JP2016056578A - 止水板及び止水板を備える開口部の防水装置 - Google Patents

止水板及び止水板を備える開口部の防水装置 Download PDF

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Abstract

【課題】水の浸入を抑制する際に床面に密着することができる止水板及び止水板を備える開口部の防水装置を提供する。
【解決手段】開口部の防水装置1は、止水板10を備える。止水板10は、構造物Sの屋内側と屋外側とを連通しかつ開閉扉4によって開閉される開口部Oの幅方向に対応して設けられた一対の縦方立3aに取り付けられる。止水板10は、一対の縦方立3a間の開口部Oを閉塞する閉塞部11と、床面上配設部13を備える。床面上配設部13は、閉塞部11の下端部に連なりかつ閉塞部11よりも屋外側に突出して床面7上に配設される。
【選択図】図4

Description

本発明は、止水板及び止水板を備える開口部の防水装置に関する。
従来、豪雨、津波、河川の氾濫などの水害時に、外部である屋外からの水は、構造物の開口部から内部である構造物内(屋内)に侵入するため、構造物の開口部に防水機構が設けられている。防水機構としては、開口部の通常使用時には他の場所に保管されている防水板を、水害時に構造物内に水が侵入する虞がある場合に、作業員が開口部に設置して、開口部の底面から所定の高さまでを塞ぐものがある。また、開口部に開閉装置が備えられている場合、開閉体の下端部に防水板を設け、開口部を塞ぐように防水板を床に設置することで、防水板により出入口の底面から所定の高さまでを塞ぐものがある(特許文献1参照)。
実公平5−22630号公報
前述した特許文献1に示された技術は、開口部からの水の浸入を抑制することができることが望まれている。
本発明の目的は、開口部からの水の浸入を抑制することができる止水板及び止水板を備える開口部の防水装置を提供することである。
本発明の止水板は、構造物の屋内側と屋外側とを連通する開口部の幅方向に対向して設けられた一対の受け部材に両端部が取り付けられて、前記開口部よりも屋外側で床面から立設する止水板であって、前記開口部を閉塞する閉塞部と、前記閉塞部の下端部に連なりかつ前記閉塞部よりも前記屋外側に突出して前記床面上に配設される床面上配設部と、を備えることを特徴とする。
上記止水板では、閉塞部の下端部に屋外側に突出して床面上に配設される床面上配設部を備えているので、屋外側の水からの水圧により床面上配設部が床面に押し付けられる。したがって、止水板は、開口部からの水の浸入を抑制することができる。
上記止水板において、前記床面上配設部の上面は、前記屋外側に向かうにしたがって徐々に前記床面に近づく方向に傾斜していることが好ましい。
上記止水板では、床面上配設部の上面が屋外側に向かうにしたがって床面に近づく方向に傾斜しているので、屋外側の水からの水圧により床面上配設部が床面に押し付けられるとともに開口部に密着する方向に押し付けられる。したがって、止水板は、開口部からの水の浸入を抑制することができる。
本発明の開口部の防水構造は、構造物の屋内側と屋外側とを連通しかつ開閉体によって開閉される開口部の幅方向に対向して設けられた一対の受け部材に両端部が取り付けられて、前記開口部よりも屋外側で床面から立設する止水板を備えた開口部の防水装置であって、前記止水板は、前記開口部を閉塞する閉塞部と、前記閉塞部の下端部に連なりかつ前記閉塞部よりも前記屋外側に突出して前記床面上に配設される床面上配設部とを備えることを特徴とする。
上記開口部の防水装置では、上記止水板を備えているので、開口部からの水の浸入を抑制することができる。
本発明に係る止水板及び止水板を備える開口部の防水装置は、開口部からの水の浸入を抑制することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る開口部の防水装置を示す斜視図である。 図2は、実施形態に係る開口部の防水装置により防水される開口部などを示す斜視図である。 図3は、実施形態に係る開口部の防水装置の止水板の要部の断面図である。 図4は、図1に示された開口部の防水装置の側断面図である。 図5は、実施形態の変形例1に係る開口部の防水装置を示す斜視図である。 図6は、実施形態の変形例2に係る開口部の防水装置の側断面図である。 図7は、実施形態の変形例3に係る開口部の防水装置を示す斜視図である。
以下に、本発明の実施形態に係る止水板及び止水板を備える開口部の防水装置につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のものが含まれる。
[実施形態]
図1から図4を参照して、実施形態について説明する。実施形態は、構造物の開口部を防水する開口部の防水装置に関する。図1は、実施形態に係る開口部の防水装置を示す斜視図、図2は、実施形態に係る開口部の防水装置により防水される開口部などを示す斜視図、図3は、実施形態に係る開口部の防水装置の止水板の要部の断面図、図4は、図1に示された開口部の防水装置の側断面図である。
建物等の構造物の外部開口部には、開閉体としてのシャッターや開閉扉が付けられることが多い。例えば、洪水時などに浸水しやすい地下駐車場の入口や、浸水すると商品が毀損されやすい店舗の入口等にもシャッターや開閉扉が付けられていることが多い。シャッターは、隙間が多い構造であるため、ゲリラ豪雨や洪水時にはシャッターの隙間を介した浸水によってこれらの施設が被害に遭う可能性がある。また、開閉扉には、扉間及び各扉と開口部との間に隙間があるために、ゲリラ豪雨や洪水時には隙間を介した浸水によって店舗等の施設が被害に遭う可能性がある。
実施形態に係る開口部の防水装置1は、開閉体としてのシャッターや開閉扉の前に止水板10を設置して、止水することを可能とする。よって、実施形態の開口部の防水装置1によれば、水害による建物内部の被害を軽減することができる。
図1に示す開口部の防水装置1は、構造物Sの開口部O(図2に示す)を閉塞し、屋外側から屋内側への水の浸入を抑制するものである。構造物Sは、例えば、工場、倉庫、車庫、店舗、家屋等の建築構造物であり、開口部Oを有している。開口部Oは、構造物Sのガラスなどの透明又は半透明の材料で構成された壁部3等に形成されており、構造物Sの屋外側と屋内側とを連通している。本実施形態では、開口部Oは、アルミニウム合金で構成されかつ壁部3よりも厚い縦方立3aなどにより囲まれている。縦方立3aは、開口部Oの幅方向に対向して一対設けられた受け部材をなしている。また、本実施形態では、壁部3の下端部には、図1及び図2に示すように、壁部3よりも厚い幅木6が設けられている。
屋内側、屋外側とは説明上分かりやすくするための便宜上の表現であって、屋外側とは、水が浸入する場合の上流側のことであり、屋内側とは、上流側から水が浸入する可能性がある側であり、本発明においては水が浸入してくるのを阻止や抑制したい側のことである。開閉扉や壁等とともに開口部の防水装置1を、例えば単なる道路の防水用仕切りとして使用したり、外部空間における門等の箇所に取り付ける等のように、家屋や部屋等の概念がない箇所に設けても良い。また、開口部Oは、前述の屋外側と屋内側とを連通するものとすることができる。本実施形態の開口部Oは、構造物Sの外殻をなす壁部3に形成されており、壁部3を貫通して構造物Sの屋外と屋内とを連通している。なお、これに限らず、開口部Oは、構造物Sの内部を仕切る壁部に形成されたものであってもよい。また、壁部3は、予め十分な止水性を有するものが好ましいが、例えば、嵌め殺しサッシ、塀などの許容できる範囲内で水漏れするもの、又は、別途止水性を付加(例えば、土嚢の設置や公知の水密処理など)して止水性を発揮するものでもよい。
前述した開口部Oには、当該開口部Oを開閉する開閉体としての開閉扉4が設けられている。開閉扉4は、図2に示すように、開閉方向、本実施形態では左右水平方向に移動する扉5を一対備えている。
開閉扉4の一対の扉5は、図示しないガイドレールによって案内される。ガイドレールは、開口部Oの上下両端に設けられ、壁部3の表面と平行である。扉5の上下方向の両端部は、それぞれガイドレールの溝部に挿入されている。溝部は、開閉方向即ち左右水平方向に延在しており、扉5を開閉方向、即ち、左右方向に移動自在に案内する。扉5の幅方向の両端には、扉側縦方立5aが設けられ、扉5の下端部には、扉側幅木5bが設けられている。扉側縦方立5aの厚みと扉側幅木5bの厚みはほぼ等しい。なお、本発明でいう床面とは、説明上分かりやすくするための便宜上の表現であって、通常の床面7のみならず、コンクリート面や地面等の開口部Oの下方に位置する面を総称する。
開閉扉4は、一対の扉5が互いに近付いて開口部Oを閉塞し、一対の扉5が互いに離間して開口部Oを開放する。扉5の移動は、手動でなされても、モータ等の駆動装置によって自動でなされてもよい。本実施形態の開閉扉4は、一対の扉5、ガイドレールなどを有する。
図1に戻り、開口部の防水装置(以下、防水装置と呼ぶ)1は、止水板10などを備える。止水板10は、図3に示すように、内部に多数の空隙としての気泡が設けられかつ平板状に形成された発泡材料51aと、発泡材料51aの両表面に取り付けられた板材51bとを備える。発泡材料51aは、合成樹脂に周知の発泡材を混入させて分散させた後、発泡成形されて、内部に多数の気泡が形成される。発泡材料51aは、多数の気泡が設けられているので、軽量化されている。また、本発明では、軽量部材として、発泡材料51aの他に、金属や紙などの種々の材料で構成されて多数の空隙が形成されたハニカム材料を用いてもよい。板材51bは、アルミニウム合金などの金属やプラスチックなどの合成樹脂で構成されている。板材51bは、発泡材料51aよりも薄い平板状に形成されている。
止水板10は、図1に示すように、開口部Oの正面からみて平面形状が矩形状に形成されている。止水板10は、縦方立3aに取り付けられる保持部材20に両端部10aが保持されて、両端部10aが縦方立3aそれぞれに取り付けられて(当接して)、開口部Oよりも屋外側で床面7から立設する。保持部材20は、乾式シール材等によって止水性を確保しつつ縦方立3aに取り付けられると、床面7から上方に鉛直方向に延在する。保持部材20は、断面形状がコの字状に形成されて、止水板10の両端部10aに設けられた被保持部12が内側に挿入されることで、止水板10の両端部10aを縦方立3aに取り付ける。
止水板10は、図1等に示すように、閉塞部11と、被保持部12と、床面上配設部13と、両脇部14とを一体に備えている。閉塞部11は、止水板10の両端部10aが保持部材20に保持されて縦方立3aに取り付けられると、一対の縦方立3a間の開口部Oを閉塞する。閉塞部11は、開口部Oの正面からみて矩形状に形成されて、開口部Oの幅Wよりも若干大きく形成されている。被保持部12は、開口部Oを閉塞する状態の閉塞部11の幅方向の両端部に設けられている。被保持部12は、閉塞部11の両端部10aから縦方立3aに向かって凸に形成されている。被保持部12は、保持部材20内の内側に挿入されることで、保持部材20即ち縦方立3aに取り付けられる。
床面上配設部13は、開口部Oを閉塞する状態の閉塞部11の下端部に連なりかつ閉塞部11よりも屋外側に突出して床面7上に配設される。両脇部14は、開口部Oを閉塞する状態の閉塞部11の両端部に連なり閉塞部11よりも屋外側に突出している。両脇部14の閉塞部11からの突出量は、床面上配設部13の閉塞部11からの突出量Pと等しく形成されている。床面上配設部13の閉塞部11からの突出量Pは、閉塞部11の厚みTの50%以上でかつ150%以下に形成されている。また、床面上配設部13と閉塞部11のなす角度は、縦方立3aと床面7とのなす角度に応じて適宜変更してもよい。
床面上配設部13の下面には、床面7に密着して床面7との間を止水する止水ゴム30が設けられ、被保持部12の外面には、保持部材20の内面に密着して保持部材20との間即ち縦方立3aとの間を止水する止水ゴム40が設けられている。
なお、止水板10の厚みTは、後述する水圧に耐えることができる厚みに設定されている。また、止水板10の床面7からの高さは、人が跨げる程度であることが望ましく、例えば、16(建築基準法施行令に定められた小学校の児童の階段の蹴上げ寸法の上限)cmから38(JIS(日本工業規格) S 1021における身長150cmの人の教室用椅子4号の座面の高さ)cm程度であるのが望ましい。また、止水板10の床面7からの高さは、止水高さの要望次第では椅子などを台にして跨ぐことを前提に1m程度まででもよく、脚立などを使って渡ることを前提に1.5m程度まででもよい。
次に、防水装置1の設置について説明する。防水装置1は、上述のように、保持部材20が縦方立3aに着脱可能であるため、開閉扉4の通常使用時は、別の場所に保管されている。
まず、作業員は、保管されている防水装置1を開閉扉4まで運搬する。次に、作業員は、縦方立3aそれぞれに保持部材20を取り付ける。この際、保持部材20を床面7に密着させる。次に、作業員は、床面上配設部13を下方に位置付けて、止水板10の被保持部12を保持部材20に保持させ、止水ゴム30を床面7に密着させる。こうして、作業員は、防水装置1を設置する。
次に、設置時の防水装置1が水圧を受けた場合について説明する。設置時の防水装置1は、図4に示すように、止水板10が水圧を受ける側、即ち屋外側に開口部Oよりも突出している。この状態で、構造物Sの屋外側から水が開口部Oに向かって流れ込もうとすると、防水装置1の止水板10により開口部Oが閉塞されているため、防水装置1に対する水位が上昇し、防水装置1が受ける水圧S1,S2(図4中に矢印で示す)が増加する。そして、止水板10の閉塞部11には、開口部Oを通して屋内側に向かう水圧S1が作用し、床面上配設部13には、床面7に向かう水圧S2が作用する。
すると、止水板10の被保持部12に取り付けられた止水ゴム40が保持部材20即ち縦方立3aに密着して、保持部材20即ち縦方立3aとの間を止水する。また、床面上配設部13の下面に取り付けられた止水ゴム30が床面7に密着して、床面7との間を止水する。
以上のことから、実施形態に係る防水装置1は、閉塞部11の下端部に屋外側に突出して床面7上に配設される床面上配設部13を備えているので、屋外側の水からの水圧により床面上配設部13が床面7に押し付けられる。さらに、止水板10が開口部Oよりも屋外側で床面7から立設して開口部Oを塞ぐので、止水板10に水圧S1,S2が作用すると閉塞部11が縦方立3aに押し付けられる。したがって、開口部Oからの屋内側への水の浸入を抑制することができる。
また、防水装置1は、止水板10の両端部10aが縦方立3aに取り付けられているので、開口部Oに設置された後も、開閉扉4を開閉することができ、開口部Oから出入りすることができる。
防水装置1は、止水板10の床面上配設部13の突出量Pが閉塞部11の厚みTの50%以上でかつ150%以下であるので、屋外側の水からの水圧により床面上配設部13が床面7に押し付けられ、開口部Oを止水することができる。
防水装置1では、止水板10が板材51b間に発泡材料51aを設けているので、板材51b間の間隔を確保して、止水板10自体の強度を確保することができる。また、板材51b間に設けられた発泡材料51aは多数の空隙が設けられているので、発泡材料51a、即ち、止水板10の軽量化を図ることができる。したがって、止水板10の軽量化と強度の確保との両立を図ることができる。
[変形例1]
図5を参照して、実施形態の変形例1について説明する。図5は、実施形態の変形例1に係る開口部の防水装置を示す斜視図である。なお、図5において、実施形態と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
実施形態の変形例1に係る防水装置1−1では、図5に示すように、止水板10が、閉塞部11と、被保持部12と、床面上配設置部13とを備えて、両脇部14を備えていない。変形例1に係る防水装置1−1の止水板10は、実施形態と同様の床面上配設部13を備えているので、水の浸入を抑制する際に床面7に密着することができ、開口部Oからの屋内側への水の浸入を抑制することができる。
[変形例2]
図6を参照して、実施形態の変形例2について説明する。図6は、実施形態の変形例2に係る開口部の防水装置の側断面図である。なお、図6において、実施形態と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
実施形態の変形例2に係る防水装置1−2では、図6に示すように、床面上配設部13の上面13aは、屋外側に向かうにしたがって徐々に床面7に近づく方向に傾斜している。変形例2に係る防水装置1−2では、両脇部14を備えていてもよく、備えていなくてもよい。
変形例2に係る防水装置1−2では、屋外側の水位が上昇すると、止水板10の閉塞部11には、開口部Oを通して屋内側に向かう水圧S1が作用する。また、止水板10の床面上配設部13には、上面13aに直交する方向に沿って、床面7に向かうとともに屋内側に向かう水圧S2−2が作用する。
変形例2に係る防水装置1−2の止水板10は、実施形態と同様の床面上配設部13を備えているので、水の浸入を抑制する際に床面7に密着することができ、開口部Oからの屋内側への水の浸入を抑制することができる。さらに、防水装置1−2の止水板10は、床面上配設部13の上面13aが屋外側に向かうにしたがって徐々に床面7に近づく方向に傾斜しているので、屋外側の水からの水圧S2−2により床面上配設部13が床面7に押し付けられるとともに開口部Oに密着する方向に押し付けられる。したがって、止水板10に水圧S1,S2−2が作用すると閉塞部11が縦方立3aに押し付けられる。よって、止水板10は、開口部Oからの屋内側への水の浸入を抑制することができる。
[変形例3]
図7を参照して、実施形態の変形例3について説明する。図7は、実施形態の変形例3に係る開口部の防水装置を示す斜視図である。なお、図7において、実施形態と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
実施形態の変形例3に係る防水装置1−3では、止水板10は、図7に示すように、閉塞部11と両脇部14と床面上配設部13とが別体に構成されている。閉塞部11は、被保持部12と一体に構成されている。閉塞部11と両脇部14及び閉塞部11と床面上配設部13とには、互いに着脱自在とする係合突起や係合凹部が設けられている。
実施形態の変形例3に係る防水装置1−3は、実施形態の効果にくわえ、止水板10を閉塞部11と両脇部14と床面上配設部13とに分解できるので、保管時にかかるスペースを抑制できる。
実施形態及び変形例1〜変形例3では、開閉体として開閉扉4を示しているが、本発明では、開閉体として、複数のスラットを開閉方向に連接して形成されて昇降動作などの移動することで開口部Oを開閉するシャッターカーテンを用いても良い。また、本発明では、開閉体として、片開き引戸、引き違い引戸、屋内側に回動する開き戸、引き戸と開き戸からなる親子扉、カーテン部に潜り戸を設けたシャッター、袖扉を有しその袖扉と一緒に開口部Oを閉鎖するシャッター、格子状の門扉であってもよい。さらに、本発明では、開閉体は、防水装置1を設置している間常時出入り可能に開けたままとするものでもよいし、状況に応じて開閉するものでもよい。
上記の実施形態及び変形例1〜変形例3に開示された内容は、適宜組み合わせて実施することができる。
1,1−1,1−2,1−3 開口部の防水装置
3a 縦方立(受け部材)
4 開閉扉(開閉体)
7 床面
10 止水板
11 閉塞部
13 床面上配設部
13a 上面
O 開口部
S 構造物

Claims (3)

  1. 構造物の屋内側と屋外側とを連通する開口部の幅方向に対向して設けられた一対の受け部材に両端部が取り付けられて、前記開口部よりも屋外側で床面から立設する止水板であって、
    前記開口部を閉塞する閉塞部と、
    前記閉塞部の下端部に連なりかつ前記閉塞部よりも前記屋外側に突出して前記床面上に配設される床面上配設部と、
    を備えることを特徴とする止水板。
  2. 前記床面上配設部の上面は、前記屋外側に向かうにしたがって徐々に前記床面に近づく方向に傾斜している
    ことを特徴とする請求項1記載の止水板。
  3. 構造物の屋内側と屋外側とを連通しかつ開閉体によって開閉される開口部の幅方向に対向して設けられた一対の受け部材に両端部が取り付けられて、前記開口部よりも屋外側で床面から立設する止水板を備えた開口部の防水装置であって、
    前記止水板は、
    前記開口部を閉塞する閉塞部と、
    前記閉塞部の下端部に連なりかつ前記閉塞部よりも前記屋外側に突出して前記床面上に配設される床面上配設部と、
    を備えることを特徴とする開口部の防水装置。
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