JP2016078684A - シート構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】シートの脚部を移動することによってシートを折り畳む形式のシート構造であって、ロック部が設けられた脚部の外観性を向上するとともに、樹脂カバーがロック部及びストライカに接触することを防止できる技術を提供すること。【解決手段】車両のシート構造であって、シート22の脚部75を移動することによってシート22を折り畳む形式のシート構造である。シート構造は、車体30に設けられたストライカ36と、脚部75の側部に設けられ、ストライカ36に係合するロック部78と、脚部75に設けられ、この脚部75を覆う脚部カバー91とを有する。脚部カバー91は、ロック状態でストライカ36との接触を避けるように開口する切り欠き部97fを有する。【選択図】図6

Description

本発明は、シートの脚部が脚部カバーで覆われたシート構造に関する。
車体のフロアにシートを設置する際、フロアが平坦でははく、凹凸が形成されている場合がある。このような凹凸が形成されたフロアに、脚部を介して支持されたシートとして、特許文献1に開示された技術が知られている。
特許文献1には、部分的に凹部が形成されたフロアが示されている。シートの脚部のうち凹部に設置される脚部を、他の脚部よりも長くすることで、シートが傾かずに所望の姿勢に設置される。また、外観性等の観点から、露出した脚部が、樹脂製の脚部カバーで覆われている。脚部カバーの下部には、フロアと連続するように平板部が形成されており、この平板部によって、脚部の設置部にある凹部が塞がれる。
近年、シートには、脚部を移動することによってシートを折り畳む形式のシート構造が実用に供されている。折り畳む形式のシートには、フロアにストライカを設け、脚部にロック部(ラッチ)を設け、ロック部をストライカに係合させることによって、シートをフロアに固定するものがある。このような脚部を移動する形式のシート構造においても、脚部を脚部カバーで覆うことによって、ロック部やロック部を作動させるためのワイヤを部分的に隠し、脚部の外観性を向上させることが求められる。
しかし、従来技術の脚部カバーでは、フロアの凹には対応するものの、単に脚部に沿って延びるように形成されているため、外観性を保ちつつロック部を覆うことが考慮されていない。また、ロック部をストライカに係合する際、ロック部をストライカに押し込む必要があるので、ストライカが脚部に接触することがある。この点、単に脚部と共にロック部を覆っただけでは、ストライカが樹脂カバーに接触し、樹脂カバーに傷がつくおそれがある。
特開2012−240426号公報
本発明は、シートの脚部を移動することによってシートを折り畳む形式のシート構造であって、ロック部が設けられた脚部の外観性を向上するとともに、樹脂カバーがロック部及びストライカに接触することを防止できる技術の提供を課題とする。
請求項1による発明によれば、シートの脚部を移動することによって前記シートを折り畳む形式のシート構造において、車体に設けられたストライカと、前記脚部の側部に設けられ、前記ストライカに係合するロック部と、前記脚部に設けられ、この脚部を覆う脚部カバーとを有し、前記脚部カバーは、ロック状態で前記ストライカとの接触を避けるように開口する切り欠き部を有することを特徴とする。
請求項2に記載のごとく、好ましくは、切り欠き部の幅は、脚部の幅よりも広いことを特徴とする。
請求項3に記載のごとく、好ましくは、脚部カバーは、樹脂製であり、起立状態における平面視で、ロック部の位置がストライカ側に突出していることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、車体に設けられたストライカと、脚部の側部に設けられたロック部と、脚部を覆う脚部カバーとを有する。脚部カバーは、ロック状態でストライカとの接触を避けるように開口する切り欠き部を有し、この切り欠き部によって、脚部カバーの開口を最小限に抑え、脚部カバーによって脚部を覆うことができる。さらに、脚部カバーは、ロック状態でストライカとの接触を避けるように開口する切り欠き部を有するので、ロック部をストライカに係合する際、ストライカを脚部に接触する位置まで押し込んでも、ストライカが脚部カバーには接触せず、脚部カバーに傷がつくことを防止できる。すなわち、シートの脚部を倒すことによってシートを折り畳む形式のシート構造であって、ロック部が設けられた脚部の外観性を向上するとともに、樹脂製の脚部カバーがロック部及びストライカに接触することを防止できる。
請求項2に係る発明では、切り欠き部の幅は、脚部の幅よりも広いので、ロック部をストライカに係合する際、ストライカを脚部カバーよりも奥の位置まで押し込み易く、ロック部をストライカに係合させ易くできる。さらに、切り欠き部の幅を、脚部の幅よりも広くしたので、ストライカの位置によらず、ストライカが脚部カバーに接触することを回避できる。
請求項3に係る発明では、脚部カバーは、樹脂製であり、起立状態における平面視で、ロック部の位置がストライカ側に突出しているので、突出部の内側では、脚部と脚部カバーとの間にスペースを設けることができ、ロック部を作動させるためのワイヤを容易に通すことができる。さらに、突出部を形成することで、樹脂製の脚部カバーの剛性を向上させることができる。
本発明の実施例による車両の平面視における透視図である。 図1に示された第3列シートの正面図である。 図2の3−3線断面図である。 図2の4矢視図である。 図4に示された第3列シートの透視図である。 図4の要部拡大図である。 図6に示された前側の脚部カバーの斜視図である。 図7に示された前側の脚部カバーの背面図である。 図3の9−9線断面図である。 図3に示された第3列シートの作用図である。 本発明に係るシート構造の作用図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、説明中、左右とは車両の乗員を基準として左右、前後とは車両の進行方向を基準として前後を指す。また、図中Frは前、Rrは後、Lは乗員から見て左、Rは乗員から見て右、Upは上、Dwは下を示している。
実施例による車両について説明する。
図1には、車両10の一例として、右ハンドルのワゴン車が示されている。車両10は、車室11の前方にエンジンルーム12が形成され、このエンジンルーム12には、走行用動力源としてのエンジン13が搭載されている。車室11内には、乗員が着座するための座席が3列に設けられている。
車室11の前部の右側には、運転席15が設けられ、この運転席15の隣に助手席16(他席16)が設けられている。車幅中心を通り前後方向に延びる中心線C1は、運転席15及び助手席16によって挟まれている。即ち、運転席15は、車幅中心C1に対して右側にオフセットした位置に配置され、助手席16は、車幅中心C1に対して、左側にオフセットした位置に配置されている。以下、適宜、車両右側を「運転席側」といい、車両左側を「助手席側」という。即ち、本実施例において、運転席側は車両右側ということができ、助手席側は車両左側ということができる。これらの運転席15及び助手席16は、車両10を側方から見た場合に、互いに重なっており、これらをまとめて、適宜、第1列シートという。
運転席15及び助手席16(第1列シート15,16)の後方には、3人が着座可能な第2列シート17,18が、車幅方向に亘って設けられている。第2列シート17,18は、第2列の左シート17と第2列の右シート18の2つのシートが車幅方向に連続して設けられることにより、1つのベンチ型のシートとされている。第2列シート17,18を構成する2つのシートは、それぞれ、折り畳み可能に構成される。
第2列シート17,18(中列シート17,18)の後方には、3人が着座可能な第3列シート21,22(後列シート21,22)が、車幅方向に亘って設けられている。第3列シート21,22の構成も第2列シート17,18と同様であり、第3列の左シート21と第3列の右シート22の2つのシートが車幅方向に連続して設けられることにより、1つのベンチ型のシートとされている。第3列シート21,22を構成する2つのシートは、それぞれ、折り畳み可能に構成される。
フロントウインドウ23の上部車幅中央には、乗員Mnが後方を確認するためのルームミラー24が取り付けられている。また、車体30前部の左右端部には、乗員が側方及び後方を確認するためのサイドミラー25,25が取り付けられている。
第1列シート15,16、第2列シート17,18及び第3列シート21,22は、車体30のフロア31に配置されている。車室11の後端部、即ち、第3列シート21,22の後部には、荷物を載置可能な荷室32が形成される。この荷室32は、フロア31よりも一段低い位置から形成されている。
また、車体30の後端において、車幅方向及び上下方向の全体に亘って後部開口41が形成されている。この後部開口41を開閉可能に、テールゲート42が取り付けられている。テールゲート42の一部は、閉じ状態において車両の後面を構成する。
このテールゲート42の車幅方向の一部には、高さ方向の全体に亘ってサブドア開口43(乗降用開口43)が形成されている。サブドア開口43は、乗員の乗降のために形成されている開口であり、車両10の助手席側の端部から車幅中央を越える位置まで形成されている。このサブドア開口43には、開閉可能にサブドア44(乗降用サブドア44)が取り付けられている。サブドア44は、テールゲート42及びサブドア44の閉じ状態において、車両10の後面の一部を構成する。
車両10の後面に車幅方向に亘って後部窓パネル45が配置されている。後部窓パネル45は、テールゲート42に固定されているテールゲート側窓パネル46と、サブドア44に固定されているサブドア側窓パネル47とからなる。テールゲート側窓パネル46及びサブドア側窓パネル47は、車幅方向に亘って連続的に設けられている。これらのテールゲート側窓パネル46の後面と、サブドア側窓パネル47の後面とは、略面一に配置されている。
次に車室11後部について説明する。
図2に示されるように、車室11の左右の側壁48,48の間、且つ、テールゲート42の前方において、フロア31に第3列シート21,22が設けられる。第3列シート21,22は、後部の車幅方向に横並びに配置された3人掛けのシートである。
第3列シート21,22は、左右に所定の比率(例えば、6:4)で分割され、幅の広い第3列の左シート21と、幅の狭い第3列の右シート22とから構成される。第3列の左シート21には、左の乗員及び中央の乗員が着座することができる。第3列の右シート22には、右の乗員が着座することができる。なお、左右のシートの分割比率は、6:4に限定されず、7:3や、5:5等であっても差し支えない。さらには、分割されず、車幅方向に一体となったシートであっても差し支えない。
第3列の左シート21は、左及び中央の乗員が着座するシートクッション51と、左及び中央の乗員の背部を支持するシートバック52と、左の乗員の頭部を支持するヘッドレスト53と、中央の乗員の頭部を支持するヘッドレスト54とを有する。同様に、第3列の右シート22は、シートクッション61と、シートバック62と、ヘッドレスト63とを有する。
次に第3列シート21,22の車体30へ取付について説明する。なお、便宜上、第3列の右シート22について説明するが、第3列の左シート21も同様の構成である。
図2及び図3に示されるように、車室11の下部は、荷室32の底板33と、この底板33の前端から立ち上がる立ち壁部34と、この立ち壁部34の上端から車体前方に延びるフロア31とからなる。
第3列の右シート22前部の下方において、フロア31に上方に突出する上向きのストライカ35が設けられている。フロア31の後端部に後方に突出する後ろ向きのストライカ36が設けられている。
第3列の右シート22は、底板33及び立ち壁34に締結部材71によって固定される脚固定部72と、この脚固定部72に設けられる支持部73と、この支持部73に第1の軸74を介して回動可能に設けられる後ろの脚部75とを有する。さらに、第3列の右シート22は、後ろの脚部75の車幅方向外方の位置で、脚固定部72に回動可能に設けられる後ろの補助脚部76を有し、この後ろの補助脚部76及び後ろの脚部75によって、シートクッション61の後部を支持する。後ろの脚部75の上端部、及び、後ろの補助脚部76の上端部は、シートクッション61の後部に設けられた第2の軸77に回動可能に設けられている。
後ろの脚部75の長手方向中間位置において、後ろの脚部75の側部には、後ろ向きのストライカ36に係合するロック部(ラッチ)78が設けられている。
また、第3列の右シート22は、上向きのストライカ35に係合されシートクッション61の前部を支持する前の脚部81を有する。前の脚部81の上端部は、シートクッション61の前部に設けられた第3の軸82に回動可能に設けられている。
図2〜図5に示されるように、前の脚部81の下端部には、上向きのストライカ36に係合する前用ラッチ83が設けられている。シートバック62の上端部には、引き出し可能にストラップ84が設けられており、このストラップ84に接続された上部ワイヤ85がシートバック61内に通され、上部ワイヤ85の端部がワイヤ牽引機構86に接続される。ワイヤ牽引機構86から2本の下部ワイヤ87,87が、シートバック62及びシートクッション61内に延ばされ、さらに2本の下部ワイヤ87,87は、後ろの脚部75と前の脚部81に沿って延ばされ、それぞれロック部78と前用ラッチ83に接続される。
また、第3列の右シート22には、シートクッション61に対するシートバック62の角度を調節する角度調節機構88が設けられている。ワイヤ牽引機構86には、図示せぬワイヤが角度調節機構88に接続されており、ストラップ84を引くことで、角度調節機構88のロックを解除してシートバック62の角度を調節することができる。また、ストラップ84を引くことで、上部ワイヤ85、ワイヤ牽引機構86及び下部ワイヤ87,87を介して、ロック部78及び前用ラッチ83が解除される。
前の脚部81には、この前の脚部81を覆う前カバー89が設けられている。前カバー89によって、前の脚部81の外観性を向上せさるとともに、下部ワイヤ87及び前用ラッチ83の大部分を覆うことができる。後ろの脚部75には、この後ろの脚部75を覆う脚部カバー91が設けられている。脚部カバー91によって、後ろの脚部75の外観性を向上せさるとともに、下部ワイヤ87及びロック部78の大部分を覆うことができる。
図5に示されるように、後ろの脚部75及び後ろの補助脚部76は、前の脚部81よりも長く形成されている。前の脚部81の本体部分、後ろの脚部75の本体部分及び後ろの補助脚部76は、金属製の部材によって構成されている。なお、前の脚部81の本体部分、後ろの脚部75の本体部分及び後ろの補助脚部76は、金属製に限定されず、硬質な部材であれば、樹脂製、木製であっても差し支えない。また、第3列の右シート22は、ダンパー79を備えている。
図3、図6〜図8に示されるように、脚部カバー91は、樹脂製であり、前側の前半体92と後ろ側の後ろ半体93とからなる。前半体92及び後ろ半体93は、後ろの脚部75に沿って延びるように形成されている。後ろ半体93は、前半体92よりも長く、シートクッション61の下面近傍から、底板33に設けられた支持部73の側方まで覆うように形成されている。このため、荷室32側からの脚部75の外観性をより向上させることができる。
前半体92は、前側を形成する前面部92aと、この前面部92aの車幅方向両端から後方に延びる左右の側面部92bと、これらの左右の側面部92bの後端に形成される嵌合部92cとを有する。嵌合部92cは、後ろ半体93に嵌合される。さらに、前半体92は、起立状態における平面視で、ロック部78の位置が後ろ向きのストライカ36側に突出する突出部92dを有している。このため、突出部92dの内側では、後ろの脚部75と樹脂製の脚部カバー91との間にスペースを設けることができ、ロック部78を作動させるためのワイヤを容易に通すことができる。さらに、突出部92dを形成することで、脚部カバー91の剛性を向上させることができる。
また、前半体92は、ロック部78(ラッチ)を外部に露出させるための縦長に開口する開口部92eと、この開口部92eに交差するとともに、ロック状態で後ろ向きのストライカ36との接触を避けるように開口する切り欠き92fとが形成されている。切り欠き部92fによって、脚部カバー91の開口を最小限に抑え、脚部カバー91によって後ろの脚部75を覆うことができる。
さらに、脚部カバー91は、切り欠き部92fを有するので、ロック部78を後ろ向きのストライカ36に係合する際、後ろ向きのストライカ36を後ろの脚部75に接触する位置まで押し込んでも、後ろ向きのストライカ36が脚部カバー91には接触せず、脚部カバー91に傷がつくことを防止できる。すなわち、シートの脚部75を倒すことによってシートを折り畳む形式のシート構造であっても、ロック部78が設けられた脚部75の外観性を向上するとともに、樹脂製の脚部カバー91がロック部78及びストライカ36に接触することを防止できる。
次にロック状態における切り欠き部92fについて説明する。
図9に示されるように、後ろ半体93は、後ろ側を形成する後面部93aと、この後面部93aの車幅方向両端から前方に延びる左右の側面部93bとを有する。また、脚部75は、断面U字状の前側部材75aと、断面U字状の後側部材75bとから形成され、脚部75の側部75cにロック部(ラッチ)78が設けられている。そして、これらの脚部75及びロック部78が、脚部カバー91で覆われている。
前半体92の切り欠き部92fの幅W1は、後ろの脚部75の幅W2よりも広く形成されている。このため、ロック部78を後ろ向きのストライカ36に係合する際、ストライカ36を樹脂製の脚部カバー91よりも奥の位置まで押し込み易く、ロック部78をストライカ36に係合させ易くできる。さらに、切り欠き部92fの幅W1を、後ろの脚部75の幅W2よりも広くしたので、ストライカ36の位置によらず、ストライカ36が脚部カバー91に接触することを回避できる。
次に、以上に述べた第3列シート22の作用を説明する。
図10(a)に示されるように、第3列の右シート22は、起こされた状態である。ストラップ84を矢印aように引くと、ロック部(ラッチ)78及び前用ラッチ83が解除される。後ろの脚部75を矢印bのように回動させる。シートクッション61内に設けられた図示せぬリンク機構により、前の脚部81が矢印cのように畳まれる。
図10(b)に示されるように、シートバック62をシートクッション61に倒しつつ、シートバック62及びシートクッション61を矢印dのように荷室32の底板33に向けて移動させる。
図10(c)に示されるように、シートバック62及びシートクッション61は、荷室32に収納される。後ろの脚部75は倒れた状態となる。
次に、以上に述べたシート構造の作用を説明する。
図11(a)に示されるように、第3列の右シート22(図10参照)を起こし、脚部75を矢印eのように移動させる。
図11(b)に示されるように、脚部75を後ろ向きのストライカ36に突き当てることで、ロック部(ラッチ)78がロック状態となる。ストライカ36の後端は、樹脂カバー91の前端よりも、車両後方に位置する。しかし、脚部カバー91の切り欠き部92fによって、ストライカ36は脚部カバー91に接触しない。このため、脚部カバー91に傷がつくことを防止することができる。
図11(c)に示されるように、脚部75は若干、車両後方側に移動し、右シート22(図10参照)が起こされた状態に落ち着く。
尚、実施例において、第3列の右シート22の脚部75及び脚部カバー91について説明したが、これに限定されず、第3列の左シートの脚部75及び脚部カバー91についても同様の構成、作用である。また、実施例では、第3列シートについて説明したが、脚部の側部に、ストライカに係合するロック部が設けられていれば、第1列、第2列、左右のいずれのシートでもよく、前側の脚部、後ろ側の脚部のいずれであっても差し支えない。
さらに、実施例では、荷室32のように窪んだ位置に脚部を設けたが、これに限定されず、フロア31に脚部75を回動可能に設け、フロア31よりも高位に設けたストライカ36にロック部78を係合する構成としても差し支えない。さらに、実施例では、脚部75を車体30に回動可能に設けたが、これに限定されず、脚部75を車体30に平行移動可能に設けても差し支えない。即ち、実施例は、本発明の一例に過ぎず、作用・効果を奏する限りにおいて、本発明はこれらの形式のものに限られるものではない。
本発明のシートの脚部を移動することによって、シートを折り畳む形式のシート構造に好適である。
10…車両
21、22…第3列シート
30…車体
31…フロア
32…荷室
36…ストライカ
75…後ろの脚部
75c…脚部の側部
78…ロック部(ラッチ)
91…脚部カバー
92f…切り欠き部
W1…切り欠き部の幅
W2…脚部の幅

Claims (3)

  1. シートの脚部を移動することによって前記シートを折り畳む形式のシート構造において、
    車体に設けられたストライカと、
    前記脚部の側部に設けられ、前記ストライカに係合するロック部と、
    前記脚部に設けられ、この脚部を覆う脚部カバーとを有し、
    前記脚部カバーは、ロック状態で前記ストライカとの接触を避けるように開口する切り欠き部を有することを特徴とするシート構造。
  2. 前記切り欠き部の幅は、前記脚部の幅よりも広いことを特徴とする請求項1記載のシート構造。
  3. 前記脚部カバーは、樹脂製であり、
    起立状態における平面視で、前記ロック部の位置が前記ストライカ側に突出していることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のシート構造。
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