の異常を判定することができる。
本発明の空気調和機は、センサ測定部やセンサ駆動部に異常がないか正確に判定することができる。
本発明の実施の形態1における空気調和機の外観斜視図 同実施の形態1における空気調和機の断面図 同実施の形態1における空気調和機の可動体検知センサを示す斜視図 同実施の形態1における空気調和機の固定体温度検知センサを示す斜視図 同実施の形態1における空気調和機の人の存否及び移動検知のための領域の説明図 同実施の形態1における空気調和機の床温度検知のための領域の説明図 同実施の形態1における空気調和機のブロック図 同実施の形態1における空気調和機の床温度検知動作を説明する説明図 同実施の形態1におけるセンサチェックモード時の動作を示すフローチャート 同実施の形態1におけるセンサチェックモード時における固定体温度検知センサの駆動動作を示すフローチャート
第1の発明は、温度を検出するセンサ測定部と、前記センサ測定部の測定方向を変化させるセンサ駆動部と、前記センサ測定部または前記センサ駆動部の故障を確認するセンサチェックモードに切換えるモード切換え手段とを備え、前記センサチェックモードでは、前記センサ測定部の測定方向を少なくとも2方向に変化させ、それぞれの方向で前記センサ測定部の検出値の変化量が所定値以上であることを判定することにより、センサ測定部の断線や、センサ駆動部の異常を判定することができる。
第2の発明は、特に第1の発明において、さらに表示部を備え、前記センサ測定部の検出値の変化量が所定値以上であれば、前記表示部に表示することにより、ユーザ等は視覚的に、センサ測定部の断線や、センサ駆動部の異常を知ることができる。
第3の発明は、特に第1から2の発明において、さらに音発生部を備え、前記センサ測定部の測定方向を変化させる際に、前記音発生部による音を発生させることにより、ユーザ等はセンサチェックモード設定中のセンサ測定部の測定方向を容易に知ることができる。
第4の発明は、特に第1から3のいずれかの発明において、前記センサチェックモードに切換えた後、一定時間経過すると自動的にセンサチェックモードを解除することにより、センサチェックモード設定後、通常運転モードに切換える手間を省くことができる。これによって、ユーザ等の利便性を損なうことがない。
第5の発明は、特に第1から4のいずれかの発明において、前記センサチェックモードに設定中に、空調運転または停止の信号を受信するとセンサチェックモードを解除することにより、容易にセンサチェックモード中であっても、センサチェックモードを解除して、通常運転モードに移行することができる。これによって、ユーザ等の利便性を損なうことがない。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
この実施の形態の空気調和機は、冷媒配管及び制御用配線等により互いに接続された室内機と室外機とで構成され、室外機には圧縮機が設けられている。
図1及び図2はこの空気調和機の室内機を示している。図1及び図2に示すように、室内機の外観を構成する本体1は、空気を吸い込む吸い込み口2と、熱交換された空気を吹き出す吹き出し口3とを備えている。吸い込み口2は、本体1の天面部分の吸い込み開口2aに本体前面の開口部分2bを合わせた形となっている。また、本体1は、本体1の前
面を覆う前面パネル4を備えている。
本体1の内部には、室内空気に含まれる塵埃を補足するためのフィルタ5と、取り入れた室内空気を熱交換する熱交換器6と、吸い込み口2からフィルタ5を通して取り入れた室内空気を熱交換器6で熱交換して吹き出し口3から室内に吹き出すための気流を発生させる貫流式のファン7とが設けられている。
吹き出し口3には、当該吹き出し口3を開閉するとともに、空気の吹き出し方向を上下方向に変更することができる上下羽根8が設けられている。上下羽根8は、上羽根8aと、この上羽根8aの下方に設けられた下羽根8bとを備えている。上羽根8a、下羽根8bはそれぞれ、左右両端のいずれかの回転軸において、ステッピングモータ等からなる駆動モータの回転軸に連結されている(図示せず)。そして、この駆動モータの動作により、上羽根8a、下羽根8bは、それぞれ上下方向に回動する。
また、ファン7の下流側から吹き出し口3の上流側に至る通風路9には、空気の吹き出し方向を左右に変更することができる複数枚の左右羽根10が設けられている。複数枚の左右羽根10は、羽根の動きを連動させる連結桟により連結されていて、風向偏向板を構成している。連結桟はステッピングモータ等からなる駆動モータの回転軸に連結されている(図示せず)。そして、この駆動モータの動作により、複数枚の左右羽根10は、それぞれ左右方向に回動する。
また、本体1の天面と前面パネル4とフィルタ5との間には電装ユニット11が配置してある。この電装ユニット11は本体1を構成する台枠の一部を利用して装着してあり、ファン7、上下羽根8、左右羽根10、圧縮機等を制御して当該空気調和機の運転を制御する制御装置となっている。
ここで、上記のような構成を持つこの空気調和機には、図1に示すように本体1の下部前面部分に人体を検知する可動体検知センサ12(以下、人体検知センサと称す)と床面や壁面等の固定体の温度を検知する固定体温度検知センサ14(ここでは床面温度を検知する場合を例として説明するため以下、床温度検知センサと称す)が併設して設けてある。これらは前面パネル4の下面に設けられており、人体検知センサ12、床温度検知センサ14の前面は赤外線を透過する樹脂製のカバー15で覆われる構成となっている。カバー15は、不透明で本体1の外部からは人体検知センサ12や床温度検知センサ14は視認できないようになっており、本体1の外観をすっきりとしたものとしている。なお、図1においてはカバー15を下方に若干ずらして、カバー15内部に設けられた人体検知センサ12と固定体温度検知センサ14とが見えるように図示している。
人体検知センサ12は、図3に示すように、複数(例えば、三つ)のセンサユニット16、17、18で構成され、センサホルダ19に保持され可動することなく固定した状態で組み込まれている。そして、前記各センサユニット16、17、18のセンサ素子は、人体から放射される赤外線を検知する焦電素子型の赤外線センサにより構成しており、各センサユニット16、17、18のセンサ素子が検知する赤外線量の変化により空調すべき部屋全体の人存否と移動を常時検出し、その赤外線量の変化に応じて出力するパルス信号に基づき人の在否や移動等を判定する。
一方、固定体温度検知センサ14は、図4に示すように、本発明におけるセンサ測定部であるセンサ素子20a(以下、赤外線センサ測定部と称する)を設けた素子ホルダ20とこれを回転駆動させるモータ21とをセンサ本体14aにユニット化して組み込んである。なお、本発明においては、素子ホルダ20とモータ21とをあわせてセンサ駆動部と称する。素子ホルダ20は、鉛直方向を中心軸として回転可能な略円盤状の基部20bと
、基部20bの水平面(中心軸に垂直な面)に対して傾斜して設けられた略矩平板状の傾斜保持部20cとを備えている。そして、赤外線センサ測定部20aは傾斜保持部20cの平面に対して垂直に設けられている。
上記モータ21によって素子ホルダ20を所定周期で空調すべき部屋の一方端から他方端まで可動させて部屋の床面や壁面等の固定体、この例では床面の温度を検出測定している。固定体温度検知センサ14の赤外線センサ測定部20aは、サーモバイルと称される熱電素子型の赤外線センサである。赤外線センサ測定部20aに内部には、固定体が放射する赤外線を検知するサーミスタ(図示せず)と温度補正用サーミスタ(図示せず)を備えていて、こられの出力から固定体の絶対温度を検出できるようになっている。
そして、赤外線センサ測定部20aが傾斜保持部20cを介して中心軸に対して傾斜して設けられているために、赤外線センサ測定部20aは空気調和機より前方下方の空調すべき領域を検知可能となっている。
図5は、人体検知センサ12が検知対象とする領域(つまり、検知可能な領域)を模式的に示している。本実施の形態では人体検知センサ12を構成する3個のセンサユニット16、17、18を適切に配置することで、図5に示すように領域A〜Gの複数の領域(人検知領域)における人体検知が可能となっている。
例えば、センサユニット16は領域A、領域B、領域C、領域Dを検知可能に構成されている。センサユニット17は領域B、領域C、領域E、領域Fを検知可能に構成されている。センサユニット18は領域C、領域D、領域F、領域Gを検知可能に構成されている。
このような構成とすることによって、例えば、センサユニット16とセンサユニット17で人体を検知する一方で、センサユニット18で人体を検知しない場合には、領域Bに人体が存在すると空気調和機は判断することができる。
図6は、床温度検知センサ14が検知対象とする領域(つまり、検知可能な領域)を模式的に示している。本実施の形態では床温度検知センサ14を構成する1個の赤外線センサ測定部20aを可動式に配置することで、図6に示すようにブロックL、CN、Rの複数の領域(床温検知領域)における床面温度の検知が可能となっている。
床温度検知領域のすべて(ブロックLとブロックCNとブロックRの和)は、人検知領域のすべて(領域A〜Gの和)と一致させてある。そして、各々の床温度検知領域には、複数の人体検知領域を含むように、また、人体検知領域の境界と床温度検知領域の境界とが略一致するように設定されている。
より具体的には、ブロックLは、領域Aの一部(本体1からみて右側の略1/3の部分)と、領域B、領域Eとを含み、また、ブロックLの境界は、領域Bと領域Eの端部の境界と一致している。ブロックCNは、領域Aの一部(本体1からみて中央の略1/3の部分)と、領域C、領域Fとを含み、また、ブロックCNの境界は、領域Cと領域Fの端部の境界と一致している。ブロックRは、領域Aの一部(本体1からみて左側の略1/3の部分)と、領域D、領域Gとを含み、また、ブロックRの境界は、領域Dと領域Gの端部の境界と一致している。
このように、床温度検知領域は、室内機に対して前後方向に並ぶ複数の人体検知領域をまとめるように設定しているので、床温度検知センサ14は、室内機に対して前後方向の領域を検知できるように、センサ素子20aを上下方向に複数個ならべて配置する必要が
ない。これによって、床温度検知センサ14の低コスト化が可能である。
図7は、本発明の実施の形態1における床温度検知センサ14に関わる制御部のブロック図を示すものである。前述のように、床温度検知センサ14は、床面の温度を測定する赤外線センサ測定部20aと、制御部からの出力によって赤外線センサ測定部20aの測定方向を変化させるセンサ駆動部32を備えている。制御部41は、可動体検知センサ12、床温度検知センサ14の検出値に応じて空気調和機を制御する。
また、制御部41は、判定手段33と、モード切換え手段35とを備え、表示部34、音発生部36と電気的に接続されている。モード切換え手段35は、通常の空調運転を行うモードと、床温度検知センサ14が故障しているかどうかを確認するセンサチェックモードとを切換える切換え手段である。判定手段33は、モード切換え手段35によりセンサチェックモードに設定されると、赤外線センサ測定部20aの測定値(出力値)の変化量を判定する。表示部34は、通常の空調運転時には、運転モードの状態(例えば、停止中や冷房運転や暖房運転)を表示する一方、センサチェックモード中は判定手段33の出力により、表示状態を変更するものである。より具体的には、表示部34は、本体1の下部前面部分に設けられた複数のLEDである。音発生部36は、制御部41からの出力により、音を発生させる装置であり、例えば、ブザー音を発生させるブザーである。
以上のように構成された空気調和機について、具体的な動作について、説明する。この空気調和機は入力装置として、リモコンを備えており、このリモコンをユーザが操作して、冷房運転、暖房運転などの空調運転の指示(運転モードの指示)、所望する室内の温度(設定温度)の設定を行い、空調運転を行う。ここで、通常の空調運転時に、床面温度検知動作の一例について図10を用いて説明する。
まず、モータ21によって、床温度検知センサ14の方向が、検知開始位置STの方向に向けられる。ここで、床温度検知センサ14は、幅方向に所定の検知幅(例えば20deg)を有しているため、検知開始位置STを、ブロックLの本体1に近い側の境界より内側、具体的には、上記検知幅の1/2内側(例えば10deg内側)に設定することで、不必要に大きな角度で床温度検知センサ14を回転させることがない。
そして、モータ21によって、床温度検知センサ14を、検知開始位置STから検知終了位置ENへと滑らかに回動させ、その過程で、床温度検知センサ14が向いている方向の床面温度を検出する。なお、検知終了位置ENも、ブロックRの本体1に近い側の境界より内側、具体的には、上記検知幅の1/2内側(例えば10deg内側)に設定することで、不必要に大きな角度で床温度検知センサ14を回転させることがない。
このように、サーモパイルに代表される熱電素子型赤外線センサのような高価な赤外線センサからなる固定体温度検知センサ14は可動させて、床面等の温度を検知することで、センサ素子20aを左右方向に複数個ならべて配置する必要がない。これによって、床温度検知センサ14の低コスト化が可能である。
そして、通常運転時には、床温度検知センサ14の出力に基づき、風向、風量、圧縮機回転数のいずれか一つを制御する。例えば、他のブロックと比較して温度が異なるブロックに向けて、吹出し風を向けるように、上下羽根8、左右羽根10の方向を変更したり、当該ブロックに吹出し風が到達するように、ファン7の回転数を大きくしたりする。
しかし、床温度検知センサ14のセンサ駆動部32や赤外線センサ測定部20aが故障していたとしても、制御部41は、床温度検知センサ14の出力値が正常か否かの判定が行えない。例えば、本空気調和機では、赤外線センサ測定部20aの内部配線の断線時に
は、床温度検知センサ14は4.2Vの電圧を出力する仕様となっており、正常時の床温が60℃であるときの出力値(4.2V)と区別がつかない。または、赤外線センサ測定部20aと制御部41と接続線の断線時には、床温度検知センサ14は0.6Vまたは2.2Vの電圧を出力する仕様となっており、正常時の床温が10℃であるときの出力値(2.2V)または−20℃であるときの出力値(0.6V)と区別がつかない。また、本空気調和機は、床温度検知センサ14を外部から視認できないように、カバー15で覆っているため、床温度検知センサ14が回転しているか否かも目視で確認できない。
このため、本空気調和機は、床温度検知センサ14が故障しているかどうかを、ユーザやサービスマンが確認するセンサチェックモードを備えている。ユーザやサービスマンが、リモコンの所定のボタン(例えば、「センサ」と表示されたセンサボタン)を押すと、リモコンからチェック信号が送信され、チェック信号を受信した空気調和機は、通常の空調運転からセンサチェックモードに移行する。つまり、本空気調和機においては、モード切換え手段35はリモコンに設けられている。
以下、センサチェックモードの動作について、図9、図10のフローチャートを用いて説明する。図9は、センサチェックモード時の動作を示すフローチャートであり、図10は、センサチェックモード時における床温度検知センサ14の駆動動作を示すフローチャートである。
図9のフローチャートについて説明する。まず、リモコンからセンサチェックモードを設定/解除するチェック信号を受信しているか否かを判定(S11)し、受信していなければ、センサチェックモードには移行せずに通常運転モードを継続する。一方、リモコンからチェック信号を受信していれば、センサチェックモードに移行し、ステップS12に進む。ステップS12では、モータ21を回転させ、赤外線センサ測定部20aの測定範囲の中心軸を正面(ブロックCNの中心方向)に向ける。
次に、センサチェックモードに移行後、一定時間(例えば、5分)が経過していないかを判定し(S13)、経過していれば、センサチェックモードを終了し、通常運転モードに移行する。これによれば、センサチェックモード設定後、通常運転モードに切換える手間を省くことができる。また、例えば、サービスマンが、チェックモードを終了させるのを忘れた場合であっても、一定時間経過後に、通常運転モードに移行するため、ユーザがセンサチェックモードに入っていて、通常運転モードと異なる動作が行われていることに対し、違和感を覚えることを低減できる。一方、ステップS13で一定時間を経過していなければ、ステップS14に進む。
ステップS14ではリモコンから信号を受信しているか否かを判定し、受信していなければ、ステップS17に移行し、前回の比較から所定時間(例えば、5秒)経過したかを判定し、経過していれば、ステップS18に進む。ステップS17で前回の比較から所定時間経過していなければ、ステップS13に戻る。ステップS14でリモコンからの信号を受信していれば、ステップS15に移行し、そのリモコン信号がチェック信号か否かを判定する。
ステップS15で、リモコン信号がチェック信号でない、例えば、空調運転を開始するボタン(運転ボタン)を操作した運転信号や、「停止」と表示された停止ボタンを操作した停止信号であれば、センサチェックモード時の動作を終了する。これによれば、容易に、センサチェックモードを解除して、通常運転モードに移行することができる。例えば、センサチェックモード中であっても、ユーザが空調運転を行いたい場合には、リモコンの運転ボタンを押せば、センサチェックモードを解除して、通常運転モードに移行することができる。また、ユーザやサービスマンが、チェックモードを終了させたい場合には、リ
モコンの停止ボタンを押せば、センサチェックモードを解除して、通常運転モードに移行するため、どのボタンを押せば、センサチェックモードを解除できるかが、直感的に分かりやすい。一方、リモコン信号がチェック信号であれば、ステップS16でセンサ駆動部32により赤外線センサ測定部20aの測定方向を変更したのち、ステップS17に移行する。
ステップS16で行われる動作について、図10のフローチャートを用いて説明する。まず、チェック信号受信時に赤外線センサ測定部20aが正面を向いている場合には(S201)、赤外線センサ測定部20aの測定方向を左方向に変更する(S202)。つまり、モータ21を回転させ、赤外線センサ測定部20aの測定範囲の中心軸を最左方向(図8における検知開始位置ST)に向ける。チェック信号受信時に赤外線センサ測定部20aが左方向を向いている場合には(S203)、赤外線センサ測定部20aの測定方向を右方向に変更する(S205)。つまり、モータ21を回転させ、赤外線センサ測定部20aの測定範囲の中心軸を最右方向(図8における検知終了位置EN)に向ける。それら以外の場合は、赤外線センサ測定部20aの測定方向を正面に変更する(S205)。つまり、モータ21を回転させ、赤外線センサ測定部20aの測定範囲の中心軸を正面(ブロックCNの中心方向)に向ける。
図9のフローチャートに戻り、センサチェックモードの動作の説明を続ける。ステップS18では、赤外線センサ測定部20aの出力Rを検出する。その後、赤外線センサ測定部20aの出力Rと前回検知値R‘とを比較する(S19)。なお、前回検知値R’とは、図9に示すステップS13からステップS21を繰り返すループにおいて、前のループのステップS18で赤外線センサ測定部20aが検知した出力Rである。ステップS19において、出力Rと前回検知値R‘の差分の絶対値が予め設定された所定値T(例えば、電圧出力として0.135V、または、電圧出力を換算した温度として3℃)以上であれば、判定手段33は赤外線センサ測定部20aが正常に温度を検出していると判定し、表示部34を点灯する(S20)。
赤外線センサ測定部20aの出力Rと前回検知温度の差分の絶対値が予め設定された所定値T未満であれば、判定手段33は赤外線センサ測定部20aが正常に温度変化を検出していないと判定し、表示部34を消灯する(S21)。
なお、センサチェックモードに移行直後のステップS19において、前回検知値R‘が存在しない場合には、ステップS21に移行するものとする。
以上の動作によって、ユーザやサービスマンが、空気調和機をセンサチェックモードに移行させた後、本体1に設けられたカバー15の正面に手などをかざしたり、かざさなかったりすることで、表示部34が点灯するか否かによって、ユーザやサービスマンは、視覚的に赤外線センサ測定部20aが正常か否かを判断できる。
つまり、赤外線センサ測定部20aが正常であれば、ステップS17からステップS21を繰り返すループのうちに、赤外線センサ測定部20aは、本体1の正面方向の床温と手などの温度とを検知することとなるので、前回検知値R‘と出力Rとの差分の絶対値が予め設定された所定値Tより大きくなり、表示部34が点灯する。一方、赤外線センサ測定部20aが異常であれば、赤外線センサ測定部20aは0.6V、2.2V、4.2Vのいずれかの電圧出力(電圧出力を換算した温度として−20℃、10℃、60℃のいずれかの温度)を出力しつつづけることとなるので、前回検知値R‘と出力Rとの差分の絶対値が予め設定された所定値T未満となり、表示部34が消灯したままとなる。これによって、ユーザやサービスマンは、視覚的に赤外線センサ測定部20aが正常か否かを判断できる。
また、チェック信号受信時や床温度検知センサ14の駆動時に音発生部36によってブザー音を発生させることが望ましい。これによれば、測定方向が変更されたことをユーザやサービスマンが聴覚で知ることができる。ステップS202、S204、S205のそれぞれの移行時には、異なった音を発生させることがより望ましい。例えば、ステップS202移行時には「ピッピッピッ」、ステップS204移行時には「ピッピッ」、ステップS205移行時には「ピッ」という音を発生させるといったように、床温度検知センサ14の駆動方向に対応した音を発生させることで、より容易に、ユーザやサービスマンは赤外線センサ測定部20aの測定方向を知ることができる。
また、ユーザやサービスマンが、リモコンの所定のボタン(例えば、センサボタン)を押すたびに、赤外線センサ測定部20aの測定方向が変更されるために、それに応じた方向(本体1に設けられたカバー15の正面や左側や右側)に手などをかざしたり、かざさなかったりすることで、表示部34が点灯するか否かによって、ユーザやサービスマンは、視覚的に赤外線センサ測定部20aが正常か否かとともに、センサ駆動部32が正常か否かを判断できる。
つまり、センサ駆動部32が正常であれば、ステップS17からステップS21、ステップS201からステップS205を繰り返すループのうちに、正面、左側、右側のいずれの方向でも、表示部34が点灯する。一方、センサ駆動部32が異常であれば、正面、左側、右側のいずれかの方向で、表示部34が消灯したままとなる。これによって、ユーザやサービスマンは、視覚的にセンサ駆動部32が正常か否かを判断できる。
以上のように、本実施の形態においては、床温センサのセンサチェックモードに設定し、センサチェックモード中は、チェック信号に従って測定方向を変化させることで、複数方向の温度検知をさせるとともに、赤外線センサ測定部20aが所定値以上の変化を検出できるか判定し、表示部34により表示することで、センサ駆動部32、赤外線センサ測定部20aの故障をユーザやサービスマンに確実に知らせることができる。
以上のように、本発明は、センサチェックモードに設定することにより、可動式センサの故障を特定できるため、可動式センサを使用した家電機器や産業機器の用途にも広く適用できる。
1 本体
2 吸い込み口
3 吹き出し口
4 前面パネル
5 フィルタ
6 熱交換器
7 ファン
8 上下羽根
9 通風路
10 左右羽根
11 電装ユニット
12 可動体検知センサ(人体検知センサ)
14 固定体温度検知センサ(床温度検知センサ)
15 カバー
16、17、18 センサユニット
19 センサホルダ
20 素子ホルダ
20a センサ素子(赤外線センサ測定部)
21 モータ
32 センサ駆動部
33 判定手段
34 表示部
35 モード切換え手段
36 音発生部
41 制御部

Claims (5)

  1. 温度を検出するセンサ測定部と、前記センサ測定部の測定方向を変化させるセンサ駆動部と、前記センサ測定部または前記センサ駆動部の故障を確認するセンサチェックモードに切換えるモード切換え手段とを備え、前記センサチェックモードでは、前記センサ測定部の測定方向を少なくとも2方向に変化させ、それぞれの方向で前記センサ測定部の検出値の変化量が所定値以上であることを判定する空気調和機。
  2. 表示部を備え、前記センサ測定部の検出値の変化量が所定値以上であれば、前記表示部に表示する請求項1に記載の空気調和機。
  3. 音発生部を備え、前記センサ測定部の測定方向を変化させる際に、前記音発生部による音を発生させる請求項1または2に記載の空気調和機。
  4. 前記モード切換え手段は、前記センサチェックモードに切換えた後、一定時間経過すると自動的にセンサチェックモードを解除する請求項1から3のいずれか1項に記載の空気調和機。
  5. 前記モード切換え手段は、前記センサチェックモードに設定中に、空調運転または停止の信号を受信するとセンサチェックモードを解除する請求項1から4のいずれか1項に記載の空気調和機。
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