JP2016074383A - 自転車のブレーキキャリパ - Google Patents

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修 狩山
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伸与志 藤井
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Taeko Namba
妙子 難波
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正裕 中倉
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Abstract

【課題】自転車のフレームにブレーキキャリパを取り付けるためのネジ部材の動きを規制する。【解決手段】ブレーキキャリパ10は、本体14と、第1ネジ孔16と、第1ネジ部材20と、連通孔24と、規制部材26と、を有する。本体14は、自転車のフレーム4に取り付け可能である。第1ネジ孔16は、本体14を直接的または間接的にフレーム4に取り付けるために本体14に設けられる。第1ネジ部材20は、本体14を直接的または間接的にフレーム4に取り付けるために第1ネジ孔16に挿入される。連通孔24は、第1ネジ孔16に連通するように本体14に設けられる。規制部材26は、第1ネジ部材20の動きを規制するために連通孔24に挿入される。【選択図】図3

Description

本発明は、ブレーキキャリパ、特に、自転車の制動装置としての自転車のブレーキキャリパに関する。
自転車のディスクブレーキステムにおいてブレーキキャリパは、自転車のフレーム(たとえば、フロントフォークまたはフレーム本体)に取り付けられる。ブレーキキャリパの取り付けのための取り付け孔を有する自転車のフレームが従来知られている(たとえば、US2001/0025747A1号公報)。従来の取り付け孔は、フレーム(たとえば、フロントフォーク)の長手方向に間隔を隔てて2つ設けられる。
フレームに設けられる取り付け孔と異なる間隔の取り付け部を有するブレーキキャリパを取り付ける場合、アダプターが必要になる。アダプターを設ける場合、ブレーキキャリパが2本のネジ部材でアダプターに取り付けられ、アダプターがフレームに2本のネジ部材によってフレームに取り付けられる。フレームに設けられる取り付け孔と同じ間隔の取り付け部をブレーキキャリパが有する場合、ブレーキキャリパは2本のネジ部材によってフレームに取り付けられる。
米国特許出願公開第2001/0025747号公報
アダプターを介してネジ部材によってブレーキキャリパをフレームに取り付ける場合、およびネジ部材によってブレーキキャリパを直接フレームに取り付ける場合のいずれにおいても、ネジ部材の動きを規制することが求められる。
本発明の課題は、自転車のフレームにブレーキキャリパを取り付けるためのネジ部材の動きを規制することにある。
本発明に係る自転車のブレーキキャリパは、本体と、第1ネジ孔と、連通孔と、を有する。本体は、自転車のフレームに取り付け可能である。第1ネジ孔は、本体を直接的または間接的にフレームに取り付けるために本体に設けられる。連通孔は、第1ネジ孔に連通するように本体に設けられる。
この自転車のブレーキキャリパでは、本体に設けられる第1ネジ孔に連通するように連通孔が設けられる。この連通孔を用いて、第1ネジ孔に挿入されるネジ部材の動きを規制できる。たとえば、連通孔にネジ部材の動きを規制可能な部材を装着することによって、ネジ部材の動きを規制できる。
自転車のブレーキキャリパは、第1ネジ部材と、規制部材と、をさらに備えてもよい。第1ネジ部材は、本体を直接的または間接的にフレームに取り付けるために第1ネジ孔に挿入されてもよい。規制部材は、第1ネジ部材の動きを規制するために連通孔に挿入されてもよい。この場合には、規制部材を連通孔に挿入することによって、第1ネジ孔に挿入された第1ネジ部材の移動を規制できる。これによって、ブレーキキャリパをフレームに取り付けるための第1ネジ部材の動きを確実に規制できる。
規制部材は、連通孔の径方向に弾性を有してもよい。この場合には、弾性を利用して規制部材を連通孔に保持できる。
連通孔は、本体を貫通するように設けられてもよい。この場合には、規制部材を連通孔から突出して配置することによって、連通孔から突出した部分で規制部材を抜けにくくすることができる。
第1ネジ部材は、本体をフレームに取り付けた状態で連通孔に対応する凹部を有してもよい。この場合には、凹部に規制部材を入れることによって、第1ネジ部材の動きをさらに確実に規制できる。
本体は、フレームと対向する対向面を有してもよい。第1ネジ孔は、対向面に設けられる開口部を有してもよい。この場合には、フレーム側から第1ネジ部材を挿入しても第1ネジ部材の動きを規制できる。
ブレーキキャリパは、本体に所定の軸方向に移動可能に設けられる少なくとも1つのピストンをさらに備えてもよい。第1ネジ孔は、軸方向に直交する平面に対して平行に設けられてもよい。この場合には、ブレーキキャリパを容易にフレームに取り付けることができる。
連通孔は、軸方向に平行に設けられてもよい。この場合には、連通孔がピストンの軸方向に平行に設けられるので、連通孔の設けられる規制部材によって、第1ネジ孔に挿入されるネジ部材の軸方向の移動を規制できる。
ブレーキキャリパは、第1ネジ孔と平行に設けられる第2ネジ孔と、本体を直接的または間接的にフレームに取り付けるために第2ネジ孔に挿入される第2ネジ部材と、をさらに備えてもよい。この場合には、2本のネジ部材によって、ブレーキキャリパをフレームに取り付けできるので、ブレーキキャリパのネジ軸回りの移動を防止できる。
ブレーキキャリパは、アダプターと、第3ネジ部材と、保持部材と、規制機構と、をさらに備えてもよい。アダプターは、第1ネジ部材および第2ネジ部材によって本体に連結されてもよい。第3ネジ部材は、アダプターをフレームに取り付けるための部材であってもよい。保持部材は、第3ネジ部材に保持されてもよい。規制機構は、アダプターと保持部材との相対移動を規制してもよい。この場合には、アダプターと保持部材との相対移動を規制機構によって規制することによって、保持部材を保持する第3ネジ部材とアダプターとの相対移動を規制できる。
規制機構は、アダプターおよび保持部材の一方に設けられる凹部、ならびにアダプターおよび保持部材の他方に設けられる凸部、を有してもよい。この場合には、凹部と凸部との係合によって、簡素な構造でアダプターと保持部材との相対移動を規制できる。
ブレーキキャリパは、アダプターをフレームに取り付けるための第4ネジ部材をさらに備えてもよい。この場合には、2本のネジ部材によって、アダプターをフレームに取り付けできるので、アダプターのネジ軸回りの移動を防止できる。
本発明の別の発明に係る自転車のブレーキキャリパは、本体と、アダプターと、ネジ部材と、保持部材と、規制機構とを備える。アダプターは、本体を自転車のフレームに取り付けるために本体に連結される。ネジ部材は、アダプターをフレームに取り付けるための部材である。保持部材は、ネジ部材に保持される。規制機構は、アダプターと保持部材との相対移動を規制する。規制機構は、アダプターおよび保持部材の一方に設けられる凹部、およびアダプターおよび保持部材の他方に設けられる凸部、を有する。
このブレーキキャリパでは、アダプターと保持部材との相対移動を規制機構によって規制することによって、保持部材を保持するネジ部材とアダプターとの相対移動を規制できる。
凹部は、貫通孔としてアダプターに設けられてもよい。この場合には、凹部を容易に形成できる。
アダプターは、本体に着脱可能に設けられてもよい。この場合には、一つのブレーキキャリパを、異なる間隔の孔を有するフレームにアダプターを介して取り付けできる。
本発明によれば、自転車のフレームにブレーキキャリパを取り付けるためのネジ部材の動きを規制できる。
本発明の一実施形態に係る自転車のブレーキキャリパを自転車のフロントフォークに取り付けた状態におけるブレーキキャリパの側面図。 ブレーキキャリパを自転車のフロントフォークに取り付けた状態におけるブレーキキャリパの背面図。 図1のブレーキキャリパの取り付け部分の側面拡大図。 ブレーキキャリパの本体を消した状態の斜視図。 保持図材の平面図。 規制部材の側面図。 本発明に係る自転車のブレーキキャリパを自転車のフレーム本体に取り付けた状態におけるブレーキキャリパの側面図。 図7のブレーキキャリパの取り付け部分の側面拡大図。
図1および図2において、本発明の一実施形態による自転車のブレーキキャリパ(以下、単に「ブレーキキャリパ」と記す)10は、自転車のフレーム4に取り付け可能である。図1および図2では、ブレーキキャリパ10を自転車フレーム4のフロントフォーク4aに取り付けた状態が示される。この場合、ブレーキキャリパ10は、図示しない操作装置への入力に応じて図示しないフロントホィールに取り付けられるディスクロータ6を制動するために用いられる。
なお、以降の説明において、“前”、“後”、“左”、“右”、“上”および下”、ならびにこれらと同義の用語は、搭乗者がハンドルバーに向かってサドル(いずれも図示せず)に座った状態からみた“前”、“後”、“左”、“右”、“上”および“下”を意味する。
自転車のフレーム4は、図1に示すフロントフォーク4aと、図7に示すフレーム本体4bと、を含む。図3に示すように、フロントフォーク4aは、ブレーキキャリパ10を取り付けるための第1孔4cと、第1孔4cよりもフロントフォーク4aの先端側に設けられる第2孔4dと、を有する。また、図8に示すように、フレーム本体4bは、後部にチェーンステイ4eを有する。チェーンステイ4eは、第3孔4fと、第3孔4fよりも先端から離れて設けられる第4孔4gと、を有する。第1孔4cおよび第2孔4dは、ネジ孔である。第3孔4fおよび第4孔4gは、チェーンステイ4eを貫通する孔である。第1孔4cおよび第2孔4dのピッチは、ブレーキキャリパ10の後述する第1ネジ孔16と第2ネジ孔18のピッチよりも大きい。第3孔4fと第4孔4gのピッチは、第1ネジ孔16と第2ネジ孔18のピッチと同じである。
ブレーキキャリパ10は、図示しないブレーキパッドによって、ディスクロータ6を挟んで自転車の車輪を制動する。ブレーキパッドは、ブレーキキャリパ10に設けられる少なくとも一つのピストン12によって動作する。図2に示すように、本実施形態では、一対のピストン12がブレーキキャリパ10に設けられる。
図3に示すように、ブレーキキャリパ10は、一対のピストン12と、本体14と、第1ネジ孔16と、第2ネジ孔18と、第1ネジ部材20と、第2ネジ部材22と、連通孔24と、規制部材26とを有する。また、ブレーキキャリパ10は、アダプター28と、第3ネジ部材30と、第4ネジ部材32と、保持部材34と、規制機構36と、をさらに備える。
図2に示すように、一対のピストン12はそれぞれ、本体14をフレーム4のフロントフォーク4aに取り付けた状態でディスクロータ6に対向可能な位置に設けられる。ピストン12は、本体14に所定の軸方向ADにそれぞれ移動可能に設けられる。本実施形態では、所定の軸方向ADは、ディスクロータ6の制動面6aに実質的に直交する方向である。したがって、制動面6aは、軸方向ADに直交する平面の一例である。
本体14は、図2に示すように、フレーム4に取り付け可能な第1部分14a、第1部分14aに固定される第2部分14bと、を有する。第1部分14aおよび第2部分14bに、ピストン12がそれぞれ設けられる。第1部分14aと第2部分14bの間には、ディスクロータ6を配置可能なスリット14cが部分的に形成される。図3に示すように、本体14の第1部分14aは、フレーム4と対向する対向面14dを有する。
第1ネジ孔16は、本体14を間接的または直接的にフレーム4に取り付けるために本体14の第1部分14aに設けられる。第1ネジ孔16は、対向面14dに設けられる開口部16aを有する。第1ネジ孔16は、軸方向ADと直交する平面(たとえば、制動面8a)に対して平行に設けられる。第1ネジ孔16は、本実施形態では開口部16aとは反対側の端部が閉じた孔として設けられる。
第2ネジ孔18は、第1ネジ孔16と平行に設けられる。第2ネジ孔18は、第1ネジ孔16に対して、フロントフォーク4aの先端と反対側に設けられる。第2ネジ孔18は、本体14を間接的または直接的にフレーム4に取り付けるために本体14の第1部分14aに設けられる。第2ネジ孔18は、対向面14dに設けられる開口部18aを有する。第2ネジ孔18は、本実施形態では開口部18aとは反対側の端部が閉じた孔として設けられる。
第1ネジ部材20は、たとえば、皿頭の六角穴付きボルトである。図3に示すように、第1ネジ部材20は、本体14を直接的または間接的にフレーム4に取り付けるために第1ネジ孔16に係合して挿入される。第1ネジ部材20は、本体14をフレーム4に取り付けた状態で連通孔24に対応する凹部20aを有する。凹部20aは、環状に凹んで形成される。本実施形態では、第1ネジ部材20は、本体14をフレーム4に間接的に取り付けるために、アダプター28を介して第1ネジ孔16にねじ込まれる。
第2ネジ部材22は、たとえば、皿頭の六角穴付きボルトである。第2ネジ部材22は、本体14を直接的または間接的にフレーム4に取り付けるために第2ネジ孔18に係合して挿入される。本実施形態では、第2ネジ部材22は、本体14をフレーム4に間接的に取り付けるために、アダプター28を介して第2ネジ孔18にねじ込まれる。また、本実施形態では、第2ネジ部材22は、第1ネジ部材20と同じ構成であり、凹部22aを有する。これによって、ブレーキキャリパ10とアダプター28との連結作業が容易になる。しかし、第2ネジ部材22の取り付け側には、規制部材26が本体14に設けられず、凹部22aは不要である。このため、凹部を有さない通常のボルトを第2ネジ部材として用いてもよい。
連通孔24は、第1ネジ孔16に連通するように本体14に設けられる。連通孔24は、ピストン12の軸方向AD(ここでは左右方向)に平行に設けられる。連通孔24は、円形の孔であり、図2に示すように、軸方向ADに平行に延びて本体14を貫通するように設けられる。
図3に拡大して示すように、規制部材26は、連通孔24の径方向に弾性を有する部材である。規制部材26の少なくとも一部は、規制部材26が連通孔24に配置された状態で、第1ネジ部材20の凹部20a内に位置する。規制部材26は、図4および図5に示すように、たとえば、断面が半円形の金属弾性線材をヘアピン状に折り曲げて形成されたスナップピンである。規制部材26は、軸方向ADと平行に配置され、弾性によって、連通孔24に抜け止めされる。規制部材26は、直線部26aと、直線部26aの一端からヘアピン状に折り曲げられたバネ部26bと、直線部26aの他端から折り曲げられた着脱操作用のつまみ部26cと、を有する。バネ部26bは、一部が直線部26aから離反するように波状に湾曲して形成される。つまみ部26cは、連通孔24の直径よりも大きい長さに形成される。バネ部26bは、直線部26aとともに、連通孔24の内周面を径方向に弾性的に押圧する。これによって、連通孔24に対する規制部材26の動きを規制できる。また、規制部材26が第1ネジ部材20の凹部20a内に位置するため、第1ネジ部材20が緩んでも、凹部20aが規制部材26に接触して、本体14に対する第1ネジ部材20の動きを規制できる。
アダプター28は、図3および図4に示すように、フレーム4のフロントフォーク4aに沿って延びる板状部材である。アダプター28は、本体14に着脱可能に設けられる。アダプター28は、第1ネジ部材20および第2ネジ部材22によって本体14に着脱可能に連結される。アダプター28は、本体14の第1ネジ孔16と第2ネジ孔18のピッチがフロントフォーク4aに形成される第1孔4cと第2孔4dのピッチと異なる場合に用いられる。アダプター28は、第1貫通孔28a、第2貫通孔28b、第3貫通孔28c、および第4貫通孔28dを有する。第1貫通孔28aは、本体14の第1ネジ孔16に対応する。第2貫通孔28bは、本体14の第2ネジ孔18に対応する。第3貫通孔28cは、フレーム4のフロントフォーク4aの第1孔4cに対応する。第4貫通孔28dは、フレーム4のフロントフォーク4aの第2孔4dに対応する。第1貫通孔28aおよび第2貫通孔28bのフレーム4側の開口は、テーパ面状に座繰りされる。これによって、第1ネジ部材20および第2ネジ部材22の頭部がフレーム4側に飛び出すことを防止できる。第3貫通孔28cおよび第4貫通孔28dは、アダプター28の幅方向(短手方向)に延びる長い長孔である。これによって、ブレーキキャリパ10の左右方向の位置を調整できる。
第3ネジ部材30は、アダプター28をフレーム4のフロントフォーク4aに取り付けるための部材である。第3ネジ部材30は、第3貫通孔28cを介してフレーム4のフロントフォーク4aの第1孔4cに係合して挿入される。第3ネジ部材30の頭部30aは、端面に凹んで形成された工具係止部30b(図4参照)と、第1鍔部30cと、保持部30dと、第2鍔部30eと、を有する。保持部30dは、第1鍔部30cよりも小径に形成され、外周面に、たとえば、鋸歯状に径方向外側に突出する複数の第1突起部30fを有する。第2鍔部30eは、第1鍔部30cよりも大径である。
第4ネジ部材32は、アダプター28をフレーム4のフロントフォーク4aに取り付けるための部材である。第4ネジ部材32は、第4貫通孔28dを介してフロントフォーク4aの第2孔4dに係合して挿入される。本実施形態では、第4ネジ部材32は、第3ネジ部材30と同じ構成の頭部32aを有する。これによって、アダプター28のフロントフォーク4aへの取り付け作業が容易になる。しかし、第4ネジ部材32には、保持部材34が設けられず、第3ネジ部材30と同様な構成の保持部30dは不要なため、保持部を有さない通常の六角穴付きボルトを第4ネジ部材として用いてもよい。
保持部材34は、たとえば、弾性を有する合成樹脂製の部材である。保持部材34は、図3および図4に示すように、第3ネジ部材30に保持される。保持部材34は、第3ネジ部材30を回り止めするために設けられる。図6に示すように、保持部材34は、保持部30dに係合して保持される環状の被保持部34aと、被保持部34aから径方向に延びる延出部34bと、を有する。被保持部34aは、第1鍔部30cと第2鍔部30eの間に配置される。被保持部34aは、径方向内側に、たとえば鋸歯状に突出する複数の第2突起部34cを内周面に有する。複数の第2突起部34cは、複数の第1突起部30fに係合する。被保持部34aは、延出部34bの根元部分に着脱用のスリット34dを有する。スリット34dは、ブレーキキャリパ10をフレーム4に取り付けた後に保持部材34を第3ネジ部材30の頭部30aに装着するために設けられる。スリット34dの幅は、保持部30dの直径よりも小さい。したがって、スリット34dは、保持部材34を保持部30dに装着するときに弾性的に広がる。
規制機構36は、アダプター28と保持部材34との相対移動を規制する。本実施形態では、規制機構36は、アダプター28に対して保持部材34が回転するのを規制する。規制機構36は、アダプター28および保持部材34の一方に設けられる凹部38と、アダプター28および保持部材34の他方に設けられる凸部40と、を有する。本実施形態では、アダプター28に凹部38が設けられ、保持部材34に凸部40が設けられる。凹部38は、円形の貫通孔としてアダプター28に設けられる。凸部40は、凹部38の形状に対応する形状(ここでは円柱状)に設けられる。
保持部材34は、本体14が取り付けられたアダプター28をフロントフォーク4aに第3ネジ部材30および第4ネジ部材32によって取り付けた状態で、第3ネジ部材30に取り付けられる。保持部材34は、延出部34bがアダプター28の凹部38に向くように配置された状態で被保持部34aが凹部38に向けて押圧されることによって、スリット34dが広がるように被保持部34aが弾性変形して第3ネジ部材30の保持部30dに取り付けられる。
このような構成のブレーキキャリパ10によれば、連通孔24に規制部材26を装着することによって、規制部材26が第1ネジ部材20の凹部20aに位置し、第1ネジ部材20が緩んでも第1ネジ部材20の動きを規制できる。また、規制部材26の直線部26aおよびバネ部26bが連通孔24の内周面を弾性的に径方向に押圧することによって、規制部材26の動きを規制できる。さらに、アダプター28に位置決めされる保持部材34によって、第3ネジ部材30が回り止めされ、第3ネジ部材30の動きを規制できる。
図7および図8には、ブレーキキャリパ10をフレーム4のフレーム本体4bに取り付けた状態が示される。この場合、図示しない操作装置への入力に応じて図示しないリアホィールに取り付けられるディスクロータ106を制動するために用いられる。この場合、ブレーキキャリパ10は、フレーム本体4bのチェーンステイ4eに取り付けられる。チェーンステイ4eに設けられる第3孔4fと第4孔4gのピッチは、前述のように、第1ネジ孔16と第2ネジ孔18のピッチと同じである。したがって、ブレーキキャリパ10は、第1ネジ部材120および第2ネジ部材122によって、フレーム4のチェーンステイ4eに直接的に取り付けられる。第1ネジ部材120および第2ネジ部材122は、第1ネジ部材20および第2ネジ部材22と頭部の形状およびネジ部分の長さが異なる点を除いて同じ構成である。したがって、第1ネジ部材120は、本体14をフレーム4のチェーンステイ4eに取り付けた状態で連通孔24に対応する凹部120aを有する。凹部120aは、環状に凹んで形成される。第1ネジ部材120は、チェーンステイ4eを貫通して第1ネジ孔16に挿入される。本実施形態では、第1ネジ部材120は、本体14をフレーム4に直接的に取り付けるために、チェーンステイ4eを貫通して第1ネジ孔16にねじ込まれる。第2ネジ部材122は、本体14をフレーム4に直接的に取り付けるために、チェーンステイ4eを貫通して第2ネジ孔18にねじ込まれる。第2ネジ部材122は、凹部122aを有する。これによって、本体14のチェーンステイ4eへの取り付け作業が容易になる。
ブレーキキャリパ10のその他の構成(たとえば、規制部材26など)はフロントフォーク用と同じであるので、図7および図8に符号を付してその説明を省略する。なお、連通孔、規制部材などを除いて、フロントフォーク用と、フレーム本体(チェーンステイ)用とで異なる構成のブレーキキャリパを用いてもよい。
なお、第2ネジ部材22と同様に、第2ネジ部材122の取り付け側には、本体14に規制部材26が設けられず、凹部122aは不要である。このため、凹部を有さない通常のボルトを第2ネジ部材として用いてもよい。
ブレーキキャリパ10をチェーンステイ4eに取り付ける場合においても、規制部材26が第1ネジ部材120の凹部120aに位置し、第1ネジ部材120が緩んでも第1ネジ部材120の動きを規制できる。
<他の実施形態>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態および変形例は必要に応じて任意に組合せ可能である。
(a)上記実施形態では、第1ネジ孔16および第2ネジ孔18を一端側のみに開口する孔として設けられるが、第1ネジ孔16および第2ネジ孔18の少なくともいずれかを貫通孔にしてもよい。
(b)上記実施形態では、第2ネジ部材を規制部材によって規制しないが、本発明はこれに限定されない。第2ネジ孔に連通する連通孔を設け、第2ネジ部材を規制部材によって規制してもよい。
(c)上記実施形態では、フレーム4を構成するフロントフォーク4aおよびチェーンステイ4eにブレーキキャリパ10に取り付ける場合について説明したが、この発明のブレーキキャリパはフレームの任意の場所に取り付けることができる。たとえばフレーム本体4bのシートステイにこの発明のブレーキキャリパを取り付けるようにしてもよい。
(d)上記実施形態では、規制機構36において、凹部38をアダプター28に設け、凸部40を保持部材34に設けたが、凹部38を保持部材34に設け、凸部40をアダプター28に設けてもよい。
(e)上記実施形態では、第4ネジ部材32に保持部材34を設けていないが、第4ネジ部材32に保持部材34を設けてもよい。
4 フレーム
10 ブレーキキャリパ
12 ピストン
14 本体
14d 対向面
16 第1ネジ孔
16a 開口部
18 第1ネジ孔
20、120 第1ネジ部材
20a,120a 凹部
22,122 第2ネジ部材
24 連通孔
26 規制部材
28 アダプター
30 第3ネジ部材
32 第4ネジ部材
34 保持部材
36 規制機構
38 凹部
40 凸部
AD 軸方向

Claims (15)

  1. 自転車のフレームに取り付け可能な本体と、
    前記本体を直接的または間接的に前記フレームに取り付けるために前記本体に設けられる第1ネジ孔と、
    前記第1ネジ孔に連通するように前記本体に設けられる連通孔と、
    を備える自転車のブレーキキャリパ。
  2. 前記本体を直接的または間接的に前記フレームに取り付けるために前記第1ネジ孔に挿入される第1ネジ部材と、
    前記第1ネジ部材の動きを規制するために前記連通孔に挿入される規制部材と、
    をさらに備える、請求項1に記載の自転車のブレーキキャリパ。
  3. 前記規制部材は、前記連通孔の径方向に弾性を有する、請求項2に記載の自転車のブレーキキャリパ。
  4. 連通孔は、前記本体を貫通するように設けられる、請求項1から3のいずれか1項に記載の自転車のブレーキキャリパ。
  5. 前記第1ネジ部材は、前記本体を前記フレームに取り付けた状態で前記連通孔に対応する凹部を有する、請求項2から4のいずれか1項に記載の自転車のブレーキキャリパ。
  6. 前記本体は、前記フレームと対向する対向面を有し、
    前記第1ネジ孔は、前記対向面に設けられる開口部を有する、請求項1から5のいずれか1項に記載の自転車のブレーキキャリパ。
  7. 前記本体に所定の軸方向に移動可能に設けられる少なくとも1つのピストンをさらに備え、
    前記第1ネジ孔は、前記軸方向に直交する平面に対して平行に設けられる、請求項6に記載の自転車のブレーキキャリパ。
  8. 前記連通孔は、前記軸方向に平行に設けられる、請求項7に記載の自転車のブレーキキャリパ。
  9. 前記第1ネジ孔と平行に設けられる第2ネジ孔と、
    前記本体を直接的または間接的に前記フレームに取り付けるために前記第2ネジ孔に挿入される第2ネジ部材と、
    をさらに備える、請求項2から8のいずれか1項に記載の自転車のブレーキキャリパ。
  10. 前記第1ネジ部材および前記第2ネジ部材によって前記本体に連結されるアダプターと、
    前記アダプターを前記フレームに取り付けるための第3ネジ部材と、
    前記第3ネジ部材に保持される保持部材と、
    前記アダプターと前記保持部材との相対移動を規制する規制機構と、
    をさらに備える、請求項9に記載の自転車のブレーキキャリパ。
  11. 前記規制機構は、
    前記アダプターおよび前記保持部材の一方に設けられる凹部、および
    前記アダプターおよび前記保持部材の他方に設けられる凸部、を有する、請求項10に記載の自転車のブレーキキャリパ。
  12. 前記アダプターを前記フレームに取り付けるための第4ネジ部材をさらに備える、請求項11に記載の自転車のブレーキキャリパ。
  13. 本体と、
    本体を自転車のフレームに取り付けるために前記本体に連結されるアダプターと、
    前記アダプターを前記フレームに取り付けるためのネジ部材と、
    前記ネジ部材に保持される保持部材と、
    前記アダプターと前記保持部材との相対移動を規制する規制機構と、を備え、
    前記規制機構は、
    前記アダプターおよび前記保持部材の一方に設けられる凹部、ならびに
    前記アダプターおよび前記保持部材の他方に設けられる凸部、を有する、自転車のブレーキキャリパ。
  14. 前記凹部は、貫通孔として前記アダプターに設けられる、請求項13に記載の自転車のブレーキキャリパ。
  15. 前記アダプターは、前記本体に着脱可能に設けられる、請求項13または14に記載の自転車のブレーキキャリパ。
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