JP2016074434A - 注出具及び容器 - Google Patents

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亀田 克巳
Katsumi Kameda
克巳 亀田
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Abstract

【課題】容器への着脱と注出口の再封が可能であり、容器から内容物を注出する際に、漏れや脈動が発生することがなく、最後まで良好に注出することができる突刺し注出具及び容器を提供する。【解決手段】注出口本体10と、蓋部40とを有し、注出口本体10を下端12から容器100へ突刺して容器100を開封し、上端11の開口13から内容物を注出する突刺し注出具1において、注出口本体10は、下端12が筒軸L1に対して傾斜し、周壁15から突出する環状のフランジ部17と、フランジ部17の下方で、容器100を傾倒して内容物を注出する際の傾倒方向とは反対側の周壁15を貫通する通気孔30と、通気孔30と上端11の開口13とを連通する通気路PAとを有する。【選択図】図12

Description

本発明は、容器に取り付けられる注出具及び容器に関し、より詳細には、容器へ突刺して取り付けられる注出具及び容器に関する。
液体の内容物を収容する容器、例えば、紙を基材層とする積層材料からなる液体紙容器は、内容物の注ぎやすさとともに再封機能を有することが有用である。このような容器の一つとして、注出口を有する注出口本体と注出口を閉塞する蓋部とからなる樹脂製の注出具が容器に取り付けられた注出具付き容器が広く用いられている。しかしながら、このような注出具付き容器は、注出具の製造工程と注出具の容器への取り付け工程とを要するため、容器のコストが高くなることがある。
また、液体紙容器などは、わずかながら酸素の透過性を有しているため、長期保存をする場合や内容物によっては酸化や風味の劣化を防止するために、耐酸素透過性などのバリア性を有することが求められることがある。
ここで、液体紙容器などは、バリア層、例えば、アルミニウム箔等の金属箔等を有する積層材料や積層フィルムなどを用いることによって、内容物の酸化や風味の劣化を防ぎ、保存性を向上することは比較的容易であり、このようなバリア性を有する容器は広く用いられている。一方、樹脂製の注出具は、バリア層を形成することが困難な射出成形によって作成される場合が多く、酸素の透過を好適に防ぐことは容易ではない。したがって、内容物の酸化や風味の劣化が生じやすい内容物を収容する場合、注出具付き容器を用いると保存期間が短くなることがある。
特許文献1には、容器を開封するとともに容器内に挿入する内筒部と、注出開口を有して容器外に位置させられる外筒部とが連通状態で固着されている注出具本体と、外筒部の注出開口部付近にヒンジを介して連結され、注出開口を閉止・再開封しうる蓋とを有し、内筒部の上側の周面に、容器内の液体を最後まで注出するための通孔が形成されていることを特徴としている注出具が開示されている。
特開2007−182258号公報
特許文献1の構成によれば、注出具は容器に突刺して取り付けるので簡易に容器へ装着することができ、蓋によって注出開口の再封が可能であり、容器から内容液を注出する際に液漏れがなく、ほぼ最後まで内容物を注出することができるとされている。また、特許文献1の構成によれば、注出具を容器に装着することによって容器が初期開封されるので、初期開封されるまでは容器の密封性を高く保つことが可能である。しかしながら、特許文献1では、容器から内容物を注出する際に、内容物によって注出開口が塞がれて容器の内部に外気を取り入れることができず、内容物の脈動が生じ、良好に注出することができない場合がある。
そこで本発明の目的は、容器への着脱と注出口の再封が可能であり、容器から内容物を注出する際に、漏れや脈動が発生することがなく、最後まで良好に注出することができる突刺し注出具及び容器を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の突刺し注出具は、
上端と下端とが開口する筒状の注出口本体と、
前記上端の前記開口を閉塞する蓋部とを有し、
前記注出口本体を前記下端から容器へ突刺して前記容器を開封し、前記上端の前記開口から内容物を注出する突刺し注出具において、
前記注出口本体は、
前記下端が筒軸方向に対して傾斜し、
周壁から突出する環状のフランジ部と、
前記フランジ部の下方で、前記容器を傾倒して内容物を注出する際の傾倒方向とは反対側の前記周壁を貫通する通気孔と、
前記通気孔と前記上端の前記開口とを連通する通気路とを有することを特徴とする。
更に、前記フランジ部の下方の前記周壁に貫通孔を形成することを特徴とする。
更に、前記貫通孔は、前記筒軸を基準として前記通気孔と対向して形成されることを特徴とする。
更に、前記蓋部は、前記フランジ部の上方の前記周壁にヒンジ部を介して連結されることを特徴とする。
更に、前記蓋部は、前記注出口本体の前記上端の前記開口を閉塞する際に、前記注出口本体の内周面と当接する環状の嵌合突起を有することを特徴とする。
更に、前記注出口本体は、前記注出口本体を前記容器へ突刺した際に前記注出口本体を前記容器へ係止させる係止部を前記フランジ部の下方の前記周壁に有することを特徴とする。
更に、前記係止部は、前記フランジ部と所定の間隔を有し、外方へ突出する突起部であることを特徴とする。
また、本発明の容器は、上述の本発明の突刺し注出具に対応する初期開封部を上部に有することを特徴とする。
更に、前記容器は、紙からなる基材層とバリア層とを少なくとも有する積層材料からなり、前記バリア層を内層とする液体紙容器であり、前記初期開封部は、前記突刺し注出具に対応して易開封性を有することを特徴とする。
本発明の突刺し注出具によれば、上端と下端とが開口する筒状の注出口本体と、前記上端の前記開口を閉塞する蓋部とを有し、前記注出口本体を前記下端から容器へ突刺して前記容器を開封し、前記上端の前記開口から内容物を注出する突刺し注出具において、前記注出口本体は、前記下端が筒軸方向に対して傾斜し、周壁から突出する環状のフランジ部と、前記フランジ部の下方で、前記容器を傾倒して内容物を注出する際の傾倒方向とは反対側の前記周壁を貫通する通気孔と、前記通気孔と前記上端の前記開口とを連通する通気路とを有する。
このため、突刺し注出具は、容器への着脱ができ、蓋部によって注出口の再封が可能である。また、容器から内容物を注出する際に、容器と注出口本体とが擦りあって密着することによって容器と注出口本体との間隙をなくして漏れを防止するとともに、通気路によって外気を容器の内部に流入させて脈動を防止し、最後まで良好に注出することができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、前記フランジ部の下方の前記周壁に貫通孔を形成するので、内容物をより効果的に最後まで注出することができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、前記貫通孔は、前記筒軸を基準として前記通気孔と対向して形成されるので、内容物をより効果的に最後まで注出することができる。
また、請求項4に記載の発明によれば、前記蓋部は、前記フランジ部の上方の前記周壁にヒンジ部を介して連結されるので、注出口本体と蓋部とが分離することがなく、使い勝手がよい。また、注出口本体と蓋部とを一体成形することができ、生産性が向上する。
また、請求項5に記載の発明によれば、前記蓋部は、前記注出口本体の前記上端の前記開口を閉塞する際に、前記注出口本体の内周面と当接する環状の嵌合突起を有するので、蓋部による注出口の密封性が高い。
また、請求項6に記載の発明によれば、前記注出口本体は、前記注出口本体を前記容器へ突刺した際に前記注出口本体を前記容器へ係止させる係止部を前記フランジ部の下方の前記周壁に有するので、注出口本体が容器から容易に外れることがなく、容器と注出口本体との間隙の閉塞性が向上し、内容物の漏れを効果的に防止することができる。
また、請求項7に記載の発明によれば、前記係止部は、前記フランジ部と所定の間隔を有し、外方へ突出する突起部であるので、注出口本体が容器から容易に外れることがなく、容器と注出口本体との間隙の閉塞性が向上し、内容物の漏れを効果的に防止することができる。
また、請求項8に記載の発明によれば、上述の本発明の突刺し注出具に対応する初期開封部を上部に有する容器であるので、突刺し注出具の取り付けが容易であるとともに、容器と注出口本体との間隙の閉塞性が向上し、内容物の漏れをより効果的に防止することができる。そして、突刺し注出具が取り付けられた場合には、注出口の再封が可能であり、内容物を注出する際に、漏れや脈動が発生することがなく、最後まで良好に注出することができ、使い勝手が良い容器を提供することができる。
また、請求項9に記載の発明によれば、前記容器は、紙からなる基材層とバリア層とを少なくとも有する積層材料からなり、前記バリア層を内層とする液体紙容器であり、前記初期開封部は、前記突刺し注出具に対応して易開封性を有するので、突刺し注出具の取り付けが容易である。また、突刺し注出具が取り付けられて初期開封されるまでは容器全体がバリア性を有するため、初期開封されるまでの内容物の保存期間を長くすることができ、使い勝手が良い容器を提供することができる。
本実施形態に係る突刺し注出具一例が示された平面図である。 図1の突刺し注出具の右側面図である。 図1の突刺し注出部の背面図である。 図1のIV−IV線断面図である。 図4の部分拡大図である。 蓋部が注出口本体に嵌合された状態の一例が示された背面図である。 図6のVII−VII線断面図である。 突刺し注出具が取り付けられる容器の一例が示された斜視図である。 突刺し注出具が容器に取り付けられる直前の状態の一例が示された部分断面図である。 突刺し注出具が容器に取り付けられた状態の一例が示された断面図である。 突刺し注出具の変形例が示された断面図である。 突刺し注出具が取り付けられた容器から内容物を注出する状態の一例が示された断面図である。 突刺し注出具の別の変形例が示された断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態を詳細に説明する。まず、本実施形態に係る突刺し注出具の構成を詳細に説明する。図1は本実施形態に係る突刺し注出具1の一例が示された平面図であり、図2は図1の突刺し注出具1の右側面図であり、図3は図1の突刺し注出具1の背面図である。図4は図1のIV−IV線断面図であり、図5は図4の後述する注出口本体10の上部及び後述する蓋部40の部分拡大図である。なお、以下では、説明の便宜上、図4における後述する注出口本体10の注出口としての開口13側を上とし、開口14側を下とし、後述する蓋部40側を後とし、その反対側を前とし、紙面に対して手前側を左とし、奥側を右とする。また、図1におけるIV−IV線は、突刺し注出具1の左右方向の中心を通り、前後方向に延びる直線であり、図4は突刺し注出具1の左右中央の鉛直断面図である。
図1〜図5に示されるように、本実施形態に係る突刺し注出具1は、注出口本体10と蓋部40などから構成され、IV−IV線を基準として左右対称形状である。そして、蓋部40は、開放状態で注出口本体10に連結されている。
注出口本体10は、上端11と下端12とが開口する円筒形状である。ここで、直線L1は、注出口本体10の円筒中心を通る線であり、筒軸を示す線である。注出口本体10の上端11は、水平な面であり、直線L1と直交している。一方、注出口本体10の下端12は、後方から前方に向かって下方へ傾斜する斜面である。つまり、下端12は、直線L1に対して前低後高に傾斜しており、下端12の下方端12aは尖った形状である。なお、詳細については後述するが、上端11における開口13は、内容物を注出する際の注出口となる。そして、内容物は、下端12における開口14から注出口本体10の内部を通過し、上端11における開口13(注出口)から注出される。
注出口本体10は、周壁15の外周面16から外方へ突出するフランジ部17を有する。フランジ部17は、平坦な板状部材であり、平面視において円環形状である。
ここで、注出口本体10は、フランジ部17を境にして外径が異なる。フランジ部17より上方の外径は下方の外径より大である。そして、周壁15の肉厚は、フランジ部17より上方が、下方より厚くなっている。注出口本体10は、内径が同一であり、外径が異なる2つの円筒が、フランジ部17を介して連結する構成である。更に、注出口本体10は、下端12の上方端12bから下方において、下方に向かって縮径している。
なお、注出口本体10は、上述の形状に限定されるものではなく、上端と下端とが開口する筒形状であれば良い。例えば、周壁15の肉厚が一定、つまり、上述の構成において、フランジ部17の上方と下方との外径が同一である構成であってもよい。また、注出口本体10は、平面視において楕円形の筒形状、四角形や五角形等の多角形の筒形状等であっても良く、フランジ部17を境にして、上方と下方とが異なる筒形状であっても良い。また、注出口本体10は、下端12の上方端12bから下方が縮径しない形状であっても良い。
また、フランジ部17は上述の形状に限定されるものではない。後述する容器に注出口本体10を取り付けた際、下面が容器の表面(外側面)に当接する構成であれば良い。例えば、平面視において外周が楕円形、四角形や五角形等の多角形等であっても良い。また、上述の構成において、フランジ部17は、直線L1に対して垂直方向に延びて形成されているが、直線L1に対して前後方向に傾斜して形成されても良い。
注出口本体10は、フランジ部17の上方に、規制フランジ部18を有する。規制フランジ部18は、周壁15の外周面16から外方へ突出する平坦な板状部材であり、平面視において円環形状であり、その外径はフランジ部17より小である。
なお、規制フランジ部18は、上述の形状に限定されるものではなく、例えば、平面視において外周が楕円形、四角形や五角形等の多角形等であっても良い。また、注出口本体10は、規制フランジ部18を備えない構成であっても良い。
また、注出口本体10は、上端11の近傍には、面取り部20、リブ21、周溝22
を有する。面取り部20は、周壁15の内周面19と上端11との間に形成された面取りである。リブ21は、周壁15の外周面16から外方へ突出する環状の突起であり、周壁15の上端11に突起の上部が連なる。リブ21の鉛直断面形状は円弧状である。リブ21の突出高さは周方向に略一定である。周溝22は、周壁15の外周面16から内方へ窪む溝であり、リブ21の下方に連なる環状の溝である。周溝22の溝深さは周方向に略一定である。
また、注出口本体10は、周溝22と規制フランジ18との間に、周壁15の外周面16から外方へ突出し、周方向へ延びる略環状の係止突起23を有する。係止突起部23は、後述する連結板24に対応する部位に切れ目を有する環状の突起である。ここで、係止突起23は、後述する蓋部40の係合溝と係合し、蓋部40を注出口本体10に係止させるものである。係止突起23の鉛直断面形状は円弧状である。係止突起23の突出高さは周方向に略一定である。
また、注出口本体10は、後側の周壁15の外周面16から外方かつ後方へ向けて延びる板状の連結板24を有する。連結板24は、周溝22と規制フランジ部18との間であって、係止突起23よりも上方に位置している。連結板24は、平面視おいて略矩形状である。そして、連結板24の後端には、後述する蓋部40が一体に連結される。
また、注出口本体10は、フランジ部17の下方に係止部としての突起部25を有する。ここで、係止部としての突起部25は、後述する容器100に注出口本体10を係止させるものである。突起部25は、周壁15の外周面16から外方へ突出する突起であり、前側及び後側に形成される。突起部25は、上側面26と、突起端面27と、下側面28とから構成される。上側面26は、フランジ部17の下面と平行であり、水平な面である。突起端面27は、周壁15と周方向に平行であり、鉛直な面である。下側面28は下方から上方に向けて外方へ傾斜する面である。そして、上側面26は突起端面27の上縁と連なり、下側面28は突起端面27の下縁と連なっている。突起部25の突出高さは、周方向に略一定である。
ここで、突起部25は、フランジ部17の下面と所定の間隔を有している。つまり、突起部25の上側面26とフランジ部17の下面は平行であり、所定の間隔を有している。なお、突起部25とフランジ部17の下面との間隔は、後述する容器100を構成する積層材料の厚みに対応している。そして、この突起部25とフランジ部17の下面との間における周壁15が容器100と密着する。
また、注出口本体10は、フランジ部17の下方に、周壁15を貫通する通気孔30を有する。通気孔30は、連結板24の下方、つまり後側の周壁15に形成される。通気孔30は、背面視において左右方向に延びた略矩形状の孔である。
また、注出口本体10は、内部に仕切側壁31を有する。仕切側壁31は、上下方向に延びる、つまり直線L1沿って延びる板状部材であり、平面視において略半円形状に湾曲している。仕切側壁31の略半円形状の両端、つまり左右の端は、注出口本体10の後側の周壁15にそれぞれ連結している。
ここで、仕切側壁31の上端は、注出口本体10の上端11から所定の距離だけ下方に位置しており、規制フランジ部18と同じ位置に位置している。仕切側壁31の下端は、注出口本体10の下端12に位置している。そして、仕切側壁31の下端には、注出口本体10の下端12に沿った板状の仕切底壁32が形成されている。仕切底壁32は、仕切側壁31と、周壁15の後側とに連結している。つまり、仕切側壁31と仕切底壁32と後側の周壁15とによって、注出口本体10の内部に有底の筒形状が形成されている。なお、通気孔30は、この有底の筒形状の内部と注出口本体10の外部とを連通している。そして、仕切側壁31と仕切底壁32とによって、注出口本体10の内部に、上端11の開口13と通気孔30とを連通する通気路PAが形成されている。
また、注出口本体10は、フランジ部17の下方かつ近傍には、周壁15を貫通する2つの貫通孔33を有する。2つの貫通孔33は、周壁15の左側及び右側に形成され、直線L1を基準として対向している。貫通孔33は、側面視において前後方向に延びた略矩形状の孔である。なお、左右の貫通孔33は、それぞれ通気孔30より大である。
蓋部40は、閉塞壁41と、側壁42と、ヒンジ部43などから構成される。閉塞壁41は、平面視において円形状の板状部材である。閉塞壁41には、外縁に沿って上方へ垂設される円筒状の側壁42が形成される。そして、蓋部40の側壁42は、上述の注出口本体10の周壁15の形状に対応しており、側壁42の内径は、周壁15の外径と同じかそれよりも大である。
閉塞壁41には、上方へ突出する環状の突起である嵌合突起44が形成される。嵌合突起44は、上述の注出口本体10の上端11の開口13に対応して形成される。そして、環状の嵌合突起44は、後述する注出口としての開口13を閉塞する際、開口13に嵌合されるものである。嵌合突起44は、外周面から外方へ突出する環状の突起であるリブ45を有する。リブ45の鉛直断面形状は、頂部の上側が長辺で下側が短辺の略三角形状である。
リブ45の上端は、嵌合突起44の先端に連結している。なお、リブ45の突出高さは周方向に略一定である。そして、リブ45の頂部における直径は、注出口本体10の上端11の開口13の直径(周壁15の内周面19の直径)より大である。また、リブ45の上端における直径は、注出口本体10の上端11の開口13の直径より小である。
また、閉塞壁41は、側壁42と嵌合突起44との間に、上方へ突出する環状の突起であるリブ46を有する。リブ46の鉛直断面形状は略三角形状である。リブ46は、注出口本体10の周壁15の上端に対応して形成されている。そして、リブ46は、後述する注出口としての開口13を閉塞する際、周壁15の上端と当接されるものである。
側壁42の後側の上端部には、外方へ向けて突出する板状の摘み部47が形成されている。摘み部47は、平面視において略円弧形状である。また、側壁42の前側には、外方かつ前方へ向けて延びる板状の連結板48が形成されている。
連結板48の前端には、薄肉部材であるヒンジ部43が左右に直線状に延びて形成される。ヒンジ部43には、上述の注出口本体10に形成された連結板24の後端が連結される。つまり、蓋部40は、連結板48とヒンジ部43と連結板24とを介して注出口本体10と連結される。
そして、蓋部40は、このヒンジ部43によって、ヒンジ部43を回動支点として回動自在に注出口本体10に支持される。なお、連結板24と連結板48との形状はそれぞれヒンジ部43を基準として対応している。そして、連結板24と連結板48とヒンジ部43は、一体的に形成され、平面視において前後方向に延びる矩形状である。また、ヒンジ部43から注出口本体10の周壁15の外周面16までの距離と、ヒンジ部43から蓋部40の側壁42の内周面までの距離とは略同一である。
また、側壁42の内周面には、外方へ窪む周溝である係合溝49が形成されている。ここで、係合溝49は、注出口本体10が有する係止突起23と係合し、蓋部40を注出口本体10に係止させるものである。係合溝49の溝深さは、周方向に略一定である。また、側壁42の内周面と側壁42の上端面との間には、面取りがなされた面取り部50が形成される。
ここで、側壁42の前側には、側壁42の上端から連結板48の上面までを切り欠いた切り欠き部51が形成される。切り欠き部51は、連結板24及び連結板48に対応しており、平面視において、切り欠き部51の左右方向の幅は、連結版24及び連結板48の左右方向の幅より大である。
そして、蓋部40は、ヒンジ部43を回動支点として上方かつ前方へ向かって回動させられることにより、注出口本体10の上端11に上方から覆い被さり、注出口本体10に嵌合することができる。ここで、図6、図7に、蓋部40が注出口本体10に嵌合された状態の一例を示す。なお、図6は蓋部40が注出口本体10に嵌合された状態の背面図であり、図7は図6におけるVII−VII線断面図である。そして、図6におけるVII−VII線は、突刺し注出具1の左右方向の中心を通り、上下方向に延びる直線であり、図7は突刺し注出具1の左右中央の鉛直断面図である。
上述したように、蓋部40には側壁42の内周面に係合溝49が形成され、注出口本体10には周壁15の外周面16に係止突起23が形成されている。そして、蓋部40を注出口本体10の上端11の上方から覆い被せ、蓋部40の内部に注出口本体10が嵌合するように上方から蓋部40を押し込むことで、係止突起23が係合溝49に嵌って、蓋部40が注出口本体10に嵌合される。
ここで、蓋部40は面取り部50を有するため、上方から蓋部40を注出口本体10へ押し込む際、この面取り部50が誘い込みとなり、側壁42が外方へ向かって撓んで押し込まれる。したがって、蓋部40を注出口本体10に押し込む際の抵抗を軽減することができ、容易に押し込むことができる。
また、注出口本体10に蓋部40が嵌合される際、蓋部40の嵌合突起44は、注出口本体10の開口13の内部に挿入される。ここで、嵌合突起44は、先端に繋がる断面形状が三角形状のリブ45を有するので、このリブ45が誘い込みとなり、嵌合突起44が内方へ向かって撓んで押し込まれる。したがって、嵌合突起44を開口13の内部に挿入する際の抵抗を軽減することができ、容易に挿入することができる。
係合溝49に係止突起23が嵌るまで蓋部40を注出口本体10へ押し込むことで、蓋部40は注出口本体10に係止され、注出口としての開口13が閉塞する。そして、蓋部40は、係止突起23によって注出口本体10に係止され、開口13は閉塞状態に維持される。したがって、蓋部40が注出口本体10から容易に外れることがなく、開口13の閉塞性が高い。なお、注出口本体10による蓋部40の係止力は、係止突起23と係合溝49との係止代によって決まるものであり、適宜設計できる。
また、係止突起23と係合溝49は上述の構成に限定されるものではなく、係止突起23と係合溝49とが係合して蓋部40を注出口本体10に係止し、開口13が閉塞した状態に維持することができれば良く、係合する構成やそれぞれの配設位置は適宜設計できる。例えば、複数の係止突起23を形成する構成としても良い。また、係止突起23と係合溝49は突起が溝に係合する構成であるが、例えば、2つの突起同士が係合する構成であっても良い。
また、注出口本体10は、規制フランジ部18を有しているので、蓋部40の側壁42の端部と規制フランジ部18との隙間によって、蓋部40が注出口本体10に係止されているかを目視にて容易に確認できるため、閉塞不良を防止することができる。
また、開口13が閉塞された状態において、注出口本体10の周壁15の内周面19には、蓋部40の嵌合突起44のリブ45の頂部が当接して密着している。したがって、筒状の嵌合突起44は、内方に撓んだ状態で注出口本体10の内部に嵌合している。つまり、嵌合突起44の弾性力によって、リブ45の頂部は周壁15の内周面19に押し付けられているので、開口13は強固に密封されている。
また、開口13が閉塞された状態において、注出口本体10の周壁15の上端に、蓋部40のリブ46が当接して密着している。更に、蓋部40の側壁42の内周面には、注出口本体10のリブ21が当接して密着している。したがって、このリブ46やリブ21によっても開口13は閉塞されており、密封性が高い。
一方、蓋部40を注出口本体10から取り外す際には、蓋部40に形成された摘み部47を下方から上方へ押し上げる。蓋部40が上方へ押されることで、係止突起23と係合溝49との係合が外れ、蓋部40が注出口本体10から取り外される。
なお、注出口本体10と蓋部40とを連結するヒンジ部43は、上述の構成に限定されるものではない。例えば、連結板24と連結板48を薄肉部材とし、連結板24と連結板48とヒンジ部43とが一体の長いヒンジ部を形成し、この長いヒンジ部によって蓋部40を注出口本体10に連結する構成であっても良い。しかし、蓋部40を注出口本体10に嵌合させる際、蓋部40と注出口本体10との位置合わせが必要となる場合があるため、ヒンジ部43の前後方向の長さは、所定の限られた長さであることが好ましい。
また、ヒンジ部43の配設位置は上述の構成に限定されるものではない。しかし、後述する注出口本体10の開口13から内容物を注出する際、蓋部40が邪魔とならない位置とすることが好ましい。詳細は後述するが、ヒンジ部43は、通気孔30が形成される側(後側)に形成することが好ましい。
ここで、突刺し注出具1は、上述したように、注出口本体10と蓋部40がヒンジ部43を介して連結された状態で一体的に形成される。そして、突刺し注出具1は、好ましくは合成樹脂を用いて形成されるが、内容物の品質に影響を与えず、内容物に接触しても衛生的に支障のないものであればその材料は特に限定されない。例えば、注出口組合体1は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリカーボネートなどを材料とし、射出成形によって形成される。
次に、突刺し注出具1が取り付けられる容器について説明する。図8は、突刺し注出具1が取り付けられる容器の一例が示された斜視図である。なお、図8は、突刺し注出具1が取り付けられる容器の上部を上方側から見た斜視図である。容器100は、紙を基材層とする積層材料から形成される液体紙容器である。容器100を構成する積層材料は、少なくとも外側から順に、紙基材層、バリア層、内層が積層されたものである。
紙基材層は、主強度材であり、ミルク原紙、純白ロール紙、コート紙、クラフト紙、板紙、加工紙等の各種紙材を用いることができる。紙基材層に用いる紙材の坪量や厚みは特に限定されるものではない。例えば、坪量は、80〜600g/m2であり、より好ましく
は、100〜450g/m2である。また、厚みは、110〜860μmであり、より好ま
しくは、140〜640μmである。
バリア層は、遮光するためや酸素等のガスの透過を防止するためのものであり、アルミニウム箔、シリカやアルミニウム等の蒸着層が形成された二軸延伸ナイロンフィルム、シリカやアルミニウム等の蒸着層が形成されたポリエチレンテレフタレートフィルム等を用いることができる。
内層は、液体の内容物を保持するとともに、容器の形成時の接着の役割を果たすものであり、ヒートシール性を有する熱可塑性樹脂を用いることができる。例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂等を用いることができ、加工性の観点から、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレンを用いることが好ましい。なお、内層の厚みは特に限定されるものではなく、10〜120μmであり、より好ましくは、20〜60μmである。
容器100を構成する積層材料は、上述の構成に限定されるものではない。例えば、紙基材層の外側に、印刷層や、上述の内層と同様の熱可塑性樹脂から成る保護層等を備える構成であっても良い。また、各層の積層方法も限定されるものではなく、適宜設計できる。
容器100の形状は、上部101が傾斜した屋根形状であり、胴部102が四角筒状のゲーブルトップ型である。上部101の傾斜したパネル103(積層材料)には、初期開封部104が形成される。初期開封部104は、上述の突刺し注出具1を取り付けるためのものである。初期開封部104は、パネル103の紙基材層のみが円形状に除去されたものである。したがって、初期開封部104には、バリア層と内層からなるフィルム状の積層部材105が残存している。なお、初期開封部104は、突刺し注出具1に対応する形状である。より詳細には、注出口本体10に対応した円形状であり、その直径は、フランジ部17と突起部25との間における周壁15の外径と略同一もしくは小である。また、パネル103の厚みは、突起部25とフランジ部17との間隔に対応しており、この間隔と略同一もしくは小である。
なお、容器100の形状は特に限定されるものではなく、突刺し注出具1を取り付けることが可能なパネルを上部に有するものであれば良く、例えば、上部が平坦な形状であるフラットトップ型等であっても良い。
また、容器100への内容物の充填方法は特に限定されるものではない。例えば、容器100の上部101の合わせ部107が開放した接合前の状態において、この合わせ部107が開放した開口から内容物を充填する。そして、内容物を充填した後、合わせ部107を接合して容器100を密封する。このようにして、容器100に内容物が充填された充填体が作製される。容器100に充填される内容物は、液体や粉体などの流動性を有するものであれば特に限定されるものではない。例えば、液体の内容物としては、緑茶、ウーロン茶、紅茶、コーヒー、果汁等の各種非炭酸飲料、しょうゆ、ソース、みりん等の調味料等、粉体の内容物としては、塩、こしょう、洗剤等とすることができる。
そして、容器100に内容物が充填された充填体は、容器100に突刺し注出具1が添付されて購買者へ提供される。突刺し注出具1の容器100への添付の方法は特に限定されるものではない。例えば、樹脂フィルムから形成される包装袋に突刺し注出具1を収容し、この包装袋を接着剤などによって容器100の上部101等に接着し、突刺し注出具1を容器100へ添付する。
次に、突刺し注出具1の容器への取り付け方法について説明する。図9は、突刺し注出具1が容器100に取り付けられる直前の状態の一例が示された部分断面図であり、図10は、突刺し注出具1が容器100に取り付けられた状態の一例が示された断面図である。なお、図9は容器100のみが断面で示される。また、図10は、上述の図4、図7と同様に、突刺し注出具1の左右中央の鉛直断面図である。
上述したように、容器100は、上部101のパネル103に初期開封部104を有する。この初期開封部104に突刺し注出具1を突き刺すことで、容器100に突刺し注出具1が取り付けられる。より詳細には、突刺し注出具1は、図6、図7に示すように、注出口本体10に蓋部40が嵌合した状態とする。そして、図9に示すように、初期開封部104のフィルム状の積層部材105に注出口本体10の下端12の下方端12aを当接させる。この際、積層部材105に対して、注出口本体10の筒軸(直線L1)が垂直となるようにする。
この状態において、突刺し注出具1を初期開封部104へ向かって垂直に押し込むことで、注出口本体10の下端12よって積層部材105が突き破られる。更に、突刺し注出具1を押し込み、注出口本体10のフランジ部17の下面をパネル103の表面(外側面)に当接させる。そして、図10に示すように、突刺し注出具1を容器100へ取り付ける。この時、注出口本体10は、フランジ部17を境に、上方が容器100の外部に位置し、下方が容器100の内部に位置している。ここで、初期開封部104の縁部は、フランジ部17の下方において、注出口本体10の外周面16と密着している。より詳細には、初期開封部104の縁部の端面104aおよび突き刺し後の積層部材105が、注出口本体10の突起部25とフランジ部17の下面との間における周壁15の外周面16aと擦りあって密着している。したがって、容器100と注出口本体10との間隙をなくして漏れを防止することができる。なお、蓋部40は注出口本体10に嵌合しているので、蓋部40を容器100へ向かって押すことで、突刺し注出具1を容易に容器100へ押し込むことができる。
ここで、フランジ部17の下面はパネル103の表面(外側面)に当接しており、フランジ部17によって初期開封部104が覆われているため、注出口本体10と容器100との間隙の閉塞性が高く、内容物の漏れや内容物の汚染を防止することができる。また、フランジ部17がパネル103に当接するまで押し込めば良いため、押し込み量を確認する必要はなく、取り付け動作が簡易であり、正確に取り付けることができる。また、フランジ部17とパネル103との隙間によって、突刺し注出具1が容器100に確実に取り付けられているかを目視にて確認できるため、取り付け不良を防止することができる。
また、注出口本体10の初期開封部104への突刺し起点となる部位は、注出口本体10の下端12の下方端12aの尖った形状の部位である。また、下端12の上方端12bから下方に位置する周壁15は、縮径している。したがって、注出口本体10は、積層部材105を突き破りやすく、初期開封部104へ押し込みやすい。
また、初期開封部104は、パネル103の紙基材層のみが円形状に除去されたものであり、突刺し注出具1を取り付ける際には、バリア層と内層からなるフィルム状の積層部材105を突き破るだけであり、突刺し注出具1を容易に突刺すことができる易開封性を有している。したがって、突刺し注出具1を容器100に容易に取り付けることができる。
なお、注出口本体10の下端12は、容器100に突き刺すことができる形状であれば良く、上述の構成に限定されるものではない。例えば、下端12は、上述の構成とは逆向きに傾斜していても良い。つまり、下端12は、前方から後方に向かって下方へ傾斜する構成であっても良い。また、前方及び後方から中央に向かって下方へ傾斜する構成等であっても良い。このような構成であっても下端12の下方端は尖った形状となり、突刺し注出具1は、積層部材105を突き破りやすく、初期開封部104へ押し込みやすい。
また、初期開封部104は、上述の構成に限定されるものではない。突刺し注出具1に対応し、突刺し注出具1を突刺すことができる構成であれば良い。例えば、初期開封部104は、突刺し注出具1に対応した形状であり、バリア層を貫通することがないハーフカットやミシン目などであっても良い。また、初期開封部104を覆うように剥離可能な樹脂製の保護フィルムを設ける構成としても良い。そして、この保護フィルムを剥離した後に、突刺し注出具1を容器100に取り付ける。このような構成にすることで、初期開封部104の予期せぬ開封を防止でき、容器100を初期開封するまでの密閉性が向上する。
ここで、容器100は、初期開封部104に突刺し注出具1を突刺すことによって初期開封される。つまり、容器100は、突刺し注出具1を取り付けるまでは、バリア層によって覆われており、容器全体がバリア性を有している。したがって、容器100は、突刺し注出具1が取り付けられて初期開封されるまでは、内容物の酸化や風味の劣化を効果的に防止することができ、内容物の保存期間を長くすることが可能であり、使い勝手が良い。
また、注出口本体10はフランジ部17の下方に係止部としての突起部25を有する。突刺し注出具1を初期開封部104へ押し込む際、突起部25が初期開封部104の縁部を乗り越えた後、注出口本体10のフランジ部17がパネル103に当接する。この時、フランジ部17と突起部25との間にパネル103が嵌合し、初期開封部104の縁部が注出口本体10の外周面16に密着する。そして、注出口本体10(突刺し注出具1)は、この突起部25によって容器100に係止され、容器100に取り付けられる。
なお、上述したように、突起部25とフランジ部17の下面との間隔は、パネル103の厚みに対応している。また、円形状の初期開封部104は、フランジ部17と突起部25との間における周壁15の外径に対応している。また、突起部25の下側面28は下方から上方に向けて外方へ傾斜しており、上側面26は水平な周面である。したがって、突刺し注出具1は、容器100に取り付けやすいとともに、容器100から外れにくく、容器100と注出口本体10との間隙の閉塞性が向上し、内容物の漏れを効果的に防止することができる。
また、突刺し注出具1は、蓋部40によって注出口としての注出口本体10の開口13を閉塞及び開放が可能である。したがって、突刺し注出具1によって初期開封された容器100は、蓋部40によって再封が可能であり、使い勝手が良い。
また、突刺し注出具1は、係止部としての突起部25によって容器100に係止される構成であり、容器100に接着剤やヒートシール等によって固着される構成ではない。したがって、容器100に取り付けた突刺し注出具1は、容器100から取り外すことが可能であるため、別の容器100に対して再利用することが可能である。
なお、係止部としての構成は、上述の突起部25の構成に限定されるものではない。係止部は、注出口本体10を容器100に係止させることができればよく、係止の構成等は適宜設計できる。上述の構成において、係止部としての突起部25は、注出口本体10の前側及び後側の周壁15に形成されているが、周壁15の全周に形成される構成であってもよい。このような構成にすることで、より確実に注出口本体10を容器100に係止することができる。また、注出口本体10の容器100への係止力は、係止部の係止代によって決まるものであり、係止部としての突起部25の突出高さ等は適宜設計できる。
また、ここでは図示しないが、係止部は、上述の突起部25に加えて、フランジ部17と突起部25との間が内方へ窪む周溝である構成であっても良い。この際、容器100の初期開封部104の形状は、この周溝の溝底部に対応した形状とする。このような構成にすることで、注出口本体10の容器100への係止力が向上するとともに、注出口本体10と容器100との間隙の閉塞性が向上し、内容物の漏れを効果的に防止することができる。
また、係止部は、弾性部材を有し、注出口本体10と容器100との間にこの弾性部材を介在させ、突刺し注出具1を容器100に係止させる構成であっても良い。例えば、突刺し注出具1は、図11に示すような構成であっても良い。ここで、図11は、突刺し注出具1の変形例が示された断面図であり、図10と同様に突刺し注出具1が容器100に取り付けられた状態の拡大断面図である。上述の突刺し注出具1において、注出口本体10のフランジ部17と突起部25との間の周壁15の外周面16aに、内方へ窪む周溝60を形成する。この周溝60に環状の弾性部材61を嵌合させる。そして、突刺し注出具1を容器100に取り付けた際、初期開封部104の縁部がこの環状の弾性部材61に密着する。ここで、周溝60と弾性部材61以外の構成は、上述の突刺し注出具1の構成と同じである。このような構成にすることで、注出口本体10と容器100との間隙の閉塞性が向上し、内容物の漏れを効果的に防止することができる。なお、弾性部材としては、内容物の品質に影響を与えず、内容物に接触しても衛生的に支障のないものであればその材料は特に限定されるものではなく、例えば、シリコンゴムを用いることができる。
ここで、突刺し注出具1が取り付けられる容器100のパネル103は、内方へ向かって下方から上方に傾斜している。突刺し注出具1は、後側が容器100の上部101の合わせ部107側(内方側)に位置するように取り付ける。つまり、突刺し注出具1のヒンジ部43側が容器100の内方側に位置するように取り付け、蓋部40を注出口本体10から取り外した際、蓋部40が容器100の外方側に位置しないようにする。このように突刺し注出具1を容器100に取り付けることにより、容器100を前側に傾倒して内容物を注出する際に、蓋部40が注出の邪魔にならず、使い勝手が良い。
また、蓋部40は、ヒンジ部43によって注出口本体10に連結されている。そして、蓋部40が注出口本体10に嵌合して開口13を閉塞している状態では、蓋部40にはヒンジ部43の弾性力が作用する。このヒンジ部43の弾性力は、蓋部40が注出口本体10に嵌合される前の状態の位置に戻る方向に作用する。つまり、蓋部40は、注出口本体10から取り外された後、この力によってヒンジ部43を回動支点として上方かつ後方に向かって回動し、開口13が開放された状態に維持される。したがって、蓋部40を注出口本体10から容易に取り外せるとともに、容器100を前側に傾倒して内容物を取り出す際に蓋部40が邪魔にはならず、使い勝手が良い。また、蓋部40がヒンジ部43によって注出口本体10に連結されていることにより、開封時に注出口本体10と蓋部40とが分離することがなく、使い勝手が良い。また、注出口本体10と蓋部40とを一体成形することができ、突刺し注出具1の生産性が向上する。
次に、突刺し注出具1が取り付けられた容器100から内容物を注出する方法について説明する。図12は、突刺し注出具1が取り付けられた容器100から内容物を注出する状態の一例が示された断面図である。なお、図12において、矢印A、A1は内容物の流れ方向を示すものであり、矢印Bは容器100の外部の空気(外気)の流れ方向を示すものである。
上述したように、内容物を注出する際には、蓋部40を注出口本体10から取り外し、容器100を前側に傾倒して注出口本体10から内容物を注出する。より詳細には、内容物は、矢印Aに示すように、注出口本体10の下端12における開口14から内部を通過し、上端11における開口13から注出される。
ここで、注出口本体10の内部には、仕切側壁31と仕切底壁32とによって通気路PAが形成されている。通気路PAは、上端11の開口13と通気孔30とを連通するものである。そして、注出口本体10は、内容物を開口13から注出する際に、矢印Bに示すように、開口13から通気路PAを介し、通気孔30から容器100の内部へ外気を取り込むことができる。したがって、注出口本体10は、内容物の注出時において、内容物の脈動を防止して良好に注出することができる。
なお、外気を容器100の内部へ流入させる通気孔30は、後側の周壁15に形成される。つまり、通気孔30は、容器100を傾倒して内容物を注出する際の傾倒方向(前側)とは反対側(後側)の周壁15を貫通するものである。したがって、容器100を傾倒した際、通気孔30が上方側に位置することとなり、内容物によって通気孔30が塞がれることがなく、良好に外気を取り込むことができ、内容物の脈動を効果的に防止できる。
ここで、通気路PAは、仕切側壁31と仕切底壁32とによって形成されている。つまり、注出口本体10の内部において、内容物が流れる流路(矢印A)と外気が流れる流路(矢印B)とが仕切側壁31と仕切底壁32とによって確実に仕切られている。したがって、内容物によって、通気路PAが塞がれることがなく、確実に脈動を防止することができる。
また、注出口本体10は、フランジ部17の下方かつ近傍には、周壁15を貫通する2つの貫通孔33を有する。そして、この貫通孔33は、周壁15の左側及び右側に形成され、通気孔30より前方に位置している。つまり、貫通孔33は、通気孔30よりも、容器100を傾倒して内容物を注出する際の傾倒方向側に位置している。なお、内容物の量が少なくなった場合には、容器100を大きく傾倒して注出する必要があり、このような場合には、注出口本体10の下端12における開口14が内容物の上方に位置することがある。しかしながら、このような場合であっても、内容物は、矢印A1に示すように、2つの貫通孔33から注出口本体10の内部を通過し、上端11における開口13から注出されるので、内容物を効果的に最後まで注出することができる。
ここで、通気孔30の数、大きさ、形状は、上述の構成に限定されるものではない。内容物を注出する際に、通気孔30は外気を容器100の内部に流入させることができる構成であれば良い。例えば、通気孔30を2つ備える構成であっても良い。
また、貫通孔33の数、大きさ、形状、位置等は、上述の構成に限定されるものではない。貫通孔33は、容器100を大きく傾倒した際に、貫通孔33から注出口本体10の内部に内容物を流入させることができる構成であれば良い。例えば、貫通孔33は1つであっても良い。なお、内容物をより効果的に最後まで注出可能とするためには、貫通孔33は、フランジ部17の下方かつ近傍に形成されることが好ましい。また、貫通孔33は、通気孔30よりも、容器100を傾倒して内容物を注出する際の傾倒方向側(前側)に形成されることが好ましく、筒軸としての直線L1を基準として通気孔30と対向した位置に形成されることが更に好ましい。貫通孔33をこのような構成で形成することにより、より効果的に内容物を最後まで注出することができる。
また、通気路PAを形成する構成は、上述の仕切側壁31と仕切底壁32による構成に限定されるものではない。内容物を注出する際に、上端11の開口13と通気孔30とを連通する通気路が形成される構成であれば良い。例えば、突刺し注出具1は、図13に示すような構成であっても良い。ここで、図13は、突刺し注出具1の変形例が示された断面図であり、図12と同様に突刺し注出具1が取り付けられた容器100から内容物を注出する状態の断面図である。図12に示す突刺し注出具1において、仕切側壁31と仕切底壁32に替わって、通気孔30の下方であり、周壁15の内周面19から内方へ(前側へ)突出する仕切壁62のみを形成する。図示はしないが、平面視において、仕切壁62の左右方向の幅は、通気孔30の幅より大である。ここで、仕切壁62以外の構成は、図12に示す突刺し注出具1と同じ構成である。
このような構成であっても、注出口本体10は、内容物を注出する際に、上端11の開口13と通気孔30とを連通する通気路PAを形成することが可能である。つまり、内容物は、矢印Aに示すように、注出口本体10の下端12における開口14から内部を通過し、上端11における開口13から注出される。また、内容物は、矢印A1に示すように、2つの貫通孔33から注出口本体10の内部を通過し、上端11における開口13から注出されるので、内容物を効果的に最後まで注出することができる。更に、矢印Bに示すように、開口13から通気路PAを介し、通気孔30から容器100の内部へ外気を取り込むことができる。したがって、注出口本体10は、内容物の注出時において、内容物の脈動を防止して良好に注出することができるとともに、最後まで注出することができる。そして、このような突刺し注出具1は、より簡単な構成であり、生産性が向上する。なお、仕切壁62の位置や大きさは、通気路を形成することが可能であるものとすれば良く、適宜設計できる。
ここで、上述の通気孔30による脈動防止効果や、貫通孔33による注出効果は、突刺し注出具1の容器100への取り付け向きの影響を受ける。つまり、容器100に取り付けられた突刺し注出具1において、通気孔30は、容器100を傾倒して内容物を注出する際の傾倒方向とは反対側に位置することで、内容物の脈動を効果的に防止できるものである。そこで、突刺し注出具1の容器100に対する取り付け向きを規制する規制機構を、突刺し注出具1や容器100に形成しても良い。
このような規制機構は特に限定されるものではないが、注出口本体10と容器100との間隙の閉塞性に影響を及ぼさない構成が好ましい。例えば、注出口本体10を、平面視において、楕円形や多角形の筒形状とし、容器100の初期開封部104をこの注出口本体10の形状に対応した形状とすることで、取り付ける向きを規制できる構成としても良い。また、注出口本体10の周壁15の外周面16に、外方へ突出し、フランジ部17の下面に連結する位置合わせ用のリブを形成する構成としても良い。この時、容器100の初期開封部104は、注出口本体10に対応し、位置合わせ用のリブが嵌合する形状を有するものとする。このような構成にすることで、位置合わせ用のリブによって、取り付ける向きを規制することができる。また、注出口本体10のフランジ17の上面に目印を設ける構成としても良い。目印としては、例えば、突起やマーキングなどであっても良い。
また、容器100の初期開封部104の積層材料105に目印を設ける構成としても良い。この積層材料105に設ける目印は、注出口本体10の下端12の下方端12aを刺す位置を示すものである。なお、目印としては、例えば、マーキングや凹部などであっても良い。目印が凹部の場合には、注出口本体10の下端12の下方端12aの位置合わせが容易となる。
また、蓋部40は上述の構成に限定されるものではない。蓋部40は、注出口本体10の注出口としての開口13を閉塞可能であれば良く、蓋部40と注出口本体10とを別体として形成する構成であっても良い。つまり、蓋部40は、ヒンジ部43を介して注出口本体10に連結されない構成であっても良い。蓋部40と注出口本体10とを別体とする場合には、例えば、注出口本体10の周壁15の外周面16に雄螺子構造を形成し、蓋部40の側壁42の内周面に雌螺子構造を形成し、これらを螺合することによって蓋部40を出口本体10に取り付ける構成としても良い。このような構成にすることで、より強固に蓋部40を注出口本体10に取り付けることができる。
ここで、突刺し注出具1の寸法は限定されるものでない。突刺し注出具1は、容器100に取り付け可能な寸法であれば良い。なお、上述の容器100のようなゲーブルトップ型紙容器の上部101(屋根形状)に突刺し注出具1を取り付ける場合、突刺し注出具1は、平面視において容器100の胴部102(側面)から突出することがなく、側面視において容器100の上端から突出しない寸法とすることが好ましい。このような寸法とすることで、突刺し注出具1が取り付けられた容器100を直立した状態で整列させることができ、容器100の使い勝手が良い。また、容器100に内容物が充填された充填体に突刺し注出具1を添付する際、容器100の上部101であって、初期開封部104が形成されていない側のパネルに、包装袋に収容された突刺し注出具1を添付することが好ましい。このような構成にすることで、例えば、接着剤等によって添付された突刺し注出具1を容器100から取り外す際に初期開封部104を傷つけることがなく、容器100の誤開封を防止することができる。したがって、取扱性に優れた容器100及び突刺し注出具1が添付された充填体を提供することができる。
なお、蓋部40を注出口本体10から取り外す際には、摘み部47を指で押し上げるため、摘み部47は指が当接して蓋部40を押し上げることができる大きさの寸法である。また、突刺し注出具1を容器100に取り付ける際には、蓋部40の閉塞壁41を指で押し込むため、閉塞壁41は指で押し込める大きさの寸法である。
以上に説明がなされたように、上端11と下端12とが開口する注出口本体10と、上端11の開口13を閉塞する蓋部40とを有し、容器100へ突刺して容器100を開封し、開口13から内容物を注出する突刺し注出具1において、注出口本体10は、下端12が筒軸L1に対して傾斜し、周壁15から突出する環状のフランジ部17と、フランジ部17の下方で、容器100を傾倒して内容物を注出する際の傾倒方向とは反対側の周壁15を貫通する通気孔30と、通気孔30と上端11の開口13とを連通する通気路PAとを有する。
そして、本実施形態に係る構成によれば、容器100から内容物を注出する際に、容器100と注出口本体10とが擦りあって密着することによって容器100と注出口本体10との隙間をなくして漏れを防止し、通気路PAによって外気を容器100の内部に流入させて脈動を防止し、最後まで良好に注出することができる。
本発明は、上述された実施形態に限定されるものではなく、あらゆる容器に用いられる突刺し注出具に適用することができ、特に、流動性を有する内容物を収容する容器の突刺し注出具に有用である。
1 突刺し注出具
10 注出口本体
11 上端
12 下端
13 開口(注出口)
14 開口
17 フランジ部
25 突起部(係止部)
30 通気孔
33 貫通孔
40 蓋部
43 ヒンジ部
44 嵌合突起
100 容器
103 パネル(積層材料)
104 初期開封部

Claims (9)

  1. 上端と下端とが開口する筒状の注出口本体と、
    前記上端の前記開口を閉塞する蓋部とを有し、
    前記注出口本体を前記下端から容器へ突刺して前記容器を開封し、前記上端の前記開口から内容物を注出する突刺し注出具において、
    前記注出口本体は、
    前記下端が筒軸方向に対して傾斜し、
    周壁から突出する環状のフランジ部と、
    前記フランジ部の下方で、前記容器を傾倒して内容物を注出する際の傾倒方向とは反対側の前記周壁を貫通する通気孔と、
    前記通気孔と前記上端の前記開口とを連通する通気路とを有することを特徴とする、突刺し注出具。
  2. 前記フランジ部の下方の前記周壁に貫通孔を形成することを特徴とする、
    請求項1に記載の突刺し注出具。
  3. 前記貫通孔は、前記筒軸を基準として前記通気孔と対向して形成されることを特徴とする、
    請求項2に記載の突刺し注出具。
  4. 前記蓋部は、前記フランジ部の上方の前記周壁にヒンジ部を介して連結されることを特徴とする、
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の突刺し注出具。
  5. 前記蓋部は、前記注出口本体の前記上端の前記開口を閉塞する際に、前記注出口本体の内周面と当接する環状の嵌合突起を有することを特徴とする、
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の突刺し注出具。
  6. 前記注出口本体は、前記注出口本体を前記容器へ突刺した際に前記注出口本体を前記容器へ係止させる係止部を前記フランジ部の下方の前記周壁に有することを特徴とする、
    請求項1乃至5のいずれか1項に記載の突刺し注出具。
  7. 前記係止部は、前記フランジ部と所定の間隔を有し、外方へ突出する突起部であることを特徴とする、
    請求項6に記載の突刺し注出具。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の突刺し注出具に対応する初期開封部を上部に有する容器。
  9. 前記容器は、紙からなる基材層とバリア層とを少なくとも有する積層材料からなり、前記バリア層を内層とする液体紙容器であり、
    前記初期開封部は、前記突刺し注出具に対応して易開封性を有することを特徴とする、
    請求項8に記載の容器。
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