JP2018135054A - 車両用空気抵抗低減装置及び車両 - Google Patents

車両用空気抵抗低減装置及び車両 Download PDF

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Abstract

【課題】低コストで、最低地上高を確保して悪路走破性を高めながら空気抵抗の低減による燃費の向上を促進できるようにする車両用空気抵抗低減装置を提供する。【解決手段】車両1の車体10の前部11に下方へ出没可能に装備された可動式のフロントスポイラ20と、フロントスポイラ20を出没駆動する第1アクチュエータ21と、車体10の両側部12に下方へ出没可能に装備された可動式のサイドスポイラ30と、サイドスポイラ30を出没駆動する第2アクチュエータ31と、第1アクチュエータ21と第2アクチュエータ31とを制御する制御手段50と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用空気抵抗低減装置及びこれを装備した車両に関するものである。
近年、比較的車高が高く、最低地上高も高く確保されたスポーティーな多目的乗用車(いわゆるSUV;sports utility vehicle)が広く生産されている。このような車両では、車高が高く最低地上高も高いため、運転席からの車両前方の視認性がよく、路面の凹凸が激しい悪路でも最低地上高を生かして走破することが可能になり、外観上の見栄えも向上する。
しかし、最低地上高が高いと、走行時に車体の前方から車体下部へ流れ込んだ空気が車両の走行抵抗(いわゆる空気抵抗)になる。特に高速時ほど空気抵抗が増大し、燃費の低下を招くことになる。この点から、車高調整により最低地上高を調整可能な車両も開発されているが、サスペンション構造が特有なものになりコスト増を招く。
そこで、より低コストで悪路走破性と空気抵抗の低減とを両立させる技術が要望される。
車両の前方から車体下部への空気の流れ込みを抑制する技術として、フロントバンパの下方に装備するフロントスポイラがある。また、このフロントスポイラを可動にして、車両の高速時にはフロントスポイラをフロントバンパの下方に下げて車両の前方から車体下部への空気の流れ込みを抑制し、車両の低速時にはフロントスポイラを上昇させてフロントバンパの裏側に格納するようにして走破性を確保できるようにする技術も開発されている(特許文献1参照)。
特開平07−137668号公報
しかしながら、上記のSUVのように悪路走破性を確保するために最低地上高を大きくとると、上記のような可動のフロントスポイラを装備して、高速時にフロントスポイラをフロントバンパの下方に下げて車両の前方から車体下部への空気の流れ込みを抑制しても、空気抵抗は依然として大きく、燃費向上効果が十分に得られない。このため、車体下部への空気の流れ込みによる空気抵抗の抑制には、開発の余地がある。
本発明は、このような課題にかんがみ創案されたもので、大きなコスト増を招かないようにしつつ、最低地上高を確保して悪路走破性を高めながら空気抵抗の低減による燃費の向上を促進することができるようにした、車両用空気抵抗低減装置を提案することを目的としている。
(1)上記の目的を達成するために、本発明の車両用空気抵抗低減装置は、車両の車体の前部に下方へ出没可能に装備された可動式のフロントスポイラと、前記フロントスポイラを出没駆動する第1アクチュエータと、前記車体の両側部に下方へ出没可能に装備された可動式のサイドスポイラと、前記サイドスポイラを出没駆動する第2アクチュエータと、前記第1アクチュエータと前記第2アクチュエータとを制御する制御手段と、を備えていることを特徴としている。
(2)前記フロントスポイラは、そのスポイラ前縁部を前記車体の前部下縁に第1支持軸によって回動可能に支持され、前記第1アクチュエータによって、そのスポイラ後縁部の側を上下に揺動されて、前記車体の前部下縁から下方に突出した使用状態と、前記車体の前部下縁に没入した格納状態との間で、出没駆動されることが好ましい。
(3)前記フロントスポイラには、前記車両の走行時に風圧を受ける表面から裏面に貫通する水抜け穴が穿設されていることが好ましい。
(4)前記サイドスポイラは、そのスポイラ外縁部を前記車体の側部下縁に第2支持軸によって回動可能に支持され、前記第2アクチュエータによって、そのスポイラ内縁部の側を上下に揺動されて、前記車体の側部下縁から下方に突出した使用状態と、前記車体の側部下縁に没入した格納状態との間で、出没駆動されることが好ましい。
(5)前記車両の車速を検出する車速センサを備え、前記制御手段は、前記車速センサで検出された車速が設定車速以上の高車速時には、前記フロントスポイラ及び前記サイドスポイラを前記車体から下方に突出させ、前記車速が前記設定車速未満の低車速時には、前記フロントスポイラ及び前記サイドスポイラを前記車体に没入させるように、前記第1アクチュエータと前記第2アクチュエータとを制御することが好ましい。
(6)前記車両が走行する路面の凹凸を検知する路面センサを備え、前記制御手段は、前記路面センサで検出された路面の凹凸が基準レベル以上の場合には、前記車両の車速に関係なく、前記フロントスポイラ及び前記サイドスポイラを前記車体に没入させるように、前記第1アクチュエータと前記第2アクチュエータとを制御することが好ましい。
(7)前記車体の後部下縁に格納された格納状態と、前記車体の後部下縁から後方へ突出した使用状態との間で出没可能な可動式のリヤスポイラと、前記リヤスポイラを出没駆動する第3アクチュエータと、を備え、前記制御手段は前記第1アクチュエータ及び前記第2アクチュエータと連動して出没するように前記第3アクチュエータをも制御することが好ましい。
(8)本発明の車両は、(1)〜(7)の何れか1項に記載の車両用空気抵抗低減装置を装備していることを特徴としている。
本発明によれば、車両の走行時に、フロントスポイラ及びサイドスポイラを車体の下方へ突出させることで、車体前方から車体下部へ流れ込もうとする空気をフロントスポイラが車体下部側方へ案内する。これに伴って車体下部側方へ流れ込んだ空気が車体下部側方から車体下部へ向けて流入しようとするが、サイドスポイラがこの車体下部側方から車体下部への空気の流れ込もうとする空気を車体後方へ案内する。したがって、最低地上高が比較的高い車両であっても、ロントスポイラ及びサイドスポイラによって、大きなコスト増を招かずに車体下部への空気の流入を抑制し、車両の走行に伴う空気抵抗を低減することがでる。
一実施形態にかかる車両の側面図であって、(a)は各スポイラが使用状態に突出した状態を示し、(b)は各スポーラが格納状態に没入した状態を示す。 一実施形態にかかるフロントスポイラの構成を示すブロック図であって、フロントスポイラについては車両装着状態での横断面図で示す。 一実施形態にかかるサイドスポイラを示す図であって、(a)はサイドスポイラの車両装着状態での斜視図、(b)はサイドスポイラの構成を示すブロック図(サイドスポイラについては車両装着状態での横断面図)である。 一実施形態にかかるリヤポイラを示す図であって、(a)はリヤスポイラの車両装着状態での斜視図、(b)はリヤスポイラの構成を車両装着状態で示す平面図である。 一実施形態にかかる車両の前部斜視図であって、(a)はフロントスポイラ及びサイドスポイラが使用状態の場合の空気(走行風)の流れを示し、(b)はフロントスポイラ及びサイドスポイラが格納状態の場合の空気(走行風)の流れを示す。 一実施形態にかかる車両の車体下部の平面図であって、(a)はフロントスポイラ,サイドスポイラ及びリヤスポイラが使用状態の場合の空気(走行風)の流れを示し、(b)はフロントスポイラ,サイドスポイラ及びリヤスポイラが格納状態の場合の空気(走行風)の流れを示す。 一実施形態にかかる車両の空気抵抗特性,走行抵抗特性を示すグラフである。 一実施形態にかかるフロントスポイラの脱落防止機能を説明する車両装着状態での横断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態としての車両及び車両用空気抵抗低減装置について説明する。また、以下に示す実施形態はあくまでも例示に過ぎず、以下の実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。本実施形態の各構成は、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。また、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせることができる。
〔概略構成〕
図1(a),(b)の車両の側面図に示すように、本実施形態にかかる車両1の車体10には、車体10の前部11に下方へ出没可能に装備された可動式のフロントスポイラ20と、車体10の両側部12にそれぞれ下方へ出没可能に装備された可動式のサイドスポイラ30と、車体10の後部13に後方へ出没可能に装備された可動式のリヤスポイラ40とが、装備されている。なお、図中、Wは車輪(タイヤ)を示す。
各スポイラ20,30,40は、路面に凹凸がなく滑らかな舗装路2上を高速走行している時には、図1(a)に示すように、突出状態となって、走行時に車両に当たる空気の流れ(走行風)を車両から引き離すように案内する。このうち、フロントスポイラ20及びサイドスポイラ30は、車体10の前方から車体下部14への空気の流れ込みを抑制するために装備されている。また、リヤスポイラ40は、車体10の両側方や車体下部14から車体10の後方への空気の巻き込みを抑制するために装備されている。
また、各スポイラ20,30,40は、路面に凹凸がある悪路3上を走行している時や低速走行している時には、図1(b)に示すように、車体側への没入状態となって、路面との干渉を回避できるようにする。路面が滑らかな舗装路2上を低速走行している時には、路面との干渉のおそれを考慮する必要はないが、低速走行時には、空気抵抗が小さいため、スポイラ20,30,40による空気抵抗の低減の必要は小さく、いつでも悪路走行が可能なように、各スポイラ20,30,40は、没入状態とされる。なお、ここでいう「没入」とは「突出」と対比させる意味で使用しており、車体に埋没状態であることを意味するのではなく、車体10から離隔せずに車体に沿った状態を意味する。
このため、図1(a)に示すように、各スポイラ20,30,40には、それぞれを出没駆動するアクチュエータ21,31,41が備えられ、車両1には、アクチュエータを制御して各スポイラ20,30,40を出没操作する電子制御装置(ECU;Electronic Control Unit)50が設けられる。また、車両1には、車速Vを検出する車速センサ61及び車両が走行する道路2,3の路面の凹凸を検知する路面センサ62が備えられ、各センサ61,62の検出信号がECU50に入力されるようになっている。
なお、路面センサ62は、音波又は電波を利用した公知のセンサを適用でき、車体10の前部11に、その検出方向を車両1の前方路面に向けて設置され、車体10が悪路に進入する際に、悪路への進入前にこれを検知することができる。また、車速センサ61は、車両に通常設置されているものを利用することができる。
本実施形態にかかる車両用空気抵抗低減装置は、上記の可動式のフロントスポイラ20と、このフロントスポイラ20を出没駆動する第1アクチュエータ21と、上記の可動式のサイドスポイラ30と、このサイドスポイラ30を出没駆動する第2アクチュエータ31と、上記の可動式のリヤスポイラ40と、このリヤスポイラ40を出没駆動する第3アクチュエータ41と、各アクチュエータ21,31,41を制御するECU(制御手段)50とを備えて構成される。
以下、各スポイラ20,30,40についてさらに説明する。
〔フロントスポイラ〕
図2に示すように、フロントスポイラ20は、車体10の前部11のフロントパンパ11BPの下部に設置される。フロントスポイラ20は細長いプレート状の部材であり、その長手方向を車両の幅方向に向けフロントパンパ11BPに沿うようにして設置される。フロントスポイラ20は、側面視において前上がり後ろ傾斜の姿勢で設置され、フロントスポイラ20の設置時に車体10の前方に位置するスポイラ前縁部20fを、回転軸(第1支持軸)22を介して車体10に搖動自在に支持されている。なお、路面センサ62はフロントパンパ11BP付近に探索波を斜め前方の路面に向けるように設置される。また、AFは空気流(走行風)を示す。
つまり、スポイラ前縁部20fの裏面(車体10の後方向きの面)側には、車幅方向(長手方向)に離隔して左右一対の取付アーム23が突設され、各取付アーム23の先端には、車幅方向に延びた回転軸22が連結され、回転軸22が車体10の前部11のフロントパンパ11BPの下部に回転自在に支持されている。
フロントスポイラ20の裏面のスポイラ後縁部20rの側は、連結リンク24を介してフロントスポイラ20を出没駆動する第1アクチュエータ21に連結されている。第1アクチュエータ21は電動モータであり、モータの回転中心Oから偏心した偏心ピン25を備えている。フロントスポイラ20の裏面には、連結ピン26を支持するピン支持部27が突設されている。また、偏心ピン25及び連結ピン26のピン軸は車幅方向に沿って配置されている。
連結リンク24は、一端(下端)を連結ピン26に結合され、他端(上端)を偏心ピン25に結合されている。第1アクチュエータである電動モータ21が回転し、偏心ピン25が回転中心Oの周りを公転すると、フロントスポイラ20が連結リンク24を介して回転軸22の軸心周りに揺動回転する。これによって、フロントスポイラ20は、図2に実線で示す格納状態と、図2に二点鎖線で示す使用状態とに駆動される。
なお、フロントスポイラ20を格納状態及び使用状態でそれぞれ固定する機械式のロック機構(図示略)が装備され、格納状態及び使用状態に保持するために第1アクチュエータ21に負担が加わらないようになっている。
フロントスポイラ20は、格納状態では、フロントパンパ11BPの下部の車体10の下縁(前方及び下方を向いた傾斜外面)の収容凹所11Rに没入状態に格納される。フロントスポイラ20は、この格納状態では、側面視において僅かに前上がり後ろ傾斜の姿勢となる。また、フロントスポイラ20は、使用状態では、車体10の下縁の収容凹所11Rから下方に突出する。フロントスポイラ20は、この使用状態では、側面視において格納状態よりも傾斜状態が起立した、前上がり後ろ傾斜の姿勢となる。この時の鉛直方向に対する傾斜角度はθ1とされる。
この使用状態でのフロントスポイラ20の傾斜角度θ1は、大き過ぎると(つまり、水平に近くなり過ぎると)走行時に車両の前方からの空気の流れ(走行風)の車体下部14へ流入を抑制する効果が得難くなる。また、小さ過ぎると(つまり、鉛直に近く起立し過ぎると)空気の流れを滑らかに車体10の側部後方に案内することができず、フロントスポイラ20自体が走行抵抗になってしまう。この様な観点から、傾斜角度θ1を設定する。
また、傾斜角度がθ1とされると、フロントスポイラ20の後縁は格納状態よりも高低差H1だけ低下する。高低差H1を大きくした方がフロントスポイラ20による車体下部14への空気の流れ込み抑制効果は高まるが、路面と干渉するおそれも高まるので、こうした観点から高低差H1を設定する。
また、フロントスポイラ20には、車両の走行時に風圧を受ける表面から裏面に貫通する水抜け穴28が穿設されている。この水抜け穴28は、走行中に空気も通過するが、走行中に降雨時などにより車両の前方かの空気の流れとともに水がフロントスポイラ20の表面にぶつかると、フロントスポイラ20自体が大きな走行抵抗になってしまうのを抑制するために設けられている。つまり、雨水の一部が水抜け穴28を通過することにより、フロントスポイラ20にぶつかる雨水の運動エネルギが低下し走行抵抗が軽減される。
〔サイドスポイラ〕
図3(a),(b)に示すように、サイドスポイラ30は、車体10の両側部12のフロアサイドシル12FSの下部に設置される。このサイドスポイラ30も細長いプレート状の部材であり、その長手方向を車両の前後方向に向けフロアサイドシル12FSに沿うようにして設置される。サイドスポイラ30は、側面視において車体10の側部外方に向けて上がり内方に向けて下がった傾斜姿勢で設置され、サイドスポイラ30の設置時に車体10の側部外方に位置するスポイラ側縁部30sを、回転軸(第2支持軸)32を介して車体10に揺動自在に支持されている。
つまり、スポイラ側縁部30sの裏面(車体10の内方向きの面)側には、車長方向(長手方向)に離隔して前後一対の取付アーム33が突設され、各取付アーム33の先端には、車幅方向に延びた回転軸32が連結され、回転軸32が車体10の側部12のフロアサイドシル12FSの下部に回転自在に支持されている。
サイドスポイラ30の裏面のスポイラ内縁部30rの側は、連結リンク34を介してサイドスポイラ30を出没駆動する第2アクチュエータ31に連結されている。第2アクチュエータ31は電動モータであり、モータの回転中心Oから偏心した偏心ピン35を備えている。サイドスポイラ30の裏面には、連結ピン36を支持するピン支持部37が突設されている。また、偏心ピン35及び連結ピン36のピン軸は車長方向に沿って配置されている。
連結リンク34は、一端(下端)を連結ピン36に結合され、他端(上端)を偏心ピン35に結合されている。第2アクチュエータである電動モータ31が回転し、偏心ピン35が回転中心Oの周りを公転すると、サイドスポイラ30が連結リンク34を介して回転軸32の軸心周りに揺動回転する。これによって、サイドスポイラ30は、図3(a),(b)に実線で示す格納状態とに、又は、二点鎖線で示す使用状態に駆動される。
なお、サイドスポイラ30にも、格納状態及び使用状態でそれぞれ固定する機械式のロック機構(図示略)が装備され、格納状態及び使用状態に保持するために第2アクチュエータ31に負担が加わらないようになっている。
サイドスポイラ30は、格納状態では、フロアサイドシル12FSの外側下部の車体10の下縁(側方及び下方を向いた傾斜外面)の収容凹所21Rに没入状態に格納される。サイドスポイラ30は、この格納状態では、後面視において僅かに外側上がり内側下がりの傾斜姿勢となる。また、サイドスポイラ30は、使用状態では、車体10の下縁の収容凹所21Rから下方に突出する。サイドスポイラ30は、この使用状態では、後面視において格納状態よりも起立し、外側上がり内側下がりの傾斜姿勢となる。この時の鉛直方向に対する傾斜角度はθ2とされる。
この使用状態でのサイドスポイラ30の傾斜角度θ2は、その上方のドアアウタパネルの下部等の外面と略滑らかに連続し、車体10の側方下部から車体下部14への空気の流入を抑制するのに有効な程度に起立した角度に設定する。
傾斜角度がθ2とされると、サイドスポイラ30の後縁は格納状態よりも高低差H2だけ低下する。高低差H2を大きくした方がサイドスポイラ30による車体下部14への空気の流れ込み抑制効果は高まるが、路面と干渉するおそれも高まるので、こうした観点から高低差H2を設定する。
〔リヤスポイラ〕
図4(a),(b)に示すように、リヤスポイラ40は、車体10の後部13のリヤバンパ13BPの下部に設置される。このリヤスポイラ40も平面視がほぼ長方形のプレート状の部材であり、その長手方向を車両の幅方向に向けリヤバンパ13BPに沿うようにして設置される。リヤスポイラ40は、側面視において略水平な姿勢で設置され、左右一対のレール43を介して車体10に前後スライド自在に支持されている。
つまり、車体10側には、前後方向に略水平に延びた左右一対のレール43が設置され、リヤスポイラ40はこのレール43,43に案内されて前後方向に略水平にスライド可能になっている。
また、リヤスポイラ40の設置時に車体10の前方に位置するスポイラ前縁部40fと、車体10側との間には、パンタグラフ式駆動装置(第3アクチュエータ)41が介装され、この駆動装置41によってリヤスポイラ40が前後方向に駆動されるようになっている。
駆動装置41は、車体10に設置されたモータ41Mと、車体10に支持されたパンタグラフ機構42とを有している。パンタグラフ機構42は、支持ピン44aを介して中間部を車体に揺動自在に支持された第1リンク44と、連結ピン45aを介して中間部を第1リンク44に対して揺動自在に支持された第2リンク44とを有している。支持ピン44a及び連結ピン45aは鉛直方向(車体10の上下方向)に軸心が向いている。
第1リンク44の一端(車両前方側)にはセクターギヤ44bが形成され、第1リンク44の他端(車両後方側)は連結ピン44cを介してリヤスポイラ40に連結されている。
また、第2リンク45の一端(車両前方側)は連結ピン45bを介して車体10に連結され、第2リンク45の他端(車両後方側)は連結ピン45cを介してリヤスポイラ40に連結されている。連結ピン44c,45b,45cも鉛直方向に軸心が向いている。
連結ピン45bは、車体10側に設けられたガイドレール46に沿って車幅方向に水平移動が可能に連結され、連結ピン44c,45cは、リヤスポイラ40側に設けられたガイドレール47に沿って車幅方向に水平移動が可能に連結されている。
また、第1リンク44のセクターギヤ44bは、モータ41Mの回転軸に連結されたギヤ41aと噛み合っている。
したがって、モータ41Mが回転すると、ギヤ41aがセクターギヤ44bを旋回駆動し、第1リンク44が支持ピン44aを中心に回転する。これにより、連結ピン45aが移動し、第1リンク44,第2リンク45が平面視の傾斜角度を変更させながら、連結ピン44c,45cが車両前後方向に移動する。
連結ピン44c,45cが車両前方に移動すれば、リヤスポイラ40も車両前方に移動し、リヤバンパ13BPの下部の車体10の下縁(前方及び下方を向いた傾斜外面)の収容凹所13Rに格納される格納状態になる。連結ピン44c,45cが車両後方に移動すれば、リヤスポイラ40も車両後方に移動し、リヤバンパ13BPの後方に突出して使用状態となる。
なお、リヤスポイラ40にも、格納状態及び使用状態でそれぞれ固定する機械式のロック機構(図示略)が装備され、格納状態及び使用状態に保持するために第3アクチュエータ41に負担が加わらないようになっている。
〔作用及び効果〕
本発明の一実施形態にかかる車両及び車両用空気抵抗低減装置は、このように構成されるので、車両1の走行中には、ECU50が、車速センサ61及び路面センサ62の検出情報に基づいて、フロントスポイラ20,サイドスポイラ30及びリヤスポイラ40を突出した使用位置又は没入した格納位置に出没制御する。
つまり、ECU50は、路面センサ62が、走行している道路が路面に凹凸がなく滑らかである(すなわち、舗装路2である)ことを検出し、車速センサ61で検出された車速Vが設定車速V以上であることを検出した場合(舗装路2等の高車速時)には、フロントスポイラ,サイドスポイラ30及びリヤスポイラ40を、車体10から下方又は後方に突出させて使用状態とする。
また、ECU50は、路面センサ62が、走行している道路が路面に凹凸がある(すなわち、悪路3である)ことを検出した場合、又は、車速センサ61で検出された車速Vが設定車速V未満の低車速の場合には、フロントスポイラ,サイドスポイラ30及びリヤスポイラ40を、車体10に没入させて格納状態とする。
したがって、舗装路2等の高車速時には、各スポイラ20,30,40が突出状態となって、走行時に車両1に当たる空気の流れ(走行風)を車両1から引き離すように案内する。このうち、フロントスポイラ20及びサイドスポイラ30は、車体10の前方から車体下部14への空気の流れ込みを抑制する。また、リヤスポイラ40は、車体10の両側方や車体下部14から車体10の後、方への空気の巻き込みを抑制する。
図5,図6は、走行時に車体10の周囲の空気の流れを示す図であり、図5(a),図6(a)は、各スポイラ20,30,40が突出状態(使用状態)となっている場合を示し、図5(b),図6(b)は、各スポイラ20,30,40が没入状態(格納状態)となっている場合又はスポイラ20,30,40が何れも装備されない場合を示す。
図1(b),図5(b),図6(b)に示すように、各スポイラ20,30,40が没入状態(格納状態)となっているかスポイラ20,30,40が何れも装備されない場合には、車体10の前部11に前方から流れ込む空気流の一部は、矢印AF1で示すように、フード上面からフロントウインドウに沿ってルーフ上に流れていくが、当該空気流の残りの多くは、矢印AF2´で示すように、車体10の下部14に流れ込む。この車体10の下部14に流れ込んだ空気は、図6(b)に示すように、乱流(渦流)が発生して車体10に作用し、空気抵抗となり、燃費悪化の要因となる。
一方、図1(a),図5(a),図6(a)に示すように、各スポイラ20,30,40が突出状態(使用状態)となっている場合には、車体10の前部11に前方から流れ込む空気流のうち、車体10の下部14に流れ込もうとする空気流は、フロントスポイラ20によって車体10の下部14への流れ込みを抑えられて、矢印AF3で示すように、車体10の両側部12に向けて案内される。この結果、車体10の下部14に流れ込む空気流は、矢印AF2で示すように、大幅に抑制される。
しかし、車体10の両側部12に向けて案内された空気(矢印AF3参照)は、サイドスポイラ30がない(またか格納されている)と、車体10の両側部12から車体10の下部14に流れ込もうとする(図6(A)の矢印AF6参照)。こうして空気が車体10の側部12から下部14に流れ込んだ場合も、乱流(渦流)を形成して車体10に作用し、空気抵抗となり、燃費悪化の要因となる。これに対して、本装置では、サイドスポイラ30を突出状態(使用状態)とすることにより、車体10の側部12から下部14への空気の流れ込が抑えられる(矢印AF4参照)。
このようにして、車体10の下部14への空気の流れ込みが抑えられることによって、SUVのような最低地上高が比較的高い車両であっても、車体10の下部14における乱流(渦流)の発生が抑制されて、乱流発生による空気抵抗の増大が抑えられ、燃費悪化を抑制することができる。しかも、可動式のスポイラ20,30の場合、車高を調整する装置に比べて、大きなコスト増を招くこともない。
また、リヤスポイラ40がないか又は格納されていると、図6(b)に示すように、車体10の後部13において、乱流(渦流)が発生して車体10に作用し、空気抵抗となり、これも燃費悪化の要因となる。特に、サイドスポイラ30によって、車体10の側部12から下部14へ案内された空気(矢印AF4参照)も、この車体10の後部13における乱流の発生を促進する。
これに対して、本装置では、リヤスポイラ40を突出状態(使用状態)とすることにより、車体10の後部13において、リヤスポイラ40によって空気の流れが整流されて、乱流(渦流)の発生が抑制される。これにより、車体10の後部13における乱流発生による空気抵抗の増大が抑えられ、燃費悪化を抑制することができる。
また、各スポイラ20,30,40は、路面に凹凸がある悪路3上を走行している時や低速走行している時には、図1(b)に示すように、車体側への没入状態とされるので、路面との干渉を回避できる。路面が滑らかな舗装路2上を低速走行している時には、路面との干渉のおそれを考慮する必要はないが、低速走行時には、空気抵抗が小さいため、スポイラ20,30,40による空気抵抗の低減の必要は小さく、各スポイラ20,30,40を没入状態とすることによりいつでも悪路走行が可能となる。
図7は本装置(フロントスポイラ20及びサイドスポイラ30)による走行抵抗低減効果を例示すもので、車両の重量を仮定し、タイヤと路面の摩擦係数を仮定し、車体形状をある形状に設定し、各スポイラ20,30を本発明に沿った形状に設定した場合の理論特性を示している。また、ここでは、車速Vが設定車速V未満ではスポイラ20,30を使用しないで、車速Vが設定車速V以上になったらスポイラ20,30を使用するという切り替え制御を実施しているものを例示する。
図7において、横軸は車速V、縦軸は抵抗力dfである。また、太い破線はタイヤの回転抵抗(転がり抵抗)rdを示し、下方の太い実線は本切り替え制御を適用した場合の空気抵抗cdcを示し、上方の太い実線は本切り替え制御を適用した場合の合計抵抗tdc(=rd+cdc)を示す。なお、細い二点鎖線の一方は、スポイラ20,30を使用しない場合の空気抵抗cd1を示し、細い二点鎖線の他方は、スポイラ20,30を使用した場合の空気抵抗cd2を示す。
図7に示すように、タイヤの回転抵抗rdは車速Vの増加に対して緩やかに上昇し車速Vの影響は小さいが、空気抵抗cd(ここでは、cd1又はcd2)は車速Vの増加に対して二次関数的に上昇し車速Vの影響が大きい。空気抵抗cdは、車体形状に依存し、本装置(フロントスポイラ20及びサイドスポイラ30)を適用した場合の空気抵抗cd2は、適用しない場合の空気抵抗cd1に比べて車速Vの増加に対する上昇が抑えられる。
低車速時には空気抵抗cd1は小さく走行抵抗への影響は少ないが、車速Vが上昇すると空気抵抗cd1は大きくなって走行抵抗に影響してくる。ここでは、車速Vが設定車速V以上に上昇し空気抵抗cd1がタイヤの回転抵抗rdを超えたところで、本装置を適用して、空気抵抗cdをcd1からcd2へと減少させている。
これにより、空気抵抗cdcが抑えられ合計抵抗tdcも抑えられる。例えば高速域の車速Vでは、図7に白抜き矢印で示すように大幅な抵抗低減効果が得られる。
また、フロントスポイラ20は、その前縁側を回転軸22に支持されており、使用状態でも角度θ1だけ後ろ下がり状態に傾斜しており、フロントスポイラ20を使用状態に固定するロック機構(図示略)が、フロントスポイラ20の前縁の回転軸22との連結部の耐強度以内で解除されるように強度設定しておけば、フロントスポイラ20が使用状態で路面3の突起3Aに衝突したとしても、フロントスポイラ20は格納位置側に揺動して、車体1尾からの離脱が防止される。
〔その他〕
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で上記実施形態を種々変形して適用することが可能である。
例えば、上記実施形態では、可動式のフロントスポイラ20と、可動式のサイドスポイラ30と、可動式のリヤスポイラ40とを何れも装備しているが、車体10の前方から車体下部14への空気の流れ込みを抑制するためには、フロントスポイラ20及びサイドスポイラ30を装備することは必須であるが、リヤスポイラ40は省略可能である。
また、フロントスポイラ20,サイドスポイラ30,リヤスポイラ40の各アクチュエータ21,31,41は、それぞれを車体から突出した使用状態と車体に没入した格納状態との間で出没駆動できるものであればよく、上記実施形態のものに限定されない。
また、フロントスポイラ20,サイドスポイラ30,リヤスポイラ40は、シンプルな平板状のものを例示したが曲面状など適宜の形状のものを適用しうる。
本実施形態では、車速センサ61と路面センサ62とを共に用いてフロントスポイラ20,サイドスポイラ30,リヤスポイラ40の各アクチュエータ21,31,41を制御しているが、車速センサ61のみを用いて、高速走行時(V≧V)には使用状態とし、低速走行時(V<V)には格納状態としたり、路面センサ62のみを用いて、舗装路等の路面に大きな凹凸のない道路では使用状態とし、路面に大きな凹凸のある悪路では格納状態としたりしてもよい。
1 車両
10 車体
11 車体10の前部
12 車体10の側部
13 車体10の後部
14 車体下部
20 フロントスポイラ
20f スポイラ前縁部
20r スポイラ後縁部
21 第1アクチュエータ
22 回転軸(第1支持軸)
30 サイドスポイラ
30r スポイラ内縁部
30s スポイラ側縁部
31 第2アクチュエータ
40 リヤスポイラ
41 第3アクチュエータ
50 制御手段としての電子制御装置(ECU;Electronic Control Unit)
61 車速センサ
62 路面センサ

Claims (8)

  1. 車両の車体の前部に下方へ出没可能に装備された可動式のフロントスポイラと、
    前記フロントスポイラを出没駆動する第1アクチュエータと、
    前記車体の両側部にそれぞれ下方へ出没可能に装備された可動式のサイドスポイラと、
    前記サイドスポイラを出没駆動する第2アクチュエータと、
    前記第1アクチュエータと前記第2アクチュエータとを制御する制御手段と、を備えている
    ことを特徴とする車両用空気抵抗低減装置。
  2. 前記フロントスポイラは、そのスポイラ前縁部を前記車体の前部下縁に第1支持軸によって回動可能に支持され、前記第1アクチュエータによって、そのスポイラ後縁部の側を上下に揺動されて、前記車体の前部下縁から下方に突出した使用状態と、前記車体の前部下縁に没入した格納状態との間で、出没駆動される
    ことを特徴とする請求項1記載の車両用空気抵抗低減装置。
  3. 前記フロントスポイラには、前記車両の走行時に風圧を受ける表面から裏面に貫通する水抜け穴が穿設されている
    ことを特徴とする請求項2記載の車両用空気抵抗低減装置。
  4. 前記サイドスポイラは、そのスポイラ外縁部を前記車体の側部下縁に第2支持軸によって回動可能に支持され、前記第2アクチュエータによって、そのスポイラ内縁部の側を上下に揺動されて、前記車体の側部下縁から下方に突出した使用状態と、前記車体の側部下縁に没入した格納状態との間で、出没駆動される
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の車両用空気抵抗低減装置。
  5. 前記車両の車速を検出する車速センサを備え、
    前記制御手段は、前記車速センサで検出された車速が設定車速以上の高車速時には、前記フロントスポイラ及び前記サイドスポイラを前記車体から下方に突出させ、前記車速が前記設定車速未満の低車速時には、前記フロントスポイラ及び前記サイドスポイラを前記車体に没入させるように、前記第1アクチュエータと前記第2アクチュエータとを制御する
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の車両用空気抵抗低減装置。
  6. 前記車両が走行する路面の凹凸を検知する路面センサを備え、
    前記制御手段は、前記路面センサで検出された路面の凹凸が基準レベル以上の場合には、前記車両の車速に関係なく、前記フロントスポイラ及び前記サイドスポイラを前記車体に没入させるように、前記第1アクチュエータと前記第2アクチュエータとを制御する
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の車両用空気抵抗低減装置。
  7. 前記車体の後部下縁に格納された格納状態と、前記車体の後部下縁から後方へ突出した使用状態との間で出没可能な可動式のリヤスポイラと、
    前記リヤスポイラを出没駆動する第3アクチュエータと、を備え、
    前記制御手段は前記第1アクチュエータ及び前記第2アクチュエータと連動して出没するように前記第3アクチュエータをも制御する
    ことを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の車両用空気抵抗低減装置。
  8. 請求項1〜7の何れか1項に記載の車両用空気抵抗低減装置を装備している
    ことを特徴とする車両。
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