JP2016076353A - 金属空気電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】出力性能および放電持続性に優れ、電池反応による生成物によって構成部品が破損するようなことのない金属空気電池を提供すること。
【解決手段】有底円筒状の容器本体10と、容器本体10に着脱可能に取り付けられた蓋体20と、容器本体10内に固定配置された円筒状正極体30と、円筒状正極体30と実質的に共通の中心軸を有するように当該円筒状正極体30内に配置された複数の部分円筒状負極体41〜44と、蓋体20の内面に装着された負極端子50と、負極端子50に各々の一端側が接続固定されるとともに、各々の他端側が部分円筒状負極体41〜44の各々の一端側に接続固定されている複数の板バネ状集電体61〜64とを備えてなり、隣り合う部分円筒状負極体の間にはスリット状の隙間が形成されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、金属からなる負極体と、空気極を構成する正極体とを備えた金属空気電池に関する。
従来、金属空気電池であるマグネシウム空気電池として、有底角筒状の容器本体と、容器本体に着脱可能に取り付けられた蓋体と、容器本体の一面に固定配置された板状の正極体と、蓋体に固定されるとともに容器本体の内部に挿入される円柱状(ロッド状)の負極体とを備えてなるものが知られている(下記特許文献1参照)。
特開2014−146479号公報
例えば、携帯電話の充電などの用途に供される金属空気電池には、ある程度高い出力(最大電力)が望まれる。
しかしながら、上記特許文献1のような構造のマグネシウム空気電池では、電極の面積、特に、正極体に対向する負極体の表面積が狭く、また、正極体と負極体との離間距離が大きいことから、十分に高い出力を得ることができない。
一方、金属空気電池には、ある程度長い時間にわたり所期の出力による放電が持続することが望まれる。特に、負極体(マグネシウム合金)が消費される前に、電池反応による反応生成物によって反応の持続性が損なわれたり、当該反応生成物によって構成部品が破損したりすることは避けなければならない。
本発明は以上のような事情に基いてなされたものである。
本発明の第1の目的は、従来公知の金属空気電池より高い出力(最大電力)を得ることができる金属空気電池を提供することにある。
本発明の第2の目的は、電池反応による反応生成物によって反応の持続性が損なわれにくく、放電持続性に優れた金属空気電池を提供することにある。
本発明の第3の目的は、電池反応による反応生成物によって構成部品が破損するようなことのない金属空気電池を提供することにある。
(1)本発明の金属空気電池は、有底円筒状の容器本体と、
前記容器本体に着脱可能に取り付けられた蓋体と、
前記容器本体内に固定配置された、空気極を構成する円筒状正極体と、
前記円筒状正極体と実質的に共通の中心軸を有するように当該円筒状正極体内に配置された、金属極を構成する複数の部分円筒状負極体と、
前記蓋体の内面に装着された負極端子と、
前記負極端子に各々の一端側が接続固定されるとともに、各々の他端側が前記部分円筒状負極体の各々の一端側に接続固定されている複数の板バネ状集電体とを備えてなり、
隣り合う前記部分円筒状負極体の間にはスリット状の隙間が形成されていることを特徴とする。
このような構成の金属空気電池によれば、正極体に対向する負極体の表面積を広く確保することができるとともに、円筒状正極体と部分円筒状負極体とのクリアランスを、容器本体の全周にわたり狭く設定することができる。これにより、高い出力(電流−電圧特性試験における最大電力)を達成することができる。
また、このような構成の金属空気電池によれば、円筒状正極体と部分円筒状負極体との間における電池反応による反応生成物を、隣り合う部分円筒状負極体の間に形成されたスリット状の隙間から容器本体の中心軸側に移行させることができるので、当該反応生成物を容器本体内の全体に分散させることができ、円筒状正極体と部分円筒状負極体との間に反応生成物が早期に堆積して電池反応が阻害されることを防止することができ、この結果、この金属空気電池は、優れた放電持続性を有するものとなる。
更に、このような構成の金属空気電池によれば、円筒状正極体と部分円筒状負極体との間に堆積した反応生成物によっても構成部品(円筒状正極体)が破損するようなことはない。
仮に、正極体および負極体をともに円筒状のものとすると、両者の間に堆積した反応生成物による押圧力によって円筒状正極体が破損することが考えられる。
しかし、本発明の金属空気電池のように、複数の部分円筒状のもので負極体を構成することによれば、正極体と負極体との間に反応生成物が早期に堆積することが防止されるとともに、板バネ状集電体を撓ませることによって部分円筒状負極体の他端側が容器本体の中心軸側に変位し、これによって、反応生成物による円筒状正極体への押圧力が緩和されるので、円筒状正極体が破損することを確実に防止することができる。
(2)本発明の金属空気電池において、前記円筒状正極体内に配置されている前記部分円筒状負極体の数が2〜6であることが好ましい。
(3)本発明の金属空気電池において、前記円筒状正極体内に配置されている前記部分円筒状負極体の数が3または4であることが更に好ましい。
(4)本発明の金属空気電池において、前記円筒状正極体内に配置されている前記部分円筒状負極体の数が4であることが特に好ましい。
(5)本発明の金属空気電池において、前記円筒状正極体と前記部分円筒状負極体とのクリアランスが1.0〜5.0mmであることが好ましい。
(6)本発明の金属空気電池において、前記円筒状正極体と前記部分円筒状負極体とのクリアランスが1.5〜2.5mmであることが更に好ましい。
(7)本発明の金属空気電池において、隣り合う前記部分円筒状負極体の間に形成された前記スリット状の隙間の幅が1.0〜10.0mmであることが好ましい。
(8)本発明の金属空気電池において、前記円筒状正極体の内周面の面積に対する前記部分円筒状負極体の外周面の合計面積の比が0.62〜0.97であることが好ましい。
(9)本発明の金属空気電池において、前記部分円筒状負極体を構成する金属がマグネシウムまたはマグネシウム合金であることが好ましい。
本発明の金属空気電池によれば、従来公知の金属空気電池より高い出力(最大電力)を得ることができる。
また、本発明の金属空気電池は、電池反応による生成物によって反応持続性が損なわれにくいので、放電持続性に優れている。
更に、本発明の金属空気電池においては、電池反応による反応生成物によって構成部品である円筒状正極体が破損するようなことを防止することができる。
本発明の一実施形態に係るマグネシウム空気電池を示す斜視図である。 図1に示したマグネシウム空気電池において、容器本体から蓋体を脱着して部分円筒状負極体を取り出した状態を示す斜視図である。 図1に示したマグネシウム空気電池の構成部品(蓋体・部分円筒状負極体 ・板バネ状集電体)を示す斜視図である。 図1に示したマグネシウム空気電池において、蓋体と部分円筒状負極体との接続状態を示す斜視図である。 図1に示したマグネシウム空気電池の正面図である。 図5のA−A断面図である。 図5のB−B断面図である。 円筒状正極体の積層構成を示す断面図である。 長時間の放電前後における部分円筒状負極体の形態変化を模式的に示す断面図である。 実施例および比較例に係る電池について測定した電流−電圧特性試験の結果を示すチャートである。 実施例および比較例に係る電池について測定した放電持続性の試験結果を示すチャートである。
以下、本発明の金属空気電池の一実施形態に係るマグネシウム空気電池について、図面を用いて詳細に説明する。
図1〜図6(図6Aおよび図6B)に示す本実施形態のマグネシウム空気電池100は、有底円筒状の容器本体10と、容器本体10に着脱可能に取り付けられた有頂円筒状の蓋体20と、容器本体10内に固定配置された、空気極を構成する円筒状正極体30と、円筒状正極体30と実質的に共通の中心軸を有するように当該円筒状正極体30内に配置された、金属極を構成する部分円筒状負極体41〜44と、蓋体20の内面に装着された円板状の負極端子50と、負極端子50に各々の一端側(上側)が接続固定されるとともに、各々の他端側(下側)が部分円筒状負極体41〜44の各々の一端側(上側)に接続固定されている板バネ状集電体61〜64とを備えてなり、隣り合う部分円筒状負極体の間には、スリット状の隙間が形成されている。
マグネシウム空気電池100を構成する容器本体10は有底円筒状の樹脂材料からなる。この容器本体10内には、円筒状正極体30および部分円筒状負極体41〜44が配置されるとともに、電解液として例えば食塩水が収容されている。
容器本体10の側壁には開口窓11が12箇所に形成されている。これらの開口窓11によって、円筒状正極体30(集電体層33)の外周面を空気と接触させることができる。また、容器本体10の側周面には、円筒状正極体30と電気的に接続された正極端子70(リード接続部)が装着されている。
容器本体10の外径としては20〜200mmであることが好ましく、好適な一例を示せば74mmである。
容器本体10の内径としては18〜190mmであることが好ましく、好適な一例を示せば68mmである。
容器本体10の高さとしては30〜300mmであることが好ましく、好適な一例を示せば220mmである。
容器本体10の側壁に形成された開口窓11による開口面積(露出面積)としては、開口率が40%以上となるような面積であることが好ましく、好適な一例を示せば217.5cm2 (=18.125cm2 ×12)である。
マグネシウム空気電池100を構成する蓋体20は、有頂円筒状の樹脂材料からなり、容器本体10に対して着脱可能に設けられている。
図4に示すように、この蓋体20の内面(内頂面)には、薄板円板状の負極端子50が装着されている。
マグネシウム空気電池100を構成する円筒状正極体30は、容器本体10内に固定配置された空気極である。
円筒状正極体30の外周面は、容器本体10の内周面に当接され、開口窓11において容器外に露出している。
図7に示すように、円筒状正極体30は、導電材層31と集電体層33とが積層されてなる。
円筒状正極体30の導電材層31は、容器本体10内に収容される電解液(食塩水)と接触する内側層である。
この導電材層31は、導電性材料をバインダ樹脂により結着させることにより形成することができる。
ここに、導電材層31を得るために使用する導電性材料としては特に限定されるものではなく、従来公知の金属空気電池の正極体(導電材層)を構成する材料をすべて使用することができるが、好適な導電性材料として、アセチレンブラック、ケッチェンブラック、活性炭およびカーボンナノチューブなどの炭素材料を挙げることができる。
円筒状正極体30の導電材層31を形成するために導電性材料と混合されるバインダ樹脂としても特に限定されるものではないが、好適なバインダ樹脂として、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、エチレン・テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、エチレン・クロロトリフルオロエチレン共重合体(ECTFE)、ポリフッ化ビニル(PVF)などのフッ素樹脂を挙げることができる。
導電材層31には、従来公知の空気電池正極用の電極触媒が含有されていてもよい。
導電材層31に含有させることのできる触媒としては、白金(Pt)、ルテニウム(Ru)、イリジウム(Ir)、ロジウム(Rh)、パラジウム(Pd)、オスミウム(Os)、タングステン(W)、鉛(Pb)、鉄(Fe)、クロム(Cr)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、マンガン(Mn)、バナジウム(V)、モリブデン(Mo)、ガリウム(Ga)、アルミニウム(Al)等の金属およびその化合物、並びにこれらの合金などを例示することができる。
円筒状正極体30の集電体層33は、容器本体10の開口窓11から露出して、空気と接する外側層である。
集電体層33としては、導電性の金属材料からなる金網、エキスパンドメタル、織物、パンチングシートなどを好適に使用することができる。
導電性の金属材料としては、集電体として機能するものであれば特に限定されるものではなく、例えば、ステンレス鋼(SUS)、銅、ニッケルなどを挙げることができる。
円筒状正極体30の外径は、容器本体10の内径と実質的に同一であり、好適な一例を示せば68mmである。
円筒状正極体30の内径としては16〜188mmであることが好ましく、好適な一例を示せば66mmである。
円筒状正極体30の高さとしては30〜300mmであることが好ましく、好適な一例を示せば170mmである。
円筒状正極体30の内周面の面積としては15〜1772cm2 であることが好ましく、好適な一例を示せば352.5cm2 である。
マグネシウム空気電池100を構成する部分円筒状負極体41〜44は、マグネシウムまたはマグネシウム合金からなる金属極である。
部分円筒状負極体41〜44を構成するマグネシウム合金としては、従来公知のマグネシウム空気電池の負極体を構成するものをすべて使用することができる。
具体的には、アルミニウム、亜鉛、マンガン、ケイ素、希土類元素、カルシウム、ストロンチウム、スズ、ゲルマニウム、リチウム、ジルコニウム、ベリリウムから選ばれた少なくとも1種の金属と、マグネシウムとの合金を挙げることができる。
好適なマグネシウム合金としては、AZ31、AZ61、AZ91などのマグネシウムとアルミニウムと亜鉛とを含む合金、AM60、AM80などのマグネシウムとアルミニウムとマンガンとを含む合金を挙げることができる。
部分円筒状負極体41〜44は、円筒状正極体30内に収容可能なマグネシウムまたはマグネシウム合金からなる円筒体を軸方向に切断して円周方向に4分割することによって作製することができる。
なお、スリット状の隙間を確保するために、分割してなる部分円筒体(中心角=90°)の両側部分を切削により適宜除去して、部分円筒状負極体41〜44を作製してもよい。
ここに、部分円筒状負極体41〜44の中心角(θ)としては72〜89°であることが好ましく、更に好ましくは75〜77°である。
部分円筒状負極体41〜44は、隣り合う部分円筒状負極体の間にスリット状の隙間を確保しながら、円筒状正極体30と実質的に共通の中心軸を有するように(円筒状正極体30に収容可能な同心円筒体を形成するように)、当該円筒状正極体30内に等角度間隔で配置されている。
部分円筒状負極体41〜44は、円柱状の負極体と比較して、円筒状正極体30の内周面に対向する表面積を広く確保することができる。
部分円筒状負極体41〜44の外径としては14〜186mmであることが好ましく、好適な一例を示せば64mmである。
部分円筒状負極体41〜44の内径としては10〜170mmであることが好ましく、好適な一例を示せば57mmである。
部分円筒状負極体41〜44の高さとしては30〜300mmであることが好ましく、好適な一例を示せば160mmである。
部分円筒状負極体41〜44と、円筒状正極体30とのクリアランスとしては1.0〜5.0mmであることが好ましく、更に好ましくは1.5〜2.5mm、好適な一例を示せば2.0mmである。
このクリアランスが過大である場合には、得られる電池が十分に高い出力を有するものとならない。
他方、このクリアランスが過小である場合には、部分円筒状負極体と円筒状正極体との間に短絡が発生するおそれがある。
隣り合う部分円筒状負極体の間に形成された隙間の幅(G)としては1.0〜10.0mmであることが好ましく、好適な一例を示せば6.2mmである。
この幅(G)が過小である場合には、電池反応の反応生成物を容器(電池)全体に十分に分散させることができず、放電持続性を十分に満足するものとならない。
他方、この幅(G)が過大である場合には、円筒状正極体の内周面に対向する部分円筒状負極体の外周面を広く確保することができず、得られる電池が十分に高い出力を有するものとならない。
ここに、部分円筒状負極体41〜44の外周面の面積(4つの合計面積)としては9.3〜1720cm2 であることが好ましく、好適な一例を示せば270.4cm2 である。
円筒状正極体30の内周面の面積に対する、部分円筒状負極体41〜44の外周面の面積(合計面積)の比としては0.62〜0.97であることが好ましく、好適な一例を示せば0.77である。
蓋体20の内面に装着されてマグネシウム空気電池100を構成する負極端子50は、円板状の導電材料からなる。
図1〜図4において、55は、円板状の負極端子50と電気的に接続されている舌片部(リード接続部)である。
図4に示すように、マグネシウム空気電池100を構成する板バネ状集電体61〜64は、各々の一端側(上側)において、蓋体20の内面に装着された負極端子50に接続固定されるとともに、各々の他端側(下側)において、部分円筒状負極体41〜44の各々の一端側(上側)に接続固定されている。
板バネ状集電体61〜64の各々を撓ませることにより、部分円筒状負極体41〜44の各々の他端側(下側)を、撓み方向(円筒の半径方向)に変位させることができる。
本実施形態のマグネシウム空気電池100では、部分円筒状負極体41〜44の外周面近傍において下記(1)に示す酸化反応が起こり、円筒状正極体30において下記(2)に示す還元反応が起こり、電池全体として下記(3)に示す反応が起こることにより放電が行われる。
(1)2Mg → 2Mg+ + 4e-
(2)O2 +2H2 O+4e- → 4OH-
(3)2Mg+O2 +2H2 O → 2Mg(OH)2
本実施形態のマグネシウム空気電池100によれば、円筒状正極体30に対向する負極体の表面積を広く確保することができるとともに、円筒状正極体30と部分円筒状負極体41〜44とのクリアランスを、容器本体10の全周にわたって狭く(例えば1.0〜5.0mmに)設定することができる。
これにより、後述する実施例の結果からも明らかなように、本実施形態のマグネシウム空気電池100によれば、高い出力(電流−電圧特性試験における最大電力)を達成することができる。
また、本実施形態のマグネシウム空気電池100によれば、円筒状正極体30と部分円筒状負極体41〜44との間における電池反応による水酸化マグネシウム等の反応生成物をスリット状の隙間から容器本体10の中心軸側に移行させることができるので、当該反応生成物を電池(容器本体10)全体に分散させることができ、円筒状正極体30と部分円筒状負極体41〜44との間に反応生成物が早期に堆積することを防止することができる。
これにより、円筒状正極体30と部分円筒状負極体41〜44との間で行われる電池反応が、当該反応生成物によって阻害されることを抑制・防止することができ、この結果、後述する実施例の結果からも明らかなように、本実施形態のマグネシウム空気電池100は、優れた放電持続性を有するものとなる。
更に、本実施形態のマグネシウム空気電池100によれば、部分円筒状負極体41〜44の各々が、板バネ状集電体61〜64の各々を介して蓋体20(負極端子50)に固定されているので、円筒状正極体30と部分円筒状負極体41〜44との間に堆積した反応生成物による円筒状正極体30への押圧力を、板バネ状集電体61〜64の各々を撓ませて部分円筒状負極体41〜44の他端側(下側)を容器本体10の中心軸側に変位させることによって緩和することができる。これにより、構成部品である円筒状正極体30が破損することを有効に防止することができる。
ここに、図8(1)は、本実施形態のマグネシウム空気電池100を構成する部分円筒状負極体41および43の放電前の形態を示しており、同図(2)は、長時間の放電後において、円筒状正極体30と部分円筒状負極体41および43との間に堆積した反応生成物に押圧されて、各々の他端側(下側)が容器本体10の中心軸側に変位している部分円筒状負極体41および43の形態を示している。
部分円筒状負極体に代えて円筒状の負極体を使用した場合には、円筒状正極体と円筒状負極体との間に反応生成物が早期に堆積し、当該反応生成物によって、反応面に電解液が供給されずに反応(放電)が早期に停止してしまう(後述する比較例2〜4参照)。
また、円筒状正極体と円筒状負極体との間に堆積した反応生成物が円筒状正極体の内周面および円筒状負極体の外周面を押圧し、相対的に強度の低い円筒状正極体が破損するおそれがある(後述する比較例2〜4参照)。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものでなく、種々の変更が可能である。
例えば、円筒状正極体内に配置する部分円筒状負極体の数(板バネ状集電体の数)は4に限定されるものではなく適宜変更することができる。ここに、部分円筒状負極体の好適な数としては2〜6とされ、好ましくは3〜4とされる。
なお、部分円筒状負極体の中心角の合計は288〜356°であることが好ましい。
中心角の合計が過小である場合には、円筒状正極体の内周面に対向する部分円筒状負極体の外周面を広く確保することができず、得られる電池が十分に高い出力を有するものとならない。
他方、中心角の合計が過大である場合には、部分円筒状負極体の間に形成される隙間の幅を十分に確保することができず、得られる金属空気電池は放電持続性を十分に満足するものとならない。
また、本発明の金属空気電池の部分円筒状負極体を構成する金属はマグネシウムまたはマグネシウム合金に限定されるものでなく、従来公知の金属空気電池の負極(金属極)を構成する金属材料をすべて使用することができる。
具体的には、亜鉛、リチウム、鉄、ナトリウム、ベリリウム、アルミニウム、カドミウム、鉛およびこれらの合金を挙げることができる。
本発明の金属空気電池は、携帯電話の充電、小電力家電の駆動用に好適に用いることができる。
<実施例1>
下記(1)〜(8)の工程より、図1〜図6(図6Aおよび図6B)に示したような構造を有する本発明のマグネシウム空気電池を製造した。
(1)容器本体10の準備:
外径74.0mm、内径68.0mm、高さ220mmの有底円筒状であって、側壁の12箇所に25.0mm×72.5mmの開口窓11が形成されてなる樹脂製の容器本体10を準備した。
(2)蓋体20の準備:
上記(1)で準備した容器本体10に着脱可能で、負極端子50が内面に装着されている蓋体20を準備した。
(3)円筒状正極体30の作製:
活性炭とアセチレンブラックと水とPTFEとを所定の粘度になるように混合してなる組成物をプレス機により圧延し、得られたシートを150℃の恒温槽内で乾燥・焼成することにより導電材シートを形成した。
得られた導電材シートを銅製の金網(16メッシュ)からなる集電体に貼着して、図7に示したような導電材層31と集電体層33との積層体とするとともに、導電材層31が内側、集電体層33が外側になるように、外径68.0mm、内径66.0mm、高さ170mmの円筒状に形成して円筒状正極体30を作製した。
(4)部分円筒状負極体41〜44の作製:
マグネシウム合金(AZ31)からなる外径64.0mm、内径57.0mm、高さ160mmの円筒体を軸方向に切断して円周方向に4分割した。
次いで、得られた部分円筒体(中心角=90°)の各々の両側部分を約4mmずつ切削除去することにより、中心角75〜77°、体積22.0〜22.2cm3 、外周面の表面積67.4〜67.8cm2 の部分円筒状負極体41〜44を作製した。
得られた部分円筒状負極体41〜44の中心角の合計は304°、総体積は88.5cm3 、外周面の総表面積は270cm2 (円筒状正極体30の内周面の面積の77%)であった。
(5)部分円筒状負極体41〜44の蓋体20への固定:
幅10mm、長さ40mm、厚さ0.5mmの短冊状の銅板に、その幅方向の中心線上であって、当該銅板の一端から5mm離間した位置に中心を有する直径約4mmの第1貫通孔を形成するとともに、当該銅板の他端から5mm離間した位置に中心を有する直径約4mmの第2貫通孔を形成し、更に、当該銅板を、その一端から10mmの位置で垂直に折り曲げることによりL字状の板バネ状集電体61〜64を作製した。
次に、得られた板バネ状集電体61〜64の各々における折り曲げ面(10mm×10mm)を、第1貫通孔に締結具を挿通して、蓋体20の内面に装着された負極端子50に接続固定するとともに、板バネ状集電体61〜64の各々の他端側を、第2貫通孔に締結具を挿通して、上記(4)で得られた部分円筒状負極体41〜46の各々の一端側に接続固定することにより、当該部分円筒状負極体41〜44の各々を蓋体20に固定した。
ここに、部分円筒状負極体41〜44は、それぞれ、隣に位置する部分円筒状負極体との間にスリット状の隙間が確保されるように、蓋体20の円周方向に90°間隔で固定した。
(6)円筒状正極体30の容器本体10内への固定配置:
上記(3)で作製した円筒状正極体30を容器本体10内に固定配置した。
(7)部分円筒状負極体41〜44の容器本体10内への配置:
上記(4)で作製し、上記(5)で蓋体20に固定した部分円筒状負極体41〜44を容器本体10内(円筒状正極体30内)に配置した。
ここに、円筒状正極体30とのクリアランスが2.0mmとなり、隣り合う部分円筒状負極体の間に形成されるスリット状の隙間の幅(G)が6.2mmとなるように、部分円筒状負極体41〜44の配置位置を調整した。
(8)電解液の充填:
円筒状正極体30および部分円筒状負極体41〜44が配置された容器本体10内に、円筒状正極体および部分円筒状負極体の全表面が接液できる500mLの食塩水を充填した。
<比較例1>
マグネシウム合金(AZ31)からなる直径16.0mm、高さ180mmの円柱ロッド3本を蓋体に固定して負極体として使用したこと以外は実施例1と同様にして比較用のマグネシウム空気電池を製造した。
ここに、3本の円柱状負極体の総体積は108.5cm3 、外周面の総表面積は271cm2 (円筒状正極体の内周面の面積の77%)であった。
また、円筒状正極体と円柱状負極体との最短距離が2.0mmとなるように円柱状負極体の位置を調整した。
<比較例2>
マグネシウム合金(AZ31)からなる外径63.0mm、内径55.7mm、高さ160mmの円筒体を蓋体に固定して負極体として使用したこと以外は実施例1と同様にして比較用のマグネシウム空気電池を製造した。
ここに、円筒状負極体の体積は108.4cm3 、外周面の表面積は317cm2 (円筒状正極体の内周面の面積の90%)であった。
また、円筒状正極体と円筒状負極体とのクリアランスが1.5mmとなるように円柱状負極体の位置を調整した。
<比較例3>
マグネシウム合金(AZ31)からなる外径62.0mm、内径54.6mm、高さ160mmの円筒体を蓋体に固定して負極体として使用したこと以外は実施例1と同様にして比較用のマグネシウム空気電池を製造した。
ここに、円筒状負極体の体積は108.4cm3 、外周面の表面積は312cm2 (円筒状正極体の内周面の面積の89%)であった。
また、円筒状正極体と円筒状負極体とのクリアランスが2.0mmとなるように円柱状負極体の位置を調整した。
<比較例4>
マグネシウム合金(AZ31)からなる外径61.0mm、内径53.5mm、高さ160mmの円筒体を蓋体に固定して負極体として使用したこと以外は実施例1と同様にして比較用のマグネシウム空気電池を製造した。
ここに、円筒状負極体の体積は107.9cm3 、外周面の表面積は307cm2 (円筒状正極体の内周面の面積の87%)であった。
また、円筒状正極体と円筒状負極体とのクリアランスが2.5mmとなるように円柱状負極体の位置を調整した。
<試験例1(出力性能)>
実施例1および比較例1〜4によって得られたマグネシウム空気電池の各々について、電流−電圧(I−V)特性試験を行って出力性能を評価した。
ここに、電流−電圧の制御には、電子負荷装置「PLZ664WA」(菊水電子工業(株)製)を使用し、定電流モードで、設定電流値を800秒間で0Aから60Aまで増加させた。
各々のマグネシウム空気電池の電流−電圧特性(電流−電圧変化および電圧−電力変化)を示すチャートを図9に示し、最大電力、および負極体の単位表面積(外周面の(総)表面積)あたりの最大電力を下記表1に示す。
<試験例2(放電持続性)>
実施例1および比較例1、3および4によって得られたマグネシウム空気電池の各々を0.5Ωの抵抗に接続して、放電電流および放電時の電極間電圧の経時変化をデータロガーで測定することにより放電持続性を評価した。
各々のマグネシウム空気電池についての放電電流および放電時の電極間電圧の経時変化を示すチャートを図10に示し、放電持続時間(2A以上の放電電流を維持した時間)を下記表1に併せて示す。
<試験例3(正極の破損の有無)>
実施例1および比較例1〜4によって得られたマグネシウム空気電池の各々について、放電持続性(試験例2)の試験を終了した後の円筒状正極体を目視により観察して、破損(亀裂およびこれに伴う電解液の液漏れ)の発生の有無を確認した。
結果を併せて表1に示す。
Figure 2016076353
上記表1の結果から、実施例1によって得られたマグネシウム空気電池は、最大電力が高くて放電持続性に優れていることが確認された。
また、60時間にわたる放電後においても円筒状正極体に破損は認められなかった。
なお、電池反応により生成した水酸化マグネシウム等の反応生成物は、容器本体内の全体に分散されており、また、分散円筒状負極体の各々の他端側は容器本体の中心軸側に変位していた。
これに対して、円柱状の負極体を備えた比較例1により得られたマグネシウム空気電池は、最大電力が低くて出力性能に劣るものであった。
また、円筒状の負極体を備えた比較例3および4により得られたマグネシウム空気電池は放電持続性に劣るものであった。また、比較例2〜4により得られたマグネシウム空気電池では、試験終了後において円筒状正極体と円筒状負極体との間に反応生成物が偏在しており、円筒状正極体には破損が認められた。
100 マグネシウム空気電池
10 容器本体
11 開口窓
20 蓋体
30 円筒状正極体
31 導電材層
33 集電体層
41〜44 部分円筒状負極体
50 負極端子
61〜64 板バネ状集電体
70 正極端子

Claims (9)

  1. 有底円筒状の容器本体と、
    前記容器本体に着脱可能に取り付けられた蓋体と、
    前記容器本体内に固定配置された、空気極を構成する円筒状正極体と、
    前記円筒状正極体と実質的に共通の中心軸を有するように当該円筒状正極体内に配置された、金属極を構成する複数の部分円筒状負極体と、
    前記蓋体の内面に装着された負極端子と、
    前記負極端子に各々の一端側が接続固定されるとともに、各々の他端側が前記部分円筒状負極体の各々の一端側に接続固定されている複数の板バネ状集電体とを備えてなり、
    隣り合う前記部分円筒状負極体の間にはスリット状の隙間が形成されていることを特徴とする金属空気電池。
  2. 前記円筒状正極体内に配置されている前記部分円筒状負極体の数が2〜6であることを特徴とする請求項1に記載の金属空気電池。
  3. 前記円筒状正極体内に配置されている前記部分円筒状負極体の数が3または4であることを特徴とする請求項1に記載の金属空気電池。
  4. 前記円筒状正極体内に配置されている前記部分円筒状負極体の数が4であることを特徴とする請求項1に記載の金属空気電池。
  5. 前記円筒状正極体と前記部分円筒状負極体とのクリアランスが1.0〜5.0mmであることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の金属空気電池。
  6. 前記円筒状正極体と前記部分円筒状負極体とのクリアランスが1.5〜2.5mmであることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の金属空気電池。
  7. 隣り合う前記部分円筒状負極体の間に形成された前記スリット状の隙間の幅が1.0〜10.0mmであることを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れかに記載の金属空気電池。
  8. 前記円筒状正極体の内周面の面積に対する前記部分円筒状負極体の外周面の合計面積の比が0.62〜0.97であることを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れかに記載の金属空気電池。
  9. 前記部分円筒状負極体を構成する金属がマグネシウムまたはマグネシウム合金であることを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れかに記載の金属空気電池。
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