JP2016079641A - 開口部の止水構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】開口部の意匠性を大きく損なわず、容易に着脱自在な開口部の止水構造を提供することを目的とする。【解決手段】開閉扉2で開閉される開口部Oの止水構造で、開口部Oの幅L1よりも大きな幅を有する止水板4と、止水板4に配設され、止水板4に進退自在なボルト軸51を有するプッシュボルト5と、ボルト軸51と着脱自在に係合する受箱62を有し、開口部Oに配設される枠体3の一対の縦枠部材31の対向面31aに埋設された受坪6と、止水板4の屋内側面4aの高さ方向と、止水板4の鉛直方向下端部の床面Fに対向する面の止水板4の幅方向全長とに配設された止水ゴム7とを備え、ボルト軸51が止水板4の扉幅方向外側に向かって進出した状態で、ボルト軸51と受箱62とが係合し、止水ゴム7は、止水板4と一対の縦枠部材31との当接部、止水板4と床面Fとの間を止水する。【選択図】図2

Description

本発明は、開口部の止水構造に関する。
従来の止水板としては、例えば、特許文献1には、左右に開放面を対向させて並列する溝形のレール材と、この各レール材の下端を連結する接地板と、レール材内に両端縁を嵌入して落し込む止水板と、この止水板と接地板との対向面一方と、止水板とレール材との対向面一方にそれぞれ配設されたパッキング材を備えた止水装置が開示されている。この止水構造は、第1加圧装置および第2加圧装置によりパッキング材を圧縮して接地板と止水板の下縁との間の水漏れおよびレール材と止水板の端縁との間の水漏れを防止する。
特開2001−329759号公報
上述の特許文献1に記載の止水装置は、上記の構成により出入口から家屋やその他の建物内への浸水を阻止するものであるが、構造物側にレール材や接地板を含む大型の保持部材を配設する必要がある。ところが、例えば、建物の正面入口のように人目に付く場所は意匠性が重視されるため、構造物側に大型の保持部材を配設することは敬遠されることがある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、開口部の意匠性を大きく損なわず、容易に着脱自在な開口部の止水構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る開口部の止水構造は、構造物の屋外空間側と屋内空間側とを連通する開口部の止水構造であって、前記開口部の幅よりも大きな幅を有する止水板と、前記止水板に配設され、前記止水板に進退自在な係合凸部を有する係合部と、前記係合凸部と着脱自在に係合する係合凹部を有し、前記開口部に配設される枠体の一対の縦枠部材の対向面に埋設された係合受部と、前記止水板の屋内側面の高さ方向と、前記止水板の鉛直方向下端部の床面に対向する面の前記止水板の幅方向全長とに配設された止水ゴムと、を備え、前記係合凸部が前記止水板の幅方向外側に向かって進出した状態で、前記係合凸部と前記係合凹部とが係合し、前記止水ゴムは、前記止水板と前記一対の縦枠部材の当接部との間、前記止水板と前記床面との間を止水する、ことを特徴とする。
上記開口部の止水構造では、前記止水ゴムは、前記係合凸部と前記係合凹部とが係合した状態では押圧されて、前記止水ゴムが前記縦枠部材に密着して止水する、ものとすることができる。
また、上記開口部の止水構造では、前記係合部は、プッシュボルトで構成され、前記係合受部は、受坪で構成される、ものとすることができる。
また、上記開口部の止水構造では、前記係合部は、ラッチで構成され、前記係合受部は、ラッチ受けで構成される、ものとすることができる。
本発明に係る開口部の止水構造は、開口部に止水板を保持するための大型の保持部材を要しないため、開口部の意匠性を大きく損なわず、容易に着脱可能である、という効果を奏する。
図1は、実施形態1に係る開口部の止水構造の概略構成を表す平面図である。 図2は、図1に示された開口部の止水構造の概略構成を表す正面図である。 図3は、図1に示された開口部の止水構造の概略構成を表す斜視図である。 図4は、図1に示された止水板と係合部とを示す正面図である。 図5は、図1に示された係合受部を示す正面図である。 図6は、実施形態に係る開口部の止水構造の設置状態を説明する平面図であり、係合部と係合受部とが係合していない状態を示す図である。 図7は、図6における止水ゴムと縦枠部材とを拡大して示す側面図である。 図8は、実施形態に係る開口部の止水構造の設置状態を説明する平面図であり、係合部と係合受部とが係合した状態を示す図である。 図9は、図8における止水ゴムと縦枠部材とを拡大して示す側面図である。 図10は、実施形態2に係る開口部の止水構造の止水板と係合部とを示す正面図である。 図11は、実施形態2に係る開口部の止水構造の係合受部を示す正面図である。 図12は、その他の実施形態に係る開口部の止水構造の係合受部の一例を示す正面図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
[実施形態1]
図1は、実施形態1に係る開口部の止水構造の概略構成を表す平面図である。図1ないし図3に示す実施形態の開口部の止水構造1は、開口部Oから構造物Sの内部に水が浸入することを防止するものである。開口部Oは、構造物Sの壁部Wなどに形成され、構造物Sの一方の空間側(例えば、屋外空間側)と他方の空間側(例えば、屋内空間側)とを連通するように形成される。なお、防止とは阻止や抑制などの意味を含むものとする。
このような構造物Sの開口部Oには、開閉体としてシャッターや開閉扉が設置されていることが多い。例えば、地下駐車場の入口や、店舗の入口等にもシャッターや開閉扉が設置されていることが多い。シャッターは隙間が多い構造であるため、ゲリラ豪雨や洪水時のように想定以上の降水量となると、シャッターの隙間を介して浸水し、施設が被害に遭う可能性がある。また、開閉扉は扉間および各扉と開口部との間に隙間があるため、同様に施設が被害に遭う可能性がある。
図1ないし図3に示す実施形態の開口部の止水構造1は、ビル、家屋、倉庫等の構造物を含む構造物Sに形成された開口部Oを開放あるいは閉塞する開閉体(開閉扉)2を通して構造物Sの内部に水が浸入することを防止するものである。
なお、以下の説明では、水平方向に沿った方向であって後述する枠体3の一対の縦枠部材31が向かい合う方向を「扉幅方向」という場合がある。また、下流側(屋内空間側)とは、水の浸入を防止、すなわち、水の浸入を阻止や抑制したい側であり、上流側(屋外空間側)とは、浸入可能性のある水が流れてくる側のことである。なお、屋外空間側や屋内空間側とは水が浸入する可能性がある場合の上流側や下流側を意味する便宜上の文言であり、本発明は、例えば廊下等の通路のような家屋や部屋等の概念が必ずしも明確にならない場所に設置された扉に対しても適用できる。
開閉扉2は、図1に示すように、枠体3の屋内側に配設され、扉幅方向にスライド可能に支持された両開き式の一対の扉21を有する。開閉扉2は、扉21が開口部Oを閉塞させる閉塞位置と、開口部Oを開放させる開放位置とに亘って枠体3に対して扉幅方向にスライドすることで、開口部Oを開放あるいは閉塞する。具体的には、開閉扉2は、一対の扉21が互いに近付いて開口部Oを閉塞し、一対の扉21が互いに離間して開口部Oを開放する。扉21の移動は、手動でなされても、モータ等の駆動装置によって自動でなされてもよい。また、開閉扉2は後述する止水板4と接触しないため、止水板4を開口部Oに設置した状態で、開閉扉2が開閉可能である。
扉21は、図示しないガイドレールによって案内される。ガイドレールは、開口部Oの上下両端に配設され、壁部Wの表面と平行である。扉21の上下方向両端部は、それぞれガイドレールの溝部に挿入されている。溝部は、開閉方向、すなわち、扉幅方向に延在しており、扉21を扉幅方向にスライド自在に案内する。図1に示すように、扉21の扉幅方向の両端には、扉21よりも厚い扉側縦方立21aが配設され、図2、図3に示すように、扉21の下端部には、扉21よりも厚い扉側幅木21bが配設されている。扉側縦方立21aの厚みと扉側幅木21bの厚みは等しい。なお、本発明でいう床面Fとは、説明上分かりやすくするための便宜上の表現であって、通常の床面Fのみならず、コンクリート面や地面等の開口部Oの下方に位置する面を総称する。
枠体3は、図1、図3に示すように、開口部Oの周囲の壁部Wよりも厚く、防錆性を有する金属材で構成され、開口部Oの周囲を囲むように構造物Sに固定的に設置されている。枠体3は、図2に示すように、左右一対の方立としての縦枠部材31と、上枠部材32と、幅木としての下枠部材33とを含んで構成される。一対の縦枠部材31、上枠部材32、下枠部材33は、それぞれ板状の金属材により中空状の断面形状に形成されている。
縦枠部材31は、開口部Oの扉幅方向両端部に1つずつ、上下方向に沿って配設されている。一対の縦枠部材31は、図1、図3に示すように、開閉扉2よりも屋外側に配設されている。一対の縦枠部材31は、扉幅方向において開口部Oの空間部分を挟んで対向する対向面31aを有している。
上枠部材32は、図2に示すように、開口部Oの上下方向上側に配設されている。下枠部材33は、開口部Oと隣接する壁部W下方で床面F上方に配設されている。上枠部材32および下枠部材33は、扉幅方向に沿って配設されている。
枠体3は、開口部Oの内面側にて一対の縦枠部材31の上端部と上枠部材32の両端部とが連結されており、一対の縦枠部材31の下端部と下枠部材33の一端部とが連結されており、全体として開口部Oに対応した形状に構成されている。
止水板4は、図2、図3に示すように、開口部Oの上下方向下側の領域を閉塞することが可能な幅および高さを有する直方体状であり、防錆性を有する板状の金属材を加工してパネル状に形成されている。止水板4は、人が跨ぐことで開閉扉2を介して構造物Sの出入りが可能なものであり、開口部Oの幅L1よりも大きな幅で、人が跨ぐことができる高さ、具体的には例えば、数10cmに設定されている。止水板4は、開口部Oの床面Fから数10cmの高さを閉塞し、浸水時に屋内空間側への水の浸入を防止する。
また、止水板4は、持ち運び自在な重量であり、浸水時の水圧に耐え得る剛性を有している。止水板4は、より詳しくは、アルミを含む防錆性を有する軽量の金属板を、断面形状がコの字型に加工して骨材とし、4つの骨材を組み合わせて四角形のフレームとする。そして、フレームの正面および背面の開口部を四角形のパネルでそれぞれ閉塞する。また、フレームとパネルとで囲われた内部の空間に充填剤を充填すると、軽量で剛性の高い止水板4が形成される。
止水板4は、開口部Oへの設置時に正しい設置方向を作業者に示すため、屋内側面4aには「屋内側」、屋外側面4bには「屋外側」と記載されている。また、止水板4の屋内側面4aの中央部上側、屋外側面4bの中央部上側にはそれぞれ、運搬時や設置、取外し時の取り扱いを容易にするための把持部41が形成されている。
係合部(プッシュボルト)5は、図4に示すように、止水板4の屋内側面4aの上下方向の半分よりも上方、好ましくは上端部に2つ配設されている。2つのプッシュボルト5の間隔L2は、開口部Oの幅L1と同等またはわずかに小さく設定されている。プッシュボルト5は、止水板4の扉幅方向に進退自在な係合凸部(ボルト軸)51と、解除ボタン52とがケーシング53に配設されている。ボルト軸51は、後述する受坪6の受箱62(図5参照)と係合可能な形状、大きさに設定されている。解除ボタン52は、止水板4の扉幅方向外側に進出したボルト軸51を、扉幅方向内側に退行させて元の位置に復帰させるものである。
プッシュボルト5はボルト頭部51aを矢印方向に押し込むと、ボルト軸51が扉幅方向外側に進出してケーシング53から突出する。また、プッシュボルト5は解除ボタン52を押下すると、ボルト軸51が扉幅方向内側に退行して元の位置に復帰する。このように、プッシュボルト5は、ボルト軸51が扉幅方向外側に進出すると、解除ボタン52を押下するまでその状態を維持する。
係合受部(受坪)6は、図2、図3に示すように、一対の縦枠部材31の対向面31aに1つずつ配設されている。受坪6は、図5に示すように、受座61と、係合凹部(受箱)62とを有する。受坪6は、受座61の上面が縦枠部材31からわずかに突出した状態で、受箱62が縦枠部材31に埋設されている。受座61は、受坪6とプッシュボルト5の係合時に、受箱62とプッシュボルト5のボルト軸51との間に介在して、座金と同様に機能する。受箱62は、プッシュボルト5のボルト軸51が係合可能な形状、大きさである。なお、この受坪6は、受箱62の開口を覆うカバーが、常時、受座61と同一面となるようにバネによって付勢されており、受箱62の開口が露出しないものである。さらに、受坪6を介して一対の縦枠部材31内に水が浸入しないように、受坪6は縦枠部材31に設置されている。
プッシュボルト5と受坪6とを係合して、止水板4を開口部Oに設置した状態では、後述する止水ゴム7が押圧されて床面Fと一対の縦枠部材31とに密着して止水するように、プッシュボルト5と受坪6の設置位置が設定されている。
止水ゴム7は、図4に示すように、止水板4の底面に配設された底面止水ゴム71と、屋内側面4aの両端部に配設された縦枠側止水ゴム72とを有している。底面止水ゴム71は、止水板4の底面に長手方向(扉幅方向)全長に亘って配設されている。一対の縦枠側止水ゴム72は、屋内側面4aのケーシング53、および、ケーシング53から突出前のプッシュボルト5よりも扉幅方向外側に、短手方向(高さ方向)全長に亘って配設されている。なお、プッシュボルト5がケーシング53から突出している状態、および、プッシュボルト5が受坪6と係合している状態では、プッシュボルト5が縦枠側止水ゴム72と扉幅方向において同じ位置か外側に位置する。このため、プッシュボルト5と縦枠側止水ゴム72とが離間して干渉しないように構成することが好ましいが、例えば、縦枠側止水ゴム72の擦り減り分がわずかであるなど、使用上、支障がなければ干渉するように構成されていてもよい。止水ゴム7は、止水板4が枠体3に設置された状態で、底面止水ゴム71が止水板4と床面Fとの間に介在し、縦枠側止水ゴム72が止水板4と枠体3の縦枠部材31との間に介在する。このとき、止水ゴム7が床面F方向、屋内外側方向に押圧されて弾性変形した状態で、プッシュボルト5と受坪6とが係合しているため、底面止水ゴム71が床面Fに密着し、一対の縦枠側止水ゴム72が一対の縦枠部材31に密着して、止水板4と床面F、止水板4と一対の縦枠部材31の当接部との間を水が流れることを抑制する。すなわち、屋外空間側から屋内空間側に水が浸入することを抑制する。
上記のように構成される開口部の止水構造1の使用方法について説明する。開口部Oに止水板4を設置する際は、作業者は保管場所から止水板4を運搬する。このとき、作業者は止水板4の把持部41を把持して、図3に示すように、止水板4を開口部Oの屋外側に運搬する。
作業者は、開口部Oにおける止水板4の設置位置に、屋外側から止水板4を載置する。具体的には、作業者は、止水板4の底面を止水板4の設置位置、すなわち、一対の縦枠側止水ゴム72が一対の縦枠部材31と当接する位置に合わせて、止水板4を床面Fに載置する。このとき、作業者は、止水板4に記載された「屋内側」、「屋外側」の表示を確認して、正しい設置方向を確認する。また、止水板4は、上側に向かって屋外側に傾いた状態とする。図6、図7は、止水板4の設置前の状態、すなわち、プッシュボルト5と受坪6とが係合していない状態を示している。この状態では、止水板4は縦枠部材31と離間しており、止水ゴム7は弾性変形していない。
そして、作業者は、止水板4を床面Fに押圧しながら、止水板4の底面を軸として、止水板4の上側を屋内側に押しながら、止水板4が床面Fから垂直に立設した状態となるまで回動させる。
止水板4が床面Fから垂直となり、止水板4が縦枠部材31と当接したら、作業者は、止水板4を床面F、屋内側に押圧しながら、プッシュボルト5と受坪6の位置を合わせる。そして、作業者は、止水板4を床面F、屋内側に押圧しながら、一方のプッシュボルト5のボルト頭部51aを押し込んで、プッシュボルト5と受坪6とを係合させる。そして、作業者は、他方のプッシュボルト5も同様に、プッシュボルト5と受坪6とを係合させる。このとき、止水ゴム7は、弾性変形して潰れた状態であり、止水ゴム7の復元力によって、床面F、一対の縦枠部材31に押圧されて密着している。図8、図9は、プッシュボルト5と受坪6とが係合している状態、すなわち、止水板4を設置した状態を示している。この状態では、弾性変形して潰れた止水ゴム7を介して、止水板4と床面F、一対の縦枠部材31とが密着している。
このようにして、開口部Oに止水板4が設置される。止水板4の底面止水ゴム71と床面Fとの摩擦力が作用しているため、止水板4が床面Fに対して滑ってずれることが抑制される。また、止水板4は、プッシュボルト5と受坪6との係合によって縦枠部材31に固定されているため、止水板4の上側が強固に支持される。これらのことにより、浸水時に止水板4に水圧が作用したとしても、止水板4は滑ってずれることを避けることができる。また、止水板4が水から受ける浮力に、より強固に抗するためには、ケーシング53からのプッシュボルト5の突出量は大きいことが好ましい。このため、例えば、ケーシング53からのプッシュボルト5の突出量は止水板4の厚さ寸法よりも大きいことが好ましく、プッシュボルト5と受坪6との係合量が止水板4の厚さ寸法よりも大きいことがより好ましい。
また、開口部Oに設置された止水板4は、開閉扉2と接触していないので、開閉扉2は開閉自在であり、止水板4を跨ぐことで開閉扉2を介して構造物Sの出入りが可能である。
開口部Oに設置された止水板4を取外す際は、作業者は、一方の手で止水板4の把持部41を把持した状態で、他方の手でプッシュボルト5の解除ボタン52を押下してプッシュボルト5と受坪6との係合を解除する。このとき、止水ゴム7の復元力により止水板4は屋外側に押し戻されて容易に取外される。また、受坪6は、バネの復元力によって受箱62の開口を覆うカバーが受座61と同一面となるように復帰するので、受箱62の開口は露出しない。そして、作業者は、止水板4を保管場所まで運搬して収納する。このようにして、開口部Oに設置された止水板4が取外される。
上記のように構成される開口部の止水構造1によれば、止水板4の設置時は、止水板4を床面F、屋内側に押圧しながら、プッシュボルト5と受坪6との位置を合わせる。そして、ボルト頭部51aを押し込むだけで、プッシュボルト5と受坪6とが係合されて、止水板4は開口部Oに容易に設置される。また、開口部Oに設置された止水板4の取外し時は、プッシュボルト5の解除ボタン52を押すだけでプッシュボルト5と受坪6との係合が解除され、止水ゴム7の復元力により止水板4は屋外側に押し戻されて容易に取外される。
また、開口部Oへの止水板4の設置時には、止水ゴム7が、止水板4と床面F、止水板4と一対の縦枠部材31との間に介在し、床面F、一対の縦枠部材31の双方に押圧されて密着し弾性変形する。このように止水ゴム7によって、止水板4と床面F、止水板4と一対の縦枠部材31の当接部との間を水が流れることが抑制される。
さらに、浸水時に止水板4に水圧が作用したとしても、止水板4は構造物Sに固定的に配設された縦枠部材31の全面で支持されるため、水圧は分散して支持される。
以上で説明した実施形態に係る開口部の止水構造1によれば、受坪6は、枠体3の一対の縦枠部材31の対向面31aに、開口部Oに大きく突出しない状態で埋設されている。このため、開口部Oへ止水板4を設置していない通常時には、開口部Oにレール材や接地板を含む大型の保持部材が配設されておらず、開口部Oから大きく突出した部材がないので、開口部Oの意匠性を損なわない。このように開口部の止水構造1は、開口部Oの美観を損なわないので、構造物Sの正面入口のように人目に付く場所に設置することにも適している。
また、開口部Oへの止水板4の設置時は、止水板4を床面F、屋内側に押圧しながら、プッシュボルト5と受坪6との位置を合わせて、ボルト頭部51aを押し込むだけでプッシュボルト5と受坪6とが係合される。このように、止水板4は容易に開口部Oに設置できる。また、開口部Oに設置された止水板4の取外し時は、解除ボタン52を押すだけでプッシュボルト5と受坪6との係合が解除され、止水ゴム7の復元力により止水板4は屋外側に押し戻される。このように、止水板4は容易に開口部Oから取外しできる。開口部の止水構造1は、止水板4の設置、取外しに工具を必要とせず、誰でも短時間で容易に設置、取外しができる。
また、開口部Oへの止水板4の設置時には、底面止水ゴム71が止水板4と床面Fとの間に介在し、縦枠側止水ゴム72が止水板4と一対の縦枠部材31の当接部との間に介在しており、止水ゴム7が床面F方向、屋内外側方向に押圧されて弾性変形した状態で固定されている。このため、底面止水ゴム71が床面Fに密着し、縦枠側止水ゴム72が縦枠部材31に密着して、止水板4と床面F、一対の縦枠部材31の当接部との間を水が流れることを抑制する。すなわち、開口部の止水構造1によって、屋外空間側から屋内空間側に水が浸入することを防止できる。
しかも、この開口部の止水構造1は、既存の構造物Sには縦枠部材31に受坪6を埋設するだけでよく、大きな改修工事を必要としない。そのため、開口部の止水構造1は既設の構造物Sを含む様々な構造物Sに適用することができる。
さらに、浸水時に止水板4に水圧が作用したとしても、止水板4は構造物Sに固定的に配設された縦枠部材31の全面で支持されるため、水圧を分散して支持することができる。このため、開口部の止水構造1は、簡易な構成でも、水圧に耐え得る強度を備えることができる。
[実施形態2]
図10、図11を参照して、実施形態2について説明する。なお、実施形態1と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。実施形態2に係る開口部の止水構造1は、係合部がラッチ8で構成され、係合受部がラッチ受け9で構成されている点で、実施形態1と異なる。
ラッチ8は、図10に示すように、止水板4の屋内側面4aの上下方向の半分よりも上方、好ましくは上端部に2つ配設されている。ラッチ8は、ケーシング83に進退自在なラッチボルト81と、解除ハンドル82とがケーシング83に配設されている。ラッチボルト81は、後述するラッチ受け9の受孔92と係合可能な形状、大きさに設定されている。解除ハンドル82は、進出したラッチボルト81を、ケーシング83内に退行させるものである。ラッチ8は、通常状態においてラッチボルト81がケーシング83から突出し、かつ退行移動が阻止された状態にある。したがって、ラッチ8をラッチ受け9に係合させることで、開口部Oに止水板4を設置した状態に維持することができる。そして、ラッチ8がラッチ受け9に係合した状態から解除ハンドル82を回動させると、ラッチボルト81がケーシング83内に退行して、ラッチ8とラッチ受け9との係合を解除することができる。
ラッチ受け9は、図11に示すように、一対の縦枠部材31の対向面に1つずつ配設されている。ラッチ受け9は、受座91と、受孔92とを有する。また、止水板4が水から受ける浮力に、より強固に抗するためには、ケーシング83からのラッチ8の突出量は大きいことが好ましい。このため、例えば、ケーシング83からのラッチ8の突出量は止水板4の厚さ寸法よりも大きいことが好ましく、ラッチ8とラッチ受け9との係合量が止水板4の厚さ寸法よりも大きいことがより好ましい。
実施形態に係る開口部の止水構造1によれば、開口部の止水構造1の開口部Oへの設置時は、止水板4を床面F、屋内側に押圧しながら、ラッチ8とラッチ受け9との位置を合わせるだけで係合される。このように、止水板4は容易に開口部Oに設置できる。また、開口部Oに設置された止水板4の取外し時は、解除ハンドル82を回動するだけでラッチ8とラッチ受け9との係合が解除され、止水ゴム7の復元力により止水板4は屋外側に押し戻される。このように、止水板4は容易に開口部Oから取外しできる。
前述した実施形態では、プッシュボルト5やラッチ8の数は2つに限定されないことはもちろんであり、止水板4の大きさや設置場所に合わせてその数を設定すればよく、例えば、止水板4の屋内側面4aの上端部に2つ、下端部に2つの合計4つを配設してもよい。
また、プッシュボルト5やラッチ8などの係合部は、止水板4の屋内側面4aに配設するのが好ましいが、これには限定されない。使用上、支障がなければ、例えば、止水板4の扉幅方向側面に配設して屋内側に突出させたり、屋外側面に配設して床面側に突出させたりしてもよい。また、扉幅方向に枠などの躯体が配設されていれば、扉幅方向に突出させてもよい。この場合は、受坪6やラッチ受け9などの係合受部は係合部の配設位置に対応させて配設する。
また、開閉扉2は止水板4と接触しないため、開閉扉2が配設されない開口部Oであっても、開口部の止水構造1を適用することができる。
また、止水板4の設置時における開閉扉2の開閉が要求されない場合は、止水板4が開閉扉2と接触するように配設してもよい。例えば、止水板4の扉幅方向の中央部を、開閉扉2と接触させる。これにより、浸水時に止水板4に作用する水圧は、開閉扉2によっても支持される。このため、止水板4に要求される強度を低減することができる。
また、縦枠側止水ゴム72は、短手方向(高さ方向)全長に亘って配設されているものとして説明したが、これに限定されるものではない。例えば、開口部の止水構造1が適用される場所の予測浸水時水位よりも高くなればよい。すなわち、縦枠側止水ゴム72は、止水板4の底面から予測浸水時水位+αの高さまで配設されていればよい。
さらに、係合受部は、例えば、図12に示す落し受160であってもよい。落し受160は、楕円形の受座161と、楕円形の係合凹部(受箱)162とを有する。この落し受160は、縦枠部材31の奥行き方向(水の浸入方向、屋外空間側から屋内空間側に向かう方向)が長手方向となるよう配設されている。このため、開口部Oへの止水板4の設置時は、プッシュボルト5と落し受160との位置合わせに、遊びが生じるため、より容易に止水板4を設置することができる。なお、落し受160を介して一対の縦枠部材31内に水が浸入しないように、落し受160は縦枠部材31に設置されている。
なお、上述した本発明の実施形態、変形例に係る開口部の止水構造は、上述した実施形態、変形例に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変更が可能である。本実施形態に係る開口部の止水構造は、以上で説明した各実施形態の構成要素を適宜組み合わせることで構成してもよい。
1 開口部の止水構造
2 開閉体(開閉扉)
3 枠体
31 縦枠部材
32 上枠部材
33 下枠部材
4 止水板
5 係合部(プッシュボルト)
51 係合凸部(ボルト軸)
6 係合受部(受坪)
62 係合凹部(受箱)
7 止水ゴム
71 底面止水ゴム
72 縦枠側止水ゴム
S 構造物
O 開口部
W 壁部
F 床面

Claims (4)

  1. 構造物の屋外空間側と屋内空間側とを連通する開口部の止水構造であって、
    前記開口部の幅よりも大きな幅を有する止水板と、
    前記止水板に配設され、前記止水板に進退自在な係合凸部を有する係合部と、
    前記係合凸部と着脱自在に係合する係合凹部を有し、前記開口部に配設される枠体の一対の縦枠部材の対向面に埋設された係合受部と、
    前記止水板の屋内側面の高さ方向と、前記止水板の鉛直方向下端部の床面に対向する面の前記止水板の幅方向全長とに配設された止水ゴムと、
    を備え、
    前記係合凸部が前記止水板の幅方向外側に向かって進出した状態で、前記係合凸部と前記係合凹部とが係合し、
    前記止水ゴムは、前記止水板と前記一対の縦枠部材の当接部との間、前記止水板と前記床面との間を止水する、
    ことを特徴とする開口部の止水構造。
  2. 前記止水ゴムは、前記係合凸部と前記係合凹部とが係合した状態では押圧されて、前記止水ゴムが前記縦枠部材に密着して止水する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の開口部の止水構造。
  3. 前記係合部は、プッシュボルトで構成され、
    前記係合受部は、受坪で構成される、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の開口部の止水構造。
  4. 前記係合部は、ラッチで構成され、
    前記係合受部は、ラッチ受けで構成される、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の開口部の止水構造。
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