JP2016088457A - 車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】シートクッションとの間の隙間がなく、且つ、位置決めが可能なフロアボードを有する車両を提供すること。【解決手段】シート(20)の後部に配置され荷物を載置可能なフロアボード(30)を有する車両(10)において、シートクッションの下方に設けられシートレール(21)を覆っているカバー部材(70)の後端は、シートクッション(23)の後端よりも後方に位置し、カバー部材(70)のなかの、シートクッション(23)の後端よりも後方の部位(74)には、上方に向かって開口する開口部(71,72)が形成され、開口部(71,72)の内部には、シート(20)をスライド操作するためのストラップ(91)及び/又荷物を固定する固定部(93)が臨み、開口部(71,72)の縁は、上方に向かって突出し、フロアボード(30)には、開口部の縁に嵌合可能な孔(43)が形成されている。【選択図】図4

Description

本発明は、改良された車両に関する。
車両には、乗員が乗車する車室、及び、荷物が搭載される荷室が一体的に形成され、荷室に荷物を載置可能なフロアボードが設けられるものがある。例えば、シートの後方に荷室が形成され、荷室に取り外し可能なフロアボードが設けられた車両として、特許文献1に開示される技術がある。
特許文献1に開示される車両では、シートの後方に、車室と一体的に荷室が形成されている。荷室には段差のあるフロアが形成されており、この段差を埋め、平坦な面を広げるようにフロアボードは配置される。フロアボードはシートに固定されており、荷物の載置が可能である。
フロアボードの前端に取り付けられ車幅方向に延びるロッドを、シートクッションの後端に形成された凹部に嵌め込むことにより、フロアボードは、シートに対して、位置決めされると共に、固定される。
このとき、シートの後端と、フロアボードの前端との間には隙間が生じる。そのため、荷物をフロアボードに載置したときに、荷物が隙間から落下する虞がある。
実開昭64−5878号公報
本発明は、シートクッションとの間の隙間がなく、且つ、位置決めが可能なフロアボードを有する車両の提供を課題とする。
請求項1による発明によれば、乗員が乗車する車室、及び、荷物が搭載される荷室が一体的に形成され、
前記車室に設けられシートレール上を前後方向にスライド可能なシートと、このシートの後部に配置され前記荷物を載置可能なフロアボードと、を有する車両において、
前記シートは、シートクッションと、このシートクッションの下方に設けられ前記シートレールを覆っているカバー部材と、を有し、
前記カバー部材の後端は、前記シートクッションの後端よりも後方に位置し、
前記カバー部材のなかの、前記シートクッションの後端よりも後方の部位には、上方に向かって開口する開口部が形成され、
前記開口部の内部には、前記シートをスライド操作するためのストラップの先端部が臨み、
前記開口部の縁は、上方に向かって突出し、
前記フロアボードには、前記開口部の縁に嵌合可能な孔が形成されていることを特徴とする車両が提供される。
請求項2による発明によれば、乗員が乗車する車室、及び、荷物が搭載される荷室が一体的に形成され、
前記車室に設けられシートレール上を前後方向にスライド可能なシートと、このシートの後部に配置され前記荷物を載置可能なフロアボードと、を有する車両において、
前記シートは、シートクッションと、このシートクッションの下方に設けられ前記シートレールを覆っているカバー部材と、を有し、
前記カバー部材の後端は、前記シートクッションの後端よりも後方に位置し、
前記カバー部材のなかの、前記シートクッションの後端よりも後方の部位には、上方に向かって開口する開口部が形成され、
前記開口部の内部には、前記荷物を固定する際にロープを係止可能な固定部が臨み、
前記開口部の縁は、上方に向かって突出し、
前記フロアボードには、前記開口部の縁に嵌合可能な孔が形成されていることを特徴とする車両が提供される。
請求項3に記載のごとく、好ましくは、前記開口部の縁の上端は、前記固定部よりも高く、且つ、前記フロアボードの上面部よりも低い。
請求項4に記載のごとく、好ましくは、前記カバー部材のなかの、前記シートクッションの後端よりも後方の部位には、後方に向かって突出すると共に、前記フロアボードの下面部に当接する当接部が形成されている。
請求項1及び請求項2に係る発明では、シートクッションの下方に設けられシートレールを覆っているカバー部材の後端は、シートクッションの後端よりも後方に位置しており、この部位には、上方に向かって開口する開口部が形成され、開口部の縁は、上方に向かって突出している。そして、フロアボードには、開口部の縁に嵌合可能な孔が形成されている。
孔の周りには必ずフロアボードを形成する部位が存在する。そのため、フロアボードのなかの、孔よりも前方の部位をシートの後端まで延ばせば、フロアボードとシートとの間の隙間を埋めることができ、荷物の落下を防ぐことができる。
さらに、フロアボードの孔にはカバー部材の開口部の縁が嵌め込まれるため、フロアボードは、シートに対して位置決めされると共に、固定される。
加えて、開口部の内部には、シートをスライド操作するためのストラップの先端部、又は、荷物を固定する際にロープを係止可能な固定部が臨む。すなわち、開口部は、フロアボードの位置決めのための部位のみならず、ストラップ又は固定部の臨む部位も兼ねている。結果、荷室の構造及び外観性が簡素になる。
請求項3に係る発明では、開口部の縁の上端はフロアボードよりも低い。そのため、フロアボードに載置された荷物は、開口部の上に荷物が載置されても、荷物は、開口部と干渉しない。
加えて、開口部の縁の上端は固定部よりも高い。固定部は、荷物を固定する際にロープを係止可能な部位であり、硬い部材が用いられる。開口部の縁の上端が固定部よりも高ければ、荷物は、この硬い部材を用いた固定部に干渉することを防ぐことができる。
請求項4に係る発明では、カバー部材のなかの、シートクッションの後端よりも後方の部位には、後方に向かって突出すると共に、フロアボードの下面部に当接する当接部が形成されている。フロアボードは、カバー部材のなかの、シートクッションの後端よりも後方の部位のみならず、当接部によっても支持される。支持される部位が増え、フロアボードはより強固に支持される。
本発明の実施例による車両を後方から見下ろした状態の斜視図である。 図1の2−2線断面図である。 図1に示されたシートの下部の斜視図である。 図1の4ー4線断面図である。 図4の5ー5線断面図である。 シートが前進限に位置する状態における車室及び荷室を説明する図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、説明中、左右とは車両の乗員を基準として左右、前後とは車両の進行方向を基準として前後を指す。また、図中Frは前、Rrは後、Lは乗員から見て左、Rは乗員から見て右、Upは上、Dnは下を示している。
<実施例>
図1を参照する。図1には、本発明による車両10の後部が、後方から下方へ見下された状態において示されている。車両10には、左右2つのシート20,20が設けられている。これらの左右のシート20,20は、例えば、前後2列に配置されるシートのなかの後列シートである。
図2を参照する。図2には、車両10の右半分が左側方から見た状態において示されている。以下、右のシート20を単に「シート20」という。以下、車両10の右半分を例に説明する。左のシート20(図1参照)を含め、車両10の左半分は、車両10の右半分に略対称に構成されており、詳細な説明を省略する。即ち、右半分について説明した構成については、左半分の構成に適宜読み替えることができる。
車両10には、乗員が乗車する車室11、及び、荷物が搭載される荷室12が一体的に形成されている。具体的には、車室11は、シート20よりも前方の部位をいい、荷室12は、シート20よりも後方の部位をいう。
車室11及び荷室12の床部は、フロアパネル13によって車外と仕切られている。フロアパネル13は、車両前方に位置する一般面部14と、この一般面部14の後方に一体的に形成され上方に膨出させた膨出部15と、を有している。
膨出部15には、シート20が取り付けられている。シート20は、前後方向にスライド可能に設けられると共に、一般面部14に収納可能な構成とされている。なお、図に示される状態において、シート20は、後退限に位置している。
荷室12には、トランクボード16が配置されている。このトランクボード16によって、荷室12は、上下に仕切られている。即ち、荷室12は、トランクボード16の下方に形成されている下部荷室17と、トランクボード16の上方に形成されている上部荷室18と、からなる。例えば、下部荷室17には、車両10の修理の際に使用する工具等を収納することができる。上部荷室18には、乗員が頻繁に出し入れする荷物を収納することができる。
トランクボード16の上面には、フロアボード30が載置されている。フロアボード30は、シート20に連結されており、シート20と共に前後方向に移動可能である。シート20が後退限に位置する場合において、フロアボード30の後端は、荷室12の後端に位置している。図1に戻る。フロアボード30は、車幅中央から右端部まで配置されている。
図2を参照する。シート20は、フロアパネル13の膨出部15に固定された左右のシートレール21(左のレール21のみが示されている。)と、これらのシートレール21上に設けられた左右の脚部22(左の脚部22のみが示されている。)と、これらの左右の脚部22に支持されているシートクッション23と、このシートクッション23の後端から立ち上げられるシートバック24と、シートバック24の上端に設けられるヘッドレスト25と、シートクッション23の下方に設けられ左右のシートレール21を覆っているカバー部材70と、からなる。
シートクッション23の側方には、シートベルトのスルーアンカが着脱自在に嵌め込まれるバックル26が設けられている。
カバー部材70は、左右のシートレール21の他に、左右の脚部22の一部を覆っている。カバー部材70の後端は、シートクッション23の後端よりも後方に位置している。以下、カバー部材70のなかの、シートクッション23の後端よりも後方に位置する部位を、便宜上、後突部74とする。
カバー部材70の後突部74の上面は、トランクボード16の上面に対して、面一に形成されている。
荷物を載置可能なフロアボード30は、後突部74の上面に配置されるセンターボード40と、このセンターボード40の前方に位置するフロントボード50と、センターボード40の後方に位置するリアボード60とが、一体的に形成されてなる。
センターボード40とフロントボード50との間には、第1折り曲げ部31が形成されており、センターボード40とリアボード60との間には、第2折り曲げ部32が形成されている。これら第1折り曲げ部31及び第2折り曲げ部32は、フロアボード30のなかの他の部位よりも薄く形成されている。
フロアボード30は、第1折り曲げ部31及び第2折り曲げ部32を起点に折り曲げることができる。即ち、フロントボード50は、センターボード40に対して、第1折り曲げ部31を中心に前後方向にスイング可能に設けられている。リヤボード60は、センターボード40に対して、第2折り曲げ部32を中心に前後方向にスイング可能に設けられている。
シート20は、乗員が着座し、シートバック24に凭れかかることができる状態にある。この状態においては、フロントボード50は、第1折り曲げ部31を起点に後方に折り曲げられ、シートバック24の後面の下部を覆うように位置する。
シートバック24を前方に倒すと、フロントボード50は、シートバック24と共に前方にスイングする。下部荷室17の荷物を取り出す際には、トランクボード16と共にリヤボード60を前方へスイングさせる。
フロアボード30は、後突部74に固定されており、シート20のスライドに連動する。フロアボード30と後突部74との固定については、後述する。
再び図1を参照する。センターボード40の中央には、車両10を上方から見た場合において、矩形形状を呈する孔43が形成されている。この孔43の内部には、シート20をスライド操作するためのストラップ91、及び、チャイルドシートを固定するためのアンカー93(荷物を固定する際にロープを係止可能な固定部93)が臨んでいる。
図3を参照する。左右のシートレール21,21には溝が形成されており、それぞれの溝に脚部22,22の末端が差し込まれている。脚部22,22の後端部の間には、円筒形状を呈するブラケット27が架け渡されている。
アンカー93は、U字形状を呈し、開口側が下方を向くように、ブラケット27に接合されている。ブラケット27には、ストラップ91を引っ掛けるための引掛け部28が接合されている。ストラップ91は、この引掛け部28に引っ掛けられ、ストラップ91の把持部92は上方を向く。
一方、ストラップ91の末端部は、軸部材を中心にスイングするスイング部材29の一端と繋がっている。スイング部材29は、スライダーの係止及び解除を行うロック機構と連結している。ロック機構には、周知の構成を採用することができる。
図4を参照する。図4には、カバー部材70の後突部74の上面にフロアボード30が重ねられた状態が示されている。
カバー部材70の後突部74の上面には、上方に向かって開口する第1開口部71と第2開口部72とが形成されている。第1開口部71と第2開口部72は、平面視において、矩形形状を呈する。第1開口部71の内部にはストラップ91の把持部92(先端部92)が臨み、第2開口部72の内部にはアンカー93が臨む。
第1開口部71の縁、及び、第2開口部72の縁には、上方に向かって突出する突出部80が形成されている。第1開口部71と第2開口部72との間には、第1開口部71と第2開口部72とを仕切る仕切部73が形成されている。
併せて、図5を参照する。突出部80は、第1開口部71及び第2開口部72から上方に連続して延びる内側部83と、この内側部の外周を囲む外側部84と、これら内側部83及び外側部84の上端を覆い、上方から見下ろした状態において矩形の環状を呈する環状部85とからなる。
センターボード40に形成された孔43は、突出部80の内側部83よりも大きく形成されている。センターボード40の下面部41(以下、センター下面部41とする。)の孔43の周りには、突出部80が嵌め込まれる受け部45が形成されている。受け部45は、環状部85と接する第1受け部46と、外側部84と接する第2受け部47と、からなる。
フロアボード30の孔43に突出部80が嵌め込まれた時、突出部80周辺において、センター下面部41は、後突部74の上面と接しない。なお、センター下面部41のうち、突出部80周辺以外の部位については、後突部74の上面と接しており、センターボード40は、後突部74に支持される。
アンカー93が臨む第2開口部72の縁の上端の一部は、突出している。詳細には、環状部85のなかの前後方向に延びる部位に、第1凸部81が形成されている。仕切部73の上端には、上方に突出する第2凸部82が形成されている。
第1凸部81の上端(第2開口部72の上端)及び第2凸部82の上端(第2開口部72の上端)は、アンカー93よりも高く、且つ、センターボード40の上面部42(以下、センター上面部42とする。)よりも低い。
カバー部材70の後突部74には、後方に向かって突出すると共に、リアボード60の下面部61(以下、リア下面部61とする。)の先端に当接する当接部75が形成されている。当接部75は、下方に一体的に形成されたリブ75aによって補強されている。
次に本発明の作用及び効果について説明する。
図1及び図4を参照する。カバー部材70のなかの後突部74には、上方に向かって開口する第1開口部71及び第2開口部72が形成されている。これら第1開口部71の縁、及び、第2開口部72の縁には、上方に向かって突出する突出部80が形成されている。
センターボード40には、突出部80の内側部83に沿うように孔43が形成されており、センター下面部41の孔43の周りには、突出部80が嵌め込まれる受け部45が形成されている。
孔43の周りには必ずセンターボード40を形成する部位が存在する。そのため、突出部80が受け部45に嵌め込まれた状態において、センターボード40のなかの、孔43よりも前方の部位をシート20の後端まで延ばせば、センターボード40とシート20との間の隙間を埋めることができ、荷物の落下を防ぐことができる。
図2を参照する。特に、本実施例では、センターボード40の前方にフロントボード50が設けられている。シート20が、乗員が着座し、シートバック24に凭れかかることができる状態にある場合において、フロントボード50は、シートバック24の後面の下部を覆うように位置する。フロアボード30は、側面視において、略L字形状を呈する。。フロントボード30が壁となり、センターボード40の前端から荷物が落下しない。
さらに、上記の通り、突出部80が受け部45に嵌め込まれるため、フロアボード30は、シート20に対して位置決めされると共に、固定される。
加えて、第1開口部71の内部にはストラップの把持部92が臨み、第2開口部72の内部には、アンカー93が臨む。そのため、第1開口部71及び第2開口部72は、フロアボード30の位置決めのための部位のみならず、ストラップ91の把持部92又はアンカー93の臨む部位も兼ねている。結果、荷室12の構造及び外観性が簡素になる。
さらに、第1開口部71の突出部80の近傍には、ストラップ91を係止するための係止部94が形成されている。係止部94によって、ストラップ91の下方への入り込みを防止できる。特に、突出部80の近傍に係止部94が形成されているため、容易にストラップ91の把持部92を掴むことができる。
図5を参照する。第1凸部81の上端及び第2凸部82(図4参照)の上端は、センター上面部よりも低い。そのため、フロアボード30に載置された荷物は、第2開口部72と干渉しない。
加えて、第1凸部81の上端及び第2凸部72(図4参照)の上端は、アンカー93よりも高い。アンカー93は、チャイルドシートを支えるベルトを固定する部位であり、硬い部材が用いられる。第1凸部81及び第2凸部72がアンカー93よりも高ければ、荷物が、この硬い部材を用いたアンカー93に干渉することを防ぐことができる。
後突部74には、後方に向かって突出すると共に、フロアボード30の下面部に当接する当接部75が形成されている。フロアボード30は、後突部74のみならず、当接部75によっても支持される。支持される部位が増えるため、フロアボード30はより強固に支持される。特に、本実施例では、当接部75にリブ75aが形成されており、さらに強固に支持することができる。
以下、併せて、図6を参照し、本実施例における詳細を説明する。図6に示される状態において、シート20は、前進限に位置し、併せて、フロアボード30も、前進限に位置している。このとき、リアボード60については、前端が当接部75により支持され、後端はトランクボード16により支持される。
仮に、当接部75がなかった場合において、シート20が前進限に位置したとき、リアボード60の前方に形成された第2折り返し部32に力が集中する。一方、本実施例では、当接部75によりリアボード60の前端が支持されているため、第2折り曲げ部32に加わる力を抑制することができる。シート20のスライド位置にかかわらず、リアボード60の前端は支持されるため、フロアボード30は、より強固に支持される。
即ち、フロアボード30の後部を構成するリアボード60が、第2折り返し部32を中心に前方に向かってスイング可能な構成とされている。これに対して、当接部75は、第2折り返し部32よりも後方に突出している。
尚、本発明による車両は、左右に分割されたシート20及びフロアボード30を例に説明したが、車幅方向に亘って配置されるシートに1枚のフロアボードを配置することも可能である。さらに、前後3列にシートが配置される車両に適用する場合には、3列目のシートにフロアボードを連結させる等、適宜変更を加えることができる。
さらに、開口部に臨むものは、ストラップやアンカーに限られない。例えば、シガーソケットを利用した電源、電子機器の端子の挿入口など、乗員が車内で利用するものを考慮し、利便性の高まるものが臨んでいてもよい。
即ち、本発明は、作用及び効果を奏する限りにおいて、実施例に限定されない。
本発明の車両は、乗用車に好適である。
10…車両
11…車室
12…荷室
23…シートクッション
30…フロアボード
31…第1折り曲げ部
32…第2折り曲げ部
40…センターボード
41…センター下面部
43…孔
45…受け部(46…第1受け部,47…第2受け部)
50…フロントボード
60…リアボード
61…下面部
62…上面部
70…カバー部材
71…第1開口部
72…第2開口部
73…仕切り部
80…突出部
81…第1凸部
82…第2凸部
83…内側部
84…外側部
85…環状部
91…ストラップ(92…把持部)
93…アンカー

Claims (4)

  1. 乗員が乗車する車室、及び、荷物が搭載される荷室が一体的に形成され、
    前記車室に設けられシートレール上を前後方向にスライド可能なシートと、このシートの後部に配置され前記荷物を載置可能なフロアボードと、を有する車両において、
    前記シートは、シートクッションと、このシートクッションの下方に設けられ前記シートレールを覆っているカバー部材と、を有し、
    前記カバー部材の後端は、前記シートクッションの後端よりも後方に位置し、
    前記カバー部材のなかの、前記シートクッションの後端よりも後方の部位には、上方に向かって開口する開口部が形成され、
    前記開口部の内部には、前記シートをスライド操作するためのストラップの先端部が臨み、
    前記開口部の縁は、上方に向かって突出し、
    前記フロアボードには、前記開口部の縁に嵌合可能な孔が形成されていることを特徴とする車両。
  2. 乗員が乗車する車室、及び、荷物が搭載される荷室が一体的に形成され、
    前記車室に設けられシートレール上を前後方向にスライド可能なシートと、このシートの後部に配置され前記荷物を載置可能なフロアボードと、を有する車両において、
    前記シートは、シートクッションと、このシートクッションの下方に設けられ前記シートレールを覆っているカバー部材と、を有し、
    前記カバー部材の後端は、前記シートクッションの後端よりも後方に位置し、
    前記カバー部材のなかの、前記シートクッションの後端よりも後方の部位には、上方に向かって開口する開口部が形成され、
    前記開口部の内部には、前記荷物を固定する際にロープを係止可能な固定部が臨み、
    前記開口部の縁は、上方に向かって突出し、
    前記フロアボードには、前記開口部の縁に嵌合可能な孔が形成されていることを特徴とする車両。
  3. 前記開口部の縁の上端は、前記固定部よりも高く、且つ、前記フロアボードの上面部よりも低いことを特徴とする請求項2に記載の車両の荷室フロア構造。
  4. 前記カバー部材のなかの、前記シートクッションの後端よりも後方の部位には、後方に向かって突出すると共に、前記フロアボードの下面部に当接する当接部が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3いずれか1項記載の車両の荷室フロア構造。
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