JP2016075236A - 吸気音低減装置 - Google Patents

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Masahiko Inoue
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Abstract

【課題】垂れ下がり部がスロットルバルブに挟まってしまうことを抑制可能とする吸気音低減装置を提供する。【解決手段】ガスケット部110と、吸気管内の一部を遮るように配され、かつ気体の流れに応じて揺れ動くように構成された複数の垂れ下がり部121により構成される吸気音低減部120と、を一体に備え、吸気管内においてスロットルバルブの下流側に配置されて吸気音を低減させる弾性体製の吸気音低減装置100であって、複数の垂れ下がり部121には、吸気時における気体が流れる方向の下流側の面に、ガスケット部110の内周面から伸びるリブ130が、それぞれ一体に設けられていることを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明は、吸気管内に配置され、吸気音を低減させる吸気音低減装置に関する。
吸気管内には、吸気量を制御するためにスロットルバルブが設けられている。ここで、スロットルバルブが急激に開いた際に、異音が発生する問題がある。このような異音が発生することを抑制するために、吸気音低減機能を有する部材をスロットルバルブの下流側に設けることで、吸気音を低減させる技術が知られている。また、吸気音低減機能を有する部分を、吸気管を構成する2つの管のうち一方の管の端面と他方の管の端面との間の隙間を封止する環状のガスケットに一体に設ける技術も知られている(特許文献1参照)。
図10及び図11を参照して、従来例に係る吸気音低減装置について説明する。図10は従来例に係る吸気音低減装置の正面図である。図11は従来例に係る吸気音低減装置の使用時に起こり得る懸念点を説明する説明図である。この従来例に係る吸気音低減装置500は、環状のガスケット部510と、このガスケット部510の内側(径方向の内側)に一体に設けられる吸気音低減部520とから構成される。また、吸気音低減装置500は、各種ゴム材や樹脂エラストマーなどの弾性体により構成される。そして、吸気音低減部520は、吸気管内の一部を遮るように配され、かつ気体の流れに応じて揺れ動くように構成された複数の垂れ下がり部521により構成される。
以上のように構成される吸気音低減装置500は、スロットルバルブ400の下流側に配置される。そして、スロットルバルブ400が開き、吸気音低減装置500に向かって気体が流れていくと、複数の垂れ下がり部521によって、気体の流れが分散される。また、複数の垂れ下がり部521はゴム状弾性体製であることから、その減衰性により音の発生エネルギーを吸収することができる。以上のことが相俟って、吸気音が効果的に低減される。また、複数の垂れ下がり部521は、気体の流れに応じて気体の流れる方向に変形するため、気体の流入抵抗を抑制することができる。従って、吸気される気体の圧力損失が大きくなってしまうことはない。
しかしながら、吸気管内においては、エンジンからの吹き返しによって、吸気時とは逆方向に気体が流れることがある。これにより、垂れ下がり部521は、その先端(自由端)が、吸気時における気体が流れる方向とは逆方向に向かうように変形することがある。そのため、スロットルバルブ400と吸気音低減装置500の距離が短いと、図11に示すように、垂れ下がり部521がスロットルバルブ400に挟まってしまうことが懸念される。
特開2014−152925号公報
本発明の目的は、垂れ下がり部がスロットルバルブに挟まってしまうことを抑制可能とする吸気音低減装置を提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
すなわち、本発明の吸気音低減装置は、
吸気管を構成する2つの管のうち一方の管の端面と他方の管の端面との間の隙間を封止する環状のガスケット部と、
吸気管内の一部を遮るように配され、かつ気体の流れに応じて揺れ動くように構成された複数の垂れ下がり部により構成される吸気音低減部と、
を一体に備え、吸気管内においてスロットルバルブの下流側に配置されて吸気音を低減させる弾性体製の吸気音低減装置であって、
前記複数の垂れ下がり部には、吸気時における気体が流れる方向の下流側の面に、前記ガスケット部の内周面から伸びるリブが、それぞれ一体に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、複数の垂れ下がり部によって、気体の流れが分散される。また、複数の垂れ下がり部は弾性体製であることから、その減衰性により音の発生エネルギーを吸収することができる。以上のことが相俟って、吸気音を効果的に低減させることができる。そして、垂れ下がり部にはリブが設けられているので、吸気時とは逆方向に気体が流れたとしても、垂れ下がり部の先端(自由端)が、当該逆方向に向かうように、垂れ下がり部が変形してしまうことを抑制することができる。
前記リブの強度は、吸気時における気体の流れにより垂れ下がり部が変形することによって、前記リブが座屈するように設計されているとよい。
これにより、複数の垂れ下がり部は、吸気時における気体の流れに応じて気体の流れる方向に変形可能なため、気体の流入抵抗を抑制することができる。従って、吸気される気体の圧力損失が大きくなってしまうことはない。
以上説明したように、本発明によれば、垂れ下がり部がスロットルバルブに挟まってしまうことを抑制することができる。
図1は本発明の実施例に係る吸気音低減装置の平面図である。 図2は本発明の実施例に係る吸気音低減装置を外周面側から見た図である。 図3は本発明の実施例に係る吸気音低減装置の裏面図である。 図4は本発明の実施例に係る吸気音低減装置の模式的断面図である。 図5は本発明の実施例に係る吸気音低減装置の使用時の様子を示す模式的断面図である。 図6は本発明の実施例に係る吸気音低減装置のメカニズムを説明する図である。 図7は本発明の実施例に係る吸気音低減装置の変形例を示す模式的断面図の一部である。 図8は本発明の実施例に係る吸気音低減装置の変形例を示す模式的断面図の一部である。 図9は本発明の実施例に係る吸気音低減装置の変形例を示す模式的断面図の一部である。 図10は従来例に係る吸気音低減装置の正面図である。 図11は従来例に係る吸気音低減装置の使用時に起こり得る懸念点を説明する説明図である。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(実施例)
図1〜図6を参照して、本発明の実施例に係る吸気音低減装置について説明する。図1は本発明の実施例に係る吸気音低減装置の平面図である。図2は本発明の実施例に係る吸気音低減装置を外周面側から見た図である。図3は本発明の実施例に係る吸気音低減装置の裏面図である。図4は本発明の実施例に係る吸気音低減装置の模式的断面図であり、図1中のAA断面図である。図5は本発明の実施例に係る吸気音低減装置の使用時の様子を示す模式的断面図である。なお、図5中の吸気音低減装置は、図1中のAA断面図である。図6は本発明の実施例に係る吸気音低減装置のメカニズムを説明する図である。
<吸気音低減装置の構成>
本実施例に係る吸気音低減装置100は、各種ゴム材や樹脂エラストマーなどのゴム状弾性体により構成される。そして、この吸気音低減装置100は、環状のガスケット部110と、吸気音低減部120と、複数のリブ130とから構成される。吸気音低減部120及び複数のリブ130は、ガスケット部110の内側(径方向の内側)に一体に設けられる。なお、金型成形によって、ガスケット部110と吸気音低減部120と複数のリブ130とを一体に備える吸気音低減装置100を成形することができる。金型成形に関する技術は公知であるので、その説明は省略する。
そして、ガスケット部110は、吸気管を構成する2つの管のうち一方の管の端面と他方の管の端面との間の隙間を封止する役割を担っている。また、吸気音低減部120は吸気音を低減させる役割を担っている。
本実施例に係る吸気音低減装置100は、吸気管内においてスロットルバルブ400の下流側(吸気時における空気が流れる方向の下流側)に配置される。また、本実施例においては、吸気管を構成するインテークマニホールド200(一方の管)とスロットルボディ300(他方の管)との接続部付近に、吸気音低減装置100が配置される。なお、本実施例においては、スロットルバルブ400の回転軸は水平方向に伸びるように設置される。また、このスロットルバルブ400は、図5中矢印R方向に回転することで、弁が開くように構成されている。以上の構成により、スロットルバルブ400の開き始めの状態においては、吸気管内の上部側の空気の流れA1と、下部側の空気の流れA2が生じる(図5参照)。
本実施例においては、吸気管の管は円筒形状である。そのため、ガスケット部110は円環形状となっている。このガスケット部110は、インテークマニホールド200の端面の内周に沿って形成された環状の切り欠き210とスロットルボディ300の端面の内周に沿って形成された環状の切り欠き310とで形成される環状溝に嵌合されるように配置される。これにより、ガスケット部110は、インテークマニホールド200の端面と、スロットルボディ300の端面との間に挟み込まれることで、これらの端面間の隙間を封止する機能を発揮する。
<吸気音低減部の詳細>
本実施例に係る吸気音低減部120は、吸気管内の一部を遮るように配され、かつ気体の流れに応じて揺れ動くように構成された複数の垂れ下がり部121により構成される。これら複数の垂れ下がり部121には、吸気時における気体が流れる方向の下流側の面に、ガスケット部110の内周面から伸びるリブ130が、それぞれ一体に設けられている
。リブ130は垂れ下がり部121の幅方向の中央に設けられている(図3参照)。また、リブ130の厚み(吸気時における気体が流れる方向の厚み)は、ガスケット部110の内周面側から垂れ下がり部121の先端側(自由端側)に向かうにつれて徐々に狭くなるように構成されている(図4参照)。そして、本実施例に係るリブ130は、ガスケット部110の内周面から垂れ下がり部121の先端には届かない位置まで伸びるように構成されている(図3及び図4参照)。更に、本実施例に係るリブ130における図4中右側の面(吸気時における気体が流れる方向の下流側の面)は、平面で構成されている。
以上のように構成されるリブ130は、吸気時とは逆方向に気体が流れたとしても、垂れ下がり部121の先端が、当該逆方向に向かうように、垂れ下がり部121が変形してしまうことを抑制する役割を担っている。つまり、垂れ下がり部121が、吸気時とは逆方向の空気の流れによる力を受けた場合でも、リブ130により垂れ下がり部121に対して引っ張り力が作用し、垂れ下がり部121の変形を抑制することができる。
ただし、リブ130の強度は、吸気時における気体の流れにより垂れ下がり部121が変形することによって、リブ130が座屈するように設計されている。すなわち、図6に示すように、吸気時に図中矢印A方向に気体が流れることで、垂れ下がり部121は、その先端が矢印A方向に向かうように変形する。これにより、リブ130には座屈が生じ、垂れ下がり部121の変形を妨げないようにしている。なお、図中矢印Bで示した部位が、座屈が生じている部位である。
また、本実施例においては、図5に示すように、スロットルバルブ400と吸気音低減部120との間隔が、スロットルバルブ400のバルブ本体部分の長さよりも短い。そのため、スロットルバルブ400が吸気音低減部120(垂れ下がり部121)に突き当たらないように、吸気音低減部120は、平面形状が円形であるガスケット部110の内側のほぼ半分の領域を占めるように設けられている。なお、残りのほぼ半円形の領域は空洞となっている。そして、吸気音低減装置100が吸気管内に配置された状態においては、吸気音低減部120が設けられている半円形の領域が上部に配置され、空洞状の半円形の領域が下部に配置される。これにより、スロットルバルブ400が全開しても、スロットルバルブ400が吸気音低減部120に突き当たることはない(図5参照)。
<リブの変形例>
リブ130の形状については、上記の形状に限定されることはない。つまり、リブ130は、吸気時とは逆方向に気体が流れた場合でも、垂れ下がり部121の変形を抑制する役割を果たし、かつ、吸気時における気体の流れにより垂れ下がり部121が変形する際には座屈するように構成されれば、様々な形状を採用し得る。図7〜図9を参照して、リブの形状の変形例を説明する。これら図7〜図9は、本発明の実施例に係る吸気音低減装置の変形例を示す模式的断面図の一部(リブが設けられている付近の断面図)である。ガスケット部110及び吸気音低減部120(垂れ下がり部121)の構成については、上述した通りであるので、その説明は省略する。
例えば、図7に示すリブ130aのように、図中右側の面(吸気時における気体が流れる方向の下流側の面)を、先端付近が湾曲した面とすることもできる。また、図8に示すリブ130bのように、リブ130bがガスケット部110の内周面から垂れ下がり部121の先端まで伸びるように構成することもできる。更に、図9に示すリブ130cのように、リブ130cがガスケット部110の内周面から垂れ下がり部121の先端まで伸びるように構成し、かつ図中右側の面(吸気時における気体が流れる方向の下流側の面)を、先端付近が湾曲した面とすることもできる。
<本実施例に係る吸気音低減装置の優れた点>
本実施例に係る吸気音低減装置100によれば、複数の垂れ下がり部121によって、気体の流れが分散される。また、複数の垂れ下がり部121はゴム状弾性体製であることから、その減衰性により音の発生エネルギーを吸収することができる。以上のことが相俟って、吸気音を効果的に低減させることができる。そして、垂れ下がり部121にはリブ130が設けられているので、吸気時とは逆方向に気体が流れたとしても、垂れ下がり部121の先端(自由端)が、当該逆方向に向かうように、垂れ下がり部121が変形してしまうことを抑制することができる。従って、垂れ下がり部121がスロットルバルブ400に挟まってしまうことを抑制することができる。
また、本実施例においては、リブ130の強度は、吸気時における気体の流れにより垂れ下がり部121が変形することによって、リブ130が座屈するように設計されている。これにより、複数の垂れ下がり部121は、吸気時における気体の流れに応じて気体の流れる方向に変形可能なため、気体の流入抵抗を抑制することができる。従って、吸気される気体の圧力損失が大きくなってしまうことはない。
100 吸気音低減装置
110 ガスケット部
120 吸気音低減部
121 垂れ下がり部
130,130a,130b,130c リブ
200 インテークマニホールド
300 スロットルボディ
400 スロットルバルブ

Claims (2)

  1. 吸気管を構成する2つの管のうち一方の管の端面と他方の管の端面との間の隙間を封止する環状のガスケット部と、
    吸気管内の一部を遮るように配され、かつ気体の流れに応じて揺れ動くように構成された複数の垂れ下がり部により構成される吸気音低減部と、
    を一体に備え、吸気管内においてスロットルバルブの下流側に配置されて吸気音を低減させる弾性体製の吸気音低減装置であって、
    前記複数の垂れ下がり部には、吸気時における気体が流れる方向の下流側の面に、前記ガスケット部の内周面から伸びるリブが、それぞれ一体に設けられていることを特徴とする吸気音低減装置。
  2. 前記リブの強度は、吸気時における気体の流れにより垂れ下がり部が変形することによって、前記リブが座屈するように設計されていることを特徴とする請求項1に記載の吸気音低減装置。
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