JP2016074885A5 - - Google Patents

Download PDF

Info

Publication number
JP2016074885A5
JP2016074885A5 JP2015184850A JP2015184850A JP2016074885A5 JP 2016074885 A5 JP2016074885 A5 JP 2016074885A5 JP 2015184850 A JP2015184850 A JP 2015184850A JP 2015184850 A JP2015184850 A JP 2015184850A JP 2016074885 A5 JP2016074885 A5 JP 2016074885A5
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rigid polyurethane
polyurethane foam
polyol
polyol composition
foam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015184850A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016074885A (ja
JP6626674B2 (ja
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to CN201580048647.4A priority Critical patent/CN106715506A/zh
Priority to PCT/JP2015/078357 priority patent/WO2016056554A1/ja
Priority to KR1020177007880A priority patent/KR101959644B1/ko
Priority to TW104133073A priority patent/TW201623355A/zh
Publication of JP2016074885A publication Critical patent/JP2016074885A/ja
Publication of JP2016074885A5 publication Critical patent/JP2016074885A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6626674B2 publication Critical patent/JP6626674B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物、及び硬質ポリウレタンフォームの製造方法
本発明は、発泡剤成分として、1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペン(以下、HFO−1233zdとも表記する)を必須成分として含有する硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物及び硬質ポリウレタンフォームの製造方法に関する。
硬質ポリウレタンフォームは、断熱材、軽量構造材等として周知の材料である。係る硬質ポリウレタンフォームは、ポリオール化合物、発泡剤を必須成分として含有するポリオール組成物とイソシアネート成分とを混合し、発泡、硬化させることにより形成される。
前記発泡剤としては、古くはCFC−11等のフロン化合物が使用されていたが、当該CFC−11がオゾン層の破壊を引き起こすことから使用禁止され、HCFC−141bに切り換えられ、さらに2004年からはオゾン層破壊係数がゼロであるHFC−245faやHFC−365mfcへの切り換えが行われているが、当該HFC−245faやHFC−365mfcはGWP(地球温暖化係数)が大きいという問題を有する。そのため、オゾン層破壊係数と地球温暖化係数が低く可燃性のないHFO−1233zdの発泡剤としての開発が進んでいる。
例えば、HFO−1233zdを含有するポリオール組成物は原液保存安定性が悪いことから、HFO−1233zdを含有するポリオール組成物の原液保存安定性を改善する試みがなされている(例えば、特許文献1〜4)。
特表2011−500891号公報 特表2011−500892号公報 特表2011−500893号公報 特表2013−501844号公報
しかし、従来の技術では、HFO−1233zdを含有するポリオール組成物の原液の保存後の反応性遅延は改善されるものの、当該ポリオール組成物を用いてポリウレタンフォームを作製すると硬化不良を引き起こし、生成したポリウレタンフォームが収縮することがあった。また、ポリオールプレミックスの調製直後にイソシアネート成分と混合、発泡しても硬化不良を起こさない触媒であっても、プレミックスを40℃の条件下で保存した後にイソシアネート成分と混合、発泡した場合、硬化不良を起こし、ポリウレタンフォームが収縮する場合があった。なお、40℃の条件は、夏場に屋外にてドラムを保管した際の内部原液の最高温度を想定したものである。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、発泡剤としてHFO−1233zdを用いた場合でも原液保存安定性が良く、さらに硬化不良を抑制してポリウレタンフォームの収縮を抑制できる硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物、及び硬質ポリウレタンフォームの製造方法を提供することである。
本発明の硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物は、少なくともポリオール化合物及び発泡剤を含有し、ポリイソシアネート化合物を含むイソシアネート成分と混合して発泡硬化させて硬質ポリウレタンフォームを形成する硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物であって、前記発泡剤が、HFO−1233zdを含有し、前記ポリオール化合物が、アミノ基含有化合物を開始剤とし、末端に少なくとも1つのアルキレンオキサイド付加体を有するポリエーテルポリオールを含有する。
本発明の硬質ポリウレタンフォームの製造方法は、イソシアネート成分とポリオール組成物とを混合して発泡、硬化させて硬質ポリウレタンフォームとする硬質ポリウレタンフォームの製造方法であって、前記ポリオール組成物が、前記硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物である。
本発明によれば、発泡剤としてHFO−1233zdを用いた場合でも原液保存安定性が良く、さらに硬化不良を抑制してポリウレタンフォームの収縮を抑制できる硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物、及び硬質ポリウレタンフォームの製造方法を提供することができる。
<硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物>
本実施形態の硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物は、少なくともポリオール化合物及び発泡剤を含有し、ポリイソシアネート化合物を含むイソシアネート成分と混合して発泡硬化させて硬質ポリウレタンフォームを形成する硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物であって、前記発泡剤が、HFO−1233zdを含有し、前記ポリオール化合物が、アミノ基含有化合物を開始剤とし、末端に少なくとも1つのアルキレンオキサイド付加体を有するポリエーテルポリオールを含有する。本実施形態の硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物によれば、発泡剤としてHFO−1233zdを用いた場合でも原液保存安定性が良く、さらに硬化不良を抑制してポリウレタンフォームの収縮を抑制できる。この様な効果を奏する理由は定かではないが、以下のように考えられる。
アミン基含有化合物を開始剤とし、末端に少なくとも1つのアルキレンオキサイド付加体を有するポリエーテルポリオールはそれらの構造を持たないポリエーテルポリオールと比較すると、高い反応性を有する。このようなポリエーテルポリオールを使用してフォームを製造するとその反応性の高さにより、フォームの内部発熱量が増大する。当該発熱により架橋反応やイソシアネートの三量化反応等が進行しやすくなり、触媒能の低下や触媒の活性不足に起因するフォームの硬化不良を抑制することができると考えられる。
〔ポリオール化合物〕
前記ポリオール化合物は、アミノ基含有化合物を開始剤とし、末端に少なくとも1つのアルキレンオキサイド付加体を有するポリエーテルポリオールを含有する。
[ポリエーテルポリオール]
前記ポリエーテルポリオールは、アミノ基含有化合物を開始剤とし、末端に少なくとも1つのアルキレンオキサイド付加体を有するポリエーテルポリオールであり、より具体的には、前記開始剤にアルキレンオキサイドを付加重合させて得られるポリエーテルポリオールである。
前記アミノ基含有化合物は、ポリエーテルポリオールの開始剤として用いられる公知のアミノ基含有化合物が用いられる。当該アミノ基含有化合物としては、2,4−トルエンジアミン、2,6−トルエンジアミン、ジエチルトルエンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、p−フェニレンジアミン、o−フェニレンジアミン、ナフタレンジアミン等の芳香族ジアミン;エチレンジアミン、プロピレンジアミン、ブチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ネオペンチルジアミン、ジエチレントリアミン等の炭素数が2〜8のアルキレンジアミンが例示できる。これらの中でも、硬化不良抑制の観点、ポリウレタンフォームの物性の低下の抑制の観点から、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、ジエチレントリアミンが好ましく、エチレンジアミンがより好ましい。
前記アルキレンオキサイド付加体としては、プロピレンオキサイド(PO)付加体、エチレンオキサイド(EO)付加体、スチレンオキサイド(SO)付加体、テトラヒドロフラン付加体等が例示でき、硬化不良抑制の観点、ポリウレタンフォームの物性の低下の抑制の観点から、エチレンオキサイド付加体が好ましい。
前記ポリエーテルポリオールの平均官能基数は、硬化不良抑制の観点、ポリウレタンフォームの物性の低下の抑制の観点から、3〜6が好ましく、3〜4がより好ましい。
前記ポリエーテルポリオールの水酸基価は、硬化不良抑制の観点、ポリウレタンフォームの物性の低下の抑制の観点から、300〜1000mgKOH/gが好ましく、400〜1000mgKOH/gがより好ましい。
前記ポリエーテルポリオールの具体例としては、NL−300(三洋化成工業社製)が挙げられる。
[その他のポリオール]
前記ポリオール化合物は、前記ポリエーテルポリオール以外の他のポリオールを含んでいても良い。当該他のポリオールの具体例としては、脂肪族アミンポリオール、芳香族アミンポリオールから選択される少なくとも1種の水酸基価300〜1000mgKOH/gのポリオール化合物を含有するものであってもよい。
前記脂肪族アミンポリオールとしては、アルキレンジアミン系ポリオールや、アルカノールアミン系ポリオールが例示される。これらのポリオール化合物は、アルキレンジアミンやアルカノールアミンを開始剤としてエチレンオキサイド、プロピレンオキサイドの少なくとも1種を開環付加させた末端水酸基の多官能ポリオール化合物である。アルキレンジアミンとしては、公知の化合物が限定なく使用できる。具体的にはエチレンジアミン、プロピレンジアミン、ブチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ネオペンチルジアミン、ジエチレントリアミンなどの炭素数が2〜8のアルキレンジアミンの使用が好適である。これらの中でも、炭素数の小さなアルキレンジアミンの使用がより好ましく、特にエチレンジアミン、プロピレンジアミンを開始剤としたポリオール化合物の使用が好ましい。アルキレンジアミン系ポリオールにおいては、開始剤であるアルキレンジアミンは単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。アルカノールアミンとしては、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミンが例示される。アルキレンジアミンを開始剤としたポリオール化合物の官能基数は4であり、アルカノールアミンを開始剤としたポリオール化合物の官能基数は3である。
前記芳香族アミン系ポリオールは、芳香族ジアミンを開始剤としてエチレンオキサイド、プロピレンオキサイドの少なくとも1種を開環付加させた末端水酸基の多官能ポリエーテルポリオール化合物である。開始剤としては、公知の芳香族ジアミンを限定なく使用することができる。具体的には2,4−トルエンジアミン、2,6−トルエンジアミン、ジエチルトルエンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、p−フェニレンジアミン、o−フェニレンジアミン、ナフタレンジアミンなどが例示される。これらの中でも得られる硬質ポリウレタンフォームの断熱性と強度などの特性が優れている点でトルエンジアミン(2,4−トルエンジアミン、2,6−トルエンジアミンまたはこれらの混合物)の使用が特に好ましい。
前記ポリエーテルポリオールの含有量は、硬化不良抑制の観点、ポリウレタンフォームの物性の低下の抑制の観点から、前記ポリオール化合物中、15重量%以上が好ましく、100重量%が最も好ましい。
〔発泡剤〕
前記発泡剤は、オゾン層破壊能力と地球温暖化係数が低く可燃性のないHFO−1233zdを含有する。
前記発泡剤は、さらに水を含有することが好ましい。水の添加により、ポリオール組成物の発泡剤の蒸気圧を低下させることができる。水の含有量は、ポリオール化合物の合計100重量部に対して0.5〜5重量部であることが好ましい。
前記発泡剤の含有量は、前記ポリオール化合物合計100重量部に対して5〜50重量部であることが好ましく、10〜40重量部であることが更に好ましい。
〔その他の成分〕
前記ポリオール組成物は、硬質ポリウレタンフォーム用の公知の触媒、整泡剤、難燃剤、相溶化剤、可塑剤、着色剤、酸化防止剤等を含有しても良い。
前記触媒としては、トリエチレンジアミン、N−メチルモルホリン、N,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミン、N,N,N’,N’−テトラメチルヘキサメチレンジアミン、DBU等の第3級アミン類、ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫ジアセテート、オクチル酸錫等の金属系触媒がウレタン化反応触媒として例示できる。
前記整泡剤としては、硬質ポリウレタンフォーム用の公知の整泡剤が限定なく使用可能である。整泡剤としては、通常ポリジメチルシロキサン並びにポリジメチルシロキサンとポリアルキレンオキサイドのグラフト共重合体もしくはブロック共重合体が使用される。ポリアルキレンオキサイドとしては、平均分子量が5000〜8000のポリエチレンオキサイド、ポリプロピレンオキサイド、エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドのランダム共重合体ないしブロック共重合体が使用される。
前記難燃剤としては、ハロゲン含有化合物、有機リン酸エステル類、三酸化アンチモン、水酸化アルミニウム等の金属化合物が例示される。これらの難燃剤は、例えば有機リン酸エステルは過剰に添加すると得られる硬質ポリウレタンフォームの物理的特性が低下することが有り、また三酸化アンチモン等の金属化合物粉末を過剰に添加するとフォームの発泡挙動に影響が表れるなどの問題を生じる場合が有り、その添加量はかかる問題を生じない範囲に制限される。
前記可塑剤としては、リン酸のハロゲン化アルキルエステル、アルキルリン酸エステルやアリールリン酸エステル、ホスホン酸エステル等が挙げられ、具体的にはトリス(2−クロロエチル)ホスフェート(CLP、大八化学社製)、トリス(β−クロロプロピル)ホスフェート(TMCPP、大八化学社製)、トリブトキシエチルホスフェート(TBEP、ローディア社製)、トリブチルホスフェート、トリエチルホスフェート、クレジルフェニルホスフェート、ジメチルメチルホスホネート等が例示でき、これらの1種以上が使用可能である。可塑剤の添加量はポリオール組成物100重量部に対して5〜40重量部であることが好ましい。この範囲を越えると可塑化効果が十分に得られなかったり、フォームの物理特性が低下するなどの問題が生じる場合がある。
本実施形態のポリオール組成物は、スラブストックフォーム、サンドイッチパネル等の連続生産される硬質ポリウレタンフォーム、射出成形される硬質ポリウレタンフォームサンドイッチパネル、スプレーフォームなどの製造に使用可能である。
<硬質ポリウレタンフォームの製造方法>
本実施形態の硬質ポリウレタンフォームの製造方法は、イソシアネート成分と前記ポリオール組成物とを混合して発泡、硬化させて硬質ポリウレタンフォームとする硬質ポリウレタンフォームの製造方法である。
前記イソシアネート成分としては、取扱の容易性、反応の速さ、得られる硬質ポリウレタンフォームの物理特性が優れていること、低コストであることなどから、液状MDIを使用する。液状MDIとしては、クルード(粗製)MDI(c−MDI)(44V−10,44V−20L等(住友バイエルウレタン社製))、ウレトンイミン含有MDI(ミリオネートMTL;日本ポリウレタン工業社製)等が使用される。これらのポリイソシアネート化合物のなかでも、形成される硬質ポリウレタンフォームの機械的強度などの物理的特性が優れており、しかも低価格であるといる点で、クルード(粗製)MDIの使用が特に好ましい。
液状MDIに加えて、他のイソシアネート成分を併用してもよい。ポリウレタンの技術分野において周知のジないしポリイソシアネート化合物は限定なく使用可能である。
前記硬質ポリウレタンフォームの製造方法においては、前記ポリオール組成物とイソシアネート成分との混合におけるイソシアネート基/活性水素基当量比(NCOインデックス)が0.8以上が好ましく、0.9以上がより好ましい。
係る構成により、硬質ポリウレタンフォームを構成する樹脂中にイソシアヌレート結合が多く形成され、耐燃焼性がより一層向上した硬質ポリウレタンフォームを製造することができる。
本実施形態の硬質ポリウレタンフォームの製造方法は、スラブストックフォーム、サンドイッチパネル等の連続生産される硬質ポリウレタンフォーム、射出成形される硬質ポリウレタンフォームサンドイッチパネル、スプレーフォームなどの製造に使用可能である。
以下、本発明の構成と効果を具体的に示す実施例等について説明する。
<評価方法>
〔フォーム密度〕
フォーム密度についてはJIS K 7222に準拠し求めた。
〔フォームの収縮〕
縦横180mm、深さ100mmのモールドに、ポリオール組成物及びイソシアネート成分の混合撹拌物を投入し、発泡形成したフォームを室温下(23℃±5℃)で10分間養生した。その後、モールドからフォームを取り出し、引き続き室温下にて30分間養生し、フォームトップが陥没するどうかによってフォームの収縮を確認した。フォームトップが陥没した場合は、硬化不良が生じており、フォームトップが陥没しなかった場合は硬化不良が生じていないとした。表2では、フォームトップが陥没した場合は×、フォームトップが陥没しなかった場合は○と表記した。
<実施例1〜、比較例1〜5>
〔ポリオール組成物の調製
ポリオール組成物の構成材料を表1に示す。
Figure 2016074885
表1に示した構成材料を下記表2に記載した配合にて混合撹拌して実施例1〜、比較例1〜5のポリオール組成物を調製した。
〔硬質ポリウレタンフォームの製造〕
実施例1〜、比較例1〜5のポリオール組成物を20℃に温度調整し、次いで20℃に温度調整したイソシアネート成分(住化バイエルウレタン社製粗製ジフェニルメタンジイソシアネート「スミジュール44V−20L」、NCO%:31%)とNCO/OH当量比が1.70となる比率でラボ用撹拌機にて混合撹拌し、発泡硬化させて硬質ポリウレタンフォームを得た。当該硬質ポリウレタンフォームの評価結果を表2に示す。なお、表2中、「初期」とは調製直後のポリオール組成物を用いて製造した硬質ポリウレタンフォームであり、「40℃下28日保管後」とは調製後40℃下28日保管したポリオール組成物を用いて製造した硬質ポリウレタンフォームを意味する。
Figure 2016074885
表2の結果から、実施例1〜に係るポリオール組成物は、発泡剤としてHFO−1233zdを用いていても原液保存安定性が良く、実施例1〜に係るポリオール組成物を原料として製造された硬質ポリウレタンフォームは、発泡剤としてHFO−1233zdを用いていても硬化不良を抑制して物性の低下を抑制できることがわかる。

Claims (4)

  1. 少なくともポリオール化合物及び発泡剤を含有し、ポリイソシアネート化合物を含むイソシアネート成分と混合して発泡硬化させて硬質ポリウレタンフォームを形成する硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物であって、
    前記発泡剤が、1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペンを含有し、
    前記ポリオール化合物が、アミノ基含有化合物を開始剤とし、末端に少なくとも1つのアルキレンオキサイド付加体を有するポリエーテルポリオールを含有する、硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物。
  2. 前記ポリエーテルポリオールの含有量が、前記ポリオール化合物中15重量%以上100重量%以下である、請求項1に記載の硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物。
  3. 前記アルキレンオキサイド付加体が、エチレンオキサイド付加体である、請求項1又は2に記載の硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物。
  4. イソシアネート成分とポリオール組成物とを混合して発泡、硬化させて硬質ポリウレタンフォームとする硬質ポリウレタンフォームの製造方法であって、
    前記ポリオール組成物が、請求項1〜3のいずれか1項に記載の硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物である、硬質ポリウレタンフォームの製造方法。
JP2015184850A 2014-10-08 2015-09-18 硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物、及び硬質ポリウレタンフォームの製造方法 Active JP6626674B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CN201580048647.4A CN106715506A (zh) 2014-10-08 2015-10-06 硬质聚氨酯泡沫用多元醇组合物、及硬质聚氨酯泡沫的制造方法
PCT/JP2015/078357 WO2016056554A1 (ja) 2014-10-08 2015-10-06 硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物、及び硬質ポリウレタンフォームの製造方法
KR1020177007880A KR101959644B1 (ko) 2014-10-08 2015-10-06 경질 폴리우레탄폼용 폴리올 조성물 및 경질 폴리우레탄폼의 제조 방법
TW104133073A TW201623355A (zh) 2014-10-08 2015-10-07 硬質聚胺酯發泡體用多元醇組成物及硬質聚胺酯發泡體的製造方法

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014206897 2014-10-08
JP2014206897 2014-10-08

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019217803A Division JP7053051B2 (ja) 2014-10-08 2019-12-02 硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物、及び硬質ポリウレタンフォームの製造方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2016074885A JP2016074885A (ja) 2016-05-12
JP2016074885A5 true JP2016074885A5 (ja) 2016-07-14
JP6626674B2 JP6626674B2 (ja) 2019-12-25

Family

ID=55950856

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015184850A Active JP6626674B2 (ja) 2014-10-08 2015-09-18 硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物、及び硬質ポリウレタンフォームの製造方法
JP2019217803A Active JP7053051B2 (ja) 2014-10-08 2019-12-02 硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物、及び硬質ポリウレタンフォームの製造方法

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019217803A Active JP7053051B2 (ja) 2014-10-08 2019-12-02 硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物、及び硬質ポリウレタンフォームの製造方法

Country Status (4)

Country Link
JP (2) JP6626674B2 (ja)
KR (1) KR101959644B1 (ja)
CN (1) CN106715506A (ja)
TW (1) TW201623355A (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020514461A (ja) * 2016-12-27 2020-05-21 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se ポリウレタンフォーム物品及びポリウレタンフォーム物品を形成する方法
CA3086353A1 (en) * 2017-12-21 2019-06-27 Basf Se Method for producing rigid polyurethane foam composite elements using mannich polyols
CN111647123B (zh) * 2020-04-20 2022-06-14 上海抚佳精细化工有限公司 一种聚氨酯硬泡泡沫及其制备方法
KR20220035673A (ko) * 2020-09-14 2022-03-22 (주)동성화인텍 경질 폴리우레탄 폼 형성용 조성물 및 이를 사용하여 제조된 경질 폴리우레탄 폼

Family Cites Families (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5071809A (en) * 1990-05-07 1991-12-10 Air Products And Chemicals, Inc. Tertiary amine catalysts for polyurethanes
ZA200101996B (en) * 1998-09-10 2002-03-11 Dow Chemical Co Polyols useful for preparing water blown rigid polyurethane foam.
US9695267B2 (en) 2009-08-11 2017-07-04 Honeywell International Inc. Foams and foamable compositions containing halogenated olefin blowing agents
EP2129709B2 (en) * 2007-03-29 2021-05-12 Arkema Inc. Process for preparing thermosetting foams
ATE547459T1 (de) * 2007-03-29 2012-03-15 Arkema Inc Blasmittelzusammensetzung aus hydrochlorfluorolefin und hydrofluorolefin, und verfahren zur herstellung wärmehärtenden schaumes
CN101687937B (zh) * 2007-06-27 2013-11-27 阿科玛股份有限公司 稳定的氢氯氟烯烃类以及氢氟烯烃类
US9453115B2 (en) 2007-10-12 2016-09-27 Honeywell International Inc. Stabilization of polyurethane foam polyol premixes containing halogenated olefin blowing agents
US20090099273A1 (en) 2007-10-12 2009-04-16 Williams David J Non-silicone surfactants for polyurethane or polyisocyanurate foam containing halogenated olefins as blowing agents
US9550854B2 (en) 2007-10-12 2017-01-24 Honeywell International Inc. Amine catalysts for polyurethane foams
US8541478B2 (en) * 2009-05-21 2013-09-24 Huntsman International Llc Rigid polyurethane foam and system and method for making the same
CA2769337A1 (en) * 2009-07-27 2011-02-03 Arkema Inc. Composition of hcfo-1233zd and polyol blends for use in polyurethane foam
WO2011137033A1 (en) * 2010-04-28 2011-11-03 Arkema Inc. Method of improving stability of polyurethane polyol blends containing halogenated olefin blowing agent
US8734671B2 (en) * 2010-11-19 2014-05-27 Honeywell International Inc. Azeotrope-like compositions comprising 1-chloro-3,3,3-trifluoropropene
JP5664669B2 (ja) * 2011-02-02 2015-02-04 旭硝子株式会社 硬質発泡合成樹脂の製造方法
US20120313035A1 (en) * 2011-06-08 2012-12-13 Honeywell International Inc. Polyurethane foam premixes containing halogenated olefin blowing agents and foams made from same
ES2746532T3 (es) * 2011-02-21 2020-03-06 Honeywell Int Inc Premezclas de espuma de poliuretano que contienen agentes de soplado de olefina halogenada y espumas hechas a partir de estos
US20140171527A1 (en) * 2011-02-21 2014-06-19 Honeywell International Inc. Polyurethane foam premixes containing halogenated olefin blowing agents and foams made from same
US20140171525A1 (en) * 2011-02-21 2014-06-19 Honeywell International Inc. Polyurethane foam premixes containing halogenated olefin blowing agents and foams made from same
US9556303B2 (en) * 2011-02-21 2017-01-31 Honeywell International Inc. Catalysts for polyurethane foam polyol premixes containing halogenated olefin blowing agents
ES2802773T3 (es) * 2011-12-19 2021-01-21 Ddp Specialty Electronic Mat Us Inc Espuma de poliuretano termoestable que contiene retardador de llama polimérico bromado
CA2883891A1 (en) * 2012-09-07 2014-03-13 Basf Se Rigid polyurethane foams with reduced shrinkage
US10023681B2 (en) * 2012-10-24 2018-07-17 Evonik Degussa Gmbh Delay action catalyst for improving the stability of polyurethane systems having halogen containing blowing agents
CN105579484B (zh) * 2013-02-26 2019-06-04 霍尼韦尔国际公司 含有卤代烯烃发泡剂的聚氨酯泡沫预混物和由其制造的泡沫
JP5671193B1 (ja) * 2013-07-24 2015-02-18 花王株式会社 硬質ポリウレタンフォーム製造用ポリオール混合物
JP2016531196A (ja) * 2013-09-19 2016-10-06 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー 混合発泡剤を使用して独立気泡硬質ポリウレタンフォームを作製するための真空支援方法
JP2015105341A (ja) * 2013-11-29 2015-06-08 旭硝子株式会社 硬質発泡合成樹脂およびその製造方法
JP2015105342A (ja) * 2013-11-29 2015-06-08 旭硝子株式会社 硬質発泡合成樹脂およびその製造方法
CN103804711B (zh) * 2014-02-20 2016-05-25 海信容声(广东)冰箱有限公司 一种以环戊烷为主体的低导热率聚氨酯硬泡泡沫及其制造方法和应用

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7053051B2 (ja) 硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物、及び硬質ポリウレタンフォームの製造方法
US9926403B2 (en) Process for making rigid polyurethane or urethane-modified polyisocyanurate foams
WO2013008574A1 (ja) 硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物および硬質ポリウレタンフォームの製造方法
JP2018508635A (ja) ポリウレタンフォーム製品の形成方法
KR101901538B1 (ko) 경질 폴리우레탄폼용 폴리올 조성물 및 경질 폴리우레탄폼의 제조 방법
JP2016074885A5 (ja)
JP5085064B2 (ja) 硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物及び硬質ポリウレタンフォームの製造方法
JP6566517B2 (ja) 硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物、及び硬質ポリウレタンフォームの製造方法
JP2007153989A (ja) 硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物
JP4978986B2 (ja) 発泡硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物及び発泡硬質ポリウレタンフォームの製造方法
JP5462507B2 (ja) 硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物
JP2017206584A (ja) 硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物、及び硬質ポリウレタンフォームの製造方法
JP3902143B2 (ja) 硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物及び硬質ポリウレタンフォームの製造方法
JP2005344079A (ja) 硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物及び硬質ポリウレタンフォームの製造方法
WO2016056554A1 (ja) 硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物、及び硬質ポリウレタンフォームの製造方法
JP2020526646A (ja) ハロゲン非含有難燃剤を含む軟質フォーム
JP4083522B2 (ja) 硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物及び硬質ポリウレタンフォームの製造方法
JP5403898B2 (ja) スプレー発泡硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物及びスプレー発泡硬質ポリウレタンフォームの製造方法
JP2008138042A (ja) 発泡硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物及び発泡硬質ポリウレタンフォームの製造方法
JP2018009103A (ja) ポリウレタンフォームの製造方法
JP2008133317A (ja) 硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物及び硬質ポリウレタンフォームの製造方法
WO2016056552A1 (ja) 硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物、及び硬質ポリウレタンフォームの製造方法
JP2010222399A (ja) 硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物
WO2016056553A1 (ja) 硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物、及び硬質ポリウレタンフォームの製造方法
JPWO2019022077A1 (ja) 硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物、硬質ポリウレタンフォーム用組成物、および硬質ポリウレタンフォームの製造方法