JP2013193546A - エアダム装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 アクチュエータ等を使用しない簡易な構造で、走行風によって効果的に開閉可能なエアダム装置を提供する。
【解決手段】 自動車の車両下面に車両横断方向に設けられる回転軸15に対し回動可能に取り付けられるスポイラ11と、そのスポイラを車両前方側に回動する方向に付勢する付勢手段20と、スポイラ11の車両前方方向からの傾斜角度が所望の角度になったときにスポイラ11の回動を制限するストッパ11b2と、を有し、自動車の走行風による風力が付勢手段20の付勢力よりも大きくなるときにスポイラ11の車両前方方向からの傾斜角度が大きくなるエアダム装置10にする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、高速走行時に車両の空気抵抗を低減させるエアダム装置に関する。
自動車の燃費を向上させることは、費用の面だけでなく、環境にも寄与するので、様々な技術が検討され実現されている。そして燃費を向上させる方法の一つとして、車両の空気抵抗を低減させるということが考えられる。具体的には、車両の下面にエアダムを設けることで、空気抵抗係数(CD値)を低減させるという方法がある。
エアダムは、車両の下面から路面方向にスポイラという板状の部材を突出させたものが一般的である。しかし、スポイラが突出した状態だと、路面上にある縁石等の障害物に接触したときにスポイラが容易に壊れるため、突出量をあまり大きくはできない。つまり、空気抵抗低減の効果が大きいエアダムを設置することが難しくなる。そこで、低速走行時には車両内に収納し、高速走行時のみスポイラを突出するように、電動アクチュエータやモータ等を用いたエアダム装置が開発されている(特許文献1など)。
しかし、アクチュエータ等を装備すると、部品が多くなり、費用も高くなる。そこで、アクチュエータ等を用いないでスポイラを開閉するエアダム装置が開発されており、特許文献2にはコイルバネを用いたものが開示されている。
図7は、特許文献2に記載されたコイルバネを用いた従来のエアダム装置の説明図である。特許文献2の実施例では、コイルバネはスポイラの傾斜角が小さくなる方向(図7では反時計回り)に付勢しており、高速走行時には、車両50の下面に発生する負圧力とコイルバネの付勢力とが釣り合う位置(破線の位置)までスポイラ60が開く構造になっている。それにより、低速走行時には実線の矢印で示された車両50と路面40との間に流れ込む走行風が、高速走行時には破線の矢印で示すような流れに変わって、空気抵抗が低減される。
しかし、特許文献2に開示されている構造は、スポイラ60が車両50の後方側に開く構造であるため、負圧によってスポイラ60は開くものの、大きく開くことはできないと考えられる。よって、空気抵抗低減の効果はそれほど大きくはないと考えられる。
実公平8−2059号公報 特開2004−314778号公報
斯かる事情に鑑み、本発明は、アクチュエータ等を使用しない簡易な構造で、走行風によって効果的に開閉可能なエアダム装置を提供することを目的とする。また、スポイラが路面上の障害物に接触しても壊れにくい構造にすることで、従来よりも大きく突出することを可能にし、より大きな空気抵抗低減の効果を奏することも目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明のエアダム装置は、自動車の車両下面に車両横断方向に設けられる回転軸に対し回動可能に取り付けられるスポイラと、そのスポイラを車両前方側に回動する方向に付勢する付勢手段と、前記スポイラの車両前方方向からの傾斜角度が所望の角度になったときに前記スポイラの回動を制限するストッパと、を有し、自動車の走行風による風力が前記付勢手段の付勢力よりも大きくなるときに前記スポイラの車両前方方向からの傾斜角度が大きくなることを特徴とするものである。
また、前記付勢手段を第1の付勢手段とし、前記ストッパと前記スポイラとが第2の付勢手段を介して接続され、前記スポイラの車両前方方向からの傾斜角度が所望の角度よりも小さいときは、第1の付勢手段による付勢力を受けながら前記スポイラと前記ストッパとは一体的に回動し、前記スポイラの車両前方方向からの傾斜角度が所望の角度よりも大きいときは、第1の付勢手段及び第2の付勢手段によって前記スポイラが所望の角度に向かって付勢されることにしてもよい。なお、所望の角度は、車両前方方向から90゜にするとよい。
本発明のエアダム装置は、簡易な構造でありながら、高速走行時の車両の空気抵抗を効果的に低減することが可能である。さらに、2つの付勢手段を用いてスポイラを付勢することで、スポイラが障害物に接触しても壊れにくい構造にすることが可能になる。
本発明に係るエアダム装置の概観図である。 エアダム装置の実施例を示す斜視図であり、(a)は停車時又は低速走行時、(b)は高速走行時の状態である。 エアダム装置の実施例を示す側面図であり、(a)は停車時又は低速走行時、(b)は高速走行時の状態である。 エアダム装置の第2実施例を示す斜視図であり、(a)は停車時又は低速走行時、(b)は高速走行時、(c)はスポイラに障害物が衝突した状態である。 エアダム装置の第2実施例を示す側面図であり、(a)は停車時又は低速走行時、(b)は高速走行時、(c)はスポイラに障害物が衝突した状態である。 エアダム装置の第2実施例を背面側から見た斜視図である。 コイルバネを用いた従来のエアダム装置の説明図である。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係るエアダム装置の概観図である。図の左側が進行方向であり、車両前方側になる。本発明のエアダム装置10は、車両50の下面に設けられ、回転軸15に回動可能に取り付けるスポイラ11と、そのスポイラ11を車両前方側(図1では時計回り)に回動するように付勢する付勢手段であるねじりバネ20とを有している。なお、車両前方側に向かう水平線と、走行風を受けるスポイラ11の平面部との間に形成される角度を傾斜角度θとする。
停車時又は低速走行時には、スポイラ11は閉じた状態となるが、そのときのスポイラ11の車両前方側からの傾斜角度はθになっている。一方、高速走行時には、スポイラ11は車両前方からの走行風による風力Wを受け、この風力Wがねじりバネ20の付勢力よりも強くなると、スポイラ11は傾斜角度が大きくなる方向(図1では反時計回り)に回動し、最も開いたときには、図の破線で示すような傾斜角度θになる。このようにスポイラ11が開くことで、車両50と路面40との間に流入する空気量を減らすことができ、結果として空気抵抗係数(CD値)の低減を実現する。以下、エアダム装置10の構成を詳細に説明する。
図2は、本発明に係るエアダム装置の実施例を示す斜視図であり、(a)は停車時又は低速走行時、(b)は高速走行時の状態である。また、図3は、本発明に係るエアダム装置の実施例を示す側面図であり、(a)は停車時又は低速走行時、(b)は高速走行時の状態である。
スポイラ11の構成は、風力Wを受ける板部11aと回転軸15に取り付けるためのスポイラ取付部11bとからなり、本実施例では、板部11aとスポイラ取付部11bとは別部材として製造され、ボルト等で結合されているが、板部11aとスポイラ取付部11bを一つの部材として製造してもよい。ただし、板部11aとスポイラ取付部11bとを別部材にすれば、板部11aが破損したときに、板部11aのみを新品に取り換えればよいので、取り換えが容易であるというメリットがある。なお、スポイラ11(板部11a)の大きさは、車体の大きさや車両のタイプなど、それぞれの車種によって決定される。
回転軸15には、車両側取付部材12とスポイラ取付部11bがそれぞれ回動可能に取り付けられているが、車両側取付部材12は車両50の下面に固定部材12'を介して固定されるため、結果としてスポイラ11が車両50に対して回動可能に取り付けられた状態になる。なお、回転軸15の方向は車両50の横断方向なので、スポイラ11は車両50の前後方向に回動可能に取り付けられることになるが、後述するストッパ11b2や傾斜部11b1によって、回動範囲は制限されている。
付勢手段であるねじりバネ20は、コイル状に巻かれたバネの中心を回転軸15が貫通し、一端をスポイラ11(スポイラ取付部11b)に固定し、他端を車両側取付部材12に固定している。そして、このねじりバネ20は、スポイラ11が車両前方側(図3の時計回り)に回動するように付勢しているので、スポイラ11は、車両前方からの走行風による風力Wがねじりバネ20の付勢力Fを超えたときに車両前方方向からの傾斜角度θが大きくなる方向に回動することになる。
図3(a)に示すように、停車時又は低速走行時には、スポイラ11はねじりバネ20の付勢力Fにより車両50の前方方向に閉じられているのだが、車両50の下面に収納されるところまで閉じるのではなく、所望の強さの走行風を受けたときに開くことができるように傾斜角度θを保った状態で閉じられている。本実施例では、スポイラ取付部11bに傾斜部11b1を設けており、その傾斜部11b1と車両側取付部材12とが当接することにより、スポイラ11が閉じられた図2(a),図3(a)の状態であっても、スポイラ11の傾斜角度θが保たれる構造になっている。
また、スポイラ11が最大に開いたときの傾斜角度を所望の角度θとして決定しておく必要がある。所望の角度θは、図2(b),図3(b)に示すように、基本的には90゜にするとよい。90゜のときが最もスポイラ11の突出量が大きくなり、車両50の下面と路面40の間に流入する空気量を減らすことができると考えられるからである。
所望の角度θになったときに回動を制限するためには、ストッパ11b2を設けておけばよい。本実施例では、スポイラ取付部11bに凸形状のストッパ11b2を設け、スポイラ11が所望の角度θのときに車両側取付部材12に当接する構造にしている。そして、所望の角度θまで開いた状態で、走行風による風力Wがねじりバネ20の付勢力Fよりも大きければ、開いた状態が保持されることになる。
ここで、先に挙げた特許文献2のように、車両50の後方側にスポイラ60が開くエアダム装置では、走行風によってスポイラ60が車両50の後方側に押されるので、傾斜角度が90゜になることはない。また、回動しないエアダムの場合には、スポイラの傾斜角度を90゜に固定すると、路面上の障害物に接触し易くなるので、突出量を大きくすることができないことになる。
一方、本発明のエアダム装置10の場合には、走行風によって傾斜角度θが所望の角度である90゜になるまで回動することが可能であり、また、高速走行時のみ回動する構造なので、突出量を大きくしてもスポイラ11が障害物等に接触する確率は低い。したがって、効果的に空気抵抗を低減することが可能であるといえる。
なお、図1〜3に示したエアダム装置10では、高速走行時にしかスポイラ11が突出しないので、路面上の障害物に接触する確率は低いものの、石が跳ねたりして、想定外の障害物に当たるようなこともあり得る。そこで、障害物に接触したときにも、スポイラが壊れにくい構造を備えるエアダム装置を第2の実施例として以下に説明する。
図4は、本発明に係るエアダム装置の第2実施例を示す斜視図であり、(a)は停車時又は低速走行時、(b)は高速走行時、(c)はスポイラに障害物が衝突した状態であり、図5は、エアダム装置の第2実施例を示す側面図であり、(a)は停車時又は低速走行時、(b)は高速走行時、(c)はスポイラに障害物が衝突した状態である。また、図6は、エアダム装置の第2実施例を背面側から見た斜視図である。
この第2実施例に示すエアダム装置100は、図4(b),図5(b)のように、スポイラ11が所望の角度θになったときに一旦回動が制限され、その後、図5(c)のようにスポイラ11と障害物30が接触等した場合に、以下に説明するように所望の角度θ以上にスポイラ11が回動できるものである。
車両側取付部材12や固定部材12'、回転軸15は、前述した実施例と同様に車両に設けられる。回転軸15に取り付けられるスポイラ11は、板部11aとスポイラ取付部11bを一体としてもよいし、別部材としてもよい。また、スポイラ11の傾斜角度θが所望の角度θになったときに、ストッパ13が車両側取付部材12に当接するのも前述の実施例と同様である。しかし、この第2実施例のエアダム装置100では、ストッパ13とスポイラ11とは、分離された部材とする。
第2実施例のストッパ13は、スポイラ取付部11bの頭頂部11b3に接しており、かつ、回転軸15に回動可能に取り付けられている。そして、ストッパ13とスポイラ11とは、回転軸15に貫通されて備えられるねじりバネ21を介して接続されている。つまり、ねじりバネは、スポイラ11を車両前方側に回動するように付勢するねじりバネ20(以下、「第1のねじりバネ」とする。)と、ストッパ13とスポイラ11との間に設けられるねじりバネ21(以下、「第2のねじりバネ」とする。)の二種類あることになる。
そうして、スポイラ11が所望の角度θになるまでは、スポイラ11とストッパ13は一体的に回動する構造である。スポイラ11が障害物30に当たって、スポイラ11が所望の角度以上の傾斜角度θになるときは、ストッパ13は車両側取付部材12に当接した状態で動かず、スポイラ11のみが回動する構造になっている。具体的には、頭頂部11b3の車両後方側の形状を回転軸15を中心にした円弧状にすることで、ストッパ13に対しスポイラ11が接しながら回転可能になる。そして傾斜角度θのとき、第2のねじりバネ21によってスポイラ11が所望の角度θに向かって付勢されているので、障害物30を超えるとスポイラ11は、所望の角度θに戻る。なお、傾斜角度がθのときは、スポイラ11には、ねじりバネ20の付勢力Fも作用し続けているため、正確には、スポイラ11は、2つの付勢力F,F2を同時に受けていることになる。
図4(a),図5(a)に示す停車時又は低速走行時には、スポイラ11は閉じた状態になっている。このとき、走行風による風力Wを受けたときにスポイラ11が回動するように、傾斜角度θを保っているのは、1つ目の実施例で示したエアダム装置10と同様である。ここでも、スポイラ取付部11bに設けた傾斜部11b1が車両側取付部材12に当接することによって、傾斜角度θが保たれるように設定されている。そうして、走行風による風力Wが第1のねじりバネ20の付勢力Fよりも大きくなると、スポイラ11は、車両後方側(反時計回り)に回動する。
図4(b),図5(b)に示す高速走行時には、スポイラ11が開いた状態になり、スポイラ11の車両前方方向からの傾斜角度θが所望の角度θになったときは、ストッパ13が車両側取付部材12に当接することでスポイラ11の回動が制限される。ただし、この第2実施例では、ストッパ13とスポイラ11(スポイラ取付部材11b)とが第2のねじりバネ21を介して接続されているので、回動の制限は一時的なものであり、第1のねじりバネ20と第2のねじりバネ21の付勢力を足したもの(F+F2)よりも大きな力がスポイラ11に作用すると、所望の角度θ以上の傾斜角度θになることがある。なお、第2のねじりバネ21の付勢力F2を第1のねじりバネ20の付勢力Fよりも強力にすることで、所望の角度θにおける回動の制限をより明確にすることができる。
図4(c),図5(c)に示すスポイラ11に障害物30が衝突した状態では、ストッパ13はスポイラ取付部12に当接した状態で保持され、スポイラ11のみが車両後方側に回動している。このとき、スポイラ11には、第1のねじりバネ20の付勢力Fと第2のねじりバネ21の付勢力F2の両方が作用している。したがって、この後、障害物30との接触が終わると、スポイラ11は図4(b),図5(b)の状態に戻り、第2のねじりバネ21の付勢力F2が解放され、第1のねじりバネ20による付勢力Fのみが作用している状態になる。このように、スポイラ11が所望の角度θ以上に回動できる構成であれば、障害物30に接触したときでもスポイラ11が壊れにくいため、突出量を大きくしても安全性を確保できる。
以上に示した2つの実施例では、ねじりバネを付勢手段としているが、ねじりバネ以外の付勢手段を用いてもよい。また、ねじりバネにより付勢しているだけだと、突風や路面の凹凸による振動といった走行風以外の要因により、スポイラがバタバタと動く虞がある。そこで、回転軸とスポイラとの間に抵抗部材を設けることで、スポイラがねじりバネによる付勢力を受けながら、ゆっくり回動するような構成にするとよい。
さらに、実施例のスポイラは、走行風によって回動し易いように、閉じた状態でも傾斜角度θを保つ構造としている。しかし、この構造では、常にスポイラが車両から少しだけ突出した状態なので、見た目がよくないと考えられる。そこで、停車時又は低速走行時には、スポイラの傾斜角度θがゼロになるか、又は車両内に収納されることとし、高速走行時にのみ、突出する構造にしてもよい。この場合は、走行風によって車両下面に生じる負圧が作用して、スポイラが開く構造にすればよい。例えば、スポイラの断面形状を負圧によって開きやすい形状にし、負圧によってスポイラが少し開いた後は、走行風がスポイラの前面に当たって回動するような構造にすればよい。
また、スポイラの材質は樹脂製を基本とするが、例えば、スポイラの先端側半分くらいをゴム製にすることで、ある程度スポイラの剛性を保ちつつ、障害物に衝突してもスポイラに損傷が生じにくくすることができる。
10,100 エアダム装置
11 スポイラ
11a 板部
11b スポイラ取付部
11b1 傾斜部
11b2 ストッパ
11b3 頭頂部
12 車両側取付部材
12' 固定部材
13 ストッパ
15 回転軸
20,21 ねじりバネ
30 障害物
40 路面
50 車両

Claims (3)

  1. 自動車の車両下面に車両横断方向に設けられる回転軸に対し回動可能に取り付けられるスポイラと、
    前記スポイラを車両前方側に回動する方向に付勢する付勢手段と、
    前記スポイラの車両前方方向からの傾斜角度が所望の角度になったときに前記スポイラの回動を制限するストッパと、を有し、
    自動車の走行風による風力が前記付勢手段の付勢力よりも大きくなるときに前記スポイラの車両前方方向からの傾斜角度が大きくなることを特徴とするエアダム装置。
  2. 前記付勢手段を第1の付勢手段とし、前記ストッパと前記スポイラとが第2の付勢手段を介して接続され、
    前記スポイラの車両前方方向からの傾斜角度が前記所望の角度よりも小さいときは、前記第1の付勢手段による付勢力を受けながら前記スポイラと前記ストッパとは一体的に回動し、前記スポイラの車両前方方向からの傾斜角度が前記所望の角度よりも大きいときは、前記第1の付勢手段及び前記第2の付勢手段によって前記スポイラが前記所望の角度に向かって付勢されることを特徴とする請求項1に記載のエアダム装置。
  3. 前記所望の角度が、車両前方方向から90゜であることを特徴とする請求項1又は2に記載のエアダム装置。
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