JP2016079728A - 什器本体の支持脚部材、什器 - Google Patents

什器本体の支持脚部材、什器 Download PDF

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Abstract

【課題】パネルの安定性を損なうことなく、脚体の高さを有効に抑えつつ、外観を向上させるとともに歩行や周囲に物品を置く際に妨げとなるのを防ぐ。
【解決手段】パネル体の支持脚部材100A、スタンドパネルにおいては床面に対して立設されるパネル体を支持し、パネル体の表面に交差する方向に延び、床面に沿って配置される上部フレーム110および下部フレーム120と、上部フレーム110においてパネル体から離間した側の端部に設けられ、床面に接地するローラ138を有したキャスター部材130と、上部フレーム110の上部平面部111に連続してパネル体から離間する方向に突出して形成され、キャスター部材130の上方を覆うように設けられ、キャスター部材130を支持する支持プレート部115と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、床面上に設置される什器本体の支持脚部材、什器に関する。
オフィスや公共施設、商業施設等の空間においては、施設内に形成された大空間の一部を小空間に区画することによって、空間利用における自由度を高めることが求められている。そこで、空間内に、間仕切り用のパネルを設けることが広く行われている。このパネルにより空間の一部を仕切り、周囲からの視線や音をある程度遮ることで、それぞれの空間を所望の目的に用いることができる。
また、各種の掲示物や展示物、ホワイトボード等を保持するために、床面上にパネルを立てて設置することもある。
このようなパネルには、床面に自立した状態で設置できるよう、床面に直交して配置される板状のパネル体と、パネル体の下部に設けられた脚体と、を備えたものがある。脚体は、パネル体の表面に交差する方向に向かって床面に沿って延びるよう設けられている。
特許文献1,2には、このようなパネルにおいて、必要に応じて容易に移動できるよう、床面に接するローラを備えたキャスターを脚体に備えた構成が開示されている。
ところで、脚体がパネル体から突出していると、パネルの周囲を歩行したり、パネルの周囲に物品を置く際の妨げになる。
そこで、例えば特許文献3には、脚体の先端部に、薄板状の取付板を設け、この取付板の下側に小径のローラを備えたキャスター本体を設けた構成が開示されている。このような構成によれば、小径のローラを用いたキャスター本体を備えることで、脚体の高さを抑え、歩行や周囲に物品を置く際に妨げになるのを抑えている。
また、特許文献3には、取付板の上側に、取付板およびキャスター本体を覆うカバーが設けられている。
実用新案登録第3176670号公報 特許第4202893号公報 特開2001−37566号公報
しかしながら、特許文献3に開示された構成においては、キャスター本体を支持する取付板が、脚体の先端において下側から前方に延びて設けられている。したがって、実質的に、小径のローラを用いたキャスター本体によって、脚体の高さが抑えられているに過ぎず、さらなる改善の余地がある。
また、キャスター本体は、取付板に形成された開口部に挿入されて保持されている。このため、パネルが倒れる方向に大きな力が作用した場合に、取付板が変形しやすく、パネルの安定性が損なわれてしまう。これに対し、開口部の周囲に環状をなした取付板の強度を高めようとすると、開口部の周囲の環状の部分の部材の幅を大きくする必要がある。すると、外周側取付板は、キャスター本体に対して外周側に張り出してしまう。その結果、脚体に対し、取付板が幅方向および先端部側に突出し、外観が損なわれるとともに、歩行や物品を置く際の妨げにもなりやすい。
そこでなされた本発明の目的は、パネルの安定性を損なうことなく、脚体の高さを有効に抑えつつ、外観を向上させるとともに歩行や周囲に物品を置く際に妨げとなるのを防ぐことのできる什器本体の支持脚部材、什器を提供することである。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
この発明に係る什器本体の支持脚部材は、什器本体を支持する支持脚部材であって、前記什器本体の下端部に設けられ、床面に沿って配置されるフレーム部と、前記フレーム部において前記什器本体から離間した側の先端部に設けられ、前記床面に接地するローラを有したキャスター部材と、前記フレーム部の上面部に連続して前記什器本体から離間する方向に突出して形成され、前記キャスター部材の上方を覆うように設けられ、前記キャスター部材を支持するキャスター支持部と、を備えることを特徴とする。
このように、キャスター部材を支持するキャスター支持部は、フレーム部の上面部に連続して形成され、その下側にキャスター部材が配置されるので、支持脚部材の高さを抑えることが可能となる。
また、キャスター支持部は、フレーム部の上面部に連続し、キャスター部材の上方を覆うように設けられているため、例えば開口部が形成されて環状をなした従来の取付板に比較し、キャスター支持部を外周側に張り出させることなく、高い強度を確保することができる。
また、この発明に係る什器本体の支持脚部材は、上記什器本体の支持脚部材において、前記キャスター部材は、前記キャスター支持部に下方から突き当たった状態で設けられるようにしてもよい。
このように、キャスター部材とキャスター支持部とが突き当たることで、キャスター部材とキャスター支持部との間で、鉛直方向の力が直接伝達される。これにより、支持脚部材は、什器本体が倒れる方向の力や、支持脚部材が踏まれる等の上方から作用する力に対し、高い強度を確保することができる。
また、この発明に係る什器本体の支持脚部材は、上記什器本体の支持脚部材において、前記キャスター支持部は、前記キャスター支持部から下方に向けて延び、前記キャスター支持部の外周部に沿って連続して形成された外周壁部を一体に備えるようにしてもよい。
このように構成することで、外周壁部により、板状のキャスター支持部が鉛直方向に作用する力に対して補強される。
さらに、この発明に係る什器本体の支持脚部材は、上記什器本体の支持脚部材において、前記キャスター部材の上部が、前記外周壁部の内側に収容されるようにしてもよい。
このように、外周壁部の内側にキャスター部材の上部が収容されることで、支持脚部材の高さを抑えつつ、支持脚部材の強度を確保することができる。
また、この発明に係る什器本体の支持脚部材は、上記什器本体の支持脚部材において、前記フレーム部は、管状をなし、前記キャスター部材は、前記フレーム部の端部から前記フレーム部内に挿入される挿入部をさらに備えるようにしてもよい。
このように、キャスター部材の挿入部がフレーム部内に挿入されることで、キャスター部材を、フレーム部に対して、より強固に固定することができる。
また、この発明に係る什器本体の支持脚部材は、上記什器本体の支持脚部材において、前記キャスター部材は、前記フレーム部よりも前記什器本体から離間する側に突出するバンパー部を有するようにしてもよい。
このように構成することで、バンパー部がフレーム部よりも軟質な材料で形成されていれば、支持脚部材の先端部が、壁や柱、床上に置かれた他の物品等にぶつかった際に、損傷するのを抑えることができる。さらに、バンパー部を独立した部品とせずに、キャスター部材にバンパー部を備えることで、部品点数を抑えることができる。
この発明に係る什器は、什器本体と、前記什器本体の下端部に、床面に沿うよう設けられて、前記什器本体を前記床面上で支持する上記したような什器本体の支持脚部材と、を備える。
このように構成することで、支持脚部材の高さを抑えつつ、キャスター部材およびキャスター支持部が設けられた支持脚部材の先端部を高い強度を有したものとすることができる。
また、この発明に係る什器は、上記什器において、前記什器本体は、パネル状の基材と、前記基材の端部に沿って形成され、前記基材の内方に向けて凹んだ溝と、を備えているようにしてもよい。
そして、前記支持脚部材は、前記基材の側端部および下端部の少なくとも一方の前記溝の内部に固定された支持脚取付ブラケットを介して前記什器本体の下端部に設けられているようにしてもよい。
これにより、支持脚取付ブラケットの少なくとも一部が溝内に収容され、支持脚部材の取付部分が目立たなくなる。
この発明に係る什器本体の支持脚部材、什器によれば、パネルの安定性を損なうことなく、脚体の高さを有効に抑えつつ、外観を向上させるとともに歩行や周囲に物品を置く際に妨げとなるのを防ぐことができる。
この発明の第1の実施形態における什器の全体構成を示す斜視図である。 第1の本実施形態におけるパネル体の構成を示す斜視展開図である。 パネル体に対する支持脚部材の取付構造を示す斜視展開図である。 第1の実施形態にかかる支持脚部材の側面図である。 支持脚部材の一部を斜め下方から見た図である。 支持脚部材を構成する上部フレームを斜め下方から見た図である。 上部フレームに下部フレームを組み込んだ状態を斜め下方から見た図である。 キャスター部材を示す図であり、(a)はキャスター部材を斜め下方から見た図、(b)はキャスター部材を斜め上方から見た図である。 第2の実施形態にかかる支持脚部材の一部を斜め下方から見た図である。 第1および第2の実施形態の変形例を示す斜視図である。
以下、添付図面を参照して、本発明による什器本体の支持脚部材、什器を実施するための形態を説明する。しかし、本発明はこれらの実施形態のみに限定されるものではない。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態における什器の全体構成を示す斜視図である。
図1に示すように、スタンドパネル(什器)10は、パネル体(什器本体)11と、パネル体11の下端部に設けられた支持脚部材100Aと、を備えている。
(パネル体)
図2は、本実施形態におけるパネル体11の構成を示す斜視展開図である。
図2に示すように、スタンドパネル10を構成する各パネル体11は、パネル基材(基材)12と、パネル基材12の両面に沿って設けられたクッション材(軟性材)13と、パネル基材12およびクッション材13を覆う表皮材14と、固定部材30と、を備えている。
(パネル基材)
パネル基材12は、パネル状の芯材15と、芯材15の外周部に沿って設けられたフレーム20と、芯材15およびフレーム20の両面を覆うように設けられたベースシート18と、を備えている。
芯材15は、例えば紙系材料、樹脂系材料、木質系材料等から形成されている。この芯材15は、なるべく軽量とするのが好ましい。そこで、本実施形態では、芯材15は、紙系材料から形成され、板厚方向に貫通する孔15hが多数並設された、例えば断面六角形状の孔15hが複数千鳥状に組み合わされたハニカム構造とされている。
(フレーム)
この芯材15の外周部には、フレーム20が設けられている。フレーム20は、芯材15の四辺に沿って設けられた枠材21A,21B,21C,21Dを備えている。各枠材21A,21B,21D,21Dは、金属系材料、樹脂系材料等から形成されている。
枠材21A,21Bは、芯材15において互いに対向する2辺に沿って上下方向に延在し、パネル体11の幅方向両側に設けられている。枠材21C,21Dは、枠材21A,21Bに直交して横方向に延在し、パネル体11の上下方向両側に設けられている。これら枠材21A,21Bと枠材21C,21Dとは、L字状のブラケット22を介し、ボルト(不図示)、あるいは溶接、接着等によって接合されている。これら枠材21A,21B,21C,21Dによって、全体として矩形状をなしたフレーム20が形成されている。
各枠材21A,21B,21C,21Dは、断面略U字状で、パネル基材12の内方に向けて凹んだ溝25を有している。このようにして、パネル体11は、その外周端部11s(図3参照)に沿って連続し、パネル基材12の内方に向けて凹んだ溝25を有している。
図3は、パネル体11に対する支持脚部材の取付構造を示す斜視展開図である。
ここで、図3に示すように、L字状のブラケット22は、第一プレート部22aと、第一プレート部22aに直交する第二プレート部22bと、第一プレート部22aおよび第二プレート部22bに沿ってL字状のブラケット22の屈曲方向内側に設けられたリブ部22cとが一体に形成されている。
なおここで、図2では、平面板状のパネル体11の例を示したが、パネル体11を平面視または側面視した状態で略L字状、略C字状等としてもよい。その場合、フレーム20の上下の枠材21C,21Dまたは左右の枠材21A,21Bを,パネル体11の形状に合わせて折曲または湾曲させる。
フレーム20および芯材15を覆うように、芯材15の両面には、シート状のベースシート18が設けられている。ベースシート18は、例えばボール紙等から形成されている。
(クッション材)
クッション材13は、パネル基材12の表面を形成するベースシート18に沿って設けられている。クッション材13は、ベースシート18を介して、芯材15の全体を覆うように設けられている。
このクッション材13は、柔軟性および弾性を有した材料、例えば発泡ウレタン材等から形成されている。
クッション材13には、複数の貫通孔16が形成されている。貫通孔16は、例えば、上下方向を長軸方向とした長円形状とされている。そして、クッション材13の外表面13fには、複数の貫通孔16が、上下方向および上下方向に直交する横方向に、間隔を空けて配列されている。
各貫通孔16は、クッション材13においてパネル基材12とは反対側を向く外表面13fからパネル基材12側に対向する対向面13gまで、クッション材13の厚さ方向に貫通して形成されている。
(表皮材)
表皮材14は、クッション材13の全体を覆うよう設けられている。表皮材14が、クッション材13に形成された複数の貫通孔16に沿うことで、パネル体11の表面には、複数の長円形状の凹部17(図1参照。以下同じ。)が形成されている。そして、各凹部17において、表皮材14は、貫通孔16を通して、パネル基材12の表面を形成するベースシート18に接着されている。
ここで、表皮材14は、例えばポリエステル等、弾性変形可能な材質で形成され、伸長した状態でクッション材13及びパネル基材12を覆っている。
(固定部材)
固定部材30は、溝25に嵌め込まれている。クッション材13および表皮材14の外周端部は、溝25の内側に巻き込まれている。固定部材30は、溝25内側に巻き込まれたクッション材13および表皮材14の外周端部を、溝25の内周面と固定部材30の外周面との間に挟み込んでいる。これにより、クッション材13および表皮材14の外周端部をフレーム20に固定している。
ここで、固定部材30は、矩形状のパネル基材12の外周部の直線部分に配置される直線部固定部材30Sと、矩形状のパネル基材12の外周部のコーナー部に配置されるコーナー部固定部材30Cと、を備えている。
パネル体11において、スタンドパネル10の端部、つまり他のパネル体11が連結されない端部においては、コーナー部固定部材30Cは、溝25に対し、コーナーキャップ40によって固定されている。
また、コーナーキャップ40は、ボルト45により、コーナー部固定部材30C、枠材21C、ブラケット22と一体に締結されている。
(支持脚)
図3に示すように、上記したようなパネル体11の下部両端部のコーナー部には、それぞれ、支持脚取付ブラケット50が装着されている。この支持脚取付ブラケット50の下端部には、床面に接地する支持脚部材100Aが取り付けられている。
支持脚取付ブラケット50は、下部支持部51と、下部支持部51の一端から上方に延びる側部支持部52と、下部支持部51の下側に取り付けられた支持脚取付部53と、を備えている。
下部支持部51および側部支持部52は、パネル基材12の下部および側部の端部で溝25内に収容されている。下部支持部51および側部支持部52は、ボルト48が挿通されるボルト挿通孔54が形成されている。支持脚取付ブラケット50は、ボルト挿通孔54に挿通されるボルト48により、ブラケット22の第二プレート部22bおよび第一プレート部22aに固定されている。
支持脚取付部53は、前記ボルト48により、下部支持部51とともに、ブラケット22の第二プレート部22bに固定されている。
また、支持脚取付部53には、溝25が連続する方向に間隔をあけて複数、例えば2つのネジ孔53hが形成されている。
支持脚部材100Aは、パネル体11の表面に対して直交する方向(パネル体11の板厚方向)に沿って、パネル体11から一方の側と他方の側とに離間する方向に、それぞれ突出するよう設けられている。
図4は、第1の実施形態にかかる支持脚部材の側面図である。図5は、支持脚部材の一部を斜め下方から見た図である。図6は、支持脚部材を構成する上部フレームを斜め下方から見た図である。図7は、上部フレームに下部フレームを組み込んだ状態を斜め下方から見た図である。図8は、キャスター部材を示す図であり、(a)はキャスター部材を斜め下方から見た図、(b)はキャスター部材を斜め上方から見た図である。
図4、図5に示すように、支持脚部材100Aは、上部フレーム(フレーム部)110と、下部フレーム(フレーム部)120と、支持脚部材100Aの両端部100a,100bにそれぞれ設けられたキャスター部材130と、を備えている。
図6に示すように、上部フレーム110は、金属系材料から形成されている。上部フレーム110は、上部平面部111と、側部平面部112と、下部折り返し部113と、を一体に備えている。
上部平面部111は、支持脚部材100A(図5参照。以下同じ。)の上面を形成する。側部平面部112は、上部平面部111の幅方向両側から、それぞれ上部平面部111に直交して下方に向かって垂下して形成されている。
下部折り返し部113は、側部平面部112の下端から、対向する他方の側部平面部112に向かって上部平面部111と平行に延出して形成されている。
上部フレーム110は、これら上部平面部111と、両側の側部平面部112,112と、下部折り返し部113,113とから、一方の端部110aと他方の端部110bとを結ぶ長手方向に直交する断面形状が略C字状をなしている。
上部フレーム110の上部平面部111には、上部フレーム110の長手方向中央部に、支持脚部材100Aを支持脚取付ブラケット50に取り付けるためのネジ挿通孔110hが、上部平面部111の幅方向に間隔をあけて、前記ネジ孔53hと同じ数だけ形成されている。
上部フレーム110の両端部(先端部)110a,110bには、それぞれ、支持プレート部(キャスター支持部)115が形成されている。支持プレート部115は、上部平面部111に連続し、側部平面部102の端部102aに対し、上部フレーム110の長手方向外方に向かって突出するよう形成されている。この支持プレート部115は、上部平面部111の両側端111s,111sに連続し、上部フレーム110の長手方向に沿って平面視直線状に延びる直線部115s,115sと、これら直線部115s,115sどうしを平面視円弧状に結ぶ円弧状部115cと、を有した外周形状とされている。このようにして、上部フレーム110の両端部110a,110bは、支持プレート部115の円弧状部115cによって、平面視した状態で半円状に突出した形状なしている。
支持プレート部115の外周部には、直線部115s,115sおよび円弧状部115cに沿って、下方に向かって延びる外周壁部116が一体に形成されている。この外周壁部116の下端部116bは、側部平面部112の上下方向の中間部に位置している。
上部フレーム110の両端部110a,110bには、側部平面部102の端部102aよりも長手方向外方に、これら支持プレート部115と、その外周部に形成された外周壁部116とによって囲まれた収容凹部117が形成されている。収容凹部117は、その内方に、後述するキャスター部材130の一部を収容することができる。
図7に示すように、下部フレーム120は、金属系材料から形成されている。下部フレーム120は、下部平面部121と、側部平面部122と、上部折り返し部123と、を一体に備えている。この下部フレーム120は、支持脚部材100Aの長手方向に沿った寸法(長さ)が、側部平面部112,112および下部折り返し部113,113とほぼ同じに形成されている。
下部平面部121は、支持脚部材100Aの下面の一部を形成する。下部平面部121は、上部フレーム110の下部折り返し部113,113の間に挿入配置されるよう、下部折り返し部113,113の間隔よりもわずかに小さい幅寸法に形成されている。
下部平面部121には、下部フレーム120の長手方向中央部に、支持脚部材100Aを支持脚取付ブラケット50に取り付けるためのネジ挿通孔120hが、下部平面部121の幅方向に間隔をあけて、前記ネジ孔53hと同じ数だけ形成されている。
側部平面部122は、下部平面部121の幅方向両側から、それぞれ下部平面部121に直交して上方に向かって延出して形成されている。
上部折り返し部123は、側部平面部122の上端から、対向する他方の側部平面部122に向かって下部平面部121と平行に延出して形成されている。
下部フレーム120は、これら下部平面部121と、両側の側部平面部122,122と、上部折り返し部123,123とから、一方の端部120aと他方の端部120bとを結ぶ長手方向に直交する断面形状が略C字状をなしている。
この下部フレーム120は、上部フレーム110の下部折り返し部113,113の間から、上部フレーム110の上部平面部111と、側部平面部112,112と、下部折り返し部113,113とによって囲まれた、上部フレーム110の内側空間に収容される。下部フレーム120が上部フレーム110の内側に収容された状態で、下部フレーム120の上部折り返し部123,123が上部フレーム110の上部平面部111の下面に突き当たり、下部平面部121が、下部折り返し部113,113とほぼ同一平面内で連続する。
上部フレーム110と下部フレーム120は、溶接、ボルト・ナット、リベット等の接合手段により、一体に接合されている。
図8(a)、(b)に示すように、キャスター部材130は、ケース131と、キャスター本体132と、を備えている。
ケース131は、樹脂系材料から形成されている。ケース131は、ケース本体133と、バンパー部134と、保持凹部135と、固定プレート部136と、を備えている。
ケース本体133は、上部フレーム110の収容凹部117に収容される。ケース本体133は、収容凹部117(図6参照。以下同じ。)に収容された状態で、上部フレーム110(図6参照。以下同じ。)の支持プレート部115(図6参照)に対向する平面部133aと、平面部133aの外周部から下方に向けて延び、外周壁部116(図6参照。以下同じ。)の内周面に沿う外周側面部133bと、を一体に備えている。
外周側面部133bは、互いに平行であって平面視直線状に延びる側面部133s,133sと、側面部133s,133sの一方の端部どうしを結び、平面視円弧状に膨出する円弧状側面部133tと、を備え、平面視略U字状に形成されている。
外周側面部133bには、周方向に間隔をあけて複数のリブ133cが外周側に突出して形成されている。これらのリブ133cは、ケース本体133を上部フレーム110の収容凹部117に挿入したときに、上部フレーム110の外周壁部116の内周面に突き当たるようになっている。これらのリブ133cにより、ケース本体133が収容凹部117内でガタつくのを抑えている。
バンパー部134は、ケース本体133の外周側面部133bの下側に形成され、外周側面部133bよりも外周側に突出するよう形成されている。図4に示すように、バンパー部134は、ケース本体133を上部フレーム110の収容凹部117に嵌め込んだ状態で、上部フレーム110の外周壁部116よりも外周側に突出するよう形成されている。
図8に示すように、保持凹部135は、キャスター部材130の下面側に形成されている。保持凹部135は、内周形状が円形で、その内側にキャスター本体132が収容される。保持凹部135は、キャスター本体132を、ベアリング等を介して鉛直軸周りに回転自在に保持する。キャスター本体132には、水平軸周りに回転自在に支持されたローラ138が設けられている。ローラ138は、その下部の一部のみが、キャスター本体132の下面132bに対して下方に突出させて設けられている。
固定プレート部136は、ケース本体133において、外周側面部133bにおける円弧状側面部133tとは反対側の端部133dに形成されている。ケース本体133の端部133dは、側面部133s,133sの他方の端部どうしを平面視直線状に結ぶよう形成されている。固定プレート部136は、端部133dから、保持凹部135の外周側(対向するキャスター部材130側)に向けて突出して形成されている。固定プレート部136は、ケース本体133の平面部133aと平行な板状をなしている。固定プレート部136は、ケース本体133を上部フレーム110の収容凹部117に収容した状態で、下部フレーム120(図7参照。以下同じ。)の下部平面部121(図7参照。以下同じ。)の下面に沿うよう形成されている。
固定プレート部136には、貫通孔136hが形成されている。図7に示すように、下部フレーム120の下部平面部121には、貫通孔136h(図8参照。以下同じ。)に対向する位置に、ネジ穴121hが形成されている。
図4から図8に示すように、このようなケース131において、ケース本体133を上部フレーム110の収容凹部117に収容する。そして、固定ネジ137を、固定プレート部136の貫通孔136hを通して下部フレーム120のネジ穴121hにねじ込む。これにより、ケース131が、上部フレーム110および下部フレーム120に装着される。ケース131を上部フレーム110および下部フレーム120に装着した状態で、バンパー部134が、上部フレーム110の外周壁部116の下端部116bに突き当たるようになっている。
図3に示したように、下部フレーム120の下部平面部121に形成されたネジ挿通孔120hと、上部フレーム110の上部平面部111に形成されたネジ挿通孔110hとを貫通した取付ネジ49が、支持脚取付ブラケット50の支持脚取付部53の下端部に形成されたネジ穴53hにねじ込まれている。これにより、上記支持脚部材100Aは、支持脚取付部53に連結固定されている。このように支持脚部材100Aを支持脚取付ブラケット50に装着した状態で、各キャスター部材130は、ローラ138の一部がケース131から下方に突出して床面に接地する。これにより、支持脚部材100Aが、床面上で走行移動可能とされている。
上述したようなスタンドパネル10においては、パネル体11の支持脚部材100Aは、床面に対して立設されるパネル体11を支持する。また、支持脚部材100Aは、パネル体11の表面に交差する方向に延び、床面に沿って配置される上部フレーム110および下部フレーム120と、上部フレーム110においてパネル体11から離間した側の端部110a,110bに設けられ、床面に接地するローラ138を有したキャスター部材130と、上部フレーム110の上部平面部111に連続してパネル体11から離間する方向に突出して形成され、キャスター部材130の上方を覆うように設けられた板状の支持プレート部115と、を備える。
このように、支持プレート部115は、上部フレーム110および下部フレーム120の上部平面部111に連続して形成され、その下側にキャスター部材130が配置されるので、支持脚部材100Aの高さを抑えることが可能となる。
また、支持プレート部115は、キャスター部材130の上方を覆うように設けられた板状であるので、開口部が形成されて環状をなした従来の取付板に比較し、支持脚部材100Aにおいてキャスター部材130を支持する部分の強度を高めることができる。また、支持プレート部115は、強度を確保するためにキャスター部材130に対して外周側に張り出させる必要も無い。
その結果、パネル体11の安定性を損なうことなく、支持脚部材100Aの高さを有効に抑えつつ、外観を向上させるとともに歩行や周囲に物品を置く際に妨げとなるのを防ぐことができる。
また、キャスター部材130は、支持プレート部115に下方から突き当たった状態で設けられる。
このように、キャスター部材130と支持プレート部115とが突き当たることで、キャスター部材130と支持プレート部115との間で、鉛直方向の力が直接伝達される。これにより、支持脚部材100Aは、パネル体11が倒れる方向の力や、支持脚部材100Aが踏まれる等の上方から作用する力に対し、高い強度を確保することができる。
また、支持プレート部115は、支持プレート部115から下方に向けて延び、支持プレート部115の外周部に沿って連続して形成された外周壁部116を一体に備える。
このように構成することで、外周壁部116により、板状の支持プレート部115が補強される。したがって、支持脚部材100Aにおいてキャスター部材130を支持する部分の強度をさらに高めることができる。
さらに、キャスター部材130の上部が、外周壁部116の内側に収容される。このように、外周壁部116の内側にキャスター部材130の上部が収容されることで、支持脚部材100Aの高さを抑えつつ、支持脚部材100Aの強度を確保することができる。
また、キャスター部材130は、上部フレーム110および下部フレーム120よりもパネル体11から離間する側に突出するバンパー部134を有する。このように構成することで、支持脚部材100Aの端部110a,110bが、壁や柱、床上に置かれた他の物品等にぶつかった際に、損傷するのを抑えることができる。さらに、キャスター部材130にバンパー部134を備えることで、部品点数を抑えることができる。
さらに、上述したパネル体11によれば、支持脚部材100Aは、支持脚取付ブラケット50の下部支持部51および側部支持部52が、パネル基材12の下部端部12Pおよび側部下端部12Qで溝25内に収容されている。このように、支持脚取付ブラケット50の一部が溝25内に収容されることで、支持脚部材100Aの取付部分が目立たなくなる。
さらに、上述したパネル体11によれば、パネル基材12およびクッション材13を覆う表皮材14が、パネル体11の外周部において、パネル基材12の外周縁部を回り込んで溝25の内側に巻き込まれている。このため、パネル体11の外周部は、パネル基材12が露出することなく、表皮材14で覆われることになる。
さらに、表皮材14は、溝25内で固定部材30により固定されるため、固定部材30がパネル体11の外周部に露出するのを抑えることができる。
これにより、パネル体11の外観を、柔軟で有機的な印象とすることができる。
さらに、上述したパネル体11においては、クッション材13の外周端部13eが、表皮材14とともに、パネル基材12の外周縁部で溝25の内側に巻き込まれている。このように、表皮材14だけでなく、表皮材14によって覆われるクッション材13も、パネル基材12の外周縁部を回り込んで溝25の内側に巻き込まれているので、パネル体11の外周部が、より柔軟な印象の外観となる。
(第2の実施形態)
次に、本発明にかかるパネル体の支持脚部材、什器の第2の実施形態について説明する。なお、以下に説明する第2の実施形態においては、支持脚部材100Bの構成が上記第1の実施形態で示した支持脚部材100Aの構成と異なるのみで、パネル体11や支持脚取付ブラケット50等の構成は上記第1の実施形態と同様である。したがって、以下の説明においては、上記第1の実施形態と共通する構成については図中に同符号を付してその説明を省略する。
図9は、第2の実施形態にかかる支持脚部材の一部を斜め下方から見た図である。
図9に示すように、パネル体11の支持脚部材100Bは、フレーム部150と、フレーム部150の両端部(先端部)150a,150bにそれぞれ設けられたキャスター部材160と、を備えている。
フレーム部150は、支持脚部材100Bの長手方向に連続する角管状をなしており、上部平面部151と、側部平面部152と、下部平面部153と、を一体に備えている。
上部平面部151は、支持脚部材100Bの上面を形成する。側部平面部152は、上部平面部151の幅方向両側から、それぞれ上部平面部151に直交して下方に向かって垂下して形成されている。
下部平面部153は、支持脚部材100Bの下面を形成する。下部平面部153は、上部平面部151と平行に設けられ、幅方向両側の側部平面部152,152の下端同士を連結する。
フレーム部150の上部平面部151には、フレーム部150の長手方向中央部に、支持脚部材100Bを支持脚取付ブラケット50に取り付けるためのネジ挿通孔(図示なし)が形成されている。
フレーム部150の両端部150a,150bには、それぞれ、支持プレート部(キャスター支持部)155が形成されている。支持プレート部155は、上部平面部151に連続し、側部平面部152の端部152bに対し、フレーム部150の長手方向外方に向かって突出するよう形成されている。この支持プレート部155は、平面視半円状をなしている。
フレーム部150の両端部150a,150bには、それぞれ凹部156が形成されている。凹部156は、フレーム部150の下部平面部153に形成されて、フレーム部150の長手方向中央部に向けて、平面視半円状に形成されている。
キャスター部材160は、ケース161と、キャスター本体162と、を備えている。
ケース161は、樹脂系材料から形成されている。ケース161は、ケース本体163と、バンパー部164と、保持凹部165と、を備えている。
ケース本体163は、その一端側にフレーム部150内に挿入される挿入ブロック部(挿入部)163bを備えている。挿入ブロック部163bは、フレーム部150内に形成された中空部150sに挿入可能な断面矩形状を有している。挿入ブロック部163bの下面にはネジ穴163hが形成されている。フレーム部150の下部平面部153には、ネジ挿通孔153hが形成され、このネジ挿通孔153hを通して固定ネジ157をネジ穴163hにねじ込むことで、ケース本体163はフレーム部150の両端部150a,150bに固定される。
ケース本体163の他端部には、下方から見た形状が円筒状の保持壁部166が形成されている。保持壁部166において、ケース本体163の他端側の外周側に、バンパー部164が一体に形成されている。バンパー部164は、挿入ブロック部163bをフレーム部150内に挿入した状態で、フレーム部150の側部平面部152,152に連続する。
保持壁部166の内側に、保持凹部165が形成されている。保持凹部165は、キャスター部材160の下面側に形成されている。保持凹部165は、内周形状が円形で、その内側にキャスター本体162が収容される。
保持凹部165は、下方に向けて開口している。保持凹部165の上端部は、ケース本体163の上面を形成する閉塞板163pにより閉塞されている。この閉塞板163pは、挿入ブロック部163bをフレーム部150内に挿入した状態で、支持プレート部155に下方から突き当たる。この状態で、保持壁部166において、ケース161の長手方向中央部側の外周部166aは、凹部156に嵌まり込む。
キャスター本体162は、板状のベース部167と、回転ユニット168と、ローラ169と、を備えている。
ベース部167は、保持凹部165内に挿入され、保持凹部165の上端部を閉塞する閉塞板163pに突き当たるよう配置され、図示しないビス等によって底部165bに固定される。また、ベース部167の外周部には、位置決め凹部167aが形成されている。これに対し、閉塞板163pには、位置決め凸部163tが形成され、位置決め凸部163tと位置決め凹部167aとが噛み合うことで、保持凹部165内におけるベース部167の位置、向きが位置決めされる。
回転ユニット168は、ベース部167に直交する鉛直軸周りに回転自在に設けられている。この回転ユニット168は、その上部が保持凹部165内に収容される。
ローラ169は、回転ユニット168に水平軸周りに回転自在に設けられている。
ローラ169は、その下部の一部のみが、回転ユニット168から下方に突出させて設けられている。
上記支持脚部材100Bは、上記第1の実施形態の支持脚部材100Aと同様、フレーム部150の上部平面部151に形成されたネジ挿通孔110h(図3参照)に取付ネジ49を貫通させ、支持脚取付ブラケット50の支持脚取付部53の下端部に形成されたネジ穴53hにねじ込むことで、支持脚取付部53に連結固定されている。このように支持脚部材100Bを支持脚取付ブラケット50に装着した状態で、各キャスター部材160は、ローラ169の一部が下方に突出して床面に接地する。これにより、支持脚部材100Bが、床面上で走行移動可能とされている。
上述したように、パネル体11の支持脚部材100Bは、床面に対して立設されるパネル体11を支持する支持脚部材100Bであって、パネル体11の表面に交差する方向に延び、床面に沿って配置されるフレーム部150と、フレーム部150においてパネル体11から離間した側の端部150a,150bに設けられ、床面に接地するローラ169を有したキャスター部材160と、フレーム部150の上面部に連続してパネル体11から離間する方向に突出して形成され、キャスター部材160の上方を覆うように設けられた板状の支持プレート部155と、を備える。
このように、支持プレート部155は、フレーム部150の上面部に連続して形成され、その下側にキャスター部材160が配置されるので、支持脚部材100Bの高さを抑えることが可能となる。
また、支持プレート部155は、キャスター部材160の上方を覆うように設けられた板状であるので、開口部が形成されて環状をなした従来の取付板に比較し、支持脚部材100Bにおいてキャスター部材130を支持する部分の強度を高めることができる。また、支持プレート部155は、強度を確保するためにキャスター部材130に対して外周側に張り出させる必要も無い。
その結果、パネル体11の支持脚部材100Bによれば、パネル体11の安定性を損なうことなく、支持脚部材100Bの高さを有効に抑えつつ、外観を向上させるとともに歩行や周囲に物品を置く際に妨げとなるのを防ぐことができる。
また、キャスター部材160は、支持プレート部155に下方から突き当たった状態で設けられる。このように、キャスター部材160と支持プレート部155とが突き当たることで、キャスター部材160と支持プレート部155との間で、鉛直方向の力が直接伝達される。これにより、支持脚部材100Bは、パネル体11が倒れる方向の力や、支持脚部材100Bが踏まれる等の上方から作用する力に対し、高い強度を確保することができる。これによっても、支持脚部材100Bにおいてキャスター部材130を支持する部分の強度を高めることができる。
また、フレーム部150は、管状をなし、キャスター部材160は、フレーム部150の端部からフレーム部150内に挿入される挿入ブロック部163bをさらに備える。
このように、キャスター部材160の挿入ブロック部163bがフレーム部150内に挿入されることで、キャスター部材160を、フレーム部150に対して、より強固に固定することができる。これによっても、支持脚部材100Bにおいてキャスター部材130を支持する部分の強度を高めることができる。
さらに、フレーム部150の下部平面部153に、フレーム部150の長手方向中央部側に凹となる凹部156が形成され、この凹部156にキャスター部材160の保持壁部166の外周部166aが嵌まり込んでいる。これにより、キャスター部材160を、フレーム部150の長手方向中央部に配置して支持脚部材100Bの短縮化を図ることができる。
また、キャスター部材160は、フレーム部150よりもパネル体11から離間する側に突出するバンパー部164を有する。
このように構成することで、支持脚部材100Bの端部150a,150bが、壁や柱、床上に置かれた他の物品等にぶつかった際に、損傷するのを抑えることができる。さらに、キャスター部材160にバンパー部164を備えることで、部品点数を抑えることができる。
(その他の実施形態)
なお、本発明は、図面を参照して説明した上述の各実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
例えば、上記実施形態では、パネル体11の構造を示したが、いかなる構造のものであってもよい。
例えば、クッション材13および表皮材14の外周端部13e,14eが、パネル基材12を構成する各枠材21A,21B,21C,21Dの側壁部21fを回り込んで、溝25内に巻き込まれている。しかし、クッション材13を、パネル基材12の外周寸法よりも小さくして、表皮材14のみを溝25内に巻き込むようにしてもよい。
さらに、上記実施形態で示したような表皮構造は、パネル基材12の両面に形成するとは限らず、パネル基材12の一面側にのみ形成するようにしてもよい。
加えて、上記実施形態では、クッション材13、表皮材14、凹部17を備えるようにしたが、これらは必須の構成ではない。図10に示すように、クッション材13、表皮材14、凹部17を備えない、硬質材料からなるパネル体200を什器本体とし、支持脚部材100A,100Bでパネル体200の下端部を支持するようにしてもよい。
さらに、支持脚部材で支持する什器本体は、パネル体11,200に限らず、他の種の什器であってもよい。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更したりすることが可能である。
10 スタンドパネル(什器)
11 パネル体(什器本体)
11s 外周端部
12 パネル基材
13 クッション材
14 表皮材
15 芯材
17 凹部
20 フレーム
49 取付ネジ
50 支持脚取付ブラケット
100A,100B 支持脚部材
110 上部フレーム(フレーム部)
110a,110b 端部(先端部)
115 支持プレート部(キャスター支持部)
116 外周壁部
120 下部フレーム(フレーム部)
130 キャスター部材
134 バンパー部
138 ローラ
150 フレーム部
150a,150b 端部(先端部)
155 支持プレート部(キャスター支持部)
160 キャスター部材
163b 挿入ブロック部(挿入部)
164 バンパー部
169 ローラ

Claims (9)

  1. 什器本体を支持する支持脚部材であって、
    前記什器本体の下端部に設けられ、床面に沿って配置されるフレーム部と、
    前記フレーム部において前記什器本体から離間した側の先端部に設けられ、前記床面に接地するローラを有したキャスター部材と、
    前記フレーム部の上面部に連続して前記什器本体から離間する方向に突出して形成され、前記キャスター部材の上方を覆うように設けられ、前記キャスター部材を支持するキャスター支持部と、を備えることを特徴とする什器本体の支持脚部材。
  2. 前記キャスター部材は、前記キャスター支持部に下方から突き当たった状態で設けられることを特徴とする請求項1に記載の什器本体の支持脚部材。
  3. 前記キャスター支持部は、前記キャスター支持部から下方に向けて延び、前記キャスター支持部の外周部に沿って連続して形成された外周壁部を一体に備えることを特徴とする請求項1または2に記載の什器本体の支持脚部材。
  4. 前記キャスター部材の上部が、前記外周壁部の内側に収容されることを特徴とする請求項3に記載の什器本体の支持脚部材。
  5. 前記フレーム部は、管状をなし、
    前記キャスター部材は、前記フレーム部の端部から前記フレーム部内に挿入される挿入部をさらに備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の什器本体の支持脚部材。
  6. 前記キャスター部材は、前記フレーム部よりも前記什器本体から離間する側に突出するバンパー部を有する請求項1から5のいずれか一項に記載の什器本体の支持脚部材。
  7. 什器本体と、
    前記什器本体の下端部に、床面に沿うよう設けられて、前記什器本体を前記床面上で支持する請求項1から6のいずれか一項に記載の什器本体の支持脚部材と、を備えることを特徴とする什器。
  8. 前記什器本体は、
    パネル状の基材と、
    前記基材の端部に沿って形成され、前記基材の内方に向けて凹んだ溝と、を備えていることを特徴とする請求項7に記載の什器。
  9. 前記支持脚部材は、前記基材の側端部および下端部の少なくとも一方の前記溝の内部に固定された支持脚取付ブラケットを介して前記什器本体の下端部に設けられていることを特徴とする請求項8に記載の什器。
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