JP2016069224A - GaN複合基板およびGaN自立基板とそれらの作製方法 - Google Patents
GaN複合基板およびGaN自立基板とそれらの作製方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016069224A JP2016069224A JP2014200244A JP2014200244A JP2016069224A JP 2016069224 A JP2016069224 A JP 2016069224A JP 2014200244 A JP2014200244 A JP 2014200244A JP 2014200244 A JP2014200244 A JP 2014200244A JP 2016069224 A JP2016069224 A JP 2016069224A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gan
- layer
- substrate
- composite substrate
- thick film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
Abstract
【解決手段】下地基板1の上にGaN層2を(0001)面が基板面と平行になるようにエピタキシャル形成してなるテンプレート基板の上に多結晶アルミナ層を形成するアルミナ層形成工程と、多結晶アルミナ層に対し複数の開口部3hを離散的に形成するとともに、GaN層2に対し複数の開口部3hのそれぞれに連通する複数の凹部2hを形成することによって、それぞれにおいて一の開口部3hと一の凹部2hとが連通する複数の連通凹部Hを形成する連通凹部形成工程と、複数の開口部3hが形成された多結晶アルミナ層をマスク層3とするとともに、複数の凹部2hが形成されたGaN層2を種結晶層として、Naフラックス法によって複数の凹部2hを成長の起点としてマスク層3の上面全体を覆うGaN厚膜層4を形成する厚膜層形成工程と、を備えたGaN複合基板10の作製方法。
【選択図】図1
Description
図1は、本発明の実施の形態に係る複合基板(GaN複合基板)10の構成を模式的に示す断面図である。図1に示すように、複合基板10は、下地基板1と、種結晶層2と、複数の開口部(貫通孔)3hを有するマスク層3と、GaN厚膜層4とを主として備える。
上述のような構成を有する本実施の形態に係る複合基板10は、その作製手順に特徴を有するとともに、係る作製手順に由来した作用効果を奏するものとなっている。以下、それらについて説明する。図2は、複合基板10の作製途中の様子を段階的に示す図である。
形成温度(サセプタ加熱温度)→450℃〜550℃;
リアクタ内圧力→10kPa〜103kPa;
原料キャリアガス→水素;
15族/13族ガス比→1000〜2000;
厚み→20nm〜100nm。
形成温度→1000℃〜1200℃;
リアクタ内圧力→10kPa〜103kPa;
原料キャリアガス→水素;
15族/13族ガス比→1000〜3000;
厚み→1000nm〜6000nm。
装置内圧力→3×10−6Pa〜3×10−4Pa;
厚み→10nm〜200nm。
次に、上述の態様にて得られた複合基板10から自立基板を得る態様、すなわち自立基板化について説明する。図7は、複合基板10の自立基板化について説明するための図である。
昇温速度 → 5℃/秒〜50℃/秒;
最高温度 → 800℃〜1200℃;
最高温度保持時間 → 10秒〜100秒;
冷却 → 自然冷却。
形成温度→500℃;
リアクタ内圧力→100kPa;
15族/13族ガス比→1400;
厚み→30nm。
形成温度→1100℃;
リアクタ内圧力→100kPa;
15族/13族ガス比→2000;
厚み→3000nm。
昇温速度 → 10℃/秒;
最高温度 → 1000℃;
最高温度保持時間 → 30秒。
2 種結晶層
2α GaN層
2L 低温バッファ層
2h (種結晶層の)凹部
3 マスク層
3α 多結晶アルミナ層
3h (マスク層の)開口部
4 GaN厚膜層
4a (GaN厚膜層の)初期成長部
4f (GaN厚膜層の)結晶成長面
4s 自立基板
5 Niマスク
5h (Niマスクの)開口部
10、110、210 複合基板
H (種結晶層の凹部とマスク層の開口部からなる)連通凹部
I (マスク層とGaN厚膜層の)界面
Claims (14)
- GaN複合基板の作製方法であって、
下地基板の上にGaN層を(0001)面が基板面と平行になるようにエピタキシャル形成してなるテンプレート基板の上に多結晶アルミナ層を形成するアルミナ層形成工程と、
前記多結晶アルミナ層に対し複数の開口部を離散的に形成するとともに、前記GaN層に対し前記複数の開口部のそれぞれに連通する複数の凹部を形成することによって、それぞれにおいて一の前記開口部と一の前記凹部とが連通する複数の連通凹部を形成する連通凹部形成工程と、
前記複数の開口部が形成された前記多結晶アルミナ層をマスク層とするとともに、前記複数の凹部が形成された前記GaN層を種結晶層として、Naフラックス法によって前記複数の凹部を成長の起点として前記マスク層の上面全体を覆うGaN厚膜層を形成する厚膜層形成工程と、
を備えることを特徴とするGaN複合基板の作製方法。 - 請求項1に記載のGaN複合基板の作製方法であって、
前記連通凹部形成工程においては、前記複数の開口部のそれぞれの形状が正六角形または円形である前記複数の連通凹部を、基板面に平行な面において所定の平面格子の格子点となる位置に形成する、
ことを特徴とするGaN複合基板の作製方法。 - 請求項1または請求項2に記載のGaN複合基板の作製方法であって、
前記連通凹部形成工程が、
前記多結晶アルミナ層の上にNiマスクを形成するNiマスク形成工程と、
RIEによって前記Niマスクの開口部において前記多結晶アルミナ層および前記GaN層を連続的にエッチングすることによって前記複数の連通凹部を形成するエッチング工程と、
前記Niマスクを除去するNiマスク除去工程と、
を備えることを特徴とするGaN複合基板の作製方法。 - 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のGaN複合基板の作製方法であって、
前記多結晶アルミナ層の厚みが10nm〜200nmであり、
前記開口部のピッチが15μm〜100μmであり、
前記開口部の平面サイズが1μm〜20μmであり、
前記GaN層に形成される凹部の深さが0.05μm以上である、
ことを特徴とするGaN複合基板の作製方法。 - GaN自立基板を作製する方法であって、
請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の方法によってGaN複合基板を作製する複合基板作製工程と、
前記複合基板作製工程によって作製した前記GaN複合基板を急速加熱することによって、前記GaN厚膜層のうち前記連通凹部に形成された第1の部分以外の部分である第2の部分を前記マスク層および前記第1の部分から分離させる分離工程と、
を備え、
前記第2の部分をGaN自立基板として得る、
ことを特徴とするGaN自立基板の作製方法。 - 請求項5に記載のGaN自立基板の作製方法であって、
前記多結晶アルミナ層の厚みが10nm〜200nmであり、
前記開口部のピッチが20μm〜100μmであり、
前記開口部の平面サイズが3μm〜15μmであり、
前記平面サイズに対する前記ピッチの比が2以上10以下であり、
前記凹部の深さが0.05μm以上であり、
前記開口部の最近接方向が前記GaN層におけるa軸方向と合致する、
ことを特徴とするGaN自立基板の作製方法。 - 下地基板の上に(0001)面が基板面と平行になるようにGaNからなる種結晶層をエピタキシャル形成してなるテンプレート基板と、
前記テンプレート基板の上に多結晶アルミナにて形成されてなり、離散的に設けられた複数の開口部を有するマスク層と、
GaNからなる厚膜層と、
を備え、
前記マスク層に設けられた前記複数の開口部と、前記種結晶層に設けられた、前記複数の開口部のそれぞれに連通する複数の凹部とによって、それぞれにおいて一の前記開口部と一の前記凹部とが連通する複数の連通凹部が形成されてなり、
前記厚膜層が、前記複数の連通凹部内に埋設されてなる第1の部分と、前記第1の部分から連続するとともに前記マスク層の上面全体を覆う第2の部分とを有してなる、
ことを特徴とするGaN複合基板。 - 請求項7に記載のGaN複合基板であって、
前記厚膜層においては、前記第1の部分において転位密度が最も大きく、前記第1の部分から前記第2の部分の上面に向かうほど転位密度が小さい
ことを特徴とするGaN複合基板。 - 請求項7または請求項8に記載のGaN複合基板であって、
前記厚膜層の前記第2の部分の上面における転位密度が9×105cm−2以上1×107cm−2未満である、
ことを特徴とするGaN複合基板。 - 請求項7ないし請求項9のいずれかに記載のGaN複合基板であって、
前記複数の開口部のそれぞれの形状が正六角形または円形であり、
前記複数の連通凹部は、基板面に平行な面において所定の平面格子の格子点となる位置に配置されてなる、
ことを特徴とするGaN複合基板。 - 請求項7ないし請求項10のいずれかに記載のGaN複合基板であって、
前記マスク層の厚みが10nm〜200nmであり、
前記開口部のピッチが15μm〜100μmであり、
前記開口部の平面サイズが1μm〜20μmであり、
前記種結晶層に形成される凹部の深さが0.05μm以上である、
ことを特徴とするGaN複合基板。 - 請求項7ないし請求項11のいずれかに記載のGaN複合基板であって、
前記厚膜層の前記第2の部分が、前記GaN複合基板を急速加熱した場合に前記マスク層および前記第1の部分から分離されることによる自立基板化が可能に設けられてなる、
ことを特徴とするGaN複合基板。 - 請求項12に記載のGaN複合基板であって、
前記マスク層の厚みが10nm〜200nmであり、
前記開口部のピッチが20μm〜100μmであり、
前記開口部の平面サイズが3μm〜15μmであり、
前記平面サイズに対する前記ピッチの比が2以上10以下であり、
前記凹部の深さが0.05μm以上であり、
前記開口部の最近接方向が前記種結晶層におけるa軸方向と合致してなる、
ことを特徴とするGaN複合基板。 - 一方主面における転位密度が2×106cm−2以上1×107cm−2未満であり、
他方主面においては転位密度が相対的に高くかつ前記一方主面の転位密度よりも高い高転位密度領域が離散的に存在し、前記高転位密度領域における転位密度の前記一方主面における転位密度に対する比が10以上である、
ことを特徴とするGaN自立基板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014200244A JP6363455B2 (ja) | 2014-09-30 | 2014-09-30 | GaN複合基板およびGaN自立基板の作製方法ならびにGaN複合基板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014200244A JP6363455B2 (ja) | 2014-09-30 | 2014-09-30 | GaN複合基板およびGaN自立基板の作製方法ならびにGaN複合基板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016069224A true JP2016069224A (ja) | 2016-05-09 |
JP6363455B2 JP6363455B2 (ja) | 2018-07-25 |
Family
ID=55866062
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014200244A Active JP6363455B2 (ja) | 2014-09-30 | 2014-09-30 | GaN複合基板およびGaN自立基板の作製方法ならびにGaN複合基板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6363455B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110707184B (zh) * | 2019-09-25 | 2021-06-18 | 宁波安芯美半导体有限公司 | 金属氮化镓复合衬底外延生长方法及发光二极管外延结构 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999023693A1 (fr) * | 1997-10-30 | 1999-05-14 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | SUBSTRAT MONOCRISTALLIN DE GaN ET PROCEDE DE PRODUCTION ASSOCIE |
JP2003069158A (ja) * | 2001-08-29 | 2003-03-07 | Sanyo Electric Co Ltd | 窒化物系半導体レーザ素子の形成方法 |
JP2006052102A (ja) * | 2004-08-10 | 2006-02-23 | Hitachi Cable Ltd | Iii−v族窒化物系半導体基板及びその製造方法並びにiii−v族窒化物系半導体 |
JP2007235181A (ja) * | 2007-06-19 | 2007-09-13 | Toshiba Corp | 半導体発光素子の製造方法および半導体発光装置の製造方法 |
JP2012197194A (ja) * | 2011-03-18 | 2012-10-18 | Ricoh Co Ltd | 13族窒化物結晶の製造方法、13族窒化物結晶基板の製造方法、13族窒化物結晶および13族窒化物結晶基板 |
JP2013193915A (ja) * | 2012-03-19 | 2013-09-30 | Toyoda Gosei Co Ltd | Iii族窒化物半導体単結晶の製造方法 |
-
2014
- 2014-09-30 JP JP2014200244A patent/JP6363455B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999023693A1 (fr) * | 1997-10-30 | 1999-05-14 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | SUBSTRAT MONOCRISTALLIN DE GaN ET PROCEDE DE PRODUCTION ASSOCIE |
JP2003069158A (ja) * | 2001-08-29 | 2003-03-07 | Sanyo Electric Co Ltd | 窒化物系半導体レーザ素子の形成方法 |
JP2006052102A (ja) * | 2004-08-10 | 2006-02-23 | Hitachi Cable Ltd | Iii−v族窒化物系半導体基板及びその製造方法並びにiii−v族窒化物系半導体 |
JP2007235181A (ja) * | 2007-06-19 | 2007-09-13 | Toshiba Corp | 半導体発光素子の製造方法および半導体発光装置の製造方法 |
JP2012197194A (ja) * | 2011-03-18 | 2012-10-18 | Ricoh Co Ltd | 13族窒化物結晶の製造方法、13族窒化物結晶基板の製造方法、13族窒化物結晶および13族窒化物結晶基板 |
JP2013193915A (ja) * | 2012-03-19 | 2013-09-30 | Toyoda Gosei Co Ltd | Iii族窒化物半導体単結晶の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6363455B2 (ja) | 2018-07-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI437637B (zh) | 利用自我分裂來製造氮化鎵單晶基板的方法 | |
JP3886341B2 (ja) | 窒化ガリウム結晶基板の製造方法及び窒化ガリウム結晶基板 | |
JP4682328B2 (ja) | 窒化ガリウム単結晶厚膜およびその製造方法 | |
JP5754191B2 (ja) | 13族窒化物結晶の製造方法および13族窒化物結晶基板の製造方法 | |
JP2006191073A (ja) | エピタキシャルウェーハの製造方法 | |
TW201040330A (en) | Manufacturing of low defect density free-standing gallium nitride substrates and devices fabricated thereof | |
US20120187445A1 (en) | Template, method for manufacturing the template, and method for manufacturing vertical type nitride-based semiconductor light emitting device using the template | |
JP2006191074A (ja) | エピタキシャルウェーハの製造方法 | |
US9290861B2 (en) | Group 13 nitride crystal with stepped surface | |
JP2013214686A (ja) | Iii族窒化物半導体層およびiii族窒化物半導体層の製造方法 | |
JP6906205B2 (ja) | 半導体積層物の製造方法および窒化物結晶基板の製造方法 | |
JP2008074671A (ja) | 自立窒化物基板の製造方法 | |
JP2019206467A (ja) | 複数のイオン注入を用いた窒化ガリウム基板の製造方法 | |
JP6363455B2 (ja) | GaN複合基板およびGaN自立基板の作製方法ならびにGaN複合基板 | |
JP6437736B2 (ja) | 自立基板の製造方法および自立基板 | |
JP2009227545A (ja) | 光デバイス用基板及びその製造方法 | |
US8853064B2 (en) | Method of manufacturing substrate | |
JP6652347B2 (ja) | Iii族窒化物半導体基板、及び、iii族窒化物半導体基板の製造方法 | |
TWI528580B (zh) | 形成獨立式半導體晶圓之方法 | |
TW200844276A (en) | Monocrystal zinc oxide substrate | |
JP2015157760A (ja) | 13族窒化物結晶および13族窒化物結晶基板 | |
JP6457867B2 (ja) | 13族窒化物自立基板へのドーパント導入方法、13族窒化物自立基板、半導体素子の製造方法、led素子の製造方法、およびled素子 | |
KR20130078984A (ko) | 질화갈륨 기판 제조방법 | |
JP2013256440A (ja) | 窒化ガリウム基板の製造方法及び該製造方法により製造された窒化ガリウム基板 | |
JP2012250907A (ja) | 自立基板の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170414 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20171221 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180206 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20180403 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180606 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180626 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180628 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6363455 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |