JP2016079922A - 燃焼器ライナの損傷補修方法、および燃焼器ライナ - Google Patents

燃焼器ライナの損傷補修方法、および燃焼器ライナ Download PDF

Info

Publication number
JP2016079922A
JP2016079922A JP2014213603A JP2014213603A JP2016079922A JP 2016079922 A JP2016079922 A JP 2016079922A JP 2014213603 A JP2014213603 A JP 2014213603A JP 2014213603 A JP2014213603 A JP 2014213603A JP 2016079922 A JP2016079922 A JP 2016079922A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liner
combustor liner
damage
repair
combustor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014213603A
Other languages
English (en)
Inventor
斎藤 大蔵
Daizo Saito
大蔵 斎藤
揚介 石川
Yosuke Ishikawa
揚介 石川
秀幸 前田
Hideyuki Maeda
秀幸 前田
北山 和弘
Kazuhiro Kitayama
和弘 北山
石橋 和利
Kazutoshi Ishibashi
和利 石橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2014213603A priority Critical patent/JP2016079922A/ja
Publication of JP2016079922A publication Critical patent/JP2016079922A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)

Abstract

【課題】損傷を受けた燃焼器ライナを、当初のライナ基材と同等以上の高い強度を有するものに補修することができる、燃燃焼器ライナの損傷補修方法、および燃焼器ライナを提供する。
【解決手段】燃焼器ライナのライナ基材に生じた損傷を補修する燃焼器ライナの損傷補修方法であって、ライナ基材の内表面に生じた損傷部分に位置するコーティング層および酸化層を除去するコーティング層および酸化層除去工程(S12)と、ライナ基材の内表面の少なくとも一部を除去して、ライナ基材の損傷の少なくとも一部を除去する損傷除去工程(S13)と、損傷除去工程で除去されたライナ基材の内表面に、低融点のニッケル基合金粉末、高融点のニッケル基合金粉末、およびセラミックファイバーを含んでなる補修材を配置する補修材配置工程(S15)と、補修材が配置された前記燃焼器ライナを拡散熱処理し、補修材を溶融させてライナ基材の内表面に補修部を形成する拡散熱処理工程(S16)と、を含んでなる。
【選択図】図4

Description

本発明の実施形態は、燃焼器ライナの損傷補修方法、および燃焼器ライナに関する。
火力発電所のガスタービン発電設備では、ガスタービンのケーシング内部にタービン軸と同軸に設けられた圧縮機の駆動により圧縮された空気が燃焼器に導入され、この導入された圧縮空気を使用して燃焼器ライナで燃料が燃焼される。この燃焼器ライナで燃焼により発生した高温の燃焼ガスは、トランジションピースを通過して、静翼および動翼に導入され、膨張して動翼を回転駆動させる。この動翼の回転駆動による生じるエネルギーを利用して、発電機などが回転駆動して発電が行われる。
ガスタービン以外に、天然ガスと酸素との燃焼により生成された二酸化炭素(CO)を作動流体としてタービンを駆動するCOタービン発電プラントにおいても、生成されたCOの大部分が循環して燃焼器に導入され、燃焼により発生した燃焼ガスが動翼を回転駆動させて発電機などが回転駆動して発電が行われる。
このようなガスタービンやCOタービンなどに備えられる、燃焼器ライナ、トランジションピース、静翼および動翼などの高温部品は、例えば、Ni基、Co基、またはNi−Fe基の耐熱超合金などで形成されているが、ガスタービンの運転に伴って、高温部品には、種々の損傷が生じる。上記の高温部品は、燃焼器内は高温の燃焼ガス雰囲気にあるため、加熱により材質劣化を生じる。上記の高温部品は、起動時には低温環境域から高温環境域に推移する段階で、また停止時には高温環境域から低温環境域に推移する段階で、熱疲労が生じ、疲労損傷が蓄積する。疲労損傷の蓄積の結果、上記の高温部品にき裂など損傷が発生する。
ところで、ガスタービンの高温部品の保守管理は、機器の設計段階で決定されるクリープあるいは疲労寿命と、実機の運転、立地上の環境などによって設定される設計寿命とに基づいて、同一機種あるいは同一運転形態をとるガスタービンを分類し、分類された各グループの先行機の実績を用いて設計寿命を補正し、後続機の保守管理を行っている。近年では、ガスタービンの高温部品の劣化および損傷診断を効率的に精度良く予測する保守管理方法が行われている。上記いずれの保守管理方法についても、ガスタービンの高温部品は、定期点検毎に必要に応じて補修が繰り返され、管理寿命に到達した後、一律に廃却となり、高価な新品と交換している。
例えば、ガスタービンなどに使用される燃焼器ライナの定期点検の際に、燃焼器ライナの内表面などにき裂などの損傷が生じていた場合には、許容範囲内で損傷部分の周辺を除去し、溶接補修やろう付け補修などを施すことで、再度、継続して使用される。
特開2013−7342号公報
燃焼器ライナは定期点検ごと必要に応じて補修されることで、燃焼器ライナは再生されて使用されているが、再生された燃焼器ライナを安定して再度使用する上で、燃焼器ライナのライナ基材の損傷部分の補修箇所が新品と同等以上の強度を有することが求められている。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、損傷を受けた燃焼器ライナを、当初のライナ基材と同等以上の高い強度を有するものに補修することができる、燃燃焼器ライナの損傷補修方法、および燃焼器ライナを提供することである。
一の実施形態による燃焼器ライナの損傷補修方法は、ライナ基材の内表面にコーティング層を有する燃焼器ライナの前記ライナ基材に生じた損傷を補修する燃焼器ライナの損傷補修方法であって、前記ライナ基材の内表面に生じた損傷部分に位置するコーティング層および酸化層を除去するコーティング層および酸化層除去工程と、前記ライナ基材の内表面の少なくとも一部を除去して、前記ライナ基材の前記損傷の少なくとも一部を除去する損傷除去工程と、前記損傷除去工程で除去された前記ライナ基材の内表面に、低融点のニッケル基合金粉末、高融点のニッケル基合金粉末、およびセラミックファイバーを含んでなる補修材を配置する補修材配置工程と、前記補修材が配置された前記燃焼器ライナを拡散熱処理し、前記補修材を溶融させて前記ライナ基材の内表面に補修部を形成する拡散熱処理工程と、を含んでなる。
別の実施形態による燃焼器ライナは、上記の燃焼器ライナの損傷補修方法によって、損傷が補修されてなる。
燃焼器ライナを備えるガスタービンの構成の一例を示す部分断面図である。 燃焼器ライナの部分断面図である。 燃焼器ライナの部分断面図である。 実施形態による燃焼器ライナの損傷補修方法の工程を示すフローチャートである。 実施形態による燃焼器ライナの損傷補修方法の工程を示す説明図である。 新材と試験片との引張強さを示す図である。 新材と試験片との引張強さを示す図である。 新材と試験片との引張強さを示す図である。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。
[実施形態]
図1は、実施形態による燃焼器ライナの損傷補修方法が適用される燃焼器ライナを備えるガスタービンの構成の一例を示す部分断面図である。
図1に示すように、ガスタービン10は、外気を圧縮する圧縮機11と、圧縮機11で加圧された空気と燃料とを混合して燃焼させる燃焼器ライナ12と、燃焼器ライナ12で生成した燃焼ガスをタービン部13に導くトランジションピース14と、トランジションピース14によって導入された燃焼ガスにより回転駆動するタービン部13とを備えている。
圧縮機11は、圧縮機ケーシング21内に、動翼22が設けられた圧縮機ロータ23を備えている。動翼22は、周方向に複数設けられ、軸方向に複数段の動翼翼列を構成している。また、圧縮機ケーシング21の内周には、静翼24が複数配置され、静翼翼列を構成している。そして、静翼翼列と動翼翼列とが軸方向に交互に構成されている。動翼22が回転することで、外部の空気が圧縮されつつガスタービン10内に導かれる。
燃焼器ライナ12は、例えば、円筒状に形成された燃焼器であり、圧縮機11の周囲に均等に複数備えられている。燃焼器ライナ12の詳細は後述するが、燃焼器ライナ12では、圧縮機で加圧された空気と燃料とを混合されて燃焼して、燃焼ガスを生成する。なお、燃焼器ライナ12は、一つの層で形成されているが、内層および外層の二重の層で構成されていてもよい。
トランジションピース14は、燃焼器ライナ12の出口側端部に接続され、燃焼器ライナ12からの燃焼ガスを整流しつつタービン部13に導くものである。
タービン部13は、タービンケーシング31内に、動翼32が設けられたタービンロータ33を備えている。動翼32は、周方向に複数設けられ、軸方向に複数段の動翼翼列を構成している。タービンケーシング31の内周には、静翼34が複数配置され、静翼翼列を構成している。そして、静翼翼列と動翼翼列とが軸方向に交互に構成されている。タービン部13に導入された燃焼ガスは、静翼34を経て動翼32に噴射され、動翼32およびタービンロータ33が回転する。タービンロータ33の回転エネルギーが、タービンロータ33に連結された発電機(図示しない)において、電気エネルギーに変換される。
燃焼器ライナ12について説明する。燃焼器ライナ12の部分断面図を図2に示す。図2に示すように、燃焼器ライナ12は、ライナ基材41で構成され、燃焼器ライナ12の内表面12aにコーティング層42を備える。コーティング層42は、ボンドコート層(金属層)43およびトップコート層(セラミックス層)44からなり、内表面12a側からボンドコート層43、トップコート層44の順にライナ基材41に積層して構成されている。
ライナ基材41は、Ni基耐熱合金で構成されている。本実施形態においては、Ni基耐熱合金としては、例えば、重量基準で、炭素(C)0.05〜0.015質量%、コバルト(Co)0.5〜2.5質量%、タングステン(W)0.2〜1.0質量%、クロム(Cr)20.5〜23.0質量%、モリブデン(Mo)8.0〜10.0質量%、鉄(Fe)17.0〜20.0質量%、残部としてニッケル(Ni)を含んでなるものが挙げられる。なお、その他、不可避的に混入する成分として、酸素(O)、窒素(N)、カルシウム(Ca)など不可避不純物が含まれていてもよい。ライナ基材41を形成する材料としては、具体的には、Nimonic263やハステロイXなどのNi基耐熱合金で形成されている。
ボンドコート層43は、金属材料からなり、例えば、NiCoCrAlY系などの金属で構成されている。トップコート層44は、ジルコニア系などのセラミックス材料で構成されている。セラミックス材料としては、例えば8質量%のYを含有して安定化されたZrOなどを用いることができる。ボンドコート層43は、例えば、高速フレーム溶射(HVOF)、真空プラズマ溶射(VPS)などにより形成され、トップコート層44は、例えば、大気プラズマ溶射(APS)などにより形成される。
燃焼器ライナ12は、発電プラントのガスタービン10に長期間に亘って使用されると、燃焼器ライナ12のライナ基材の厚さ方向の両表面が酸化され、図3に示すように、燃焼器ライナ12の内表面12aおよび外表面12bの両面には、それぞれ一定厚さの酸化層45、46が生じる。さらに、燃焼器ライナ12の内表面12a側には、さらにライナ基材41と酸化層45との間に酸化影響層47が生じると共に、ライナ基材41および酸化影響層47には、損傷の一形態であるき裂48が発生することがある。
酸化層45、46の発生原因として、以下の理由が考えられる。ボンドコート層43およびトップコート層44には微小な多数の気孔が形成された構造をなしている。これらの気孔を通じて酸素が入り込まれ、ライナ基材41と反応してライナ基材41が酸化される。さらにライナ基材41の外面側は、直接、高温の空気と接しているため、ライナ基材が酸化される。これにより、本実施形態においては、ライナ基材41の内側および外側の両面にそれぞれ一定厚さの酸化層45、46が生じると考えられる。さらに、ライナ基材41の内周面側には、ライナ基材41の一定の厚さ範囲にわたって酸化影響層47が生じると考えられる。なお、ライナ基材41の外表面12bは内面側よりも温度が低いため、酸化影響層47はほとんど生じない。
ライナ基材41および酸化影響層47に生じたき裂48が、ライナ基材41を貫通した場合、燃焼器ライナ12を使用できる寿命に到達していると判断する。また、き裂48がライナ基材41の内表面12aに生じているが貫通はしていない場合には、燃焼器ライナ12を使用できる寿命には到達していないと判断する。このような燃焼器ライナ12を再使用できるようにするため、燃焼器ライナ12の内表面12aに発生したき裂48を有する燃焼器ライナ12の損傷の補修が行われる。
次に、実施形態による燃焼器ライナの損傷補修方法を用いて、燃焼器ライナ12の内表面12aに発生したき裂48を有する燃焼器ライナ12の損傷を補修する方法の一例について説明する。
図4は、実施形態による燃焼器ライナの損傷補修方法の一例を示すフローチャートであり、図5は、実施形態による燃焼器ライナの損傷補修方法の工程を示す説明図である。図4、5に示すように、まず、補修を施す燃焼器ライナ12を受入れ、燃焼器ライナ12の損傷の検査を行う(受入検査工程:ステップS11)。燃焼器ライナ12は、材質劣化とともに疲労損傷などを受けて寿命に到達したものでもよいし、材質劣化とともに疲労損傷を受けているが寿命には到達していないものでもよい。
補修を施す燃焼器ライナ12の内表面12aを目視によって観察し、き裂48の有無、き裂48の発生箇所などを確認する。また、き裂48の有無、き裂48の発生箇所などは、例えば、浸透探傷検査によって検査することができる。なお、き裂48など損傷を確認および検査する前に、燃焼器ライナ12を、後述する洗浄処理(ステップS14)と同様に、洗浄してもよい。
次いで、き裂48が確認されたら、燃焼器ライナ12の内表面12aに生じた損傷部分に位置するコーティング層42および酸化層44を除去する(コーティング層および酸化層除去工程:ステップS12)。コーティング層42および酸化層44の除去は、き裂48が確認された箇所だけでもよいが、き裂48が観察された箇所およびその周辺領域を含めて行うことが好ましい。コーティング層42および酸化層44は、例えば、アルミナなどからなる研磨剤の粒子を高速で吹き付けるブラスト処理などによって除去される。ボンドコート層43は、上記のブラスト処理などの他に、例えば、塩酸、リン酸などボンドコート層43を構成する金属を除去できる薬剤を使用する化学処理などを用いてもよい。き裂48の内部の酸化層44および酸化影響層45は、例えば、フッ化水素雰囲気中で熱処理(例えば、温度が1000℃下)して還元することで除去することができる。
次いで、燃焼器ライナ12の内表面12aの少なくとも一部を除去して、ライナ基材41に生じたき裂48などの損傷の少なくとも一部を除去する(き裂除去工程:ステップS13)。ライナ基材41も、例えば、砥石などを用いた研削、またははつりなどによって除去される。本実施形態では、ライナ基材41の一部を除去して、一部のき裂48は除去され、他方のき裂48は完全に除去されずに残っている。ライナ基材41に生じたき裂48は、一部のみを除去するようにしてもよいが全部を除去するようにしてもよい。ライナ基材41の除去部分は、き裂48の深さなどに応じて適宜決定するようにしてもよい。
次いで、ライナ基材41からき裂48を少なくとも一部を除去した後、燃焼器ライナ12の全体を洗浄する(洗浄工程:ステップS14)。洗浄方法については、例えば、炭化水素などの有機溶剤が浸み込んだウエスなどを用いて、ライナ基材41の内表面12aの汚れや油分などが拭き取られる。ライナ基材41の洗浄は、内表面12aの他に、外表面12bも洗浄するようにしてもよい。ライナ基材41の洗浄は、例えば、有機溶剤槽の中に燃焼器ライナ12を入れて、超音波洗浄する方法を用いることもできる。
次いで、き裂除去工程(ステップS13)で除去されたライナ基材41の内表面12aに、補修材51を配置する(補修材配置工程:ステップS15)。
補修材51は、低融点のニッケル基合金粉末(Ni基溶融合金粉末)52、高融点のニッケル基合金粉末(Ni基非溶融合金粉末)53、およびセラミックファイバー54を含んでなるものである。
低融点のニッケル基合金粉末52は、後述する拡散熱処理によって溶融するNi基溶融合金を含む粉末である。低融点のニッケル基合金粉末52は、Niを主成分として、B、Si、Cr、Fe、Pなどの添加物を含んだ合金である。低融点のニッケル基合金粉末としては、例えば、JIS Z3265で規定されている、BNi−1、BNi−1A、BNi−2、BNi−3、BNi−4、BNi−5、BNi−6、BNi−7のNi基合金や、Ni−Cr−W−Fe−Si−B系、Ni−Si−B系、Ni−Co−Cr−Mo−Fe−B系、Ni−Cr−B系、Ni−Co−Si−B系のNi基合金などを使用することができる。
高融点のニッケル基合金粉末53は、上記の低融点のニッケル基合金粉末よりも融点が高く、後述する拡散熱処理によっては溶融しないNi基非溶融合金を含む粉末である。高融点のニッケル基合金粉末53も、低融点のニッケル基合金粉末52と同様、Niを主成分として、B、Si、Cr、Fe、Pなどの添加物を含んだ合金である。高融点のニッケル基合金粉末としては、例えば、Nimonic(商標名)263やハステロイX(商標名)などのNi基耐熱合金、HA282、MarM247、GTD111、IN738LCなどを使用することができる。
セラミックファイバー54は、アルミナ、シリカを含む群から選択される少なくとも1種以上を用いて形成することができる。本実施形態においては、セラミックファイバー54を構成する、アルミナ、シリカなどの成分の純度は高いことが好ましい。セラミックファイバー54は、単繊維でもよいし、複数の単繊維を束ねたものでもよい。
セラミックファイバー54の平均直径は、10〜30μmであることが好ましい。セラミックファイバー54の平均直径が、上記範囲内であれば、高融点のニッケル基合金粉末53間に混入させることができ、ライナ基材41の補修材として有効に用いることができる。
セラミックファイバー54の平均長さは、0.5〜10mmであることが好ましい。セラミックファイバー54の長さが、上記範囲内であれば、高融点のニッケル基合金粉末53間に混入させることができ、ライナ基材41の補修材として有効に用いることができる。
セラミックファイバー54の含有率は、補修材51の全質量を基準として、20〜70質量%(wt%)で含まれていることが好ましく、より好ましくは、30〜60質量%である。セラミックファイバー54の含有率が、上記範囲内であれば、高融点のニッケル基合金粉末53の割合が低減することを抑制しつつ、燃焼器ライナ12の強度を保つことができるため、ライナ基材41の補修材として有効に用いることができる。
セラミックファイバー54は、非晶質ファイバー、多結晶質ファイバーの少なくとも何れか一方を含んで構成されたものを用いることができる。非晶質ファイバーとしては、例えば、アルミナが40〜60%程度の原料を溶融状態から高速の気体流や高速回転するローターの遠心力を利用して形成したファイバーを用いることができる。多結晶質ファイバーは、非晶質ファイバーよりも耐熱温度の高いファイバーである。多結晶質ファイバーとしては、例えば、アルミナが70%以上の原料をゾルゲル法または高温焼成により結晶化させて形成したファイバーを用いることができる。
本実施形態においては、補修材51は、低融点のニッケル基合金粉末52として、BNi−5を用い、高融点のニッケル基合金粉末53として、ハステロイX(商標名)、Nimonic(商標名) 263、またはHA282の少なくとも1つを用い、セラミックファイバー53として、非晶質ファイバーとを混合した混合粉末を用いることが好ましい。
補修材51は、低融点のニッケル基合金粉末52、高融点のニッケル基合金粉末53、およびセラミックファイバー54とを混合した混合粉末をそのまま使用してもよいし、上記の混合粉末に、ろう付け用のバインダー材料を添加してペースト状としたものでもよい。
補修材51は、例えば、刷毛などによる塗布や、スプレーなどによる吹き付けなどによって、ライナ基材41の内表面12aのき裂48全体を覆うように配置される。なお、き裂48の幅が大きな部分には、補修材51をライナ基材41に配置する段階で補修材51がき裂48の内部にも配置されることもある。
補修材51がペースト状などである場合、補修材51がライナ基材41を流れ落ちることを防止するため、補修材51をライナ基材41に配置した後、保持部材で補修材51を覆うようにしてもよい。前記保持部材としては、例えば、アルミナ系、ジルコニア系、ジルコニアーシリカ系などのセラミックスなどで構成されている。この場合、前記保持部材は、後述する拡散熱処理工程(ステップS16)後に、剥離や振動などを与えて取り外すことができる。
次いで、補修材51がライナ基材41に配置された燃焼器ライナ12を真空炉(真空熱処理炉)内に装入し、熱処理を行う(拡散熱処理工程:ステップS16)。本実施形態においては、補修材51の熱処理を、拡散熱処理という。拡散熱処理を行うことによって、補修材51のうち、低融点のニッケル基合金粉末52が溶融し、溶融した低融点のニッケル基合金52’中に高融点のニッケル基合金粉末53およびセラミックファイバー54が含まれる状態が形成される。また、溶融した低融点のニッケル基合金52’と共に、高融点のニッケル基合金粉末53およびセラミックファイバー54は、ライナ基材41に残るき裂48内部にまで広がる。このようにして、ライナ基材41の内周面12aに配置された補修材51は、補修部61となり、き裂48が補修される。溶融した低融点のニッケル基合金52’中に高融点のニッケル基合金粉末53およびセラミックファイバー54が存在しており、高融点のニッケル基合金粉末53間にセラミックファイバー54が存在する。そのため、高融点のニッケル基合金粉末53同士の間に沿ってき裂48や、高融点のニッケル基合金粉末53同士の間にボイドなどが生じても、セラミックファイバー54が高融点のニッケル基合金粉末53同士や溶融した低融点のニッケル基合金52’同士をつなぐため、補修部61は、ライナ基材41と同等以上の高い強度を有することができる。
本実施形態においては、真空熱処理炉内に配置された燃焼器ライナ12の拡散熱処理の温度は、1000〜1200℃で行うことが好ましい。これにより、低融点のニッケル基合金粉末52を十分に溶融することができ、ライナ基材41の内表面12aに拡散させることができる。
本実施形態においては、真空熱処理炉内に配置された燃焼器ライナ12の拡散熱処理の保持時間は、20分〜1時間の間で行うことが好ましい。拡散熱処理の保持時間が、上記範囲内であれば、低融点のニッケル基合金粉末52を十分に溶融させることができる。
本実施形態においては、補修材51の拡散熱処理を真空雰囲気中で行うことが好ましい。補修材51を真空雰囲気中で拡散熱処理することにより、補修部61の酸化を抑制することができる。
拡散熱処理後、補修部61の表面側にコーティング層42を形成する(リコーティング工程:ステップS17)。この工程は、補修前に燃焼器ライナ12を被覆していたコーティング層42を再生する工程である。補修部61の表面61aに、高速フレーム溶射(HVOF)、真空プラズマ溶射(VPS)などにより金属粉末を溶射することによって、ボンドコート層43を形成する。次いで、ボンドコート層43の表面に、例えば、大気プラズマ溶射(APS)などによってトップコート層44を形成する。これにより、補修部61の表面61aにコーティング層42が形成され、燃焼器ライナ12が再生される。
次いで、再生された燃焼器ライナ12を、出荷前に燃焼器ライナ12の損傷の有無などの検査を行う(出荷前検査工程:ステップS18)。
以上の工程を経て、ライナ基材41の損傷の補修が完了し、再生された燃焼器ライナ12が使用される。
このように、本実施形態によれば、燃焼器ライナ12のライナ基材41に生じたき裂48を除去した箇所に形成される補修部61は、低融点のニッケル基合金52’中に高融点のニッケル基合金粉末53の他にセラミックファイバー54を含んでいるため、損傷を受けた燃焼器ライナ12を当初のライナ基材41と同等以上の高い強度を有するものに補修することができる。このため、燃焼器ライナ12の定期点検などにおいて、燃焼器ライナ12に変形を生じさせることなく、損傷であるき裂48を補修することができる。これにより、燃焼器ライナ12の定期点検時などに、再生された燃焼器ライナ12をガスタービン10に組み立てる際などに再生された燃焼器ライナ12が変形することを抑制することができるため、再生された燃焼器ライナ12を安定して再使用することができる。
なお、本実施形態においては、損傷として、き裂48を有する場合について説明したが、損傷として、き裂48以外に、クリープボイドなどを有する場合、酸化またはエロージョンによって減肉を生じている部分などにも、同様に、本実施形態による燃焼器ライナの損傷補修方法を適用することができる。
次に、実施形態による燃焼器ライナの損傷補修方法を、実施例及び比較例を挙げてさらに具体的に説明するが、本実施形態は以下の実施例に限定されるものではない。
[実施例1]
(燃焼器ライナの補修および再生)
燃焼器ライナとして、実際に実プラントにおけるガスタービンに用いて、寿命に到達して廃却となった燃焼器ライナを用いて行った。燃焼器ライナを構成するライナ基材のNi基超合金の組成の成分を、下記の表1に示す。
Figure 2016079922
燃焼器ライナの損傷補修方法の手順は、まず、燃焼器ライナに受入検査を行った。受入検査によりライナ基材の内表面にき裂などの損傷がある場合には、燃焼器ライナのライナ基材の内表面に形成されている、NiCoCrAlY系のボンドコート層と、ボンドコートの表面に形成されるジルコニア系のトップコート層とからなるコーティング層を除去した。その後、ライナ基材の内表面側に形成されている酸化層と、ライナ基材および酸化層を切削機具によって除去した。コーティング層および酸化層を除去した後、ライナ基材のき裂が生じている部分を含む周辺領域の一部を除去した。その後、燃焼器ライナの内表面の全体を洗浄した。その後、低融点のニッケル基合金粉末(BNi−5、ハードフェースウェルズカンパニー社製)、高融点のニッケル基合金粉末(ハステロイ X(商標名)米国ヘインズ社製)、および非晶質ファイバーを配合したものにバインダーをさらに配合して、ペースト状とした補修材をライナ基材の内表面に塗布した。なお、非晶質ファイバーとして、アルミナおよびシリカを主成分とした無機繊維であり、アルミナが40〜60%程度の原料を溶融状態から高速の気体流や高速回転するローターの遠心力を利用して作製されたファイバーを用いた。その後、燃焼器ライナを真空炉(真空熱処理炉)内に装入して、拡散熱処理を行い、ライナ基材の内表面に補修部を形成した。その後、補修部の表面側にコーティング層を形成した。
(評価)
燃焼器ライナの補修を実施した後、再生された燃焼器ライナから、中央部分に補修部が位置するように試験材(試験片)を3つ採取した。このそれぞれの試験片の引張強さを、JIS Z 2241「金属材料引張試験方法」に準じて確認した。また、新材を3つ準備して、引張強さを同様に評価した。新材および試験片の引張強さを図6に示す。図6に示すように、試験片は新材と同等以上の引張強さを示した。よって、補修部はライナ基材と同等以上の引張強さを有するため、本実施形態による燃焼器ライナの補修方法は、寿命に到達して廃却となった燃焼器ライナの補修にも有効に用いることができるといえる。
[実施例2]
(燃焼器ライナの補修および再生)
燃焼器ライナとして、実際に実プラントにおけるガスタービンに用いて、寿命に到達する前の燃焼器ライナを用いて行った。燃焼器ライナのライナ基材は、上記の実施例1と同様の組成を有するNi基超合金材を用いて行った。また、補修材として、高融点のニッケル基合金粉末として、上記の実施例1のハステロイ X(商標名、ヘインズ社製)に代えて、Nimonic(商標名)263(スペシャルメタルズ社製)を用いたこと以外は上記の実施例1と同様の補修材を用いて行った。
(評価)
実施例1と同様にして、燃焼器ライナの補修を実施した後、再生された燃焼器ライナから、中央部分に補修部が位置するように試験片を3つ採取し、それぞれの試験片の引張強さを、JIS Z 2241「金属材料引張試験方法」に準じて確認した。また、新材を3つ準備して、引張強さを同様に評価した。新材および試験片の引張強さを図7に示す。図7に示すように、試験片は新材と同等以上の引張強さを示した。よって、補修部はライナ基材と同等以上の引張強さを有するため、本実施形態による燃焼器ライナの補修方法は、寿命に到達する前の燃焼器ライナの補修にも有効に用いることができるといえる。
[実施例3]
(燃焼器ライナの補修および再生)
燃焼器ライナとして、実際に実プラントにおけるガスタービンに用いて、寿命に到達する前の燃焼器ライナを用いて行った。燃焼器ライナを構成するライナ基材のNi基超合金の組成を、下記の表2に示す。補修材として、高融点のニッケル基合金粉末として、ハステロイ X(商標名、ヘインズ社製)の他に、Nimonic(商標名)263(スペシャルメタルズ社製)も含んだものを用いたこと以外は上記の実施例1と同様の補修材を用いて行った。
Figure 2016079922
(評価)
実施例1と同様にして、燃焼器ライナの補修を実施した後、再生された燃焼器ライナから、中央部分に補修部が位置するように試験片を3つ採取し、それぞれの試験片の引張強さを、JIS Z 2241「金属材料引張試験方法」に準じて確認した。また、新材を3つ準備して、引張強さを同様に評価した。新材および試験片の引張強さを図8に示す。図8に示すように、試験片は新材と同等以上の引張強さを示した。よって、補修部はライナ基材と同等以上の引張強さを有するため、本実施形態の燃焼器ライナの補修方法は、寿命に到達する前の燃焼器ライナの補修にも有効に用いることができるといえる。
以上のように、本実施形態によれば、損傷を受けた燃焼器ライナを当初のライナ基材と同等以上の高い強度を有するものに補修することができる。
なお、本実施形態においては、ガスタービンやCOタービンなどの高温部品として、燃焼器ライナの補修の場合について説明したが、ガスタービンやCOタービンなどに備えられる、トランジションピース、静翼および動翼などその他の高温部品についても、本実施形態による燃焼器ライナの損傷補修方法を適用することができる。
以上の通り、本発明による実施形態を説明したが、上記の実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の組み合わせ、省略、置き換え、変更などを行うことが可能である。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 ガスタービン
11 圧縮機
12 燃焼器ライナ
13 タービン部
14 トランジションピース
21 圧縮機ケーシング
22、32 動翼
23 圧縮機ロータ
24、34 静翼
31 タービンケーシング
33 タービンロータ
41 ライナ基材
42 コーティング層
43 ボンドコート層(金属層)
44 トップコート層(セラミックス層)
45、46 酸化層
47 酸化影響層
48 き裂
51 補修材
52 低融点のニッケル基合金粉末(Ni基溶融合金粉末)
52’ 溶融した低融点のニッケル基合金
53 高融点のニッケル基合金粉末(Ni基非溶融合金粉末)
54 セラミックファイバー
61 補修部

Claims (10)

  1. ライナ基材の内表面にコーティング層を有する燃焼器ライナの前記ライナ基材に生じた損傷を補修する燃焼器ライナの損傷補修方法であって、
    前記ライナ基材の内表面に生じた損傷部分に位置するコーティング層および酸化層を除去するコーティング層および酸化層除去工程と、
    前記ライナ基材の内表面の少なくとも一部を除去して、前記ライナ基材の前記損傷の少なくとも一部を除去する損傷除去工程と、
    前記損傷除去工程で除去された前記ライナ基材の内表面に、低融点のニッケル基合金粉末、高融点のニッケル基合金粉末、およびセラミックファイバーを含んでなる補修材を配置する補修材配置工程と、
    前記補修材が配置された前記燃焼器ライナを拡散熱処理し、前記補修材を溶融させて前記ライナ基材の内表面に補修部を形成する拡散熱処理工程と、
    を含んでなることを特徴とする燃焼器ライナの損傷補修方法。
  2. 前記セラミックファイバーが、アルミナ、およびシリカを含んでなる群から選択されてなる、請求項1に記載の燃焼器ライナの損傷補修方法。
  3. 前記セラミックファイバーの含有率が補修材の全質量を基準として、20〜70質量%である、請求項1または2に記載の燃焼器ライナの損傷補修方法。
  4. 前記拡散熱処理工程後、前記補修部にコーティング層を形成するリコーティング工程を含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の燃焼器ライナの損傷補修方法。
  5. 前記拡散熱処理が真空下で行われる、請求項1〜4のいずれか一項に記載の燃焼器ライナの損傷補修方法。
  6. 前記拡散熱処理の温度が、1000〜1200℃である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の燃焼器ライナの損傷補修方法。
  7. 前記低融点のニッケル基合金粉末として、前記拡散熱処理によって溶融するニッケル基溶融合金粉末を用いる、請求項1〜6のいずれか一項に記載の燃焼器ライナの損傷補修方法。
  8. 前記高融点のニッケル基合金粉末として、前記低融点のニッケル基合金粉末よりも融点が高く、前記拡散熱処理によって溶融しないニッケル基溶融合金粉末を用いる、請求項1〜7のいずれか一項に記載の燃焼器ライナの損傷補修方法。
  9. 前記ライナ基材が、炭素(C)0.05〜0.015質量%、コバルト(Co)0.5〜2.5質量%、タングステン(W)0.2〜1.0質量%、クロム(Cr)20.5〜23.0質量%、モリブデン(Mo)8.0〜10.0質量%、鉄(Fe)17.0〜20.0質量%、残部としてニッケル(Ni)を含んでなる、請求項1〜8のいずれか一項に記載の燃焼器ライナの損傷補修方法。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の燃焼器ライナの損傷補修方法によって、損傷が補修されたことを特徴とする燃焼器ライナ。
JP2014213603A 2014-10-20 2014-10-20 燃焼器ライナの損傷補修方法、および燃焼器ライナ Pending JP2016079922A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014213603A JP2016079922A (ja) 2014-10-20 2014-10-20 燃焼器ライナの損傷補修方法、および燃焼器ライナ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014213603A JP2016079922A (ja) 2014-10-20 2014-10-20 燃焼器ライナの損傷補修方法、および燃焼器ライナ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016079922A true JP2016079922A (ja) 2016-05-16

Family

ID=55956001

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014213603A Pending JP2016079922A (ja) 2014-10-20 2014-10-20 燃焼器ライナの損傷補修方法、および燃焼器ライナ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016079922A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106591834A (zh) * 2017-01-18 2017-04-26 贵州大学 一种强酸环境下搅拌桨叶片激光熔覆剂及熔覆方法
JP2018154915A (ja) * 2016-12-12 2018-10-04 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ 不均質組成物、不均質組成物を含む物品、および物品の形成方法
JP2020094499A (ja) * 2018-12-10 2020-06-18 株式会社東芝 タービン部品の補修方法および補修されたタービン部品の製造方法
US11034106B2 (en) 2017-07-11 2021-06-15 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Method for repairing ceramic matrix composite and ceramic matrix composite member
CN112984555A (zh) * 2021-04-14 2021-06-18 中国航发上海商用航空发动机制造有限责任公司 工件的保护方法、加工方法以及工件
WO2022094527A1 (en) * 2020-10-26 2022-05-05 General Electric Company Methods of forming desired geometry on superalloy part using cold spraying of powder mixture of low and high melt temperature superalloys

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007131886A (ja) * 2005-11-09 2007-05-31 Nippon Steel Corp 耐磨耗性に優れた繊維強化金属の製造方法
JP2012154197A (ja) * 2011-01-24 2012-08-16 Toshiba Corp トランジションピースの損傷補修方法およびトランジションピース
JP2013007342A (ja) * 2011-06-24 2013-01-10 Toshiba Corp ガスタービン燃焼器ライナの補修・再生方法およびガスタービン燃焼器ライナ

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007131886A (ja) * 2005-11-09 2007-05-31 Nippon Steel Corp 耐磨耗性に優れた繊維強化金属の製造方法
JP2012154197A (ja) * 2011-01-24 2012-08-16 Toshiba Corp トランジションピースの損傷補修方法およびトランジションピース
JP2013007342A (ja) * 2011-06-24 2013-01-10 Toshiba Corp ガスタービン燃焼器ライナの補修・再生方法およびガスタービン燃焼器ライナ

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018154915A (ja) * 2016-12-12 2018-10-04 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ 不均質組成物、不均質組成物を含む物品、および物品の形成方法
CN106591834A (zh) * 2017-01-18 2017-04-26 贵州大学 一种强酸环境下搅拌桨叶片激光熔覆剂及熔覆方法
US11034106B2 (en) 2017-07-11 2021-06-15 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Method for repairing ceramic matrix composite and ceramic matrix composite member
JP2020094499A (ja) * 2018-12-10 2020-06-18 株式会社東芝 タービン部品の補修方法および補修されたタービン部品の製造方法
JP7068153B2 (ja) 2018-12-10 2022-05-16 株式会社東芝 タービン部品の補修方法および補修されたタービン部品の製造方法
WO2022094527A1 (en) * 2020-10-26 2022-05-05 General Electric Company Methods of forming desired geometry on superalloy part using cold spraying of powder mixture of low and high melt temperature superalloys
US11453949B2 (en) 2020-10-26 2022-09-27 General Electric Company Methods of forming desired geometry on superalloy part using powder mixture of low and high melt temperature superalloys
US11753724B2 (en) 2020-10-26 2023-09-12 General Electric Company Methods of forming desired geometry on superalloy part using powder mixture of low and high melt temperature superalloys
CN112984555A (zh) * 2021-04-14 2021-06-18 中国航发上海商用航空发动机制造有限责任公司 工件的保护方法、加工方法以及工件

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5726545B2 (ja) トランジションピースの損傷補修方法およびトランジションピース
JP2016079922A (ja) 燃焼器ライナの損傷補修方法、および燃焼器ライナ
US8703044B2 (en) Machine components and methods of fabricating and repairing
JP4949092B2 (ja) 焼結されたプリフォームを有するhpt側壁の修理方法
JP5734766B2 (ja) ガスタービン燃焼器ライナの補修・再生方法
US20160199930A1 (en) Combined braze and coating method for fabrication and repair of mechanical components
US10760422B2 (en) Pre-sintered preform for repair of service run gas turbine components
JP5341457B2 (ja) 高温部品の欠陥補修方法及び高温部品
JP2017020421A (ja) タービン部品の補修方法およびタービン部品
JP2012112290A (ja) ガスタービンの高温部品の損傷補修方法およびガスタービンの高温部品
JP6462485B2 (ja) タービン用部品の補修方法およびタービン用部品
JP2008240563A (ja) ガスタービン高温部品の補修方法およびガスタービン高温部品
JP5885625B2 (ja) トランジションピースの損傷補修方法およびトランジションピース
JP2009255111A (ja) 高温部品の欠陥補修方法、高温部品及び補修材装填装置
JP5254116B2 (ja) 高温部品の損傷補修方法及び高温部品
JP7259080B2 (ja) 複合先端ホウ素ベースの予備焼結プリフォームを使用するタービンコンポーネントの先端補修
JP6567394B2 (ja) ガスタービン部品の摩耗部位補修方法
JP2017206971A (ja) ガスタービン部品の摩耗部位補修方法及びガスタービン部品
JP2020037899A (ja) ガスタービン静翼の補修方法および高強度化ガスタービン静翼の製造方法
JP2009068400A (ja) ガスタービン動翼補修方法およびガスタービン動翼
JP2015150615A (ja) 拡散ろう付け用の補修材に配合するNi基材料の配合比率決定方法及び拡散ろう付け用の補修材
JP6709181B2 (ja) 遮熱コーティングの補修方法および耐熱性部品
JP2006183529A (ja) タービン動翼の再使用方法及び再使用タービン動翼

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170313

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20171121

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20171122

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180227

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180904