JP2019043488A - 車両の空気抵抗低減システム及び車両の空気抵抗低減方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両走行時の空気抵抗を低減することができる車両の空気抵抗低減システム及び車両の空気抵抗低減方法を提供する。【解決手段】車両の車体フレーム2に、前方より順にキャブ3、荷台4を前後方向に離間した状態で載置するとともに、左右方向に見て、このキャブ3の上端よりも上方に傾き自在に支持された可変翼板6を備える。可変翼板6の前端6aよりも荷台4側の高さが低い場合には、可変翼板6を傾ける駆動装置4により可変翼板6を傾けて、可変翼板6の後端6bをその前端6aよりも下方に配置する。【選択図】図1

Description

本発明は、車両の空気抵抗低減システム及び車両の空気抵抗低減方法に関する。
荷台付きの車両では、車体のシャシフレームに前方より順にキャブと荷台が組み付けられている。車両が振動する際には、キャブの動きと荷台の動きが異なり、キャブと荷台が接触する虞があるので、キャブと荷台の間には前後方向に十分な隙間があけられている。
荷台はキャブより幅広で高い場合が多い。このような場合には、車両走行時にキャブの側面や上面に沿って通過した空気流が荷台の前面に衝突したり、キャブと荷台の間の隙間に空気が入り込んだりするので、車両走行に対する空気抵抗が増加する。この対策としては、可動式のフラップ付きのウインドディフレクタ装置(エアデフレクタ)を車両に設けて、フラップを調整することでウインドディフレクタ装置の全高をバン型荷台の高さに一致させて、車両走行時の空気抵抗の低減を図る技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−284442号公報
ところで、キャブの高さが荷台又は荷台に積載される積荷よりも高い車両もある。このような車両では、車両走行時に、キャブと荷台又は積荷の間の段差に起因して荷台の前方上部に空気渦が発生し、車両がこの空気渦を引っ張る形で走行することで空気抵抗が増加している。したがって、この空気渦を低減することが重要となる。
特許文献1に記載の装置は、キャブの高さが荷台又は荷台に積載される積荷よりも低いことを前提としており、キャブの高さが荷台又は荷台に積載される積荷よりも高い場合を考慮していない。それ故、特許文献1に記載の装置では、キャブの高さが荷台又は荷台に積載される積荷よりも高い場合に生じる車両走行時の空気抵抗を低減できない。
本発明の目的は、車両走行時の空気抵抗を低減することができる車両の空気抵抗低減システム及び車両の空気抵抗低減方法を提供することにある。
上記の目的を達成するための本発明の車両の空気抵抗低減システムは、車両の車体フレームに、前方より順にキャブ、荷台を前後方向に離間した状態で載置して構成される車両の空気抵抗低減システムにおいて、左右方向に見て、前記キャブの上端よりも上方に傾き自在に支持された可変翼板と、この可変翼板を傾ける駆動装置とを備えて、この可変翼板の前端よりも前記荷台又はその荷台に積載された積荷が低い場合に、前記駆動装置が前記可変翼板を傾けてこの可変翼板の後端をその前端よりも下方に配置することを特徴とする。
また、上記の目的を達成するための本発明の車両の空気抵抗低減方法は、車両の車体フレームに、前方より順にキャブ、荷台を前後方向に離間した状態で載置して構成される車両の空気抵抗低減方法において、前記車両の走行中に前記荷台又はその荷台に積載された積荷の高さを取得し、この取得した高さが、左右方向に見て、前記キャブの上端よりも上方に傾き自在に支持された可変翼板の前端の高さよりも小さいか否かを判定し、前記荷台又はその荷台に積載された積荷の高さが前記前端の高さよりも小さいと判定したときに、前記可変翼板を傾ける駆動装置が前記可変翼板を傾けてこの可変翼板の後端をその前端よりも下方に配置することを特徴とする。
本発明によれば、キャブ側の高さが荷台側の高さより大きい場合でも、キャブの上端よりも上方に傾き自在に支持された可変翼板の後端をその前端よりも下方に配置することで、キャブ側の高さと荷台側の高さの差を小さくすることができる。これにより、車両走行時にキャブ側の高さと荷台側の高さの差を起因とする荷台の前方上部に発生する空気渦を低減するには有利になり、車両走行時の空気抵抗を低減することができる。
なお、キャブ側の高さ(可変翼板の高さ)とは、キャブの高さに、キャブの上端と可変翼板の前端の間の高さを上乗せした高さである。また、荷台側の高さとは、荷台又は荷台に積載される積荷の高さである。
本発明の車両の空気抵抗低減システムの左右方向から見た状態で、可変翼板の後端をその前端よりも下方に傾斜させた状態を例示する図である。 図1の車両の空気抵抗低減システムを上方向から見た状態を例示する図である。 図1の車両の空気抵抗低減システムで、可変翼板を車両の前後方向に平行に配置した状態を例示する図である。 図1の車両の空気抵抗低減システムで、可変翼板の後端をその前端よりも上方に配置した状態を例示する図である。 本発明の車両の空気抵抗低減方法の制御フローを例示する図である。
以下、本発明の車両の空気抵抗低減システムについて図に示した実施形態に基づいて説明する。なお、本実施形態では、車両の前後方向をX方向、車両の左右方向をY方向、車両の高さ方向(上下方向)をZ方向とする。
本発明の車両の空気抵抗低減システム1を備える車両は、図1、図2に示すように、その車体フレーム2に、前方より順にキャブ3、荷台4をX方向に離間した状態で載置して構成される。キャブ3は、車両の前端に配置されて、その内部には運転席が備わる。荷台4は、キャブ3より後方に配置されて、その上には積荷14が積載される。キャブ3と荷台4のX方向の離間距離は、車両が振動した際にキャブ3と荷台4が接触する虞のない距離以上に設定される。
キャブ3の上端(上面)にはその全域に亘ってエアデフレクタ5が備わる。エアデフレクタ5は、Y方向から見て、エアデフレクタ5の前端から後端に向うにつれて上方に傾斜する流線形の傾斜面を有する装置である。また、この傾斜面の後端中央には、可変翼板6が備わる。この可変翼板6は、Y方向から見て、可変翼板6の前端6aを中心にして後端がZ方向上下に傾き自在の装置である。キャブ3の上端より上方を通過する走行風(空気流)Aは、エアデフレクタ5の流線形の傾斜面に沿って流れた後、可変翼板6の上面の傾斜角度に応じた方向に流れる。
なお、可変翼板6は、エアデフレクタ5の後端の全域に形成してもよい。また、可変翼板6は、エアデフレクタ5とは別体として、エアデフレクタ5の上端(上面)に設置してもよい。この場合は、エアデフレクタ5の上端は、可変翼板6を設置しやすいように、水平面とすることが好ましい。
可変翼板6の後方下部には、駆動装置としてエアシリンダ10が接続される。エアシリンダ10は、エアタンク8から開閉バルブ9を介して供給される圧縮空気によりZ方向に伸縮可能な装置である。エアシリンダ10のZ方向の伸縮により可変翼板6の後端6bはその前端6aを中心にZ方向に傾動する。開閉バルブ9は、可変翼板6を傾動させる必要がある場合に、開状態となり、その他の場合は閉状態となる装置である。エアタンク8にはエアコンプレッサ7が接続されて、このエアコンプレッサ7の駆動により生成される圧縮空気がエアタンク8に貯留される。エアコンプレッサ7は、図示しないエンジンのクランクシャフトに連結されており、クランクシャフトの回転動力により駆動する。
なお、可変翼板6の駆動装置としては、エアシリンダ10の他に、油圧シリンダや電動シリンダ、または、電動モータとギヤ機構でもよい。また、エアデフレクタ5に駆動用の電気を供給する専用のバッテリを備えて、この専用のバッテリを可変翼板6の駆動装置としてもよい。また、エンジン(内燃機関)の動力の一部をギヤ機構等の動力伝達機構を介してエアデフレクタ5に供給する構成、すなわち、エンジンを可変翼板6の駆動装置としてもよい。また、上記の各装置7〜9の設置位置はキャブ3の内部に限定されず、これらの装置7〜9の全てをエアデフレクタ5の内部に設置してもよい。
空気抵抗低減システム1は、高さ取得装置11、速度取得装置12、及び制御装置13を備える。
高さ取得装置11は、荷台4又は荷台4に積載された積荷14の高さ(荷台4側の高さ)hbを取得する装置である。高さ取得装置11としては、レーザセンサが例示される。速度取得装置12は、車両の速度vを取得する装置であり、車速センサが例示される。
制御装置13は、各種情報処理を行うCPU、その各種情報処理を行うために用いられるプログラムや情報処理結果を読み書き可能な内部記憶装置、及び各種インターフェースなどから構成されるハードウェアである。制御装置13は、上記したレーザセンサ11や車速センサ12等の各種センサ、開閉バルブ9等の各種装置に信号線を介して電気的に接続されている。また、制御装置13には、可変翼板6の前端6aの高さhaが予め記憶されている。なお、可変翼板6の駆動源を圧縮空気ではなく、例えば、エアデフレクタ5の内部に専用のバッテリを備えてこの専用のバッテリから供給される電気とする場合は、制御装置13はこの専用のバッテリと電気的に接続される。
可変翼板6の動作について説明する。制御装置13は、レーザセンサ11の取得値hbまたは車速センサ12の取得値vに基づいて、可変翼板6の前端6aと後端6bの間の上面の傾斜角度を変更する必要がある場合は、開閉バルブ9を開状態とし、エアタンク8に貯留された圧縮空気をエアシリンダ10に供給して、可変翼板6をZ方向に傾ける。エアシリンダ10への圧縮空気の供給量が大きくなるにつれて、可変翼板6の傾き量は大きくなり、後端6bの高さが大きくなる。
本発明では、図1に示すように、Y方向に見て、可変翼板6の前端6aよりも荷台4又は荷台4に積載された積荷14が低い場合に、すなわち、制御装置13に記憶しておいた可変翼板6の前端6aの高さhaよりもレーザセンサ11により取得された荷台4側の高さhbが小さい場合には、制御装置13から開閉バルブ9への制御信号に基づいて、エアシリンダ10が可変翼板6を傾けて、この可変翼板6の後端6bをその前端6aよりも下方に配置する。
なお、図3に示すように、可変翼板6の前端6aと荷台4又はその荷台4に積載された積荷14の高さが等しい場合に、すなわち、可変翼板6の前端6aの高さhaが荷台4側の高さhbと等しい場合には、制御装置13から開閉バルブ9への制御信号に基づいて、エアシリンダ10が可変翼板6を傾けて、この可変翼板6の後端6bと前端6aの高さが等しくなるように配置する。
また、図4に示すように、可変翼板6の前端6aよりも荷台4又はその荷台4に積載された積荷14が高い場合に、すなわち、可変翼板6の前端6aの高さhaよりも荷台4側の高さhbが大きい場合に、制御装置13から開閉バルブ9への制御信号に基づいて、エアシリンダ10が可変翼板6を傾けて、この可変翼板6の後端6bをその前端6aよりも上方に配置する。
すなわち、本発明では、レーザセンサ11が取得した荷台4側の高さhbに基づいて、制御装置13により駆動装置4を駆動して、駆動装置4が可変翼板6を傾ける制御を行う。
また、可変翼板6を傾ける時間が多くなるほどエアタンク8に圧縮空気を補充するためにエアコンプレッサ7の駆動時間を多くする必要があり、エネルギー消費量が大きくなる。それ故、車両の空気抵抗が車両の走行抵抗のうちで最も支配的になる走行条件が成立した場合に限って可変翼板6を荷台4側の高さhbに基づく傾き量分だけ傾けることが好ましい。車両の空気抵抗が車両の走行抵抗のうちで最も支配的になる走行条件の一例としては、空気抵抗が車速vの二乗に比例することから、車速vが高速道路における法定最高速度となった場合が挙げられる。
したがって、本発明では、車両の空気抵抗が車両の走行抵抗のうちで最も支配的とはならない走行条件では、すなわち、車速センサ12が取得した車速vが可変翼板6の前端6aと荷台4又はその荷台4に積載された積荷14との高さの差分(=ha−hb)により空気抵抗が増加する速度(設定速度)v1を下回るときには、Y方向に見て、可変翼板6における前端6a及び後端6bの上下の位置関係を制御装置13により予め設定した関係に維持する。この予め設定した関係は、エアシリンダ10に供給される圧縮空気の量が少ない関係であることが好ましく、より好ましくは、圧縮空気の供給量がゼロである関係であることが好ましい。なお、圧縮空気の供給量がゼロである場合の可変翼板6の後端6bの位置は、可変翼板6がエアデフレクタ5の流線形の傾斜面に対して上方に突出しない、且つ下方に引っ込まない位置(標準位置)とすることが好ましい。
そして、車両の空気抵抗が車両の走行抵抗のうちで最も支配的となる走行条件では、すなわち、車速センサ12が取得した車速vが設定速度v1以上になったときでは、可変翼板6を荷台4側の高さhbに基づく位置まで傾ける制御を行う。
本発明の車両の空気抵抗低減システムを基にした制御方法の一例について、図5の制御フローを基に説明する。図5に示す制御フローは、車両の走行が開始して停車するまで、つまり、車両の走行により空気抵抗が生じる間に周期的に実施される制御フローである。
図5に示す制御フローがスタートすると、ステップS10にて、レーザセンサ11により荷台4側の高さhbを取得して制御装置13に記憶する。ステップS10を実施後、ステップS20に進み、ステップS20にて可動翼板6の前端6aと荷台4側との高さの差(=ha−hb)に応じた可変翼板6の傾き量を算出する。ステップS20を実施後、ステップS30に進む。
ステップ30にて、車速センサ12の取得値vが設定速度v1以上であるか否かを判定する。この判定で、取得値vが設定速度v1以上である場合(YES)には、ステップS40に進み、ステップS40にて、可変翼板6をステップS20で算出した傾き量分だけ傾ける。あるいは、後述するステップS60の判定を通過した後で、既に可変翼板6をステップS20で算出した傾き量分だけ傾けているときには、この傾き状態を維持する。ステップS40の実施後、ステップS60に進む。一方、上記の判定で、取得値vが設定速度v1未満である場合(NO)には、ステップS50に進み、ステップS50にて、可変翼板6を傾けないままとする。あるいは、後述するステップS60の判定を通過した後で、既に可変翼板6をステップS20で算出した傾き量分だけ傾けているときには、この傾き量分だけ逆側に可変翼板6を傾けて、可変翼板6における前端6a及び後端6bの上下の位置関係を予め設定した関係に戻す。ステップS50を実施後、ステップS60に進む。
ステップS60にて、車両が近々停止状態となるか否かを判定する。車両が停止状態にならない場合(NO)には、再度ステップS30〜ステップS50を行う。車両が停止状態となる場合(YES)には、リターンして、本制御フローを終了する。なお、本制御フローの終了時に、可変翼板6がステップS20で算出した傾き量分だけ傾いているときには、この傾き量分だけ逆側に可変翼板6を車両の停止前に傾ける。
以上より、本発明によれば、図1に示すように、キャブ3側の高さが荷台4側の高さより大きい場合でも、キャブ3の上端よりも上方に傾き自在に支持された可変翼板6の後端6bをその前端6aよりも下方に配置することで、キャブ3側の高さと荷台4側の高さの差を小さくすることができる。これにより、車両走行時にキャブ3側の高さと荷台4側の高さの差を起因とする荷台4の前方上部に発生する空気渦を低減するには有利になり、車両走行時の空気抵抗を低減することができる。
また、図4に示すように、キャブ3側の高さが荷台4側の高さより小さい場合には、可変翼板6の傾きによりその後端6bが前端6aよりも上方に配置されるようにすることで、走行風(空気流)Aが荷台4又は積荷14の上方に向って流れるようになるので、荷台4又は積荷14への空気流Aの衝突を防止して、車両走行時の空気抵抗を低減することができる。
また、荷台4側の高さhbに基づいて、制御装置13により、可変翼板6を傾ける制御を行うことで、車両走行時の空気抵抗の性質に応じて、この性質毎に適切に空気抵抗を低減することができる。
また、車速vに基づいて、制御装置13により、可変翼板6を傾ける制御を行うことで、車両走行時の空気抵抗が増加する走行条件の場合に限って可変翼板6を傾けることが可能となるので、可変翼板6の傾きに要するエネルギー消費量を抑制しながら、車両走行時の空気抵抗の低減効果を増大させることができる。
なお、本発明では、可変翼板6の前端6aと後端6bの上下の位置関係がキャブ3等の各々の高さ関係に応じた関係になればよい。したがって、本実施形態では、可変翼板6の前端6aの高さを固定した構成としたが、可変翼板6の前端6aと後端6bの上下の位置関係がキャブ3等の各々の高さ関係に応じた関係であれば、可変翼板6の傾きに応じてその前端6aの高さが変動する構成としてもよい。ただし、この場合は、可変翼板6の前端6aの高さを取得するためのレーザセンサを別途設けて、車両の走行中にこのレーザセンサの取得値を予め設定した制御単位毎に制御装置13に送信することが必要となる。
1 車両の空気抵抗低減システム
2 車体フレーム
3 キャブ
4 荷台
5 エアデフレクタ
6 可変翼板
6a 前端
6b 後端
7 エアコンプレッサ
8 エアタンク
9 開閉バルブ
10 エアシリンダ
11 レーザセンサ(高さ取得装置)
12 速度センサ(速度取得装置)
13 制御装置
14 積荷

Claims (7)

  1. 車両の車体フレームに、前方より順にキャブ、荷台を前後方向に離間した状態で載置して構成される車両の空気抵抗低減システムにおいて、
    左右方向に見て、前記キャブの上端よりも上方に傾き自在に支持された可変翼板と、この可変翼板を傾ける駆動装置とを備えて、この可変翼板の前端よりも前記荷台又はその荷台に積載された積荷が低い場合に、前記駆動装置が前記可変翼板を傾けてこの可変翼板の後端をその前端よりも下方に配置することを特徴とする車両の空気抵抗低減システム。
  2. 前記前端よりも前記荷台又はその荷台に積載された積荷が高い場合に、前記駆動装置が前記可変翼板を傾けて前記後端を前記前端よりも上方に配置することを特徴とする請求項1に記載の車両の空気抵抗低減システム。
  3. 前記荷台又はその荷台に積載された積荷の高さを取得する高さ取得装置と、この高さ取得装置及び前記駆動装置に電気的に接続された制御装置と、を備えて、
    前記高さ取得装置が取得した前記荷台又はその荷台に積載された積荷の高さに基づいて、前記制御装置により、前記駆動装置を駆動して、前記可変翼板を傾ける制御を行う構成にした請求項1又は2に記載の車両の空気抵抗低減システム。
  4. 前記制御装置に接続されて当該車両の速度を取得する速度取得装置を備えて、
    前記速度取得装置が取得した速度に基づいて、前記制御装置により、取得したその速度が前記前端と前記荷台又はその荷台に積載された積荷との高さの差分により空気抵抗が増加する速度を下回るときに、左右方向に見て、前記可変翼板における前記前端及び前記後端の位置関係を予め設定した関係に維持し、その速度以上になったときに、前記傾ける制御を行う請求項3に記載の車両の空気抵抗低減システム。
  5. 前記キャブの上端にエアデフレクタを備えて、このエアデフレクタの後方端部が前記可変翼板で構成された請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両の空気抵抗低減システム。
  6. 前記キャブの上端にエアデフレクタを備えて、このエアデフレクタの後方上端に前記可変翼板が設置された請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両の空気抵抗低減システム。
  7. 車両の車体フレームに、前方より順にキャブ、荷台を前後方向に離間した状態で載置して構成される車両の空気抵抗低減方法において、
    前記車両の走行中に前記荷台又はその荷台に積載された積荷の高さを取得し、
    この取得した高さが、左右方向に見て、前記キャブの上端よりも上方に傾き自在に支持された可変翼板の前端の高さよりも小さいか否かを判定し、前記荷台又はその荷台に積載された積荷の高さが前記前端の高さよりも小さいと判定したときに、前記可変翼板を傾ける駆動装置が前記可変翼板を傾けてこの可変翼板の後端をその前端よりも下方に配置することを特徴とする車両の空気抵抗低減方法。
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