JP2016075443A - 換気システムおよび換気方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】汚染空気が人のいる場所に拡散することを抑制するとともに、快適性を維持することが可能な換気システムを提供すること。
【解決手段】換気システム100のコントローラ80は、人位置検出センサ11の検出結果から人の位置を特定し、汚染度検出センサ12の検出結果から汚染源の位置を特定する。そして、人の位置から汚染源の位置へ向かう気流を形成するよう、複数の給気ファン210、給気ファン220および給気ファン410、ならびに複数の排気ファン230、排気ファン240、排気ファン310、排気ファン510および排気ファン610の風量を制御する。
【選択図】図4

Description

本発明は、室内の換気を行う換気システムおよび換気方法に関するものである。
換気システムでは、居住空間の快適性を維持するために、室内の空気を室外に排気するとともに、室外の空気を給気口から室内へ導入し圧力バランスをとっている。室内で発生する、料理、服またはカーペットなどに由来する臭いおよび埃は、換気システムにより形成される気流(給気口から排気口に至る気流)によって、室内から排出される。この時、臭いおよび埃が室内に滞留すること、および他の部屋に拡散されることなく、排出がスムーズに行われることが望ましい。
室内で発生する臭いなどの汚染空気を適切に室外に排出する方法として、特許文献1には、室内の汚染度を検知するセンサを各部屋に備え、汚染度の増減に応じて各部屋の換気風量を増減させる換気システムが提案されている。また、特許文献2には、汚染を検知した場合に、換気口の開口面積を大きくし、室内の換気回数を増加する換気システムが提案されている。また、特許文献2の換気システムでは、換気口の開口面積を制御することで、汚染空気がトイレなどのダーティゾーン以外に拡散することを抑制するとともに、外気変動に起因する室内の気流変動による不快感を抑制することが可能となっている。さらに、特許文献3には、給排気と空気清浄機とを組み合わせた換気システムが提案されている。特許文献3の換気システムでは、給気口から排気口に至る経路における汚染が検知された場合に、汚染の度合いに応じて空気清浄機の出力を制御する構成となっている。
特開平11−223370号公報(段落[0040]参照) 特開2002−257390号公報(段落[0032]、[0047]−[0048]参照) 特開2007−85701号公報(段落[0051]参照)
近年、部屋の間取りとして、リビング、ダイニングおよびキッチン(LDK)を略同一空間に形成すること、およびアイランドキッチンなどのよりオープンなキッチンが好まれている。これにより、部屋(LDK)のサイズが大型化しているとともに、ダイニングまたはキッチンで発生した調理臭または煙が、清浄度を維持したいリビング側に拡散してしまうことがある。これに対し、特許文献1〜3に記載される換気システムでは、同一の室内に汚染源と人とが存在する場合における、室内の気流の制御については想定されていない。
また、キッチンにレンジフードのような局所排気装置を設け、リビングに空気清浄装置を設けることによって、リビングの快適性の維持を図ることが考えられる。しかしながら、汚染が多い場合には、局所排気装置および空気清浄装置の風量を上げる必要があり、ドラフト感または大騒音が発生するといった問題点もあった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、汚染が人のいる場所に拡散することを抑制するとともに、快適性を維持することが可能な換気システムおよび換気方法を提供することを目的とする。
本発明に係る換気システムは、複数の給気口と、複数の給気口にそれぞれ配置され、給気口からの給気風量を変更する複数の給気風量変更手段と、複数の排気口と、複数の排気口にそれぞれ配置され、排気口への排気風量を変更する複数の排気風量変更手段と、第1の部屋における人の位置を検出する人位置検出手段と、第1の部屋における空気の汚染度を検出する汚染度検出手段と、人位置検出手段および汚染度検出手段の検出結果を受信するとともに、複数の給気風量変更手段および複数の給気風量変更手段の風量を制御する制御手段と、を備え、制御手段は、人位置検出手段の検出結果から、第1の部屋における人の位置を特定し、汚染度検出手段の検出結果から、第1の部屋における汚染源の位置を特定し、人の位置から汚染源の位置へ向かう気流を形成するよう、複数の給気風量変更手段および複数の給気風量変更手段の風量を制御する。
本発明の換気システムでは、同一の部屋における人の位置および汚染源位置を特定し、人の位置から汚染源の位置へ向かう気流を形成するよう、複数の給気口からの給気および複数の排気口からの排気を制御することで、広いLDKなどの略同一室内に、汚染源と人とが同時に存在している場合でも、汚染空気が人の位置を通過することなく排出され、ユーザーの快適感を維持することが可能となる。
本発明の実施の形態1における換気システムの概略構成図である。 本発明の実施の形態1における換気システムのブロック図である。 本発明の実施の形態1における換気処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態1における換気処理による気流制御の例を示す図である。 本発明の実施の形態1における換気処理による気流制御の別の例を示す図である。 本発明の実施の形態2における換気処理による気流制御の例を示す図である。 本発明の実施の形態3における換気処理による気流制御の例を示す図である。 本発明の実施の形態4における換気処理による気流制御の例を示す図である。 本発明の実施の形態5における換気処理による気流制御の例を示す図である。 本発明の実施の形態6における換気処理による気流制御の例を示す図である。 本発明の実施の形態7における換気処理による気流制御の例を示す図である。
以下に、本発明における換気システムおよび換気方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1における換気システム100の概略構成図であり、図2は、実施の形態1における換気システム100のブロック図である。本実施の形態は、家1に換気システム100を適用した場合の例であり、図1は、家1を俯瞰したものである。図1に示すように、家1は、リビングルーム2、キッチン3、和室4、サニタリールーム5、トイレ6および玄関7からなる。リビングルーム2とキッチン3は、略同一の空間を形成し、空気が連通している。その他の部屋は仕切られているが、完全に密閉されているのではなく、連通口または隙間を通じて空気が流れる構成となっている。各部屋および家1全体の給排気のバランスを意図的に大きく変えない限りは、各部屋の気圧は同一に保たれ、外気圧と同等である。
換気システム100は、リビングルーム2に配置された給気口21および給気口22ならびに排気口23および排気口24、キッチン3に配置された排気口31、和室4に配置された給気口41、サニタリールーム5に配置された排気口51、トイレ6に配置された排気口61を備える。また、給気口21、給気口22および給気口41には給気ファン210、給気ファン220および給気ファン410がそれぞれ配置され、排気口23、排気口24、排気口31、排気口51および排気口61には、排気ファン230、排気ファン240、排気ファン310、排気ファン510および排気ファン610がそれぞれ配置される。なお、図1では、給気口21、給気口22および給気口41ならびに排気口23、排気口24、排気口31、排気口51および排気口61が各部屋の壁に設置され、各部屋から直接外部に連通しているように記載しているが、これらはダクトを通じて、単一の給排気口に接続されていても良い。また、家1における部屋の配置、給気口および排気口の位置、または数等は図1に限定されるものではない。
給気口21、給気口22および給気口41を介して室外の空気が室内に供給される。このときの給気風量は、給気ファン210、給気ファン220および給気ファン410の回転数(RPM)を制御することで変更される。また、排気口23、排気口24、排気口31、排気口51および排気口61を介して室内の空気が室外へ排気される。このときの排気風量は、排気ファン230、排気ファン240、排気ファン310、排気ファン510および排気ファン610の回転数(RPM)を制御することで変更される。各給気ファン210、給気ファン220および給気ファン410が本発明の給気風量変更手段に相当し、各排気ファン230、排気ファン240、排気ファン310、排気ファン510および排気ファン610が本発明の排気風量変更手段に相当する。
また、換気システム100は、リビングルーム2およびリビングルーム2と略同一の空間を形成するキッチン3内の人の位置を検出する人位置検出センサ11、ならびにリビングルーム2およびキッチン3の空気の汚染度を検出する複数の汚染度検出センサ12を備える。人位置検出センサ11は、可動式の赤外線センサまたはカメラなどで構成され、リビングルーム2およびキッチン3内の熱源検知または画像の撮影を行う。本実施の形態では、図1に示すように、リビングルーム2およびキッチン3を7つの仮想エリアP1〜P7に分ける。そして、人位置検出センサ11の検出結果から、人の位置が仮想エリアP1〜P7のどこであるかを特定する。また、汚染度検出センサ12は、リビングルーム2およびキッチン3の空気中におけるタバコまたは食品による臭いまたは有毒ガスの濃度などを汚染度として検出する。汚染度検出センサ12は、各仮想エリアP1〜P7に配置され、各仮想エリアP1〜P7における汚染度を比較することで汚染源位置が特定される。人位置検出センサ11が本発明の人位置検出手段に相当し、汚染度検出センサ12が本発明の汚染度検出手段に相当する。
また、図2に示すように、換気システム100は、コントローラ80を備える。コントローラ80は、HEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)と共有化され、人位置検出センサ11、汚染度検出センサ12、給気ファン210、給気ファン220および給気ファン410、排気ファン230、排気ファン240、排気ファン310、排気ファン510および排気ファン610、ルームエアコン13、空気清浄機14およびその他の機器15に接続される。その他の機器15には、リビングルーム2に配置されるテレビ、キッチン3に配置されるIHクッキングヒーターまたは冷蔵庫、もしくは家1の外に配置される給湯器などが含まれる。コントローラ80は、例えばマイコン等で構成され、接続される各機器からの情報を収集し、収集した情報に基づき、各機器へ制御指示を行う。
コントローラ80は、記憶部85を有する。記憶部85には、家1の間取りに関する情報、コントローラ80に接続される各機器の位置情報、およびリビングルーム2およびキッチン3の仮想エリアP1〜P7に関する位置情報が予めユーザーまたはサービスマンなどによって入力され、記憶されている。コントローラ80は、人位置検出センサ11および汚染度検出センサ12の検出結果、ならびに記憶部85に記憶される位置情報などに基づいて、給気ファン210、給気ファン220、給気ファン410、排気ファン230、排気ファン240、排気ファン310、排気ファン510および排気ファン610の風量(回転数)を0(停止)から最大定格の間で制御する。
さらに、コントローラ80は、家庭内ネットワークなどを介してスマートフォンなどの情報端末90に接続され、インターネット92を介してサーバ95に接続される。ユーザーは、情報端末90を用いて換気システム100に対する動作指示の入力、または換気システム100の情報の確認が可能である。また、コントローラ80に接続される機器の仕様に応じて可能な動作パターンを、サーバ95からコントローラ80にダウンロードすることで、機器の買い替えに対応して、より高精度で省エネかつ快適な環境を形成するための制御が可能となる。コントローラ80が本発明の制御手段に相当する。なお、図面の複雑化を避けるため、コントローラ80、ルームエアコン13、空気清浄機14、その他の機器15、情報端末90およびサーバ95については、図1では図示を省略している。
次に、換気システム100における換気処理について、図3および図4を参照して説明する。図3は、本実施の形態における換気処理のフローチャートであり、図4は、換気処理による気流制御の例を示す図である。本実施の形態の換気処理は、コントローラ80によって実行される。本処理では、まず、接続されている機器から情報が取得される(S1)。詳しくは、コントローラ80によって、人位置検出センサ11の検出結果および複数の汚染度検出センサ12の検出結果が取得される。そして、取得された情報に基づいて、リビングルーム2およびキッチン3内において汚染が発生しているか否かが判断される(S2)。ここでは、複数の汚染度検出センサ12のうち、いずれか一つでも予め設定された目標レベルを超える汚染度を検出した場合に、汚染が発生していると判断される。
汚染が発生していない場合は(S2:NO)、通常制御が行われる(S3)。通常制御では、スタンバイ状態で設定された風量となるよう、給気ファン210、給気ファン220、給気ファン410、排気ファン230、排気ファン240、排気ファン310、排気ファン510および排気ファン610が制御される。一方、汚染が発生している場合は(S2:YES)、汚染源の位置が特定される(S4)。詳しくは、コントローラ80によって、記憶部85に記憶される汚染度検出センサ12の位置情報が読み出され、複数の汚染度検出センサ12のうち、最も高い汚染度を検出した汚染度検出センサ12が配置されるエリアが汚染源位置と特定される。図4に示す例においては、仮想エリアP2が汚染源位置と特定される。
次に、S1で取得した人位置検出センサ11の検出結果に基づき、リビングルーム2およびキッチン3内における人の位置が特定される(S5)。図4に示す例においては、仮想エリアP5が人の位置と特定される。そして、特定された汚染源位置および人の位置に基づいて、換気システム100で形成すべき気流が決定される(S6)。ここでは、人の位置から汚染源の位置へと空気が流れるとともに、汚染源の汚染空気が人の位置に拡散することを抑制する気流を形成すべき気流として決定する。また、決定された気流を形成するよう給気ファン210、給気ファン220および給気ファン410、ならびに排気ファン230、排気ファン240、排気ファン310、排気ファン510および排気ファン610の風量も決定される。
S6で決定される気流および給気ファン210、給気ファン220および給気ファン410、ならびに排気ファン230、排気ファン240、排気ファン310、排気ファン510および排気ファン610の風量について、図4を参照して説明する。図4に示すように、汚染源位置がP2であり、人の位置がP5である場合、コントローラ80は、給気ファン210、給気ファン220および排気ファン230を駆動し、給気口21および給気口22から排気口23に至る気流(図4において破線矢印で示される気流)を形成すべき気流と決定する。給気口21は汚染源に近い位置にあり、給気口22は人の位置に近い位置にある。また、排気口23は汚染源に近い位置にある。また、給気ファン210の風量(Q21)および給気ファン220の風量(Q22)ならびに排気ファン230の風量(Q23)を、下記の式(1)および(2)を満たすように決定する。これにより、人の位置から汚染源位置に向かう気流が形成され、人の位置に汚染空気が拡散することが抑制される。
21 + Q22 = Q23 ・・・(1)
21 < Q22 ・・・(2)
また、人の位置に近い排気口24の排気ファン240を駆動しない、または風量を必要最低限とすることによって、人の位置から汚染源に向かう気流が弱くなることを抑制し、汚染空気が人の位置に拡散することを抑制できる。また、和室4の給気ファン410およびサニタリールーム5の排気ファン510を駆動しない、または風量を必要最低限とすることによって、リビングルーム2から和室4またはサニタリールーム5へと至る経路に汚染空気が拡散することを抑制し、家1全体に汚染空気が広がることを抑制できる。
なお、給気ファン210、給気ファン220および給気ファン410、ならびに排気ファン230、排気ファン240、排気ファン310、排気ファン510および排気ファン610の風量は、汚染源位置と人位置との組み合わせから、各給排気ファンの風量制御マップを生成して記憶部85に記憶し、当該制御マップに基づいて決定しても良い。または、汚染源位置と人位置との組み合わせを、所定の数式に代入して給気ファン210、給気ファン220および給気ファン410、ならびに排気ファン230、排気ファン240、排気ファン310、排気ファン510および排気ファン610の風量を算出しても良い。所定の数式は、上記の制御マップ等から求められる。
ここで、コントローラ80は、ユーザーの意向に応じた省エネまたは低騒音化などの制約条件に従って接続される各機器を制御している。そのため、S6で決定された気流を形成するための給気ファン210、給気ファン220および給気ファン410、ならびに排気ファン230、排気ファン240、排気ファン310、排気ファン510および排気ファン610の駆動(以下、「気流制御」という)が、制約条件と矛盾していないかが判断される(S7)。ここでは、コントローラ80によって、動作させる機器の電力および換気によるルームエアコン13などの負荷変化(室外温湿度と室内設定温湿度などから判断)を算出し、制約条件との比較を行う。そして、制約条件と矛盾している場合(S7:YES)、気流制御と制約条件のうちどちらを優先するかが判断される(S8)。ここでは、予め優先順位を決めて記憶部85に記憶していてもよく、または情報端末90を介して、ユーザーに矛盾が生じていることを報知して、どちらを優先するかの選択を促してもよい。そして、気流制御の優先度が低い場合(S8:NO)、すなわち制約条件を優先する場合は、気流制御を行わずに通常制御が行われる(S3)。
一方、気流制御と制約条件が矛盾しない場合(S7:NO)および気流制御の優先度が高い場合(S8:YES)、S6で決定された気流を形成するよう、給気ファン210、給気ファン220および給気ファン410、ならびに排気ファン230、排気ファン240、排気ファン310、排気ファン510および排気ファン610が駆動制御される(S9)。これにより、人の位置から汚染源位置へと向かう気流を形成し、汚染空気が人の位置を通過することなく排気することができる。その後、S1の処理に戻り、汚染度検出センサ12により検出された汚染度が予め設定された目標レベルに低下した場合(S2:NO)、通常制御(S3)に戻る。
図5は、上記換気処理による気流制御の別の例を示す図である。図5では、リビングルーム2の仮想エリアP2が人の位置と特定され、仮想エリアP5が汚染源位置と特定された場合の例を示している。この場合、コントローラ80は、給気ファン210、給気ファン220および排気ファン240を駆動し、給気口21および給気口22から排気口24への気流(図5において破線矢印で示される気流)を形成する。給気口21は人の位置に近い位置にあり、給気口22は汚染源に近い位置にある。また、排気口24は汚染源に近い位置にある。また、給気ファン210の風量(Q21)および給気ファン220の風量(Q22)ならびに排気ファン240の風量(Q24)が下記の式(3)および式(4)を満たすように制御される。
21 + Q22 = Q24 ・・・(3)
22 < Q21 ・・・(4)
図5に示す例では、人の位置に近い排気口23の排気ファン230を駆動しない、または風量を必要最低限とする。また図4の例と同じく、和室4の給気ファン410およびサニタリールーム5の排気ファン510を駆動しない、または風量を必要最低限とする。これにより、図5に示す例においても、人の位置から汚染源位置へと向かう気流を形成し、汚染空気が人の位置を通過することなく排気することができるとともに、汚染空気の拡散を抑制することができる。
上記のように、本実施の形態における換気システム100によれば、広いLDKなどの略同一室内に、汚染源と人とが同時に存在している場合に、汚染空気が人の位置を通過することなく排気され、快適感を維持することができる。また、人の位置および汚染源の位置に基づいて各給排気ファンの風量を制御し、排気の効率を高めることによって、各給排気ファンの風量を不必要に大きくする必要がなくなる。これにより、不快なドラフト感を抑制するとともに、各給排気ファンにおけるエネルギーロスをより小さくすることができる。
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2について、図6を参照して説明する。図6は、実施の形態2における換気処理による気流制御の例を示す図である。本実施の形態では、換気処理における気流の決定および制御(図3のS6およびS9)が実施の形態1と相違する。その他、換気システム100の構成などについては、実施の形態1と同様である。また、本実施の形態では、仮想エリアP2が人汚染源位置と特定され、仮想エリアP5が人の位置と特定された場合について説明する。
図6に示すように、本実施の形態では、給気ファン220、排気ファン230および排気ファン310を駆動し、給気口22から排気口23および排気口31に至る気流(図6において破線矢印で示される気流)を形成する。そして、下記の式(5)および(6)を満たすように、給気ファン220の風量(Q22)、ならびに排気ファン230の風量(Q23)および排気ファン310の風量(Q31)を制御する。
22 = Q23 + Q31 ・・・(5)
23 < Q31 ・・・(6)
上記のように気流制御を行うことで、室内の汚染度が高い場合でも、排気量を大きくするとともに、汚染源位置から人の位置への拡散をより強力に抑えることが可能となる。また、排気ファン310は、キッチン3に設けたレンジフードファンである。一般的にレンジフードファンの最大風量と騒音値は排気ファン230の最大風量と騒音値よりも大きい。従って、例えば、リビングルーム2の汚染度が急激に高くなった場合に、まず、実施の形態2の気流制御を行い、その後、汚染度の低下にともなって排気ファン310の風量を低下させるか、または実施の形態1の気流制御に切り替えても良い。
実施の形態3.
次に、本発明の実施の形態3について、図7を参照して説明する。図7は、実施の形態3における換気処理による気流制御の例を示す図である。本実施の形態では、換気処理における気流の決定および制御(図3のS6およびS9)が実施の形態1と相違する。その他、換気システム100の構成などについては、実施の形態1と同様である。また、本実施の形態では、仮想エリアP2が汚染源位置と特定され、仮想エリアP5が人の位置と特定された場合について説明する。
図7に示すように、本実施の形態では、給気ファン220、給気ファン410、排気ファン230、排気ファン510および排気ファン610を駆動する。これにより、図7において破線矢印で示すように、給気口22および給気口41から排気口23に至る気流ならびに給気口41から排気口51および排気口61に至る気流を形成する。また、下記の式(7)および(8)を満たすように、給気ファン220の風量(Q22)、給気ファン410の風量(Q41)、排気ファン230の風量(Q23)、排気ファン510の風量(Q51)および排気ファン610の風量(Q61)を制御する。
22 + Q41 = Q23 + Q51 + Q61 ・・・(7)
41 > Q51 + Q61 ・・・(8)
本実施の形態は、室内の汚染度が低く、例えば給気ファン220と排気ファン230を駆動するだけで室内の汚染度を低く維持できるような場合に、サニタリールーム5の排気ファン510およびトイレ6の排気ファン610を駆動させた状態を示している。ここで、給気と排気のバランスをとるためには、給気量を増やす必要があるため、給気ファン220の風量を増加すること、または給気ファン210を駆動することが考えられる。しかしながら、給気ファン220の風量の増加、または給気ファン210の駆動を行った場合、人が位置するリビングルーム2における騒音およびドラフト感が増加する恐れがある。そこで、人が位置しない和室4に設置される給気口41の給気ファン410を駆動し、排気口51および排気口61からの排気とのバランスをとっている。また、上記の式(8)に示すように、増加した排気口51および排気口61からの排気量以上に給気口41からの給気を行うことで、和室4から排気口23へと至る気流を形成することができる。これにより、リビングルーム2における騒音およびドラフト感の増加を抑制しつつ、汚染空気が、排気ファン510および排気ファン610による排気に誘引されて家1全体に拡散することを抑制することができる。
実施の形態4.
次に、本発明の実施の形態4について、図8を参照して説明する。図8は、実施の形態4における換気処理による気流制御の例を示す図である。本実施の形態では、換気処理における気流の決定および制御(図3のS6およびS9)において、各給排気ファンの制御に加え、ルームエアコン13の制御を行う点において実施の形態1と相違する。その他、換気システム100の構成などについては、実施の形態1と同様である。また、本実施の形態では、仮想エリアP2が汚染源位置と特定され、仮想エリアP5が人の位置と特定された場合について説明する。
図8に示すように、本実施の形態では、給気ファン220、給気ファン410、排気ファン230および排気ファン310を駆動する。これにより、図8において破線矢印で示すように、給気口22および給気口41から排気口23および排気口31に至る気流が形成される。さらに、本実施の形態では、ルームエアコン13が駆動される。ルームエアコン13は、室内の空気を吸引して、所定の方向へと送風する機能を有する送風機として用いられる。ルームエアコン13は、吹出し口を排気口23に向けて送風するようコントローラ80によって風向が制御される。これにより、ルームエアコン13から排気口23に至る気流が形成される。また、給気ファン220の風量(Q22)および給気ファン410の風量(Q41)、ならびに排気ファン230の風量(Q23)および排気ファン310の風量(Q31)は、下記の式(9)を満たすように制御される。
22 + Q41 > Q23 + Q31 ・・・(9)
本実施の形態では、実施の形態2と比較して、排気口23からの排気および排気口31からの排気によって形成される排気気流に対して、給気口22から流入する空気によって形成される人の位置から汚染源位置へと向かう気流の流量が低下される。その一方、給気口41から排気口23および排気口31への気流が新たに形成される。また、和室4を他の部屋よりも陽圧となるように給気ファン410における風量を大きく設定することによって、和室4への汚染の流入を抑制することができる。また、ルームエアコン13の吹出し口を排気口23に向けて送風するよう制御することによって、効率のよい排気が可能となる。このように構成することで、汚染空気が他の部屋へと拡散することをさらに抑制するとともに、排気の効率を高めることが可能となる。
実施の形態5.
続いて、本発明の実施の形態5について、図9を参照して説明する。図9は、実施の形態5における換気処理による気流制御の例を示す図である。図9に示すように、本実施の形態では、汚染源が仮想エリアP2および仮想エリアP7(キッチン3)の2箇所に発生した場合について説明する。また、本実施の形態では、換気処理における気流の決定および制御(図3のS6およびS9)において、各給排気ファンの制御に加え、空気清浄機14の制御を行う点において実施の形態1と相違する。その他、換気システム100の構成などについては、実施の形態1と同様である。また、本実施の形態では、仮想エリアP5が人の位置と特定されている。
図9に示すように、本実施の形態では、給気ファン210、給気ファン220、排気ファン230、排気ファン240および排気ファン310を駆動する。これにより、図9において破線矢印で示すように、給気口21および給気口22から、排気口23、排気口24および排気口31へ至る気流が形成される。また、本実施の形態では、空気清浄機14が駆動される。空気清浄機14の送風方向が可変な場合は、人の位置に向けて送風するようコントローラ80によって風向が制御される。これにより、空気清浄機14から人の位置に向かう気流が形成される。また、給気ファン210の風量(Q21)、給気ファン220の風量(Q22)、排気ファン230の風量(Q23)、排気ファン240の風量(Q24)、排気ファン310の風量(Q31)、および空気清浄機14の風量(Q14)は、下記の式(10)〜(12)を満たすように制御される。
21 + Q22 = Q23 + Q31 +Q24 ・・・(10)
14 ≧ Q22 ・・・(11)
14 > Q24 ・・・(12)
給気口22は、空気清浄機14に近い位置の給気口である。どの給気口が空気清浄機14の近くに設置されているかは、記憶部85に記憶される空気清浄機14の位置情報に基づいて特定される。また、空気清浄機14の位置情報は、記憶部85に記憶されている場合に限定されるものではなく、図示していないカメラまたはマイクをリビングルーム2に設置して検出しても良い。または、空気清浄機14に搭載したセンサが、部屋の形状および窓の位置を検知し、当該情報をコントローラ80に送信することによって、位置判定を行っても良い。
本実施の形態によると、給気口22からの空気が清浄化されて人の位置に送風され、人の位置への汚染空気の拡散が抑制される。また、給気口21からの給気および排気口24からの排気は、空気清浄機14からの気流が過剰な場合に、部屋全体の空気が撹拌されて人の位置から汚染源位置への空気の流れを阻害してしまうことを防ぐためのものである。本実施の形態では、2箇所の汚染源による汚染空気をスムーズに排気するとともに、給気ファン210および給気ファン220よりも大風量で清浄空気を送風できる空気清浄機14との連動を行うことで、人の位置の清浄度をより一層高めることができる。
実施の形態6.
次に、本発明の実施の形態6について、図10を参照して説明する。図10は、実施の形態6における換気処理による気流制御の例を示す図である。また、図10は、リビングルーム2およびキッチン3を横方向から見た模式図である。図10に示すように、本実施の形態では、給気口21、排気口23および排気口31は、略天井近傍の高い位置に配置され、給気口22および排気口23は略床近傍の低い位置に配置される。図10における給気口21、給気口22、排気口23、排気口24および排気口31の位置は一例であり、これに限定されるものではない。また、給気口21には、給気の風向を変更可能なルーバー215が設けられる。ルーバー215は、コントローラ80に接続され、コントローラ80によって角度が制御される。ルーバー215が本発明の給気風向変更手段に相当する。
さらに、図10においては、リビングルーム2に、複数の人と汚染源が存在し、人だけがいるエリアと、人と汚染源とが共存するエリアとが存在する。これらは、人位置検出センサ11および汚染度検出センサ12の検出結果に基づいて、コントローラ80によって特定される。また、本実施の形態では、換気処理における気流の決定および制御(図3のS6およびS9)も実施の形態1と相違する。その他、換気システム100の構成などについては、実施の形態1と同様である。
図10に示すように、本実施の形態では、給気ファン210、給気ファン220、排気ファン230、排気ファン240および排気ファン310を駆動する。これにより、給気口21および給気口22から排気口23および排気口31へ至る気流(図10において破線矢印で示される気流)が形成される。また、下記の式(13)〜(17)を満たすように、給気ファン210の風量(Q21)、給気ファン220の風量(Q22)、排気ファン230の風量(Q23)、排気ファン240の風量(Q24)および排気ファン310の風量(Q31)が制御される。
21 + Q22 = Q23 +Q24 +Q31 ・・・(13)
21 < Q22 ・・・(14)
23 > Q24 ・・・(15)
22 > Q23 ・・・(16)
22 > Q24 ・・・(17)
本実施の形態では、汚染源周辺の空気を上方へと流すために、部屋の下方に配置された給気口22から給気を行い、部屋の上方に配置された排気口23から排気を行って、下方から上方への気流を形成する。また、給排気のバランスを整えるために、給気口21からも給気を行う。このとき、給気口21からの給気が気流を乱して下方への気流を発生させないように、給気口21の風向きが天井面に沿ったものとなるようルーバー215の角度が制御される。また、排気口24からの排気は、汚染空気が人のみが位置するエリアに拡散することを抑制するものであり、上昇気流にのらずに淀みがちなテーブル下および椅子の近傍などの空気を排気するためのものである。本実施の形態によると、汚染源からの空気を効率よく排気するとともに、汚染源から離れた人の位置に汚染が拡散することを抑制できる。
実施の形態7.
次に、本発明の実施の形態7について、図11を参照して説明する。図11は、実施の形態7における換気処理による気流制御の例を示す図である。本実施の形態は、リビングルーム2には人のみが存在し、キッチン3には人と汚染源が存在している点、およびこれに伴う換気処理における気流の決定および制御(図3のS6およびS9)が、実施の形態6と相違する。その他、各給排気ファンの配置および換気システム100の構成などについては、実施の形態6と同様である。
図11に示すように、本実施の形態では、給気ファン220および排気ファン310を駆動し、給気口22から排気口31へ至る気流(図11において破線矢印で示される気流)を形成する。また、ルームエアコン13を駆動し、風向を制御して人の位置からキッチン3へ至る気流(図11において破線矢印で示される気流)を形成する。また、給気ファン220の風量(Q22)および排気ファン310の風量(Q31)は下記式(18)を満たすよう制御される。
22 ≦ Q31 ・・・(18)
本実施の形態のように、汚染度検出センサ12の検出結果に基づき、汚染源位置がキッチン3(仮想エリアP7)と特定された場合は、人の位置に汚染が拡散するのを防ぐために、排気口23および排気口24からの排気を行わないか、または必要最低限の風量とする。これにより、汚染空気が人の位置に拡散することを抑制することができる。
以上が本発明の実施の形態の説明であるが、本発明は、上記の実施の形態の構成に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で様々な変形または組み合わせが可能である。例えば、給気ファン210、給気ファン220、給気ファン410、排気ファン230、排気ファン240、排気ファン310、排気ファン510および排気ファン610のいずれかまたは全てをダンパなどの別の風量変更手段に替えても良い。さらに、上記実施の形態6におけるルーバー215と同様の風向変更手段を、別の実施の形態における給気口21、給気口22、給気口41、排気口23、排気口24、排気口31、排気口51および排気口61のいずれかまたは全てに設ける構成としても良い。この場合、コントローラ80は、特定した人の位置および汚染源位置に基づいて、風向変更手段を制御する。具体的には、人の位置から汚染源位置に向かう気流を形成するよう、各給気口および排気口における給排気の風向きを変更する。
また、換気システム100における給気口21、給気口22および給気口41のいずれかまたは全てに空気清浄フィルタなどの空気清浄機構を設けても良い。この空気清浄機構を設けることによって、室内には、清浄空気が供給される。このような構成によれば、人の位置に供給される清浄空気によって、汚染空気を排気口へと押し流す気流が形成され、人の位置の快適性を、さらに向上させることができる。また、室外の空気の汚染度および気流制御による給気ファンの駆動状態に応じて、空気清浄機構を駆動制御しても良い。具体的には、室外の空気の汚染度を検出可能なセンサをさらに備え、当該センサにより検出された室外の空気の汚染度に基づいて、室外汚染度が低い場合または給気ファンが駆動していない場合には、空気清浄機構を停止、またはバイパスしても良い。これにより、空気清浄機構が、電力を消費する機構である場合、または圧力損失が高い機構である場合でも、騒音の悪化を抑制し、省エネを図ることができる。なお、室外の汚染度は、ルームエアコン13の室外機または給湯機などに搭載した埃センサを用いて計測しても良く、または、花粉またはPM2.5などの環境測定値を、インターネット92を介して入手してもよい。
また、上記実施の形態では、汚染度検出センサ12の検出結果に基づき、汚染の発生を判断する構成(図3のS2)となっているが、本発明は当該構成に限定されるものではなく、他の方法で汚染の発生を判断しても良い。例えば、ルームエアコン13または空気清浄機14に搭載される埃センサまたは臭いセンサの検出結果を取得し、取得した検出結果が、予め設定された目標レベルを超える場合に、汚染が発生していると判断しても良い。または、汚染源となりうる機器(例えばIHクッキングヒーターなど)の動作の有無を判定し、動作がある場合に汚染が発生したと判断してもよい。
また、上記実施の形態では、各仮想エリアに配置した複数の汚染度検出センサ12の検出結果に基づき、汚染源の位置を特定する構成となっているが、この構成に限定されるものではなく、他の方法で汚染源の位置を特定しても良い。例えば、カメラ、赤外線センサまたはマイクなどにより、調理などを行う人の動作または激しい人の動きなどから汚染源の位置を推定してもよい。または、汚染源となりうる機器(例えばIHクッキングヒーターなど)の位置を特定し、当該機器が動作していることを検知した場合に、当該機器の位置を汚染源位置と特定しても良い。
さらに、上記実施の形態では、コントローラ80にて人の位置および汚染源位置の特定、ならびに気流の決定および制御を行う構成としたが、これらの処理を情報端末90のアプリ、またはサーバ95で行っても良い。この場合は、人位置検出センサ11および汚染度検出センサ12の検出結果ならびに機器の位置情報を、情報端末90またはサーバ95に伝達し、高度な判定アルゴリズムに基づいてコントローラ80に動作を指示するシステムを形成する。これにより、汚染度、人および汚染源の位置、給排気設備の仕様に応じた、快適性と省エネとを両立する最適動作を実現することができる。
また、給気ファン210、給気ファン220、給気ファン410、排気ファン230、排気ファン240、排気ファン310、排気ファン510および排気ファン610は、コントローラ80による制御だけでなく、ルームエアコン13または空気清浄機14から直接制御されても良い。また、人位置検出センサ11および汚染度検出センサ12は、独立した専用センサに限定されるものではなく、ルームエアコン13または空気清浄機14に設けられるセンサを用いても良く、またその他の機器に備えられるものまたは人が携帯するものであっても良い。
1 家、2 リビングルーム、3 キッチン、4 和室、5 サニタリールーム、6 トイレ、7 玄関、11 人位置検出センサ、12 汚染度検出センサ、13 ルームエアコン、14 空気清浄機、15 その他機器、21、22、41 給気口、23、24、31、51、61 排気口、80 コントローラ、85 記憶部、90 情報端末、92 インターネット、95 サーバ、100 換気システム、210、220、410 給気ファン、215 ルーバー、230、240、310、510、610 排気ファン、P1〜P7 仮想エリア。

Claims (9)

  1. 複数の給気口と、
    前記複数の給気口にそれぞれ配置され、前記給気口からの給気風量を変更する複数の給気風量変更手段と、
    複数の排気口と、
    前記複数の排気口にそれぞれ配置され、前記排気口への排気風量を変更する複数の排気風量変更手段と
    第1の部屋における人の位置を検出する人位置検出手段と、
    前記第1の部屋における空気の汚染度を検出する汚染度検出手段と、
    前記人位置検出手段および前記汚染度検出手段の検出結果を受信するとともに、前記複数の給気風量変更手段および前記複数の給気風量変更手段の風量を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記人位置検出手段の検出結果から、前記第1の部屋における人の位置を特定し、
    前記汚染度検出手段の検出結果から、前記第1の部屋における汚染源の位置を特定し、
    前記人の位置から前記汚染源の位置へ向かう気流を形成するよう、前記複数の給気風量変更手段および前記複数の給気風量変更手段の風量を制御することを特徴とする換気システム。
  2. 前記複数の給気口の内、少なくとも一つは、前記第1の部屋とは異なる第2の部屋に配置され、
    前記制御手段は、前記第1の部屋における汚染が前記第1の部屋以外の部屋へ拡散することを抑制する気流を形成するよう、前記第2の部屋に配置される給気口からの給気風量を変更する給気風量変更手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の換気システム。
  3. 前記第1の部屋内の空気を吸引して送風する送風機をさらに備え、
    前記制御手段は、前記汚染源の位置と前記人の位置とに基づいて、前記送風機の風向を制御することを特徴とする請求項1または2に記載の換気システム。
  4. 前記第1の部屋内の空気を吸引し、清浄化して送風する空気清浄機をさらに備え、
    前記制御手段は、前記汚染源の位置と前記人の位置とに基づいて、前記空気清浄機の風向および風量のうち、少なくともいずれか一方を制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の換気システム。
  5. 前記複数の給気口のうち、少なくともいずれか一つに配置される空気清浄機構であって、前記給気口を通る空気の汚染を除去する空気清浄機構をさらに備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の換気システム。
  6. 前記制御手段は、前記複数の給気口、前記複数の排気口および前記汚染度検出手段の位置情報を記憶する記憶部を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の換気システム。
  7. 前記複数の給気口の少なくともいずれか一つに配置され、前記給気口からの給気の風向を変更する給気風向変更手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記人の位置から前記汚染源の位置へ向かう気流を形成するよう、前記給気風向変更手段の風向を制御することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の換気システム。
  8. 前記複数の給気口のうち、少なくともいずれか一つが、前記第1の部屋の下方に配置され、
    前記複数の排気口のうち、少なくともいずれか一つが、前記第1の部屋の上方に配置されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の換気システム。
  9. 第1の部屋における人の位置を検出する工程と、
    前記第1の部屋における空気の汚染度を検出する工程と、
    前記検出された人の位置から、前記第1の部屋における人の位置を特定する工程と、
    前記検出された汚染度から前記第1の部屋における汚染源の位置を特定する工程と、
    前記人の位置から前記汚染源の位置へ向かう気流を形成するよう、複数の給気口からの給気および複数の排気口からの排気を制御する工程と、を含むことを特徴とする換気方法。
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