JP2016079204A - 熱伝導性シリコーングリース組成物 - Google Patents
熱伝導性シリコーングリース組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016079204A JP2016079204A JP2014208693A JP2014208693A JP2016079204A JP 2016079204 A JP2016079204 A JP 2016079204A JP 2014208693 A JP2014208693 A JP 2014208693A JP 2014208693 A JP2014208693 A JP 2014208693A JP 2016079204 A JP2016079204 A JP 2016079204A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grease composition
- silicone grease
- conductive silicone
- group
- organopolysiloxane
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Lubricants (AREA)
Abstract
Description
即ち、印刷最高速度を指標として用いた場合、生産性能の評価という観点で有効であるが、印刷版のバラつき、印刷装置設定のバラつきなどにより、熱伝導性シリコーングリース組成物の印刷性能を一意に評価することが困難である。レオメータ測定のピークを測定することによって、印刷版や印刷装置設定のバラつきを含まずに、印刷性能を評価することが可能である。
〔1〕
1種又は2種以上のオルガノポリシロキサン(A)、及び平均粒径が0.1〜100μmの熱伝導性無機充填剤(B)を含有する熱伝導性シリコーングリース組成物であって、成分(B)が成分(A)100質量部に対して200〜2,000質量部であり、該熱伝導性シリコーングリース組成物の25℃における粘度が100〜1,000Pa・sであり、該熱伝導性シリコーングリース組成物の下記レオメータ測定における特定周波数(4.642Hz)の下記ピーク高さが0.05以下であることを特徴とする熱伝導性シリコーングリース組成物。
レオメータ測定:
測定機 HAAKE RS6000
測定冶具 コーン・プレート C20/20°TiL
測定ギャップ 0.105mm(液量:0.08ml)
前処理条件 7.5(1/S)等速回転 5分間
測定モード 固定変形量−周波数依存性測定
変形条件 CD−Auto Strain 4π/100±π/100
測定周波数 0.1〜100Hz
測定温度 23℃±2℃
上記条件で、η’の周波数依存性を測定する。
ピーク高さ:前記レオメータピーク測定のη’の周波数依存性を測定結果より、周波数4.642Hzのη’を“η’実測”とし、周波数2.415Hzと6.813Hzを結ぶ直線上の周波数4.642Hzのη’を“η’仮想”とした場合に、ピーク高さ=log(η’実測/η’仮想)とする。
〔2〕
成分(A)の25℃における粘度が、10〜1,000,000mPa・sである〔1〕記載の熱伝導性シリコーングリース組成物。
〔3〕
成分(A)が、下記一般式(1)
で表される加水分解性オルガノポリシロキサンを5〜70質量%含有してなるものである〔1〕又は〔2〕記載の熱伝導性シリコーングリース組成物。
〔4〕
成分(A)が、更に1分子中に少なくとも2個のアルケニル基を有するオルガノポリシロキサンもしくは1分子中に少なくとも1個のヒドロキシル基を有するオルガノポリシロキサンを含有してなるものである〔3〕記載の熱伝導性シリコーングリース組成物。
〔5〕
成分(A)が、上記式(1)で表される加水分解性オルガノポリシロキサンを含有すると共に、1分子中に少なくとも2個のアルケニル基を有するオルガノポリシロキサンと、下記一般式(2)
で表される1分子中に少なくとも2個のケイ素原子に結合した水素原子を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンとを、白金系触媒を用いて付加反応させることにより得られるオルガノポリシロキサンを含有してなるものである〔3〕又は〔4〕記載の熱伝導性シリコーングリース組成物。
〔6〕
成分(A)が、下記一般式(3)
で表されるオルガノポリシロキサンを含有してなるものである〔3〕〜〔5〕のいずれかに記載の熱伝導性シリコーングリース組成物。
〔7〕
式(1)で表される加水分解性オルガノポリシロキサンが、−R2−SiR1 a(OR3)(3-a)のaが0である3官能の加水分解性オルガノポリシロキサンである〔3〕〜〔6〕のいずれかに記載の熱伝導性シリコーングリース組成物。
〔8〕
式(1)で表される加水分解性オルガノポリシロキサンが、片末端3官能の加水分解性オルガノポリシロキサンである〔7〕記載の熱伝導性シリコーングリース組成物。
〔9〕
熱伝導性無機充填剤(B)が、金属系粉末、金属酸化物系粉末、金属水酸化物系粉末及び金属窒化物系粉末の中から選択される少なくとも1種である〔1〕〜〔8〕のいずれかに記載の熱伝導性シリコーングリース組成物。
〔10〕
熱伝導性無機充填剤(B)が、銀粉末、アルミニウム粉末、酸化アルミニウム粉末、酸化亜鉛粉末、窒化アルミニウム粉末、窒化ホウ素粉末及び水酸化アルミニウム粉末から選択される少なくとも1種であることを特徴とする〔9〕に記載の熱伝導性シリコーングリース組成物。
本発明の熱伝導性シリコーングリース組成物を構成する成分(A)のオルガノポリシロキサンは、その1種を単独で、又は2種以上の混合物として使用できるが、いずれの場合もB型回転粘度計(ロータNo.4/10rpm)による25℃における粘度が10〜1,000,000mPa・s、特に100〜100,000mPa・sの液状であることが好ましい。25℃における粘度が10mPa・sより小さいと、得られる熱伝導性シリコーングリース組成物の保管時の分離などが発生し、安定性に乏しくなる場合があり、1,000,000mPa・sより大きいと、成分(B)との混合が困難となる場合がある。
(I)1分子中に少なくとも2個のケイ素原子に結合したアルケニル基を有するオルガノポリシロキサン、又は該アルケニル基を有するオルガノポリシロキサンと、下記一般式(2)
で表される1分子中に少なくとも2個のケイ素原子に結合した水素原子(SiH基)を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンとを、白金単体、塩化白金酸、白金−オレフィン錯体、白金−アルコール錯体等の白金系触媒の存在下に反応させて得られるオルガノポリシロキサン(高分子化したオルガノポリシロキサン、又はゲル状オルガノポリシロキサン)、
(II)1分子中に少なくとも1個のケイ素原子に結合したヒドロキシル基を有するオルガノポリシロキサン、
(III)直鎖シリコーンオイル
等が挙げられる。
なお、上記(I)〜(III)のオルガノポリシロキサンは、これらの1種又は2種以上を、上述した式(1)で表される加水分解性オルガノポリシロキサンと共に、均一に混合して用いることもできる。
また、(II)において、触媒であるグアニジン化合物の配合量は、上記ヒドロキシル基を有するオルガノポリシロキサン100質量部に対して0.1〜10質量部、特に0.5〜5質量部であることが好ましい。
また、pは5≦p≦2,000、特に10≦p≦1,000の整数である。
直鎖シリコーンオイルは、1種を単独で使用しても2種以上を組み合わせて使用してもよい。
成分(B)の熱伝導性無機充填剤は、本発明の熱伝導性シリコーングリース組成物に熱伝導性を付与する充填剤である。
熱伝導性無機充填剤は1種を単独で使用しても2種以上を組み合わせて使用してもよい。
レオメータ測定:
測定機 HAAKE RS6000
測定冶具 コーン・プレート C20/20°TiL
測定ギャップ 0.105mm(液量:0.08ml)
前処理条件 7.5(1/S)等速回転 5分間
測定モード 固定変形量−周波数依存性測定
変形条件 CD−Auto Strain 4π/100±π/100
測定周波数 0.1〜100Hz
測定温度 23℃±2℃
上記条件で、η’の周波数依存性を測定する。
ピーク高さ:前記レオメータピーク測定のη’の周波数依存性を測定結果より、周波数4.642Hzのη’を“η’実測”とし、周波数2.415Hzと6.813Hzを結ぶ直線上の周波数4.642Hzのη’を“η’仮想”とした場合に、ピーク高さ=log(η’実測/η’仮想)とする。
なお、ピーク高さを上記範囲とするためには、本発明の熱伝導性シリコーングリース組成物を、前述の成分比率にコントロールすることにより達成できる。
熱伝導性シリコーングリース組成物の粘度の測定は、株式会社マルコム製の型番PC−1TL(回転数1rpm、10rpm)を用いて行った。
熱伝導率は、京都電子工業株式会社製のTPA−501を用いて、25℃において測定した。
熱伝導性シリコーングリース組成物の印刷最高速度は、下記のスクリーンと装置を使って印刷して目視により観察した。直径0.5mm以上の非印刷部分があった場合に不合格とした。合格となる最高速度を印刷最高速度とした。
印刷装置: ミノグループ製 エクレアEA1515
マスク: スクリーン 280メッシュ
マスク開口部: 41mm×28mm
基材: アルミニウム板
待ち時間: 0.5秒
過走距離: 30mm
基材との距離: 1.6mm
熱伝導性シリコーングリース組成物の下記レオメータ測定におけるピーク高さを固定変形量でη’の周波数依存性を測定することにより算出した。
レオメータ測定:
測定機 HAAKE RS6000
測定冶具 コーン・プレート C20/20°TiL
測定ギャップ 0.105mm(液量:0.08ml)
前処理条件 7.5(1/S)等速回転 5分間
測定モード 固定変形量−周波数依存性測定
変形条件 CD−Auto Strain 4π/100±π/100
測定周波数 0.1〜100Hz
測定温度 23℃±2℃
ピーク高さ:前記レオメータピーク測定のη’の周波数依存性を測定結果より、周波数4.642Hzのη’を“η’実測”とし、周波数2.415Hzと6.813Hzを結ぶ直線上の周波数4.642Hzのη’を“η’仮想”とした場合に、ピーク高さ=log(η’実測/η’仮想)とする。
熱伝導性シリコーングリース組成物のズレ性は、次の工程に従って測定した数値で評価した。
(1)0.5mmのスペーサーを設け、アルミニウム板とスライドガラスの間に、直径1.5cmの円状になるように熱伝導性シリコーングリース組成物を挟みこむ。
(2)次に、この試験片を地面に対して鉛直にセットし、−45℃と150℃(各30分)を交互に繰り返すヒートサイクル試験を行うように、エスペック株式会社製の熱衝撃試験機(型番:TSE−11−A)の中に配置し、1,000サイクル試験を行う。
(3)1,000サイクル試験の後、熱伝導性シリコーングリース組成物が元の場所からどのくらいズレたかを測定する。
攪拌機、温度計、冷却管及び窒素ガス導入管を設けた内容積2,000mlのフラスコに、両末端がジメチルビニルシリル基で封鎖され、主鎖の5モル%がフェニル基で残りの95モル%がメチル基である、25℃におけるB型回転粘度計による粘度がロータNo.4/10rpmで1,100mPa・sのオルガノポリシロキサン600gと、下記式(4)
得られたオルガノポリシロキサンA−1中に含有される加水分解性オルガノポリシロキサン量は39質量%に相当する量であった。また、オルガノポリシロキサンA−1の25℃におけるB型回転粘度計による粘度はロータNo.4/10rpmで8,500mPa・sであった。
調製例1で使用した式(5)で示される加水分解性オルガノポリシロキサンの仕込み量を140gとしたこと以外は、全て調製例1と同様にしてビニル基を含有する(ビニル基量0.0032mol/100g)オルガノポリシロキサンA−2を得た。
得られたオルガノポリシロキサンA−2中に含有される加水分解性オルガノポリシロキサン量は19質量%に相当する量であった。また、オルガノポリシロキサンA−2の25℃におけるB型回転粘度計による粘度はロータNo.4/10rpmで15,000mPa・sであった。
調製例1で使用した式(4)で示されるオルガノハイドロジェンポリシロキサンの仕込み量を12gとしたこと以外は、全て調製例1と同様にしてビニル基を含有する(ビニル基量0.0014mol/100g)オルガノポリシロキサンA−3を得た。
得られたオルガノポリシロキサンA−3中に含有される加水分解性オルガノポリシロキサン量は39質量%に相当する量であった。また、オルガノポリシロキサンA−3の25℃におけるB型回転粘度計による粘度はロータNo.4/10rpmで12,000mPa・sであった。
調製例1で使用した式(4)で示されるオルガノハイドロジェンポリシロキサンの仕込み量を15gとしたこと以外は、全て調製例1と同様にしてSiH基を含有する(SiH基量0.0001mol/100g)オルガノポリシロキサンA−4を得た。
得られたオルガノポリシロキサンA−4中に含有される加水分解性オルガノポリシロキサン量は39質量%に相当する量であった。また、オルガノポリシロキサンA−4の25℃におけるB型回転粘度計による粘度はロータNo.4/10rpmで16,000mPa・sであった。
調製例1で使用した式(4)で示されるオルガノハイドロジェンポリシロキサン10gに代えて、下記式(6)
得られたオルガノポリシロキサンA−5中に含有される加水分解性オルガノポリシロキサン量は38質量%に相当する量であった。また、オルガノポリシロキサンA−5の25℃におけるB型回転粘度計による粘度はロータNo.4/10rpmで11,000mPa・sであった。
調製例1で使用した式(4)で示されるオルガノハイドロジェンポリシロキサン10gに代えて、上記式(6)で示されるオルガノハイドロジェンポリシロキサン35g、及び上記式(7)で示されるオルガノハイドロジェンポリシロキサン5gを用いた以外は、全て調製例1と同様にしてSiH基を含有する(SiH基量0.0005mol/100g)オルガノポリシロキサンA−6を得た。
得られたオルガノポリシロキサンA−6中に含有される加水分解性オルガノポリシロキサン量は38質量%に相当する量であった。また、オルガノポリシロキサンA−6の25℃におけるB型回転粘度計による粘度はロータNo.4/10rpmで15,000mPa・sであった。
調製例1で使用した式(5)で示される加水分解性オルガノポリシロキサン390gに代えて、下記式(8)
得られたオルガノポリシロキサンA−7中に含有される加水分解性オルガノポリシロキサン量は39質量%に相当する量であった。また、オルガノポリシロキサンA−7の25℃におけるB型回転粘度計による粘度はロータNo.4/10rpmで9,500mPa・sであった。
攪拌機を設けた内容積2,000mlのフラスコに、下記式(9)
得られたオルガノポリシロキサンA−8中に含有される、加水分解性オルガノポリシロキサン量は40質量%に相当する量であった。また、オルガノポリシロキサンA−8の25℃におけるB型回転粘度計による粘度はロータNo.4/10rpmで6,000mPa・sであった。
攪拌機を設けた内容積2,000mlのフラスコに、両末端がジメチルビニルシリル基で封鎖され、主鎖の5モル%がフェニル基で残りの95モル%がメチル基である、25℃におけるB型回転粘度計による粘度がロータNo.4/10rpmで1,100mPa・sのオルガノポリシロキサン600gと、調製例1で使用した式(4)で示されるオルガノハイドロジェンポリシロキサン12gと、調製例1で使用した式(5)で示される加水分解性オルガノポリシロキサン390gとを入れた。更に、白金−ジビニルテトラメチルジシロキサン錯体のジメチルビニルシリル末端封鎖のジメチルポリシロキサン溶液(白金原子を1質量%含有する白金触媒)を0.25g投入した後、室温(25℃)で60分間混合撹拌してオルガノポリシロキサンA−9を得た。
得られたオルガノポリシロキサンA−9中に含有される、加水分解性オルガノポリシロキサン量は39質量%に相当する量であった。また、オルガノポリシロキサンA−9の25℃におけるB型回転粘度計による粘度はロータNo.4/10rpmで800mPa・sであった。
攪拌機を設けた内容積2,000mlのフラスコに、両末端がヒドロキシル基で封鎖され、主鎖の100モル%がメチル基である、25℃におけるB型回転粘度計による粘度がロータNo.4/10rpmで20,000mPa・sのオルガノポリシロキサン400gと、調製例1で使用した式(5)で示される加水分解性オルガノポリシロキサン600gとを入れて、オルガノポリシロキサンA−10を得た。
得られたオルガノポリシロキサンA−10中に含有される加水分解性オルガノポリシロキサン量は60質量%であった。また、オルガノポリシロキサンA−10の25℃におけるB型回転粘度計による粘度はロータNo.4/10rpmで12,000mPa・sであった。
これに、下記式(10)
熱伝導性シリコーングリース組成物の製造
調製例1〜10で得られたオルガノポリシロキサンA−1〜A−10、及び下記に示す成分(B)を用いて、表1及び2に示した成分組成で配合し、プラネタリミキサー(井上製作所(株)製)を用いて120℃で1時間混合し、実施例1〜11及び比較例1〜8の熱伝導性シリコーングリース組成物を得た。なお、比較例4〜8に関しては、120℃で1時間混合後に、175℃で96時間放置した後の熱伝導性シリコーングリース組成物を用いた。得られた熱伝導性シリコーングリース組成物を用いて、上述した各種試験を行った。その結果を表1及び2に併記した。また、図1に実施例1と比較例1のレオメータ測定結果を示す。
B−1:アルミナ粉末(平均粒径10.3μm)
B−2:アルミナ粉末(平均粒径1.1μm)
B−3:アルミナ粉末(平均粒径30μm)
B−4:酸化亜鉛粉末(平均粒径1.1μm)
ここで、平均粒径は、日機装株式会社製の粒度分析計であるマイクロトラックMT3300EXにより測定した、体積基準の累積平均径である。
Claims (10)
- 1種又は2種以上のオルガノポリシロキサン(A)、及び平均粒径が0.1〜100μmの熱伝導性無機充填剤(B)を含有する熱伝導性シリコーングリース組成物であって、成分(B)が成分(A)100質量部に対して200〜2,000質量部であり、該熱伝導性シリコーングリース組成物の25℃における粘度が100〜1,000Pa・sであり、該熱伝導性シリコーングリース組成物の下記レオメータ測定における特定周波数(4.642Hz)の下記ピーク高さが0.05以下であることを特徴とする熱伝導性シリコーングリース組成物。
レオメータ測定:
測定機 HAAKE RS6000
測定冶具 コーン・プレート C20/20°TiL
測定ギャップ 0.105mm(液量:0.08ml)
前処理条件 7.5(1/S)等速回転 5分間
測定モード 固定変形量−周波数依存性測定
変形条件 CD−Auto Strain 4π/100±π/100
測定周波数 0.1〜100Hz
測定温度 23℃±2℃
上記条件で、η’の周波数依存性を測定する。
ピーク高さ:前記レオメータピーク測定のη’の周波数依存性を測定結果より、周波数4.642Hzのη’を“η’実測”とし、周波数2.415Hzと6.813Hzを結ぶ直線上の周波数4.642Hzのη’を“η’仮想”とした場合に、ピーク高さ=log(η’実測/η’仮想)とする。 - 成分(A)の25℃における粘度が、10〜1,000,000mPa・sである請求項1記載の熱伝導性シリコーングリース組成物。
- 成分(A)が、下記一般式(1)
で表される加水分解性オルガノポリシロキサンを5〜70質量%含有してなるものである請求項1又は2記載の熱伝導性シリコーングリース組成物。 - 成分(A)が、更に1分子中に少なくとも2個のアルケニル基を有するオルガノポリシロキサンもしくは1分子中に少なくとも1個のヒドロキシル基を有するオルガノポリシロキサンを含有してなるものである請求項3記載の熱伝導性シリコーングリース組成物。
- 成分(A)が、上記式(1)で表される加水分解性オルガノポリシロキサンを含有すると共に、1分子中に少なくとも2個のアルケニル基を有するオルガノポリシロキサンと、下記一般式(2)
で表される1分子中に少なくとも2個のケイ素原子に結合した水素原子を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンとを、白金系触媒を用いて付加反応させることにより得られるオルガノポリシロキサンを含有してなるものである請求項3又は4記載の熱伝導性シリコーングリース組成物。 - 成分(A)が、下記一般式(3)
で表されるオルガノポリシロキサンを含有してなるものである請求項3〜5のいずれか1項に記載の熱伝導性シリコーングリース組成物。 - 式(1)で表される加水分解性オルガノポリシロキサンが、−R2−SiR1 a(OR3)(3-a)のaが0である3官能の加水分解性オルガノポリシロキサンである請求項3〜6のいずれか1項に記載の熱伝導性シリコーングリース組成物。
- 式(1)で表される加水分解性オルガノポリシロキサンが、片末端3官能の加水分解性オルガノポリシロキサンである請求項7記載の熱伝導性シリコーングリース組成物。
- 熱伝導性無機充填剤(B)が、金属系粉末、金属酸化物系粉末、金属水酸化物系粉末及び金属窒化物系粉末の中から選択される少なくとも1種である請求項1〜8のいずれか1項に記載の熱伝導性シリコーングリース組成物。
- 熱伝導性無機充填剤(B)が、銀粉末、アルミニウム粉末、酸化アルミニウム粉末、酸化亜鉛粉末、窒化アルミニウム粉末、窒化ホウ素粉末及び水酸化アルミニウム粉末から選択される少なくとも1種であることを特徴とする請求項9に記載の熱伝導性シリコーングリース組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014208693A JP6372293B2 (ja) | 2014-10-10 | 2014-10-10 | 熱伝導性シリコーングリース組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014208693A JP6372293B2 (ja) | 2014-10-10 | 2014-10-10 | 熱伝導性シリコーングリース組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016079204A true JP2016079204A (ja) | 2016-05-16 |
JP6372293B2 JP6372293B2 (ja) | 2018-08-15 |
Family
ID=55957689
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014208693A Active JP6372293B2 (ja) | 2014-10-10 | 2014-10-10 | 熱伝導性シリコーングリース組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6372293B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019093052A1 (ja) * | 2017-11-09 | 2019-05-16 | 信越化学工業株式会社 | 熱伝導性シリコーングリース組成物 |
WO2020095902A1 (ja) * | 2018-11-09 | 2020-05-14 | 積水ポリマテック株式会社 | 熱伝導性組成物、熱伝導性部材、熱伝導性部材の製造方法、放熱構造、発熱複合部材、放熱複合部材 |
CN113597452A (zh) * | 2019-03-04 | 2021-11-02 | 信越化学工业株式会社 | 非固化型导热性有机硅组合物 |
CN114015412A (zh) * | 2021-10-21 | 2022-02-08 | 纳派化学(上海)有限公司 | 一种高导热有机硅脂及其制备方法 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007277387A (ja) * | 2006-04-06 | 2007-10-25 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 熱伝導性シリコーングリース組成物 |
JP2010242022A (ja) * | 2009-04-09 | 2010-10-28 | Denso Corp | 熱伝導性シリコーングリース組成物 |
JP2012077256A (ja) * | 2010-10-06 | 2012-04-19 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | 室温湿気増粘型熱伝導性シリコーングリース組成物 |
JP2014105283A (ja) * | 2012-11-28 | 2014-06-09 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 熱伝導性シリコーングリース組成物 |
WO2014115456A1 (ja) * | 2013-01-22 | 2014-07-31 | 信越化学工業株式会社 | 熱伝導性シリコーン組成物、熱伝導性層及び半導体装置 |
-
2014
- 2014-10-10 JP JP2014208693A patent/JP6372293B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007277387A (ja) * | 2006-04-06 | 2007-10-25 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 熱伝導性シリコーングリース組成物 |
JP2010242022A (ja) * | 2009-04-09 | 2010-10-28 | Denso Corp | 熱伝導性シリコーングリース組成物 |
JP2012077256A (ja) * | 2010-10-06 | 2012-04-19 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | 室温湿気増粘型熱伝導性シリコーングリース組成物 |
JP2014105283A (ja) * | 2012-11-28 | 2014-06-09 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 熱伝導性シリコーングリース組成物 |
WO2014115456A1 (ja) * | 2013-01-22 | 2014-07-31 | 信越化学工業株式会社 | 熱伝導性シリコーン組成物、熱伝導性層及び半導体装置 |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019093052A1 (ja) * | 2017-11-09 | 2019-05-16 | 信越化学工業株式会社 | 熱伝導性シリコーングリース組成物 |
CN111315825A (zh) * | 2017-11-09 | 2020-06-19 | 信越化学工业株式会社 | 导热性硅脂组合物 |
US11186798B2 (en) | 2017-11-09 | 2021-11-30 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Thermally conductive silicone grease composition |
CN111315825B (zh) * | 2017-11-09 | 2021-12-14 | 信越化学工业株式会社 | 导热性硅脂组合物 |
WO2020095902A1 (ja) * | 2018-11-09 | 2020-05-14 | 積水ポリマテック株式会社 | 熱伝導性組成物、熱伝導性部材、熱伝導性部材の製造方法、放熱構造、発熱複合部材、放熱複合部材 |
JPWO2020095902A1 (ja) * | 2018-11-09 | 2021-02-15 | 積水ポリマテック株式会社 | 熱伝導性組成物、熱伝導性部材、熱伝導性部材の製造方法、放熱構造、発熱複合部材、放熱複合部材 |
CN112955506A (zh) * | 2018-11-09 | 2021-06-11 | 积水保力马科技株式会社 | 导热性组合物、导热性构件、导热性构件的制造方法、散热结构、发热复合构件、散热复合构件 |
CN112955506B (zh) * | 2018-11-09 | 2024-01-12 | 积水保力马科技株式会社 | 导热性组合物、导热性构件、导热性构件的制造方法、散热结构、发热复合构件、散热复合构件 |
CN113597452A (zh) * | 2019-03-04 | 2021-11-02 | 信越化学工业株式会社 | 非固化型导热性有机硅组合物 |
CN113597452B (zh) * | 2019-03-04 | 2023-03-31 | 信越化学工业株式会社 | 非固化型导热性有机硅组合物 |
US11912869B2 (en) | 2019-03-04 | 2024-02-27 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Non-curable thermal-conductive silicone composition |
CN114015412A (zh) * | 2021-10-21 | 2022-02-08 | 纳派化学(上海)有限公司 | 一种高导热有机硅脂及其制备方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6372293B2 (ja) | 2018-08-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5283553B2 (ja) | 熱伝導性シリコーングリース組成物 | |
JP6708005B2 (ja) | 熱伝導性シリコーンパテ組成物 | |
US20200071526A1 (en) | One-pack addition curable silicone composition, method for storing same, and method for curing same | |
JP5388329B2 (ja) | 放熱用シリコーングリース組成物 | |
KR102345272B1 (ko) | 열전도성 실리콘 조성물 | |
WO2011162312A1 (en) | Thermally conductive silicone grease composition | |
CN112867765B (zh) | 导热性有机硅组合物及其固化物 | |
JP5843364B2 (ja) | 熱伝導性組成物 | |
WO2018207696A1 (ja) | 熱伝導性シリコーン組成物 | |
JP6372293B2 (ja) | 熱伝導性シリコーングリース組成物 | |
JP6933198B2 (ja) | 熱伝導性シリコーン組成物及びその製造方法 | |
JP2020063380A (ja) | 熱伝導性シリコーン組成物 | |
JP6579272B2 (ja) | 熱伝導性シリコーン組成物 | |
JP7371249B2 (ja) | 高熱伝導性シリコーン組成物 | |
EP3805317A1 (en) | Thermally conductive silicone composition and method for producing same | |
WO2017064976A1 (ja) | 熱伝導性シリコーングリース組成物 | |
JP6943028B2 (ja) | 熱伝導性シリコーン組成物 | |
CN113272386B (zh) | 导热性有机硅组合物 | |
JP2010013563A (ja) | 熱伝導性シリコーングリース | |
JP2018178010A (ja) | 熱伝導性シリコーングリース組成物及びその硬化物 | |
WO2024077435A1 (en) | Thermally conductive silicone composition | |
JP7088123B2 (ja) | 熱伝導性シリコーン組成物の製造方法 | |
JP2023105550A (ja) | シリコーン樹脂組成物 | |
JP2023012918A (ja) | シリコーン樹脂組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20161025 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170517 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170523 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170719 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180109 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180202 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180619 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180702 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6372293 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |