JP2016068609A - 車両用デフレクタ装置 - Google Patents

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智和 松井
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Abstract

【課題】ウィンドスロッブ及び風切音を共に抑えることができる車両用デフレクタ装置を提供する。【解決手段】車両用デフレクタ装置20は、車両のルーフに形成された開口の前縁部において車両の幅方向に延在するデフレクタ本体21と、デフレクタ本体21の車両の幅方向両端部から車両の後方にそれぞれ延びて開口の車両の幅方向両縁部にそれぞれ回動自在に支持される一対のアーム部22とを備える。デフレクタ本体21は、車両の走行速度に応じて姿勢が変化する可動式である。【選択図】図2

Description

本発明は、車両用デフレクタ装置に関するものである。
従来、車両用デフレクタ装置として種々のものが知られている。こうした車両用デフレクタ装置では、車両がルーフに形成された開口を開放した状態で走行すると、その上端縁を越えた気流と車室内から吸い出される気流とが互いに干渉し合って開口面に周期的な気圧変動を生じ、それが共鳴してウィンドスロッブと呼ばれる低周波の不快な振動音を発生することが知られている。そこで、ウィンドスロッブの発生を抑えるべく、種々の車両用デフレクタ装置が提案されている。
例えば特許文献1に記載された車両用デフレクタ装置は、その上縁に凹凸を設けることによってルーフの上面から突出する部分を車両の幅方向について不連続にするとともに、上縁の凸部の前面に、側方から見た断面形状が前方へ向けて凹となる湾曲面を設けている。この場合、上縁に設けた凹凸で開口面上の気流が乱れ、ウィンドスロッブの発生原因となる渦流が拡散される。また、上縁の凸部の前面の湾曲面により、ルーフ上面に沿う気流が上昇し、開口への巻き込み量が減少する。以上により、ウィンドスロッブの発生が抑えられるとしている。
特開2004−168241号公報
ところで、特許文献1の車両用デフレクタ装置では、その上縁の凹凸で気流が乱されることで、車両の高速走行時に風切音が増加する可能性がある。車両の高速走行時には、ウィンドスロッブの影響が小さくなることから、車室内の静粛性の向上のためには、ウィンドスロッブの発生よりもむしろ風切音の増加を抑えることが重要である。
本発明の目的は、ウィンドスロッブ及び風切音を共に抑えることができる車両用デフレクタ装置を提供することにある。
上記課題を解決する車両用デフレクタ装置は、車両のルーフに形成された開口の前縁部において車両の幅方向に延在するデフレクタ本体と、前記デフレクタ本体の車両の幅方向両端部から車両の後方にそれぞれ延びて前記開口の車両の幅方向両縁部にそれぞれ回動自在に支持される一対のアーム部とを備え、前記開口の開放状態で前記ルーフの面上に前記デフレクタ本体が突出するように構成されており、前記デフレクタ本体に設けられ、車両の走行速度に応じて姿勢が変化する可動式の流れ制御部材を備える。
この構成によれば、例えば車両の低速走行時には、ウィンドスロッブを抑えるべく前記流れ制御部材の姿勢を変化させ、高速走行時には、風切音を抑えるべく前記流れ制御部材の姿勢を変化させることで、ウィンドスロッブ及び風切音を共に抑えることができる。
上記車両用デフレクタ装置について、前記流れ制御部材は、回動に伴って姿勢が変化することが好ましい。
この構成によれば、前記流れ制御部材の回動を許容する支持構造を設定するという極めて簡易な手法で、前記流れ制御部材の姿勢を変化させることができる。
上記車両用デフレクタ装置について、前記流れ制御部材の軸線は、車両の幅方向に延びていることが好ましい。
この構成によれば、前記流れ制御部材の軸線は、車両の幅方向、即ち前記デフレクタ本体の延在方向に延びていることで、当該方向への寸法をより大きく確保することができる。このため、例えば前記流れ制御部材を一つ設けるのみであっても、ウィンドスロッブ及び風切音を共に抑えることができ、部品点数の増加を抑えることができる。
上記車両用デフレクタ装置について、前記流れ制御部材は、車両の幅方向両端部が前記両アーム部にそれぞれ回動自在に支持された前記デフレクタ本体であることが好ましい。
この構成によれば、前記デフレクタ本体を前記流れ制御部材とすることで、部品点数の増加をいっそう抑えることができる。
上記車両用デフレクタ装置について、前記流れ制御部材は複数設けられており、前記複数の流れ制御部材の各々の軸線は、前記デフレクタ本体の突出状態で車両の高さ方向に延びていることが好ましい。
この構成によれば、前記各流れ制御部材の軸線は、前記デフレクタ本体の突出状態で車両の高さ方向に延びていることで、前記複数の流れ制御部材の個数を増やしたとしてもそれらの互いの干渉を容易に回避することができる。従って、前記複数の流れ制御部材を用いてより緻密にウィンドスロッブを抑えることができる。
本発明は、ウィンドスロッブ及び風切音を共に抑えることができる効果がある。
本発明の第1の実施形態が適用される車両のルーフを示す斜視図。 同実施形態を示す斜視図であって、(a)は低速走行時の状態を示し、(b)は高速走行時の状態を示す。 同実施形態を示す縦断面図。 図3の4−4線に沿った断面図。 本発明の第2の実施形態を示す斜視図であって、(a)は低速走行時の状態を示し、(b)は高速走行時の状態を示す。 同実施形態を拡大して示す斜視図。 本発明の変形形態を示す斜視図。
(第1の実施形態)
以下、車両用デフレクタ装置の第1の実施形態について説明する。
図1に示すように、自動車などの車両のルーフ10には、略四角形の開口10aが形成されるとともに、該開口10aの前縁部に沿って車両の幅方向に延在する車両用デフレクタ装置20が支持され、更に可動パネル11が前後方向に移動自在に支持されている。なお、可動パネル11は、例えばガラス板にて略四角形に成形されており、前後方向への移動に伴って開口10aを開閉する。
図2(a)、(b)に示すように、車両用デフレクタ装置20は、開口10aの前縁部に沿って車両の幅方向に延びるように設けられる流れ制御部材としてのデフレクタ本体21を有するとともに、該デフレクタ本体21の幅方向両端から車両の後方にそれぞれ延出する一対のアーム部22を有する。車両用デフレクタ装置20は、両アーム部22の後端において、車両の幅方向に延びる軸線の周りにルーフ10(開口10aの車両の幅方向両縁部)に回動自在に連結されている。車両用デフレクタ装置20は、両アーム部22のルーフ10との連結部位を中心に回動することでデフレクタ本体21が上動する、いわゆるチルトアップ動作可能に取り付けられている。なお、車両用デフレクタ装置20のチルトアップ動作(デフレクタ本体21の上動)は、例えばスプリング等の付勢部材(図示略)により付勢することで行われる。デフレクタ本体21は、可動パネル11の開作動に伴い該可動パネル11側から解放されて上動し、ルーフ10の上面よりも上方に突出する(展開状態)。あるいは、デフレクタ本体21は、可動パネル11の閉作動に伴い該可動パネル11側から押さえ込まれてルーフ10の上面の下方に収まる(格納状態)。なお、デフレクタ本体21は、その幅方向両端の各々においてアーム部22に回動自在に連結されており、車両の走行速度に応じて姿勢が変化する。
すなわち、図3及び図4に示すように、デフレクタ本体21は、略長円形の筒状に成形されており、その幅方向各先端には、その内壁面に合わせて外壁面の成形された略柱状の軸受部材23が挿入・固定されている。そして、この軸受部材23の前端部下部には、円形の軸受孔23aが形成されるとともに、該軸受孔23aよりもデフレクタ本体21の先端側で軸受孔23aよりも拡開された収容部23bが形成されている。一方、各アーム部22には、軸受孔23aの内径と同等の外径を有してこれと同心になるように略円柱状の軸部22aが突設されている。そして、アーム部22は、デフレクタ本体21の先端面及び軸受部材23の先端面に当接又は近接する状態で軸部22aが軸受孔23aに挿入されている。このように、デフレクタ本体21は、軸受部材23において軸部22aを軸支することで、アーム部22に対して回動自在となっている。
ここで、軸部22aには、アーム部22によって閉塞される収容部23bの内周側で、例えば捩りコイルスプリングからなる付勢部材24が巻回されている。この付勢部材24の両脚部は、アーム部22及び軸受部材23にそれぞれ固定されており、デフレクタ本体21を所定の初期回動位置に復帰させる付勢力を付与する。図4に実線にて示すように、デフレクタ本体21の展開状態(開口10aの開放状態)において、デフレクタ本体21が初期回動位置にあるとき、該デフレクタ本体21は、軸部22aを起点に車両の後方に向かうに従い上方に向かうように傾斜している。なお、デフレクタ本体21の初期回動位置は、付勢部材24が弾性復帰状態(自由状態)にあるときのデフレクタ本体21の回動位置であってもよいし、付勢部材24の弾性復帰に伴って回動しようとするデフレクタ本体21又は軸受部材23が適宜のストッパによって回動規制されるときのデフレクタ本体21の回動位置であってもよい。
次に、本実施形態の作用について説明する。
図2(a)及び図4の実線で示すように、車両の低速走行時には、デフレクタ本体21が車両の前方から受ける走行風の荷重が相対的に小さいことで、該デフレクタ本体21は、付勢部材24の付勢力で初期回動位置又はこれに近い回動位置を保持する。従って、デフレクタ本体21は、走行風をその傾斜する前端面に沿って上昇させる。これにより、開口10aへの走行風の進入が抑えられてウィンドスロッブの発生が抑えられる。
車両の走行速度が増加してくると、デフレクタ本体21が車両の前方から受ける走行風の荷重が大きくなることで、該デフレクタ本体21は、付勢部材24の付勢力に抗して初期回動位置から車両の後方に向かって倒れるように回動し始める。そして、図2(b)及び図4の2点鎖線で示すように、車両の高速走行時には、デフレクタ本体21が車両の前方から受ける走行風の荷重が相対的に大きいことで、該デフレクタ本体21は、軸部22aを支点に車両の後方に向かって倒れた回動位置にある。デフレクタ本体21がこのような回動位置にあるときの車両の走行速度は、ウィンドスロッブの影響が小さくなるとともに、風切音が顕著になるときの走行速度の領域となっている。従って、風切音が顕著になる車両の高速走行時には、デフレクタ本体21による走行風(気流)の乱れが抑えられて風切音の増加が抑えられる。
このように、車両の走行速度に合わせてデフレクタ本体21の姿勢を変化させることで、ウィンドスロッブ及び風切音が共に抑えられる。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、車両の走行速度に応じて姿勢が変化する可動式のデフレクタ本体21を備える。これにより、車両の低速走行時には、ウィンドスロッブを抑えるべくデフレクタ本体21の姿勢を変化させ、高速走行時には、風切音を抑えるべくデフレクタ本体21の姿勢を変化させることで、ウィンドスロッブ及び風切音を共に抑えることができる。
(2)本実施形態では、デフレクタ本体21の回動を許容する支持構造(軸部22a及び軸受孔23a)を設定するという極めて簡易な手法で、デフレクタ本体21の姿勢を変化させることができる。
(3)本実施形態では、デフレクタ本体21(流れ制御部材)の軸線は、車両の幅方向、即ちデフレクタ本体21の延在方向に延びていることで、当該方向への寸法をより大きく確保することができる。このため、例えばデフレクタ本体21単独であっても、ウィンドスロッブ及び風切音を共に抑えることができ、部品点数の増加を抑えることができる。
(4)本実施形態では、車両の走行速度に応じてデフレクタ本体21自体の姿勢が変化することで、部品点数の増加をいっそう抑えることができる。
(第2の実施形態)
以下、車両用デフレクタ装置の第2の実施形態について説明する。
図5(a)、(b)に示すように、本実施形態の車両用デフレクタ装置30は、開口10aの前縁部に沿って車両の幅方向に延びるように設けられるデフレクタ本体31を有するとともに、該デフレクタ本体31の幅方向両端から車両の後方にそれぞれ延出する一対のアーム部32を有する。デフレクタ本体31は、その幅方向両端の各々においてアーム部32に回動不能に連結されている。そして、車両用デフレクタ装置30は、前記第1の実施形態と同様に、両アーム部32の後端において、車両の幅方向に延びる軸線の周りにルーフ10に回動自在に連結されている。
デフレクタ本体31には、車両の幅方向に間隔をあけて複数の流れ制御部材としての可動フィン33が並設されている。それら可動フィン33の各々は、デフレクタ本体31に回動自在に連結されており、車両の走行速度に応じて姿勢が変化する。
すなわち、図6に示すように、各可動フィン33は、デフレクタ本体31上に起立する略板状に成形されており、その前端部には、デフレクタ本体31に立設された回転軸34が貫通する。これにより、各可動フィン33は、回転軸34の周りにデフレクタ本体31に回動自在に連結されている。なお、回転軸34の軸線は、デフレクタ本体31の展開状態(開口10aの開放状態)において、車両の高さ方向に延びている。
ここで、各回転軸34には、例えば捩りコイルスプリングからなる付勢部材35が巻回されている。この付勢部材35の両脚部は、デフレクタ本体31及び可動フィン33にそれぞれ固定されており、可動フィン33を所定の初期回動位置に復帰させる付勢力を付与する。デフレクタ本体31の展開状態(開口10aの開放状態)において、可動フィン33が初期回動位置にあるとき、該可動フィン33は、回転軸34を起点に車両の後方に向かうに従いアーム部32に近付く車両の幅方向に向かうように傾斜する。つまり、複数の可動フィン33は、デフレクタ本体31の中心を通る車両の前後方向に対して左右対称となっている。なお、可動フィン33の初期回動位置は、付勢部材35が弾性復帰状態(自由状態)にあるときの可動フィン33の回動位置であってもよいし、付勢部材35の弾性復帰に伴って回動しようとする可動フィン33が適宜のストッパによって回動規制されるときの可動フィン33の回動位置であってもよい。
次に、本実施形態の作用について説明する。
図5(a)に示すように、車両の低速走行時には、各可動フィン33が車両の前方から受ける走行風の荷重が相対的に小さいことで、該可動フィン33は、付勢部材35の付勢力で初期回動位置又はこれに近い回動位置を保持する。従って、各可動フィン33は、走行風をその傾斜する壁面によって乱し、あるいはアーム部32に近付く車両の幅方向に向かわせる。これにより、開口10aへの走行風の進入が抑えられてウィンドスロッブの発生が抑えられる。
車両の走行速度が増加してくると、各可動フィン33が車両の前方から受ける走行風の荷重が大きくなることで、該可動フィン33は、付勢部材35の付勢力に抗して初期回動位置から車両の後方に延びる回動位置に向かって回動し始める。そして、図5(b)に示すように、車両の高速走行時には、各可動フィン33が車両の前方から受ける走行風の荷重が相対的に大きいことで、該可動フィン33は、車両の後方に向かって延びる回動位置にある。デフレクタ本体21がこのような回動位置にあるときの車両の走行速度は、ウィンドスロッブの影響が小さくなるとともに、風切音が顕著になるときの走行速度の領域となっている。従って、風切音が顕著になる車両の高速走行時には、各可動フィン33による走行風(気流)の乱れが抑えられて風切音の増加が抑えられる。
このように、車両の走行速度に合わせて各可動フィン33の姿勢を変化させることで、ウィンドスロッブ及び風切音が共に抑えられる。
以上詳述したように、本実施形態によれば、前記第1の実施形態における(1)、(2)の効果に加えて以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、各可動フィン33の軸線は、デフレクタ本体31の突出状態で車両の高さ方向に延びていることで、複数の可動フィン33の個数を増やしたとしてもそれらの互いの干渉を容易に回避することができる。従って、複数の可動フィン33を用いてより緻密にウィンドスロッブを抑えることができる。
(2)本実施形態では、デフレクタ本体31に複数の可動フィン33を連結したことで、デフレクタ本体31を支持する両アーム部32の形状を変更する必要がなく、汎用性を高めることができる。換言すれば、通常の略長尺状のデフレクタ本体をデフレクタ本体31に容易に置き換えることができ、オプション化を容易にすることができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・図7に示すように、前記デフレクタ本体31に準じたデフレクタ本体41上で、前縁部が車両の幅方向に延びる軸線の周りにデフレクタ本体41に回動自在に連結された略長尺状の流れ制御部材42であってもよい。この流れ制御部材42は、適宜の付勢部材(例えば捩りコイルスプリング、図示略)により所定の初期回動位置に復帰させる付勢力が付与されている。デフレクタ本体41の展開状態(開口10aの開放状態)において、流れ制御部材42が初期回動位置にあるとき、該流れ制御部材42は、前縁部を起点に車両の後方に向かうに従い上方に向かうように傾斜している。そして、車両の低速走行時には、流れ制御部材42が車両の前方から受ける走行風の荷重が相対的に小さいことで、該流れ制御部材42は、実線で描いたように付勢部材の付勢力で初期回動位置又はこれに近い回動位置を保持する。また、車両の高速走行時には、流れ制御部材42が車両の前方から受ける走行風の荷重が相対的に大きいことで、該流れ制御部材42は、2点鎖線で描いたように前縁部を支点に車両の後方に向かって倒れた回動位置にある。従って、この場合であっても、車両の走行速度に合わせてデフレクタ本体21の姿勢を変化させることで、ウィンドスロッブ及び風切音が共に抑えられる。そして、前記第1の実施形態における(1)〜(3)の効果が得られるようになる。なお、車両の走行速度に応じた流れ制御部材42の姿勢の変化は、例えば電動モータの駆動力で行うようにしてもよい。また、流れ制御部材42の車両の幅方向の寸法を縮小するとともに、複数の当該流れ制御部材42を車両の幅方向に並設してもよい、
・前記第1の実施形態において、車両の走行速度に応じたデフレクタ本体21の姿勢の変化は、例えば電動モータの駆動力で行うようにしてもよい。
・前記第2の実施形態において、車両の走行速度に応じた複数の可動フィン33の姿勢の変化は、例えば電動モータの駆動力で行うようにしてもよい。この場合、複数の可動フィン33を同数の電動モータでそれぞれ駆動してもよいし、いずれか二つ以上を共通の電動モータでそれぞれ駆動してもよい。
・前記各実施形態において、デフレクタ本体の展開・格納を、可動パネル11の開閉作動に合わせて電動で行うようにしてもよい。
10…ルーフ、10a…開口、20,30…車両用デフレクタ装置、21…デフレクタ本体(流れ制御部材)、22,32…アーム部、31,41…デフレクタ本体、33…可動フィン(流れ制御部材)、42…流れ制御部材。

Claims (5)

  1. 車両のルーフに形成された開口の前縁部において車両の幅方向に延在するデフレクタ本体と、
    前記デフレクタ本体の車両の幅方向両端部から車両の後方にそれぞれ延びて前記開口の車両の幅方向両縁部にそれぞれ回動自在に支持される一対のアーム部とを備え、
    前記開口の開放状態で前記ルーフの面上に前記デフレクタ本体が突出するように構成されており、
    前記デフレクタ本体に設けられ、車両の走行速度に応じて姿勢が変化する可動式の流れ制御部材を備えた、車両用デフレクタ装置。
  2. 請求項1に記載の車両用デフレクタ装置において、
    前記流れ制御部材は、回動に伴って姿勢が変化する、車両用デフレクタ装置。
  3. 請求項2に記載の車両用デフレクタ装置において、
    前記流れ制御部材の軸線は、車両の幅方向に延びている、車両用デフレクタ装置。
  4. 請求項3に記載の車両用デフレクタ装置において、
    前記流れ制御部材は、車両の幅方向両端部が前記両アーム部にそれぞれ回動自在に支持された前記デフレクタ本体である、車両用デフレクタ装置。
  5. 請求項2に記載の車両用デフレクタ装置において、
    前記流れ制御部材は複数設けられており、
    前記複数の流れ制御部材の各々の軸線は、前記デフレクタ本体の突出状態で車両の高さ方向に延びている、車両用デフレクタ装置。
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